JPH10276104A - 文字多重放送受信機 - Google Patents

文字多重放送受信機

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JPH10276104A
JPH10276104A JP7730697A JP7730697A JPH10276104A JP H10276104 A JPH10276104 A JP H10276104A JP 7730697 A JP7730697 A JP 7730697A JP 7730697 A JP7730697 A JP 7730697A JP H10276104 A JPH10276104 A JP H10276104A
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JP
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JP7730697A
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Masanao Owaki
正直 大脇
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字多重放送のFM受信機において、選択し
た文字番組の受信状況をリアルタイムでわかるようにす
る。 【解決手段】 デコーダ回路から文字番組のデータが出
力されるとき、そのデータをメモリに格納する。複数の
文字番組のうちの1つの文字番組を選択して所定のキー
操作をしたとき、メモリに格納されるデータのうち、選
択した文字番組のデータの受信状況を、表示素子に一覧
形式で表示する(状態615)。複数の文字番組のうち
の文字番組を選択したが、所定のキー操作をしなかった
とき、メモリに格納されたデータのうち、選択した文字
番組のデータを読み出して表示素子に選択した文字番組
を表示する(状態614)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、文字多重放送受
信機に関する。
【0002】
【従来の技術】FM放送において、「FM文字多重放
送」と呼ばれ、本来の音声放送の番組に、文字情報など
のデジタルデータを周波数多重化して送信することが実
現されている。
【0003】このFM文字多重放送はDARC方式と呼
ばれているが、文字情報などのデジタルデータの多重化
の規格は、 副搬送周波数:76kHz 伝送レイト :16kビット/秒 変調方式 :LMSK 誤り訂正方式:(272,190 )短縮化差集合巡回符号によ
る積符号 とされている。
【0004】そして、そのLMSK信号が、本来の音声
放送の番組のオーディオ信号(モノラル信号あるいはス
テレオコンポジット信号)に周波数多重化され、その周
波数多重化信号が送信される。
【0005】また、文字情報などの番組サービスには、
レベル1、2、3の区別があるが、これらは、いずれも
ドット表示により文字情報などを表示(提示)するもの
である。そして、レベル1の番組サービスは、図9Aに
示すように、ヘッダ部を含んで15.5文字×2.5 行の表示
が可能なFM受信機に向けたサービスで、情報は文字で
ある。また、1つの文字番組は最大で62ページの大きさ
とされるとともに、その1ページは15.5文字×2行とさ
れる。
【0006】そして、レベル1の番組サービスとして
は、ニュース、天気予報、交通情報、エンターテインメ
ントおよび主な補完番組などが考えられている。この場
合、エンターテインメントは、占い、リスナー伝言板、
クイズ、タウン情報などを提供するものである。
【0007】また、主な補完番組は、例えば本来の音声
放送が音楽番組であるときに、その曲名、演奏者名、リ
クエストのときの電話番号・FAX番号などのように、
本来の音声放送の番組の補完情報を提供するものであ
る。なお、以下においては、主な補完番組を「番組情
報」または「番組連動」と称する。
【0008】さらに、上記以外の番組サービスとして、
緊急の必要性があるときに随時提供される緊急情報も考
えられている。
【0009】また、レベル2の番組サービスは、ヘッダ
部を含んで15.5文字×8.5 行の表示が可能なFM受信機
に向けたサービスで、情報は文字および図形である。さ
らに、レベル3の番組サービスは、CD−ROMなどに
より詳細な地図を表示できるFM受信機、すなわち、ナ
ビゲーションシステムに向けた交通情報のサービスであ
る。
【0010】[データの構成]図10Aは、上記のFM
文字多重放送において多重化されるデータ信号のフレー
ム構成を示す。このデータ信号の1フレームは272 ブロ
ックで構成され、それぞれのブロックは288 ビットとさ
れている。
【0011】また、1フレームの272 ブロックは、190
個のデータパケットのブロックと、82個の縦方向のパリ
ティパケットのブロックとに分けられ、縦方向のパリテ
ィパケットのブロックは、フレーム内で分散されて送出
される。
【0012】そして、各ブロックの先頭には、16ビット
のBIC(ブロック識別符号)が付加される。このBI
Cとしては4種類のものが用いられ、これにより各パリ
ティパケットが区別されるとともに、フレームの先頭が
識別される。
【0013】また、データパケットのブロックは、BI
Cに続いて176 ビットのデータパケットを有し、そのあ
とに14ビットのCRC符号が付加され、これに続いて82
ビットの横方向のパリティチェック符号を有する。
【0014】この場合、CRC符号は、積符号による誤
り訂正後の残留誤りを検出するために付加される。ま
た、縦方向のパリティパケットのブロックは、BICに
続いて272 ビットの縦方向のパリティパケットを有する
ものとされている。
【0015】さらに、データパケットは、図10Bに示
すように、32ビットのプリフィックスと、これに続く14
4 ビットのデータブロックとから構成されている。そし
て、プリフィックスは、サービス識別符号およびページ
番号などから構成されるものであるが、サービス識別符
号は番組内容などを識別するものであり、レベル1に関
しては、 0:未定義 1:逐次受信処理用の一般情報 2:記録受信処理用の一般情報 4:交通情報 … とされている。
【0016】ここで、逐次受信処理とは、FM受信機に
番組データまたはページデータの最初のデータパケット
が着信し次第、表示のための復号処理を開始するモード
である。そして、送信側が受信側における表示のタイミ
ングをとる必要がある番組や、データグループの最終パ
ケットが得られてから復号処理を始めたのでは表示が間
に合わないような番組のときには、逐次受信処理とされ
る。
【0017】また、記録受信処理とは、番組データまた
はページデータの全データを受信してデータグループご
とのCRC符号による誤り訂正処理を行ったのちに初め
て表示の復号処理を開始するモードである。したがっ
て、この記録受信処理の文字番組は、FM受信機側で表
示のタイミングを制御することができる。
【0018】さらに、ページ番号は6ビットの大きさ
で、1から62までの値とされ、したがって、上記のよう
に1つの文字番組は最大62ページとされている。
【0019】また、データブロックが実際に文字を表示
するための文字コードや制御コードなどのデータから構
成されている。
【0020】したがって、文字番組を、その表示方法に
より分類すると、逐次番組と、記録番組とに大別され
る。すなわち、 逐次番組:受信したページを放送局側のタイミングで表
示する。 記録番組:受信したページを受信機側のタイミングで表
示する。 そして、記録番組には、一括番組と、非一括番組とがあ
る。すなわち、 一括番組 :番組のすべてページデータが揃うと表示す
る。メインメニュー、サブメニューが一括番組である。 非一括表示:番組のページデータが1ページでも揃えば
表示する。ニュース、天気予報、交通情報などが非一括
番組である。
【0021】以上が、DARC方式におけるデータフォ
ーマットあるいは表示フォーマットである。そして、放
送局は、ページデータが受信エラーなどにより受信でき
ない場合を想定して、同じ内容のページデータを繰り返
し送出している。
【0022】なお、データの転送レイトおよびフレーム
の大きさは上記のとおりなので、1フレーム分のデータ
の放送あるいは送出に必要な時間は、5秒弱(=288 ビ
ット×272 ブロック/16kビット)となる。
【0023】[文字番組の表示例]レベル1に対応する
FM受信機には、図9Aに示すように、LCDのような
表示素子DSP が設けられるとともに、その表示領域は、
15.5文字×2.5 行(横248ドット×縦40ドット)の大き
さとされる。ただし、その表示領域のうち、上側の0.5
行の領域はヘッダ文の表示領域とされ、下側の2行の領
域が本文の表示領域とされる。
【0024】そして、FM受信機が文字多重放送を受信
すると、図9Bに示すように、表示素子にメインメニュ
ーの第1ページが表示される。そして、このように第1
ページが表示されているとき、所定のキー操作をする
と、図9Cに示すように、メインメニューの第2ページ
が表示され、以下同様にしてメインメニューの他のペー
ジが順に表示されていく。
【0025】このメインメニューには、番組が階層式に
用意されているもので、例えば、図9Cのメインメニュ
ーから「3.天気予報」を選択すると、図9Dに示すよ
うに、1つ下位の番組におけるサブメニュー「1.今日
の天気」、「2.明日の天気」が表示される。
【0026】そこで、例えば、「2.明日の天気」を選
択すると、図9Eに示すように、さらに下位の番組の第
1ページである『東京(明日)の天気予報』が表示され
る。そして、この状態で、第2ページを選択すると、図
9Fに示すように、『神奈川の明日の天気予報』が表示
される。
【0027】こうして、メインメニューには番組が階層
式に用意されているので、これを順にたどっていくと、
目的とする文字番組を表示することができる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ページデー
タの送出頻度を1ページあたり例えば10秒とすると、文
字番組の総ページ数が60ページの場合、受信エラーがな
ければ、10分で全ページを受信できることになる。言い
換えれば、10分待たなければ、全ページを受信できな
い。そして、文字放送の受信を開始した直後は、ページ
データをまだ十分には受信していないので、文字番組を
選択しても、そのすべてのページを表示することはでき
ないことがある。
【0029】しかし、受信できたページを個別に表示す
るのでは、あとどのくらい待てば、選択した文字番組の
ページがすべて揃うのかわからない。
【0030】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
【0031】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、複数の文字番組のデータを、本来の音声放送の
番組の信号に多重化し、この多重化信号を放送するよう
にした文字多重放送を受信する受信機において、上記文
字多重放送を受信する受信回路と、上記受信回路の受信
した多重化信号から上記文字番組のデータを取り出すデ
コーダ回路と、上記文字番組を表示する表示素子と、メ
モリとを有し、上記デコーダ回路から上記文字番組のデ
ータが出力されるとき、そのデータを上記メモリに格納
し、上記複数の文字番組のうちの一の文字番組を選択し
て所定のキー操作をしたとき、上記メモリに格納される
データのうち、上記選択した一の文字番組のデータの受
信状況を、上記表示素子に一覧形式で表示し、上記複数
の文字番組のうちの一の文字番組を選択したが、上記所
定のキー操作をしなかったとき、上記メモリに格納され
た上記データのうち、上記選択した一の文字番組のデー
タを読み出して上記表示素子に上記選択した一の文字番
組を表示するようにした文字多重放送受信機とするもの
である。したがって、文字番組を選択すると、その選択
された文字番組の受信状況がリアルタイムで表示され
る。
【0032】
【発明の実施の形態】ところで、文字放送のデータには
番組管理データが含まれている。この番組管理データ
は、1つの文字番組ごとにデータパケットのデータブロ
ックを使用して送出されるもので、例えば図11Aにも
示すように、18バイト(=144 ビット)の大きさであ
る。
【0033】そして、この番組管理データのうち、第6
バイト目が対応する文字番組の番組番号を16進数で示
し、図11Aの場合は、値「01」で、対応する文字番
組は番組番号が「1」である。また、第7バイト目が対
応する文字番組の総ページ数を16進数で示し、図11A
の場合は、値「0C」で、対応する文字番組の総ページ
数は12ページである。
【0034】また、ページデータには、例えば図11B
に示すように、1ページごとに、そのページに関するペ
ージ管理データが付加されている。そして、このページ
管理データの第6バイト目が、対応するページが含まれ
る文字番組の番組番号を16進数で示し、図11Bの場合
は、値「01」で、その文字番組は番組番号が「1」で
ある。また、第7バイト目が対応するページのページ番
号を16進数で示し、図11Bの場合は、値「01」で対
応するページが第1ページ目である。
【0035】したがって、番組管理データを受信する
と、その文字番組の総ページ数を知ることができ、ペー
ジ管理データを受信すると、そのページのページ番号を
知ることができる。
【0036】この発明は、これらの管理データを活用す
ることにより、ページデータの受信状況をリアルタイム
で確認できるようにするものである。
【0037】[構成]図1は、この発明を、サービスレ
ベルがレベル1のFM受信機に適用した場合である。ま
た、このFM受信機においては、表示素子が文字番組を
2ページ、すなわち、4行まで同時に表示できる場合で
ある。
【0038】図1において、符号10はそのFM文字多
重放送の受信回路を示し、アンテナ11により受信され
たFM信号が、PLLシンセサイザ方式のチューナ回路
12に供給されて目的とする周波数の放送局が選局され
るとともに、そのFM信号が中間周波信号に変換され、
この中間周波信号が中間周波フィルタおよびアンプを有
する中間周波回路13を通じてFM復調回路14に供給
される。
【0039】こうして、復調回路14からは、オーディ
オ信号(モノラル信号あるいはステレオコンポジット信
号)と、上述したFM文字多重放送におけるLMSK信
号との周波数多重化信号が取り出される。そして、この
周波数多重化信号のうち、オーディオ信号がアンプ15
を通じてスピーカ16に供給される。
【0040】さらに、このFM受信機には、チューナ回
路12における選局およびFM文字多重放送による文字
の表示などを実行するため、マイクロコンピュータ20
が設けられている。
【0041】このマイクロコンピュータ20は、プログ
ラムを実行するためのCPU21と、そのプログラム用
のROM22と、データエリア用およびワークエリア用
のRAM23と、FM文字多重放送のデータの受信バッ
ファ用のRAM24とを有する。そして、メモリ22〜
24はシステムバス29を通じてCPU21に接続され
ている。
【0042】この場合、ROM22には、各種のプログ
ラムが用意されているとともに、例えば図2に示す状態
遷移を実現するためのプログラムが用意されている。な
お、この状態遷移図については、後述する。
【0043】さらに、バス29には、ポート25、26
およびインターフェイス回路27が接続されている。そ
して、CPU21からポート25を通じてチューナ回路
12に選局用のデータが供給され、その選局が実行され
る。さらに、復調回路14の復調信号が、デコーダ回路
18に供給されてLMSK信号から文字番組のデータが
デコードおよびエラー訂正されて取り出され、このデー
タがポート26を通じて受信バッファ用のRAM24に
蓄積あるいは格納される。
【0044】また、インターフェイス回路27には、各
種の操作キーKD 〜KM などと、例えば8個の選局キー
K1 〜K8 とが接続されている。なお、これらキーKD
〜KM 、K1 〜K8 は、ノンロックタイプのプッシュス
イッチにより構成される。
【0045】さらに、バス29には、FM文字多重放送
により送られてきた文字データを表示データに変換する
ためのフォントROM(キャラクタジェネレータ)31
が接続されるとともに、ディスプレイコントローラ32
が接続されている。そして、コントローラ32には、表
示用のメモリ33が接続されるとともに、表示素子とし
て、例えばLCD50が接続されている。
【0046】この場合、LCD50は、ドットの組み合
わせにより文字などを表示するフルドットマトリックス
方式とされ、例えば図3Aに示すように、その表示領域
は、レベル1の文字番組の2ページ分の大きさ、すなわ
ち、15.5文字×4.5 行(横248 ドット×縦72ドット)の
大きさとされている。そして、この表示領域のうち、最
上部の0.5 行(縦8ドット)の領域がヘッダ領域とさ
れ、残る15.5文字×4行(縦64ドット)の領域が本文を
表示する主領域とされている。
【0047】さらに、メモリ33は、LCD50のドッ
トマトリックス方式に対応してビットマップ方式とさ
れ、1画面分の容量を有する。そして、受信バッファ用
のRAM24に保持されている文字コード、あるいはR
OM22にあらかじめが用意されている文字コードがC
PU21により読み出され、この読み出された文字コー
ドが、ROM31のフォントデータを使用して表示デー
タに変換され、この表示データがコントローラ32を通
じてメモリ33に書き込まれる。
【0048】また、このとき、コントローラ32によ
り、メモリ33の表示データが繰り返し読み出されると
ともに、表示信号に変換されてLCD50に供給され
る。したがって、LCD50には、CPU21がRAM
24あるいはROM22から読み出した文字コードにし
たがった文字などが表示される。
【0049】このような構成において、表示などの各種
の処理がCPU21により以下のように実行される。
【0050】[文字番組の表示]ここでは、図2として
示す状態遷移図により、文字番組に関係する表示につい
て説明する。また、ここでは、文字番組として図3Fに
示すように、『神奈川の天気』を表示する場合を例に採
って説明する。
【0051】すなわち、図2に状態601として示すよ
うに、受信機の電源がオフの状態から電源をオンにする
と、前回電源をオフにしていたときに受信していた放送
局が選局され、状態602として示すように、その受信
状態となる。
【0052】そして、選局キーK1 〜K8 のうち、新た
に受信したい放送局のプリセットされている選局キーP
m (m=1〜8のどれか。以下同様)を押すと、処理6
82として示すように、RAM23のアドレスA1 〜A
8 のうち、その押されたキーPm に対応するアドレスA
m から、ここに書き込まれている周波数データNm が読
み出され、この読み出された周波数データNm がポート
25を通じてチューナ回路12に供給され、チューナ回
路12の受信周波数は周波数データNm の示す周波数に
セットされる。すなわち、選局キーPm にプリセットさ
れている放送局が選局される。そして、以後、状態60
2として示すように、その選局された放送局の受信状態
が続く。
【0053】こうして、選局キーPm を押すと、これに
プリセットされている放送局をワンタッチで選局するこ
とができる。なお、アドレスA1 〜A8 に周波数データ
を書き込む方法は、一般のPLLシンセサイザ方式の受
信機と同様とすることができるので、説明は省略する。
【0054】また、文字番組を放送している放送局の受
信状態の場合には、デコーダ回路18から文字番組のデ
ータがデコードおよびエラー訂正されて取り出され、こ
のデータがポート26を通じて受信バッファ用のRAM
24に蓄積されていく。
【0055】そこで、キーKD 〜KM のうちのメニュー
キーKM を押すと、状態611として示すように、受信
機はメインメニューのデータの受信待ちの状態となる。
そして、メインメニューのデータをすべて受信できる
と、状態612として示すように、RAM24の文字デ
ータにしたがって、例えば図3Aに示すように、LCD
50にメインメニューの第1ページおよび第2ページが
表示される。また、このとき、その第1行目の「1.番組
情報」がカーソルを意味する反転表示とされる(図3に
おいては、作図の都合で、反転表示は斜線により示す。
以下同様)。
【0056】そして、この状態612のとき、キーKD
〜KM のうちのダウンキーKD を押すと、処理692が
実行され、その押すごとに、カーソルの表示位置が図3
A→図3B→図3C→…の状態へと変化し、さらに、メ
インメニューの表示がスクロールされていく。なお、キ
ーKD 〜KM のうちのアップキーKU を押した場合に
は、処理692により表示がダウンキーKD を押した場
合とは逆に変化する。
【0057】そして、今の場合は、目的が天気予報の表
示なので、例えば図3Cに示すように、「3.天気予報」
にカーソルが位置している場合に、キーKD 〜KM のう
ちの決定キーKE を押す。すると、状態613として示
すように、また、例えば図3Dに示すように、「3.天気
予報」のサブメニューの第1ページおよび第2ページが
表示されるとともに、その第1行目にカーソルが表示さ
れる。
【0058】そこで、さらに、ダウンキーKD を押す。
すると、処理693が実行され、例えば図3Eに示すよ
うに、第2行目の「神奈川の天気」にカーソルが表示さ
れるので、決定キーKE を押すと、状態614として示
すように、また、例えば図3Fに示すように、「神奈川
の天気」の第1ページおよび第2ページが表示される。
なお、このとき、これよりも下位の階層はないので、カ
ーソルは表示されない。
【0059】そして、この図3Fの表示は目的とする文
字情報なので、これで表示に関するキー操作は終了とな
る。なお、例えば、「神奈川の天気」に第3ページ以降
があるときには、ダウンキーKD を押すことにより、処
理694が実行され、その第3ページ以降が表示され
る。また、第3ページ以降が表示されているとき、アッ
プキーKU を押すと、処理694により、前のページが
表示される。さらに、どのサブメニューあるいはどのペ
ージが表示されているときであっても、メニューキーK
M を押すと、表示は階層が1つ上位のメニューに戻る。
【0060】以上のように、ダウンキーKD 、アップキ
ーKU および決定キーKE を操作することにより、目的
とする文字番組を表示することができる。
【0061】ただし、この発明においては、さらに、以
下のような状態遷移あるいは処理がが実行される。すな
わち、状態613においてサブメニューが表示されてい
るときに、決定キーKE を押すと、受信機の状態は状態
614に遷移して文字番組が表示されるが、この状態6
14に遷移して文字番組が表示されたときには、受信で
きている全ページのうちの先頭ページが表示され、この
とき、アップキーKU を押しても、それよりも前のペー
ジは表示されない。つまり、状態614に遷移した直後
は、アップキーKU は空いている。
【0062】そこで、状態613にあるときに任意の文
字番組を選択して決定キーKE を押した直後に、アップ
キーKU を押したときには、受信機の状態が状態614
から状態615に遷移し、その選択(および決定)した
文字番組のページデータの受信状況が、例えば図4に示
すように表示される。なお、この表示を、以後、「一覧
表示」と呼ぶ。
【0063】すなわち、図4は選択した文字番組の総ペ
ージ数が18ページの場合であるが、アップキーKU を押
したときに、例えば第8ページ〜第10ページのページデ
ータを受信できているとする。
【0064】すると、例えば受信できているページデー
タのページ管理データを使用することにより、LCD5
0には、図4Aに示すように、その受信できているペー
ジ数「3ページ」と、受信できているページのページ番
号「8、9、10」とが表示される。なお、ページ番号
は、すべてのページ番号を順に表示したときの該当位置
に一覧表示される。また、このとき、第10ページがこの
時点で最後に受信したページであるとすれば、その第10
ページを示すページ番号「10」は反転表示とされる。
【0065】そして、選択した文字番組のデータの受信
が進み、例えば、番組管理データと、第15ページおよび
第16ページのページデータとが受信されると、図4Bに
示すように、番組管理データも使用することにより、受
信できているページ数および総ページ数が「5/18ペー
ジ」のように表示されるとともに、受信できているペー
ジのページ番号「8、9、10、15、16」が一覧表示され
る。また、このとき、第16ページがこの時点で最後に受
信したページであるとすれば、その第16ページを示すペ
ージ番号「16」は反転表示とされる。
【0066】さらに、選択・決定した文字番組のデータ
の受信が進み、第1ページ〜第5ページのページデータ
が受信されると、図4Cに示すように、受信できている
ページ数および総ページ数が「10/18ページ」のように
表示されるとともに、受信できているページのページ番
号「1、2、3、4、5、8、9、10、15、16」が一覧
表示される。また、このとき、第5ページがこの時点で
最後に受信したページであるとすれば、その第5ページ
を示すページ番号「5」は反転表示とされる。こうし
て、選択・決定した文字番組のデータの受信が進むと、
受信されたページのページ番号が、すべてのページ番号
を順に表示したときの該当位置に、順に一覧表示されて
いく。
【0067】そして、すべてのページを受信できたとき
には、図4Dに示すように、総ページ数が「全18ペー
ジ」のように表示されるとともに、すべてのページ番号
が一覧表示される。なお、図4Dにおいては、第14ペー
ジのデータが最後に受信されたので、「14」が反転表示
とされている。
【0068】このように、サブメニュー(あるいはメイ
ンメニュー)から文字番組を選択して決定した直後に、
アップキーKU を押すと、その選択・決定した文字番組
のページデータが受信されていくにつれ、その受信され
たページのページ番号が、一覧表の番号位置に追加表示
されていく。
【0069】したがって、この表示状態から選択・決定
した文字番組、すなわち、目的とする文字番組のページ
の送信されてくる頻度や速さ、あるいは受信できたペー
ジの番号などを知ることができる。
【0070】なお、図4A〜Dの表示方法では、1つの
文字番組が22ページ以上あるとき、その第22ページ以降
のページ番号は表示されなくなるので、ダウンキーKD
を押すと、処理695により、例えば図4Eに示すよう
に、第22ページ以降の受信状態が第1ページ〜第21ペー
ジの場合と同様に表示される。さらに、第43ページ以降
があるときにも、もう一度ダウンキーKD を押すと、同
様に表示される。また、アップキーKU を押したときに
は、ダウンキーKD を押したときとは逆の順序で同様に
表示される。こうして、第22ページ以降の受信状態は21
ページ分ずつ2つあるいは3つに分けて図4A〜Dと同
様に表示される。
【0071】さらに、一覧表示の状態のとき、メニュー
キーKM を押すと、受信機の状態は状態614に遷移
し、選択した文字番組のうち、受信できている先頭ペー
ジを表示する状態に戻る。
【0072】[プログラムの例]ここでは、図2に示す
状態遷移を実現するためのプログラムの一例について説
明する。すなわち、図5〜図8において、メインルーチ
ン100およびサブルーチン200〜400が、そのプ
ログラムの一例を示すものであり、これはROM22に
設けられてCPU21により実行される。ただし、図に
おいては、簡単のため、ルーチン100〜400は、文
字多重放送の表示に関係する部分だけを抜粋して示して
いる。
【0073】そして、電源をオンにすると、CPU21
の処理がメインルーチン100のステップ101からス
タートし、次にステップ102において、各部の初期化
などが実行されるとともに、前回電源をオフにしていた
ときに受信していた放送局が選局され、その後、処理は
ステップ103に進み、LCD50の表示モードがメニ
ュー表示モードにセットされる。
【0074】なお、この表示モードの種類およびその内
容は、 メニュー表示モード:文字番組のメニューを表示するモ
ード 番組表示モード :指定された文字番組の本文を表示
するモード 一覧表示モード :状態615として示すように、指
定された文字番組のページの受信状況を表示するモード である。
【0075】続いて、処理はステップ111に進み、こ
のステップ111において、文字番組のデータが受信で
きるかどうかがチェックされ、受信できるときには、処
理はステップ111からステップ112に進む。そし
て、このステップ112において、LCD50の表示が
一覧表示モードにセットされているかどうかがチェック
され、セットされているときには、処理はステップ11
2からステップ113に進む。
【0076】そして、このステップ113において、受
信中の文字番組のデータが、表示中あるいは表示すべき
文字番組のデータであるかどうかが判別され、表示中あ
るいは表示すべき文字番組のデータのときには、処理は
ステップ113からステップ114に進み、このステッ
プ114において、LCD50における一覧表示あるい
はその更新が図4により説明したように実行される。そ
して、次にステップ115において、受信した文字番組
のデータがRAM24に格納され、その後、処理はステ
ップ111に戻る。
【0077】したがって、文字番組のデータを受信でき
ると、そのデータがRAM24に格納されていくととも
に、そのデータが目的とする文字番組のものであれば、
その受信状況が図4に示すように表示されていくことに
なる。
【0078】しかし、ステップ112において、表示モ
ードが一覧表示モードにセットされていないときには、
処理はステップ112からステップ114をスキップし
てステップ115に進む。また、ステップ113におい
て、受信中の文字番組のデータが、表示中あるいは表示
すべき文字番組のデータではないときにも、処理はステ
ップ113からステップ114をスキップしてステップ
115に進む。
【0079】したがって、表示モードが一覧表示モード
にセットされていないとき、および受信中の文字番組の
データが、表示中あるいは表示すべき文字番組のデータ
ではないときには、ステップ114は実行されず、すな
わち、図4の一覧表示は実行されないことになる。
【0080】さらに、ステップ111において、文字番
組のデータを受信できないときには、処理はステップ1
11からステップ121に進み、このステップ121に
おいて、キーKD 〜KM が押されているかどうかがチェ
ックされ、どれかのキーが押されているときには、処理
はステップ121からステップ131に進む。そして、
このステップ131において、表示モードがメニュー表
示モードにセットされているかどうかがチェックされ、
メニュー表示モードにセットされているときには、処理
はステップ131からサブルーチン200に進む。
【0081】このサブルーチン200は、メニュー表示
モードにおけるキー入力処理を実行するためのものであ
り、CPU21の処理がステップ201からスタート
し、次にステップ211において、押されたキー(ステ
ップ121で押されていることを検出したキー)がダウ
ンキーKD あるいはアップキーKU であるかどうかが判
別される。
【0082】そして、ダウンキーKD あるいはアップキ
ーKU のときには、処理はステップ211からステップ
212に進み、このステップ212において、例えば図
3に示すように、カーソル(反転表示)の表示位置が、
押されたダウンキーKD あるいはアップキーKU に対応
して1行分(1項目分)だけ変更するデータ処理が実行
される。あるいは必要なら表示が1行分だけスクロール
するデータ処理が実行される。
【0083】そして、その後、処理はステップ299に
よりサブルーチン200を終了してメインルーチン10
0に戻り、さらに、ステップ141に進む。そして、こ
のステップ141において、LCD50の表示は表示モ
ードに対応した表示とされる。例えば表示モードがメニ
ュー表示モードのときには、LCD50にはメインメニ
ューあるいはサブメニューが表示される。そして、その
後、処理はステップ111に戻る。
【0084】したがって、図3A〜Dに示すように、あ
るいは図3D、Eに示すように、ダウンキーKD あるい
はアップキーKU を押すと、その押すごとに、メニュー
上におけるカーソルの表示位置が、1行分ずつ変更され
ていくことになる。あるいは必要なら表示が1行分だけ
スクロールされることになる。
【0085】さらに、サブルーチン200のステップ2
11において、押されたキー(ステップ121で押され
ていることを検出したキー)がダウンキーKD およびア
ップキーKU ではないときには、処理はステップ211
からステップ221に進み、このステップ221におい
て、押されたキーが決定キーKE であるかどうかが判別
される。そして、決定キーKE のときには、処理はステ
ップ221からステップ222に進み、このステップ2
22において、文字番組のデータのうち、カーソルの表
示されている文字番組(あるいはサブメニュー)のデー
タが選択され、その後、処理はステップ223に進む。
【0086】そして、このステップ223において、ス
テップ222により選択した項目がさらに下位のサブメ
ニューであるかどうかが判別され、下位のサブメニュー
のときには、処理はステップ223からステップ224
に進み、このステップ224において、その下位のサブ
メニューのデータが選択され、その後、処理はステップ
299によりルーチン200を終了してステップ141
に進み、このステップ141において、その下位のサブ
メニューが表示される。
【0087】したがって、例えば図3Cに示すように、
メニューのうち下位のメニューの項目にカーソルがある
とき、決定キーKE を押すと、例えば図3Dに示すよう
に、その下位のメニューが表示されることになる。
【0088】また、ステップ223において、ステップ
222により選択した項目がサブメニューではないとき
には、すなわち、文字番組のときには、処理はステップ
223からステップ225に進み、このステップ225
において、表示モードが番組表示モードにセットされ、
次にステップ226において、一覧フラグLSTFが“1”
にセットされ、その後、ステップ299によりルーチン
200を終了する。
【0089】さらに、ステップ221において、押され
たキー(ステップ121で押されていることを検出した
キー)が決定キーKE ではないときには、処理はステッ
プ221からステップ231に進み、このステップ23
1において、押されたキーがメニューキーKM であるか
どうかが判別される。そして、メニューKM のときに
は、処理はステップ231からステップ232に進み、
このステップ232において、メニューキーKM が押さ
れたとき、メインメニューが表示されていたかどうかが
判別され、メインメニューが表示されていたときには、
処理はステップ232からそのままステップ299に進
み、このサブルーチン200を終了する。
【0090】しかし、ステップ232において、メイン
メニューが表示されていないときには、処理はステップ
232からステップ233に進み、このステップ233
において、1階層だけ上位のメニューのデータが選択さ
れ、その後、処理はステップ299によりルーチン20
0を終了してステップ141に進み、このステップ14
1において、その上位のメニューが表示される。
【0091】したがって、例えば図3Dに示すように、
サブメニューが表示されているとき、メニューキーKM
を押すと、例えば図3Cに示すように、1つ上位のメニ
ューであるメインメニューが表示されることになる。
【0092】さらに、メインルーチン100のステップ
131において、表示モードがメニュー表示モードにセ
ットされていないときには、処理はステップ131から
ステップ132に進み、このステップ132において、
表示モードが番組表示モードにセットされているかどう
かがチェックされ、番組表示モードにセットされている
ときには、処理はステップ132からサブルーチン30
0に進む。
【0093】このサブルーチン300は、番組表示モー
ドにおけるキー入力処理を実行するためのものであり、
CPU21の処理がステップ301からスタートし、次
にステップ311において、押されたキー(ステップ1
21で押されていることを検出したキー)がアップキー
KU であるかどうかが判別される。
【0094】そして、アップキーKU のときには、処理
はステップ311からステップ312に進み、このステ
ップ312において、一覧フラグLSTFがチェックされ、
LSTF=“1”のときには、処理はステップ312からス
テップ313に進み、このステップ313において、表
示モードが一覧表示モードにセットされ、次のステップ
314において、一覧フラグLSTFが“0”にリセットさ
れる。そして、処理はステップ399によりルーチン3
00を終了し、ステップ141に戻る。
【0095】したがって、表示モードが一覧表示モード
とされているときに、すなわち、文字番組を選択したの
ち、他のキーを押す前にアップキーKU を押すと、ステ
ップ114により図4に示すように、受信中のページが
一覧表形式に表示されることになる。さらに、このと
き、一覧フラグLSTFは“0”にリセットされている。
【0096】また、ステップ312において、一覧フラ
グLSTFが“0”のときには、処理はステップ312から
ステップ315に進み、このステップ315において、
表示されているページの1ページ前のページのデータが
選択され、その後、処理はステップ314に進む。
【0097】したがって、LCD50に文字番組の本文
のページが表示されているとき、アップキーKU を押す
と、1ページ前のページが表示されることになる。
【0098】さらに、ステップ311において、押され
たキー(ステップ121で押されていることを検出した
キー)がアップキーKU ではないときには、処理はステ
ップ311からステップ321に進み、押されたキーが
ダウンキーKD であるかどうかが判別される。そして、
ダウンキーKD のときには、処理はステップ321から
ステップ322に進み、このステップ322において、
表示されているページの次のページのデータが選択さ
れ、その後、処理はステップ314に進む。
【0099】したがって、LCD50に文字番組の本文
のページが表示されているとき、ダウンキーKD を押す
と、次のページが表示されることになる。
【0100】さらに、ステップ321において、押され
たキー(ステップ121で押されていることを検出した
キー)がダウンキーKD ではないときには、処理はステ
ップ321からステップ331に進み、押されたキーが
メニューキーKM であるかどうかが判別される。そし
て、メニューキーKM のときには、処理はステップ33
1からステップ332に進み、このステップ332にお
いて、1階層だけ上位のメニューのデータが選択され、
次に処理はステップ333に進んで表示モードがメニュ
ー表示モードにセットされ、その後、処理はステップ3
99に進む。
【0101】したがって、例えば図3Dに示すように、
サブメニューが表示されているとき、メニューキーKM
を押すと、例えば図3Cに示すように、1つ上位のメニ
ューであるメインメニューが表示されることになる。
【0102】さらに、メインルーチン100のステップ
132において、表示モードが番組表示モードにセット
されていないときには、処理はステップ132からサブ
ルーチン400に進む。
【0103】このサブルーチン400は、一覧表示モー
ドにおけるキー入力処理を実行するためのものであり、
CPU21の処理がステップ401からスタートし、次
にステップ411において、押されたキー(ステップ1
21で押されていることを検出したキー)がダウンキー
KD あるいはアップキーKU であるかどうかが判別され
る。
【0104】そして、ダウンキーKD あるいはアップキ
ーKU のときには、処理はステップ411からステップ
412に進み、このステップ412において、1つの文
字番組が例えば22ページ以上あるとき、その第22ページ
〜第42ページ、あるいは第43ページ〜第62ページについ
ても、それらの受信状況を例えば図4Eに示すように一
覧表示するため、その表示データが用意される。そし
て、その後、処理はステップ499に進んでルーチン4
00を終了し、さらに、ステップ141に進む。
【0105】したがって、1つの文字番組が22ページ以
上ある場合でも、各ページの受信状況は、21ページ分ず
つ2つあるいは3つに分けて図4A〜Dと同様に表示さ
れることになる。
【0106】また、ステップ411において、押された
キー(ステップ121で押されていることを検出したキ
ー)がダウンキーKD あるいはアップキーKU ではない
ときには、処理はステップ411からステップ421に
進み、このステップ421において、押されたキーが決
定キーKE であるかどうかが判別される。そして、決定
キーKE のときには、処理はステップ421からステッ
プ422に進み、このステップ422において、表示モ
ードが番組表示モードにセットされ、その後、処理はス
テップ499に進む。
【0107】したがって、一覧表示がされているとき
に、決定キーKE を押すと、目的とする文字番組のペー
ジが表示されることになる。
【0108】さらに、ステップ421において、押され
たキー(ステップ121で押されていることを検出した
キー)が決定キーKE ではないときには、処理はステッ
プ421からステップ431に進み、このステップ43
1において、押されたキーがメニューキーKM であるか
どうかが判別される。そして、メニューキーKM のとき
には、処理はステップ431からステップ432に進
み、このステップ432において、表示モードがメニュ
ー表示モードにセットされ、その後、処理はステップ4
99に進む。
【0109】したがって、一覧表示がされているとき
に、メニューキーKM を押すと、1階層だけ上位のメニ
ューが表示されることになる。
【0110】[まとめ]上述の受信機においては、以上
のようにして文字番組の表示が実現されるが、この場
合、目的とする文字番組をメニューから選択・決定して
アップキーKU を押すと、例えば図4に示すように、そ
の文字番組の各ページの受信状況が一覧形式で表示され
る。したがって、あとおよそどのくらい待てば、選択し
た文字番組のページがすべて揃うのか、あるいはどのペ
ージを受信できたかなどを、簡単に知ることができる。
【0111】また、受信できたページのページ番号が一
覧表示されるとき、その時点で最後に受信したページの
ページ番号は反転表示されるので、受信が進むにつれて
その反転表示の位置が移動していくことになり、したが
って、その反転表示の移動を見ることで、その文字番組
のページデータの送出頻度を確認することができる。
【0112】さらに、例えば図2に示すように、メニュ
ー(サブメニュー)から目的とする文字番組を選択・決
定してページを表示したときには、その文字番組の全ペ
ージのうち、そのとき受信できている最もページ番号の
小さいページが表示されるので、本来ならば、アップキ
ーKU を押しても、無効になる。すなわち、アップキー
KU は、表示されるページの変更には使用されない。そ
こで、上述の受信機においては、メニューから目的とす
る文字番組を選択・決定してページを表示したときには
空いているアップキーKU を押すと、例えば図4に示す
ように、ページの受信状況が表示されるようにしたの
で、ページの受信状況を表示するために、特別のキーを
用意する必要がない。
【0113】
【発明の効果】この発明によれば、文字番組を選択して
受信するとき、あとおよそどのくらい待てば、その文字
番組のページがすべて揃うのか、あるいはどのページを
受信できたかなどを、簡単に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】この発明の一形態を示す状態遷移図である。
【図3】この発明を説明するための図である。
【図4】この発明を説明するための図である。
【図5】この発明の一形態を示すフローチャートであ
る。
【図6】この発明の一形態を示すフローチャートであ
る。
【図7】この発明の一形態を示すフローチャートであ
る。
【図8】この発明の一形態を示すフローチャートであ
る。
【図9】この発明を説明するための図である。
【図10】この発明を説明するための図である。
【図11】この発明を説明するための図である。
【符号の説明】
10…FM受信回路、11…アンテナ、12…チューナ
回路、13…中間周波回路、14…FM復調回路、15
…アンプ、16…スピーカ、18…デコーダ回路、20
…マイクロコンピュータ、21…CPU、22…ROM
(プログラム用)、23…RAMワークエリア用)、2
4…メモリ(受信バッファ用)、25…出力ポート、2
6…入力ポート、27…インターフェイス回路、29…
システムバス、31…ROM(キャラクタジェネレー
タ)、32…ディスプレイコントローラ、33…メモリ
(表示用)、50…LCD、100…メインルーチン、
200〜400…サブルーチン、KD 〜KM …操作キ
ー、K1 〜K8 …選局キー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の文字番組のデータを、本来の音声放
    送の番組の信号に多重化し、この多重化信号を放送する
    ようにした文字多重放送を受信する受信機において、 上記文字多重放送を受信する受信回路と、 上記受信回路の受信した多重化信号から上記文字番組の
    データを取り出すデコーダ回路と、 上記文字番組を表示する表示素子と、 メモリとを有し、 上記デコーダ回路から上記文字番組のデータが出力され
    るとき、そのデータを上記メモリに格納し、 上記複数の文字番組のうちの一の文字番組を選択して所
    定のキー操作をしたとき、上記メモリに格納されるデー
    タのうち、上記選択した一の文字番組のデータの受信状
    況を、上記表示素子に一覧形式で表示し、 上記複数の文字番組のうちの一の文字番組を選択した
    が、上記所定のキー操作をしなかったとき、上記メモリ
    に格納された上記データのうち、上記選択した一の文字
    番組のデータを読み出して上記表示素子に上記選択した
    一の文字番組を表示するようにした文字多重放送受信
    機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の文字多重放送受信機にお
    いて、 上記所定のキー操作により操作されるキーが、上記一の
    文字番組を選択するためのキーと兼用とされるようにし
    た文字多重放送受信機。
  3. 【請求項3】請求項1あるいは請求項2に記載の文字多
    重放送受信機において、 上記選択した一の文字番組のデータの受信状況を、上記
    表示素子に一覧形式で表示するとき、最新のデータの表
    示形式を、それ以前に受信したデータの表示形式とは異
    なるようにした文字多重放送受信機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6904272B2 (en) 2000-12-05 2005-06-07 Sanyo Electric Co., Ltd. Digital broadcast receiver
JP2010136437A (ja) * 2008-10-29 2010-06-17 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 地上デジタルテレビジョン放送における緊急速報の受信機及び送信装置、並びに伝送システム

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