JPH10275664A - 蛍光灯ソケット - Google Patents

蛍光灯ソケット

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JPH10275664A
JPH10275664A JP8060397A JP8060397A JPH10275664A JP H10275664 A JPH10275664 A JP H10275664A JP 8060397 A JP8060397 A JP 8060397A JP 8060397 A JP8060397 A JP 8060397A JP H10275664 A JPH10275664 A JP H10275664A
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lamp pin
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Koji Hatano
浩二 波多野
Nobumichi Nishihama
伸通 西浜
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプの着脱時にランプピンと導電ばねとの
間に生ずるアーク放電により、熱可塑性樹脂製の筐体が
溶融、変形することを防止する。 【解決手段】 ランプピン装着用開口3aを有する熱可
塑性樹脂製の筐体1内に、ランプピン装着用開口3aに
臨ませて互いに異極となる一対の導電ばね2を収容し、
ランプピン装着用開口3aから挿入される一対のランプ
ピン6aを、導電ばね2にそれぞれ当接させてランプ6
を装着させる蛍光灯ソケットにおいて、筐体1と導電ば
ね2との間に、導電ばね2とランプピン6aとの当接開
始位置近傍と離脱開始位置近傍の筐体1と導電ばね2と
の間の距離を、他の部分よりも広くさせる間隙Dを、導
電ばね2の幅を狭く形成することにより設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光灯ソケットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図25乃至図27は、従来の蛍光灯ソケ
ットを示すもので、この蛍光灯ソケットは、特公昭63
−29392号公報に開示されたものであって、筐体1
と、導電ばね2とを備えて構成されている。
【0003】筐体1は、絶縁物製のボディ3とカバー
4、及び回転子5とから構成されている。ボディ3は、
前面側に円形のランプピン装着用開口3aが設けられ、
後面が開口した中空状であって、前面側の側壁にはラン
プピン装着用開口3aに連通するピン挿入溝3bが設け
られている。カバー4は、ボディ3のランプピン装着用
開口3aと同心状に配設される受筒4aを前面に備え、
その受筒4aにピン挿入溝3bと方向を一致させて溝4
bが設けられると共に、ボディ3の後面の開口を塞ぐよ
うにボディ3に取付けられるようにされている。また、
回転子5は、カバー4の受筒4aの外周に回転自在に嵌
合するように略筒状に形成され、その前面側から側壁に
かけてランプ6のランプピン6aが挿通するピン案内溝
5aが形成されている。
【0004】また、導電ばね2は、略同幅で長尺の板状
導電部材を弾性を有するように折り返して二重に形成さ
れ、一方側の外面側に略弧状をなしランプ6のランプピ
ン6aに当接する接触面2aが形成されてなり、略弧状
をなす接触面2a側をボディ3のランプピン装着用開口
3a周端の後面側で、ランプピン装着用開口3aの中心
を挟んで互いに対向するように向けて収容されるように
されている。そして、このとき、ボディ3の前面側のラ
ンプピン装着用開口3a周端の裏面側と、導電ばね2の
前面側の端部との距離が、導電ばね2の接触面2aの端
部のどの位置でも略当接するくらいであって略等距離と
なるようにされており、この距離は蛍光灯ソケットが大
型化することがないように、通常は、導電ばね2とボデ
ィ3の公差程度の極めて小さい寸法とされている。
【0005】このように構成された蛍光灯ソケットで
は、回転子5を回転させてピン案内溝5aをボディ3の
ピン挿入溝3bの方向に合わせ、そのピン案内溝5aに
ランプピン6aを挿入して、回転子5と共にランプ6を
回転させることにより、ランプピン6aの側面が、その
回転の途中から導電ばね2の略円弧状の接触面2aに当
接し始め、さらに回転させて所定の位置でランプ6の回
転を止めることにより、導電ばね2の弾性によりランプ
ピン6aが所定の圧力で確実に当接して電気的接続がと
られ、ランプ6が蛍光灯ソケットに装着されるようにさ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、蛍光灯ソケッ
トに通電状態でランプを着脱しようとすると、ランプピ
ンと導電ばねとの間には、その当接開始時と離脱開始時
に、つまり、ランプピンが導電ばねに接触する瞬間、及
び離れる瞬間に、導電ばねとランプピンとの間にアーク
放電が生ずる。
【0007】しかしながら、上述のように構成された従
来の蛍光灯ソケットにおいては、ランプピン6aの導電
ばね2への当接開始位置近傍と離脱開始位置近傍での、
筐体1であるボディ3のランプピン装着用開口3a周端
の裏面側と、導電ばね2の前面側である角部との距離
が、他の位置における距離と略同距離であって、その距
離は略当接する程度に極めて小さいものであり、また、
筐体1であるボディ3等は成型のし易さから熱可塑性樹
脂で形成されるため、アーク放電によるアークがボディ
3に接触して、その熱によりボディ3が溶融、変形し、
ランプ6の装着や取外しが困難となるおそれがあるとい
う問題点があった。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、ランプの着脱時にラン
プピンと導電ばねとの間に生ずるアーク放電により、熱
可塑性樹脂製の筐体が溶融、変形することを防止した蛍
光灯ソケットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、請求項1記載の発明にあっては、ランプピ
ン装着用開口を有する熱可塑性樹脂製の筐体内に、前記
ランプピン装着用開口に臨ませて互いに異極となる一対
の導電ばねを収容し、前記ランプピン装着用開口から挿
入される一対のランプピンを、前記導電ばねにそれぞれ
当接させてランプを装着させる蛍光灯ソケットにおい
て、前記筐体と前記導電ばねとの間に、前記導電ばねと
前記ランプピンとの当接開始位置近傍と離脱開始位置近
傍の前記筐体と前記導電ばねとの間の距離を、他の部分
よりも広くさせる間隙を設けたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の蛍光灯ソケットにおいて、前記間隙を、前記導電
ばねの前記ランプピンとの当接開始位置近傍と離脱開始
位置近傍を幅狭にして形成したことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
記載の蛍光灯ソケットにおいて、前記間隙を、前記導電
ばねの前記ランプピンとの当接開始位置近傍と離脱開始
位置近傍の前記筐体に、前記導電ばねから離れる方向に
窪む凹部を設けて形成したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は、本発明の蛍光灯
ソケットの第1の実施の形態を示すものであり、この蛍
光灯ソケットは、筐体1と、互いに異極となる一対の導
電ばね2とを備えて構成されている。
【0013】筐体1は、絶縁物である熱可塑性樹脂製の
ボディ3とカバー4、及び回転子5とから構成されてい
る。ボディ3は、前面側に略円形のランプピン装着用開
口3aが設けられ、後面が開口した中空状であって、前
面側の一方の側壁にはランプピン装着用開口3aに連通
し、ランプ6のランプピン6aが挿入されるピン挿入溝
3bが設けられている。カバー4は、ボディ3のランプ
ピン装着用開口3aと同心状に配設され、ランプピン装
着用開口3aより小径であってボディ3のピン挿入溝3
bと同方向に溝4bが形成された受筒4aを前面側に備
え、ボディ3の後面の開口を塞ぐようにボディ3に取付
けられるようにされている。また、回転子5は、カバー
4の受筒4aの外周に回転自在に嵌合する筒状部5b
と、前面側に一体に設けられてランプピン装着用開口3
aの前面側に配設されて、ピン装着用開口3aを覆うよ
うな略円板状の鍔状部5cとを備えて構成され、筒状部
5bの前面側と鍔状部5cには、ランプ6のランプピン
6aが挿通するピン案内溝5aが、その方向が、ボディ
3のピン挿入溝3b及びカバー4の溝4bと合致可能な
ように形成されている。
【0014】また、導電ばね2は、長尺の板状導電部材
により形成され、ランプ6のランプピン6aに当接する
細幅の略平板状の接触面2aの一端側に外部電線接続部
2bが形成されると共に、その接触面2aが、ランプ6
のランプピン6aの当接開始位置近傍及び離脱開始位置
近傍が、他の部分よりも細幅となるように、2個所でそ
の幅方向の両側が切り欠かれて細幅部2cを有するよう
に構成されている。そして、この導電ばね2が、接触面
2a側をボディ3のランプピン装着用開口3a周端の後
面側で、受筒4aの両側にピン挿入孔3bを挟む方向か
ら対向するように向けて収容されるようにされており、
導電ばね2は、筐体1内での位置決めのために、長尺方
向の両端近傍がカバー4に設けられた保持部4cに保持
され、少なくともその両端近傍が、ボディ3とカバー4
の内面に当接するように挟持されるようにされている。
そして、一対の細幅部2cの間の部分が、ランプピン6
aに当接する接触面2aとされている。
【0015】したがって、筐体1であるボディ3の前面
側のランプピン装着用開口3a周端の裏面側と導電ばね
2の前面側の端部との間の距離は、導電ばね2に細幅部
2cが設けられた部分である、ランプ6のランプピン6
aの当接開始位置近傍及び離脱開始位置近傍が、他の部
分の導電ばね2とボディ3の公差程度の距離、または略
当接する程度の距離に比べてかなり大きくなるような間
隙Dが形成されるようにされている。
【0016】このように構成された蛍光灯ソケットで
は、図4及び図5に示すように、回転子5を回転させて
ピン案内溝5aをボディ3のピン挿入溝3bに合わせ、
そのピン案内溝5aにランプピン6aを挿入して、回転
子5と共にランプ6を一方向に回転させることにより、
ランプピン6aの側面が、ボディ3との間に間隙Dが形
成される細幅部2cで、導電ばね2の接触面2aに当接
し始め、さらに回転させると導電ばね2の弾性により所
定の圧力で確実に当接して電気的接続がとられ、所定の
位置でランプ6の回転を止めることにより、ランプ6が
蛍光灯ソケットに装着されるようにされている。また、
ランプ6を外す際には、ランプ6をさらに回転させて、
導電ばね2のもう一方の細幅部2cでランプピン6aを
接触面2aから離脱させて行う。なお、この蛍光灯ソケ
ットでは、ランプ6の回転方向を逆方向としてもランプ
6は着脱できるが、その場合も回転方向を除いて上述と
同様にして行われる。
【0017】このように構成されているため、本実施の
形態における蛍光灯ソケットにおいては、導電ばね2と
ランプ6のランプピン6aの当接開始位置近傍及び離脱
開始位置近傍で、導電ばね2と熱可塑性樹脂製の筐体1
であるボディ3との間に、それらの間の距離が他の部分
よりも大きくなる間隙Dが設けられているため、導電ば
ね2とランプピン6a間にアーク放電が生ずることがあ
っても、そのアークが筐体1に触れにくくなって、筐体
1の溶融や変形を防止することができる。また、筐体1
との間に間隙Dを設ける部分は、導電ばね2のランプピ
ン6aの当接開始位置近傍及び離脱開始位置近傍のみで
よいため、他の部分では導電ばね2を筐体1に当接させ
ることもできて、導電ばね2の位置決めがしにくくなる
こともない。
【0018】さらには、導電ばね2を、ランプ6のラン
プピン6aの当接開始位置近傍及び離脱開始位置近傍で
のみ幅を狭く形成して細幅部2cとしているため、ラン
プ装着位置における導電ばね2とランプピン6aの接触
面積が狭くなることもなく、導電ばね2を全体を細幅に
したものに比べてばね圧を確保し易く、通電性能を確保
させ易い。さらには、間隙Dを、導電ばね2を細幅とす
ることにより形成させたため、蛍光灯ソケットが大型化
することもない。また、導電ばね2は少なくとも細幅部
2cの両端では筐体1に当接することはないため、接触
部2aが弾性変形する際の摩擦がその分だけ小さくなっ
て、導電ばね2を動き易くすることができる。また、細
幅部2cは、導電ばね2の幅方向に対称に設けられてい
るため、一対の導電ばね2を同じ形状のものとでき、導
電ばね2の製造、及び蛍光灯ソケットの製造がし易い。
【0019】図6乃至図10は、本発明の蛍光灯ソケッ
トの第2の実施の形態を示すものであり、前記第1の実
施の形態と異なる点は、導電ばね2を細幅部を設けず略
同幅の板状体で形成させると共に、導電ばね2へのラン
プ6のランプピン6aの当接開始位置近傍及び離脱開始
位置近傍の筐体1であるボディ3を、導電ばね2から離
れる方向に、つまり、前面側に突出させて突出部3cと
しその裏面側に前面側に向かって窪む凹部3dを設け
て、導電ばね2と筐体1であるボディ3との間の距離が
他の部分よりも大きくなるような間隙Dを形成させた点
と、回転子5の鍔状部5cの径を突出部3cにかからな
いような径とし、その表面をボディ3の突出部3cの頂
部と略同面とさせた点であり、他は前記第1の実施の形
態と同様に構成されている。
【0020】このように構成されているため、本実施の
形態における蛍光灯ソケットにおいては、導電ばね2と
ランプ6のランプピン6aの当接開始位置近傍及び離脱
開始位置近傍で、導電ばね2と熱可塑性樹脂製の筐体1
であるボディ3との間に、それらの間の距離が他の部分
よりも大きくなる間隙Dが設けられているため、導電ば
ね2とランプピン6a間にアーク放電が生ずることがあ
っても、そのアークが筐体1に触れにくくなって、筐体
1の溶融や変形を防止することができる。また、筐体1
との間に間隙Dを設ける部分は、導電ばね2のランプピ
ン6aの当接開始位置近傍及び離脱開始位置近傍のみで
よいため、他の部分では導電ばね2を筐体1に当接させ
ることもでき、導電ばね2の位置決めがしにくくなるこ
ともない。さらには、導電ばね2の幅を狭めることなく
間隙Dが形成されているため、導電ばね2のばね圧が小
さくなることもなく通電性能を確保させ易い。
【0021】図11は、本実施の形態の蛍光灯ソケット
の変形例の要部を示すもので、上述の凹部をボディ3の
表面側を前面側に突出させることなく、裏面側の肉をと
るだけで形成させたものであり、この場合においても、
前記第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0022】図12乃至図16は、本発明の蛍光灯ソケ
ットの第3の実施の形態を示すものであり、前記第2の
実施の形態と異なる点は、導電ばね2へのランプ6のラ
ンプピン6aの当接開始位置近傍及び離脱開始位置近傍
の筐体1であるボディ3に、導電ばね2から離れる方向
に、つまり、ランプピン装着用開口3aと略同平面内
で、ランプピン装着用開口3aに連通させて切り欠き3
eを設け、この切り欠き3eによって前記間隙Dを形成
させた点と、回転子5の鍔状部5cの径をランプピン装
着用開口3aの径よりも大きくし、切り欠き3eをボデ
ィ3の前面側から略覆えるような径とさせた点であり、
他は前記第2の実施の形態と同様に構成されている。
【0023】このように構成しても、前記第2の実施の
形態と略同様の効果を奏する。なお、回転子5の鍔状部
5cでボディ3の切り欠き3eを覆うと、筐体1との間
の上述の間隙Dは導電ばね2と回転子5の鍔状部5cの
間となるが、この場合においても、ボディ3の厚みに相
当する部分だけ導電ばね2は鍔状部5cから離れること
になって、上述の効果を奏することができる。
【0024】図17乃至図19は、本発明の蛍光灯ソケ
ットの第4の実施の形態を示すもので、この蛍光灯ソケ
ットは、筐体1と、互いに異極となる一対の導電ばね2
とを備えて構成されている。
【0025】筐体1は、絶縁物である熱可塑性樹脂製の
ボディ3とカバー4とから構成されている。ボディ3
は、側面側から前面側にかけて平行をなす2本の溝状の
ランプピン装着用開口3aが設けられ、後面が開口した
中空状に形成されている。また、カバー4は、ボディ3
への係止爪4dが設けられた略板状体であって、ボディ
3の後面の開口を塞ぐようにボディ3に装着されるよう
にされている。
【0026】導電ばね2は、長尺の板状導電部材により
形成され、その略中央部近傍に細幅部2cが設けられる
と共に、その細幅部2cが鈍角に折り曲げられて折曲部
2dとされ、その細幅部2cの折曲部2dの突出側の面
が、ボディ3のランプピン装着用開口3aに外側から突
出するように、導電ばね2は、ボディ3の内部であって
ランプピン装着用開口3aの外側に配設されるようにさ
れている。そして、ランプピン装着用開口3aから押し
込まれるランプピン6aに、細幅部2cで始めて当接
し、ランプピン装着用開口3aの奥側には、幅広となっ
た接触面2aが配設されるようにされており、導電ばね
2の細幅部2cでは、筐体1であるボディ3との間の距
離が、他の部分よりも大きくなるように間隙が形成され
るようにされている。
【0027】このように構成された蛍光灯ソケットで
は、図18及び図19に示すように、2本のランプピン
6aをランプピン装着用開口3aに合わせて、ランプピ
ン6aを押込んでいくと、ランプピン6aは、細幅部2
cで導電ばね2に当接し始め、さらに押込んでいくと、
導電ばね2の弾性により当接した状態を保ったままで細
幅部2cの折曲部2dを乗り越え、ランプピン6aは、
ランプピン装着用開口3aの奥側で導電ばね2の幅広の
部分である接触面2aに所定の圧力で当接して保持され
る。このように構成しても、前記第1の実施の形態と略
同様の効果を奏する。
【0028】図20乃至図23は、本発明の蛍光灯ソケ
ットの第5の実施の形態を示すもので、この蛍光灯ソケ
ットは、筐体1と、互いに異極となる一対の導電ばね2
とを備えて構成されている。
【0029】筐体1は、絶縁物である熱可塑性樹脂製の
ボディ3とカバー4、及び栓受体7とから構成されてい
る。ボディ3は、前面側に開口した略箱状体であって、
内部には導電ばね2が収容される空間を備えて構成され
ている。また、カバー4は、円形開口4eが設けられた
略板状体であって、ボディ3の開口を前面側から略塞ぐ
ように形成されている。栓受体7は、2つのランプピン
装着用開口3aが設けられてなり、カバー4の円形開口
4eの背面側にボディ3の内側壁にガイドされて前後方
向に摺動自在となるように配設されている。また、この
栓受体7のランプピン装着用開口3a近傍の背面側に
は、ランプピン装着用開口3aを中心とした凹部3dが
形成されている。
【0030】導電ばね2は、長尺の板状導電部材により
形成され、一端が栓受体7の背面側に配設されて、その
弾性により栓受体7を前面側に付勢すると共に、導電ば
ね2の一端側のランプピン装着用開口3aの裏面側が、
挿入されたランプピン6aの先端が当接する接触面2a
とされている。したがって、ランプピン装着用開口3a
の近傍では、凹部3dにより筐体1である栓受体7と導
電ばね2との間には、凹部3dの窪み分だけ他の部分よ
りも広くされた間隙が形成される。このように構成して
も前記第2の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0031】
【発明の効果】このように構成されているため本発明
は、請求項1記載の発明にあっては、導電ばねとランプ
のランプピンの当接開始位置近傍及び離脱開始位置近傍
で、導電ばねと熱可塑性樹脂製の筐体との間に、それら
の間の距離が他の部分よりも大きくなる間隙が設けられ
ているため、導電ばねとランプピン間にアーク放電が生
ずることがあっても、そのアークが筐体に触れにくくな
って、筐体の溶融や変形を防止することができる。ま
た、筐体との間に間隙を設ける部分は、導電ばねのラン
プピンの当接開始位置近傍及び離脱開始位置近傍のみで
よいため、他の部分では導電ばねを筐体に当接させるこ
ともでき、導電ばねの位置決めがしにくくなることもな
い。さらには、間隙を、導電ばねをランプピンの当接開
始位置近傍及び離脱開始位置近傍にのみ形成しているた
め、ランプ装着位置における導電ばねとランプピンの接
触面積が狭くなることもなく、通電性能を確保させ易
い。
【0032】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、間隙を、導電ばねをランプ
ピンの当接開始位置近傍及び離脱開始位置近傍でのみ導
電ばねの幅を狭くして形成しているため、導電ばねを全
体を細幅にしたものに比べてばね圧を確保し易く、通電
性能を確保させ易く、また、間隙が、導電ばねの一部を
細幅とすることにより形成されているため、蛍光灯ソケ
ットが大型化することもない。さらには、導電ばねは幅
狭とされた部分では筐体に当接することはないため、導
電ばねが弾性変形する際の摩擦がその分だけ小さくなっ
て、導電ばねを動き易くすることができる。
【0033】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、間隙を、筐体に凹部を設け
ることにより導電ばねの幅を狭めることなく間隙が形成
できるため、導電ばねのばね圧が小さくなることもなく
通電性能を確保させ易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蛍光灯ソケットの第1の実施の形態を
示す分解斜視図である。
【図2】同上の導電ばねとランプピンの接触状態を示す
要部の斜視図である。
【図3】同上の組立て状態の斜視図である。
【図4】同上のランプの装着手順を示すものであり、
(a) はランプピンを挿入する直前状態の正面図、(b) ラ
ンプピンを挿入した直後状態の正面図、(c) はランプピ
ンが導電ばねに当接し始めた状態の正面図、(d) はラン
プ装着完了状態の正面図である。
【図5】同上のランプの装着手順を示すものであり、
(a) はランプピンを挿入する直前状態の側面図、(b) ラ
ンプピンを挿入した直後状態の側面図、(c) はランプピ
ンが導電ばねに当接し始めた状態の側面図、(d) はラン
プ装着完了状態の側面図である。
【図6】本発明の蛍光灯ソケットの第2の実施の形態を
示す分解斜視図である。
【図7】同上の導電ばねとランプピンの接触状態を示す
要部の斜視図である。
【図8】同上の組立て状態の斜視図である。
【図9】同上のランプの装着手順を示すものであり、
(a) はランプピンを挿入する直前状態の正面図、(b) ラ
ンプピンを挿入した直後状態の正面図、(c) はランプピ
ンが導電ばねに当接し始めた状態の正面図、(d) はラン
プ装着完了状態の正面図である。
【図10】同上のランプの装着手順を示すものであり、
(a) はランプピンを挿入する直前状態の側面図、(b) ラ
ンプピンを挿入した直後状態の側面図、(c) はランプピ
ンが導電ばねに当接し始めた状態の側面図、(d) はラン
プ装着完了状態の側面図である。
【図11】同上の実施の形態の変形例の要部を示す斜視
図である。
【図12】本発明の蛍光灯ソケットの第3の実施の形態
を示す分解斜視図である。
【図13】同上の導電ばねとランプピンの接触状態を示
す要部の斜視図である。
【図14】同上の組立て状態の斜視図である。
【図15】同上のランプの装着手順を示すものであり、
(a) はランプピンを挿入する直前状態の正面図、(b) ラ
ンプピンを挿入した直後状態の正面図、(c) はランプピ
ンが導電ばねに当接し始めた状態の正面図、(d) はラン
プ装着完了状態の正面図である。
【図16】同上のランプの装着手順を示すものであり、
(a) はランプピンを挿入する直前状態の側面図、(b) ラ
ンプピンを挿入した直後状態の側面図、(c) はランプピ
ンが導電ばねに当接し始めた状態の側面図、(d) はラン
プ装着完了状態の側面図である。
【図17】本発明の蛍光灯ソケットの第4の実施の形態
を示す分解斜視図である。
【図18】同上のランプの装着手順を示すものであり、
(a) はランプピンを挿入する直前状態の正面図、(b) は
ランプピンが導電ばねに当接し始めた状態の正面図、
(c)はランプ装着完了状態の正面図である。
【図19】同上のランプの装着手順を示すものであり、
(a) はランプピンを挿入する直前状態の側面図、(b) は
ランプピンが導電ばねに当接し始めた状態の側面図、
(c)はランプ装着完了状態の側面図である。
【図20】本発明の蛍光灯ソケットの第5の実施の形態
を示す一部断面状態の側面図である。
【図21】同上の分解斜視図である。
【図22】同上の組立て状態の斜視図である。
【図23】同上のランプの装着手順を示すものであり、
(a) はランプピンが導電ばねに当接し始めた状態の側面
図、(b) はランプ装着完了状態の側面図である。
【図24】同上の実施の形態の変形例の要部を示す斜視
図である。
【図25】従来の蛍光灯ソケットを示す一部断面状態の
正面図である。
【図26】同上の分解斜視図である。
【図27】同上の一部断面状態の側面図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 導電ばね 3a ランプピン装着用開口 3d 凹部 6 ランプ 6a ランプピン D 間隙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプピン装着用開口を有する熱可塑性
    樹脂製の筐体内に、前記ランプピン装着用開口に臨ませ
    て互いに異極となる一対の導電ばねを収容し、前記ラン
    プピン装着用開口から挿入される一対のランプピンを、
    前記導電ばねにそれぞれ当接させてランプを装着させる
    蛍光灯ソケットにおいて、前記筐体と前記導電ばねとの
    間に、前記導電ばねと前記ランプピンとの当接開始位置
    近傍と離脱開始位置近傍の前記筐体と前記導電ばねとの
    間の距離を、他の部分よりも広くさせる間隙を設けたこ
    とを特徴とする蛍光灯ソケット。
  2. 【請求項2】 前記間隙を、前記導電ばねの前記ランプ
    ピンとの当接開始位置近傍と離脱開始位置近傍を幅狭に
    して形成したことを特徴とする請求項1記載の蛍光灯ソ
    ケット。
  3. 【請求項3】 前記間隙を、前記導電ばねの前記ランプ
    ピンとの当接開始位置近傍と離脱開始位置近傍の前記筐
    体に、前記導電ばねから離れる方向に窪む凹部を設けて
    形成したことを特徴とする請求項1記載の蛍光灯ソケッ
    ト。
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