JPH10274807A - ステレオカメラ用架台 - Google Patents

ステレオカメラ用架台

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JPH10274807A
JPH10274807A JP9079702A JP7970297A JPH10274807A JP H10274807 A JPH10274807 A JP H10274807A JP 9079702 A JP9079702 A JP 9079702A JP 7970297 A JP7970297 A JP 7970297A JP H10274807 A JPH10274807 A JP H10274807A
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  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラを実際に架台に乗せることなく2台の
カメラの光軸を同一平面にすることのできる架台とす
る。 【解決手段】 ブラケット3の取り付け孔に支柱2を挿
通し、支柱2の両端にブラケット3を配設する。そし
て、両端のブラケット3の座面3cを、面精度の高い定
盤20の基準面に当接させる。このとき、一組のブラケ
ット3は、少なくとも一方が支柱2の周りに回転可能な
ため、支柱2に許容範囲内の曲がり誤差があっても互い
の座面の高低差を吸収することができ、各座面3cが同
一平面上に位置決めされる。そして、各ブラケット3の
座面3cを同一平面上に調整した状態で、各ブラケット
3と支柱2とを固定することで、高精度の架台を構成す
ることができ、架台上の2台のカメラの光軸を同一平面
上にすることができる。これにより、複数の架台を平面
精度を保ったまま同品質で大量生産が可能となり、作業
工数の削減、コスト低減を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステレオカメラを
構成する1組のカメラを支持するステレオカメラ用架台
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像による三次元計測技術とし
て、2台のカメラ(ステレオカメラ)で対象物を異なる
位置から撮像した1対の画像の相関を求め、同一物体に
対する視差からステレオカメラの取り付け位置や焦点距
離等のカメラ・パラメータを用いて三角測量の原理によ
り距離を求める、いわゆるステレオ法による画像処理が
知られている。
【0003】このステレオ法による画像処理では、ステ
レオカメラから得られた2つの画像信号を順次シフトし
ながら重ね合わせて2つの画像画像信号が一致した位置
を求めるようにしているため、2つの画像間には視差以
外のズレがないことが望ましく、2台のカメラは、光軸
が平行で、且つ、互いのカメラのイメージセンサの画素
の並びが平行であることが好ましい。
【0004】このため、特開平5−1157557号公
報には、一対のビデオカメラを連結保持する保持部材
に、一方のビデオカメラのイメージセンサの画素の並び
が他方のビデオカメラのイメージセンサの画素の並びと
平行になるように調整する平行調整手段、一方のビデオ
カメラの光軸と他方のビデオカメラの光軸とが平行とな
るように調整する光軸調整部材を設け、2台のカメラの
相関関係を機械的に調整・保持する技術が開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
先行技術では、実際にカメラを架台に乗せ、架台に設け
た可動部を調整しながら2台のカメラの光学的位置を調
整するため、架台とカメラの組み合わせが限定されるば
かりでなく、架台毎の作業を必要とし、工数の増加やコ
スト上昇を招く。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、カメラを実際に架台に乗せることなく2台のカメラ
の光軸を同一平面とすることができ、作業工数やコスト
を低減して生産性を向上することのできるステレオカメ
ラ用架台を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ステレオカメラを構成する1組のカメラを支持するステ
レオカメラ用架台であって、上記カメラを取り付ける座
面と、この座面に平行な取り付け用孔とを有する部材
と、上記部材の取り付け用孔に挿通して一対の上記部材
を所定間隔を置いて支持する管状の支柱とを備え、上記
支柱の一対の上記部材の少なくとも一方を、上記支柱に
対して少なくとも回転可能に組み付け、一対の上記部材
の座面を同一平面上に有る基準面にそれぞれ当接して同
一平面とした後、可動部を固定して架台を構成すること
を特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、ステレオカメラを
構成する1組のカメラを支持するステレオカメラ用架台
であって、上記カメラを取り付ける座面が少なくとも平
行でない2つの軸の周りに独立して回転可能な部材と、
一対の上記部材を所定間隔を置いて支持する支柱とを備
え、上記支柱に一対の上記部材を組み付け、一対の上記
部材の座面を同一平面上に有る基準面にそれぞれ当接し
て同一平面とした後、可動部を固定して架台を構成する
ことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、ステレオカメラを
構成する1組のカメラを支持するステレオカメラ用架台
であって、上記カメラを取り付ける座面を有する部材
と、一対の上記部材を所定間隔を置いて支持する支柱
と、上記部材と上記支柱とを多方向に回転可能に連結す
る関節部材とを備え、上記支柱に一対の上記部材を上記
関節部材を介してそれぞれ連結し、一対の上記部材の座
面を同一平面上に有る基準面にそれぞれ当接して同一平
面とした後、可動部を固定して架台を構成することを特
徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1又は請求
項2又は請求項3記載の発明において、少なくとも一つ
の光軸を想定可能な光学系と、該光学系を通過した光の
照射される撮像面とを有し、該光軸及び該撮像面と所定
の関係を有する取り付け面を有する撮像装置が上記座面
に固定されることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、上記光学系と上記撮像面とを固定する筐体
を有し、該筐体と上記取り付け面との間に少なくとも平
行でない2軸の自由度を有する調整機構を有する撮像装
置が上記座面に固定されることを特徴とする。
【0012】すなわち、請求項1記載のステレオカメラ
用架台は、カメラを取り付ける一対の部材に管状の支柱
を挿通して所定の間隔で配設し、各部材のカメラ取り付
け用座面を、同一平面上に有る面精度の高い定盤等の基
準面に当接させる。このとき、少なくとも一方の部材が
支柱に対して回転可能であるため、一対のカメラ取り付
け用座面を容易に同一平面に揃えることができ、その状
態で可動部を固定することにより、架台として完成させ
ることができる。
【0013】請求項2記載のステレオカメラ用架台は、
カメラを取り付ける一対の部材を支柱に所定の間隔で配
設し、各部材のカメラ取り付け用座面を、同一平面上に
有る面精度の高い定盤等の基準面に当接させる。このと
き、カメラ取り付け用座面が少なくとも平行でない2つ
の軸の周りに独立して回転可能であるため、一対のカメ
ラ取り付け用座面を容易に同一平面に揃えることがで
き、その状態で可動部を固定することにより、架台とし
て完成させることができる。
【0014】請求項3記載のステレオカメラ用架台は、
カメラを取り付ける一対の部材を、それぞれ関節部材を
介して支柱に所定間隔で配設し、各部材のカメラ取り付
け用座面を、同一平面上に有る面精度の高い定盤等の基
準面に当接させる。このとき、各部材が各関節部材によ
って多方向に回転可能であるため、一対のカメラ取り付
け用座面が容易に同一平面となる。従って、その状態で
可動部を固定することにより、架台として完成させるこ
とができる。
【0015】この場合、上記架台のカメラ取り付け用座
面には、光学系の光軸及び撮像面と所定の関係を有する
取り付け面を有する撮像装置、あるいは、光学系と撮像
面とを固定する筐体と取り付け面との間に少なくとも平
行でない2軸の自由度を有する調整機構を有する撮像装
置が固定される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図3は本発明の実施の第1
形態に係わり、図1はステレオカメラ用架台の全体構成
図、図2はブラケットの側面図、図3は座面調整の説明
図である。
【0017】図1において、符号1は、ステレオカメラ
用架台であり、この架台1に、ステレオカメラを構成す
る2台のカメラ15が所定間隔で取り付けられ、例えば
三次元測距装置等に接続され、撮像された一対の画像に
おける同一物体の視差から、三角測量の原理によって被
写体までの距離が算出される。
【0018】2台のカメラ15は、複数のレンズからな
る光学系と、撮像面となるCCD素子等のイメージセン
サが筐体内に所定の位置関係で収容され、又は汎用のC
CDカメラ等に調整機構を付加し、カメラの取り付け用
座面に対する光学系の光軸およびイメージセンサの位
置、イメージセンサの画素の並びが一定になるように構
成され、上記架台1に乗せて固定した段階で互いの光軸
が同一平面上に位置するようになる。
【0019】上記架台1は、管からなる支柱2と、この
支柱2の両端に配設された2個のブラケット3とからな
り、上記支柱2と上記ブラケット3とが組み付けられ、
各ブラケット3のカメラ取り付け用座面が同一平面上に
なるよう調整された状態で、固定される。
【0020】上記支柱2は、軽量で、且つ、ねじり・曲
げに対して十分な剛性を有する管によって形成され、例
えばアルミニウム合金継目無管等の市販の規格品を用い
ることができる。また、上記ブラケット3は、図2(図
1のA矢視方向を示す)に示すように、上記支柱2が挿
通される取り付け孔3aを有する基底部3bと、この基
底部3bと一体的に形成され、上記取り付け孔3aの中
心軸と平行な平面を形成し、上記カメラ15が取り付け
られる座面3cを有する台座部3dとから構成されてい
る。
【0021】上記支柱2の外径と上記ブラケット3の取
り付け孔3aの内径とは、上記支柱2の両端に上記ブラ
ケット3を組み付ける際、少なくとも一方のブラケット
3が上記支柱2の軸周りに所定の自由度をもって回転自
在となるよう、互いの寸法公差が管理されている。
【0022】この場合のはめあいは、すきまばめでも良
いが、上記支柱2と上記ブラケット3との間の隙間が大
き過ぎ、組み付け固定時に安定性を欠く嫌いがある。こ
のため、上記支柱2と上記ブラケット3とのはめあい
は、例えば、中間ばめが適当である。この中間ばめで
は、厳密には、孔と軸との許容限界寸法内でのバラツキ
によっては、しまりばめとなるが、実際には、製造公差
の管理や選択組み合わせ等により、両端のブラケット3
が共にしまりばめになることはない。
【0023】上記支柱2と上記ブラケット3との組み付
けは、以下の手順で行う。すなわち、まず、各ブラケッ
ト3の取り付け孔3aに支柱2を挿通し、支柱2の両端
にブラケット3を配設する。次に、図3に示すように、
両端のブラケット3の座面3cを、面精度の高い定盤2
0の基準面に当接させる。このとき、一組のブラケット
3は、少なくとも一方が支柱2の周りに回転可能なた
め、支柱2に許容範囲内の曲がり誤差があっても、互い
の座面の高低差を吸収することができ、各座面3cが同
一平面上に位置決めされる。
【0024】尚、上記定盤20は、所定の水準以上の平
面度及び表面粗さの基準面を有するものが使用され、そ
の基準面は、JISに規定する仕上げ記号で▽▽▽程度
の表面粗さ以下であることが望ましい。
【0025】そして、各ブラケット3の座面3cを同一
平面上に調整した状態で、各ブラケット3と支柱2とを
接着剤等で固定して架台1として構成する。ここで用い
られる接着剤は、固化時の体積変化の少ない、例えば、
エポキシ系接着剤が好ましい。
【0026】すなわち、簡単な加工部品を組み合わせて
高精度の架台を構成することができ、後調整を最小限に
して架台上の2台のカメラの光軸を同一平面上にするこ
とができる。
【0027】これにより、複数の架台を平面精度を保っ
たまま同品質で大量生産が可能となり、作業工数の削
減、コスト低減を達成することができ、しかも、メンテ
ナンスが容易である。
【0028】図4〜図8は本発明の実施の第2形態に係
わり、図4はステレオカメラ用架台の全体構成図、図5
はベースブラケット周辺の側面図、図6はベースステー
ジの上面図、図7はベースブラケット周辺の正面図、図
8は座面調整の説明図である。
【0029】本形態は、前述の第1形態に対し、ステレ
オカメラの取り付け用座面の平面精度を更に向上するも
のであり、図4に示すように、本形態の架台5は、前述
の第1形態の支柱2を用い、この支柱2の両端に配設し
たベースブラケット6に、板状のベースステージ7を取
り付け、更に、このベースステージ7に、カメラ15が
取り付けられる座面を有するステージ8を取り付けて構
成される。
【0030】図5に示すように、上記ベースブラケット
6は、第1形態のブラケット3の基底部3bに相当する
部材であり、上記支柱2が挿通される取り付け孔6a
と、この取り付け孔6aの中心軸と平行な平面部6bと
を有し、このベースブラケット6の平面部6bに、同じ
く第1形態のブラケット3の台座部3dに相当する部材
である板状のベースステージ7がビス9を介して取り付
けられるようになっている。尚、上記ベースブラケット
6の取り付け孔6aの内径と上記支柱2の外径との関係
は、第1形態と同様である。
【0031】上記ベースステージ7には、図5,6に示
すように、上記ビス9が通る貫通孔7aが4個所設けら
れ、上記ベースブラケット6側の対応する個所に、上記
ビス9に螺合する雌ネジ6cが螺設されている。すなわ
ち、上記ベースステージ7は、上記ベースブラケット6
の平面部6b上で、上記貫通孔7aと上記ビス9との間
の隙間分だけ回転可能となる。
【0032】一方、上記ステージ8は、図7に示すよう
に、円柱を中心軸と平行に切断したような形状の部材で
形成され、長手方向の平面部8aがカメラ15取り付け
用の座面となる。対するベースステージ7側には、上記
ベースブラケット6の平面部6bに当接する面と反対側
の面に、凹部7bが長手方向に形成されており、この凹
部7bに、上記ステージ8の外周円筒面が当接して回転
自在に収納されるようになっている。
【0033】すなわち、上記ベースブラケット6の取り
付け孔6aの中心軸をX軸とすると、このX軸周りに上
記ベースブラケット6が回転可能であるとともに、X軸
と直交するY軸周りに上記ベースステージ7が回転可能
であり、さらに、X,Y軸に直交するZ軸周りに上記ス
テージ8が回転可能となっている。従って、最終的に、
上記支柱2に対し、カメラ15が固定されるステージ8
の座面8aが3軸で回転可能となっている。尚、上記ス
テージ8の半径Rの回転中心は、X軸と80〜120度
の範囲で交わるようにしても良い。
【0034】本形態の架台5の組み付けに際しては、予
め、ベースステージ7の凹部7bに接着剤を塗布する等
してステージ8を収納するとともに、ベースブラケット
6にベースステージ7をビス9によって仮止めし、ブラ
ケットアッセンブリとして仮組みする。
【0035】そして、ベースブラケット6の取り付け孔
6aに支柱2を挿通し、支柱2の両端にブラケットアッ
センブリを配設すると、図6に示すように、両端のブラ
ケットアセンブリのステージ8の座面8aを、第1形態
で説明した定盤20の基準面に当接させる。
【0036】このとき、一組のブラケットアセンブリ
は、少なくとも一方のベースブラケット6が支柱2の周
りに回転可能であり、且つ、両方のステージ8がベース
ブラケット6の平面部6bに平行な軸の周りに回転可能
であるため、支柱2の曲がり誤差を吸収し、両方のステ
ージ8の座面8aを極めて高精度で同一平面上に置くこ
とができる。
【0037】さらに、一方のブラケットアッセンブリの
ステージ8を基準とし、他方のブラケットアッセンブリ
のベースステージ7をベースブラケット6の平面部6b
に直交する軸の周りに回動することで、支柱2に管の曲
がり誤差が生じた場合に起こりやすい、ステレオカメラ
の寄り目(光軸が遠方で交差する現象)を調整すること
ができる。
【0038】尚、架台5の組み付けに際し、ベースブラ
ケット6、ベースステージ7、及び、ステージ8の三者
を必ずしもブラケットアッセンブリとして仮組みする必
要はなく、最初は、第1形態と同様に、ベースブラケッ
ト6のみを支柱2に取り付けて平面部6bを定盤20に
当接させることにより、ベースブラケット6の平面部6
bを略同一平面として粗調整・固定した後、ベースブラ
ケット6にベースステージ7とステージ8とを仮組して
微調整を行っても良い。
【0039】本形態では、前述の第1形態に対し、支柱
2の曲がり誤差に対する許容度を大きくすることがで
き、さらに精密な平面調整を行うことができる。
【0040】図9〜図12は本発明の第3形態に係わ
り、図9はステレオカメラ用架台の全体構成図、図10
は関節継手周辺の拡大図、図11は関節継手の変形例を
示す説明図、図12は座面調整の説明図である。
【0041】本形態は、前述の第1,第2形態の管から
なる支柱2に対し、管、角柱、リブ等の入った板材、棒
材等、支柱としての部材の選択の自由度を拡大するとと
もに、カメラ取り付け用座面の調整可動範囲を大幅に拡
大するものである。
【0042】このため、図9に示すように、本形態のカ
メラ用架台10は、支柱(図においては角柱)11の両
端に、関節継手12を介してカメラ取り付け用の台座1
3を自由結合し、多方向回転による調整を可能としてい
る。上記支柱11は、ねじり・曲げに対して十分な強度
を有し、また、上記関節継手12も台座13に負荷が掛
かった際にたわみやねじれが生じないよう、台座13を
支持するのに十分な強度・剛性を有している。
【0043】上記関節継手12は、球と、この球の外形
形状に合わせた受け部とによって構成することができ、
この受け部を、支柱11、台座13の少なくとも一方に
形成する。すなわち、図10(a)に示すように、支柱
11に球を一体的に形成あるいは固定した球状部12a
を設け、台座13側に、球の外形形状に合わせた受け部
12bを形成して関節継手12を構成しても良く、ま
た、図10(b)に示すように、上記関節継手12を、
台座13と一体的に形成あるいは固定した球状部12c
と、この球状部12cの外形形状に合わせた支柱11の
受け部12dとによる構成としても良い。
【0044】尚、この場合、上記関節継手12は、必ず
しも完全な球体による自由結合でなくとも良く、楕円体
等の曲面を利用しても良い。
【0045】さらに、上記関節継手12は、図11に示
すように、支持脚を有する球状部12eと、支持脚を有
する受け部12fとによって構成することも可能であ
る。この場合においても、球状部12eの支持脚、受け
部12fの支持脚を、それぞれ、支柱11、台座13の
いずれの側に固定するかは任意である。
【0046】本形態の架台10では、図12に示すよう
に、支柱11両端の台座13のカメラ取り付け用座面を
定盤20に当接させたとき、各関節継手12によって各
台座13が多方向に傾斜自在に当接されるため、支柱1
1に対する台座13の板厚方向の寸法バラツキを無理な
く吸収し、互いの座面を容易に同一平面上におくことが
できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
メラを実際に架台に乗せることなく2台のカメラの光軸
を同一平面とすることができ、作業工数やコストを低減
して生産性を向上する、更にはカメラ交換の度の調整を
不要とすることができる等優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係わり、ステレオカ
メラ用架台の全体構成図
【図2】同上、ブラケットの側面図
【図3】同上、座面調整の説明図
【図4】本発明の実施の第2形態に係わり、ステレオカ
メラ用架台の全体構成図
【図5】同上、ベースブラケット周辺の側面図
【図6】同上、ベースステージの上面図
【図7】同上、ベースブラケット周辺の正面図
【図8】同上、座面調整の説明図
【図9】本発明の実施の第3形態に係わり、ステレオカ
メラ用架台の全体構成図
【図10】同上、関節継手周辺の拡大図
【図11】同上、関節継手の変形例を示す説明図
【図12】同上、座面調整の説明図
【符号の説明】
1,5,10…架台 2,11 …支柱 3 …ブラケット 6 …ベースブラケット 7 …ベースステージ 8 …ステージ 12 …関節継手 20 …定盤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステレオカメラを構成する1組のカメラ
    を支持するステレオカメラ用架台であって、 上記カメラを取り付ける座面と、この座面に平行な取り
    付け用孔とを有する部材と、 上記部材の取り付け用孔に挿通して一対の上記部材を所
    定間隔を置いて支持する管状の支柱とを備え、 上記支柱の一対の上記部材の少なくとも一方を、上記支
    柱に対して少なくとも回転可能に組み付け、一対の上記
    部材の座面を同一平面上に有る基準面にそれぞれ当接し
    て同一平面とした後、可動部を固定して架台を構成する
    ことを特徴とするステレオカメラ用架台。
  2. 【請求項2】 ステレオカメラを構成する1組のカメラ
    を支持するステレオカメラ用架台であって、 上記カメラを取り付ける座面が少なくとも平行でない2
    つの軸の周りに独立して回転可能な部材と、 一対の上記部材を所定間隔を置いて支持する支柱とを備
    え、 上記支柱に一対の上記部材を組み付け、一対の上記部材
    の座面を同一平面上に有る基準面にそれぞれ当接して同
    一平面とした後、可動部を固定して架台を構成すること
    を特徴とするステレオカメラ用架台。
  3. 【請求項3】 ステレオカメラを構成する1組のカメラ
    を支持するステレオカメラ用架台であって、 上記カメラを取り付ける座面を有する部材と、 一対の上記部材を所定間隔を置いて支持する支柱と、 上記部材と上記支柱とを多方向に回転可能に連結する関
    節部材とを備え、 上記支柱に一対の上記部材を上記関節部材を介してそれ
    ぞれ連結し、一対の上記部材の座面を同一平面上に有る
    基準面にそれぞれ当接して同一平面とした後、可動部を
    固定して架台を構成することを特徴とするステレオカメ
    ラ用架台。
  4. 【請求項4】 少なくとも一つの光軸を想定可能な光学
    系と、該光学系を通過した光の照射される撮像面とを有
    し、該光軸及び該撮像面と所定の関係を有する取り付け
    面を有する撮像装置が上記座面に固定されることを特徴
    とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載のステレ
    オカメラ用架台。
  5. 【請求項5】 上記光学系と上記撮像面とを固定する筐
    体を有し、該筐体と上記取り付け面との間に少なくとも
    平行でない2軸の自由度を有する調整機構を有する撮像
    装置が上記座面に固定されることを特徴とする請求項4
    記載のステレオカメラ用架台。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48100135U (ja) * 1972-02-28 1973-11-26
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