JPH10274533A - 振動性回転センサの振動モードを制御するための方法および装置 - Google Patents

振動性回転センサの振動モードを制御するための方法および装置

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JPH10274533A
JPH10274533A JP10072287A JP7228798A JPH10274533A JP H10274533 A JPH10274533 A JP H10274533A JP 10072287 A JP10072287 A JP 10072287A JP 7228798 A JP7228798 A JP 7228798A JP H10274533 A JPH10274533 A JP H10274533A
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resonator
forced drive
frequency
output port
electrodes
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ラリット・クマール
Michael J Foster
マイケル・ジェイ・フォスター
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共に接地電位基準として働く共振器とハウジ
ングとを含む振動性回転センサ(VRS)の振動モード
を制御するための方法および装置を提供する。 【解決手段】 共振器は導電領域を備えた表面を有し、
ハウジングは、共振器上の導電領域に対向して位置付け
られる複数の装着された電極を有する。共振器の定在波
振動パターンのパラメータは、共振器上の導電領域へA
Cセンシング信号を供給し、共振器上の導電領域の電位
が接地から100ミリボルト内に維持される間、1つま
たは2つ以上の振動信号を得ることによって定められ
る。各振動信号は、振幅変調を伴うACセンシング信号
の複製であり、振幅変調は、共振器の表面の導電領域の
1点から対向するハウジング電極までの距離の周期関数
である。振幅変調の周波数は共振器の振動周波数であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願への相互参照】この発明の内容は、マシュー
ズ(Matthews)、ダーリン(Darling )、およびバーテ
ィー(Varty )による「振動性回転センサ、これを制御
し読出すための方法、およびその方法を実行するための
装置」(Vibratory Rotation Sensor withMultiplex El
ectronics)と、マシューズ、バーティー、リ(Li)、
およびリンチ(Lynch )による「振動性回転センサ、こ
れを制御し読出すための方法、およびその方法を実行す
るための装置」(Vibratory Rotation Sensor with Who
le-Angle Tracking )と、リンチによる「AC駆動電圧
を伴う振動性回転センサ」(Vibratory Rotation Senso
r with AC Driving Voltages)との特許出願に開示され
る発明によって共有される。
【0002】
【発明の背景】この発明は、一般的に振動性回転センサ
に関し、より特定的にはそのような回転センサに関連す
る電子部品に関する。
【0003】図1に分解された状態で示される先行技術
の振動性回転センサ(VRS)10は、外部部材12、
半球状の共振器14、および内部部材16からなり、こ
れらはすべて融解石英でできており、インジウムで共に
接合されている。慣性に敏感な素子は、壁の薄い5.8
cm直径の半球状の共振器14であり、これは外部部材
12と内部部材16との間に位置付けられ、軸26によ
って支持される。
【0004】環状の強制駆動電極20および16個の別
個の強制駆動電極22は、外部部材12の内表面上に接
合される。組立てたVRS10では、環状の強制駆動電
極20と16個の別個の強制駆動電極22とは半球状の
共振器14の外側の金属被覆された表面32に極めて近
接する。組立てたVRSでは、内部部材16上に装着さ
れた8個のピックオフ電極24は、半球状の共振器14
の内側の金属被覆された表面30に極めて近接する。
【0005】半球状の共振器14と環状の強制駆動電極
20との間の適当な強制駆動電圧によって容量性の力を
半球状の共振器14に働かせ、半球状の共振器を最下位
の不拡張(または曲がる)モードで振動させることがで
きる。円周のまわりの90度の間隔での4つの波腹と、
波腹から45度外れた4つの波節とを有する定在波が確
立される。0度および180度の波腹は、90度および
270度の波腹とは90度位相外れで発振する。定在波
のため、半球状の共振器の縁の形は円形から(0度/1
80度の波腹を通る長径での)楕円形、さらに円形から
(90度/270度の波腹を通る長径での)楕円形へと
変化する。
【0006】半球状の共振器の縁34の平面に垂直であ
る軸についてVRS10が回転すると、定在波はVRS
10の回転の角度に比例する角度だけ反対の方向へ回転
する。そのため、VRS10に関して定在波の回転の角
度を測定することによってVRS10の回転の角度を判
断することができる。
【0007】半球状の共振器14の振動モードは、半球
状の共振器14にDCバイアス電圧を与え、環状の強制
駆動電極20にAC電圧を与えることで励起される。A
C電圧の周波数は半球状の共振器14の共振周波数の2
倍である。
【0008】VRS10に関する定在波パターンの角度
は、半球状の共振器14が振動し、半球状の共振器に関
するピックオフ電極24の容量が異なるにつれ、非常に
高いインピーダンス(≒一定の電荷)のピックオフ電極
24における出力電圧を測定することで定められる。X
軸の信号Vx は、組合せV0 −V90+V180 −V270
ら得られ、ここで添字は電圧が生じる電極のX軸に対す
る角度位置を識別する。同様に、Y軸の信号Vy は組合
せV45−V135 +V225 −V315 から得られる。0度の
(つまりX)軸に関する定在波パターンの角度の2倍の
正接は、Vy のVx に対する比によって与えられる。
【0009】半球状の共振器14の厚さが不均一である
ため、第1の定在波が確立されると第2の定在波の発達
につながり、第2の定在波は、第1の定在波の波節と一
致する波腹と直角位相で発振する。適当な電圧を16個
の別個の強制駆動電極22に与えることで第2の定在波
の発達を抑えることができる。
【0010】DCバイアス電圧は典型的に半球状の共振
器14上で維持される。DCバイアス電圧が存在する結
果、HRGの電気的特性がゆっくりと変化するが、この
ことは外部部材12および内部部材16においてまたは
その内部で起こる電荷移動現象によって生じる容量の変
化に帰するとされてきた。このゆっくりとした変化は、
時が経つと許容できないほどの大きな性能劣化につなが
り、この影響を補うため特殊な手段を提供しなければな
らない。
【0011】
【発明の概要】この発明は、共に接地電位基準として働
く共振器とハウジングとを含む振動性回転センサ(VR
S)の振動モードを制御するための方法および装置であ
る。共振器は導電領域を備えた表面を有し、ハウジング
は、共振器上の導電領域に対向して位置付けられる複数
の装着された電極を有する。共振器の定在波振動パター
ンのパラメータは、共振器上の導電領域へACセンシン
グ信号を供給し、共振器上の導電領域の電位が接地から
100ミリボルト内に維持される間、1つまたは2つ以
上の振動信号を得ることによって定められる。各振動信
号は、振幅変調を伴うACセンシング信号の複製であ
り、振幅変調は、共振器の表面の導電領域の一点から対
向するハウジング電極までの距離の周期関数である。振
幅変調の周波数は共振器の振動周波数である。定在波の
パラメータは振動信号から定められ、これらのパラメー
タは適当なAC強制駆動電圧を発生することによって定
在波パラメータを制御するのに用いられ、適当なAC強
制駆動電圧はハウジング電極に印加される。
【0012】
【好ましい実施例の説明】32個の別個の強制駆動電極
を(図1に示される環状の強制駆動電極20および16
個の別個の強制駆動電極22の代わりに)用いる振動性
速度センサの実施例は、基準XおよびY軸と共に図2に
記号によって示される。共振器は円40によって示され
る。32個の別個の強制駆動電極42はVRSの外部部
材上に位置し、8個のピックオフ電極44は内部部材上
に位置する。
【0013】VRSは、速度ジャイロ(再平衡する力、
FTR)または速度積分ジャイロ(全角度、WA)とし
て動作するように機械化することができる。FTR動作
モードでは、共振器のX軸に沿った曲げ振幅は固定され
た0ではない値に維持され、Y軸に沿った曲げ振幅は0
に維持される。これは、慣性速度入力Ωに比例する電圧
を記号「r」により識別される電極42に印加すること
によってなされる。
【0014】WAモードでは、Y軸に沿った無効にする
力は提供されず、一定振幅曲げパターンが回転できるよ
うにされる。パターン回転の角度は慣性回転入力∫Ωd
tに比例する。
【0015】X軸の振幅を維持することは、X軸振動周
波数ωx における電圧を、X軸に関して0度および18
0度に維持する波腹の真上の強制駆動電極42へ印加す
るか、またはパラメータとして2ωx にある電圧を、記
号「p」により識別される電極42へ印加することによ
って達成できる。
【0016】共振器の所望の同相曲げ動作に加えて、一
般的に、周波数軸の非対称と、ピックオフおよび主周波
数軸と減衰軸との間のミスアライメントとから生じる望
ましくない直角位相曲げ動作が存在する。この望ましく
ない直角位相振動モードは、開ループ直角位相(OL
Q)電極42およびプラス/マイナス閉ループ直角位相
(±CLQ)電極42に電圧を与えることによって抑え
られる。
【0017】共振器の半径の方向の変位xおよびyは、
それぞれX軸およびY軸に沿った、記号「ANP」(波
腹ピックオフパッド)および「NP」(波節ピックオフ
パッド)によって識別されるピックオフパッド44によ
って感知される。記号「UN」によって識別されるパッ
ドは用いられない。径方向の変位は下の対になった微分
方程式(1)によって決定され、ここでTx およびTy
は減衰定数であり、ω x およびωy はX軸およびY軸に
沿った角振動周波数であり、fx およびfy はX軸およ
びy軸に沿って共振器に働く力であり、kは定数であ
り、Ωは共振器の回転の角速度である。図2に示される
電極へパラメトリック駆動を適用すると、その結果、力
paraxおよびfparayがX軸およびY軸に沿って与え
られる。図2に示される電極へ速度駆動を適用すると、
その結果、力frateがY軸に対して横向きの軸に沿って
与えられる。
【0018】
【数1】
【0019】上の式(1)は下の式(2)となる。再平
衡する力のモードでは、d2 y/dt2 、dy/dt、
およびyはすべてゼロに等しく、下の式(3)の通りで
ある。
【0020】
【数2】
【0021】共振器上のDCバイアス電圧をなくすこと
は、(1)時間がたつとVRSスケールファクタ変動の
原因となると考えられている電荷移動現象の影響を減少
する、またはなくす手段として、さらに(2)浮遊スプ
リアス信号に非常に敏感な高インピーダンスピックオフ
の使用をなくす手段としてみなされる。従来のDCバイ
アス電圧をなくすVRS強制駆動およびセンシング電子
部品50の一実施例は図3に示される。
【0022】AC源52は、マイクロスイッチ54およ
びキャパシタ56を通して共振器40と演算増幅器60
の入力端子58とに接続する。演算増幅器60の出力6
2はマイクロスイッチ64を通してピックオフ電極AN
PおよびNPに接続する。マイクロスイッチ64は、同
相および直角位相共振器振動モードの振幅を感知するた
めに、周期的に演算増幅器60の出力62をANPピッ
クオフ電極とNPピックオフ電極との間で切換える。マ
イクロスイッチ54は、マイクロスイッチ64がANP
電極とNP電極との間で切換わる間、キャパシタ56の
入力端子を接地する。
【0023】演算増幅器60の入力インピーダンスは十
分に高く、入力電流はゼロであると想定できる。演算増
幅器60の利得は十分に高く、出力電圧が飽和しない場
合、入力電圧は他の電圧と比較して無視できるものと想
定できる。たとえば、出力範囲が±10Vであり増幅器
利得が1gV/Vである場合、最大入力電圧はわずかに
10nVだけである。共振器40の電位を10nVに制
限することは、電荷移動現象によって起こる容量の変化
から生じるHRGの電気的特性のゆっくりとした変化を
避けるために必要ではない。共振器の電位の望ましい上
限は0.1V位のようである。
【0024】ピックオフキャパシタANPとピックオフ
キャパシタNPとの間に浮遊容量が存在する。ライン6
2は典型的には10オームの抵抗を有する。ピックオフ
キャパシタANPとピックオフキャパシタNPとの間の
結合を無視できるレベルにまで減少するには、演算増幅
器60の出力インピーダンスは100オームより小さく
なければならない。
【0025】以上の結果、下の式(4)の通りとなり、
ここで下付き文字は図3の装置またはラインを示し、上
付き文字はピックオフ電極を示し、これに演算増幅器6
0の出力62がマイクロスイッチ64によって接続され
る。
【0026】
【数3】
【0027】上の式から、下の式(5)の通りになる。
【0028】
【数4】
【0029】ピックオフ電極の容量は下の式(6)によ
って与えられ、ここでxは下の数式(7)によって表わ
すことができ、εは誘電率であり、Aは1対のピックオ
フ電極44の面積であり、d0 は共振器40とピックオ
フ電極44との間の公称の間隙であり、x0 は共振器4
0の曲げ振幅であり、ωは共振器40の発振の角周波数
である。
【0030】
【数5】
【0031】上の式(5)および式(6)を組合わせる
と下の式(8)が得られ、ここでは下の式(9)の通り
である。同様に、下の式(10)の通りとなる。e52
振幅V52および角周波数ω52の正弦曲線として表わす
と、下の式(11)が得られる。
【0032】
【数6】
【0033】e62のさらなる処理は、図4に示される復
調回路によってプロセッサ72において達成される。e
62とsinω52tとをミクサ76において混合し、低域
フィルタ78によってω52の高調波をフィルタ処理して
取出した結果は、時間の順にSANP およびSNPであり、
ここでは下の式(12)の通りである。それぞれSAN P
およびSNPの平均値S1 ANP およびS1 NPは、カットオ
フ角周波数がωより小さい低域フィルタ80にSを通過
させることによって得られる。これは下の式(13)の
通りである。それぞれSANP およびSNPの数量S2 ANP
およびS2 NPは、ミキサ82においてSとsinωtと
を混合し、低域フィルタ84によってωおよびωの高調
波をフィルタ処理して取出すことによって得られる。こ
れは下の式(14)の通りである。信号S1 およびS2
の安定度は、AC電圧源52およびキャパシタC56の安
定度に依存する。それらが両方とも安定していれば、公
称の間隙d0 および曲げ振幅x0 は正確に定めることが
できる。ほとんどゼロに等しい温度係数を有する、AT
C−700などのハイグレードな温度に対して安定した
キャパシタを用いてもよい。
【0034】
【数7】
【0035】図3の回路は、互いに接続される2個のA
NP電極と互いに接続される2個のNP電極とを用い、
マイクロスイッチ64が演算増幅器60の出力62を交
互にANP電極とNP電極とに接続することを想定す
る。より有効な回路では、VRSの振動モードを特徴づ
ける上で、2つ一組に接続される8個のピックオフ電極
全部を利用する。ANP電極対およびNP電極対は、そ
れぞれANP(+)およびNP(+)の対を構成するこ
とになる。X軸およびY軸に対して横向きのライン上の
UN対は、それぞれANP(−)およびNP(−)の対
を構成する。なぜなら、これらの対の電極上の信号は、
プラス記号により識別される対の電極上の信号の反転し
たものだからである。これらの4対の電極に適応するた
め、マイクロスイッチ64は4対の電極の各々に連続的
に切換わる単極4投スイッチである。後に続く信号の処
理の間、ANP(+)信号とANP(−)信号とが組合
わされ、NP(+)信号とNP(−)信号とが組合わさ
れる。
【0036】プロセッサ72はe62に対して従来の態様
で演算を行ない、電極42に印加するための強制駆動電
圧を生成する。
【0037】HRGの再平衡する力の機械化では、波節
の出力をゼロにするのに必要な力F rateは下の式(1
5)によって与えられる(上の式(3)および式(7)
を参照)。この力はこの発明において、共振器電極と図
2の「r」電極との間に電圧V rate(+)またはVrate
(−)を確立することによって生成され、これは下の式
(16)の通りである。結果生じる力frate(+)およ
びfrate(−)は、電極間の電圧の二乗に比例し、これ
は下の式(17)の通りである。余弦の項は必要な強制
駆動関数である。共振器ダイナミックスに対するDCの
項の影響は無視することができる。強制駆動関数の記号
は、frate(+)およびfrate(−)のいずれかを選ぶ
ことによって選択される。
【0038】
【数8】
【0039】図1に関連して前に述べたとおり、半球状
の共振器14と環状の強制駆動電極20との間の適当な
強制駆動電圧によって容量性の力を半球状の共振器14
に働かせ、半球状の共振器を最下位の不拡張な(または
曲がる)モードで振動させることができる。環状の強制
駆動電極は後に、図2に示されるように共振器の周囲に
対称に配置される別個の電極に展開する。振動を維持す
るために、共振器に力を付与して等式(1)におけるd
x/dtに比例する減衰力を相殺しなければならない。
xがsinωtにつれて変化すれば、力はcosωtに
つれて変化するはずである。このような力は、cosω
tにつれて変化する電圧を図2の「p」電極に与えるこ
とによって得られる。
【0040】互いに90度外れた2個の「p」電極に印
加される電圧Vp から生じる正味の力は下の式(18)
の通りであり、ここでは、d0 −x(θi )は、共振器
40と、図2のX軸からθi だけ外れた「p」電極との
間の距離である。x(θi )=−x(θi +π/2)で
あるため、下の式(19)の通りであり、x(θi )≪
0 と想定すると、下の式(20)の通りである。さら
に下の式(21)の通りであるとすれば、下の式(2
2)となる。
【0041】
【数9】
【0042】−π/4から+π/4までの角のセグメン
トおよび3π/4から5π/4までの角のセグメント
(これは、すべての「p」電極対を含む)におけるすべ
てのθ i にわたって合計すると、f(t)が得られ、こ
れは下の式(23)の通りである。ここで、下の式(2
4)の強制駆動電圧を仮定する。等式(23)に代入す
ると、下の式(25)が得られ、これは下の式(26)
に書換えることができる。第1および第3の項は共振器
のダイナミックスにほとんど影響を与えず、無視するこ
とができる。第2の項はφ=π/4である場合、最大効
果を有し、その場合、下の式(27)のとおりである。
【0043】
【数10】
【0044】直角位相制御は、90度間隔をあけて置か
れた電極(図2参照)に電圧を印加することによって働
く。そのため、等式(22)が適用でき、下の式(2
8)の通りであり、ここではθi を0に等しくセット
し、下付き文字をQにセットしている。下の式(29)
の通りであれば、下の式(30)の通りである。この式
は下の式(31)に書換えることができる。ωQ がωに
等しい場合、第2の項は強制駆動効果を有さず、第1お
よび第3の項は組合わされて適当な直角位相強制駆動関
数を形成する。ωQ に対して他の値を用いてもよく、そ
の場合、第2の項も第3の項も強制駆動効果を全く有さ
ず、第1の項だけで直角位相強制駆動を提供する。
【0045】
【数11】
【0046】振動性回転センサに関するさらなる詳細
は、ここに引用により援用される1990年8月28日
付のローパー・Jr(Loper, Jr.)他による米国特許第
4,951,508号に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術の振動性回転センサの構成部品を示す
図である。
【図2】共振器の導電領域と、振動性回転センサハウジ
ングに装着される対向する電極とを記号によって表わす
図である。
【図3】振動性回転センサのための強制駆動およびセン
シング電子部品の概略図である。
【図4】振動信号復調器のブロック図である。
【符号の説明】
10 振動性回転センサ 12 外部部材 14 半球状の共振器 16 内部部材 20 環状の強制駆動電極 22 別個の強制駆動電極 24 ピックオフ電極 26 軸 30 内側の金属被覆された表面 32 外側の金属被覆された表面 34 半球状の共振器の縁 40 円 42 別個の強制駆動電極 44 ピックオフ電極/ピックオフパッド 40 共振器 50 VRS強制駆動およびセンシング電子部品 52 ACソース 54 マイクロスイッチ 56 キャパシタ 58 入力端子 60 演算増幅器 62 出力 64 マイクロスイッチ 62 ライン 72 プロセッサ 76 ミクサ 78 低域フィルタ 80 低域フィルタ 82 ミクサ 84 低域フィルタ
フロントページの続き (72)発明者 マイケル・ジェイ・フォスター アメリカ合衆国、93117 カリフォルニア 州、ゴレタ、ベレダ・デル・シエルボ、 495 (72)発明者 トーマス・エイ・ビットナー アメリカ合衆国、93117 カリフォルニア 州、ゴレタ、キンマン・アベニュ、122

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動性回転センサ(VRS)の振動モー
    ドを制御するための方法であって、前記VRSは共振器
    およびハウジングを含み、前記共振器および前記ハウジ
    ングの電位は接地として示され、前記共振器は導電領域
    を備えた表面を有し、複数の電極は前記ハウジングに装
    着され、前記共振器上の前記導電領域に対向して位置付
    けられ、前記方法はACセンシング信号を発生するステ
    ップと、 前記ACセンシング信号を共振器上の前記導電領域に供
    給するステップと、 1個または2個以上の振動信号を得るステップとを含
    み、各振動信号は振幅変調を伴う前記ACセンシング信
    号の複製であり、前記振幅変調は、共振器の表面の導電
    領域における一点から対向するハウジング電極までの距
    離の周期関数であり、前記振幅変調の周波数は共振器の
    振動周波数である、方法。
  2. 【請求項2】 共振器上の導電領域の電位を接地から1
    00ミリボルト内に維持するステップをさらに含む、請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 方法であって、 1つまたは2つ以上のAC強制駆動電圧を発生するステ
    ップと、 各AC強制駆動電圧を1個または2個以上のハウジング
    電極に供給するステップとをさらに含み、各AC強制駆
    動電圧は1つまたは2つ以上の力が共振器上に働くよう
    にさせる、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 VRSを動作させるのに必要な強制駆動
    電圧のすべてはAC電圧である、請求項3に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 共振器の振動周波数の、各AC強制駆動
    電圧の周波数に対する比は整数の比に等しく、前記発生
    するステップは共振器が振動する際、各AC強制駆動電
    圧を共振器の振動に同期して維持するステップを含む、
    請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 共振器の振動周波数の、AC強制駆動電
    圧の周波数に対する比は1に等しく、前記AC強制駆動
    電圧は共振器を取囲む環状の電極に印加され共振器の振
    動を維持する、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 共振器の振動周波数の、AC強制駆動電
    圧の周波数に対する比は1に等しく、前記AC強制駆動
    電圧は共振器を取囲む複数の電極に印加され共振器の振
    動を維持する、請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 共振器の振動周波数の、AC強制駆動電
    圧の周波数に対する比は2に等しく、前記AC強制駆動
    電圧は、振動パターンの波節に位置付けられる1個また
    は2個以上の電極に印加され、振動パターンをVRSに
    関して固定された位置に維持する、請求項5に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 AC強制駆動電圧は1個または2個以上
    の電極対に印加され、直角位相振動を抑え、前記電極は
    90度の間隔をあけて置かれた対を含み、前記電極は9
    0度の間隔をあけて置かれた1対を含む、請求項5に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 請求項1の方法を実行するための装
    置。
  11. 【請求項11】 振動性回転センサ(VRS)の振動モ
    ードを制御するための装置であって、前記VRSは共振
    器およびハウジングを含み、前記共振器および前記ハウ
    ジングの電位は接地として示され、前記共振器は導電領
    域を備えた表面を有し、複数の電極は前記ハウジングに
    装着され、前記共振器上の前記導電領域に対向して位置
    付けられ、前記装置は出力ポートを有するセンシング信
    号発生器を含み、前記センシング信号発生器はその出力
    ポートにおいてACセンシング信号を提供し、前記装置
    はさらに1つまたは2つ以上のセンシング回路を含み、
    各センシング回路は入力ポートおよび出力ポートを有
    し、各センシング回路の前記入力ポートは前記センシン
    グ信号発生器の前記出力ポートと共振器の導電領域とに
    接続され、各センシング回路の前記出力ポートは電極に
    接続され、各センシング回路はその出力ポートにおいて
    振動信号を提供し、各振動信号は振幅変調を伴うACセ
    ンシング信号の複製であり、前記振幅変調は共振器の表
    面の導電領域における一点から対向するハウジング電極
    までの距離の周期関数であり、前記振幅変調の周波数は
    共振器の振動周波数である、装置。
  12. 【請求項12】 装置であって、 1個または2個以上の強制駆動関数発生器をさらに含
    み、各強制駆動関数発生器は入力ポートおよび出力ポー
    トを有し、各強制駆動関数発生器の前記入力ポートは1
    個または2個以上のセンシング回路の出力ポートに接続
    され、各強制駆動関数発生器の前記出力ポートは1個ま
    たは2個以上のハウジング電極に接続され、各強制駆動
    関数発生器はその出力ポートにおいてAC強制駆動電圧
    を供給し、共振器の振動周波数の、各AC強制駆動電圧
    の周波数に対する比は整数の比に等しく、各AC強制駆
    動電圧は前記振動信号と同期する、請求項11に記載の
    装置。
  13. 【請求項13】 VRSを動作するのに必要な強制駆動
    電圧はすべてAC電圧である、請求項12に記載の装
    置。
  14. 【請求項14】 共振器の振動周波数の、AC強制駆動
    電圧の周波数に対する比は1に等しい、請求項12に記
    載の装置。
  15. 【請求項15】 共振器の振動周波数の、AC電圧の周
    波数に対する比は2に等しい、請求項12に記載の装
    置。
  16. 【請求項16】 各センシング回路の出力ポートにおけ
    る接地に対するインピーダンスは100オームより少な
    い、請求項12に記載の装置。
  17. 【請求項17】 振動性回転センサ(VRS)の振動モ
    ードを制御するための装置であって、前記VRSは共振
    器およびハウジングを含み、前記共振器および前記ハウ
    ジングの電位は接地として示され、前記共振器は導電領
    域を備えた表面を有し、複数の電極は前記ハウジングに
    装着され、前記共振器上の前記導電領域に対向して位置
    付けられ、前記装置は出力ポートを有するセンシング信
    号発生器を含み、前記センシング信号発生器はその出力
    ポートにおいてACセンシング信号を提供し、前記装置
    はさらに入力ポートおよび出力ポートを有するセンシン
    グ回路を含み、前記センシング回路の前記入力ポートは
    前記センシング信号発生器の前記出力ポートと共振器の
    導電領域とに接続され、前記センシング回路の前記出力
    ポートは時間の順に複数のハウジング電極に接続され、
    前記センシング回路はその出力ポートにおいて時間の順
    に複数の振動信号を提供し、各振動信号は振幅変調を伴
    うACセンシング信号の複製であり、前記振幅変調は共
    振器の表面の導電領域における一点から対向するハウジ
    ング電極までの距離の周期関数であり、前記振幅変調の
    周波数は共振器の振動周波数である、装置。
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