JPH10273380A - 単結晶成長装置及び単結晶成長方法 - Google Patents

単結晶成長装置及び単結晶成長方法

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JPH10273380A
JPH10273380A JP9318297A JP9318297A JPH10273380A JP H10273380 A JPH10273380 A JP H10273380A JP 9318297 A JP9318297 A JP 9318297A JP 9318297 A JP9318297 A JP 9318297A JP H10273380 A JPH10273380 A JP H10273380A
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JP
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single crystal
seed crystal
upper chamber
crystal
seed
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JP9318297A
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Inventor
Hirotoshi Yamagishi
浩利 山岸
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Super Silicon Crystal Research Institute Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減圧されたチャンバ内において大径、大重量
の単結晶の落下を防止して確実にかつ安全に引き上げ
る。 【解決手段】 種結晶24aが石英るつぼ14内のSi
融液に浸漬した後、引き上げることにより種結晶24a
の下に小径のネック部1aを形成させ、次いでネック部
1aの下に玉状のくびれ1bを形成させる。このとき、
単結晶支え23の先端23aは、引き上げ中のくびれ1
bに接触しないように開いている。くびれ1bの下の第
2のネック部1cが単結晶支え23の先端23aの待機
位置まで上昇すると、上部チャンバ12の回転を開始さ
せるとともに回転シャフト22を時計回り方向に回転さ
せて単結晶支え23の先端23aを閉じてくびれ1bの
下を把持させるとともに、回転ボールネジシャフト21
を回転させることにより単結晶支え23をワイヤ3と同
一速度で上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引上げCZ(Czoc
hralski)法によりSi(シリコン)の無転位の単結晶
を製造するための単結晶成長装置及び単結晶成長方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、引上げCZ法による単結晶製造
装置では、高耐圧気密チャンバ内を10torr程度に減圧
して新鮮なAr(アルゴン)ガスを流すとともに、チャ
ンバ内の下方に設けられた石英るつぼ内の多結晶を加熱
して溶融し、この融液の表面に種結晶を上から浸漬し、
種結晶と石英るつぼを回転、上下移動させながら種結晶
を引き上げることにより、種結晶の下に上端が突出した
円錐形の上部コーン部と、円筒形のボディー部と下端が
突出した円錐形の下部コーン部より成る単結晶(いわゆ
るインゴット)を成長させるように構成されている。
【0003】また、この成長方法として、種結晶を融液
の表面に浸漬した時の熱衝撃により種結晶に発生する転
位を除去(無転位化)するために、種結晶を融液の表面
に浸漬した後、引上げ速度を比較的速くすることにより
種結晶より小径の例えば直径が3〜4mmのネック部を
形成した後に、上記の上部コーン部の引上げを開始する
ダッシュ(Dash)法が知られている。
【0004】さらに、この小径のネック部を介しては、
大径、大重量(150〜200kg以上)の単結晶を引
き上げることができないので、例えば特公平5−654
77号公報に示されるようにDash法により小径のネック
部を形成した後、引上げ速度を比較的遅くして大径を形
成し、次いで引上げ速度を比較的速くして小径を形成す
ることにより「球状のくびれ」を形成し、このくびれを
把持具で把持することにより大径、高重量の単結晶を引
き上げる方法が提案されている。また、くびれを把持す
る従来の装置としては、上記公報の他に、例えば特公平
7−103000号公報、特公平7−515号公報に示
されているものがある。
【0005】また、他の従来例としては、例えば特開平
5−270974号公報、特開平7−172981号公
報に示されるように上記「くびれ」を形成しないでボデ
ィー部をそのまま把持する方法や、特開昭63−252
991号公報、特開平5−270975号公報に示すよ
うに上記「球状のくびれ」の代わりに、上部コーン部と
ボディー部の間にボディー部より径が大きい「環状のく
びれ」を形成し、この「環状のくびれ」を把持する方法
が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の把持装置ではいずれも、真空ポンプにより
10torr程度に減圧されたチャンバ内において、大径、
大重量(例えばボディー部の直径が400mm、重量が
400kg)の単結晶を吊り下げる把持具と駆動源の伝
達機構が現実的ではなく、実際的でないという問題点が
ある。なお、もし単結晶と把持具の係止が外れて単結晶
が落下すると、転位が発生して単結晶が商品とならない
ばかりか、石英るつぼが破損して最悪の場合には石英る
つぼを回転、上下移動させるためのるつぼ軸の内部の冷
却水と、高温の融液が反応して水蒸気爆発が発生するこ
ともあり得る。
【0007】本発明は上記従来の問題点に鑑み、減圧さ
れたチャンバ内において大径、大重量の単結晶の落下を
防止して確実にかつ安全に引き上げることができる単結
晶棒の落下防止の機能を有する単結晶成長装置及び単結
晶成長方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、チャンバを下部チャンバと、回転可能な上
部チャンバに分割するとともに上部チャンバ内に上下方
向に移動可能な単結晶把持機構を配置し、種結晶の下に
単結晶のネック部を形成してネック部の下に単結晶のく
びれを形成するまでは種結晶を支持して引き上げ、その
後は上部チャンバ内の単結晶把持機構によりくびれを支
持して引き上げるよう構成したものである。
【0009】すなわち本発明によれば、内部に石英るつ
ぼが配置される下部チャンバと、前記下部チャンバの上
に回転可能に配置された上部チャンバと、前記上部チャ
ンバの上において前記下部チャンバに対して回転可能に
配置されて種結晶を上下方向に昇降させる種結晶昇降機
構と、前記上部チャンバ内で上下方向に移動可能に配置
された単結晶把持機構とを有し、前記種結晶昇降機構
は、種結晶を前記石英るつぼ内の融液に浸漬して引き上
げることにより種結晶の下に単結晶のネック部を形成
し、次いで前記ネック部の下に単結晶のくびれを形成す
るために用いられ、前記単結晶把持機構は、前記単結晶
のくびれが形成された後に前記くびれを下方から把持し
て上昇することにより単結晶を引き上げるために用いら
れるよう構成された単結晶成長装置が提供される。
【0010】また本発明によれば、内部に石英るつぼが
配置される下部チャンバと、前記下部チャンバの上に回
転可能に配置された上部チャンバと、前記上部チャンバ
の上において前記下部チャンバに対して回転可能に配置
されて種結晶を上下方向に昇降させる種結晶昇降機構
と、前記上部チャンバ内で上下方向に移動可能に配置さ
れた単結晶把持機構とを有する単結晶成長装置を用いた
単結晶成長方法であって、前記種結晶昇降機構により種
結晶を前記石英るつぼ内の融液に浸漬してなじませるス
テップと、前記種結晶昇降機構により前記種結晶を引き
上げることにより前記種結晶の下に単結晶のネック部を
形成するステップと、次いで前記ネック部の下に単結晶
のくびれを形成するステップと、前記単結晶把持機構に
より前記単結晶のくびれを下から把持するステップと、
前記種結晶昇降機構と前記単結晶把持機構により前記種
結晶と前記単結晶のくびれを引き上げて単結晶を成長さ
せるステップとを、有する単結晶成長方法が提供され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係る単結晶成長装
置の一実施形態の構成を概略的に示す側面図、図2は図
1の上部チャンバの構成を概略的に示す平面図、図3は
図1、図2の単結晶把持装置を示す斜視図、図4は図3
の単結晶把持装置の動作を示す説明図である。
【0012】図1において、フレーム10内には下部チ
ャンバ11と上部チャンバ12が配置され、また、フレ
ーム10の上にドラム部13が配置されている。これら
のチャンバ10〜12とドラム部13は高耐圧の真空容
器で構成され、また、Arガスが上部チャンバ12内に
引き込まれて下部チャンバ11から排出されるように構
成されている。下部チャンバ11はフレーム10内の下
方に固定され、下部チャンバ11内には単結晶1を引き
上げるための石英るつぼ14と、石英るつぼ14内の多
結晶15を溶融させるためのヒータ16などが配置され
ている。石英るつぼ14は回転可能に、かつ上下方向に
移動可能に支持されている。
【0013】上部チャンバ12は水冷ジャケット方式で
構成され、また、下部チャンバ11の上において回転可
能なようにボールベアリング17aと真空シール18a
を介して支持されている。上部チャンバ12はまた、フ
レーム10に対して回転可能なようにボールベアリング
17bを介して支持されている。図2に示すように上部
チャンバ12は、ベルト19、プーリ20A、20Bを
介して上部チャンバ回転モータMに連結され、モータM
が回転すると上部チャンバ12が回転する。
【0014】さらに、ドラム部13はフレーム10に対
して回転可能なようにボールベアリング17cを介して
支持され、また、ドラム部13と上部チャンバ12の間
には真空シール18bが設けられている。ドラム部13
内には単結晶引き上げ用のワイヤ3を巻き取るための巻
取りドラム4と図示省略のワイヤ巻取りモータが配置さ
れ、また、ドラム部13は図示省略のドラム回転モータ
により回転する。ワイヤ3、巻取りドラム4、ワイヤ巻
取りモータは種結晶昇降機構を構成している。なお、ワ
イヤ3などの代わりにシャフトと、シャフト上下機構と
シャフト回転機構を設けて単結晶1を引き上げるように
してもよい。
【0015】そして、上部チャンバ12内には、図2〜
図4に詳しく示すように4組の回転ボールネジシャフト
21と、側面断面が三角形の回転シャフト22が上下方
向に延びるように、かつ図示省略のモータにより同期し
て回転可能に設けられている。また、単結晶支え23の
先端23aは単結晶1を把持可能なように細い形状で形
成され、単結晶支え23には回転シャフト22が係合す
るように長手状の開口23bが形成されている。この長
手状の開口23bと、これに貫通して係合している回転
シャフト22は単結晶支え23を回動させるカム機構を
構成している。この単結晶支え23は図3に示すよう
に、回転ボールネジシャフト21の矢印R2方向の回転
により矢印Uで示す上方へ昇るように、上下方向に移動
可能にかつ、回転シャフト22の矢印R1で示す方向の
回転により先端23aが矢印R3で示す方向に回動する
というように、開閉可能に支持されている。回転ボール
ネジシャフト21、回転シャフト22、図示省略のモー
タ、単結晶支え23は単結晶把持機構を構成している。
【0016】なお、上記上部チャンバ回転モータM、ド
ラム回転モータ、ワイヤ巻取りモータ、回転ボールネジ
シャフト回転モータには制御装置25から後述する制御
信号が供給されている。制御装置25には、石英るつぼ
14の温度情報、成長中の単結晶棒1の直径情報が図示
省略の温度センサやCCDカメラなどから与えられてい
る。
【0017】このような構成において、単結晶1を製造
する場合、先ず、チャンバ10〜12とドラム部13内
を減圧してArガスを流すとともに、石英るつぼ14内
の多結晶15をヒータ16により加熱して溶融させる。
また、ワイヤ3の先端に取り付けられた種結晶ホルダ2
4に種結晶24aを取り付け、次いで種結晶24aが石
英るつぼ14内のSi融液に浸漬するように、ワイヤ巻
取りドラム4を回転させてワイヤ3を下降させる。この
とき、図4(a)に示すように回転シャフト22を反時
計回り方向に回転させて、単結晶支え23の先端23a
をくびれ1b(後述)の径D1より大きく開き、また、
単結晶支え23は下方の位置に待機している。
【0018】次いで、種結晶24aが石英るつぼ14内
のSi融液に浸漬した後、所定時間経過後に種結晶24
aを比較的速い速度で引き上げることにより種結晶24
aの下に直径が3〜4mmの小径のネック部1aを形成
させ、次いで引き上げ速度を比較的遅くして大径D1を
形成した後に、引き上げ速度を比較的速くすることによ
りネック部1aの下に玉状のくびれ1bを形成させる。
ここで、図4(a)に示すように単結晶支え23の先端
23aは、引き上げ中のくびれ1bに接触しないように
開いた状態であり、すなわち、先端23aはくびれ1b
の下方から外れた第1の位置にある。また、この引き上
げ中は、ドラム部13すなわち種結晶24aと石英るつ
ぼ14は回転しており、さらに石英るつぼ14はSi融
液の表面の高さが一定になるように上昇している。
【0019】くびれ1bを形成すると、製造が完了した
単結晶1の重量(例えば400kg)に耐えることがで
きるように、小径のネック部1aより大径であって、く
びれ1bの径D2より小さい径D2の第2のネック部1
cをくびれ1bの下に形成し、次いで引き上げ速度を徐
々に遅くすることにより上部コーン1dを形成し、次い
で一定の速度で引き上げることにより円筒形のボディー
部1eを形成する。ここまでの引き上げ工程では、単結
晶1は小径のネック部1aのみを介して支持され、その
限度は100kg以下である。
【0020】次いで、ワイヤ3によるボディー部1eの
引き上げ中において、ネック部1aが破断する前にくび
れ1bの下を単結晶支え23により支持するために、く
びれ1bの下の第2のネック部1cが単結晶支え23の
先端23aの待機位置まで上昇すると、上部チャンバ1
2の回転を開始させるとともに、図4(b)に示すよう
に回転シャフト22を時計回り方向に回転させて単結晶
支え23の先端23aを閉じて、すなわち、先端23a
はくびれ1bの下方の第2の位置にあり、くびれ1bの
下を把持させ、さらに、回転ボールネジシャフト21を
回転させることにより単結晶支え23をワイヤ3と同一
速度で上昇させる。かかる同期運転を行うためには、巻
取りドラム4を駆動するモータと回転ボールネジシャフ
ト21を回転させるモータとの間で同期がとられるよ
う、所定の同期用制御信号をコンピュータを含む制御装
置25から与える。
【0021】かかる同期運転時に、4本の回転ボールネ
ジシャフト21はドラム部13と同期して単結晶の軸の
周囲を回転しているので、単結晶1は転位しない。すな
わち、上部チャンバ12を回転させるモータMはドラム
部13を回転させるモータと同期回転するよう前述の制
御装置25から制御される。以下、ボディー部1eの引
き上げ中には単結晶1を単結晶支え23(及びワイヤ
3)により支持して引き上げる。このように、単結晶支
え23及びその先端23aは単結晶1の引上げ方向に対
して実質的に垂直な面内で回動可能であり、先端23a
がくびれ1bの下方にある閉じた位置にあるとき、上記
カム機構で強力に支持され、よってくびれ1bを落下さ
せることなく、しっかりと保持することができる。
【0022】図5は図1の変形例を示し、上部チャンバ
12は上部チャンバ本体12aと冷却部12bにより分
離されている。上部チャンバ本体12aは図1に示す上
部チャンバ12と同様に、下部チャンバ11の上におい
て回転可能なようにボールベアリング17aと真空シー
ル18aを介して支持されるとともに、フレーム10に
対して回転可能なようにボールベアリング17bを介し
て支持され、また、図6に示すようにベルト19、プー
リ20A、20Bを介して上部チャンバ回転モータMに
連結されてモータMが回転すると回転する。
【0023】これに対し、冷却部12bは上部チャンバ
本体12aの回りにあって、支持部材26にてフレーム
10に固定され、冷却部12bと上部チャンバ本体12
aとの間には真空シール18cが設けられている。この
ような構成によれば、上部チャンバ12を構成する冷却
部12bは回転せず、上部チャンバ本体12aのみが回
転するので、回転時の荷重を減少させて回転むらを防止
することができ、ひいては転位を防止することができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、チ
ャンバを下部チャンバと、回転可能な上部チャンバに分
割するとともに上部チャンバ内に上下方向に移動可能な
単結晶把持機構を配置し、種結晶の下に単結晶のネック
部を形成してネック部の下に単結晶のくびれを形成する
までは種結晶を支持して引き上げ、その後は上部チャン
バ内の単結晶把持機構によりくびれを支持して引き上げ
るようにしたので、減圧されたチャンバ内において大
径、大重量の単結晶の落下を防止して確実にかつ安全に
引き上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る単結晶成長装置の一実施形態の構
成を概略的に示す側面図である。
【図2】図1の上部チャンバの構成を概略的に示す平面
図である。
【図3】図1、図2の単結晶把持装置を示す斜視図であ
る。
【図4】図3の単結晶把持装置の動作を示す説明図であ
る。
【図5】図1の単結晶成長装置の変形例を示す側面図で
ある。
【図6】図5の上部チャンバの構成を概略的に示す平面
図である。
【符号の説明】
1 単結晶 1a ネック部 1b くびれ 1c ネック部 3 ワイヤ 4 巻取りドラム(ワイヤ、図示省略のモータと共に種
結晶昇降機構を構成する) 10 フレーム 11 下部チャンバ 12 上部チャンバ 12a 上部チャンバ本体 12b 冷却部 13 ドラム部 20a、20b プーリ 21 ボールネジシャフト 22 回転シャフト(長手状の開口と共にカム機構を構
成する) 23 単結晶支え(回転ボールネジシャフト、回転シャ
フト、図示省略のモータと共に単結晶把持機構を構成す
る) 23b 開口 24 種結晶ホルダ 25 制御装置(各モータと共に引上げ速度を同期させ
る手段及び単結晶の軸を中心に同期回転させる手段を構
成する) M 上部チャンバ回転モータ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に石英るつぼが配置される下部チャ
    ンバと、 前記下部チャンバの上に回転可能に配置された上部チャ
    ンバと、 前記上部チャンバの上において前記下部チャンバに対し
    て回転可能に配置されて種結晶を上下方向に昇降させる
    種結晶昇降機構と、 前記上部チャンバ内で上下方向に移動可能に配置された
    単結晶把持機構とを有し、 前記種結晶昇降機構は、種結晶を前記石英るつぼ内の融
    液に浸漬して引き上げることにより種結晶の下に単結晶
    のネック部を形成し、次いで前記ネック部の下に単結晶
    のくびれを形成するために用いられ、前記単結晶把持機
    構は、前記単結晶のくびれが形成された後に前記くびれ
    を下方から把持して上昇することにより単結晶を引き上
    げるために用いられるよう構成された単結晶成長装置。
  2. 【請求項2】 前記単結晶把持機構は前記くびれの下方
    から外れた第1の位置と前記くびれの下方の第2の位置
    との間で移動可能な部材を有する請求項2記載の単結晶
    成長装置。
  3. 【請求項3】 前記移動可能な部材は前記単結晶の引上
    げ方向に対して実質的に垂直な面内で回動可能である請
    求項1又は2記載の単結晶成長装置。
  4. 【請求項4】 前記単結晶把持機構は前記くびれを囲む
    よう配された複数の前記移動可能な部材を有している請
    求項2又は3記載の単結晶成長装置。
  5. 【請求項5】 前記単結晶把持機構は前記移動可能な部
    材を回動させるカム機構を有する請求項2乃至4のいず
    れか1つに記載の単結晶成長装置。
  6. 【請求項6】 前記種結晶昇降機構と前記単結晶把持機
    構によるそれぞれの引上げ速度を同期させる手段を更に
    有する請求項1乃至5のいずれか1つに記載の単結晶成
    長装置。
  7. 【請求項7】 前記種結晶昇降機構と前記単結晶把持機
    構を前記単結晶の軸を中心に同期回転させる手段を更に
    有する請求項1乃至6のいずれか1つに記載の単結晶成
    長装置。
  8. 【請求項8】 前記上部チャンバは、 内部に前記単結晶把持機構が配置される上部チャンバ本
    体と、 前記下部チャンバに対して固定的に配され、前記上部チ
    ャンバ本体の周りに配置されて前記上部チャンバ本体を
    冷却する冷却部とを有している請求項1乃至7のいずれ
    か1つに記載の単結晶成長装置。
  9. 【請求項9】 内部に石英るつぼが配置される下部チャ
    ンバと、前記下部チャンバの上に回転可能に配置された
    上部チャンバと、前記上部チャンバの上において前記下
    部チャンバに対して回転可能に配置されて種結晶を上下
    方向に昇降させる種結晶昇降機構と、前記上部チャンバ
    内で上下方向に移動可能に配置された単結晶把持機構と
    を有する単結晶成長装置を用いた単結晶成長方法であっ
    て、 前記種結晶昇降機構により種結晶を前記石英るつぼ内の
    融液に浸漬してなじませるステップと、 前記種結晶昇降機構により前記種結晶を引き上げること
    により前記種結晶の下に単結晶のネック部を形成するス
    テップと、 次いで前記ネック部の下に単結晶のくびれを形成するス
    テップと、 前記単結晶把持機構により前記単結晶のくびれを下から
    把持するステップと、 前記種結晶昇降機構と前記単結晶把持機構により前記種
    結晶と前記単結晶のくびれを引き上げて単結晶を成長さ
    せるステップとを、 有する単結晶成長方法。
  10. 【請求項10】 前記種結晶昇降機構と前記単結晶把持
    機構によるそれぞれの引上げ速度を同期させるステップ
    を更に有する請求項9記載の単結晶成長方法。
  11. 【請求項11】 前記種結晶昇降機構と前記単結晶把持
    機構を前記単結晶の軸を中心に同期回転させるステップ
    を更に有する請求項9又は10記載の単結晶成長方法。
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