JPH10273050A - 補助動力付き歩行型運搬車 - Google Patents
補助動力付き歩行型運搬車Info
- Publication number
- JPH10273050A JPH10273050A JP9078156A JP7815697A JPH10273050A JP H10273050 A JPH10273050 A JP H10273050A JP 9078156 A JP9078156 A JP 9078156A JP 7815697 A JP7815697 A JP 7815697A JP H10273050 A JPH10273050 A JP H10273050A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric motor
- grip
- pushing force
- pressing force
- force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Handcart (AREA)
Abstract
力付き歩行型運搬車において、手押し式の一輪運搬車の
ようなものであっても、電動モータによるアシスト力を
効果的に車輪に作用させてバッテリの消費量を極力抑え
つつ、労力軽減を図る。 【解決手段】両手押しハンドルの押力をそれぞれ検出す
る一対の押力検出センサ73の検出値のうち少なくとも
大きい方の検出値が設定値以上であるときに電動モータ
30の作動を開始するようにして前記少なくとも大きい
方の検出値に基づいて電動モータ30の作動が制御手段
801 で制御される。
Description
搬車等の歩行型運搬車に関し、特に電動モータによるア
シスト機能を備える補助動力付き歩行型運搬車に関する
ものである。
は、狭い通路でも簡単に通行可能であり、工事現場での
資材や部品の運搬、あるいは畑や果樹園、山林での収穫
物や肥料の運搬に広く用いられているが、人力で推進す
るものであるため、小石や瓦礫が在る道や勾配のきつい
ところでは、大きな労力が必要であるので、使用範囲が
限られている。
号公報および実開平7−40354号公報で開示される
ように、バッテリから供給される電力で作動する電動モ
ータによるアシスト力を車輪に与えるようにして、労力
軽減を図るようにしたものも実現されている。
3−100568号公報および実開平7−40354号
公報で開示されたものでは、手押しハンドルの後端部に
設けられているスイッチをオン操作することにより、電
動モータからの一定のアシスト力を車輪に付与するよう
にしている。この際、アシスト力が不足することがない
ように前記一定のアシスト力は比較的大きく設定せざる
をえず、したがってアシスト力に頼った運転を続ける
と、必要以上のアシスト力を電動モータが発揮すること
になってバッテリの消耗が早くなってしまい、不便であ
り、またバッテリの容量を大きくしたのでは重量が増大
して歩行型運搬車の機能を損ねてしまうことになって実
用上問題がある。
のであり、電動モータによるアシスト力を効果的に車輪
に作用させてバッテリの消費量を極力抑えつつ、労力軽
減を図るようにした補助動力付き歩行型運搬車を提供す
ることを目的とする。
に、請求項1記載の発明に従う補助動力付き歩行型運搬
車は、荷枠と、該荷枠の下部中央に軸支される車輪と、
前記荷枠の両側から後方に延設される左右一対の手押し
ハンドルと、前記荷枠に搭載される電動モータと、電動
モータの作動時のみ電動モータおよび車輪間の動力伝達
を可能として前記車輪および電動モータ間に設けられる
動力伝達手段と、両手押しハンドルの押力をそれぞれ検
出する一対の押力検出センサと、それらの押力検出セン
サの検出値のうち少なくとも大きい方の検出値が設定値
以上であるときに前記電動モータの作動を開始するよう
にして前記少なくとも大きい方の検出値に基づいて電動
モータの作動を制御する制御手段とを備えることを特徴
とする。
を押す力が大きくなったときにその押力に応じたアシス
ト力を電動モータから車輪に作用せしめるので、労力を
軽減して荷台満載状態での不整地走行や瓦礫の乗越えを
行なうことができるとともに、荷台が空の状態や平坦地
の移動時のような軽負荷状態では電動モータを作動させ
ずにバッテリの消費量を小さく抑えることができる。し
かも不整地や傾斜地等での運搬作業時には荷枠の姿勢が
不安定になり易く、手押しハンドルを支える力が左、右
で異なる場合があり、特に不安定な姿勢による重量バラ
ンスの崩れを片側の手押しハンドルで強く支える場合も
多いが、左右の手押しハンドルのうち押力が大きい方、
すなわち強く支えている側の負荷状態に少なくとも基づ
いて電動モータの作動を制御することにより、不安定な
姿勢となったことに伴う重量バランスの崩れに対応して
適正なアシスト力を車輪に作用せしめることができる。
求項1記載の発明の構成に加えて、前記制御手段が、両
押力検出センサのうち小さい方の検出値も加えた両押力
検出センサの検出値の和に基づいて、前記電動モータの
作動を制御することにより、荷枠全体の負荷量に対応し
てより細密なアシスト力制御を行なうことが可能とな
る。
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
すものであり、図1は手押し式の一輪運搬車の側面図、
図2は図1の2矢視平面図、図3は図1の3矢視正面
図、図4は動力伝達手段の構成を示す図、図5は図1の
要部拡大図、図6は図2の6−6線拡大断面図、図7は
図6の7−7線拡大断面図、図8は制御手段の構成を示
す図である。
式の一輪運搬車が備える荷枠11は、前後方向にほぼ平
行に延びる一対の平行枠部12,12と、両平行枠部1
2,12の前端に連なって前上がりに延びるとともに前
端部を閉じた略U字状に形成される連結枠部13と、両
平行枠部12,12間にわたって設けられる前後一対の
横架枠部14,15と、両平行枠部12,12間の中央
部で前方側の横架枠部14に連設されて前下りに延びる
左右一対の支持枠部16,16と、前方側を閉じた略U
字状に形成されて前記両支持枠部16,16に連なる車
輪支持枠部17と、連結枠部13の前部ならびに前記前
方側の横架枠部14間にわたる左右一対の補強枠部1
8,18と、連結枠部13の前部ならびに前記車輪支持
枠部17間にわたる左右一対の補強枠部19,19とを
備える。
上がりに延びる左右一対の手押しハンドル20,20の
前端が連設されており、両手押しハンドル20,20間
には補強枠21が設けられる。しかも両平行枠部12,
12、連結枠部13および手押しハンドル20,20
は、金属製パイプの曲げ加工により一体に形成されるも
のである。
部17は、金属製パイプの曲げ加工により一体に形成さ
れるものであり、車輪支持枠部17に固着された左右一
対の軸受部22,22で、単一の車輪23の車軸24が
回転自在に支持される。
ハンドル20,20の中間部との間には、略三角形状に
形成される脚部25,25の上端が固着されており、こ
れらの脚部25,25は、車輪23が接地している地面
26に接地したときに、両平行枠部12,12が地面2
6とほぼ平行となるように荷枠11の姿勢を保持すべく
形成される。
押しハンドル20,20の前部上には、皿状の荷台27
が設けられる。
テリ28,29が取付けられるとともに、それらのバッ
テリ28,29から供給される電力で作動する電動モー
タ30と、該電動モータ30の作動によるアシスト力を
車輪23に伝達可能として電動モータ30および車輪2
3間に設けられる動力伝達手段31とが搭載される。
れか一側、この実施例では前方に向いた状態で車輪23
の右側で荷枠11の下部に取付けられる。すなわち連結
枠部23の右側にバッテリトレー32が固着されてお
り、該バッテリトレー32に第1バッテリ28が取付け
られる。
側で荷枠11に下部に取付けられる。すなわち前後の横
架枠部14,15にバッテリトレー33が固着されてお
り、該バッテリトレー33上に第2バッテリ29が取り
付けられる。しかもバッテリトレー33すなわち第2バ
ッテリ29の配置は、車輪23の左右での重量バランス
を保つようにして、前記荷枠11を上方から見た状態
で、車輪23の接地部と、両手押しハンドル20の後端
部とを結ぶ仮想三角形34内に、第2バッテリ29の少
なくとも一部望ましくは大部分が存在するように定めら
れる。
モータ30の出力軸36に同軸に連なる駆動軸37と、
該駆動軸37に固設される第1ギヤ38と、駆動軸37
と平行な軸線を有する第1中間軸39と、第1中間軸3
9と同軸にして前記駆動ギヤ38に噛合される第2ギヤ
40と、第1中間軸39および第2ギヤ40間に設けら
れる一方向クラッチ41と、第1中間軸39に固設され
る第3ギヤ42と、第1中間軸39と平行な軸線を有す
る第2中間軸43と、第3ギヤ42に噛合して第3中間
軸43に固設される第4ギヤ44と、ベベルギヤとして
形成されて第2中間軸43に固設される第5ギヤ45
と、第2中間軸43と直交する軸線を有する被動軸46
と、ベベルギヤに形成されて前記被動軸46に固設され
るとともに第5ギヤ45に噛合する第6ギヤ47と、被
動軸46に固設されるスプロケット48と、車輪23の
車軸24に固設されるスプロケット49と、両スプロケ
ット48,49に巻きかけられる無端状のチェーン50
とを備える。
軸37、第1ギヤ38、第1中間軸39、第2ギヤ4
0、一方向クラッチ41、第3ギヤ42、第2中間軸4
3、第4ギヤ44、第5ギヤ45、被動軸46の一部お
よび第6ギヤ47は、電動モータ30が結合されるギヤ
ハウジング51内に収納されるものであり、各軸37,
39,43,46はギヤハウジング51で回転自在に支
承され、ギヤハウジング51から突出した被動軸46の
端部にスプロケット48が固設される。
から第1中間軸39に動力を伝達するが、第1中間軸3
9から第2ギヤ40側への動力伝達を不能とするもので
あり、したがって、動力伝達手段31は、電動モータ3
0の作動時のみ電動モータ30および車輪23間の動力
伝達を可能として構成されることになる。
手段31は、車輪23に関して第1バッテリ28とは反
対側、すなわち、この実施例では前方に向いた状態で車
輪23の左側で荷枠11の下部に取付けられる。
1には、支持腕52の前端が締結されるとともに上方に
延びる支持腕53が一体に設けられており、支持腕52
の後端は横架枠部14に固着され、支持腕53の上端は
連結枠部13に締結される。
ル20…の後端部には、後方に延びるハンドルシャフト
55…の前端が固着されており、それらのハンドルシャ
フト55…の前部を除く大部分は、グリップ56…でそ
れぞれ覆われる。
同軸に覆う金属製円筒状の支持筒57と、該支持筒57
の後端開口部を閉じるようにして支持筒57に固着され
る蓋部材58と、支持筒57の前部を除く大部分を一体
に被覆する合成樹脂製の被覆部材59とから成るもので
あり、外端に係合操作部60aを有するとともに内端を
支持筒57内に突入させる調節軸60が軸方向の進退を
可能として蓋部材58に螺合され、蓋部材58の外面に
係合可能な止めナット61が調節軸60に螺合される。
また被覆部材59の後端には、ナット61を回転操作可
能に臨ませる開口部62が設けられ、被覆部材59の前
端には半径方向外方に張出す鍔部59aが一体に設けら
れる。
ルシャフト55の周方向に間隔をあけた少なくとも3箇
所、この実施例では周方向に等間隔をあけた3箇所で軸
方向に延びる溝63…が設けられる。一方、グリップ5
6の内周すなわち支持筒57の内周には、ハンドルシャ
フト55の各溝63…に対応した3つの溝64…が軸方
向に延びるようにして設けられる。
間には、前記両溝63…,64…に沿う転動を可能とし
たスチールボール65…が相互に対応した溝63,64
にそれぞれ複数ずつ配置される。したがってグリップ5
5は、各スチールボール65…を転動させるようにして
ハンドルシャフト55に対して軸方向に移動可能とな
る。
ップ56の内周間には円筒状の支持部材66が同軸に配
置されており、該支持部材66には、相互に対応した溝
63…,64…にそれぞれ対応した位置で軸方向に間隔
をあけて複数ずつの支持孔67…が設けられ、各スチー
ルボール65…は、それらの支持孔67…でそれぞれ回
転自在に保持される。
閉じた嵌合穴68が同軸に設けられており、グリップ5
6における調節軸60の前端部は該嵌合穴68に摺動可
能に嵌合される。而して嵌合穴68の内端閉塞部および
前記調節軸60の前端部との間にはコイルばね69が設
けられており、該コイルばね69によりグリップ56は
ハンドルシャフト55に対して後方側に弾発付勢される
ことになる。
ハンドルシャフト55の軸方向に長い長孔70が設けら
れており、該長孔70の両側はハンドルシャフト55の
外周に開口される。一方、グリップ56には、該グリッ
プ56の一直径線に沿う規制ピン71が装着されてお
り、該規制ピン71が前記長孔70に挿通される。した
がって、規制ピン71が長孔70の両端に当接する範囲
でハンドルシャフト55に対するグリップ56の軸方向
相対移動が規制されることになる。
にグリップ56に押力を作用せしめると、グリップ56
は、コイルばね69のばね力と前記押力がバランスする
位置までハンドルシャフト55に対して前進移動するも
のであり、このグリップ56の前進ストローク量を検出
することによって押力を検出することが可能である。し
かも調節軸60の進退位置を調節することにより、コイ
ルばね69のばね力、すなわち押力に対応したグリップ
56の前進ストローク量を調節可能である。
量、すなわちグリップ56に加わる押力を検出するため
に、手押しハンドル20の後端部に固定的に装着された
ブラケット72には、検出子73aを後方側に向けた押
力検出センサ73のフランジ74が締結されており、検
出子73aに接触する当接板75がグリップ56におけ
る支持筒57の前端部に固着される。
しハンドル20,20の後端部に装着されたグリップ5
6,56の移動ストロークを検出することにより、両グ
リップ56,56に作用する押力をそれぞれ検出するた
めに両手押しハンドル20,20の後端部にそれぞれ装
着されている。
3は、ハンドルシャフト55に対するグリップ56の軸
方向相対移動量に応じて出力電圧を変化させるための可
変分圧抵抗78をそれぞれ備えるものであり、両押力検
出センサ73,73の検出値すなわち出力電圧に基づい
て、電動モータ30を駆動せしめる駆動手段79の作動
が制御手段801 により制御される。
ッテリ28,29からの電力を一定に調節するためのレ
ギュレータ81と、該レギュレータ81に直列に接続さ
れるとともに両可変分圧抵抗78,78から成る並列回
路に直列に接続される分圧抵抗82と、両押力検出セン
サ73,73の出力端にそれぞれ接続されるダイオード
83,84と、それらのダイオード83,84が相互に
接続される接続点85で得られる電圧すなわちアナログ
電気信号をデジタル電気信号に変換するA/D変換器8
6と、A/D変換器86から出力されるデジタル信号に
基づいて制御信号を定めるとともにその制御信号によっ
て駆動手段79の作動を制御する演算制御部87とを備
える。
イオード83,84の接続点85では、両押力検出セン
サ73,73で得られる検出値すなわち出力電圧のうち
大きい方が選択されることになり、制御手段801 は、
両押力検出センサ73,73の検出値のうち大きい方の
検出値が設定値以上となったときに、その大きい方の検
出値に応じたアシスト力を電動モータ30が発揮するよ
うに、前記大きい方の検出値に基づいて電動モータ30
の作動を制御することになる。
ると、比較的大重量である第1バッテリ28と、比較的
大重量である電動モータ30および動力伝達手段31と
が、車輪23の左右に分かれて荷枠11の下部に配設さ
れるので、車輪23の左右での良好な重量バランスをと
ることができる。したがって不整地や傾斜地等での運搬
作業時に荷枠11の姿勢が不安定になり易いにもかかわ
らず、荷枠11の安定した姿勢を維持することが容易と
なる。
比較的長時間にわたって持続せしめるために、第1バッ
テリ28に加えて第2バッテリ29が荷枠11に搭載さ
れるのであるが、この第2バッテリ29が、車輪23よ
りも後方側で荷枠11の下部に取付けられ、該荷枠を上
方から見た状態で、車輪23の接地部と、両手押しハン
ドル20,20の後端部とを結ぶ仮想三角形34内に第
2バッテリ29の大部分を存在させて車輪23の左右で
の重量バランスを保持するように第2バッテリ29の配
置が定められている。したがって第2バッテリ29によ
って電力容量を増大しつつ、荷枠11の重量バランスを
良好に保持することができる。
に固設されるハンドルシャフト55…をそれぞれ覆うグ
リップ56…が、ハンドルシャフト55…との制限され
た範囲での軸方向相対移動が可能であり、各ハンドルシ
ャフト55…および各グリップ56…間にそれぞれ設け
られるコイルばね69…で各グリップ56…が後方側に
それぞれ弾発付勢されている。このため、グリップ56
…に作用した押力はコイグばね69…を介してハンドル
シャフト55…および手押しハンドル20,20に伝達
されることになるのであるが、各グリップ56…に作用
する押力に応じた各グリップ56…の各ハンドルシャフ
ト55…に対する軸方向相対移動量が手押しハンドル2
0,20側にそれぞれ設けられる押力検出センサ73,
73で検出され、それらの押力検出センサ73,73の
検出値のうち大きい方の検出値が設定値以上となったと
き、その大きい方の検出値に基づいて電動モータ30の
作動が制御手段801 により制御される。
す力が大きくなったときにその押力に応じて電動モータ
30によるアシスト力を車輪23に作用せしめるので、
労力を軽減して荷台27の満載状態での不整地走行や瓦
礫の乗越えを行なうことができるとともに、荷台27が
空の状態や平坦地の移動時のような軽負荷状態では電動
モータ30を作動させずにバッテリ28,29の消費量
を小さく抑えることができる。しかも不整地や傾斜地等
での運搬作業時には荷枠11の姿勢が不安定になり易
く、手押しハンドル20,20を支える力が左、右で異
なる場合があり、特に不安定な姿勢による重量バランス
の崩れを両手押しハンドル20,20の一方で強く支え
る場合も多いが、左右の手押しハンドル20,20のう
ち押力が大きい方、すなわち強く支えている側の負荷状
態に基づいて電動モータ30の作動が制御されることに
より、不安定な姿勢となったことに伴う重量バランスの
崩れに対応して適正なアシスト力を車輪23に作用せし
めることができる。
…を持ち上げて手押しハンドル20,20に押力を作用
させるようにして走行するのであるが、グリップ56お
よびハンドルシャフト55間に複数のスチールボール6
5…が介在していることにより、グリップ56に持上げ
荷重が作用してもハンドルシャフト55に対するグリッ
プ56の軸方向移動を円滑化ならしめることができ、特
に重量バランスの崩れを両手押しハンドル20,20の
一方のグリップ56で強く支える場合でも、押力に正確
に対応したグリップ56の軸方向相対移動を可能とし、
グリップ56に作用する押力を押力検出センサ73で検
出することができ、適正なアシスト力を車輪23に付与
することができる。
グリップ56の内周には、それら55,56の周方向に
間隔をあけた少なくとも3箇所で相互に対応して軸方向
に延びる溝63…,64…が設けられており、複数ずつ
のスチールボール65…がそれらの溝63…,64…に
沿って転動するので、ハンドルシャフト55およびグリ
ップ56の軸線を同軸に保持しつつグリップ56の軸線
まわりの回転を阻止することができ、ハンドルシャフト
55に対するグリップ56の軸線方向相対移動をより確
実にすることができる。
ルシャフト55の外周およびグリップ56の内周間に配
置されている円筒状の支持部材66に設けられた複数の
支持孔67…に1つずつ回転可能に保持されるものであ
るので、ハンドルシャフト55およびグリップ56の軸
方向に沿う各スチールボール65…の位置を一定に定め
ることが可能であり、グリップ56に持上げ荷重が作用
しても、ハンドルシャフト55およびグリップ56の軸
方向に沿って分散した一定の複数箇所でグリップ56を
ハンドルシャフト55で支持することができる。
り、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号
の説明を付す。
わち出力電圧に基づいて、駆動手段79の作動を制御す
る制御手段802 は、第1および第2バッテリ28,2
9からの電力を一定に調節するためのレギュレータ81
と、該レギュレータ81に直列に接続されるとともに両
可変分圧抵抗78,78から成る並列回路に直列に接続
される分圧抵抗82と、両押力検出センサ73,73の
出力端にそれぞれ接続される抵抗89,90と、それら
の抵抗89,90にそれぞれ直列に接続される増幅器9
1,92と、両増幅器91,92の出力端にそれぞれ直
列に接続されるとともに接続点95で相互に接続される
抵抗93,94と、接続点95の電圧が入力される増幅
器96と、増幅器96の出力電圧すなわちアナログ電気
信号をデジタル電気信号に変換するA/D変換器86
と、A/D変換器86から出力されるデジタル信号に基
づいて制御信号を定めるとともにその制御信号によって
駆動手段79の作動を制御する演算制御部87とを備え
る。
器96からは両押力検出センサ73,73の検出値の和
に対応した電圧が出力されることになり、したがって制
御手段802 は、両押力検出センサ73,73の検出値
の和に基づいて電動モータ30の作動を制御することに
なり、荷枠11全体の負荷量に対応してより細密なアシ
スト力制御を行なうことができる。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
える歩行型運搬車にも本発明を適用することができる。
ば、手押しハンドルを押す力が大きくなったときにその
押力に応じて電動モータによるアシスト力を車輪に作用
せしめるようにし、労力を軽減して荷台満載状態での不
整地走行や瓦礫の乗越えを行なうことができるととも
に、荷台が空の状態や平坦地の移動時のような軽負荷状
態では電動モータを作動させずにバッテリの消費量を小
さく抑えることができる。しかも左右の手押しハンドル
のうち押力が大きい方、すなわち強く支えている側の負
荷状態に少なくとも基づいて電動モータの作動が制御さ
れるので、不安定な姿勢となったことに伴う重量バラン
スの崩れに対応して適正なアシスト力を車輪に作用せし
めることができる。
検出センサのうち小さい方の検出値も加えた両押力検出
センサの検出値の和に基づいて、前記電動モータの作動
が制御されることにより、荷枠全体の負荷量に対応して
より細密なアシスト力制御を行なうことができる。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 荷枠(11)と、該荷枠(11)の下部
中央に軸支される車輪(23)と、前記荷枠(11)の
両側から後方に延設される左右一対の手押しハンドル
(20)と、前記荷枠(11)に搭載される電動モータ
(30)と、電動モータ(30)の作動時のみ電動モー
タ(30)および車輪(23)間の動力伝達を可能とし
て前記車輪(23)および電動モータ(30)間に設け
られる動力伝達手段(31)と、両手押しハンドル(2
0)の押力をそれぞれ検出する一対の押力検出センサ
(73)と、それらの押力検出センサ(73)の検出値
のうち少なくとも大きい方の検出値が設定値以上である
ときに前記電動モータ(30)の作動を開始するように
して前記少なくとも大きい方の検出値に基づいて電動モ
ータ(30)の作動を制御する制御手段(801 ,80
2 )とを備えることを特徴とする補助動力付き歩行型運
搬車。 - 【請求項2】 前記制御手段(802 )が、両押力検出
センサ(73)のうち小さい方の検出値も加えた両押力
検出センサ(73)の検出値の和に基づいて、前記電動
モータ(30)の作動を制御することを特徴とする請求
項1記載の補助動力付き歩行型運搬車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07815697A JP3819524B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 補助動力付き歩行型一輪運搬車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07815697A JP3819524B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 補助動力付き歩行型一輪運搬車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10273050A true JPH10273050A (ja) | 1998-10-13 |
JP3819524B2 JP3819524B2 (ja) | 2006-09-13 |
Family
ID=13654066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07815697A Expired - Fee Related JP3819524B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 補助動力付き歩行型一輪運搬車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3819524B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114275029A (zh) * | 2022-01-07 | 2022-04-05 | 北京科技大学 | 一种多维力检测人机交互手柄及助力手推车 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP07815697A patent/JP3819524B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114275029A (zh) * | 2022-01-07 | 2022-04-05 | 北京科技大学 | 一种多维力检测人机交互手柄及助力手推车 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3819524B2 (ja) | 2006-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10273051A (ja) | 補助動力付き歩行型運搬車 | |
US6062328A (en) | Electric handcart | |
US6173799B1 (en) | Motor-assisted single-wheel cart | |
US6371228B1 (en) | Stable powered tricycle with traction steering | |
US3648795A (en) | Three-wheeled electrically propelled cart | |
US3820617A (en) | Golf carts | |
CA2447019A1 (en) | Motorized towing apparatus | |
US20080197608A1 (en) | Powered utility cart with drivetrain differential | |
US20180229748A1 (en) | Carriage | |
US20070079999A1 (en) | Motorized wheelbarrow | |
JPH10273050A (ja) | 補助動力付き歩行型運搬車 | |
US20040164509A1 (en) | Wheelbarrow | |
JPH10273052A (ja) | 補助動力付き歩行型運搬車 | |
KR102467564B1 (ko) | 전동식 외발 수레 | |
JPH10310060A (ja) | 補助動力付き歩行型運搬車 | |
JPH0331063A (ja) | 電動式手押し車 | |
GB2279934A (en) | A device for transporting a load | |
JPH09131377A (ja) | 電動アシスト型手押し車 | |
JP3943231B2 (ja) | 電動補助運搬車 | |
JP2008001274A (ja) | 歩行型運搬台車 | |
JP3469065B2 (ja) | 電動補助運搬車 | |
JPH1059186A (ja) | 運搬車 | |
US20240294203A1 (en) | Gravity Centering Cart | |
JP3356982B2 (ja) | 電動補助一輪運搬車 | |
JP3356997B2 (ja) | 電動補助一輪運搬車 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051005 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051005 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060524 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060615 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |