JPH10272999A - 建設機械の無線操縦装置 - Google Patents

建設機械の無線操縦装置

Info

Publication number
JPH10272999A
JPH10272999A JP9080120A JP8012097A JPH10272999A JP H10272999 A JPH10272999 A JP H10272999A JP 9080120 A JP9080120 A JP 9080120A JP 8012097 A JP8012097 A JP 8012097A JP H10272999 A JPH10272999 A JP H10272999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radio
transmitter
signal
control device
construction machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9080120A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Yanagisawa
俊明 柳澤
Hiroyuki Yamashita
博行 山下
Mitsuru Nitta
満 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAGANO KOGYO KK
Original Assignee
NAGANO KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NAGANO KOGYO KK filed Critical NAGANO KOGYO KK
Priority to JP9080120A priority Critical patent/JPH10272999A/ja
Publication of JPH10272999A publication Critical patent/JPH10272999A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】建設工事現場における通信障害を確実に回避
し、装置の信頼性及び作業中の安全性を飛躍的に高め
る。 【解決手段】制御信号Sc又はこの制御信号Scを1次
変調した1次変調信号Smを疑似雑音符号Sptに基づ
いて拡散変調し、周波数スペクトラムを拡散して送信す
る無線送信機T,Taを備えるとともに、無線送信機
T,Taからの受信波から得る受信信号Srを疑似雑音
符号Sprに基づいて逆拡散し又は逆拡散により得る逆
拡散信号Soを復調して制御信号Scoを得る無線受信
機R,Raを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリートポンプ
車等の建設機械に対して離れた場所から制御信号を送信
して当該建設機械を遠隔操縦する建設機械の無線操縦装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビルディングやトンネル等の建
設工事現場では、図3に示す伸縮ブーム51を搭載した
コンクリートポンプ車50を使用することも多い。コン
クリートポンプ車50は、車両52の後部に備えるホッ
パ53に注入された生コンクリートを、吐出ポンプによ
り伸縮ブーム51に沿った輸送管54を通して輸送し、
当該輸送管54の先端口から目的の打設場所に生コンク
リート55を流し込む機能を有する。
【0003】ところで、コンクリートポンプ車50の操
縦者は、作業中、生コンクリート55の打設位置や吐出
量を確認しながらコンクリートポンプ車50を操縦する
必要がある。
【0004】このため、従来は、実開昭57−1229
48号公報等で開示される無線操縦装置を利用し、操縦
者は輸送管54の先端付近に居ながら、携帯するリモー
トコントローラ(無線送信機)から、車両52に搭載し
た無線受信機に対して無線により制御信号を送信すると
ともに、無線受信機では受信した制御信号により、伸縮
ブーム51を駆動する油圧シリンダ57…や生コンクリ
ートを輸送する吐出ポンプ(油圧ポンプ)等の各種アク
チュエータを制御していた。また、通常、コンクリート
ポンプ車50は図3に示すビルディング58等の建設工
事現場で使用することから、リモートコントローラと無
線受信機間に、電波を反射したり遮蔽する障害物が介在
することも多く、通信不能や誤動作等の通信障害を受け
やすいため、従来は同公報のように、受信用アンテナを
伸縮ブーム51の先端に配設するなどにより対処してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の無線操縦装置は、次のような問題点があった。
【0006】第一に、この種の無線操縦装置は送信距離
が比較的短いため、通信方式としてはノイズが少なくコ
スト面でも有利となるFM変調方式を採用しているが、
建設工事現場では通信障害を受けやすく、しかも、通信
障害を受けた場合には、作業者の安全性が損なわれる虞
れがあるなど、装置の信頼性及び作業中の安全性におい
て十分とはいえない。
【0007】第二に、通信障害を回避するため、受信用
アンテナを伸縮ブームの先端に配設していたが、伸縮ブ
ームに沿った長い通信ケーブルを必要とするなど、構成
の煩雑化を招くとともに、断線を生じる虞れがあり、こ
の面からも信頼性が損なわれる。
【0008】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、建設工事現場における通信
障害を確実に回避し、装置の信頼性及び作業中の安全性
を飛躍的に高めることができる建設機械の無線操縦装置
の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、制御信号Scを送信して建設機械、例えば、コンク
リートポンプ車50を無線操縦する無線送信機Tと、制
御信号Scを受信してコンクリートポンプ車50におけ
る各部のアクチュエータA1,A2…を制御する無線受
信機Rを備える建設機械の無線操縦装置1,1aを構成
するに際して、制御信号Sc又はこの制御信号Scを1
次変調した1次変調信号Smを疑似雑音符号Sptに基
づいて拡散変調し、周波数スペクトラムを拡散して送信
する無線送信機T,Taを備えるとともに、無線送信機
T,Taからの受信波から得る受信信号Srを疑似雑音
符号Sprに基づいて逆拡散し又は逆拡散により得る逆
拡散信号Soを復調して制御信号Scoを得る無線受信
機R,Raを備えることを特徴とする。
【0010】この場合、好適な実施の形態により、無線
送信機Taは直接拡散方式による第一の送信部2と周波
数ホッピング方式による第二の送信部3を備え、第一の
送信部2と第二の送信部3を切換可能に構成できる。ま
た、無線受信機Raは直接拡散方式による第一の受信部
4と周波数ホッピング方式による第二の受信部5を備
え、第一の受信部4と第二の受信部5を切換可能に構成
できるとともに、この際、第一の受信部4と第二の受信
部5は無線送信機Taから送信される切換信号により切
換可能に構成できる。一方、無線送信機T,Taは携帯
式のリモートコントローラ6により構成する。
【0011】これにより、無線送信機Tと無線受信機R
はスペクトラム拡散通信方式により構成される。ところ
で、スペクトラム拡散通信方式は、信号の電力スペク
トラム密度を低くできるため、信号をノイズ以下にする
ことにより信号の秘匿性が得られる。送信側と全く同
一の拡散符号がわからなければ信号を復調できないた
め、信号を傍受できない。信号の帯域幅が広いため、
狭帯域の妨害に強い。同時に多チャンネルの通信が可
能になる。などの特徴を有する。しかし、反面におい
て、あまりにも広い伝送帯域幅を必要とするため、周波
数利用効率の面では他の通信方式に比べて極端に悪く、
民生用機器の通信方式としては割り当てるべき周波数が
絶対的に不足する。したがって、従来は軍事用秘密通信
等の特殊な用途に利用されるに過ぎなかった。
【0012】本発明は、特に、コンクリートポンプ車5
0等の建設機械が、通常、ビルディングやトンネル等の
電波を反射したり遮蔽する障害物が介在する建設工事現
場で使用されること、装置の信頼性及び作業中の安全性
を確保するため、通信不能や誤動作等の通信障害を確実
に回避する必要があること、送信出力の小さい建設機械
の無線操縦装置に利用しても広い伝送帯域幅を取られる
点は問題にならないこと、等を考慮してスペクトラム拡
散通信方式を利用したもので、これにより、ノイズ等の
外乱や障害物の多い建設工事現場であっても妨害に強い
通信が可能になる。
【0013】また、本発明は、スペクトラム拡散通信方
式のうち、直接拡散方式は、特に耐妨害能力及び耐多重
伝播干渉に勝れるとともに、周波数ホッピング方式は、
特に遠近問題に対して有利になる点に着目し、このよう
な二つの通信方式を現場環境に応じて切換使用できるよ
うにした。これにより装置の信頼性及び作業中の安全性
がより高められる。なお、遠近問題とは無線受信機に対
して希望波を送信する無線送信機が遠方にあり、非希望
波を送信する無線送信機が至近距離にあった場合、非希
望波が無線受信機に著しい干渉を及ぼすことをいう。
【0014】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0015】まず、本発明の第一実施例に係る無線操縦
装置1の構成について、図1〜図3を参照して説明す
る。
【0016】第一実施例に係る無線操縦装置1は、図1
に示す無線送信機Tと無線受信機Rからなる。無線送信
機Tは制御信号Scを1次変調した1次変調信号Sm
を、疑似雑音符号Sptに基づいて拡散変調することに
より周波数スペクトラムを拡散して送信する機能を有す
る。また、無線受信機Rは無線送信機Tからの受信波か
ら得る受信信号Srを疑似雑音符号Sprに基づいて逆
拡散するとともに、得られた逆拡散信号Soを復調して
制御信号Scoを得る機能を有する。これにより、無線
送信機Tは制御信号Scを送信して図3に示すコンクリ
ートポンプ車50を無線操縦できるとともに、無線受信
機Rは制御信号Scを受信してコンクリートポンプ車5
0における各部のアクチュエータA1,A2…を制御す
る。
【0017】次に、具体的に説明する。まず、無線送信
機Tは図1に示すように、操作パネル10,マイクロプ
ロセッサ11,1次変調回路12,拡散変調回路13,
疑似雑音符号(PN符号)発生回路14,アップコンバ
ータ15及び送信アンテナ16を備える。無線送信機T
は図2に示すような携帯式のリモートコントローラ6と
して構成し、コントローラケーシング17の外面には操
作パネル10を有する。操作パネル10は出力系の非常
停止ボタン10a,警報ボタンを兼ねる電源ONボタン
10b,電源OFFボタン10c,吐出ポンプON−O
FFボタン10d,吐出ポンプ逆転ボタン10e,吐出
量増加ボタン10f,吐出量減少ボタン10g,アクセ
ル増加ボタン10h,アクセル減少ボタン10i,ブー
ム右旋回ボタン10j,ブーム左旋回ボタン10k,伸
縮ブーム51を構成する第1ブーム〜第nブームを伸縮
させる複数のブーム伸縮ボタン10m…,通信方式切換
ボタン10n,ポンプの作動ランプ10o,通信方式表
示ランプ10p,アラームランプ10qを有する。
【0018】一方、無線受信機Rは図1に示すように、
受信アンテナ20,ダウンコンバータ21,逆拡散回路
22,疑似雑音符号発生回路23,復調回路24及びマ
イクロプロセッサ25を備える。そして、マイクロプロ
セッサ25から出力する制御信号はコンクリートポンプ
車50におけるドライバD1,D2…に付与され、この
ドライバD1,D2…により対応する各種アクチュエー
タA1,A2…が駆動制御される。なお、アクチュエー
タA1,A2には、コンクリートポンプ車50の伸縮ブ
ーム51を伸縮させる油圧シリンダ57…,吐出ポンプ
(油圧ポンプ)及び電動モータ等を含むとともに、ドラ
イバD1,D2…には、油圧シリンダ57…を駆動制御
する制御弁,吐出ポンプ(油圧ポンプ)及び電動モータ
等を制御する制御回路を含む。図3において、27は無
線受信機Rを内蔵する制御ボックス,20は運転席上方
のルーフ59の上面に設置した受信アンテナを示す。
【0019】次に、第一実施例に係る無線操縦装置1の
動作について、図1〜図3を参照して説明する。
【0020】まず、無線送信機Tにおいて、操作パネル
10における任意のボタン、例えば、ブーム伸縮ボタン
10mを押せば、マイクロプロセッサ11から対応する
制御信号Scが1次変調回路12に付与され、制御信号
Scは位相切換えによる狭帯域変調(例えば、PSK
等)によって1次変調される。また、1次変調回路12
から出力する1次変調信号Smは拡散変調回路13に付
与される。拡散変調回路13では1次変調信号Smに対
して疑似雑音符号発生回路14から付与されるPN符号
Sptが乗積されて拡散変調される。さらに、拡散変調
回路13から出力する拡散変調信号Seはアップコンバ
ータ15に付与され、より高い周波数にコンバートされ
た後、送信アンテナ16から送信される。
【0021】一方、無線受信機Rでは、受信アンテナ2
0により無線送信機Tからの受信波を受信し、ダウンコ
ンバータ21により無線送信機Tのアップコンバータ1
5の逆変換を行い受信信号Srを得る。また、受信信号
Srは逆拡散回路22に付与される。逆拡散回路22で
は受信信号Srに対して疑似雑音符号発生回路23から
付与されるPN符号Sprが乗積されて逆拡散される。
この場合、PN符号Sprは無線送信機T側のPN符号
Sptと一致(同期)する。そして、逆拡散回路22か
ら出力する逆拡散信号Soは復調回路24により復調さ
れた後、マイクロプロセッサ25に付与される。マイク
ロプロセッサ25からは制御信号Scに一致する制御信
号Sco、即ち、ブーム伸縮ボタン10mに対応する制
御信号Socが、例えば、ドライバD1(制御弁)に付
与され、アクチュエータA1(油圧シリンダ)が駆動制
御される。
【0022】このように、無線送信機Tでは1次変調信
号Smが疑似雑音符号発生回路14から付与されるPN
符号Sptにより拡散変調されるとともに、無線受信機
Rでは受信信号Srが疑似雑音符号発生回路23から付
与されるPN符号Sprにより逆拡散される。PN符号
SptとSprは白色雑音に近い性質を有し、拡散変調
された拡散変調信号Seの周波数スペクトラムは広帯域
に拡散される。よって、妨害に強い通信が可能になり、
建設工事現場における通信障害が確実に回避されること
によって、装置の信頼性及び作業中の安全性が飛躍的に
高められる。
【0023】次に、本発明の第二実施例に係る無線操縦
装置1aについて、図4〜図8を参照して説明する。
【0024】第二実施例に係る無線操縦装置1aは、図
4に示す無線送信機Taと無線受信機Raからなる。無
線送信機Taは、直接拡散方式による第一の送信部2
と、周波数ホッピング方式による第二の送信部3を備え
る。そして、第一の送信部2と第二の送信部3の入力側
は、切換スイッチ部30を介して1次変調回路12の出
力側に接続するとともに、第一の送信部2と第二の送信
部3の出力側は、切換スイッチ部31を介して図1に示
すアップコンバータ15の入力側に接続する。この切換
スイッチ部30と31はマイクロプロセッサ11からの
切換信号Sxにより切換えられる。これにより、第一の
送信部2と第二の送信部3を選択的に使用できる。な
お、他の回路構成は図1に示す第一実施例と同じであ
る。
【0025】図5に第一の送信部2の構成を示すととも
に、図6に第二の送信部3の構成を示す。第一の送信部
2は直接拡散方式により構成されるため、図5に示すよ
うに、拡散変調回路13では、1次変調信号Smに対し
て疑似雑音符号発生回路14から付与されるPN符号S
ptが直接乗積される。したがって、図1に示す第一実
施例と同じである。一方、第二の送信部3は周波数ホッ
ピング方式により構成されるため、図6に示すように、
拡散変調回路13fでは、1次変調信号Smが周波数シ
ンセサイザ32からのホッピングパターンにより拡散変
調される。この場合、ホッピングパターンは疑似雑音符
号発生回路14からのPN符号Sptにより決定され
る。
【0026】他方、無線受信機Raは、図4に示すよう
に、直接拡散方式による第一の受信部4と、周波数ホッ
ピング方式による第二の受信部5を備える。そして、第
一の受信部4と第二の受信部5の入力側は切換スイッチ
部33を介して図1に示すダウンコンバータ21の出力
側に接続するとともに、第一の受信部4と第二の受信部
5の出力側は切換スイッチ部34を介して復調回路24
の入力側に接続する。この切換スイッチ部33と34は
マイクロプロセッサ25からの切換信号Syにより切換
えられる。これにより、第一の受信部4と第二の受信部
5を選択的に使用できる。なお、他の回路構成は図1に
示す第一実施例と同じである。
【0027】図7に第一の受信部4の構成を示すととも
に、図8に第二の受信部5の構成を示す。第一の受信部
4は直接拡散方式により構成されるため、図7に示すよ
うに、ダウンコンバータ21から付与される受信信号S
rは、逆拡散回路22により逆拡散される。逆拡散回路
22では疑似雑音符号発生回路23から付与されるPN
符号Sprが直接乗積される。したがって、図1に示す
第一実施例と同じである。一方、第二の受信部5は周波
数ホッピング方式により構成されるため、図8に示すよ
うに、逆拡散回路22fでは、ダウンコンバータ21か
ら付与される受信信号Srが、周波数シンセサイザ35
からのホッピングパターンにより逆拡散される。そし
て、逆拡散回路22fから出力する逆拡散信号Soは復
調回路25に付与される。なお、ホッピングパターンは
疑似雑音符号発生回路23からのPN符号Sprにより
決定される。
【0028】これにより、無線送信機Taではリモコン
コントローラ6に備える通信方式切換ボタン10nを押
す度に、マイクロプロセッサ11は切換スイッチ部3
0,31を他方の接点に切換え、これにより、直接拡散
方式と周波数ホッピング方式が交互に切換えられる。切
換わった側の通信方式は、通信方式表示ランプ10pに
より表示される。他方、同様の通信方式切換ボタンを無
線受信機Raに設ければ、当該無線受信機Ra側におい
ても切換スイッチ部33,34に対する同様の切換えを
行うことができる。
【0029】また、無線送信機Taから無線受信機Ra
に切換信号を送信し、無線送信機Taにおける切換操作
により無線受信機Ra側を切換えるようにしてもよい。
この場合、無線送信機Taではリモコンコントローラ6
に備える通信方式切換ボタン10nを押せば、切換信号
が無線受信機Raに送信される。無線受信機Raのマイ
クロプロセッサ25は当該切換信号を識別して切換スイ
ッチ部33,34を切換える。この際、通信方式切換ボ
タン10nが押された後、若干の時差を置いて無線送信
機Taの切換スイッチ部30,31が切換わるようにす
れば、無線送信機Ta及び無線受信機Raの双方を確実
に切換えることができる。
【0030】第二実施例に係る無線操縦装置1aによれ
ば、耐妨害能力及び耐多重伝播干渉に勝れる直接拡散方
式と遠近問題に対して有利となる周波数ホッピング方式
を、建設工事現場の環境や状況に応じて選択使用できる
ため、より装置の信頼性及び作業中の安全性を高めるこ
とができる。例えば、通常は、直接拡散方式を使用し、
遠近問題が発生する虞れがある状態、具体的には、複数
の建設機械が至近距離で稼働しているような状況下で
は、周波数ホッピング方式を使用すればよい。
【0031】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の回路構成,手法等において本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で任意に変更できる。
【0032】例えば、実施例は1次変調回路12により
制御信号Scを1次変調した場合を例示したが、制御信
号Scを直接拡散変調してもよく、この場合には1次変
調回路12及び復調回路24を省略できる。また、建設
機械はコンクリートポンプ車50を例示したが、クレー
ン車等の他の建設機械にも同様に適用できる。さらに、
スペクトラム拡散通信方式,直接拡散方式,周波数ホッ
ピング方式の回路構成は例示に限らず各種変形回路が許
容される。
【0033】
【発明の効果】このように、本発明に係る建設機械の無
線操縦装置は、制御信号又はこの制御信号を1次変調し
た1次変調信号を疑似雑音符号に基づいて拡散変調し、
周波数スペクトラムを拡散して送信する無線送信機を備
えるとともに、無線送信機からの受信波から得る受信信
号を疑似雑音符号に基づいて逆拡散し又は逆拡散により
得る逆拡散信号を復調して制御信号を得る無線受信機を
備えるため、次のような顕著な効果を奏する。
【0034】 建設工事現場における通信障害を確実
に回避し、装置の信頼性及び作業中の安全性を飛躍的に
高めることができる。
【0035】 好適な実施の形態により、直接拡散方
式と周波数ホッピング方式を切換可能に構成し、建設工
事現場の環境や状況に応じて各方式を選択使用すれば、
より装置の信頼性及び作業中の安全性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る無線操縦装置のブロ
ック回路図、
【図2】本実施例に係る無線操縦装置における無線送信
機を備えるリモートコントローラの外観構成図、
【図3】同無線操縦装置における無線受信機を搭載した
コンクリートポンプ車の外観構成図、
【図4】本発明の第二実施例に係る無線操縦装置のブロ
ック回路図、
【図5】同無線操縦装置における第一の送信部のブロッ
ク回路図、
【図6】同無線操縦装置における第二の送信部のブロッ
ク回路図、
【図7】同無線操縦装置における第一の受信部のブロッ
ク回路図、
【図8】同無線操縦装置における第二の受信部のブロッ
ク回路図、
【符号の説明】
1 無線操縦装置 1a 無線操縦装置 2 第一の送信部 3 第二の送信部 4 第一の受信部 5 第二の受信部 6 リモートコントローラ 50 コンクリートポンプ車(建設機械) T 無線送信機 Ta 無線送信機 R 無線受信機 Ra 無線受信機 A1… アクチュエータ Sc 制御信号 Sm 1次変調信号 Spt 疑似雑音符号 Sr 受信信号 Spr 疑似雑音符号 So 逆拡散信号 Sco 制御信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御信号を送信して建設機械を無線操縦
    する無線送信機と、前記制御信号を受信して前記建設機
    械における各部のアクチュエータを制御する無線受信機
    を備える建設機械の無線操縦装置において、前記制御信
    号又はこの制御信号を1次変調した1次変調信号を疑似
    雑音符号に基づいて拡散変調し、周波数スペクトラムを
    拡散して送信する無線送信機を備えるとともに、前記無
    線送信機からの受信波から得る受信信号を疑似雑音符号
    に基づいて逆拡散し又は逆拡散により得る逆拡散信号を
    復調して前記制御信号を得る無線受信機を備えることを
    特徴とする建設機械の無線操縦装置。
  2. 【請求項2】 前記無線送信機は直接拡散方式による第
    一の送信部と周波数ホッピング方式による第二の送信部
    を備え、前記第一の送信部と前記第二の送信部を切換可
    能に構成してなることを特徴とする請求項1記載の建設
    機械の無線操縦装置。
  3. 【請求項3】 前記無線受信機は直接拡散方式による第
    一の受信部と周波数ホッピング方式による第二の受信部
    を備え、前記第一の受信部と前記第二の受信部を切換可
    能に構成してなることを特徴とする請求項1記載の建設
    機械の無線操縦装置。
  4. 【請求項4】 前記第一の受信部と前記第二の受信部は
    前記無線送信機から送信される切換信号により切換可能
    に構成してなることを特徴とする請求項3記載の建設機
    械の無線操縦装置。
  5. 【請求項5】 前記無線送信機は携帯式のリモートコン
    トローラであることを特徴とする請求項1記載の建設機
    械の無線操縦装置。
  6. 【請求項6】 前記建設機械はコンクリートポンプ車で
    あることを特徴とする請求項1記載の建設機械の無線操
    縦装置。
JP9080120A 1997-03-31 1997-03-31 建設機械の無線操縦装置 Pending JPH10272999A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9080120A JPH10272999A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 建設機械の無線操縦装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9080120A JPH10272999A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 建設機械の無線操縦装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10272999A true JPH10272999A (ja) 1998-10-13

Family

ID=13709354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9080120A Pending JPH10272999A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 建設機械の無線操縦装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10272999A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008070855A (ja) * 2006-08-16 2008-03-27 Stanley Electric Co Ltd 液晶表示器のバックライト装置
JP2016536208A (ja) * 2013-09-06 2016-11-24 プッツマイスター エンジニアリング ゲーエムベーハー 作業機械及び当該作業機械を操作する方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008070855A (ja) * 2006-08-16 2008-03-27 Stanley Electric Co Ltd 液晶表示器のバックライト装置
JP2016536208A (ja) * 2013-09-06 2016-11-24 プッツマイスター エンジニアリング ゲーエムベーハー 作業機械及び当該作業機械を操作する方法
US10286920B2 (en) 2013-09-06 2019-05-14 Putzmeister Engineering Gmbh Working machine and method for operating said working machine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0976879A4 (en) REMOTE RADIO EQUIPMENT CONTROL SYSTEM, REMOTE CONTROL APPARATUS, TRANSCEIVE RELAY STATION, AND MOBILE RADIO DEVICE
US20030018422A1 (en) Vehicular communication system for communicating information among electronic devices installed in vehicle
JP2695048B2 (ja) コードレス電話システムおよび範囲切換え制御方法
CA2248487A1 (en) Power control for mobile wireless communication system
JPH0530044A (ja) 光通信方式
JPH10272999A (ja) 建設機械の無線操縦装置
JP3316100B2 (ja) 通信システム
JP3809914B2 (ja) 無人作業車の遠隔制御方法
JP2002345058A (ja) 作業機械の遠隔操作装置
JP4067821B2 (ja) 油圧ショベルの遠隔操作システム
JPH0388435A (ja) 無線電話通信システム用中継基地
US6134436A (en) Mobile communication system with mobile terminal equipment including both PHS and pager subsystems
JP2000049677A (ja) 工事現場用通信装置
JP2994315B2 (ja) 通信ゾーン救済方式
JP2009130567A (ja) 単方向無線通信システム
JP3033689B2 (ja) Phs基地局の制御チャネル切替方式
JP2003122430A (ja) 遠隔操縦システム、遠隔操縦装置、移動式中継作業機
JP2001268670A (ja) 作業機械の操作装置
JPH1079683A (ja) 利得切替アンテナ付無線機
KR101480218B1 (ko) 지그비의 채널 이중화를 이용한 건설장비의 원격 제어 시스템
AU6707898A (en) Radio communication system
JP2586666Y2 (ja) 通信システム
JPH07135476A (ja) 無線通信装置
CA2390363A1 (en) Remote radio operating system, and remote operating apparatus, mobile relay station and radio mobile working machine
JPH10285647A (ja) 中継機能を有する無線通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070613