JPH10272851A - 感熱転写型供与体要素 - Google Patents

感熱転写型供与体要素

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JPH10272851A
JPH10272851A JP9325965A JP32596597A JPH10272851A JP H10272851 A JPH10272851 A JP H10272851A JP 9325965 A JP9325965 A JP 9325965A JP 32596597 A JP32596597 A JP 32596597A JP H10272851 A JPH10272851 A JP H10272851A
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thermal transfer
binder
donor
thermal
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JP9325965A
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William Henry Simpson
ヘンリー シンプソン ウィリアム
Hoa A Tang
エイ タング ホア
Thomas C Reiter
カール レイター トーマス
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Eastman Kodak Co
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    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/392Additives, other than colour forming substances, dyes or pigments, e.g. sensitisers, transfer promoting agents
    • B41M5/395Macromolecular additives, e.g. binders
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色素拡散型転写要素を用いた場合よりも高い
濃度が得られる感熱転写型供与体要素を提供すること。 【解決手段】 高分子バインダー中に分散された色素を
含む色素層を支持体上に有する感熱転写型供与体要素で
あって、前記色素層は受容体要素に感熱転写されること
ができ、そして前記高分子バインダーはフェノキシ樹脂
である感熱転写型供与体要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱転写型供与体
要素に特定の高分子バインダーを使用することに関す
る。該供与体要素を用いて、スキャナーで読み取ること
ができるバーコードや光学文字認識(OCR)のための
感熱受容体要素上にバイナリーテキストを生ぜしめる。
【0002】最近、カラービデオカメラから電子的に発
生させた画像からプリントを得るための感熱転写装置が
開発されている。このようなプリントを得る方法の一つ
によると、まず電子像をカラーフィルターによって色分
解する。次いで、それぞれの色分解画像を電気信号に変
換する。その後、これらの信号を操作して、シアン、マ
ゼンタ及びイエローの電気信号を発生させ、これらの信
号を感熱プリンターへ伝送する。プリントを得るため、
シアン、マゼンタまたはイエローの色素供与体要素を色
素受容体要素と向い合わせて配置する。次いで、それら
二つの要素を感熱プリントヘッドと定盤ローラーとの間
に挿入する。ライン型感熱プリントヘッドを使用して、
色素供与体シートの裏側から熱をかける。感熱プリント
ヘッドは数多くの加熱要素を有し、シアン、マゼンタ及
びイエローの信号に応じて逐次加熱される。その後、こ
の処理を他の2色について繰り返す。こうして、スクリ
ーンで見た元の画像に対応するカラーハードコピーが得
られる。この方法とそれを実施するための装置について
の詳細が、米国特許第4,621,271号明細書に記
載されている。
【0003】包装、小売り、パスポート、IDカードを
はじめとする多様な領域で用いられるバーコードを作成
するため、色素拡散型の感熱印刷法を用いることができ
る。バーコードは、機械で読み取ることができる濃度の
非常に高いブラックと低い最低濃度とからなるバイナリ
ー(binary)像のみを必要とする。バーコードにおける
ブラック濃度は、イエロー、マゼンタ及びシアンの各供
与体要素から色素を順に感熱受容体の同じ領域に印刷す
ることによって、或いはブラックを生ぜしめるのに必要
な色素混合物を含有する単一の色素供与体要素から印刷
することによって、得ることができる。同等な技法によ
って、光学的に読み取ることができる英数文字を生ぜし
めることができる。いずれの場合も、用いられる各種ス
キャニング装置に適合させるため、近赤外色素又は光学
的に認識できる文字数字をバーコードに導入する必要が
ある。スキャナーの分光応答範囲は、電磁スペクトルの
赤領域及び近赤外領域を含む600〜1000nmであ
ると考えられる。
【0004】色素拡散型感熱印刷法に用いられる近赤外
色素及び可視色素は、色素供与体要素において熱分解に
対して安定であること、低い印刷エネルギーで感熱受容
体へ容易に転写されること、そして受容体へ転写後に熱
や光による劣化に対して安定であること、が必要であ
る。一般に、拡散型感熱転写方式の色素供与体は、色素
と、該色素を供与体の支持体に付着させる非転写性の高
分子バインダーとを含有する。該高分子バインダーは、
高濃度印刷時における供与体の受容体への粘着が最も抑
えられるように、好ましくは存在しないように、選ばれ
る。
【0005】印刷のための時間(ラインタイム)が短く
なるにつれ、感熱受容体における色素濃度を高く維持す
るため色素供与体要素にはさらに多くのエネルギーが加
わる。出力が増大するにつれ、発生する温度が一層高く
なるため供与体/受容体の粘着する傾向は増大するが、
これはエネルギーの増加のみならず、周囲への熱損失が
減少するためでもある。
【0006】
【従来の技術】米国特許第5,514,637号明細書
に、連続階調画像を印刷して適当なグレイスケールを得
ることができる典型的な色素拡散型供与体が記載されて
いる。この方式では、色素供与体要素のバインダーは受
容要素には転写されないことが普通である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
式でバーコートを印刷する場合、機械で読み取ることが
できる濃度の非常に高いブラックからなるバイナリー像
を得るために多量の色素が必要であるという問題があ
る。本発明の目的は、色素拡散型転写要素を用いた場合
よりも高い濃度が得られる感熱転写型供与体要素を提供
することにある。本発明の別の目的は、受容体要素に対
する付着性の良好な感熱転写型供与体要素のためのバイ
ンダーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】これら及びその他の目的
は、高分子バインダー中に分散された色素を含む色素層
を支持体上に有する感熱転写型供与体要素であって、前
記色素層は受容体要素に感熱転写されることができ、そ
して前記高分子バインダーはフェノキシ樹脂である感熱
転写型供与体要素に関する本発明により達成される。本
発明の別の実施態様は、色素転写像を形成する方法であ
って、(1)上記感熱転写型供与体要素を像様加熱する
工程、及び(2)前記色素層の部分を色素受容性要素に
転写して色素転写像を形成する工程を含んで成る方法に
関する。
【0009】本発明によるバインダーは、その所期の目
的に有効である限り、いかなる濃度で使用してもよい。
一般には、該バインダーを約0.1〜約5g/m2 の被
覆量で使用した場合に良好な結果が得られる。該バイン
ダーは、色素層の重量に対して約15〜約35重量%の
濃度で存在させることができる。
【0010】本発明には、当業者が知っているいずれの
フェノキシ樹脂でも使用することができる。例えば、下
記の樹脂を使用することができる。Phenoxy Associate
s, Rock Hill, S.C. 製のフェノキシ樹脂 PKHC(商標)
、 PKHH(商標) 及び PKHJ(商標) のような Paphen(商
標) 樹脂; Scientific Polymer Products, Inc., Ontar
io, N.Y.製の045A樹脂及び045B樹脂。これらの樹脂は数
平均分子量が約10,000以上である。本発明の好適な実施
態様では、フェノキシ樹脂は下記の構造式で示されるフ
ェノキシ樹脂 PKHC(商標) 、 PKHH(商標) 又は PKHJ(商
標) である。
【0011】
【化1】
【0012】本発明の別の好ましい実施態様では、上記
バインダーと共に各種架橋剤を使用することができ、そ
の例として、チタンアルコキシド、ポリイソシアネー
ト、メラミン−ホルムアルデヒド、フェノール−ホルム
アルデヒド、ウレア−ホルムアルデヒド、ビニルスルホ
ン及びテトラエチルオルトシリケートのようなシランカ
ップリング剤が挙げられる。本発明のさらに別の実施態
様では、上記架橋剤はチタンテトライソプロポキシド又
はチタンブトキシドのようなチタンアルコキシドであ
る。一般に、このような架橋剤が約0.01g/m2
0.045g/m2の量で存在すると、良好な結果が得
られる。
【0013】本発明に用いられる感熱転写型供与体要素
には、熱によって色素受容性層へ転写されうるものであ
ればいずれの画像色素でも使用することができる。特に
良好な結果が、後述の実施例で用いられる色素又は米国
特許第4,541,830号に記載されている色素のい
ずれかを用いることにより得られる。上記色素は約0.
05〜約1g/m2 の被覆量で使用することができ、ま
た疎水性であることが好ましい。本発明の好ましい実施
態様では、シアン、マゼンタ及びイエローの各画像色素
並びに赤外吸収色素の混合物が用いられる。本発明にお
いて使用されることができる赤外吸収色素として、米国
特許第4,973,572号明細書に記載されているシ
アニン系赤外吸収色素、又はその他米国特許第4,94
8,777号、同第4,950,640号、同第4,9
50,639号、同第4,948,776号、同第4,
948,778号、同第4,942,141号、同第
4,952,552号、同第5,036,040号及び
同第4,912,083号に記載されている色素が挙げ
られる。
【0014】本発明に用いられる色素受容性要素は、支
持体の上に色素像受容性層を有するものである。この支
持体は、ポリ(エーテルスルホン)、ポリイミド、酢酸
セルロースのようなセルロースエステル、ポリ(ビニル
アルコール−コ−アセタール)又はポリ(エチレンテレ
フタレート)のような透明フィルムであることができ
る。色素受容性要素のための支持体は、バライタ塗被
紙、ポリエチレン塗被紙、白色ポリエステル(白色顔料
を内蔵したポリエステル)、アイボリー紙、コンデンサ
ー紙、合成紙(例、DuPont Tyvek (商標) )又は米国特
許第5,244,861号に記載されているラミネート
されたミクロボイドを有する包装用複合フィルム支持
体、のような反射性の支持体であってもよい。
【0015】上記色素像受容性層は、例えば、ポリカー
ボネート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ(塩化ビ
ニル)、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポ
リカプロラクトン又はこれらの混合物を含むことができ
る。該色素像受容性層は、所期の目的に有効である限
り、いかなる量で存在させてもよい。一般には、約1〜
約5g/m2 とした場合に良好な結果が得られる。
【0016】本発明の感熱転写型供与体要素の支持体と
しては、寸法安定性があり且つ感熱ヘッドの熱に耐えう
るものであればいずれの材料を使用してもよい。このよ
うな材料として、ポリ(エチレンテレフタレート)のよ
うなポリエステル;ポリアミド;ポリカーボネート;セ
ルロースエステル;フッ素ポリマー;ポリエーテル;ポ
リアセタール;ポリオレフィン;及びポリイミドが挙げ
られる。支持体の厚みは一般に約5〜約200μmであ
る。さらに、所望であれば、米国特許第4,695,2
88号及び同第4,737,486号明細書に記載され
ている材料のような下塗層を塗布することもできる。
【0017】感熱転写型供与体要素の反対側に、プリン
トヘッドが感熱転写型供与体要素に粘着しないようにス
リップ層を被覆することができる。このようなスリップ
層は、高分子バインダー若しくは界面活性剤を含むか又
は含まずに、固体若しくは液体の潤滑剤又はその混合物
を含むことができる。好適な潤滑剤として、ポリ(ステ
アリン酸ビニル)のような融点が100℃未満である半
結晶性有機固体又は油状物、蜜蝋、過フッ素化アルキル
エステルポリエーテル、ポリカプロラクトン、シリコー
ン油、ポリテトラフルオロエチレン、カーボワックス、
ポリ(エチレングリコール)、又は米国特許第4,71
7,711号、同第4,717,712号、同第4,7
37,485号及び同第4,738,950号明細書に
記載されているものが挙げられる。スリップ層として好
適な高分子バインダーには、ポリ(ビニルアルコール−
コ−ブチラール)、ポリ(ビニルアルコール−コ−アセ
タール)、ポリスチレン、ポリ(酢酸ビニル)、酢酪酸
セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース、酢酸セルロ
ース又はエチルセルロースが含まれる。
【0018】本発明の感熱色素転写用組立体は、 a)上記感熱転写型供与体要素、及び b)上記色素受容性要素 を含み、色素受容性要素と感熱転写型供与体要素とは、
該供与体要素の色素層が該受容性要素の色素像受容性層
と接触するように重畳される関係にある。画像を得る場
合、これら二種の要素を含んで成る上記組立体を予め一
体型ユニットとして組み立てておくことができる。この
予備組立は、一時的に、これら二種の要素を縁部で互い
に付着することによって行うことができる。転写後、色
素受容性要素を剥離して、色素転写像を露呈させる。
【0019】
【実施例】本発明を説明するため、以下に実施例を提供
する。実験では以下の色素を使用した。
【0020】
【化2】
【0021】
【化3】
【0022】
【化4】
【0023】
【化5】
【0024】
【化6】
【0025】
【化7】
【0026】
【化8】
【0027】
【化9】
【0028】
【化10】
【0029】
【化11】
【0030】A.供与体要素 Tyzor TBT (商標)チタンテトラブトキシド(DuPont)を
塗布しておいた厚さ6.4μmのポリ(エチレンテレフ
タレート)支持体(DuPont)の上にコーティングを施すこ
とにより感熱転写型供与体要素を製作した。この供与体
支持体のその面にポリ(ビニルアセタール)(Sekisui
、0.383 g/m2) 、カンデリラ蝋(Strahl& Pitsch、0.02
2 g/m2) 、p-トルエンスルホン酸(0.0003 g/m2) 及び P
S-513(アミノプロピルジメチル末端を有するポリジメチ
ルシロキサン)(United ChemicalTechnologies、0.010 g
/m2) からなるスリップ層を塗布した。次いで、その反
対面に、トルエン/n−プロパノール/シクロペンタノ
ン(60:35:5 重量%)の溶剤混合物から、送出し用のス
ロットヘッドを使用して、下記の色素層の一つを塗布し
た。乾燥を38〜43℃で実施した。
【0031】感熱転写型供与体1 材料 塗布量(g/m2 色素1 0.150 色素2 0.226 色素3 0.040 色素4 0.226 色素5 0.323 IR−色素1 0.430 IR−色素2 0.108 2μmジビニルベンゼンビーズ 0.027 PKHJ(商標)樹脂 0.677
【0032】感熱転写型供与体2 材料 塗布量(g/m2 色素1 0.105 色素2 0.158 色素3 0.028 色素4 0.158 色素5 0.226 IR−色素1 0.430 IR−色素2 0.108 2μmジビニルベンゼンビーズ 0.027 PKHJ(商標)樹脂 0.677
【0033】感熱転写型供与体3 材料 塗布量(g/m2 色素1 0.060 色素2 0.090 色素3 0.016 色素4 0.090 色素5 0.129 IR−色素1 0.430 IR−色素2 0.108 2μmジビニルベンゼンビーズ 0.027 PKHJ(商標)樹脂 0.677
【0034】感熱転写型供与体4 IR−色素1及びIR−色素2をIR−色素5及びIR
−色素3に置き換えたことを除いて、感熱転写型供与体
3と同じとした。感熱転写型供与体5 フェノキシ樹脂の量を0.538g/m2 に減らしたこ
とを除いて、感熱転写型供与体3と同じとした。感熱転写型供与体6 フェノキシ樹脂の量を0.269g/m2 に減らしたこ
とを除いて、感熱転写型供与体3と同じとした。
【0035】感熱転写型供与体7 PKHJ(商標)フェノキシ樹脂の代わりにKS−1
(ポリビニルアセタール、Sekisui )を使用したことを
除いて、感熱転写型供与体2と同じとした。感熱転写型供与体8 IR−色素5の代わりにIR−色素4を使用したことを
除いて、感熱転写型供与体4と同じとした。対照用色素供与体 受容体へ粘着しないバインダーとして酢酸プロピオン酸
セルロース(CAP)を含む色素拡散型感熱転写用供与
体として作用する配合を設計した。材料及びその塗布量
を以下に示す。
【0036】 材料 塗布量(g/m2 色素1 0.150 色素2 0.226 色素3 0.040 色素4 0.226 色素5 0.323 IR−色素1 0.430 IR−色素2 0.108 2μmジビニルベンゼンビーズ 0.027 CAP 482-20(粘度20秒) 0.074 (Eastman Chemical Co.) CAP 482-0.5 (粘度 0.5秒) 0.602 (Eastman Chemical Co.) Fluorad (商標)FC-430 0.011 (フッ素系界面活性剤)(3M社)
【0037】B.受容体要素 受容体要素は、厚さ175μmの支持体 Estar(商標)
(Eastman Kodak Co.)の上に塗布した四つの層からなる
ものとした。第一層は、支持体上に直接塗布され、8.
07g/m2 のブチルアクリレート及びアクリル酸(50
/50重量%)のコポリマー、0.565g/m2 の1,
4−ブタンジオールジグリシジルエーテル(Eastman Kod
ak Co.) 、0.323g/m 2 のトリブチルアミン及び
0.016g/m2 のFluorad FC-431(商標)(3M社)
からなるものとした。
【0038】第二層は、0.538g/m2 の14モル
%のアクリロニトリル、79モル%の塩化ビニリデン及
び7モル%のアクリル酸のコポリマー並びに0.016
g/m2 のDC-1248 シリコーン流体(Dow Corning)から
なるものとした。第三層は、Makrolon(商標)KL3-1013
ポリカーボネート(Bayer AG 、1.77g/m2 )、Le
xan (商標)141-112 ポリカーボネート(General Elect
ric Co.、1.45g/m2 )、Fluorad FC-431(商
標)(0.011g/m2 )、ジブチルフタレート
(0.323g/m2 )及びジフェニルフタレート
(0.323g/m2 )からなるものとした。第四層
は、該要素の最上層であるが、50モル%のビスフェノ
ールA、49モル%のジエチレングリコール及び1モル
%のポリジメチルシロキサンブロックのコポリマー
(0.646g/m2 )、Fluorad FC-431(商標)
(0.054g/m2 )及びDC-510(Dow Corning Co.)
(0.054g/m2 )からなるものとした。
【0039】C.印刷条件 上記供与体要素の色素面を上記受容体要素の最上層と接
触させて配置した。この組立体をモーター駆動式定盤
(直径35mm)と京セラ製KBE−57−12MGL
2感熱プリントヘッドとの間に配置し、該ヘッドを感熱
転写型供与体要素のスリップ層側に対して31.2Nの
力で押し当てた。この京セラ製プリントヘッドが有する
672個のヒーターは、独立にアドレス可能であり、解
像度11.81ドット/mm、平均抵抗1968Ωの性
能を有する。画像形成電子回路を作動させ、上記組立体
をプリントヘッドとローラーの間を26.67mm/秒
で引き抜いた。同時に、感熱プリントヘッドの抵抗素子
に91μ秒毎に87.5μ秒のパルスを与えた。最高濃
度の印刷には3.175ミリ秒の印刷線当たり32パル
スの「オン」時間を要した。供給電圧は12.0ボルト
とし、最高ステータスA濃度2.2〜2.3をプリント
するため3.26J/cm2 のエネルギーを得た。画像
は1:1のアスペクト比で印刷された。
【0040】表1の結果は、Perkin-Elmer社製の積分球
を具備したラムダ12分光光度計を用いて820 nm及び915
nmで得られる可視領域及び赤外領域の濃度においてX-Ri
teデンシトメーター(X-Rite 社) で測定したステータス
A濃度を表す。
【0041】
【表1】
【0042】上記の結果は、感熱転写型供与体1〜8
は、色素拡散型の対照要素と比べて、印刷された受容体
において、スペクトルの可視、赤外のどちらの領域につ
いても実質的に濃度が増加したことを示している。この
ことは、可視色素の色素量を色素拡散型対照要素の色素
量に対して60%削減した場合(感熱転写型供与体3)
であっても認められる。感熱転写型供与体7は高い濃度
を与えたが、本発明の感熱転写型供与体よりも受容体表
面に対する付着性が低かった(下記参照)。
【0043】付着性試験 付着性については、下記の試験材料を転写させた受容体
のScotch(商標)テープ引張り試験によって測定した:
Elvacite(商標)1010及び1020アクリル樹脂(ICI Acryl
ics)、Matrimid(商標)5218ポリアミド(Ciba-Geigy)、
ポリビニルアセタール(Sekisui) 並びにPKHJ(商標)フ
ェノキシ樹脂(Phenoxy Associates)。Scotch(商標)テ
ープを指圧で貼付し、すばやく引き剥がした。以下の結
果が得られた。
【0044】
【表2】
【0045】上記の結果は、ポリシロキサンを含有する
感熱受容体要素の最上層に対するアクリル樹脂(Elvaci
te(商標))及びポリアミド(Matrimid(商標))の付
着性は、いずれも不良であることを示している。ポリ
(ビニルアセタール)は中位の付着性を示したが、フェ
ノキシ樹脂は受容体要素に非常によく付着した。
【0046】バーコード印刷試験 Kronos社製スキャナーでスキャンした。この試験のため
のバーコードは、印加出力3.26J/cm2 で 3.175ミリ秒の
ラインタイムで印刷した。バーコードは10回スキャンし
た。以下の結果が得られた。
【0047】
【表3】 *性能は、試行回数当たりの正しいスキャンの回数を表
す。
【0048】上記の結果は、感熱転写型供与体1〜6及
び感熱転写型供与体8から印刷されたバーコードは、色
素拡散型の対照要素から印刷されたバーコードと比較し
た場合、その読取り性(試行10回当たり成功10回)
が色素拡散型対照の読取り性(試行10回当たり成功0
回)よりも良好であることを示している。感熱転写型供
与体7の読取り性は、受容体表面に対するポリ(ビニル
アセタール)バインダーの付着性が不十分であるため、
不良となった。
【0049】昼光露光試験 印刷した試料を、強度50キロルクスのキセノンランプ
に7日間暴露した。該ランプの分光出力を昼光露光とな
るように適当なフィルターで調整した。ランプ暴露の前
後で、820nm及び915nmにおける吸光度を、Pe
rkin Elmer Lambda 12分光光度計(Perkin Elmer 社) で
測定し、その吸光度変化率%を算出した。以下の結果が
得られた。
【0050】
【表4】
【0051】上記の結果は、IR−色素1及びIR−色
素2(供与体1)が、色素拡散方式で得られた対照より
も、昼光暴露による褪色に対する安定性が優れているこ
とを示している。
【0052】
【発明の効果】本発明の感熱転写型供与体要素を使用す
ることによって、印刷工程の際、色素の100%が(バ
インダーと共に)受容体へ転写される。該感熱転写型供
与体要素における色素使用量が少ないため、ポリマー中
の色素濃度が低く、結晶化に対する保存安定性も良好と
なる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス カール レイター アメリカ合衆国,ニューヨーク 14468, ヒルトン,パーマセンターロード 340

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子バインダー中に分散された色素を
    含む色素層を支持体上に有する感熱転写型供与体要素で
    あって、前記色素層は受容体要素に感熱転写されること
    ができ、そして前記高分子バインダーはフェノキシ樹脂
    である感熱転写型供与体要素。
JP9325965A 1996-11-27 1997-11-27 感熱転写型供与体要素 Pending JPH10272851A (ja)

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US08/757,556 US5756418A (en) 1996-11-27 1996-11-27 Binder for thermal transfer donor element

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