JPH10272391A - 液吐出装置 - Google Patents

液吐出装置

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JPH10272391A
JPH10272391A JP9092779A JP9277997A JPH10272391A JP H10272391 A JPH10272391 A JP H10272391A JP 9092779 A JP9092779 A JP 9092779A JP 9277997 A JP9277997 A JP 9277997A JP H10272391 A JPH10272391 A JP H10272391A
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pump cylinder
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Jin Akasaka
神 赤坂
Takashi Okuno
隆史 奥野
Katsumi Takasaki
勝己 高崎
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1001Piston pumps
    • B05B11/1009Piston pumps actuated by a lever
    • B05B11/1011Piston pumps actuated by a lever without substantial movement of the nozzle in the direction of the pressure stroke

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液吐出装置において、ポンプシリンダ内での
ピストンの摺動性を向上すること。 【解決手段】 液吐出装置10において、ピストン23
がポンプシリンダ15Aを摺動する間、ピストン23は
ばね支持筒15B回りの少なくとも一部に間隙を介する
ように設定されてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワックス、塗料等
を吐出するに好適な液吐出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公昭62-59635号公報に記載の如
くの液吐出装置がある。この液吐出装置は、ポンプシリ
ンダ内にピストンを液密に摺動可能に収容し、ポンプシ
リンダのピストン摺動方向に相対する端面に設けられる
ばね支持筒内に圧縮ばねの一端を支持し、圧縮ばねの他
端をピストンに衝合し、操作部により駆動されるピスト
ンをポンプシリンダ内で圧縮ばねのばね力に抗して原位
置から押し込んでポンプシリンダ内に液状物を加圧し、
この液状物をポンプシリンダのピストン摺動方向に相対
する端面のばね支持筒外に設けた通液口経由で吐出ノズ
ルのノズル孔から吐出せしめるとともに、該ピストンを
圧縮ばねのばね力により原位置に戻してポンプシリンダ
内に液状物を吸引せしめることとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の如くの問題点がある。 ピストンはリング状をなしており、ピストンのリング
状外周部がポンプシリンダの内周面を摺動するとき、ピ
ストンのリング状内周部もばね支持筒の外周面を摺動す
るようになっている。このため、研磨剤等の粉末の入っ
た液状物や、パラフィン系溶剤等のプラスチック製ピス
トンを膨潤させる液状物を吐出液とする場合、ピストン
の摺動性が悪い。即ち、粉末の入った液状物では、ピス
トンとばね支持筒の間に粉末がつまり、この粉末がピス
トンとばね支持筒をキズ付け、ピストンの摺動性を悪く
する。また、膨潤性液状物を吐出液とする場合、ピスト
ンとばね支持筒の嵌合度が強くなり、ピストンの摺動性
を悪くする。
【0004】尚、ピストンの摺動性の悪化は、圧縮ばね
のばね力を強くすることにてある程度改善できるが、こ
の場合には、ピストンの押込操作力が過大になり、使い
勝手が悪くなる。
【0005】ポンプシリンダ内にピストンを押し込ん
で液状物を加圧し、吐出せしめるに際し、ピストンの加
圧操作終了時に液状物の吐出を直ちに停止させ、吐出ノ
ズルからの液切れを良くすることが望まれる。
【0006】本発明の課題は、液吐出装置において、ポ
ンプシリンダ内でのピストンの摺動性を向上することに
ある。
【0007】また、本発明の課題は、吐出ノズルからの
液切れ性を向上することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、ポンプシリンダ内にピストンを液密に摺動可能に収
容し、ポンプシリンダのピストン摺動方向に相対する端
面に設けられるばね支持筒内に圧縮ばねの一端を支持
し、圧縮ばねの他端をピストンに衝合し、操作部により
駆動されるピストンをポンプシリンダ内で圧縮ばねのば
ね力に抗して原位置から押し込んでポンプシリンダ内に
液状物を加圧し、この液状物をポンプシリンダのピスト
ン摺動方向に相対する端面のばね支持筒外に設けた通液
口経由で吐出ノズルのノズル孔から吐出せしめるととも
に、該ピストンを圧縮ばねのばね力により原位置に戻し
てポンプシリンダ内に液状物を吸引せしめる液吐出装置
において、ピストンがポンプシリンダ内を摺動する間、
ピストンはばね支持筒回りの少なくとも一部に間隙を介
するように設定されてなるようにしたものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記ポンプシリンダのピスト
ン摺動方向に相対する端面のばね支持筒内に残圧除去孔
を設けてなるようにしたものである。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記ピストンが操作部による
押し込みストローク端にあるとき、ばね支持筒の開口端
を閉鎖する残圧封止部を該ピストンに設けてなるように
したものである。
【0011】請求項4に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記ピストンが操作部による
押し込みストローク端で、ポンプシリンダの端面に設け
た前記通液口を閉鎖するようにしたものである。
【0012】請求項5に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記ばね支持筒の筒面の内外
に貫通する残圧除去通路を設けてなるようにしたもので
ある。
【0013】請求項1に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ピストンがポンプシリンダを摺動する間、ピストンは
ばね支持筒回りの少なくとも一部(全周もしくは周方向
の一部等)に間隙を介するようにした。従って、研磨剤
等の粉末の入った液状物や、パラフィン系溶剤等のプラ
スチック製ピストンを膨潤させる液状物を吐出液とする
場合にも、ピストンの摺動性を向上できる。即ち、粉末
の入った液状物でも、上記間隙の故に、ピストンとばね
支持筒の間に粒子がつまることなく、ピストンとばね支
持筒が粉末によりキズ付けられることがない。また、膨
潤性液状物を吐出液とする場合にも、上記間隙の故に、
ピストンとばね支持筒の嵌合度が強くなることがない。
【0014】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ばね支持筒内に残圧除去孔を設けた。従って、ばね支
持筒内の空気はピストンの加圧操作中に残圧除去孔から
ばね支持筒外に排気され、ばね支持筒内に圧縮されて残
存することがない。従って、ピストンの加圧操作終了時
に、ポンプシリンダ内の液状物に残圧が作用することが
なく、吐出ノズルからの液切れ性を向上できる。
【0015】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ピストンが操作部による押し込みストローク端にある
とき、ばね支持筒の開口端を閉鎖する残圧封止部を該ピ
ストンに設けた。従って、ピストンの加圧操作終了時
に、ばね支持筒内の残存空気の圧縮により生ずる残圧
は、ピストンの残圧封止部により封止され、ポンプシリ
ンダ内の液状物に及ぶことがなく、吐出ノズルからの液
切れ性を向上できる。
【0016】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ピストンが操作部による押し込みストローク端で、ポ
ンプシリンダの端面に設けた通液口を閉鎖するようにし
た。従って、ピストンの加圧操作終了時に、ポンプシリ
ンダ内の液状物が通液口から流出することが防止される
ものとなる。このため、たとえばね支持筒内の残存空気
の圧縮により生ずる残圧が、ポンプシリンダ内の液状物
に作用しても、この液状物がポンプシリンダ外に流出す
ることがなく、吐出ノズルからの液切れ性を向上でき
る。
【0017】請求項5に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ばね支持筒の筒面の内外に貫通する残圧除去通路を設
けた。従って、ばね支持筒内の空気はピストンの加圧操
作終了時に残圧除去通路からばね支持筒外に排気され、
ばね支持筒内に圧縮されて残存することがない。従っ
て、ピストンの加圧操作終了時に、ポンプシリンダ内の
液状物に残圧が作用することがなく、吐出ノズルからの
液切れ性を向上できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態を示す模式
図、図2は第2実施形態を示す模式図、図3は第3実施
形態を示す模式図、図4は第4実施形態を示す模式図、
図5は第5実施形態を示す模式図、図6は第6実施形態
を示す模式図である。
【0019】(第1の実施の形態)(図1) トリガー式吐出装置10は、図1に示す如く、容器11
の開口部11Aに螺着されるキャップ12によりトリガ
ー組立体13を固定している。そして、吐出装置10
は、糊剤、コーティング剤等を後述する吐出ノズル28
のノズル孔28Aから例えば噴射状に吐出せしめる。
【0020】トリガー組立体13は、トリガーハウジン
グ15に通液体17を嵌入し、通液体17の下部フラン
ジ部17Aを上述のキャップ12により上記容器11の
開口部11Aに固定的に保持している。通液体17に
は、通液路18に連なる通液チューブ19が嵌合せしめ
られ、通液チューブ19は容器11の容器内空間11B
を底部にまで延在せしめられている。
【0021】トリガー組立体13は、トリガーハウジン
グ15の前面側下部にトリガー21(操作部)を有し、
トリガーハウジング15内における通液体17の前部で
あるポンプシリンダ15Aにポンプ室22を形成し、ポ
ンプシリンダ15Aに液密に摺動可能にポンプ室22に
挿入されるピストン23をトリガー21によって加圧操
作可能としている。ポンプシリンダ15Aのピストン摺
動方向に相対する端面に立設されるばね支持筒15Bの
内部には圧縮ばね24の一端が支持され、圧縮ばね24
の他端はピストン23に衝合されるようになっている。
ポンプ室22は、ポンプシリンダ15Aのピストン摺動
方向に相対する端面のばね支持筒15Bの外側に設けた
通液口25を経由して、通液体17の通液路18に連通
している。トリガー21の加圧操作によりピストン23
はポンプシリンダ15A内で圧縮ばね24のばね力に抗
して、原位置からポンプ室22内に押し込まれてポンプ
シリンダ15A内の液状物を圧縮し、ポンプ室22に吐
出圧を生成する。また、トリガー21の加圧操作解除に
よりピストン23は圧縮ばね24のばね力により原位置
に戻されてポンプ室22を拡張することにてポンプシリ
ンダ15A内に液状物を吸引するように、ポンプ室22
に吸引圧を生成する。
【0022】トリガー組立体13は、トリガーハウジン
グ15の上部に吐出路26を有している。吐出路26
は、連通路27を介して、通液体17の通液路18に連
通している。
【0023】吐出装置10は、トリガー組立体13の前
面部に前述の吐出ノズル28を装着されている。吐出ノ
ズル28は上述の吐出路26に連なるノズル孔28Aを
備える。
【0024】このとき、吐出ノズル28は、吐出路26
から供給される加圧液状物をスピン流としてノズル孔2
8Aに導くスピン通液溝29Aを備えてなるスピン部2
9を設けている(図1(B)、(C))。液状物は、ス
ピン部29のスピン通液溝29Aを通ってスピンを付与
されることにより砕かれて小粒子化される。
【0025】吐出装置10は、ポンプ室22と容器内空
間11Bとの連絡通路である通液路18にボール状入側
逆止弁31を設けている。これにより、入側逆止弁31
は、(a) 自由状態において入側弁座33に着座して通液
路18を閉じ、(b) ポンプ室22の吸引圧によって通液
路18を開き容器内空間11Bからポンプ室22への液
の流れを許容する。
【0026】また、吐出装置10は、ポンプ室22と吐
出口28Aとの連絡通路である通液路18に、2連空洞
部34Bを備えた弾性体(プラスチック)からなる伸縮
自在の出側逆止弁34を設けている。出側逆止弁34
は、2連空洞部34Bの上部を通液体17の上部に固定
されており、(a) 自由状態において、2連空洞部34B
の弾発力により弁体34Aを出側弁座35に着座させて
通液路18を閉じ、(b)ポンプ室22の吐出圧によって
通液路18を開きポンプ室22から吐出口28Aへの液
の流れを許容する。
【0027】尚、図1において、30はトリガー21を
引き切ったピストン23の押し込みストローク端で、容
器11の内部に外気を導入する空気置換路である。
【0028】然るに、吐出装置10にあっては、図1
(A)に示す如く、ピストン23がポンプシリンダ15
Aを摺動する間、ピストン23がばね支持筒15B回り
の全周に対して間隙Gを介するように設定されている。
【0029】また、吐出装置10にあっては、ポンプシ
リンダ15Aのピストン摺動方向に相対する端面のばね
支持筒15B内に残圧除去孔41を設けている。残圧除
去孔41は、ポンプ室22と通液路18とを連通する。
【0030】また、吐出装置10にあっては、吐出ノズ
ル28が、ノズル孔28Aの出側にガイド筒51を設け
ている。ガイド筒51は、ノズル孔28Aからの吐出液
状物をガイドする筒状の液状物ガイド通路52を備え
る。このとき、ガイド通路52は複数条の円環溝を並置
した凹凸面52Aを備える。
【0031】また、ガイド筒51は、液状物ガイド通路
52を備えるとともに、外気巻き込み通路53を備えて
いる。外気巻き込み通路53は、液状物ガイド通路52
回りに該液状物ガイド通路52の前面外周側から該液状
物ガイド通路52のノズル孔28A寄り内周部に導通す
るものである。
【0032】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 ピストン23がポンプシリンダ15Aを摺動する間、
ピストン23はばね支持筒15B回りの全周に間隙Gを
介するようにした。従って、研磨剤等の粉末の入った液
状物や、パラフィン系溶剤等のプラスチック製ピストン
23を膨潤させる液状物を吐出液とする場合にも、ピス
トン23の摺動性を向上できる。即ち、粉末の入った液
状物でも、上記間隙Gの故に、ピストン23とばね支持
筒15Bの間に粒子がつまることなく、ピストン23と
ばね支持筒15Bが粉末によりキズ付けられることがな
い。また、膨潤性液状物を吐出液とする場合にも、上記
間隙Gの故に、ピストン23とばね支持筒15Bの嵌合
度が強くなることがない。
【0033】ばね支持筒15B内に残圧除去孔41を
設けた。従って、ばね支持筒15B内の空気はピストン
23の加圧操作中に残圧除去孔41からばね支持筒15
B外に排気され、ばね支持筒15B内に圧縮されて残存
することがない。従って、ピストン23の加圧操作終了
時に、ポンプシリンダ15A内の液状物に残圧が作用す
ることがなく、吐出ノズルからの液切れ性を向上でき
る。
【0034】ピストン23がばね支持筒15B回りに
間隙を介するようにしたので、ピストン23の加圧面積
は広くなり、液状物の吐出圧力は低減される。同時に、
液状物は吐出ノズル28のスピン部29でスピン量を付
与される。これにより、液状物は適度な勢いで吐出され
得るものとなり、ノズル孔28A外のガイド筒のガイド
通路の壁面に液ダレを生じない程度の勢いでガイド通路
の壁面に当てられて吐出粒子を大きくされ、且つスプレ
ー対象物に到達してはね返りを生ずることのない程度の
勢いでスプレーされる。
【0035】ガイド筒51のガイド通路52に凹凸面
52Aを備えた。従って、液状物粒子は凹凸面52Aに
はね返されてガイド筒51内で互いに混和し大粒子に成
長し、或いは凹凸面52Aに溜って大粒子に成長した
後、後続吐出粒子に巻き込まれてスプレーされる。即
ち、スプレーされる液状物の吐出粒子を大きくすること
ができる。この凹凸面の有無、凹凸程度等は、液状物の
物性に応じて選定できる。
【0036】ガイド筒51が、液状物ガイド通路52
回りに外気巻き込み通路53を備えたから、ガイド通路
52により大粒子に成長せしめられた液状物に外気を混
和させて粒子を細分化することにより、スプレーされる
液状物の吐出粒子を適度な大きさに調整できる。この外
気巻き込み通路53の有無、その通路面積の大小等は、
液状物の物性に応じて選定できる。
【0037】(第2実施形態)(図2) 第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、残圧除去孔
41を撤去し、ピストン23にテーパ内面状の残圧封止
部42を設けたことにある。残圧封止部42は、ピスト
ン23がトリガー21により押し込みストローク端にあ
るとき、ばね支持筒15Bの開口端に密接してこの開口
端を閉鎖するものである(図2(B))。
【0038】これによれば、ピストン23の加圧操作終
了時に、ばね支持筒15B内の残存空気の圧縮により生
ずる残圧は、ピストン23の残圧封止部42により封止
され、ポンプシリンダ15A内の液状物に及ぶことがな
く、吐出ノズル28からの液切れ性を向上できる。
【0039】(第3実施形態)(図3) 第3実施形態が第1実施形態と異なる点は、残圧除去孔
41を撤去し、ポンプシリンダ15Aの通液口25の位
置を変更し、ピストン23がトリガー21による押し込
みストローク端にあるとき、ピストン23により通液口
22を完全に閉鎖するようにしたものである(図3)。
【0040】これによれば、ピストン23の加圧操作終
了時に、ポンプシリンダ15A内の液状物が通液口25
から流出することが防止されるものとなる。このため、
たとえばね支持筒15B内の残存空気の圧縮により生ず
る残圧が、ポンプシリンダ15A内の液状物に作用して
も、この液状物がポンプシリンダ15A外に流出するこ
とがなく、吐出ノズル28からの液切れ性を向上でき
る。
【0041】(第4実施形態)(図4) 第4実施形態が第3実施形態と異なる点は、ピストン2
3がポンプシリンダ15Aを摺動する間、ピストン23
がばね支持筒15B回りの周方向の一部に間隙Gを介す
るように設定されたものである。即ち、ピストン23は
ばね支持筒15Bの外周の一部に接し、他の部分に間隙
Gを介するスプライン歯状内面43を備える。
【0042】この場合にも、ピストン23のスプライン
歯状内面43がばね支持筒15B回りの一部に間隙Gを
介しているから、ポンプシリンダ15A内でのピストン
23の摺動性を向上できる。
【0043】(第5実施形態)(図5) 第5実施形態が第3実施形態と異なる点は、ばね支持筒
15Bの筒面の内外に貫通する残圧除去通路44を、ば
ね支持筒15Bの軸方向の全長に渡って設けたものであ
る。残圧除去通路44は、ばね支持筒15Bの横断面の
上部にのみ設けても良く(図5(B))、ばね支持筒1
5Bの横断面の周方向に一定の間隔をおいた複数位置に
設けても良い(図5(C))。
【0044】これによれば、ばね支持筒15B内の空気
はピストン23の加圧操作中に残圧除去通路からばね支
持筒15B外に排気され、ばね支持筒15B内に圧縮さ
れて残存することがない。従って、ピストン23の加圧
操作終了時に、ポンプシリンダ15A内の液状物に残圧
が作用することがなく、吐出ノズルからの液切れ性を向
上できる。
【0045】(第6実施形態)(図6) 第6実施形態が第1実施形態と異なる点は、ガイド筒5
1が、液状物ガイド通路52のみを備え、液状物ガイド
通路52に導通する外気巻き込み通路53を備えないよ
うにしたものである。
【0046】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、液吐出装
置において、ポンプシリンダ内でのピストンの摺動性を
向上することができる。
【0048】また、本発明によれば、吐出ノズルからの
液切れ性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態を示す模式図である。
【図2】図2は第2実施形態を示す模式図である。
【図3】図3は第3実施形態を示す模式図である。
【図4】図4は第4実施形態を示す模式図である。
【図5】図5は第5実施形態を示す模式図である。
【図6】図6は第6実施形態を示す模式図である。
【符号の説明】
10 吐出装置 15A ポンプシリンダ 15B ばね支持筒 21 トリガー(操作部) 23 ピストン 24 圧縮ばね 25 通液口 28 吐出ノズル 28A ノズル孔 29 スピンエレメント部 29A スピン通液溝 41 残圧除去孔 42 残圧封止部 44 残圧除去通路 51 ガイド筒 52 液状物ガイド筒 52A 凹凸面 53 外気巻き込み通路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプシリンダ内にピストンを液密に摺
    動可能に収容し、 ポンプシリンダのピストン摺動方向に相対する端面に設
    けられるばね支持筒内に圧縮ばねの一端を支持し、圧縮
    ばねの他端をピストンに衝合し、 操作部により駆動されるピストンをポンプシリンダ内で
    圧縮ばねのばね力に抗して原位置から押し込んでポンプ
    シリンダ内に液状物を加圧し、この液状物をポンプシリ
    ンダのピストン摺動方向に相対する端面のばね支持筒外
    に設けた通液口経由で吐出ノズルのノズル孔から吐出せ
    しめるとともに、 該ピストンを圧縮ばねのばね力により原位置に戻してポ
    ンプシリンダ内に液状物を吸引せしめる液吐出装置にお
    いて、 ピストンがポンプシリンダ内を摺動する間、ピストンは
    ばね支持筒回りの少なくとも一部に間隙を介するように
    設定されてなることを特徴とする液吐出装置。
  2. 【請求項2】 前記ポンプシリンダのピストン摺動方向
    に相対する端面のばね支持筒内に残圧除去孔を設けてな
    る請求項1記載の液吐出装置。
  3. 【請求項3】 前記ピストンが操作部による押し込みス
    トローク端にあるとき、ばね支持筒の開口端を閉鎖する
    残圧封止部を該ピストンに設けてなる請求項1記載の液
    吐出装置。
  4. 【請求項4】 前記ピストンが操作部による押し込みス
    トローク端で、ポンプシリンダの端面に設けた前記通液
    口を閉鎖する請求項1記載の液吐出装置。
  5. 【請求項5】 前記ばね支持筒の筒面の内外に貫通する
    残圧除去通路を設けてなる請求項1記載の液吐出装置。
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