JP3686209B2 - 液吐出装置 - Google Patents

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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1001Piston pumps
    • B05B11/1009Piston pumps actuated by a lever
    • B05B11/1011Piston pumps actuated by a lever without substantial movement of the nozzle in the direction of the pressure stroke

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワックス、塗料等を吐出するに好適な液吐出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特公昭62-59635号公報に記載の如くの液吐出装置がある。この液吐出装置は、ポンプシリンダ内にピストンを液密に摺動可能に収容し、ポンプシリンダのピストン摺動方向に相対する端面に設けられるばね支持筒内に圧縮ばねの一端を支持し、圧縮ばねの他端をピストンに衝合し、操作部により駆動されるピストンをポンプシリンダ内で圧縮ばねのばね力に抗して原位置から押し込んでポンプシリンダ内に液状物を加圧し、この液状物をポンプシリンダのピストン摺動方向に相対する端面のばね支持筒外に設けた通液口経由で吐出ノズルのノズル孔から吐出せしめるとともに、該ピストンを圧縮ばねのばね力により原位置に戻してポンプシリンダ内に液状物を吸引せしめることとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、従来技術には以下の如くの問題点がある。
▲1▼ピストンはリング状をなしており、ピストンのリング状外周部がポンプシリンダの内周面を摺動するとき、ピストンのリング状内周部もばね支持筒の外周面を摺動するようになっている。このため、研磨剤等の粉末の入った液状物や、パラフィン系溶剤等のプラスチック製ピストンを膨潤させる液状物を吐出液とする場合、ピストンの摺動性が悪い。即ち、粉末の入った液状物では、ピストンとばね支持筒の間に粉末がつまり、この粉末がピストンとばね支持筒をキズ付け、ピストンの摺動性を悪くする。また、膨潤性液状物を吐出液とする場合、ピストンとばね支持筒の嵌合度が強くなり、ピストンの摺動性を悪くする。
【0004】
尚、ピストンの摺動性の悪化は、圧縮ばねのばね力を強くすることにてある程度改善できるが、この場合には、ピストンの押込操作力が過大になり、使い勝手が悪くなる。
【0005】
▲2▼ポンプシリンダ内にピストンを押し込んで液状物を加圧し、吐出せしめるに際し、ピストンの加圧操作終了時に液状物の吐出を直ちに停止させ、吐出ノズルからの液切れを良くすることが望まれる。
【0006】
本発明の課題は、液吐出装置において、ポンプシリンダ内でのピストンの摺動性を向上することにある。
【0007】
また、本発明の課題は、吐出ノズルからの液切れ性を向上することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、ポンプシリンダ内にピストンを液密に摺動可能に収容し、ポンプシリンダのピストン摺動方向に相対する端面に設けられるばね支持筒内に圧縮ばねの一端を支持し、圧縮ばねの他端をピストンに衝合し、操作部により駆動されるピストンをポンプシリンダ内で圧縮ばねのばね力に抗して原位置から押し込んでポンプシリンダ内に液状物を加圧し、この液状物をポンプシリンダのピストン摺動方向に相対する端面のばね支持筒外に設けた通液口経由で吐出ノズルのノズル孔から吐出せしめるとともに、該ピストンを圧縮ばねのばね力により原位置に戻してポンプシリンダ内に液状物を吸引せしめる液吐出装置において、ピストンがポンプシリンダ内を摺動する間、ピストンはばね支持筒回りの少なくとも一部に間隙を介するように設定されてなるようにしたものである。
【0009】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において更に、前記ポンプシリンダのピストン摺動方向に相対する端面のばね支持筒内に残圧除去孔を設けてなるようにしたものである。
【0010】
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において更に、前記ピストンが操作部による押し込みストローク端にあるとき、ばね支持筒の開口端を閉鎖する残圧封止部を該ピストンに設けてなるようにしたものである。
【0011】
請求項4に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において更に、前記ピストンが操作部による押し込みストローク端で、ポンプシリンダの端面に設けた前記通液口を閉鎖するようにしたものである。
【0012】
請求項5に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において更に、前記ばね支持筒の筒面の内外に貫通する残圧除去通路を設けてなるようにしたものである。
【0013】
請求項1に記載の本発明によれば下記▲1▼の作用がある。
▲1▼ピストンがポンプシリンダを摺動する間、ピストンはばね支持筒回りの少なくとも一部(全周もしくは周方向の一部等)に間隙を介するようにした。従って、研磨剤等の粉末の入った液状物や、パラフィン系溶剤等のプラスチック製ピストンを膨潤させる液状物を吐出液とする場合にも、ピストンの摺動性を向上できる。即ち、粉末の入った液状物でも、上記間隙の故に、ピストンとばね支持筒の間に粒子がつまることなく、ピストンとばね支持筒が粉末によりキズ付けられることがない。また、膨潤性液状物を吐出液とする場合にも、上記間隙の故に、ピストンとばね支持筒の嵌合度が強くなることがない。
【0014】
請求項2に記載の本発明によれば下記▲2▼の作用がある。
▲2▼ばね支持筒内に残圧除去孔を設けた。従って、ばね支持筒内の空気はピストンの加圧操作中に残圧除去孔からばね支持筒外に排気され、ばね支持筒内に圧縮されて残存することがない。従って、ピストンの加圧操作終了時に、ポンプシリンダ内の液状物に残圧が作用することがなく、吐出ノズルからの液切れ性を向上できる。
【0015】
請求項3に記載の本発明によれば下記▲3▼の作用がある。
▲3▼ピストンが操作部による押し込みストローク端にあるとき、ばね支持筒の開口端を閉鎖する残圧封止部を該ピストンに設けた。従って、ピストンの加圧操作終了時に、ばね支持筒内の残存空気の圧縮により生ずる残圧は、ピストンの残圧封止部により封止され、ポンプシリンダ内の液状物に及ぶことがなく、吐出ノズルからの液切れ性を向上できる。
【0016】
請求項4に記載の本発明によれば下記▲4▼の作用がある。
▲4▼ピストンが操作部による押し込みストローク端で、ポンプシリンダの端面に設けた通液口を閉鎖するようにした。従って、ピストンの加圧操作終了時に、ポンプシリンダ内の液状物が通液口から流出することが防止されるものとなる。このため、たとえばね支持筒内の残存空気の圧縮により生ずる残圧が、ポンプシリンダ内の液状物に作用しても、この液状物がポンプシリンダ外に流出することがなく、吐出ノズルからの液切れ性を向上できる。
【0017】
請求項5に記載の本発明によれば下記▲5▼の作用がある。
▲5▼ばね支持筒の筒面の内外に貫通する残圧除去通路を設けた。従って、ばね支持筒内の空気はピストンの加圧操作終了時に残圧除去通路からばね支持筒外に排気され、ばね支持筒内に圧縮されて残存することがない。従って、ピストンの加圧操作終了時に、ポンプシリンダ内の液状物に残圧が作用することがなく、吐出ノズルからの液切れ性を向上できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は第1実施形態を示す模式図、図2は第2実施形態を示す模式図、図3は第3実施形態を示す模式図、図4は第4実施形態を示す模式図、図5は第5実施形態を示す模式図、図6は第6実施形態を示す模式図である。
【0019】
(第1の実施の形態)(図1)
トリガー式吐出装置10は、図1に示す如く、容器11の開口部11Aに螺着されるキャップ12によりトリガー組立体13を固定している。そして、吐出装置10は、糊剤、コーティング剤等を後述する吐出ノズル28のノズル孔28Aから例えば噴射状に吐出せしめる。
【0020】
トリガー組立体13は、トリガーハウジング15に通液体17を嵌入し、通液体17の下部フランジ部17Aを上述のキャップ12により上記容器11の開口部11Aに固定的に保持している。通液体17には、通液路18に連なる通液チューブ19が嵌合せしめられ、通液チューブ19は容器11の容器内空間11Bを底部にまで延在せしめられている。
【0021】
トリガー組立体13は、トリガーハウジング15の前面側下部にトリガー21(操作部)を有し、トリガーハウジング15内における通液体17の前部であるポンプシリンダ15Aにポンプ室22を形成し、ポンプシリンダ15Aに液密に摺動可能にポンプ室22に挿入されるピストン23をトリガー21によって加圧操作可能としている。ポンプシリンダ15Aのピストン摺動方向に相対する端面に立設されるばね支持筒15Bの内部には圧縮ばね24の一端が支持され、圧縮ばね24の他端はピストン23に衝合されるようになっている。ポンプ室22は、ポンプシリンダ15Aのピストン摺動方向に相対する端面のばね支持筒15Bの外側に設けた通液口25を経由して、通液体17の通液路18に連通している。トリガー21の加圧操作によりピストン23はポンプシリンダ15A内で圧縮ばね24のばね力に抗して、原位置からポンプ室22内に押し込まれてポンプシリンダ15A内の液状物を圧縮し、ポンプ室22に吐出圧を生成する。また、トリガー21の加圧操作解除によりピストン23は圧縮ばね24のばね力により原位置に戻されてポンプ室22を拡張することにてポンプシリンダ15A内に液状物を吸引するように、ポンプ室22に吸引圧を生成する。
【0022】
トリガー組立体13は、トリガーハウジング15の上部に吐出路26を有している。吐出路26は、連通路27を介して、通液体17の通液路18に連通している。
【0023】
吐出装置10は、トリガー組立体13の前面部に前述の吐出ノズル28を装着されている。吐出ノズル28は上述の吐出路26に連なるノズル孔28Aを備える。
【0024】
このとき、吐出ノズル28は、吐出路26から供給される加圧液状物をスピン流としてノズル孔28Aに導くスピン通液溝29Aを備えてなるスピン部29を設けている(図1(B)、(C))。液状物は、スピン部29のスピン通液溝29Aを通ってスピンを付与されることにより砕かれて小粒子化される。
【0025】
吐出装置10は、ポンプ室22と容器内空間11Bとの連絡通路である通液路18にボール状入側逆止弁31を設けている。これにより、入側逆止弁31は、(a) 自由状態において入側弁座33に着座して通液路18を閉じ、(b) ポンプ室22の吸引圧によって通液路18を開き容器内空間11Bからポンプ室22への液の流れを許容する。
【0026】
また、吐出装置10は、ポンプ室22と吐出口28Aとの連絡通路である通液路18に、2連空洞部34Bを備えた弾性体(プラスチック)からなる伸縮自在の出側逆止弁34を設けている。出側逆止弁34は、2連空洞部34Bの上部を通液体17の上部に固定されており、(a) 自由状態において、2連空洞部34Bの弾発力により弁体34Aを出側弁座35に着座させて通液路18を閉じ、(b) ポンプ室22の吐出圧によって通液路18を開きポンプ室22から吐出口28Aへの液の流れを許容する。
【0027】
尚、図1において、30はトリガー21を引き切ったピストン23の押し込みストローク端で、容器11の内部に外気を導入する空気置換路である。
【0028】
然るに、吐出装置10にあっては、図1(A)に示す如く、ピストン23がポンプシリンダ15Aを摺動する間、ピストン23がばね支持筒15B回りの全周に対して間隙Gを介するように設定されている。
【0029】
また、吐出装置10にあっては、ポンプシリンダ15Aのピストン摺動方向に相対する端面のばね支持筒15B内に残圧除去孔41を設けている。残圧除去孔41は、ポンプ室22と通液路18とを連通する。
【0030】
また、吐出装置10にあっては、吐出ノズル28が、ノズル孔28Aの出側にガイド筒51を設けている。ガイド筒51は、ノズル孔28Aからの吐出液状物をガイドする筒状の液状物ガイド通路52を備える。このとき、ガイド通路52は複数条の円環溝を並置した凹凸面52Aを備える。
【0031】
また、ガイド筒51は、液状物ガイド通路52を備えるとともに、外気巻き込み通路53を備えている。外気巻き込み通路53は、液状物ガイド通路52回りに該液状物ガイド通路52の前面外周側から該液状物ガイド通路52のノズル孔28A寄り内周部に導通するものである。
【0032】
従って、本実施形態によれば、以下の作用がある。
▲1▼ピストン23がポンプシリンダ15Aを摺動する間、ピストン23はばね支持筒15B回りの全周に間隙Gを介するようにした。従って、研磨剤等の粉末の入った液状物や、パラフィン系溶剤等のプラスチック製ピストン23を膨潤させる液状物を吐出液とする場合にも、ピストン23の摺動性を向上できる。即ち、粉末の入った液状物でも、上記間隙Gの故に、ピストン23とばね支持筒15Bの間に粒子がつまることなく、ピストン23とばね支持筒15Bが粉末によりキズ付けられることがない。また、膨潤性液状物を吐出液とする場合にも、上記間隙Gの故に、ピストン23とばね支持筒15Bの嵌合度が強くなることがない。
【0033】
▲2▼ばね支持筒15B内に残圧除去孔41を設けた。従って、ばね支持筒15B内の空気はピストン23の加圧操作中に残圧除去孔41からばね支持筒15B外に排気され、ばね支持筒15B内に圧縮されて残存することがない。従って、ピストン23の加圧操作終了時に、ポンプシリンダ15A内の液状物に残圧が作用することがなく、吐出ノズルからの液切れ性を向上できる。
【0034】
▲3▼ピストン23がばね支持筒15B回りに間隙を介するようにしたので、ピストン23の加圧面積は広くなり、液状物の吐出圧力は低減される。同時に、液状物は吐出ノズル28のスピン部29でスピン量を付与される。これにより、液状物は適度な勢いで吐出され得るものとなり、ノズル孔28A外のガイド筒のガイド通路の壁面に液ダレを生じない程度の勢いでガイド通路の壁面に当てられて吐出粒子を大きくされ、且つスプレー対象物に到達してはね返りを生ずることのない程度の勢いでスプレーされる。
【0035】
▲4▼ガイド筒51のガイド通路52に凹凸面52Aを備えた。従って、液状物粒子は凹凸面52Aにはね返されてガイド筒51内で互いに混和し大粒子に成長し、或いは凹凸面52Aに溜って大粒子に成長した後、後続吐出粒子に巻き込まれてスプレーされる。即ち、スプレーされる液状物の吐出粒子を大きくすることができる。この凹凸面の有無、凹凸程度等は、液状物の物性に応じて選定できる。
【0036】
▲5▼ガイド筒51が、液状物ガイド通路52回りに外気巻き込み通路53を備えたから、ガイド通路52により大粒子に成長せしめられた液状物に外気を混和させて粒子を細分化することにより、スプレーされる液状物の吐出粒子を適度な大きさに調整できる。この外気巻き込み通路53の有無、その通路面積の大小等は、液状物の物性に応じて選定できる。
【0037】
(第2実施形態)(図2)
第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、残圧除去孔41を撤去し、ピストン23にテーパ内面状の残圧封止部42を設けたことにある。残圧封止部42は、ピストン23がトリガー21により押し込みストローク端にあるとき、ばね支持筒15Bの開口端に密接してこの開口端を閉鎖するものである(図2(B))。
【0038】
これによれば、ピストン23の加圧操作終了時に、ばね支持筒15B内の残存空気の圧縮により生ずる残圧は、ピストン23の残圧封止部42により封止され、ポンプシリンダ15A内の液状物に及ぶことがなく、吐出ノズル28からの液切れ性を向上できる。
【0039】
(第3実施形態)(図3)
第3実施形態が第1実施形態と異なる点は、残圧除去孔41を撤去し、ポンプシリンダ15Aの通液口25の位置を変更し、ピストン23がトリガー21による押し込みストローク端にあるとき、ピストン23により通液口22を完全に閉鎖するようにしたものである(図3)。
【0040】
これによれば、ピストン23の加圧操作終了時に、ポンプシリンダ15A内の液状物が通液口25から流出することが防止されるものとなる。このため、たとえばね支持筒15B内の残存空気の圧縮により生ずる残圧が、ポンプシリンダ15A内の液状物に作用しても、この液状物がポンプシリンダ15A外に流出することがなく、吐出ノズル28からの液切れ性を向上できる。
【0041】
(第4実施形態)(図4)
第4実施形態が第3実施形態と異なる点は、ピストン23がポンプシリンダ15Aを摺動する間、ピストン23がばね支持筒15B回りの周方向の一部に間隙Gを介するように設定されたものである。即ち、ピストン23はばね支持筒15Bの外周の一部に接し、他の部分に間隙Gを介するスプライン歯状内面43を備える。
【0042】
この場合にも、ピストン23のスプライン歯状内面43がばね支持筒15B回りの一部に間隙Gを介しているから、ポンプシリンダ15A内でのピストン23の摺動性を向上できる。
【0043】
(第5実施形態)(図5)
第5実施形態が第3実施形態と異なる点は、ばね支持筒15Bの筒面の内外に貫通する残圧除去通路44を、ばね支持筒15Bの軸方向の全長に渡って設けたものである。残圧除去通路44は、ばね支持筒15Bの横断面の上部にのみ設けても良く(図5(B))、ばね支持筒15Bの横断面の周方向に一定の間隔をおいた複数位置に設けても良い(図5(C))。
【0044】
これによれば、ばね支持筒15B内の空気はピストン23の加圧操作中に残圧除去通路からばね支持筒15B外に排気され、ばね支持筒15B内に圧縮されて残存することがない。従って、ピストン23の加圧操作終了時に、ポンプシリンダ15A内の液状物に残圧が作用することがなく、吐出ノズルからの液切れ性を向上できる。
【0045】
(第6実施形態)(図6)
第6実施形態が第1実施形態と異なる点は、ガイド筒51が、液状物ガイド通路52のみを備え、液状物ガイド通路52に導通する外気巻き込み通路53を備えないようにしたものである。
【0046】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、液吐出装置において、ポンプシリンダ内でのピストンの摺動性を向上することができる。
【0048】
また、本発明によれば、吐出ノズルからの液切れ性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態を示す模式図である。
【図2】図2は第2実施形態を示す模式図である。
【図3】図3は第3実施形態を示す模式図である。
【図4】図4は第4実施形態を示す模式図である。
【図5】図5は第5実施形態を示す模式図である。
【図6】図6は第6実施形態を示す模式図である。
【符号の説明】
10 吐出装置
15A ポンプシリンダ
15B ばね支持筒
21 トリガー(操作部)
23 ピストン
24 圧縮ばね
25 通液口
28 吐出ノズル
28A ノズル孔
29 スピンエレメント部
29A スピン通液溝
41 残圧除去孔
42 残圧封止部
44 残圧除去通路
51 ガイド筒
52 液状物ガイド筒
52A 凹凸面
53 外気巻き込み通路

Claims (5)

  1. ポンプシリンダ内にピストンを液密に摺動可能に収容し、
    ポンプシリンダのピストン摺動方向に相対する端面に設けられるばね支持筒内に圧縮ばねの一端を支持し、圧縮ばねの他端をピストンに衝合し、
    操作部により駆動されるピストンをポンプシリンダ内で圧縮ばねのばね力に抗して原位置から押し込んでポンプシリンダ内に液状物を加圧し、この液状物をポンプシリンダのピストン摺動方向に相対する端面のばね支持筒外に設けた通液口経由で吐出ノズルのノズル孔から吐出せしめるとともに、
    該ピストンを圧縮ばねのばね力により原位置に戻してポンプシリンダ内に液状物を吸引せしめる液吐出装置において、
    ピストンがポンプシリンダ内を摺動する間、ピストンはばね支持筒回りの少なくとも一部に間隙を介するように設定されてなることを特徴とする液吐出装置。
  2. 前記ポンプシリンダのピストン摺動方向に相対する端面のばね支持筒内に残圧除去孔を設けてなる請求項1記載の液吐出装置。
  3. 前記ピストンが操作部による押し込みストローク端にあるとき、ばね支持筒の開口端を閉鎖する残圧封止部を該ピストンに設けてなる請求項1記載の液吐出装置。
  4. 前記ピストンが操作部による押し込みストローク端で、ポンプシリンダの端面に設けた前記通液口を閉鎖する請求項1記載の液吐出装置。
  5. 前記ばね支持筒の筒面の内外に貫通する残圧除去通路を設けてなる請求項1記載の液吐出装置。
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