JP2015051799A - 液体用ジョイント、液体詰め替え用元容器、および液体詰め替え用容器システム - Google Patents

液体用ジョイント、液体詰め替え用元容器、および液体詰め替え用容器システム Download PDF

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Abstract

【課題】液体物質を異なる容器に手軽に移し替えることができ、また、できるだけ空気に触れることなく、且つ液漏れもしにくい液体用ジョイントを提供する。
【解決手段】ニードル弁からなる吸入側ジョイントと、ニードル弁を有する吐出側ジョイントからなる液体用ジョイントであって、吸入側ジョイントの吸入口と吐出側ジョイントの吐出口は、互いに嵌合する形状であり、吐出側ジョイントは、ニードル弁の外側にニードルの可動方向と平行に並進可能な筒状のガイド用外枠を備え、ガイド用外枠と吐出側ジョイントが有するニードル弁間には上記並進可能な方向に沿って弾性力が生じる弾性機構を有し、ガイド用外枠と吐出側ジョイントが有するニードル弁のニードル間には、ガイド用外枠を上記弾性機構の反発力が増加する方向に所定距離以上並進させた際に、ニードル弁が開く方向にニードルを移動させる機構を有する。
【選択図】図12

Description

本発明は、液体を移し替えるための液体用ジョイント、およびそれを用いた液体詰め替え用元容器、並びに液体詰め替え用容器システム関するものである。
ポンプ機構を用いて容器に蓄えられた液状物質を吐出可能な装置は、化粧品、医薬品、殺虫剤、塗装用スプレー、さらには調味料等に広く用いられている。
これらの液体物質は空気に長期間触れることで、酸化等により劣化するものも多く、できるだけ空気に触れない環境で容器に保管することが望ましい。
このような容器として、本願の発明者は、直線移動可能なシリンダーと、シリンダーの直線移動可能方向にシリンダーを2分割する固定ピストンと、加圧室または減圧室に連通に接続し、圧力変化を受圧部に伝達可能な伝達通気路と、伝達通気路が加圧室または減圧室への接続を切換える切換機構と、加圧室に連通するリーク孔および減圧室に連通するリーク孔とを備えるポンプ装置を利用した再利用可能な容器を提案している。この容器は、加圧及び減圧を行うポンプ装置を備え、吸引かつ吐出を行うことができると同時に、液体物質をできるだけ空気に触れない状態で容器内に保管できる(例えば、特許文献1)。
特許第5186056号公報
しかしながら、上述のような再利用可能な容器を用いる場合、液体物質が販売時に入っていた瓶やPETボトルといった容器から移し替えることが必要であり、移し替えの際に液体物質が空気に触れてしまうという問題があった。
例えば、醤油等は空気に触れることで味・色・香が変化するため、瓶やPETボトルに詰めて販売すれば、少なくとも販売時(開封時)まで品質が確保できる。これらの瓶やPETボトルは一般に500mlから1800mlと比較的大容量のものが多く、使用時には使い易さの観点から200ml程度の小容量の別の容器に詰めかえて使用することが一般的である。
したがって、瓶やPETボトル等の販売時の容器には液体は残存し、さらに容器内の空気のボリュームが増大するので、容器内で残存した液体の品質劣化は著しい。
現在、規格品として市販されているアルミやプラスチックフィルムでできた安価なパウチ容器は、素材の柔軟性により容積可変であり、瓶やPETボトルを開封してすぐにパウチ容器に液体物質を移し替えれば、おおよそ密封状態を維持でき長期の品質維持が期待できた。しかし実際は大容量のパウチ容器から小容量の別の容器に移し替える度にパウチ内に空気が入るため、容器内の空気を抜きながらキャップを閉めるといった面倒な作業が必要であり、高い密封性を期待できないという問題があった。
このように、液体物質を上述のような再利用可能な容器に移す際には、どうしても空気が容器内に混入したり、空気に触れたりしてしまうため、品質面において万全ではない。
また、移し替えの際に液漏れが生じて、周りのものを汚してしまうという問題もあった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、液体物質を異なる容器に移し替える際に、空気に触れることなく、且つ液漏れしにくいジョイントを提供するものである。
本発明に係る液体用ジョイントは、ニードル弁からなる吸入側ジョイントと、ニードル弁を有する吐出側ジョイントからなる液体用ジョイントであって、上記吸入側ジョイントの吸入口と上記吐出側ジョイントの吐出口は、互いに嵌合する形状であり、上記吐出側ジョイントは、ニードル弁の外側にニードルの可動方向と平行に並進可能な筒状のガイド用外枠を備え、当該ガイド用外枠と上記吐出側ジョイントが有するニードル弁間には上記並進可能な方向に沿って弾性力が生じる弾性機構を有し、当該弾性力は、上記ガイド用外枠を上記ニードル弁に対して吐出側ジョイントの吐出口方向と逆方向に並進させる向きに働き、当該ガイド用外枠と上記吐出側ジョイントが有するニードル弁の上記ニードル間には、上記ガイド用外枠を上記ニードル弁に対して吐出側ジョイントの吐出口方向に所定距離以上並進させた際に、当該ニードル弁内で上記ニードルが後退して弁が開く方向に上記ニードルを移動させる機構を有することを特徴とするものである。
本発明に係る液体用ジョイントは、前記のごとく構成されているので、液体物質を異なる容器に手軽に移し替えることができ、また、できるだけ空気に触れることなく、且つ液漏れもしにくい。したがって、液体物質の劣化を最小限に抑えることができるとともに、移し替えの際に周囲を液体で汚すことがない。さらにこのジョイントは、パウチ等の体積可変容器の逆止弁としての機能も有するので、体積可変容器の密封性を簡単に高めることが可能である。
本発明の実施の形態1に係る吸入吐出装置の構成図である 本発明の実施の形態1に係る液体供給装置の構成図である。 本発明の実施の形態1に係る吸入側ジョイントの構成図である。 本発明の実施の形態1に係る吸入側ジョイントの吐出時の構成図である。 本発明の実施の形態1に係る吸入側ジョイントの開口調整時の構成図である。 本発明の実施の形態1に係る吐出側ジョイントの構成図である。 本発明の実施の形態1に係るロック用金具の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る液体用ジョイントの結合説明図である。 本発明の実施の形態1に係る液体用ジョイントの結合説明図である。 本発明の実施の形態1に係る液体用ジョイントの結合説明図である。 本発明の実施の形態1に係る液体用ジョイントの結合説明図である。 本発明の実施の形態1に係る液体用ジョイントの結合説明図である。 本発明の実施の形態1に係る吸入側ジョイントの構成図である。 本発明の実施の形態2に係る液体用ジョイントの結合説明図である。 本発明の実施の形態3に係る吐出側ジョイントの構成図である。 本発明の実施の形態4に係る吐出側ジョイントの構成図である。 本発明の実施の形態4に係る吐出側ジョイントのニードル弁開閉機構の説明図である。 本発明の実施の形態4に係る吐出側ジョイントのニードル弁開閉機構の説明図である。
実施の形態1.
以下に、本発明に係る液体用ジョイント、液体詰め替え用元容器、および液体詰め替え用容器システムの実施の形態について、図を用いて説明する。尚、以下の実施形態は、本発明の一例であって、特に本発明をこの一例に限定するものではない。
本発明に係る液体詰め替え用容器システムは、液体詰め替え用元容器として適切な液体供給装置と液体詰め替え容器として適切な吸入吐出装置とで構成される。例えば、1リットルの醤油を蓄積できる容器が液体詰め替え用元容器であり、それを小出しにして200ミリリットル蓄積し簡便に使用できる容器が液体詰め替え容器である。
まず、吸入吐出装置の構成から説明を始める。
図1は、本発明に係る吸入吐出装置の構成図である。
吸入吐出装置100は、液体保持吐出吸入容器101と吸入側ジョイント1とからなる。液体保持吐出吸入容器101と吸入側ジョイント1とは、液体物質が流出入可能に接続されている。
液体保持吐出吸入容器101は、図示しないポンプ機構を有し、容器内部を加圧したり、減圧したりすることが可能である。
この液体保持吐出吸入容器101の上部には、液体保持吐出吸入容器101内の液体を外部に吐出したり、あるいは、外部の液体を容器内に吸入するための吸入側ジョイント1が設けられている。
この吸入側ジョイント1は、ニードル弁からなっている。
なお、後述する吐出側ジョイント2においてもニードル弁を用いるが、本発明におけるこれらのニードル弁の基本的な構成について説明しておく。
ニードル弁は筒状の外枠にニードルやバネ等の弾性機構を内包したものである。外枠は筒状であり、その一端の開口は、他の部分よりも断面積がかなり小さくなった開口である。この狭い開口から、外部へ液体を吐出したり、外部から液体を吸入したりする。
ニードルの先端は、この狭い開口を向いて設置され、ニードルの先端が狭い開口を塞ぐことで弁が閉じた状態になる。一方、ニードルが後退し(狭い開口から離れ)、狭い開口が開くことで、弁が開いた状態になる。外枠とニードル間には、弾性機構が設けられ、この弾性機構は、ニードルの先端を狭い開口に強く押し付ける方向に作用している。
また、ニードルの後端は、外枠の内側壁と密接し、さらに必要に応じてシールド用部材を設けることで、ニードルの後端から後方への液体の流出を防いでいる。
図2は、本発明に係る液体供給装置の構成図である。
液体供給装置200は、液体を保持する液体供給部201と、その一端に設けられた連結管202、および連結管202が挿入された吐出側ジョイント2からなる。液体供給部201はパウチパックやペットボトルといった液体を内部に保持できる容器である。
なお、連結管202は必ずしも必須ではなく、液体供給部201と吐出側ジョイント2とが、液体物質が流出入可能に接続されていれば良い。
本発明は、液体供給装置200の液体供給部201に保持された液体を、吸入吐出装置100の液体保持吐出吸入容器101内に移動させるための構成を開示するものであり、特に、吸入側ジョイント1と吐出側ジョイント2のそれぞれの構成および動作について、詳細に開示するものである。
まず、図3を用いて、吸入側ジョイント1の構成を説明する。
図3は、吸入側ジョイント1の内部構成を説明するための図であり、一部を除いて、吸入側ジョイント1の中央付近の断面図である。
吸入側ジョイント1はニードル弁であり、ニードル4と、その内部に液体が流れると同時に、ニードル4を収納する外枠3、およびニードルを手動で並進させるための開口調整部5からなる。
外枠3は基本的には筒状形状である。筒の側面には、液体保持吐出吸入容器101と液体を流出入可能に接続するための開口である容器側開口31が開けられている。また、筒の一端は、液体を外部に吐出したり、あるいは外部から液体を吸入するための細い開口である外部用開口32である。さらに、吐出側ジョイント2と固定するための溝であるロック用溝33が、筒の側面の一周に渡って設けられている。
外枠3の内部には、ニードル4が収納されている。ニードル4の先端部41は、外枠3の外部用開口32に向かって配置されている。また、ニードル4の後方部はシール部42であり、外枠3の内壁に密接している。シール部42の外側にはOリング等を設けることにより、液体に対するシール効果を向上させることができる。シール部42の右側にはバネ43が設けられ、ニードル4を外枠3の外部用開口32に向かって押圧している。このため、通常の状態では、ニードル4の先端部41が外部用開口32を完全に塞いでいるため、外部用開口32を液体が通過することはできない。
開口調整部5は、ねじ部51を有し、ねじ機構により外枠3に固定されている。そして、開口調整部5を回転させることで、バネ43を左右に並進させることができ、それによって、ニードル弁の開閉を手動で行うことができる。
図4は、吸入側ジョイント1の吐出動作を説明するための図である。液体供給装置200の液体供給部201に保持された液体を、吸入吐出装置100の液体保持吐出吸入容器101内に移動させた後に、ジョイントを外して、吸入吐出装置100を吐出装置として使用する際の動作を説明する。
吸入吐出装置100のポンプ機構により、液体保持吐出吸入容器101が加圧されると、液体保持吐出吸入容器101内の液体は、矢印Bで示すように吸入側ジョイント1に供給される。そして、外枠3の内壁とニードル4で構成される空間A内が液体で満たされ、この空間A内も加圧状態になる。そのため、バネ43の弾性力に打ち勝って、ニードル4は右側に移動し、外部用開口32から液体が外部に吐出される。
図5は、吸入側ジョイント1を手動で開口させる動作の説明図である。矢印Cで示すように、開口調整部5を手で回転させると、バネ43およびニードル4が右方向に移動し、外部用開口32が開口する。
次に、吐出側ジョイント2の構成を図6を用いて説明する。
吐出側ジョイント2は、外枠6とニードル7からなるニードル弁と、その外側に設けられたガイド用外枠8、このガイド用外枠8の一端に設けられたロック機構9、外枠6とガイド用外枠8間に弾性力を及ぼす弾性機構であるバネ10、およびボール11とからなる。
吸入側ジョイント1の構成と同様に、外枠6は基本的には筒状形状である。筒の側面には、連結管202と連結するための開口である容器側開口61が開けられている。また、筒の一端は、液体を外部に吐出するための細い開口である外部用開口62である。この外部用開口62の外側には、吸入側ジョイント1の外部用開口32を嵌めこむことができる嵌合部63が形成されている。なお、この嵌合部は、吸入側ジョイント1に設けても良い。基本的には、吸入側ジョイント1と吐出側ジョイント2のそれぞれの外部用開口32、62が嵌めこみ可能な形状であれば良い。
外枠6の内部から一部外部に渡って、ニードル7が収納されている。ニードル7の先端部71は、外枠6の外部用開口62に向かって配置されている。また、ニードル7の中央部はシール部72であり、外枠6の内壁に密接している。シール部72の外側にはOリング等を設けることにより、液体に対するシール効果を向上させることができる。シール部72の左側にはバネ73が設けられ、ニードル7を外枠6の外部用開口62に向かって押圧している。このため、通常の状態では、ニードル7の先端部71が外部用開口62を完全に塞いでいるため、外部用開口62を液体が通過することはできない。また、外部から空気が入ることもない。
ニードル7の左側で、外枠6の外側には、円錐状の開口用ガイド74が設けられている。この開口用ガイド74の役割については後述する。
また、ニードル7の左端には、手動でニードルの開閉を行うための開口調整部75があり、これを引くことでニードル弁を開くことができる。
外枠6とニードル7からなるニードル弁の外側には、外枠6よりも大きい筒状のガイド用外枠8が設けられている。このガイド用外枠8の内壁と、外枠6の外壁は摺動し、ガイド用外枠8は、ニードル7の可動方向と平行な方向に並進できる。
ガイド用外枠8の側面には、連結管202を通すための開口である容器側開口81が形成されている。また、外枠6とガイド用外枠8の並進範囲を限定するための外枠止め82が、ガイド用外枠8の内側面に設けられている。また、後述するボール11を押し込むためのボール押圧用傾斜83が形成されている。
そして、ガイド用外枠8の右端側面には、ロック機構9が設けられている。このロック機構9は、図7に示すようなリング形状のロック用金具91が、支持棒92に挿入され、支持棒92に沿って可動することができる。支持棒92は、ガイド用外枠8の右端側面に固定されている。さらに、バネ93がロック用金具91を上方に押圧する位置に設けられている。
外枠6の左端とガイド用外枠8の左端内壁間には、バネ10が設けられている。このバネ10により、外枠6は液体吐出方向に押圧されている。
また、開口用ガイド74とボール押圧用傾斜83の間の位置にボール11が設けられている。
次に、吸入側ジョイント1と吐出側ジョイント2を結合させる際の動作の詳細について、図8から図12を用いて説明する。
まず、吸入側ジョイント1の外枠3を右手に持ち、吐出側ジョイント2のガイド用外枠8を左手に持ち、両者を近づけていく(図8)。
そして、吸入側ジョイント1と吐出側ジョイント2のそれぞれの外部用開口32、62を嵌めこむ(図9)。
さらに、吸入側ジョイント1と吐出側ジョイント2を近づける方向に力を加えると、吐出側ジョイント2のガイド用外枠8が、吸入側ジョイント1の外枠3に沿って右方向に移動する(図10)。図10の状態において、バネ10は図9の状態よりも縮み、したがって、外枠6には右方向の弾性力が働き、それぞれの外部用開口32、62は強く押し付けられる。
さらに一段、力をいれていくと、ガイド用外枠8が、外枠3に沿ってさらに右方向に移動する(図11)。これによって、外部用開口32、62は一層強く押し付けられるとともに、ボール押圧用傾斜83がボール11を下方向に押し付けることで、ボール11は、外枠6の左端と開口用ガイド74の間に入り込み、両者の距離を引き離す。これによって、ニードル7は、外枠6に対して左側に移動し、徐々に外部用開口62が開く。すなわち、図10から図11にいたる過程で、外部用開口62が開いていく。
図10の時点において、外部用開口32と62は強く押し付けられているため、その後に外部用開口62が開いても、液体供給部201に保持された液体が外部用開口62から漏れることは無い。
また、外枠3の側部に沿って右方向に移動していたリング形状のロック用金具91は、図11において、外枠3の側部に設けられたロック用溝33にはまり込む。ロック用金具91には、バネ93による上向きの力が働いているので、一旦ロック用溝33にはまり込んだロック用金具91は外れることは無く、吸入側ジョイント1と吐出側ジョイント2は図11の状態で固定される。
その後で、吸入側ジョイント1の開口調整部5を回転させて外部用開口32を開く。そして、吸入側ジョイント1のポンプ機構により、液体保持吐出吸入容器101内を減圧にすると、図12に示すように、液体供給部201に保持された液体は、矢印Eから矢印Fの方向に液体保持吐出吸入容器101内に流れ込む。
以上の動作により、液体供給部201に保持された液体を液体保持吐出吸入容器101内に移すことができる。
液体を十分に移し替えた後、吸入側ジョイント1のポンプ機構を停止し、開口調整部5を逆方向に回転させて外部用開口32を閉じる。そして、ロック用金具91を押し下げて、ロックを解除し、吸入側ジョイント1と吐出側ジョイント2を離せば、すべての移し替えの動作が完了する。
吸入側ジョイント1と吐出側ジョイント2を離していく過程においては、図8から図11に示した状態を逆にたどることになるので、外部用開口62が完全に閉まった状態では、外部用開口32と62は十分に押し付けられているので、外部用開口62から液体が漏れることはない。
なお、上記に示した構成において、いくつかのバネはつるまきバネを示したが、板バネ等であっても良く、一般に弾性体であれば良い。また、バネの取り付け個所に関しても、同様の作用を得られるのであれば、その他の場所であっても良い。
吸入側ジョイント1と吐出側ジョイント2のロック機構に関しても、上記に開示したロック機構9に限ることはなく、散水用ホースに広く用いられているワンタッチのロック機構等であっても良い。
また、吐出側ジョイント2のニードルバルブを自動的に開閉する機構についても、上記に開示したボール11を用いた構成に限るものではなく、同様の自動開閉動作を可能とする構成であれば、どのような構成であっても良い。なお、同様の自動開閉動作を可能とする別の構成の一例を後述する実施の形態4において開示する。
さらに、吸入吐出装置100として、減圧機構を有する例を開示したが、減圧機構が無くても、液体保持吐出吸入容器101の容積が変化するようにしても良い。例えば、液体保持吐出吸入容器の底面が容器の側壁に沿って周動して上下するものであっても良い。この場合には、上記の移し替え動作の説明において、液体保持吐出吸入容器101内を減圧する代わりに、液体保持容器201を加圧する。例えば、液体保持容器201がパウチパックであれば、これを手で押してやることで容易に加圧することができる。
本発明に係る液体用ジョイント、およびそれを用いた液体詰め替え用容器システムは以上のように構成されているので、液体物質を異なる容器に手軽に移し替えることができ、また、できるだけ空気に触れることなく、且つ液漏れもしにくい。したがって、液体物質の劣化を最小限に抑えることができるとともに、移し替えの際に周囲を液体で汚すことがないという優れた多くの特長を有している。
なお、液体を移し替え後、吸入吐出装置100内には、わずかに空気が残留するが、少し加圧してこの残留空気を外部に排出できるので、移し替え後すぐに、容器内の液体が空気に触れない状態に簡単にすることができる。
また、醤油等の液体は空気に触れると固化しやすいものが多い。そのため、外部用開口32や62付近に残った液体が固化して、ジョイントを詰まらすおそれがある。しかし、本発明に係る液体用ジョイントは液漏れしにくいため、外部用開口32や62付近に液体が残留する可能性は小さい。万が一、外部用開口32や62において液体が固化した場合には、ニードル弁を用いているため、ニードルを手動で操作してやることで、詰まりを取り除くことができる。
一方、ボールバルブやバタフライバルブを用いた場合には、液体が固化した際には分解清掃が必要になる。その上、ボールバルブやバタフライバルブは、ニードルバルブに比べて、外部用開口付近に液体が溜まりやすい。なぜなら、ボールバルブやバタフライバルブは、外部用開口のやや内側に可動弁が位置するため、どうしても、可動弁の外側に液体が滞留しやすく、空気に触れて固化しやすい。一方、ニードル弁の場合には、外部用開口に密接してニードルがあるので、液体が滞留せず、構造上も固化しにくいという利点がある。
さらに、液体供給部201にパウチ容器等の容積可変の容器を用いた場合、パウチ容器に液体を充填後、ニードルを手動で操作できるので、外部用開口62を手動で開き、一度だけエア抜きを行えばパウチ容器の液体は使い切るまで密封状態が保たれる。
ジョイント接続時に外部から加える力は、吐出側ジョイント2を吸入側ジョイント1に近づける方向であるが、ニードルバルブ7は力とは逆に吸入側ジョイント1にたいして離れる方向に変位する機構により、吸入側ジョイント1の外部用開口32の流路径が極めて小さい場合でも、液漏れなく接続することが可能となった。したがって、液体を移し替え後に、液体保持吐出吸入容器101をディスペンサーとして使用する場合、吸入側ジョイント1から吐出する液量を正確に制御するも可能となる。
なお、本発明に関する商品の形態としては、吸入側ジョイント1と吐出側ジョイント2を組み合わせて、ジョイントとして流通するケースがまず、考えられる。
また、吸入吐出装置100と液体供給装置200からなる液体詰め替え用容器システムとして販売されるケースがある。この場合は、液体供給装置200には液体商品が詰められ散る必要は無く、任意の液体商品を液体供給装置200に入れれば良い。例えば、連結管202の一端にロートを接続できるように、そこから醤油等を注ぎ込んで使うことができる。そして、ロートを取り外して吐出側ジョイント2に付け替えればよい。この際、液体保持容器201内には空気が入るが、開口調整部75により吐出側ジョイント2のニードル弁を開き、液体保持容器201を押して空気を押し出し、その後に、開口調整部75により吐出側ジョイント2のニードル弁を閉じてやれば、液体保持容器201内の液体をフレッシュな状態に保つことができる。
さらに、液体供給装置200に醤油用の液体商品を詰めて、液体詰め替え用元容器として流通させることもできる。この場合には、購入者は、最初に吸入吐出装置100と液体供給装置200を組み合わせて購入し、液体供給装置200に詰められていた液体商品を使い切った後に、液体供給装置200を単独で購入することになる。
実施の形態2.
以下に、本発明に係る他の実施の形態を開示する。
実施の形態において開示した構成と異なる点は、吸入吐出装置100のニードル弁も、入れ替え時に自動的に開閉可能とした点である。
図13に示すように、吸入側ジョイント1は、ニードル4がその右端に開口調整部13を有し、また、外枠3の側面に沿って、連結棒14が設けられている。連結棒14は、連結棒支持部15によって、外枠3の側面に沿って摺動する。連結棒支持部15は外枠3の側面に固定されている。
次に動作について説明する。
図14は、実施の形態1における図12に対応する状態を表す図であり、吸入側ジョイント1と吐出側ジョイント2とを強く接触させて、ロック機構9がロック状態となった状態を表している。
この状態において、ガイド用外枠8が連結棒14を右側に押し込み、これによって、開口調整部13も右側に押し込まれる。開口調整部13が右に移動する、すなわち、ニードル4が右に移動することで、外部用開口32が自動的に開く。
連結棒14の長さを調整することで、外部用開口62が開き始めるタイミングで外部用開口32も開き始めるようにすることができる。そして、吸入側ジョイント1のポンプ機構により、液体保持吐出吸入容器101内を減圧にすると、図14に示すように、液体供給部201に保持された液体は、矢印Eから矢印Fの方向に液体保持吐出吸入容器101内に流れ込む。
吸入側ジョイント1と吐出側ジョイント2を離していく過程においては、外部用開口62と同様に、外部用開口32もバネ43の弾性力により自動的に閉じる。そして、外部用開口32と62が完全に閉まった状態では、外部用開口32と62は十分に押し付けられているので、外部用開口32、および62から液体が漏れることはない。
実施の形態2に係る本発明は以上のように構成されているので、移し替え時に吸入吐出装置100のニードル弁を手動で開閉する必要が無いため、より簡便な動作で液体の移し替えが可能である。また、ジョイントを離す際に、吸入吐出装置100のニードル弁を閉め忘れることが無いので、液体が外部に漏れることが無いという特長を有する。
実施の形態3.
以下に、本発明に係るさらに他の実施の形態を開示する。
実施の形態1あるいは2において開示した構成と異なる点は、液体供給装置200の供給側ジョイント2の構成である。具体的には、外枠6の左端とガイド用外枠8の左端内壁間には、バネ10が設けられて、このバネ10により、外枠6は液体吐出方向に押圧されていたが、本実施の形態においては、図15に示すように、ニードル7とガイド用外枠8の左端内壁間に、バネ16が設け、このバネ16により、ニードル7は液体吐出方向に押圧される。
この図15の構成においても、実施の形態1あるいは2で開示した動作と同様の動作を行うことができ、また、同様の効果が得られる。
実施の形態4.
以下に、本発明に係るさらに他の実施の形態を開示する。
実施の形態1あるいは2において開示した構成と異なる点は、吐出側ジョイント2のニードルバルブを自動的に開閉する機構である。実施の形態1における機構は、ボール押圧用傾斜83とボール11を用いたものであったが、本実施の形態においては、図16に示すように、カム16、ニードル連結棒76、およびガイド用外枠連結棒83を用いた構成になっている。
ここで、カム16は、外枠6の左端に設けられた円形の座グリ内に配置され、この座グリ内で自由に回転できる。図16において、斜線部が上に凸になっている部分である。
また、棒状のニードル連結棒76は、ニードル7の開口調整部75に固定されている。
さらに、やや短い棒状のガイド用外枠連結棒83は、ガイド用外枠8の左端に固定されている。
図16は、外枠6とガイド用外枠8に外部から力が働かず、バネ10の弾性力によってつり合っている初期位置の図である。ここから、ガイド用外枠8を外枠6に対して少し右側に移動させた際の状態を表す図が、図17である。また、さらにガイド用外枠8を外枠6に対して少し右側に移動させた際の状態を表す図が、図18である。これらの図16から図18は、実施の形態1で示した図9から図11における吐出側ジョイント2の状態に対応している。
まず、図16に示す初期位置から、図17に示す状態までは、外枠6とニードル7の相対位置は不変である。一方、図17に示す状態からさらにガイド用外枠8を外枠6に対して少し右側に移動させると、ガイド用外枠連結棒83がカム16の凸部にぶつかり、カム16を時計回りに徐々に回転させる(図18)。このカム16の回転により、ニードル連結棒76が押され、ニードル7は、外枠6に対して左側に徐々に後退する。これにより、徐々に外部用開口62が開く。
本実施の形態で示した機構も、実施の形態1で示したボール押圧用傾斜83とボール11を用いる機構も、本質的は同様の機構である。すなわち、ニードル弁に対してガイド用外枠8を右方向に相対移動させる力を与えた際に、その力を逆向き、すなわち左向きに変換してニードル7に与え、ニードル7を左向きに後退させてニードル弁を開放させる機構である。
1 吸入側ジョイント
2 吐出側ジョイント
3 外枠
4 ニードル
5 開口調整部
6 外枠
7 ニードル
8 ガイド用外枠
9 ロック機構
10 バネ
11 ボール
13 開口調整部
14 連結棒
15 連結棒支持部
31 容器側開口
32 外部側開口
33 ロック用溝
41 先端部
42 シール部
43 バネ
51 ねじ
61 容器側開口
62 外部側開口
71 先端部
72 シール部
73 バネ
74 開口用ガイド
75 開口調整部
81 容器側開口
82 外枠止め
83 ボール押圧用傾斜
91 ロック用金具
92 支持棒
93 バネ
100 吸入吐出装置
101 液体保持吐出吸入容器
200 液体供給装置
201 液体保持容器

Claims (8)

  1. ニードル弁からなる吸入側ジョイントと、ニードル弁を有する吐出側ジョイントからなる液体用ジョイントであって、
    上記吸入側ジョイントの吸入口と上記吐出側ジョイントの吐出口は、互いに嵌合する形状であり、
    上記吐出側ジョイントは、ニードル弁の外側にニードルの可動方向と平行に並進可能な筒状のガイド用外枠を備え、
    当該ガイド用外枠と上記吐出側ジョイントが有するニードル弁間には上記並進可能な方向に沿って弾性力が生じる弾性機構を有し、
    当該弾性力は、上記ガイド用外枠を上記ニードル弁に対して吐出側ジョイントの吐出口方向と逆方向に並進させる向きに働き、
    当該ガイド用外枠と上記吐出側ジョイントが有するニードル弁の上記ニードル間には、上記ガイド用外枠を上記ニードル弁に対して吐出側ジョイントの吐出口方向に所定距離以上並進させた際に、当該ニードル弁内で上記ニードルが後退して弁が開く方向に上記ニードルを移動させる機構を有する
    ことを特徴とする液体用ジョイント。
  2. 上記吸入側ジョイントの吸入口と上記吐出側ジョイントの吐出口を嵌合させた状態において、上記ガイド用外枠を吸入側ジョイント方向に並進させた際に、所定の並進距離までは上記吐出側ジョイントのニードル弁は閉じた状態であり、上記所定の並進距離以上に並進させた場合に上記吐出側ジョイントのニードル弁が開く
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体用ジョイント。
  3. 上記吸入側ジョイントの吸入口と上記吐出側ジョイントの吐出口を嵌合させた状態において、上記ガイド用外枠を吸入側ジョイント方向に並進させた際に、当該ガイド用外枠の並進によって、上記吸入側ジョイントのニードル弁が開く方向にニードルを押圧する機構を当該吸入側ジョイントが備えた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の液体用ジョイント。
  4. 上記吸入側ジョイントの吸入口と上記吐出側ジョイントの吐出口を嵌合させた状態において、上記ガイド用外枠を吸入側ジョイント方向に並進させた際に、所定の並進距離までは上記吸入側ジョイントのニードル弁は閉じた状態であり、上記所定の並進距離以上に並進させた場合に上記吸入側ジョイントのニードル弁が開く
    ことを特徴とする請求項3に記載の液体用ジョイント。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の液体用ジョイントを構成する上記吐出側ジョイントと、
    当該吐出側ジョイントと液体物質の流出入可能に接続された液体物質を保持した容器と、
    を備えたことを特徴とする液体詰め替え用元容器。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の液体用ジョイントと、
    上記吸入側ジョイントと液体物質の流出入可能に接続された、内部の圧力を減圧および加圧可能な容器と、
    上記吐出側ジョイントと液体物質の流出入可能に接続された液体物質を保持可能な容器と、
    を備えたことを特徴とする液体詰め替え用容器システム。
  7. 請求項1から4のいずれかに記載の液体用ジョイントと、
    上記吸入側ジョイントと液体物質の流出入可能に接続され、内部の圧力を加圧可能で且つ、容積が可変する機能を有する容器と、
    上記吐出側ジョイントと液体物質の流出入可能に接続された液体物質を保持可能な容器と、
    を備えたことを特徴とする液体詰め替え用容器システム。
  8. 上記液体物質を保持可能な容器は、容積可変な容器である
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の液体詰め替え用容器システム。




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