JPH10271740A - 端子付き電動機 - Google Patents
端子付き電動機Info
- Publication number
- JPH10271740A JPH10271740A JP7700397A JP7700397A JPH10271740A JP H10271740 A JPH10271740 A JP H10271740A JP 7700397 A JP7700397 A JP 7700397A JP 7700397 A JP7700397 A JP 7700397A JP H10271740 A JPH10271740 A JP H10271740A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- lead wire
- output terminal
- spacer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 出力端子とリード線の結線作業が容易で、か
つ、リード線を損傷することがない端子付き電動機を提
供することを目的とする。 【解決手段】 出力端子1に接続したリード線4を囲む
ように、リード線の引出口の方向に2分割した端子用ス
ペーサ2a,2bを突き合わせ、出力端子1のつば部1
aで電動機3にネジ固定した端子付き電動機である。こ
れにより、リード線を短くしてもリード線と出力端子1
とは、事前に結線作業ができるので、作業性がよくリー
ド線の被覆を損傷することもない。
つ、リード線を損傷することがない端子付き電動機を提
供することを目的とする。 【解決手段】 出力端子1に接続したリード線4を囲む
ように、リード線の引出口の方向に2分割した端子用ス
ペーサ2a,2bを突き合わせ、出力端子1のつば部1
aで電動機3にネジ固定した端子付き電動機である。こ
れにより、リード線を短くしてもリード線と出力端子1
とは、事前に結線作業ができるので、作業性がよくリー
ド線の被覆を損傷することもない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャノンプラグなど
の出力端子を備えた電動機に関するものである。
の出力端子を備えた電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、キャノンプラグなどつばの付いた
出力端子は、中空のスペーサを介して電動機にネジで取
り付けられている。図4において、1は電動機の固定子
巻線やサーマルプロテクタなどとリード線4を介して接
続したキャノンプラグ、42はキャノンプラグ1の接続
部とリード線4を保護する合成樹脂製のスペーサ、3は
電動機である。キャノンプラグ1にはつば部があるた
め、電動機3の固定子巻線などと接続したリード線4
は、スペーサ42の中空部を通した後にキャノンプラグ
1の端子にハンダ付け結線している。
出力端子は、中空のスペーサを介して電動機にネジで取
り付けられている。図4において、1は電動機の固定子
巻線やサーマルプロテクタなどとリード線4を介して接
続したキャノンプラグ、42はキャノンプラグ1の接続
部とリード線4を保護する合成樹脂製のスペーサ、3は
電動機である。キャノンプラグ1にはつば部があるた
め、電動機3の固定子巻線などと接続したリード線4
は、スペーサ42の中空部を通した後にキャノンプラグ
1の端子にハンダ付け結線している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、キャノンプラグ1の端子とリード線4
をハンダ付け結線する際に、スペーサ42の高さよりも
リード線4を大幅に長くしないとハンダ付け作業が困難
であり、また、ハンダ付け結線後はハンダ付け作業を容
易にするために長くしたリード線4は、スペーサ42の
中空部に押し込む必要があり、このリード線の長さにつ
いては、ハンダ付け時の作業性と取り付け時の作業性と
では相反しており、両方の作業性を満足させることがで
きなかった。また、押し込まれたリード線4は、電動機
本体3のリード引出孔のエッジに押しつけられ損傷する
という課題があった。
従来の構成では、キャノンプラグ1の端子とリード線4
をハンダ付け結線する際に、スペーサ42の高さよりも
リード線4を大幅に長くしないとハンダ付け作業が困難
であり、また、ハンダ付け結線後はハンダ付け作業を容
易にするために長くしたリード線4は、スペーサ42の
中空部に押し込む必要があり、このリード線の長さにつ
いては、ハンダ付け時の作業性と取り付け時の作業性と
では相反しており、両方の作業性を満足させることがで
きなかった。また、押し込まれたリード線4は、電動機
本体3のリード引出孔のエッジに押しつけられ損傷する
という課題があった。
【0004】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、出力端子とリード線の結線作業が容易
で、かつ、リード線を損傷することがない端子付き電動
機を提供することを目的とする。
るものであり、出力端子とリード線の結線作業が容易
で、かつ、リード線を損傷することがない端子付き電動
機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、出力端子に接続したリード線の引出口の方
向に2分割した端子用スペーサを、出力端子のつば部で
押さえてネジ固定したものである。
に本発明は、出力端子に接続したリード線の引出口の方
向に2分割した端子用スペーサを、出力端子のつば部で
押さえてネジ固定したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】この課題を解決するために本発明
は、固定子巻線などとリード線を介して接続した出力端
子を、スペーサを用いて取り付けた電動機において、つ
ば部に取付孔を備えたキャノンプラグなどの出力端子
と、前記出力端子に接続したリード線の引出口の方向に
2分割した端子用スペーサとを備え、前記出力端子のつ
ば部で前記端子用スペーサを押さえ、前記出力端子の取
付孔を用いてネジ固定した端子付き電動機である。
は、固定子巻線などとリード線を介して接続した出力端
子を、スペーサを用いて取り付けた電動機において、つ
ば部に取付孔を備えたキャノンプラグなどの出力端子
と、前記出力端子に接続したリード線の引出口の方向に
2分割した端子用スペーサとを備え、前記出力端子のつ
ば部で前記端子用スペーサを押さえ、前記出力端子の取
付孔を用いてネジ固定した端子付き電動機である。
【0007】また、分割面をZ状の階段形状、および、
または、分割面の断面形状を嵌合しあう凹凸形状とした
請求項1記載の端子付き電動機である。
または、分割面の断面形状を嵌合しあう凹凸形状とした
請求項1記載の端子付き電動機である。
【0008】このように、端子用スペーサをリード線の
引出口で2分割したもので、リード線を囲むように端子
用スペーサの分割面を突き合わせ、出力端子のつば部で
端子用スペーサを押さえてネジ固定できる。
引出口で2分割したもので、リード線を囲むように端子
用スペーサの分割面を突き合わせ、出力端子のつば部で
端子用スペーサを押さえてネジ固定できる。
【0009】同様に、端子用スペーサの分割面をZ状の
階段形状としたものでは、Z状の分割面は互いに噛み合
い、ネジ固定の方向にずれをなくすことができる。ま
た、分割面の断面形状を嵌合しあう凹凸形状としたもの
では、凹凸部が噛み合いネジ固定の方向に対して直角方
向の回り止めができる。さらに、両方を組み合わせると
位置決めと回り止めができる。
階段形状としたものでは、Z状の分割面は互いに噛み合
い、ネジ固定の方向にずれをなくすことができる。ま
た、分割面の断面形状を嵌合しあう凹凸形状としたもの
では、凹凸部が噛み合いネジ固定の方向に対して直角方
向の回り止めができる。さらに、両方を組み合わせると
位置決めと回り止めができる。
【0010】したがって、ハンダ付け作業を容易にする
ためにリード線を端子用スペーサの高さより大幅に長く
する必要がなく、長くしなくてもよいのでリード線を端
子用スペーサに押し込む必要がなくなり、リード線の損
傷を防止できる。また、ネジ固定するときの位置決めと
作業性を容易にできる。
ためにリード線を端子用スペーサの高さより大幅に長く
する必要がなく、長くしなくてもよいのでリード線を端
子用スペーサに押し込む必要がなくなり、リード線の損
傷を防止できる。また、ネジ固定するときの位置決めと
作業性を容易にできる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
して説明する。なお、従来と同じ部品には同じ符号を付
して説明する。
して説明する。なお、従来と同じ部品には同じ符号を付
して説明する。
【0012】図1において、1は出力端子で市販のキャ
ノンプラグ、2a,2bは端子用スペーサで、リード線
の引き出し口の方向に分割面2cで2分割している。キ
ャノンプラグ1は、固定子巻線とリード線を介して接続
されており、端子用スペーサ2a,2bで矢印方向から
リード線を囲むように分割面2cを突き合わせた後、キ
ャノンプラグ1のつば部1aに設けられた取付孔と端子
用スペーサ2a,2bの取り付け用の貫通孔にネジを通
して電動機3にネジ固定している。
ノンプラグ、2a,2bは端子用スペーサで、リード線
の引き出し口の方向に分割面2cで2分割している。キ
ャノンプラグ1は、固定子巻線とリード線を介して接続
されており、端子用スペーサ2a,2bで矢印方向から
リード線を囲むように分割面2cを突き合わせた後、キ
ャノンプラグ1のつば部1aに設けられた取付孔と端子
用スペーサ2a,2bの取り付け用の貫通孔にネジを通
して電動機3にネジ固定している。
【0013】このようにリード線を引き出す方向に、リ
ード線を囲むように端子用スペーサを2分割したもの
で、リード線の長さは端子用スペーサの高さより少し長
くするだけでよく、リード線を端子用スペーサに無理に
押し込む必要がなく、出力端子を電動機に取り付けるこ
とができ、リード線の損傷を防止できる。また、リード
線は端子用スペーサを通さなくてもよいので、事前にリ
ード線と出力端子のハンダ付け作業が可能となり結線作
業が容易になる。
ード線を囲むように端子用スペーサを2分割したもの
で、リード線の長さは端子用スペーサの高さより少し長
くするだけでよく、リード線を端子用スペーサに無理に
押し込む必要がなく、出力端子を電動機に取り付けるこ
とができ、リード線の損傷を防止できる。また、リード
線は端子用スペーサを通さなくてもよいので、事前にリ
ード線と出力端子のハンダ付け作業が可能となり結線作
業が容易になる。
【0014】図2は、別構造の端子用スペーサを用いた
実施例で、4はキャノンプラグ1の端子と固定子巻線に
ハンダ付けされリード線である。端子用スペーサ12
a,12bは、Z状の階段形状をした分割面12cで分
割している。さらに、分割面の断面形状を凹凸形状12
d,12eにして、分割面12cを合わせたときに、矢
印方向(それぞれ直角3方向)にずれるのを防止してい
る。
実施例で、4はキャノンプラグ1の端子と固定子巻線に
ハンダ付けされリード線である。端子用スペーサ12
a,12bは、Z状の階段形状をした分割面12cで分
割している。さらに、分割面の断面形状を凹凸形状12
d,12eにして、分割面12cを合わせたときに、矢
印方向(それぞれ直角3方向)にずれるのを防止してい
る。
【0015】この構造の場合、Z部の寸法分だけリード
線4を長くする必要があるが、キャノンプラグ1のつば
部1aで端子用スペーサを電動機3にネジ固定すると
き、分割面は3方向に噛み合って外れないので、ネジ固
定の作業が容易になる。また、気密性も確保しやすい。
線4を長くする必要があるが、キャノンプラグ1のつば
部1aで端子用スペーサを電動機3にネジ固定すると
き、分割面は3方向に噛み合って外れないので、ネジ固
定の作業が容易になる。また、気密性も確保しやすい。
【0016】図3は、出力端子を電動機の軸方向に取り
付ける場合の端子用スペーサで、リード線の引き出し口
方向に分割面22cで2分割したものである。出力端子
であるキャノンプラグのつば部は、端子用スペーサ22
a,22bの側面の穴22dにネジ固定される。また、
端子用スペーサは別の孔22eで電動機にネジ固定さ
れ、出力端子は電動機に固定される。
付ける場合の端子用スペーサで、リード線の引き出し口
方向に分割面22cで2分割したものである。出力端子
であるキャノンプラグのつば部は、端子用スペーサ22
a,22bの側面の穴22dにネジ固定される。また、
端子用スペーサは別の孔22eで電動機にネジ固定さ
れ、出力端子は電動機に固定される。
【0017】なお、図示はしないが、図3のL形状の分
割面の一辺を、Z状の階段形状および、または、断面形
状を嵌合しあう凹凸形状にすれば、さらに取付作業が容
易になり、気密性の確保もできる。
割面の一辺を、Z状の階段形状および、または、断面形
状を嵌合しあう凹凸形状にすれば、さらに取付作業が容
易になり、気密性の確保もできる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、端子用ス
ペーサをリード線の引き出し口方向に2分割したので、
リード線を長くしなくてもハンダ付け作業ができ、リー
ド線は余らないので端子用スペーサに押し込まなくても
よくなり、リード線の損傷を防止できる。
ペーサをリード線の引き出し口方向に2分割したので、
リード線を長くしなくてもハンダ付け作業ができ、リー
ド線は余らないので端子用スペーサに押し込まなくても
よくなり、リード線の損傷を防止できる。
【0019】さらに、分割面をZ状の階段形状、およ
び、または、分割面の断面形状を嵌合しあう凹凸形状に
したものでは、分割部の位置決めと回り止めができ、取
付作業が容易にできて気密性も確保できる。
び、または、分割面の断面形状を嵌合しあう凹凸形状に
したものでは、分割部の位置決めと回り止めができ、取
付作業が容易にできて気密性も確保できる。
【図1】本発明の一実施例の端子付き電動機の斜視図
【図2】本発明の他の実施例の端子付き電動機の要部分
解斜視図
解斜視図
【図3】本発明の他の一実施例の端子用スペーサの斜視
図
図
【図4】従来の端子付き電動機の斜視図
1 出力端子 1a つば部 2a,2b,12a,12b,22a,22b 端子用
スペーサ 2c,12c,22c 分割面 3 電動機 4 リード線
スペーサ 2c,12c,22c 分割面 3 電動機 4 リード線
Claims (2)
- 【請求項1】固定子巻線などとリード線を介して接続し
た出力端子を、スペーサを用いて取り付けた電動機にお
いて、つば部に取付孔を備えたキャノンプラグなどの出
力端子と、前記出力端子に接続したリード線の引出口の
方向に2分割した端子用スペーサとを備え、前記出力端
子のつば部で前記端子用スペーサを押さえ、前記出力端
子の取付孔を用いてネジ固定した端子付き電動機。 - 【請求項2】分割面をZ状の階段形状、および、また
は、分割面の断面形状を嵌合しあう凹凸形状とした請求
項1記載の端子付き電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7700397A JPH10271740A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 端子付き電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7700397A JPH10271740A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 端子付き電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10271740A true JPH10271740A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13621604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7700397A Pending JPH10271740A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 端子付き電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10271740A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007312557A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 出力端子付き電動機 |
JP2007336675A (ja) * | 2006-06-14 | 2007-12-27 | Toyota Motor Corp | 電動車両の駆動装置 |
WO2009069520A1 (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-04 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | スクリュ圧縮機 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP7700397A patent/JPH10271740A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007312557A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 出力端子付き電動機 |
JP4725414B2 (ja) * | 2006-05-22 | 2011-07-13 | パナソニック株式会社 | 出力端子付き電動機 |
JP2007336675A (ja) * | 2006-06-14 | 2007-12-27 | Toyota Motor Corp | 電動車両の駆動装置 |
WO2009069520A1 (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-04 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | スクリュ圧縮機 |
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