JPH10271438A - 画像及び音声再生装置、画像及び音声再生方法、記録媒体 - Google Patents

画像及び音声再生装置、画像及び音声再生方法、記録媒体

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JPH10271438A
JPH10271438A JP9075491A JP7549197A JPH10271438A JP H10271438 A JPH10271438 A JP H10271438A JP 9075491 A JP9075491 A JP 9075491A JP 7549197 A JP7549197 A JP 7549197A JP H10271438 A JPH10271438 A JP H10271438A
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JP9075491A
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English (en)
Inventor
Shigeki Harada
茂樹 原田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】番組再生中に音声が途切れるのを防止すること
が可能な画像及び音声再生装置を提供する。 【解決手段】情報蓄積装置11には、画像データ、音声
データ、制御データがそれぞれ蓄積されている。画像再
生装置12では、制御データ解析部23で解析された番
組の制御データに基づいて、情報蓄積装置11から画像
データが読み出され、その画像データが画像として表示
される。音声用バッファメモリ15には、制御データ解
析部23で解析された番組の制御データに基づいて、そ
の番組の音声を途切れることなく再生できるだけの音声
データが蓄積される。そして、その音声データが音声再
生装置16で音声として出力される。制御情報表示装置
14では、番組が再生できない場合のメッセージや、音
声再生に必要なメモリ容量などの情報を表示するととも
に、音声として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ハイビジ
ョン静止画システムにおいて、一つのメディアに静止画
像データ、音声データ及び制御データを記録した場合の
画像及び音声再生装置、画像及び音声再生方法、記録媒
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のハイビジョン静止画シス
テム100の構成を示す説明図である。
【0003】ハイビジョン静止画システム100は、画
像データ蓄積装置101、画像再生装置102、制御デ
ータ蓄積装置105、パソコン106、音声データ蓄積
装置107、音声再生装置108から構成されている。
【0004】画像データ蓄積装置101は、MO(Magn
etic Optical Disk) やCD−ROM(Compact Disk R
ead Only Memory) 等の記録媒体とその読み出し装置か
ら構成されている。画像再生装置102は、静止画プロ
セッサ103及びハイビジョンモニタ104から構成さ
れている。制御データ蓄積装置105は、FD(Floppy
Disk) 等の記録媒体とその読み出し装置から構成され
ている。音声データ蓄積装置107は、CD−ROM等
の記録媒体とその読み出し装置から構成されている。音
声再生部108は、音声再生回路109、アンプ11
0、スピーカ111から構成されている。
【0005】画像データ蓄積装置101には、画像デー
タが記録されている。制御データ蓄積装置105には、
制御データが記録されている。音声データ蓄積装置10
7には、音声データが記録されている。つまり、画像デ
ータ、制御データ、音声データは、それぞれ異なる蓄積
装置に記録されている。そして、制御データに基づい
て、画像データを画像データ蓄積装置101から読み出
し、音声データを音声データ蓄積装置107から読み出
すことにより、静止画番組の再生を行っている。ハイビ
ジョン静止画システム100の構成は、ハイビジョン普
及支援センターの策定した技術ガイドラインに準拠して
いる。
【0006】画像データは、画像データ蓄積装置101
から読み出され、静止画プロセッサ103によりJPE
G方式で伸長されるとともに、ワイプ、デゾルブ、スク
ロール等の画像効果を施された後に、ハイビジョンモニ
タ104で表示される。
【0007】音声データは音声データ蓄積装置107か
ら読み出された後、アンプ110を通してスピーカ11
1で出力される。制御データは制御データ蓄積装置10
5から読み出され、パソコン106で管理される。パソ
コン106は制御データに基づき、静止画プロセッサ1
03や音声データ蓄積装置107を制御し、静止画番組
の再生を行う。なお、制御データが画像データ蓄積装置
101に記録されている場合には、制御データ蓄積装置
105は必要ない。その際には、画像データ蓄積装置1
01から制御データが読み出され、その制御データは静
止画プロセッサ103を介してパソコン106で管理さ
れる。
【0008】以上のように画像データと音声データをそ
れぞれ異なる蓄積装置に記録した場合、音声と画像の同
時読み出しを容易に行うことができた。また、ハイビジ
ョン普及支援センターの策定した技術ガイドラインに
は、一つのメディア(蓄積装置)に画像データ、音声デ
ータ、制御データの3種類のデータを記録する場合のフ
ォーマットも決められている。この場合、画像データと
音声データはインターリーブしない状態で、それぞれ違
う領域に記録されることになっている。例えば、各デー
タがMOやCD−ROMに記録されている場合、画像デ
ータは画像データのセクタに一括して記録され、音声デ
ータは音声データのセクタに一括して記録される。この
ため、画像データの読み出し中に音声を途切れることな
く再生するためには、音声データを一時的に記憶させて
おくための音声用バッファメモリが必要になる。その音
声用バッファメモリの容量は、画像データの読み出し終
了から次の画像データの読み出し開始までの時間がごく
短く、画像データの読み出しが頻繁に行われる番組を再
生する際には、大容量である必要がある。また、画像デ
ータの読み出し終了から次の画像データの読み出し開始
までの時間が長い番組を再生する際には、小容量の音声
用バッファメモリで済むことになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のハイ
ビジョン静止画システムにおいては、大容量の音声用バ
ッファメモリを必要とするか、小容量の音声用バッファ
メモリで済むかが番組の再生前にわからなかった。その
ため、再生した番組がハイビジョン静止画システムに備
えられた音声用バッファメモリの容量を超えるメモリ容
量を必要とする場合には、番組再生中に音声が途切れる
おそれがあった。そこで従来では、番組再生中に音声が
途切れることを防止するために、安全分を見込んだ非常
に大容量のバッファメモリを用意していた。しかし、ハ
イビジョン普及支援センターの策定した技術ガイドライ
ンには、画像データの読み出し終了から次の画像データ
の読み出し開始までの時間に対する規定はなされていな
い。そのため、番組によっては、その番組を再生するた
めに必要なバッファメモリの容量がとてつもなく大きく
なり、安全分を見込んだバッファメモリの容量すら越え
てしまう可能性があった。したがって、番組再生中に音
声が途切れてしまうのを確実に防止することはできなか
った。
【0010】しかも、再生した番組が小容量の音声用バ
ッファメモリで済む場合には、安全分を見込んだバッフ
ァメモリの容量のほとんどが無駄になってしまうため、
コストが増大するという問題があった。
【0011】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、以下の目的を有するものである。 1]番組再生中に音声が途切れるのを防止することが可
能な画像及び音声再生装置を提供する。
【0012】2]番組再生中に音声が途切れるのを防止
することが可能な画像及び音声再生方法を提供する。 3]バッファメモリを有効に活用することが可能な画像
及び音声再生装置を提供する。
【0013】4]バッファメモリを有効に活用すること
が可能な画像及び音声再生方法を提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、制御データ、画像データ及び音声データを蓄積する
情報蓄積手段と、前記画像データを再生する画像再生手
段と、前記音声データを再生する音声再生手段と、前記
情報蓄積手段から読み出した前記制御データを解析し、
前記画像再生手段及び前記音声再生手段を制御する制御
手段と、少なくとも前記情報蓄積手段から読み出した前
記音声データを記憶する記憶手段とを備えたことをその
要旨とする。
【0015】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の画像及び音声再生装置において、前記制御手段は、
前記制御データに記録された画像の再生時間及び音声の
再生時間に基づき、前記記憶手段に所定容量の音声デー
タを記憶させることをその要旨とする。
【0016】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の画像及び音声再生装置において、前記記憶手段に記
憶される音声データの記憶容量は、音声を連続的に再生
するために必要な最小の記憶容量であることをその要旨
とする。
【0017】請求項4に記載の発明では、請求項2に記
載の画像及び音声再生装置において、前記記憶手段が持
つ記憶容量が、音声を連続的に再生するために必要な音
声データの記憶容量より小さい場合には、その旨を制御
情報表示手段に示すことをその要旨とする。
【0018】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の画像及び音声再生装置において、前記制御情報表示
手段は、画像表示手段または音声通知手段の少なくとも
一方を備えたことをその要旨とする。
【0019】請求項6に記載の発明では、制御データに
基づいて画像と音声を再生し、前記制御データに記録さ
れた画像の再生時間及び音声の再生時間に基づいて、音
声データを記憶手段に記憶させるとともに、その記憶手
段に記憶させる音声データの記憶容量を制御することを
その要旨とする。
【0020】請求項7に記載の発明では、請求項6に記
載の画像及び音声再生方法において、前記記憶手段に対
して、音声を連続的に再生するために必要な最小の音声
データを記憶させることをその要旨とする。
【0021】請求項8に記載の発明では、請求項6に記
載の画像及び音声再生方法において、前記記憶手段に記
憶させる記憶容量が、音声を連続的に再生するために必
要な記憶容量より小さい場合、音声の再生が連続的に行
えないことを通知することをその要旨とする。
【0022】請求項9に記載の発明では、請求項6に記
載の画像及び音声再生方法において、前記記憶手段に記
憶させる記憶容量が、音声を連続的に再生するために必
要な記憶容量より小さい場合、音声の再生が連続的に行
えないことを画像表示または音声の少なくとも一方によ
って通知することをその要旨とする。
【0023】請求項10に記載の発明では、請求項6ま
たは請求項7に記載の画像及び音声再生方法において、
前記制御データに基づき、画像と音声を再生する再生装
置を用い、前記制御データに記録された音声の再生開始
時間と画像の再生時間に基づき、番組再生前に所定量の
音声データを読み出しておくことをその要旨とする。
【0024】請求項11に記載の発明では、制御データ
に基づいて、画像と音声を再生し、前記制御データに記
録された画像の再生時間及び音声の再生時間に基づい
て、音声データを記憶手段に記憶させるとともに、その
記憶手段に記憶させる音声データの記憶容量を制御する
処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記
録したことをその要旨とする。
【0025】請求項12に記載の発明では、請求項11
に記載の記録媒体において、前記記憶手段に対して、音
声を連続的に再生するために必要な最小の音声データを
記憶させる処理をコンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記録したことをその要旨とする。
【0026】請求項13に記載の発明では、請求項11
に記載の画像及び音声再生方法において、前記記憶手段
に記憶させる記憶容量が、音声を連続的に再生するため
に必要な記憶容量より小さい場合、音声の再生が連続的
に行えないことを通知する処理をコンピュータに実行さ
せるためのプログラムを記録したことをその要旨とす
る。
【0027】請求項14に記載の発明では、請求項11
に記載の画像及び音声再生方法において、前記記憶手段
に記憶させる記憶容量が、音声を連続的に再生するため
に必要な記憶容量より小さい場合、音声の再生が連続的
に行えないことを表示または音声の少なくとも一方によ
って通知する処理をコンピュータに実行させるためのプ
ログラムを記録したことをその要旨とする。
【0028】請求項15に記載の発明では、請求項11
または請求項12に記載の画像及び音声再生方法におい
て、前記制御データに基づき、画像と音声を再生する再
生装置を用い、前記制御データに記録された音声の再生
開始時間と画像の再生時間に基づき、番組再生前に所定
量の音声データを読み出しておく処理をコンピュータに
実行させるためのプログラムを記録したことをその要旨
とする。
【0029】なお、以下に述べる発明の実施の形態にお
いて、特許請求の範囲または課題を解決するための手段
に記載の「情報蓄積手段」は情報蓄積装置11から構成
され、同じく「画像再生手段」は画像再生装置12から
構成され、同じく「制御手段」は主制御装置13から構
成され、同じく「制御情報表示手段」は制御情報表示装
置14から構成され、同じく「記憶手段」は音声用バッ
ファメモリ15から構成され、同じく「音声再生手段」
は音声再生装置16から構成され、同じく「画像表示手
段」はディスプレイ27から構成され、同じく「音声通
知手段」はスピーカ28から構成される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図6に従って説明する。図1は、本実施形
態のハイビジョン静止画システム1のブロック図であ
る。図2は、静止画プロセッサ21の内部構成を示すブ
ロック図である。
【0031】ハイビジョン静止画システム1は、情報蓄
積装置11、画像再生装置12、主制御装置13、制御
情報表示装置14、音声用バッファメモリ15、音声再
生装置16、記録媒体17から構成されている。
【0032】情報蓄積装置11は、MO(Magnetic Opt
ical Disk) やHD(Hard Disk)等の記録媒体とその読
み出し装置から構成され、画像データ、音声データ、制
御データがそれぞれ蓄積されている。
【0033】画像再生装置12は、静止画プロセッサ2
1及びハイビジョンモニタ22から構成されている。図
2に示すように、静止画プロセッサ21は、JPEG
(Joint PhotographicCoding Experts)デコーダ41、
フレームメモリ42、表示制御部43、D/Aコンバー
タ44から構成されている。
【0034】JPEGデコーダ41は、情報蓄積部11
から読み出された圧縮画像データを伸長する。フレーム
メモリ42は3画面分あり、JPEGデコーダ41で伸
長された画像データをそれぞれのメモリに格納する。表
示制御部43は、フレームメモリ42に格納された画像
データを、ワイプ、デゾルブ、スクロールなどの効果に
より切り替える。D/Aコンバータ44は、表示制御部
43から出力された画像データをアナログ信号に変換す
る。
【0035】ハイビジョンモニタ22は、D/Aコンバ
ータ44で変換された画像データを画像として表示す
る。なお、画像再生装置12は、静止画プロセッサ21
において、後記する画像再生制御部24の指示に基づい
て上記した各処理を行い、ハイビジョンモニタ22に表
示する。
【0036】音声用バッファメモリ15は、FIFO
(First-In-First-Out)構成のRAM(Random Access
Memory)からなるリングバッファによって構成され、情
報蓄積装置11から読み出された音声データを順次蓄積
する。また、音声用バッファメモリ15のメモリ容量
は、種々の番組の制御データの解析結果に基づいた最適
な容量に設定されている。
【0037】音声再生装置16は、音声再生回路29、
アンプ30、スピーカ31から構成されている。音声再
生回路29は、音声用バッファメモリ15から出力され
た音声データをデコードする。スピーカ31は、アンプ
30を介して、デコードされた音声データを音声として
出力する。
【0038】主制御装置13は、制御データ解析部2
3、画像再生制御部24、音声再生制御部25から構成
されている。制御データ解析部23は、制御データを解
析して、音声用バッファメモリ15の全メモリのうち、
音声データの格納に用いる容量を決定する。すなわち、
操作者から番組再生の指示があった場合、制御データ解
析部23は、情報蓄積部11から制御データを読み出
し、後記する図5及び図6に示すアルゴリズムに従って
音声再生に必要なバッファメモリの容量を算出する。さ
らに、番組開始までに音声データの読み出しが必要な場
合には、必要な分の音声データを読み出した後に番組再
生を開始する。
【0039】それとともに、制御データ解析部23は、
情報蓄積装置11から制御データを読み出し、制御デー
タを解析する。そして、制御データの解析結果に基づい
て、画像データ及び音声データを読み出すタイミングを
制御する。つまり、画像再生制御部24は制御データの
解析結果に基づいて静止画プロセッサ21を制御し、音
声再生制御部25は制御データの解析結果に基づいて音
声再生回路29を制御する。また、音声再生制御部25
は、音声用バッファメモリ15に蓄積される音声データ
が、音声用バッファメモリ15のメモリ容量を越えるの
を防止するために、常に音声データを再生するように制
御する。
【0040】制御情報表示装置14は、制御情報表示部
26、ディスプレイ27、スピーカ28から構成されて
いる。制御情報表示装置14は、番組が再生できない場
合のメッセージや、音声再生に必要なメモリ容量などの
情報を、ディスプレイ27によって表示するとともに、
スピーカ28によって音声として出力する。つまり、音
声をとぎれることなく再生するために必要なメモリの容
量が、音声用バッファメモリ15の容量よりも大きい場
合に、主制御装置13は、制御情報表示部26を通し
て、音声再生が不可能である旨をディスプレイ27に表
示するとともに、スピーカ28から音声通知する。
【0041】記憶媒体17には、主制御装置13の制御
を行うためのプログラムが記憶されている。次に、この
ように構成されたハイビジョン静止画システム1の動作
を図3及び図4に従って説明する。
【0042】図3及び図4は、制御データの一例を示す
タイムチャートである。 (1)図3に示す制御データを用いた場合。 まず、番組開始直後には、「音声再生スタート」コマン
ドにより、音声の再生を開始する。その5秒後には、
「画像データ1読み出し」コマンドにより、画像番号1
の画像データを情報蓄積装置11から読み出す。画像再
生装置12の静止画プロセッサ21において、読み出さ
れた画像番号1の画像データはJPEGデコーダ41で
伸長され、フレームメモリ42に格納される。そしてそ
の2秒後には、「カット」コマンドにより、カット切り
替えを行って画像番号1の画像データをハイビジョンモ
ニタ22で画像として表示する。更に5秒後には、「画
像データ2読み出し」コマンドにより、画像番号2の画
像データを情報蓄積装置11から読み出し、静止画プロ
セッサ21で各処理を行う。続いて2秒後には、「デゾ
ルブ」コマンドにより、デゾルブ効果によって画面を切
り替え、画像番号2の画像データをハイビジョンモニタ
22で画像として表示する。そしてその6秒後には、
「画像データ3読み出し」コマンドにより、画像番号3
の画像データを情報蓄積装置11から読み出し、静止画
プロセッサ21で各処理を行う。その2秒後には、「ス
クロール」コマンドにより、画面のスクロールを開始し
て画像番号3の画像データをハイビジョンモニタ22で
画像として表示する。なお、音声の再生は、音声の再生
を開始した後、最後まで連続して行われる。
【0043】(2)図4に示す制御データを用いた場
合。 まず、番組開始直後には、「音声再生スタート」コマン
ドにより、音声の再生を開始する。その1秒後には、
「画像データ1読み出し」コマンドにより、画像番号1
の画像データを情報蓄積装置11から読み出し、静止画
プロセッサ21で各処理を行う。そしてその2秒後に
は、「カット」コマンドにより、カット切り替えを行っ
て画像番号1の画像データをハイビジョンモニタ22で
画像として表示する。それと同時に、「画像データ2読
み出し」コマンドにより、画像番号2の画像データを情
報蓄積装置11から読み出し、静止画プロセッサ21で
各処理を行う。続いて2秒後には、「デゾルブ」コマン
ドにより、デゾルブ効果によって画面を切り替え、画像
番号2の画像データをハイビジョンモニタ22で画像と
して表示する。それと同時に、「画像データ3読み出
し」コマンドにより、画像番号3の画像データを情報蓄
積装置11から読み出し、静止画プロセッサ21で各処
理を行う。その2秒後には、「スクロール」コマンドに
より、画面のスクロールを開始して画像番号3の画像デ
ータをハイビジョンモニタ22で画像として表示する。
なお、音声の再生は、音声の再生を開始した後、最後ま
で連続して行われる。
【0044】次に、主制御部13において、音声用バッ
ファメモリ15として必要なメモリ容量を算出するため
のアルゴリズムを図5及び図6に示すフローチャートに
従って説明する。なお、以下の処理は、主制御装置13
が記録媒体17に記録されているプログラムに基づいて
行われる。
【0045】また、本実施形態では、以下のように設定
されている。 [1]画像データの読み出し指示から読み出し終了まで
の時間として2秒。 [2]音声データの読み出し指示から実際に読み出しを
開始するまでの時間として0.2秒。
【0046】[3]1秒間に読み出した音声データで、
4秒間分の音声再生が可能。 [4]音声用バッファメモリ15に蓄積すべき音声デー
タの再生時間をtimeと表記する。
【0047】[5]音声用バッファメモリ15に蓄積す
る音声データの再生時間の最大値をmax timeと表記す
る。 [6]プログラム再生開始時にあらかじめ読み出してお
く音声データ量starttimeと表記する。
【0048】なお、音声は番組開始時点から最後まで再
生し続けるものとする。まずステップ(以下、Sと表記
する)1において、制御データ解析部23では、ラップ
タイム順に記述された制御コマンドのうち、最後の方か
ら画像データ読み出しコマンドがあるかどうかを判断す
る。その結果、画像データ読み出しコマンドが無ければ
処理を終了し、画像データ読み出しコマンドがあればS
2へ移行する。
【0049】S2においては、time及びmax timeを、次
のようにセットする。 (1) timeを2秒にセット。 (2) max timeを2秒にセット。 ここでセットするtime及びmax timeの値は、上記[1]
で設定された画像データの読み出し指示から読み出し終
了までの時間と対応した値である。
【0050】S3においては、更なる画像データ読み出
しコマンド(例えば、図3及び図4において、S1で
「画像データ3読み出し」コマンドを判断すれば、「画
像2読み出し」コマンド)があるかを判断する。その結
果、更なる画像データ読み出しコマンドが無ければS4
へ移行し、更なる画像データ読み出しコマンドがあれば
S7へ移行する。
【0051】S7ではmax time算出処理が行われる。図
6に、max timeを算出するためのフローチャートを示
す。まず、S11においては、2つの画像データ読み出
し(図3及び図4に示す「画像データ3読み出し」と
「画像データ2読み出し」)コマンドの間隔が2.2秒
(画像データの読み出し指示から読み出し終了までの時
間と音声データの読み出し指示から実際に読み出しを開
始するまでの時間との和)より大きいかどうかを判断す
る。つまり、画像データ読み出しと画像データ読み出し
との間に音声データを読み出すことが可能な時間がある
か否かを判断する。その結果、画像データ読み出しコマ
ンドの間隔が2.2秒以下であればS12へ移行し、画
像データ読み出しコマンドの間隔が2.2秒を越えれば
S15へ移行する。
【0052】S12においては、timeに画像データ読み
出し間隔を加える。ここでは、画像データ読み出しが連
続して行われ、画像データ読み出しコマンドと画像デー
タ読み出しコマンドとの間に音声データを読み出す時間
がない場合の処理が行われる。つまり、連続した2つの
画像データ読み出しに要する間の音声再生に必要となる
音声再生時間を算出する。そして、算出された値をtime
としてセットし、S13へ移行する。
【0053】S13においては、算出されたtimeの値が
max timeの値より大きいかどうかを判断する。その結
果、timeの値がmax timeの値以下であればmax time算出
処理を終了してS3へ移行する。そして、timeの値がma
x timeの値を越えていればS14へ移行し、S14にお
いて、max timeの値をtimeの値と同じ値にセットした後
にS3へ移行する。
【0054】ところで、S11で、画像データ読み出し
コマンドの間隔が2.2秒を越える場合、つまり、画像
データ読み出しコマンドと画像データ読み出しコマンド
との間に音声データを読み出す時間(図3及び図4に示
す「音声データ読み出し可能時間」)Δt1がある場合に
はS15に移行する。S15においては、timeに画像デ
ータ読み出し間隔を加え、その和からΔt1に読み出され
た音声データが再生可能な時間Δt2を減じる。そして、
算出された値をtimeとしてセットし、S16へ移行す
る。
【0055】S16においては、S15で算出されたti
meの値が2秒未満か否かを判断する。その結果、timeの
値が2以上であればS13へ移行する。そして、timeの
値が2秒未満であればS17へ移行し、S17におい
て、timeの値を2秒にセットした後にS13へ移行す
る。
【0056】以上の処理を、画像データ読み出しコマン
ドがなくなるまで繰り返す(ステップ3)。画像データ
読み出しコマンドがなくなった場合にはS4に移行す
る。そして、S4において、start timeを求める。その
ために、画像データ読み出し(図3及び図4に示す「画
像データ1読み出し」)コマンドからラップタイム0
(同じく「音声再生スタート」)までの時間に読み出す
ことのできる音声データの再生時間をtimeから減じ、そ
の値をstart timeとしてセットする。
【0057】そして、S5において、start timeが0よ
り小さいかを判断する。その結果、start timeが0以上
であれば処理を終了し、start timeが0より小さければ
S6に移行してstart timeを0にセットする。
【0058】以上の処理によって、番組再生開始時点ま
でに読み出しておかなければならない音声データの再生
時間(start time)と、この制御データに記述してある
番組を再生するためにバッファメモリに蓄積すべき音声
データの最大再生時間(maxtime)が求められる。主制
御装置13では、start time及びmax timeの値により、
実際に音声読み出しを開始する時間とバッファメモリの
容量を計算する。例えば、start timeの値が4であれ
ば、上記[3]より、番組開始の1秒前から音声データ
の読み出しを開始する。なお、音声データの再生転送レ
ートが1411Kbit/secの場合、max_timeが4秒であれば、
音声用バッファメモリ15は、約706KByteの容量のバッ
ファメモリが必要となる。
【0059】次に、上記のアルゴリズムにより、図3、
図4に示す制御データを解析した例を示す。 (1)図3に示す制御データを用いた場合。
【0060】この場合には、S1において、「画像デー
タ3読み出し」コマンドがあるためS2へ移行し、S2
において、timeが2秒、max timeが2秒にセットされ
る。そして、S3において、「画像データ2読み出し」
コマンドがあるためS7へ移行し、max time算出処理が
行われる。max time算出処理では、まず、S11におい
て、「画像3データ読み出し」コマンドと「画像データ
2読み出し」コマンドとの間隔が2.5秒あるためS1
5へ移行する。
【0061】このとき、音声データ読み出し可能時間Δ
t1が0.3秒であるため、音声データが再生可能な時間
Δt2は1.2秒である。また、timeが2秒、画像データ
読み出し間隔が2.5秒である。したがって、S15に
おいて、timeを求める計算式「time=2+2.5−1.
2」からtimeは3.3秒にセットされ、S16へ移行す
る。S16では、算出されたtimeが2秒以上であるた
め、S13へ移行する。
【0062】S13において、max timeが2秒であるた
めS14へ移行する。そして、S14において、max ti
meが3.3秒にセットされる。再びS3において、「画
像データ1読み出し」コマンドがあるためS7へ移行
し、max time算出処理を行う。そして、S11におい
て、「画像2データ読み出し」コマンドと「画像データ
1読み出し」コマンドとの間隔が7秒あるため、ステッ
プ15へ移行する。
【0063】このとき、音声データ読み出し可能時間Δ
t1が4.8秒であるため、音声データが再生可能な時間
Δt2は19.2秒である。また、timeが3.3秒、画像
データ読み出し間隔が7秒である。したがって、S15
において、timeを求める計算式からtimeは−8.9秒に
セットされ、S16へ移行する。S16では、算出され
たtimeが2秒より小さいためS17へ移行し、S17に
おいてtimeが2秒にセットされ、S13へ移行する。
【0064】S13では、max timeが前回の処理によっ
て3.3秒にセットされているため、S3へ移行する。
S3において、「画像データ1読み出し」コマンドより
前には画像データ読み出しコマンドがないので、S4へ
移行する。
【0065】このとき、timeが3.3秒、画像データ読
み出しコマンドからラップタイム0までの時間に読み出
すことのできる音声データの再生時間、すなわち、「画
像データ1読み出し」コマンドから「音声再生スター
ト」コマンドまでの時間に読み出すことのできる音声デ
ータの再生時間が19.2秒である。したがって、S4
において、start timeを求める計算式「start time=
3.3−19.2」からstart timeは−15.9秒にセ
ットされ、S5へ移行する。S5では、S4で算出され
たstart timeが0より小さいためS6へ移行し、S6に
おいてstart timeが0にセットされ、処理を終了する。
【0066】以上の処理により、max time及びstart ti
meが算出される。その結果、max timeが3.3秒である
ため、音声用バッファメモリ15には、3.3秒分の音
声データを記録できる容量のバッファメモリが必要とな
る。また、start timeが0であるため、プログラム再生
開始時に予め音声データを読み出しておく必要はない。
【0067】(2)図4に示す制御データを用いた場
合。 この場合には、S1において、「画像データ3読み出
し」コマンドがあるためS2へ移行し、S2において、
timeが2秒、max timeが2秒にセットされる。そして、
S3において、「画像データ2読み出し」コマンドがあ
るためS7へ移行し、max time算出処理が行われる。ma
x time算出処理では、まず、S11において、「画像3
データ読み出し」コマンドと「画像データ2読み出し」
コマンドとの間隔が2秒しかないためS12へ移行す
る。
【0068】このとき、timeが2秒、画像データ読み出
し間隔が2秒であるため、S12において、timeは4秒
にセットされ、S13へ移行する。S13では、max ti
meが2秒、S12で算出されたtimeが4秒であるため、
S14へ移行する。そして、S14において、max time
が4秒にセットされる。
【0069】再びS3において、「画像データ1読み出
し」コマンドがあるためS7へ移行し、max time算出処
理が行われる。そして、S11において、「画像2デー
タ読み出し」コマンドと「画像データ1読み出し」コマ
ンドとの間隔が2秒しかないためS12へ移行する。
【0070】このとき、timeが4秒、画像データ読み出
し間隔が2秒であるため、S12において、timeは6秒
にセットされ、S13へ移行する。S13では、max ti
meが4秒、S12で算出されたtimeが6秒であるため、
S14へ移行する。そして、S14において、max time
が6秒にセットされ、S3へ移行する。
【0071】S3において、「画像データ1読み出し」
コマンドより前には画像データ読み出しコマンドがない
ので、S4へ移行する。このとき、timeが6秒、画像デ
ータ読み出しコマンドからラップタイム0までの時間に
読み出すことのできる音声データの再生時間、すなわ
ち、「画像データ1読み出し」コマンドから「音声再生
スタート」コマンドまでの時間に読み出すことのできる
音声データの再生時間が4秒である。したがって、S4
において、start timeを求める計算式「start time=6
−4」からstart timeは2秒にセットされ、S5へ移行
する。S5では、S4で算出されたstart timeが0以上
であるため、ここで処理を終了する。
【0072】以上の処理の結果、max timeが6秒である
ため、音声用バッファメモリ15には、6秒分の音声デ
ータを記録できる容量のバッファメモリが必要となる。
また、start timeが2秒であるため、プログラム再生開
始時に予め2秒間の音声再生が可能な音声データを読み
出しておく必要がある。すなわち、「音声再生スター
ト」コマンドの0.5秒前から音声データの読み出しを
開始する必要がある。
【0073】このように構成され、制御されたハイビジ
ョン静止画システム1によれば、操作者から番組再生の
指示があった場合、主制御装置13の制御データ解析部
23は、情報蓄積部11から制御データを読み出し、上
記のアルゴリズムに従って音声再生に必要なバッファメ
モリの容量を算出する。バッファメモリ15には、その
算出された容量が必要となる。そして、図4に示す制御
データを用いた場合など、番組開始までに音声データの
読み出しが必要な場合には、必要な分の音声データを読
み出した後に番組再生を開始する。
【0074】画像再生装置12は、画像再生制御部24
の指示により、情報蓄積装置11から静止画プロセッサ
21を介して画像データを読み出し、静止画プロセッサ
21で上記した各処理を行い、ハイビジョンモニタ22
に表示する。
【0075】音声再生制御部25では、音声用バッファ
メモリ15に蓄積される音声データが、音声用バッファ
メモリ15の容量(上記アルゴリズムにおけるmax time
に対応したメモリ容量)を越えるのを防止するために、
常に音声データを再生するように制御する。
【0076】また、音声をとぎれることなく再生するた
めに必要なメモリの容量が、音声用バッファメモリ15
のメモリ容量よりも大きい場合に、主制御装置13は、
制御情報表示部26を介して、音声再生が不可能である
旨をディスプレイ27に表示するとともに、スピーカ2
8から音声通知する。
【0077】このように構成され、制御されたハイビジ
ョン静止画システム1によれば、以下の作用及び効果を
得ることができる。 (a)番組の再生前に、上記したアルゴリズムによって
図3及び図4に示すような制御データの内容を解析する
ことにより、音声用バッファメモリ15として必要なメ
モリ容量が算出される。そのため、音声再生に必要なバ
ッファメモリの最適な容量を制御データごとに求めるこ
とができる。
【0078】(b)図4に示す制御データを備えた番組
では、当該番組の音声を途切れることなく連続的に再生
するために、6秒間音声を再生することが可能な音声デ
ータを「画像データ1読み出し」コマンドまでに読み出
しておく必要がある。すなわち、上記[3]の設定に基
づき、「画像データ1読み出し」コマンドまでに1.5
秒間音声データを読み出す必要がある。しかし、当該制
御データにおいては、「音声再生スタート」コマンドか
ら「画像データ1読み出し」コマンドまでの間隔が1秒
間しかない。そのため、このままでは4秒間しか音声を
再生することができず、音声を途切れることなく連続的
に再生することができない。そこで、本実施形態では、
番組再生の0.5秒前から音声データの読み出しがなさ
れ、これにより、番組再生中に音声を途切れさせること
なく確実に出力することができる。
【0079】(c)音声用バッファメモリ15のメモリ
容量は、種々の番組の制御データの解析結果に基づいた
最適なメモリ容量である。すなわち、音声用バッファメ
モリ15は、予め種々の番組の再生に対応できるだけの
メモリ容量を備えている。そして、再生される番組ごと
に、音声再生に必要最小限のバッファメモリの容量が上
記アルゴリズムによって算出される。しかし、番組によ
っては、音声をとぎれることなく再生するために必要な
メモリ容量が、音声用バッファメモリ15のメモリ容量
よりも大きい場合がある。その場合には、音声再生が不
可能である旨がディスプレイ27に表示されるととも
に、スピーカ28から音声通知される。そのため、操作
者は、その番組が番組再生中に音声が途切れる可能性が
あるかどうかを、番組を再生する前に認識することがで
きる。したがって、番組再生中に音声が途切れる可能性
がある番組の再生を未然に防止することができる。
【0080】(d)また、上記(c)の場合とは逆に、
番組によっては音声用バッファメモリ15のメモリ容量
のうち、ほんの少ししか使用しない場合がある。本実施
形態では、音声再生に必要最小限のバッファメモリの容
量を番組再生前に算出できるため、音声用バッファメモ
リ15のメモリ領域に空きがあるかどうかを認識するこ
とができる。したがって、音声用バッファメモリ15の
メモリ領域に空きがある場合には、その空き領域を他の
処理に有効に活用することができる。例えば、情報蓄積
装置11とは別の情報蓄積装置を主制御装置13に接続
し、その情報蓄積装置から画像データを読み出し、画像
処理を行うなどのアプリケーションソフトウェアを、静
止画番組の展示と並行して行うことができる。つまり、
このようなマルチタスクの環境において、静止画番組の
再生と他の処理を同時に動作させ、静止画番組以外の処
理(画像処理や画像編集等)に利用することができる。
【0081】(e)上記(d)の作用及び効果に基づい
て、音声用バッファメモリ15のメモリの空き領域を他
の処理に割り当てた後、再生していた番組が終了し、新
たに情報蓄積装置11内に格納された他の静止画番組を
再生する際に、新たな静止画番組に必要なバッファメモ
リの容量が終了した番組に必要なバッファメモリの容量
以内であれば、他の処理を中断することなく、続けて新
たな静止画番組を再生することができる。
【0082】(f)上記(d)の作用及び効果に基づい
て、音声用バッファメモリ15のメモリの空き領域を他
の処理に割り当てた後、再生していた番組が終了し、新
たに情報蓄積装置11内に格納された他の静止画番組を
再生する際に、新たな静止画番組に必要なバッファメモ
リの容量が終了した番組に必要なバッファメモリの容量
では足りない場合には、操作者に対し、静止画番組以外
の処理(画像処理や画像編集等)を終了する旨を制御情
報表示装置14のディスプレイ27に表示するととも
に、スピーカ28から音声通知することができる。そし
て、静止画番組の優先度が高い場合には静止画番組以外
の処理を強制的に終了し、音声用バッファメモリ15の
全てのメモリを解放して音声再生に必要なメモリを上記
アルゴリズムによって算出し直す。ハイビジョン静止画
システム1が例えばシステム展示ルーム等で使用されて
いる場合、番組の展示は非常に優先度が高いため、この
ような処理を有効的に活用することができる。
【0083】尚、上記実施形態は以下のように変更して
もよく、その場合でも同様の作用および効果を得ること
ができる。 ◎上記実施形態では、再生装置の設定として、1つの画
像を読み出すのに2秒、音声データの読み出し指示から
実際に読み出しを開始するまでの時間として0.2秒、
1秒間に読み出した音声データで4秒間の音声出力が可
能であるとしたが、これら以外の値に制限してもよい。
但し、その場合には、図5及び図6に示すアルゴリズム
中の各値(S2における「time」及び「max time」、S
11における「2.2秒」、S16及びS17における
「2秒」)を変更した制限下の値と対応した値に変更す
る必要がある。
【0084】◎上記実施形態では、音声再生が不可能で
ある旨や静止画番組以外の処理(画像処理や画像編集
等)を終了する旨をディスプレイ27に表示するととも
に、スピーカ28から音声通知している。これを、ディ
スプレイ27による表示、または、スピーカ28による
音声通知のどちらか一方のみの実施にしてもよい。
【0085】ところで、本明細書において、記録媒体と
は、読み出しが可能な半導体記憶装置、磁気記憶装置の
記録媒体、光磁気記憶装置の記録媒体など、コンピュー
タのプログラムを記録できるものならどのようなもので
もよい。具体的には、半導体ROM、フロッピーディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、相
変化ディスク、磁気テープなどを含むものとする。
【0086】
【発明の効果】請求項1〜3のいずれか1項に記載の発
明によれば、情報蓄積手段から読み出した音声データを
記憶手段に記憶させることが可能な画像及び音声再生装
置を提供することができる。
【0087】請求項2または請求項3に記載の発明によ
れば、制御データの内容を解析することにより、音声再
生に必要なバッファメモリの容量を算出することが可能
な画像及び音声再生装置を提供することができる。
【0088】請求項3に記載の発明によれば、音声再生
に割り当てられていない領域のメモリを他の処理に有効
活用することが可能な画像及び音声再生装置を提供する
ことができる。
【0089】請求項4または請求項5に記載の発明によ
れば、番組再生中に音声が途切れる可能性のある番組の
再生を未然に防ぐことが可能な画像及び音声再生装置を
提供することができる。
【0090】請求項6に記載の発明によれば、記憶手段
に記憶させる音声データの記憶容量を制御することが可
能な画像及び音声再生方法を提供することができる。請
求項7に記載の発明によれば、音声再生に割り当てられ
ていない領域のメモリを他の処理に有効活用することが
可能な画像及び音声再生方法を提供することができる。
【0091】請求項8または請求項9に記載の発明によ
れば、番組再生中に音声が途切れる可能性のある番組の
再生を未然に防ぐことが可能な画像及び音声再生方法を
提供することができる。
【0092】請求項10に記載の発明によれば、音声の
再生を連続的に行うために、番組再生前に所定量の音声
情報を読み出しておくことができ、番組再生中に音声を
途切れることなく出力することが可能な画像及び音声再
生方法を提供することができる。
【0093】請求項11に記載の発明によれば、記憶手
段に記憶させる音声データの記憶容量を制御することが
可能な画像及び音声再生方法をコンピュータに実行させ
るためのプログラムが記録された記録媒体を提供するこ
とができる。
【0094】請求項12に記載の発明によれば、音声再
生に割り当てられていない領域のメモリを他の処理に有
効活用することが可能な画像及び音声再生方法をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムが記録された記録
媒体を提供することができる。
【0095】請求項13または請求項14に記載の発明
によれば、番組再生中に音声が途切れる可能性のある番
組の再生を未然に防ぐことが可能な画像及び音声再生方
法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録
された記録媒体を提供することができる。
【0096】請求項15に記載の発明によれば、音声の
再生を連続的に行うために、番組再生前に所定量の音声
情報を読み出しておくことができ、番組再生中に音声を
途切れることなく出力することが可能な画像及び音声再
生方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが
記録された記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のブロック図。
【図2】一実施形態のブロック図。
【図3】制御データの一例を示すタイムチャート。
【図4】制御データの一例を示すタイムチャート。
【図5】バッファメモリの容量を算出するためのフロー
チャート。
【図6】max timeを算出するためのフローチャート。
【図7】従来の形態のブロック図である。
【符号の説明】
1…ハイビジョン静止画システム、11…情報蓄積手段
としての情報蓄積装置、12…画像再生手段としての画
像再生装置、13…制御手段としての主制御装置、14
…制御情報表示手段としての制御情報表示装置、15…
記憶手段としての音声用バッファメモリ、16…音声再
生手段としての音声再生装置、17…記録媒体、27…
画像表示手段としてのディスプレイ、28…音声通知手
段としてのスピーカ。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御データ、画像データ及び音声データ
    を蓄積する情報蓄積手段と、 前記画像データを再生する画像再生手段と、 前記音声データを再生する音声再生手段と、 前記情報蓄積手段から読み出した前記制御データを解析
    し、前記画像再生手段及び前記音声再生手段を制御する
    制御手段と、 少なくとも前記情報蓄積手段から読み出した前記音声デ
    ータを記憶する記憶手段とを備えた画像及び音声再生装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像及び音声再生装置
    において、 前記制御手段は、前記制御データに記録された画像の再
    生時間及び音声の再生時間に基づき、前記記憶手段に所
    定容量の音声データを記憶させる画像及び音声再生装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像及び音声再生装置
    において、 前記記憶手段に記憶される音声データの記憶容量は、音
    声を連続的に再生するために必要な最小の記憶容量であ
    る画像及び音声再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の画像及び音声再生装置
    において、 前記記憶手段が持つ記憶容量が、音声を連続的に再生す
    るために必要な音声データの記憶容量より小さい場合に
    は、その旨を制御情報表示手段に示す画像及び音声再生
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の画像及び音声再生装置
    において、 前記制御情報表示手段は、画像表示手段または音声通知
    手段の少なくとも一方を備えた画像及び音声再生装置。
  6. 【請求項6】 制御データに基づいて画像と音声を再生
    し、 前記制御データに記録された画像の再生時間及び音声の
    再生時間に基づいて、 音声データを記憶手段に記憶させるとともに、その記憶
    手段に記憶させる音声データの記憶容量を制御する画像
    及び音声再生方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の画像及び音声再生方法
    において、 前記記憶手段に対して、音声を連続的に再生するために
    必要な最小の音声データを記憶させる画像及び音声再生
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の画像及び音声再生方法
    において、 前記記憶手段に記憶させる記憶容量が、音声を連続的に
    再生するために必要な記憶容量より小さい場合、音声の
    再生が連続的に行えないことを通知する画像及び音声再
    生方法。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の画像及び音声再生方法
    において、 前記記憶手段に記憶させる記憶容量が、音声を連続的に
    再生するために必要な記憶容量より小さい場合、音声の
    再生が連続的に行えないことを画像表示または音声の少
    なくとも一方によって通知する画像及び音声再生方法。
  10. 【請求項10】 請求項6または請求項7に記載の画像
    及び音声再生方法において、 前記制御データに基づき、画像と音声を再生する再生装
    置を用い、 前記制御データに記録された音声の再生開始時間と画像
    の再生時間に基づき、番組再生前に所定量の音声データ
    を読み出しておく画像及び音声再生方法。
  11. 【請求項11】 制御データに基づいて、画像と音声
    を再生し、 前記制御データに記録された画像の再生時間及び音声の
    再生時間に基づいて、音声データを記憶手段に記憶させ
    るとともに、その記憶手段に記憶させる音声データの記
    憶容量を制御する処理をコンピュータに実行させるため
    のプログラムを記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の記録媒体におい
    て、 前記記憶手段に対して、音声を連続的に再生するために
    必要な最小の音声データを記憶させる処理をコンピュー
    タに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の画像及び音声再生
    方法において、 前記記憶手段に記憶させる記憶容量が、音声を連続的に
    再生するために必要な記憶容量より小さい場合、音声の
    再生が連続的に行えないことを通知する処理をコンピュ
    ータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒
    体。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載の画像及び音声再生
    方法において、 前記記憶手段に記憶させる記憶容量が、音声を連続的に
    再生するために必要な記憶容量より小さい場合、音声の
    再生が連続的に行えないことを表示または音声の少なく
    とも一方によって通知する処理をコンピュータに実行さ
    せるためのプログラムを記録した記録媒体。
  15. 【請求項15】 請求項11または請求項12に記載の
    画像及び音声再生方法において、 前記制御データに基づき、画像と音声を再生する再生装
    置を用い、 前記制御データに記録された音声の再生開始時間と画像
    の再生時間に基づき、番組再生前に所定量の音声データ
    を読み出しておく処理をコンピュータに実行させるため
    のプログラムを記録した記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008186576A (ja) * 2001-10-22 2008-08-14 Apple Inc インスタントプレイが可能なメディアプレーヤー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008186576A (ja) * 2001-10-22 2008-08-14 Apple Inc インスタントプレイが可能なメディアプレーヤー

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