JPH10271372A - モニタ付きカメラ一体型記録装置 - Google Patents

モニタ付きカメラ一体型記録装置

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JPH10271372A
JPH10271372A JP10043202A JP4320298A JPH10271372A JP H10271372 A JPH10271372 A JP H10271372A JP 10043202 A JP10043202 A JP 10043202A JP 4320298 A JP4320298 A JP 4320298A JP H10271372 A JPH10271372 A JP H10271372A
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Yoshinori Takagi
美則 高木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モニタ付きカメラ一体型記録装置において、
ある程度大きな画面サイズを有する液晶表示パネルのモ
ニタ部を用いるようにしながら、十分な小型化を達成す
る。 【解決手段】 記録担体99に情報を記録する記録部1
1と液晶表示装置等からなるモニタ部12とを、該モニ
タ部12が操作者に対向するように前後方向に重ねて一
体化した箱体状のモニタ・記録部10と、前記モニタ・
記録部10の側部に回転機構14を介して回動自在に取
り付けられ、長手方向を前記回転機構14の回転軸方向
と垂直な方向としたカメラ部13とを備えてなるもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体の撮影状況
を容易に目視確認できるモニタを一体化して備えてなる
モニタ付きカメラ一体型記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なカメラ一体型VTRの外
観を図12に示す。図12において、101はカメラ
部、102はテープカセットを装脱着可能なVTR部、
103はモニタ用のモノクロまたはカラー液晶表示を行
うビューファインダー、104はアイピース、105は
マイクロフォンである。
【0003】尚、前記ビューファインダー103におけ
る液晶表示パネルの表示画面サイズは1インチ角程度と
小さいため、接眼レンズによって拡大したものをアイピ
ース104を通して見るようにしている。
【0004】上記のように、ビューファインダー103
における液晶表示パネルが小型であることは、その液晶
表示パネルにかかるコストが安くてすむという利点があ
る。しかし、その反面、次のような不都合もある。
【0005】すなわち、アイピース104を通して液
晶表示パネルの表示画面を見るため、片目でしか見るこ
とができず、見づらいものとなっている、撮影者は自
分の目をカメラ一体型VTR本体から離した姿勢,位置
で撮影状況をモニタリングすることができない、ビュ
ーファインダー103は文字通り撮影者が撮影する画角
視野を得るための専用のものとなっており、複数人数で
同時に見るということができない、撮影者が自らを被
写体として撮影録画する場合には、画面サイズが大きめ
の別のモニタが必要となるが、これは簡単には実現でき
ない、等の不都合を有している。
【0006】このような背景にあって、近年ではアイピ
ースを通さず、カメラ一体型VTR本体から離れて被写
体の撮影状況を容易に目視確認できるモニタ付きのカメ
ラ一体型VTRが要望されるようになってきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにアイピースをのぞくのではなく、撮影者がカメ
ラ一体型VTR本体から目を離した状態で被写体の撮影
状況を目視確認できるモニタにしようとした場合、その
モニタはビューファインダーに比べると画面サイズがか
なり大きめとなるが、従来においては、そのようなモニ
タを新たに配置するうえでの工夫が未熟であったため
に、装置全体が大型化し、使い勝手が悪くなるという問
題があった。
【0008】例えば、特公平4−6154号公報に開示
されたモニタ付きカメラ一体型VTRは、VTR部とモ
ニタ部とを縦方向に並べた状態(モニタ部の底面にVT
R部を合わせた状態)で一体化し、このように一体化さ
れて細長い直方体状となったモニタ・VTR部の長辺部
の側面に対してカメラ部を回動自在に保持した構成とな
っている。
【0009】しかし、VTR部とモニタ部とを一体化し
てモニタ・VTR部を構成するのにあたって、VTR部
とモニタ部とを縦方向に並べて細長い直方体状としてい
るため、このモニタ・VTR部がどうしても大型のもの
となってしまい、装置全体を小型化する上で限界があっ
た。
【0010】また、上記公報のものには、撮影者が自ら
を被写体として撮影録画するといった対面撮影の状況が
一切考慮されておらず、仮にそのような状況で使用した
場合においては、モニタ部に映し出された被写体画像が
上下に反転して倒立像となってしまうことになり、対面
撮影に関しては全く実用にならないものとなる。
【0011】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、例えば撮影者が自らを被写体として撮影録
画する場合などにおいても、不具合のない状態で撮影録
画できるモニタ付きカメラ一体型記録装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】また、大きな表示画面サイズを有する液晶
表示装置等のモニタ部を用いるようにしながら、十分な
小型化を達成することのできるモニタ付きカメラ一体型
記録装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明にかかるモニタ付きカメラ一体型記録装置
は、記録担体に情報を記録する記録部と液晶表示装置等
からなるモニタ部とを、該モニタ部が操作者に対向する
ように前後方向に重ねて一体化した箱体状のモニタ・記
録部と、前記モニタ・記録部の側部に回転機構を介して
回動自在に取り付けられ、長手方向を前記回転機構の回
転軸方向と垂直な方向としたカメラ部とを備えたモニタ
付きカメラ一体型記録装置であって、前記モニタ部にお
ける表示画面を上下反転させる反転手段を設けてなるも
のである。
【0014】また、本発明にかかるモニタ付きカメラ一
体型記録装置は、記録担体に情報を記録する記録部と液
晶表示装置等からなるモニタ部とを、該モニタ部が操作
者に対向するように前後方向に重ねて一体化した箱体状
のモニタ・記録部と、前記モニタ・記録部の側部に回転
機構を介して回動自在に取り付けられ、長手方向を前記
回転機構の回転軸方向と垂直な方向としたカメラ部とを
備えたモニタ付きカメラ一体型記録装置であって、前記
モニタ・記録部は、前記モニタ部と前記記録部との間に
て、前記記録部を駆動する記録部駆動用基板と前記モニ
タ部を駆動するモニタ部駆動用基板とを挟み込む状態で
重ね合わせて一体化してなるものである。
【0015】本発明にかかるモニタ付きカメラ一体型記
録装置によれば、回転機構を介してモニタ・記録部とカ
メラ部とを相対的に回動自在に構成しているので、自由
なカメラアングル,モニタ画面アングルに設定しなが
ら、大きめのモニタ部に映し出された被写体の状況をモ
ニタ部から目を離した状態で見ることができる。
【0016】ここで、モニタ部と記録部とを、同一面に
配置せず、モニタ部が操作者に対向するように前後方向
に重ねて一体化しているので、モニタ部の表示画面サイ
ズを大きく設定することができ、しかも、該表示画面サ
イズを大きくすることによる装置の大型化を招来せず、
十分に小型化を図ることが可能である。
【0017】また、所望時にモニタ部における表示画像
を、反転手段にて上下反転させることができるため、例
えば対面撮影を行う場合などにおいても、不具合を生じ
ることなく、容易に撮影録画を行うことができる。
【0018】さらに、モニタ・記録部は、モニタ部と記
録部との間にて、記録部駆動用基板とモニタ部駆動用基
板とを挟み込む状態で重ね合わせて一体化して構成して
いるため、十分な小型化・薄型化を実現することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のモニタ付きカメラ
一体型記録装置の一実施例を、モニタ付きカメラ一体型
VTRについて、図1乃至図11とともに詳細に説明す
る。
【0020】図1は、本実施例のモニタ付きカメラ一体
型VTRを正面側から見たときの斜視図である。図2
は、背面側から見たときの斜視図である。図1及び図2
はともにモニタ付きカメラ一体型VTR500をテーブ
ルや台などの水平面に載置した状態にて示している。
【0021】図1及び図2において、10は記録担体で
あるテープカセット99を装脱着可能にした記録部とし
てのVTR部11と液晶表示パネルからなるモニタ部1
2とを一体化してモニタ・記録部を構成するモニタ・V
TR部、13はモニタ・VTR部10の横側部に回転機
構14(図3乃至図6参照)を介して相対回動自在に取
り付けられたカメラ部である。
【0022】また、15はVTR部11の本体に対して
着脱自在に装着されたカセット蓋、16はカセット蓋1
5と一体に設けられたグリップ部、17は液晶表示パネ
ル、18はVTR操作パネル、19は液晶コントロール
ボタン、20はリモコン受光部、21はカメラキャビネ
ット前部、22はカメラキャビネット後部、23はカメ
ラキャビネット中部、24はグリップ部、25はバッテ
リーカバー、26はバッテリー、27はレンズシャッ
タ、28はレンズユニット、29はマイクロフォン、3
0はスタート・ストップスイッチ、31はカメラ操作ボ
タン、32はズームボタンである。
【0023】上記構成において、撮影者が左手でモニタ
・VTR部10のグリップ部16を持ち、右手でカメラ
部13のバッテリーカバー25を持ったときに安定よく
支持する状態で撮影録画できるようにするため、前記カ
メラ部13のカメラキャビネット前部21にグリップ部
24を形成してある。
【0024】そして、バッテリーカバー25を手でつか
むことにより、バッテリー26の装着の信頼性を確保す
ることができると同時に、カメラ部13のグリップ部2
4に指受け部24aを形成することにより、該グリップ
部24におけるグリップ性を向上させることができる。
また、このような使用状態において、右手人差し指でス
タート・ストップスイッチ30を押し、右手親指でカメ
ラ操作ボタン31とズームボタン32とを押すことがで
きるようになっている。
【0025】図3は、本実施例におけるカメラ一体型V
TR500の内部構造の分解状態を示す斜視図である。
同図においては、大きく分けて、モニタ・VTR部10
とカメラ部13と回転機構14との3つのブロックから
構成されている様子も併せ示している。ここで、回転機
構14は、モニタ・VTR部10とカメラ部13とを約
270゜範囲にわたって相対回動自在に連結するもので
ある。
【0026】まず、モニタ・VTR部10について説明
する。
【0027】図3において、41はVTRメカユニット
であり、これに対してテープカセット99が装脱着可能
となっている。42は液晶モニタホルダーであり、これ
には、液晶表示パネル17,導光板43及びバックライ
ト44が取り付けられている。そして、バックライト4
4はバックライト端子板45,46により電気的且つ機
械的に接続固定され、モニタ部12としてのユニットを
構成している。
【0028】47はVTRメカユニット41を駆動する
ためのVTR駆動用基板であり、このVTR駆動用基板
47にはVTRメカユニット41の駆動回路のほかに録
画/再生回路などVTR機能に必要なすべての回路が搭
載されている。また、48はモニタ部を駆動するための
液晶駆動用基板であり、この液晶駆動用基板48には液
晶表示パネル17の駆動回路のほか信号処理回路やバッ
クライト回路などが搭載されている。
【0029】そして、本発明の特徴の一つであるが、V
TR部11のVTRメカユニット41とモニタ部12の
液晶表示パネル17を保持した液晶モニタホルダー42
との間にVTR駆動用基板47と液晶駆動用基板48と
をサンドイッチ状に挟み込み、且つこれらの四者が互い
に重ね合わされ、一体化されている。ここで、VTR駆
動用基板47,液晶駆動用基板48のサイズは液晶表示
パネル17の外形寸法を最大限とすることにより、モニ
タ・VTR部10全体の小型化を図っている。また、サ
ンドイッチ構造をなすVTRメカユニット41,VTR
駆動用基板47,液晶駆動用基板48及び液晶モニタホ
ルダー42はキャビネット49内に装填され、グリップ
部16を有するカセット蓋15によってカバーされるよ
うになっている。
【0030】尚、図3において、18はキャビネット4
9の表側のVTR操作パネル、50はスピーカ、51は
端子板、52は端子板カバー、53は摘まみ、54は三
脚ナット、55は摘まみ、56〜63は接続線である。
【0031】次に、カメラ部13について説明する。
【0032】図3において、64はレンズユニット28
の後端に取り付けられたCCD撮像素子基板、65はC
CD撮像素子駆動基板、66はシールド板、67は信号
処理基板、68はシールド板、69はサブ基板、70は
バッテリー端子板、71は電源スイッチ、72は摘ま
み、73〜79は接続線である。
【0033】バッテリー端子板70から導出されたバッ
テリーワイヤ線78と信号処理基板67から導出された
フレキシブルケーブル79とは、回転機構14の中心部
を通ってモニタ・VTR部10に導かれ、電力の供給を
行っている。
【0034】また、CCD撮像素子基板64は、レンズ
ユニット28からの光学信号を電気的な映像信号に変換
するCCD撮像素子を駆動するためのタイミング回路,
信号処理回路,オートホワイトバランス回路及びオート
フォーカス回路などのすべてのカメラ機能のための回路
が搭載されている。
【0035】カメラキャビネット中部23には、レンズ
ユニット28,CCD撮像素子基板64,CCD撮像素
子駆動基板65,信号処理基板67,サブ基板69,バ
ッテリー端子板70,電気スイッチ71などが取り付け
られている。これは、カメラキャビネット中部23にカ
メラ機能部品をすべて搭載することにより、組み立てを
容易にするとともに、カメラ調整をこのユニットのみで
簡易に行えるようにするためである。
【0036】映像信号は、フレキシブルケーブル79を
介してVTR駆動用基板47に送られ、VTRメカユニ
ット41においてテープカセット99に録画されるよう
になっているとともに、液晶駆動用基板48にも送ら
れ、液晶表示パネル17に撮影中の映像を映し出すよう
になっている。尚、VTRメカユニット41においてテ
ープカセット99を再生すると、映像表示パネル17に
再生画像を映し出すことができるようにもなっている。
【0037】さらに、回転機構14について説明する。
【0038】回転機構14は、スペーサ保持金具80,
スペーサ81,板バネ82,押さえ板83,メカホール
ド金具84などから構成されている。
【0039】具体的には、図4の断面図,図5の側面図
に示されているとおり、スペーサ保持金具80がカメラ
部キャビネット85内に一体的に嵌合され、該スペーサ
保持金具80にスペーサ81がビスにて固定されてい
る。一方、メカホールド金具84がモニタ・VTR部キ
ャビネット87内に一体的に嵌合され、スペーサ81の
段差底面にセットされた板バネ82とスペーサ81の段
差天面にビス88を介して固定された押さえ板83との
間でメカホールド金具84を強く弾性的に挟持してい
る。
【0040】カメラ部キャビネット85とモニタ・VT
R部キャビネット87とは、ひいては、カメラ部13と
モニタ・VTR部10とは、回転機構14におけるスペ
ーサ81,板バネ82及び押さえ板83とメカホールド
金具84との挟持部分において相対回動自在に連結して
おり、その回転動作時に、板バネ82による弾性的押圧
に伴う摩擦抵抗によって前記カメラ部13とモニタ・V
TR部10とを任意の回動角において安定的に制止させ
ることができる。
【0041】また、フレキシブルケーブル79は、スペ
ーサ保持金具80,スペーサ81の中心貫通孔80a,
81aを通ってカメラ部キャビネット85とモニタ・V
TR部キャビネット87との間にわたされている。
【0042】ところで、図1及び図2に示した状態は、
モニタ付きカメラ一体型VTR500の非使用時の収納
姿勢である。この非使用時の収納姿勢においては、カメ
ラ部13はモニタ・VTR部10と平行に互いに重なり
合っている。詳しくは、液晶表示パネル17の水平走査
方向とカメラ部13の長手方向とが垂直となる状態であ
る。
【0043】そして、レンズユニット28の撮像面は、
液晶表示パネル17とは反対側にあり、且つVTRメカ
ユニット41,VTR駆動用基板47,液晶駆動用基板
48及び液晶表示パネル17の重ね合わせ方向に対して
垂直、つまり、液晶表示パネル17に平行となってい
る。
【0044】カメラ部13とモニタ・VTR部10と
は、回転機構14を介して約270゜の範囲にわたって
相対回動自在であるが、カメラ部13とモニタ・VTR
部10とを上述したような非使用時の収納姿勢から相対
的に約180゜回転して両者の姿勢が反転したときに動
作する反転検出スイッチ89をモニタ・VTR部キャビ
ネット87と一体のメカホールド金具84に設けてある
一方、この反転検出スイッチ89を動作させるための凸
部83aを押さえ板83の周部の一部分に形成してあ
る。
【0045】この反転検出スイッチ89は、凸部83a
によって動作されたとき、液晶表示パネル17における
表示画像を上下反転させるためのスイッチであり、接続
線56を介して液晶駆動用基板48の画像上下反転用I
C(図示せず)に接続されている。
【0046】カメラ部13が非使用時の収納姿勢からモ
ニタ・VTR部10に対して相対的に180゜回転し
て、反転検出スイッチ89が動作するときとは、図6の
(c)にその状態を示すとおり、VTRメカユニット4
1,VTR駆動用基板47,液晶駆動用基板48及び液
晶表示パネル17の重ね合わせ方向においてレンズユニ
ット28の撮像面が液晶表示パネル17と同一方向を向
くようになったときである。
【0047】このように、レンズユニット28の撮像面
と液晶表示パネル17とを同一方向に向けるのは、図1
1に示すように撮影者が自らを被写体として撮影録画す
る対面撮影のときである(詳しくは後述する)。
【0048】図6の(a)は、回転機構14を介してカ
メラ部13に対してモニタ・VTR部10を相対的に反
時計方向に18゜回転させた状態を示す。図6の(b)
は、回転機構14を介してカメラ部13に対してモニタ
・VTR部10を相対的に反時計方向に90゜回転させ
た状態を示す。図6の(c)は、回転機構14を介して
カメラ部13に対してモニタ・VTR部10を相対的に
180゜回転させて、レンズユニット28の撮像面と液
晶表示パネル17とを同一方向とした状態を示す。これ
は対面撮影のときであるが、この状態を非使用時の収納
姿勢としてもよい。
【0049】次に、本実施例におけるモニタ付きカメラ
一体型VTRの具体的な使用状況の様子を、図8乃至図
11とともに説明する。
【0050】図8は、通常の撮影状態を示す。この状態
においては、カメラ部13に対してモニタ・VTR部1
0を非使用時の収納姿勢より標準の角度θ0 だけ反時計
方向に回転させている。撮影者の視線は、撮影者がほぼ
直立した姿勢において斜め下向き約45゜である。
【0051】図9は、下アングルでの撮影状態を示す。
この状態においては、カメラ部13に対してモニタ・V
TR部10を非使用時の収納姿勢より角度θ1 だけ反時
計方向に回転させている。ここで、θ1 >θ0 であっ
て、撮影者はやや前かがみとなり、視線はほぼ下を向い
ている。
【0052】図10は、上アングルでの撮影状態を示
す。この状態においては、カメラ部13に対してモニタ
・VTR部10を非使用時の収納姿勢より上述した図8
及び図9に示した状態とは逆に時計方向に角度θ2 だけ
回転させている。撮影者の視線は斜め上向きとなってい
る。
【0053】以上のように、カメラアングルやモニタ画
面アングルを自由に設定することにより、比較的大きい
液晶画面サイズを有する液晶表示パネル17に映し出さ
れた被写体の撮影状況を、該液晶表示パネル17つまり
はモニタ付きカメラ一体型VTR500自体から目を離
した状態で目視確認しながら撮影録画することができ
る。
【0054】また、図11は、対面撮影の状態を示す。
この状態においては、図1及び図2に示した非使用時の
収納姿勢からカメラ部13に対してモニタ・VTR部1
0を180゜回転させて、レンズユニット28の撮影面
と液晶表示パネル17とを同一方向に向ける。このと
き、カメラ部13とモニタ・VTR部10との相対的な
180゜の回転によって、反転検出スイッチ89が動作
し、液晶駆動基板48の画像上下反転用ICを駆動し
て、液晶表示パネル17には上下を反転して画像を映し
出すことができる。
【0055】そして、このような状態にあるモニタ付き
カメラ一体型VTR500をテーブル90などの上に置
き、撮影者が該モニタ付きカメラ一体型VTR500か
ら離れてリモートコントロール送信機91にて遠隔制御
する。その遠隔制御としては、ズーム調整,録画開始,
ポーズ(一時停止)及び停止などがあり、リモートコン
トロール送信機91からの赤外線リモートコントロール
信号が、モニタ付きカメラ一体型VTR500のリモー
トコントロール信号受光部20にて受光され、所定の制
御動作が行われる。
【0056】この対面撮影においては、撮影者は自らを
被写体とし、その像を液晶表示パネル17に上下反転さ
せた正立像として映し出しながら撮影録画を行う。ここ
で、液晶表示パネル17の表示画面サイズが比較的大き
いため、撮影者は少し離れた程度であれば良好に被写体
の撮影状況を目視確認することができる。
【0057】尚、モニタ付きカメラ一体型VTR500
を三脚にセットした状態を前提として、回転機構14を
モータにて駆動するように構成し、そのモータをリモー
トコントロール送信機91による遠隔制御によって駆動
して、カメラ部13とモニタ・VTR部10との相対回
動角度を遠隔制御できるようにしてもよい。
【0058】また、上記一実施例においては、液晶表示
パネル17に映し出す画像の上下反転切換えを、カメラ
部13とモニタ・VTR部10との相対的な180゜の
回転によって自動で行うものについて説明したが、この
切換えを手動のスイッチ或いは遠隔制御にても行えるよ
うに構成して、使用者が任意に画像を上下反転できるよ
うにしてもよく、さらに、この画像反転切換えを自動及
び手動の双方で行うことのできるものとして、自動モー
ド,手動モードを設けるなどしてもよく、本発明が上記
一実施例に限定されるものではないことは明らかであ
る。
【0059】
【発明の効果】本発明にかかるモニタ付きカメラ一体型
記録装置によれば、所望時に反転手段にてモニタ部にお
ける表示画像を上下反転させることができるため、特殊
な撮影状況においても、不具合を生じることなく、容易
に撮影録画を行うことができる。特に、対面撮影を行う
場合などにおいては、カメラ部の撮像面がモニタ部の表
示面と略同一方向となるときに自動的に表示画像を上下
反転させて、被写体を正立像としてモニタリングしなが
ら撮影録画を行うことができ、非常に使い勝手のよいも
のとすることができる。
【0060】また、回転機構を介してモニタ・記録部と
カメラ部とを相対的に回動自在に構成するので、カメラ
アングルやモニタ画面アングルを自由に設定しながら、
大きめのモニタ部に映し出された被写体の状況をモニタ
部から目を離した状態で見ることができる。
【0061】ここで、モニタ部と記録部とを、同一面に
配置せず、モニタ部が操作者に対向するように前後方向
に重ねて一体化しているので、モニタ部の表示画面サイ
ズを大きく設定することができ、しかも、該表示画面サ
イズを大きくすることによる装置の大型化を招来せず、
十分に小型化を図ることが可能である。
【0062】さらに、モニタ部と記録部との間にて、記
録部駆動用基板とモニタ部駆動用基板とを挟み込む状態
で重ね合わせて一体化することにより、モニタ・記録部
を構成しているため、十分な小型化・薄型化を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモニタ付きカメラ一体型記録装置の一
実施例における正面側から見たときの外観を示す斜視説
明図である。
【図2】本発明のモニタ付きカメラ一体型記録装置の一
実施例における背面側から見たときの外観を示す斜視説
明図である。
【図3】本発明のモニタ付きカメラ一体型記録装置の一
実施例における内部構造を示す分解斜視説明図である。
【図4】本発明のモニタ付きカメラ一体型記録装置の一
実施例における回転機構の構造を示す正面断面説明図で
ある。
【図5】本発明のモニタ付きカメラ一体型記録装置の一
実施例における回転機構の構造を示す側面説明図であ
る。
【図6】本発明のモニタ付きカメラ一体型記録装置の一
実施例におけるカメラ部とモニタ・VTR部との相対角
度を種々に変更したときの状態を示す側面説明図であ
る。
【図7】本発明のモニタ付きカメラ一体型記録装置の一
実施例における図6の(b)に対応した状態を示す斜視
説明図である。
【図8】本発明のモニタ付きカメラ一体型記録装置の一
実施例における通常撮影状況を示す使用状態説明図であ
る。
【図9】本発明のモニタ付きカメラ一体型記録装置の一
実施例における下アングルでの撮影状況を示す使用状態
説明図である。
【図10】本発明のモニタ付きカメラ一体型記録装置の
一実施例における上アングルでの撮影状況を示す使用状
態説明図である。
【図11】本発明のモニタ付きカメラ一体型記録装置の
一実施例における対面撮影の状況を示す使用状態説明図
である。
【図12】従来の一般的なカメラ一体型VTRにおける
外観を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
10 モニタ・VTR部 11 VTR部 12 モニタ部 13 カメラ部 14 回転機構 15 カセット蓋 16 グリップ部 17 液晶表示パネル 18 VTR操作パネル 19 液晶コントロールボタン 20 リモートコントロール信号受光部 24 グリップ部 25 バッテリーカバー 26 バッテリー 27 レンズシャッタ 28 レンズユニット 29 マイクロフォン 30 スタート・ストップスイッチ 31 カメラ操作ボタン 32 ズームボタン 41 VTRメカユニット 42 液晶モニタホルダー 43 導光板 44 バックライト 47 VTR駆動用基板 48 液晶駆動用基板 49 キャビネット 50 スピーカ 64 CCD撮像素子基板 65 CCD撮像素子駆動基板 67 信号処理基板 70 バッテリー端子板 71 電源スイッチ 80 スペーサ保持金具 81 スペーサ 82 板バネ 83 押さえ板 84 メカホールド金具 85 カメラ部キャビネット 87 モニタ・VTR部キャビネット 89 反転検出スイッチ 91 リモートコントロール送信機 99 テープカセット 500 モニタ付きカメラ一体型VTR

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録担体に情報を記録する記録部と液晶
    表示装置等からなるモニタ部とを、該モニタ部が操作者
    に対向するように前後方向に重ねて一体化した箱体状の
    モニタ・記録部と、 前記モニタ・記録部の側部に回転機構を介して回動自在
    に取り付けられ、長手方向を前記回転機構の回転軸方向
    と垂直な方向としたカメラ部とを備えたモニタ付きカメ
    ラ一体型記録装置であって、 前記モニタ部における表示画面を上下反転させる反転手
    段を設けたことを特徴とするモニタ付きカメラ一体型記
    録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のモニタ付きカメラ一体型
    記録装置において、 前記回転機構に前記モニタ・記録部に対する前記カメラ
    部の回動状態を検出する検出手段を備え、 該検出手段の検出出力に基づいて前記反転手段を駆動す
    ることを特徴とするモニタ付きカメラ一体型記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のモニタ付きカメラ一体型
    記録装置において、 前記検出手段は、前記カメラ部の撮像面が前記モニタ部
    の表示面と略同一方向となるときに検出出力を出力する
    ことを特徴とするモニタ付きカメラ一体型記録装置。
  4. 【請求項4】 記録担体に情報を記録する記録部と液晶
    表示装置等からなるモニタ部とを、該モニタ部が操作者
    に対向するように前後方向に重ねて一体化した箱体状の
    モニタ・記録部と、 前記モニタ・記録部の側部に回転機構を介して回動自在
    に取り付けられ、長手方向を前記回転機構の回転軸方向
    と垂直な方向としたカメラ部とを備えたモニタ付きカメ
    ラ一体型記録装置であって、 前記モニタ・記録部は、前記モニタ部と前記記録部との
    間にて、前記記録部を駆動する記録部駆動用基板と前記
    モニタ部を駆動するモニタ部駆動用基板とを挟み込む状
    態で重ね合わせて一体化されることを特徴とするモニタ
    付きカメラ一体型記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のモニタ付きカメラ一体型
    記録装置において、 前記記録部駆動用基板及び前記モニタ部駆動用基板の寸
    法は、前記モニタ部の表示面の外形寸法より小さくする
    ことを特徴とするモニタ付きカメラ一体型記録装置。
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JP2013225835A (ja) * 2012-03-23 2013-10-31 Panasonic Corp 撮像装置

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