JPH0777728A - カメラ - Google Patents
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Abstract
共に、パララックスの発生を防ぐことができるビデオカ
メラを提供する。 【構成】 ビデオカメラ1Aは、略直方体形のカメラ本
体2の右側面のグリップ部側がVTRデッキ部2aにな
っていると共に、左側面上側に電子式のビューファイン
ダー3を備えている。カメラ本体2の前面上側にはマイ
クロフォン4を突設してあると共に、その左下側には撮
影レンズ5等を内蔵した円筒状のレンズ鏡胴6を突設し
てある。カメラ本体2の前面の右下側には自己撮影用の
撮影スタート/ストップ釦9を設けてある。レンズ鏡胴
6の撮影レンズ5のフロントレンズの外面がハーフミラ
ー状の凸面鏡10になっている。これにより、カメラ本
体2の前面の自己撮影用の撮影スタート/ストップ釦9
を操作する際に、ハーフミラー状の凸面鏡10に自分の
姿が被写体として写し出される。
Description
被写体を写し出す凸面鏡を配置し、この凸面鏡をファイ
ンダーとして使用できるようにしたビデオカメラや銀塩
フィルムを用いるスチルカメラ等のカメラに関する。
をモニター側に回動自在にして撮影できるようにしたビ
デオカメラが、特開昭63−178962号公報に開示
されている。これを、図34,35によって具体的に説
明すると、100はビデオカメラであり、背面側にモニ
ターとしてのカラー液晶パネル(LCD)102とVT
Rデッキ部103を備えたVTR本体101と、このV
TR本体101の上部の凹部101a内に回動つまみ1
05等を介して前後方向に回動自在に支持され、撮影レ
ンズ106やCCD等を内蔵するレンズ鏡胴104aを
備えたカメラ本体104とで構成されている。
体104をカラー液晶パネル102と同じ方向(手前
側)に向け、自分自身の姿を被写体として撮影(自作自
演)するときに、カラー液晶パネル102に表示される
被写体の映像を反転させ、あたかも鏡面で見ているよう
に構成したものである。即ち、図35(b)に示すよう
に、カメラ本体104のレンズ鏡胴104aを手前に向
けて使用すれば、カラー液晶パネル102に自分自身の
姿を写し出すことができ、鏡の代わりとして用いられ
る。また、図35(a)に示すように、通常撮影をする
場合は、カメラ本体104のレンズ鏡胴104aを前に
向けて撮影する。これにより、VTR本体101のカラ
ー液晶パネル102に撮影する被写体が表示され、その
被写体がVTRデッキ部103内の図示しないテープカ
セットの磁気テープに録画される。
ラ100では、例えば自作自演により自分自身の姿を撮
影するようなときに、カラー液晶パネル102の表示を
反転させてあたかも鏡面で見ているようにしているが、
カメラ本体104を回動させる回動つまみ105等から
なる機構や、カラー液晶パネル102の掃引を反転させ
るための回路や反転専用のLCDを必要としているた
め、高価になり、且つ上記機構や回路を組み込むための
余分なスペースが必要となり全体の軽量,小型化を図る
ことができなかった。
本体104のレンズ鏡胴104aを手前に向けて、カラ
ー液晶パネル102に自分自身の姿を写し出しながら撮
影するときに、撮影レンズ106の位置とファインダー
として使用されるカラー液晶パネル102の位置には距
離があるため、カラー液晶パネル102で見える範囲
と、VTRデッキ部103内のテープカセットに撮影
(録画)される範囲に差が出てしまいパララックス(フ
ァインダー光学系の光軸と撮影レンズの光軸とが離れて
いるために起こる現象)が発生した。これにより、被写
体として自分自身の姿を撮影する際に、目線が撮影レン
ズ106の方を向かずに外れた状態となり、それをを再
生してみたときに所謂「目をそらす」形となり、異和感
のようなものを感じさせた。
確実に行うことができる共にパララックスの発生を防ぐ
ことができるカメラを提供するものである。
出したレンズ鏡胴内の撮影レンズを介して被写体を撮影
するようにしたカメラにおいて、上記カメラ本体のレン
ズ鏡胴の近傍に上記被写体を写し出す鏡を配置してあ
る。
の前方にカメラ本体を持って自己撮影する際に、鏡に自
分自身を含めた被写体が写し出され、自己撮影が簡単に
行われる。
る。
メラとしてのビデオカメラを示す。このビデオカメラ1
Aは、略直方体形のカメラ本体2の右側面のグリップ部
側が図示しないテープカセットの磁気テープに被写体を
録画するVTRデッキ部2aになっていると共に、左側
面上側に録画中の被写体の状態を確認する電子式のビュ
ーファインダー3を備えている。また、カメラ本体2の
前面上側にはマイクロフォン4を突設してあると共に、
その左下側には撮影レンズ5や図示しない撮像素子(C
CD)等を内蔵した円筒状のレンズ鏡胴6を突設してあ
る。さらに、カメラ本体2の上面後側にはズーム釦7を
設けてあると共に、カメラ本体2の背面には図示しない
撮影スタート/ストップ釦やバッテリー8を備えてい
る。
前面の右下側には自己撮影用の撮影スタート/ストップ
釦(撮影釦)9を設けてある。この撮影スタート/スト
ップ釦9は、最初の押圧操作により撮影レンズ5等から
なるズームレンズをワイド端(広角いっぱいの状態)側
に一旦移動させたのちに録画を開始させると共に、再度
の押圧操作によりその録画を停止させるようになってい
る。また、レンズ鏡胴6の撮影レンズ5の最も外側にあ
るレンズ(フロントレンズ)の外面が凸球面の形状に形
成され、この凸球面にハーフミラー10を蒸着等の手段
により形成してある。これにより、撮影レンズ5のフロ
ントレンズの外面がハーフミラー状の凸面鏡10になっ
ており、カメラ本体2の前面の自己撮影用の撮影スター
ト/ストップ釦9を操作する際に、自分の姿が被写体と
して写し出されるようになっている。このハーフミラー
状の凸面鏡10は、外光の一部を反射させ、残りを撮影
レンズ5よりレンズ鏡胴6内に入射させるものである。
ンダー3に設けられたタリーランプである。また、ビデ
オカメラ1Aは、スチルカメラと比べ感度が高いため、
レンズ鏡胴6の撮影レンズ5のフロントレンズの外面を
ハーフミラー状の凸面鏡10に形成しても、屋外または
通常の屋内では十分撮影可能である。
図3に示すように、例えば一人で旅行しているときに自
分を入れた風景を撮影したい場合に、ビデオカメラ1A
を左手に持ち替えてレンズ鏡胴6側を手前にして撮影す
る。このとき、レンズ鏡胴6の撮影レンズ5のフロント
レンズの外面がハーフミラー状の凸面鏡10になってい
るので、図1に示すように、このハーフミラー状の凸面
鏡10に自分自身の姿が被写体Aとなって写し出される
ので、当該凸面鏡10をファインダーとして用いること
ができ、被撮影者自らが自分の画面上での位置(撮影状
態)を確認することができる。そして、左手の親指で撮
影スタート/ストップ釦9を押すことにより自分自身の
姿を撮影することができる。この撮影スタート/ストッ
プ釦9を押すと、一旦ビデオカメラ1Aのズームが広角
いっぱいになったのちに録画を開始する。そのため、ズ
ームが望遠になっているのに気付かずに録画して、顔の
一部しか写らなかったということはなく、だれでも間違
いなく簡単に撮れるという優れた効果を奏する。
記ハーフミラー状の凸面鏡10はレンズ鏡胴6の撮影レ
ンズ5のフロントレンズの外面に形成してあり、ファイ
ンダー光学系の光軸(軸芯)と撮影レンズ5の光軸(軸
芯)とが一致しているので、パララックスが発生するこ
とはない。これにより、自己撮影したものを再生したと
きに、従来のように目線のズレがなく、異和感のない良
好な自己撮影が可能となる。また、大型のカラー液晶パ
ネル等から成るモニターのついていないビデオカメラ1
Aでも自己撮影を簡単且つ確実に行うことができる。
メラ1Aの凸面鏡10の他の態様を示す。この凸面鏡1
0には、画面枠としての矩形環状の画枠10aを印刷
(マーキング)してある。この画枠10aの大きさは、
ビデオカメラ1Aの広角いっぱいの状態(ワイド端)で
撮影される映像の大きさ(再生時にTVモニター等で表
示される画面)と略同じかやや小さく形成してある。
を被写体Aとして撮影する際に、ハーフミラー状の凸面
鏡10の画枠10aにより自分の画面上での位置を確認
することができる共に、被写体Aの水平線,垂直線がわ
かるので、より確実な撮影が可能となる。但し、撮影レ
ンズ5に入る光量は画枠10aのマーキングで隠される
分減ってしまうが、撮影には何ら影響はない。
メラとしてのビデオカメラを示す。このビデオカメラ1
Bは、略直方体形のカメラ本体2の右側面側にVTRデ
ッキ部2aを、左側面上側に電子式のビューファインダ
ー3を、前面上側にマイクロフォン4を、その左下側に
撮影レンズ5や図示しない撮像素子(CCD)等を内蔵
した円筒状のレンズ鏡胴6を、上面後側にズーム釦7
を、背面にバッテリー8を、前面の右下側に自己撮影用
の撮影スタート/ストップ釦(撮影釦)9等を、それぞ
れ設けてある点は、前記第1実施例と同様である。
の内周面の前側に形成されたねじ部6aに、被写体Bを
写し出す凸面鏡20を着脱自在にしてある。このレンズ
鏡胴6のねじ部6aには撮影レンズ5に入る光量を調整
する図示しない略円板状の光量調整フィルタや広角用或
は望遠用のコンバージョンレンズが嵌め込まれるように
なっているが、図6,7に示すように、上記凸面鏡20
は上記光量調整フィルタと同様の形をしている。即ち、
凸面鏡20は、合成樹脂等からなる円形環状のリング2
1と、このリング21に回転自在に嵌合,支持された凸
球面状のハーフミラー22とで構成されている。
は上記レンズ鏡胴6のねじ部6aに螺合するねじ部21
aを形成してある。図6,7に示すように、凸面鏡20
をレンズ鏡胴6に螺合したときに、ファインダーとして
使用される凸面鏡20の光軸(軸芯CB)と撮影レンズ
5の光軸(軸芯C0)とが完全に一致するように形成し
てある。これにより、パララックスが発生しないように
なっている。また、凸面鏡20のハーフミラー22の表
面には画枠22aを印刷してある。この画枠22aは、
ビデオカメラ1Bで撮る映像B(図8に示すTVモニタ
ーで再生される画像)の大きさを表している。このハー
フミラー22の画枠22aの位置は、凸面鏡20をレン
ズ鏡胴6に螺着した後で、ハーフミラー22をリング2
1に対して回転させることにより正しい位置に合わすこ
とができるようになっている。
1Bを三脚Sに固定して自分自身の姿を撮影する場合に
おいて、ビデオカメラ1Bのレンズ鏡胴6に取付けられ
た凸面鏡20に自分自身の姿が被写体Bとして写し出さ
れ、カメラ本体2の前面の撮影スタート/ストップ釦9
を押すことにより自分自身の姿を撮影することができ
る。この時、凸面鏡20の光軸(軸芯CB)と撮影レン
ズ5の光軸(軸芯C0)とが完全に一致するようになっ
ているので、パララックスは全く発生しない。これによ
り、自己撮影したものを再生したときに、従来のように
目線のズレがなく、異和感のない良好な自己撮影が可能
となる。さらに、図8に示すように、凸面鏡20のハー
フミラー22の画枠22aにより被写体Bの画面上での
位置即ち撮影状態が確認できると共に、被写体Bの水平
線,垂直線がわかるので、より確実な撮影が可能とな
る。但し、撮影レンズ5に入る光量は画枠22aのマー
キングで隠される分減ってしまうが、撮影には何ら影響
はない。
る撮影レンズ5と凸面鏡20の各光学系を説明する。図
9は撮影レンズ5の光学系を示し、図10は凸面鏡20
の光学系を示す。撮影レンズ5の光学系において、倒立
実像(CCD面)L′から撮影レンズ5までの距離を
v、撮影レンズ5から正立実像(L)までの距離をu、
撮影レンズ5の焦点距離をfとし、また、凸面鏡20の
光学系において、正立虚像から凸面鏡20までの距離を
v0、凸面鏡20から正立実像(L0)までの距離を
u0、凸面鏡20の焦点距離をf0、各倍率をそれぞれ
m,m0とすると、 v=f/{1+(f/u)} …(1) v0=−f0/{1+(f0/u)} …(2) m=v/u …(3) m0=v0/u0 …(4) u=u0として、(1)〜(4)式より m/m0=f/f0となる。
画面枠の寸法の比は、凸面鏡20と撮影レンズ5の各焦
点距離の長さの比になる。これらか凸面鏡20の半径を
大きくすればより大きな鏡面像が得られることがわか
る。
ラ1Bに用いられる凸面鏡の他の態様を示す。上記ビデ
オカメラ1Bに用いられる第1態様の凸面鏡20では光
量調整フィルタと同様の丸形に形成したが、図11に示
す第2態様の凸面鏡20Bのように薄い直方体形に形成
してもよい。この凸面鏡20Bでは、矩形で凸球面状の
ハーフミラー22′に大,小のL字形の画枠22a,2
2bをそれぞれマーキングしてある。そして、凸面鏡2
0Bは、その後側のねじ部21aを介してビデオカメラ
1Bのレンズ鏡胴6に着脱自在に螺着されるようになっ
ている。
4,第5態様の凸面鏡20C,20D,20Eは、第1
態様の凸面鏡20と同形に形成してある。図12に示す
第3態様の凸面鏡20Cは、ハーフミラー22のC部分
のメッキが中央ほど薄くなっている点が第1態様のもの
と異なる。また、図13(a)に示す第4態様の凸面鏡
20Dは、リング21にミラー22″を回転自在に嵌合
支持してあり、このミラー22″の中央に丸孔22dを
形成してある点が第1態様のものと異なる。この凸面鏡
20Dを用いると、TVモニターによる再生画像は図1
3(b)に示すような画像Dとなる。さらに、図14
(a)に示す第5態様の凸面鏡20Eは、ハーフミラー
22の中央の部分22eをメッキしないものである。こ
の部分22eの外周縁はギザギザに形成してあるので、
この凸面鏡20Eを用いると、TVモニターによる再生
画像は図14(b)に示すようなピントが少しボケた面
白い画像Eとなる。
0Fは、手動により画枠の大きさを可変自在にしたもの
である。即ち、この凸面鏡20Fは、合成樹脂等からな
る円形環状のリング21と、このリング21に回転自在
に嵌合,支持された凸球面状のハーフミラー22と、画
枠の大きさ(矩形の開口部23a〜23d)がそれぞれ
異なり、上記ハーフミラー22に剥離自在に貼付される
例えば半透明の5枚のシート23とで構成されている。
これにより、ビデオカメラ1Bの倍率に対応させて最適
なシート23に貼り換えて画枠の大きさを可変すること
ができる。
は、コンバージョンレンズとしての0.5倍,0.7倍
用等のワイドコンバージョンレンズ30,35を示す。
図16(a),(b)に示すワイドコンバージョンレン
ズ30は、合成樹脂等からなる円形環状のリング31
と、このリング31に嵌合され、外面側に凸球面32a
を有した広角レンズ32と、この広角レンズ32の凸球
面32aに蒸着されたハーフミラー33とで構成されて
いる。そして、ワイドコンバージョンレンズ30のハー
フミラー33により凸面鏡が構成され、該ワイドコンバ
ージョンレンズ30はリング31の後側のねじ部31a
を介してビデオカメラ1Bのレンズ鏡胴6に着脱自在に
螺着される。
ドコンバージョンレンズ35は、合成樹脂等からなる円
筒状のリング36と、このリング36に嵌合され、最も
外側のレンズの内面が凹球面37aになっている広角レ
ンズ群37と、この広角レンズ群37の最も外側のレン
ズの内面である凹球面37aに蒸着されたハーフミラー
38とで構成されている。そして、ワイドコンバージョ
ンレンズ35のハーフミラー38により凸面鏡が構成さ
れ、該ワイドコンバージョンレンズ35はリング25の
後側のねじ部25aを介してビデオカメラ1Bのレンズ
鏡胴6に着脱自在に螺着される。
のカメラとしてのビデオカメラを示す。このビデオカメ
ラ1Cは、略直方体形のカメラ本体2の右側面側にVT
Rデッキ部2aを、左側面上側に電子式のビューファイ
ンダー3を、前面上側にマイクロフォン4を、その左下
側に撮影レンズ5や図示しない撮像素子(CCD)等を
内蔵したレンズ鏡胴6を、上面後側にズーム釦7を、背
面にバッテリー8を、前面の右下側に自己撮影用の撮影
スタート/ストップ釦(撮影釦)9等を、それぞれ設け
てある点は、前記第1実施例と同様である。
ズ鏡胴6は四角筒状に形成されており、その前縁両側に
L字形の一対の係止部6b,6bを一体突出形成してあ
る。この一対の係止部6b,6bに被写体Cを写し出す
矩形の凸面鏡40が着脱自在に取付けられるようになっ
ている。この凸面鏡40は、合成樹脂等からなる四角形
環状のリング41と、このリング41に嵌合された矩形
で凸球面状のハーフミラー42とで構成されている。こ
のリング41の後面両側にはレンズ鏡胴6の一対の係止
部6b,6bに係脱されるコ字形の一対の係合部41
b,41bを一体突出形成してある。
姿を被写体Cとして撮影する際に、ビデオカメラ1Cの
レンズ鏡胴6に取付けられた凸面鏡40のハーフミラー
42に自分自身の姿が写し出され、カメラ本体2の前面
の撮影スタート/ストップ釦9を押すことにより自己撮
影することができる。この時、凸面鏡40の光学系の光
軸(軸芯)と撮影レンズ5の光軸(軸芯)とが完全に一
致するようになっているので、パララックスは全く発生
しない。また、凸面鏡40のハーフミラー42により撮
影レンズ5に入る光量は減ってしまうが、屋外又は通常
の屋内での撮影には何ら影響はない。大変暗い所で撮影
する場合には、図19に示すように、レンズ鏡胴6から
凸面鏡40を取り外して撮影できるようになっている。
尚、凸面鏡40正面が矩形になっているので、ハーフミ
ラー42に画枠を印刷する必要がない。
メラとしてのビデオカメラを示す。このビデオカメラ1
Dは、略直方体形のカメラ本体2の右側面側にVTRデ
ッキ部2aを、左側面上側に電子式のビューファインダ
ー3を、前面上側にマイクロフォン4を、その左下側に
撮影レンズ5や図示しない撮像素子(CCD)等を内蔵
した円筒状のレンズ鏡胴6を、上面後側にズーム釦7
を、背面にバッテリー8を、前面の右下側に自己撮影用
の撮影スタート/ストップ釦(撮影釦)9等を、それぞ
れ設けてある点は、前記第1実施例と同様である。
ズ鏡胴6の内周面の前側に形成されたねじ部6aに、被
写体Dを写し出す凸面鏡50を着脱自在にしてある。こ
の凸面鏡50は、合成樹脂等の前,後ケース52,53
からなる薄い直方体形の筐体51と、この筐体51の後
ケース53の円形開口部53aを覆うように取付けられ
た凸球面状のハーフミラー54と、後ケース53内にお
いて斜め上方に各ピン55を介して往復移動する半透明
の一対のフィン56,56と、後ケース53内において
一対のピン部57a,57aを介して一対のフィン5
6,56を近接,離反する方向に往復移動させるリンク
57と、後ケース53の背面側に取付けられ、リンク5
7を回動させるステッピングモータ58等で構成されて
いる。
3aの後側には上記レンズ鏡胴6のねじ部6aに螺合す
るねじ部53bを形成してある。また、凸面鏡50の前
ケース52の後ケース53の円形開口部53aに対向す
る位置には円形開口部52aを形成してある。さらに、
各ケース52,53の円形開口部52a,53aの中心
と撮影レンズ5の光軸とが完全に一致するように形成し
てあり、パララックスが発生しないようになっている。
56の相対向する直角に切欠かれた各切欠部56a,5
6aにより画枠が構成される。この凸面鏡50の一対の
フィン56,56の各切欠部56a,56aからなる画
枠は、ビデオカメラ1Dで被写体Dを撮影する際に、カ
メラ本体2から電源及び制御信号がコード59を介して
ステッピングモータ58に印加されて一対のフィン5
6,56が動くことにより自動的に可変される。即ち、
撮影レンズ5等からなるズームレンズのズーミング動作
(ズーム倍率)に連動して凸面鏡50の一対のフィン5
6,56の各切欠部56a,56aから構成される画枠
の大きさが自動的に可変される。
のカメラとしてのビデオカメラを示す。このビデオカメ
ラ1Eは、略直方体形のカメラ本体2の右側面側にVT
Rデッキ部2aを、左側面上側に電子式のビューファイ
ンダー3を、前面上側にマイクロフォン4を、その左下
側に撮影レンズ5や図示しない撮像素子(CCD)等を
内蔵した円筒状のレンズ鏡胴6を、上面後側にズーム釦
7を、背面にバッテリー8を、それぞれ設けてある点
は、前記第1実施例と同様である。ここで、図24に示
すように、カメラ本体2の前面のレンズ鏡胴6の真横に
は被写体Eを写し出す凸面鏡11(平面鏡でもよい)を
固定してある。また、カメラ本体2の前面の凸面鏡11
の上方には、セルフタイマー撮影釦9a及びタイマー表
示ランプ9bを設けてある。
ラ1Eを三脚Sに固定して自分自身を撮影する場合等に
おいて、ビデオカメラ1Eのカメラ本体2の前面のレン
ズ鏡胴6の真横に設けられた凸面鏡11に自分自身の姿
が被写体Eとして写し出されるのを見て、ビデオカメラ
1Eで撮られる自分の姿が画面上のどの位置にくるかを
簡単に確認できる。この凸面鏡11に写る被写体Eはズ
ームをワイド(広角)側にしたときのものであり、録画
を開始する前にズーム釦7を押してズームを広角にする
必要がある。また、再生時にTVのモニターに表示され
る画像は凸面鏡11のものと左右逆であり、自分自身の
姿を確認するには凸面鏡11の方がはるかに便利であ
る。
被写体Eを見ながら撮影する際に、セルフタイマー撮影
釦9aを押すことにより撮影することができる。即ち、
セルフタイマー撮影釦9aを押すと、タイマー表示ラン
プ9bが点灯し、例えば5秒後に録画が自動的にスター
トし、例えば15秒後に録画が停止する。録画中はタイ
マー表示ランプ9bは点灯しており録画停止で消える。
また、セルフタイマー撮影釦9aを押すと、自動的にズ
ームレンズをワイド側に動かす指示が与えられるので、
録画を開始する前にズーム釦7を押してズームを広角状
態にしておく必要がない。このように、セルフタイマー
撮影釦9aで撮影する場合には、あと数秒で記録が開始
されることを知らせると同時に、撮影レンズ5等のズー
ムをワイド側にするので、時間を有効に使いながら被撮
影者がポーズをつける時間が与えられる。
メラとしてのビデオカメラを示す。このビデオカメラ1
Fは、略直方体形のカメラ本体2の右側面側にVTRデ
ッキ部2aを、左側面上側に電子式のビューファインダ
ー3を、前面上側にマイクロフォン4を、その左下側に
撮影レンズ5や図示しない撮像素子(CCD)等を内蔵
した円筒状のレンズ鏡胴6を、上面後側にズーム釦7
を、背面にバッテリー8を、それぞれ設けてある点は、
前記第1実施例と同様である。ここで、図25に示すよ
うに、レンズ鏡胴6に蝶番12を介して合成樹脂製で円
板状のレンズキャップ13をカメラ本体2の前面(レン
ズ鏡胴6の真横)側より開閉自在に設けてある。このレ
ンズキャップ13の裏面には凸面鏡14を固定してあ
る。この凸面鏡14には矩形環状の画枠14aを印刷し
てある。
ップ13を開けると、該レンズキャップ13の開かれた
状態が蝶番12によりカメラ本体2の前面側に固定され
る。これにより、レンズキャップ13の裏面の凸面鏡1
4により被写体の画面上での位置を容易に確認すること
ができる。
のカメラとしてのビデオカメラを示す。このビデオカメ
ラ1Gは、略直方体形のカメラ本体2の前面左側がVT
Rデッキ部2aになっている。このカメラ本体2の前面
上側に撮影レンズ5や図示しない撮像素子(CCD)等
を内蔵したレンズ鏡胴6を一体的に形成してあり、その
右側に光学式(スチルカメラと同じ覗き窓方式)のビュ
ーファインダー3′を設けてある。撮影レンズ5は×1
倍と×3倍の切り換え式となっている。また、カメラ本
体2の右側部がグリップ部2bになっており、その上面
に撮影スタート/ストップ釦(撮影釦)9を設けてあ
る。さらに、図27に示すように、カメラ本体2の背面
中央にはカラー液晶パネル等から成るモニター15を設
けてあり、このモニター15をファインダーに使ったり
再生用に使うことができるようになっている。
製のアダプタ60を着脱自在に取付けてある。このアダ
プタ60は、カメラ本体2の上部に嵌合される凹部60
aと、この凹部60aの上面より垂直に一体突出形成さ
れた起立片部60bを備えている。このアダプタ60の
凹部60aの前部の光学式のビューファインダー3′及
び撮影レンズ5に対向する位置には矩形の孔60c及び
丸形の孔60dを形成してあると共に、該凹部60bの
後部の光学式のビューファインダー3′に対向する位置
には矩形の切欠部60eを形成してある。また、アダプ
タ60の起立片部60bの前面側中央には被写体Gを写
し出す凸面鏡61(平面鏡でもよい)を固定してある。
この凸面鏡61の大きさは撮影レンズ5を×1倍として
使用するときの大きさであり、撮影レンズ5を×3倍と
して使用するための小さな矩形の画枠61aを印刷して
ある。
の姿を撮影する場合において、カメラ本体2の上部に取
付けられたアダプタ60の凸面鏡61に自分自身の姿が
被写体Gとして写し出されるのを見て、カメラ本体2の
撮影スタート/ストップ釦9を押すことにより自分の姿
が画面上のどの位置にあるかを確認しながら録画するこ
とができる。
のカメラとしてのビデオカメラを示す。このビデオカメ
ラ1Hは、略直方体形のカメラ本体2の前面左側がVT
Rデッキ部2aになっている点、このカメラ本体2の前
面上側に撮影レンズ5や図示しない撮像素子(CCD)
等を内蔵したレンズ鏡胴6を一体的に形成してあり、そ
の右側に光学式のビューファインダー3′を設けてある
点、撮影レンズ5は×1倍と×3倍の切り換え式となっ
ている点、カメラ本体2の右側部がグリップ部2bにな
っており、その上面に撮影スタート/ストップ釦(撮影
釦)9を設けてある点等は、前記第7実施例の構成と同
様である。
成樹脂製のアダプタ70を着脱自在に取付けてある。こ
のアダプタ70はコ字状に形成されて撮影レンズ5を覆
うように取付けられるようになっている。このアダプタ
70の撮影レンズ5に対向する位置には矩形の孔70a
を形成してある。このアダプタ70の矩形の孔70aに
被写体を写し出す矩形の凸面鏡を成すハーフミラー71
を嵌め込んである。このハーフミラー71の大きさは撮
影レンズ5を×1倍として使用するときの大きさであ
り、撮影レンズ5を×3倍として使用するための小さな
矩形環状の画枠71aを印刷してある。また、図27に
示すように、アダプタ70をレンズ鏡胴6の撮影レンズ
5を覆うようにカメラ本体2の左側面に合わせて嵌合す
ると、アダプタ70のハーフミラー71の光学系の光軸
(軸芯)と撮影レンズ5の光軸(軸芯)とが完全に一致
するようになっている。
を撮影する場合において、カメラ本体2の上部に取付け
られたアダプタ70のハーフミラー71に自分自身の姿
が写し出されるのを見て、カメラ本体2の撮影スタート
/ストップ釦9を押すことにより自分自身の姿が画面上
のどの位置にあるかを確認しながら録画することができ
る。この時、ハーフミラー71の光学系の光軸と撮影レ
ンズ5の光軸とが完全に一致するようになっているの
で、パララックスは全く発生しない。
ビデオカメラについて説明したが、カメラはビデオカメ
ラに限られるものではなく、スチルカメラに適用できる
ことは勿論である。また、図31,32に示すビデオ会
議システムに用いられるビデオカメラ1′のように、固
定焦点の撮影レンズ5′の前方にハーフミラー状の凸面
鏡10′を配置してもよい。この場合に、テレビ会議の
相手を上下,左右方向に回転できるようになっているモ
ニター80で見ながら、該モニター80の上に設けられ
たビデオカメラ1′の凸面鏡10′で自分自身の姿をチ
ェックできるので、大変使い勝手がよい。
デオカメラ1を載置するパンテルター90の上下,左右
方向に回転する移動台91の前面に凸面鏡92を取付け
てもよい。この凸面鏡92に印刷された十字状のマーキ
ング92aにより自分自身が画面の中央かどうかを確認
でき、また、矩形環状の大小の2つの画枠92b,92
cにより自分自身の写り具合を知ることができる。この
場合、大きい画枠92bは広角側の画枠であり、小さい
画枠92cは望遠側の画枠である。
ラ本体の前面側に突出したレンズ鏡胴内の撮影レンズを
介して被写体を撮影するようにしたカメラにおいて、上
記カメラ本体のレンズ鏡胴の近傍に上記被写体を写し出
す鏡を配置したことにより、カメラ本体のレンズ鏡胴を
手前にして自分自身の前方にカメラ本体を持って自己撮
影する際に、鏡に自分自身の姿を被写体として写し出す
ことができ、該鏡をファインダーとして用いることがで
きる。これにより、自己撮影を簡単且つ確実に行うこと
ができる。
をハーフミラーで構成すると共に、このハーフミラーの
光学系の光軸と上記撮影レンズの光軸とを一致するよう
に配置したことにより、自己撮影する際にパララックス
が発生することがない。
面図。
す斜視図。
面鏡の他の態様を用いたビデオカメラ全体の斜視図。
面鏡の他の態様を用いたビデオカメラ全体の正面図。
図。
す斜視図。
影レンズの光学系の原理説明図。
凸面鏡の光学系の原理説明図。
凸面鏡の第2態様を示す斜視図。
凸面鏡の第3態様を示す斜視図。
いられる凸面鏡の第4態様を示す斜視図、(b)はその
モニター状態を示す斜視図。
いられる凸面鏡の第5態様を示す斜視図、(b)はその
モニター状態を示す斜視図。
いられる凸面鏡の第6態様を示す斜視図、(b)〜
(d)は同凸面鏡に用いられる画枠の大きさを変えるシ
ートをそれぞれ示す斜視図。
いられる凸面鏡の第7態様を示す斜視図、(b)は同凸
面鏡の断面図。
いられる凸面鏡の第8態様を示す斜視図、(b)は同凸
面鏡の断面図。
図。
示す正面図。
凸面鏡の内部構造を示す説明図。
斜視図。
図。
視図。
視図。
示す斜視図。
図。
使用状態を示す斜視図。
Claims (15)
- 【請求項1】 カメラ本体の前面側に突出したレンズ鏡
胴内の撮影レンズを介して被写体を撮影するようにした
カメラにおいて、上記カメラ本体のレンズ鏡胴の近傍に
上記被写体を写し出す鏡を配置したことを特徴とするカ
メラ。 - 【請求項2】 請求項1記載のカメラにおいて、上記鏡
をハーフミラーで構成すると共に、このハーフミラーの
光学系の光軸と上記撮影レンズの光軸とを一致するよう
に配置したことを特徴とするカメラ。 - 【請求項3】 請求項1記載のカメラにおいて、上記鏡
を凸面鏡で形成したことを特徴とするカメラ。 - 【請求項4】 請求項1記載のカメラにおいて、上記カ
メラ本体の前面に自己撮影用の撮影釦を設けたことを特
徴とするカメラ。 - 【請求項5】 請求項1記載のカメラにおいて、上記鏡
に画枠を設けたことを特徴とするカメラ。 - 【請求項6】 請求項1記載のカメラにおいて、上記鏡
を上記カメラ本体の前面のレンズ鏡胴の真横に配置した
ことを特徴とするカメラ。 - 【請求項7】 請求項1記載のカメラにおいて、上記レ
ンズ鏡胴に蝶番を介してレンズキャップを開閉自在に取
付け、このレンズキャップの裏面に上記鏡を配置したこ
とを特徴とするカメラ。 - 【請求項8】 請求項1記載のカメラにおいて、上記カ
メラ本体にアダプタを着脱自在に取付け、このアダプタ
に上記鏡を配置したことを特徴とするカメラ。 - 【請求項9】 請求項2記載のカメラにおいて、上記ハ
ーフミラーを撮影レンズの最も外側のレンズ面に形成し
たことを特徴とするカメラ。 - 【請求項10】 請求項2記載のカメラにおいて、上記
レンズ鏡胴に形成されたねじ部に上記ハーフミラーを着
脱自在に螺着したことを特徴とするカメラ。 - 【請求項11】 請求項2記載のカメラにおいて、上記
レンズ鏡胴に形成されたねじ部にコンバージョンレンズ
を着脱自在に螺着し、このコンバージョンレンズのレン
ズ面に上記ハーフミラーを形成したことを特徴とするカ
メラ。 - 【請求項12】 請求項2記載のカメラにおいて、上記
レンズ鏡胴に形成された係止部に上記ハーフミラーの係
合部を係脱自在に取付けたことを特徴とするカメラ。 - 【請求項13】 請求項5記載のカメラにおいて、上記
画枠の大きさを手動により可変自在に構成したことを特
徴とするカメラ。 - 【請求項14】 請求項5記載のカメラにおいて、上記
画枠の大きさをカメラのズーム倍率に連動させて可変自
在に構成したことを特徴とするカメラ。 - 【請求項15】 請求項8記載のカメラにおいて、上記
鏡をハーフミラーで構成すると共に、このハーフミラー
の光学系の光軸と上記撮影レンズの光軸とを一致するよ
うに配置したことを特徴とするカメラ。
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