JPH10271345A - 色検査装置と色検査方法と画像入力装置と画像形成装置 - Google Patents

色検査装置と色検査方法と画像入力装置と画像形成装置

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JPH10271345A
JPH10271345A JP9068732A JP6873297A JPH10271345A JP H10271345 A JPH10271345 A JP H10271345A JP 9068732 A JP9068732 A JP 9068732A JP 6873297 A JP6873297 A JP 6873297A JP H10271345 A JPH10271345 A JP H10271345A
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JP
Japan
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image
image data
color
inspection object
inspection
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Application number
JP9068732A
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English (en)
Inventor
Teruhiko Ukita
輝彦 浮田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特色インキを使った印刷物や手書き原稿と、Y
MCKインキ印刷によるYMC印刷物とを高精度に判定
する。 【解決手段】色検査装置1のCPU11は、画像観測装
置10で光源から光が照射されてレンズに入力された被
読取物Pの反射光を、色フィルタを介して駆動制御回路
に制御されたCCDセンサで受光し、A/D変換器で8
ビット(256階調)にA/D変換してメモリ12に書
き込み、距離計算回路13でメモリ12に書き込んだ入
力データと基準データ記憶回路14に保管されている基
準データとの距離Dを計算し、判定回路15で計算した
距離Dと基準相関値Thとをもとに判定し、出力回路1
6で出力処理としてYMC印刷物を「1」、特色印刷物
等それ以外を「0」とする等の出力を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インキのカラー
構造情報を用いて印刷物などのカラー原稿の着色方式を
高精度に判定する色検査装置と色検査方法と色検査機能
を持つ画像入力装置と色検査部を有して画像を形成する
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いろいろな印刷物や種々の原稿を
電子化し、コンピュータで加工/編集し、プリンタ等の
画像形成装置で再生するためにJPEG(Joint Photog
raphiccoding Experts Group )等の画像圧縮技術が種
々利用されている。画像の品質に関しては、とりわけ解
像度の観点から圧縮率を決定する場合がほとんどであ
り、高品質なカラー画像の電子化には特に注意が払われ
てこなかった。
【0003】しかし、絵画や手書きのポスターを始め、
金色や銀色を典型とする特色インキと呼ばれる特別なイ
ンキを使った高品質なカラー印刷物を電子化する場合に
は、通常印刷による印刷物とは異なる圧縮方式を採用
し、オリジナル原稿の微妙な色合いを保存する必要があ
る。そのためには高品質カラー印刷物と通常印刷物と
を、人手を介することなしに自動的に高精度で判定する
ことが望まれるが、その手段は提供されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、絵画
や手書きのポスターを始め、金色や銀色を典型とする特
色インキと呼ばれる特別なインキを使った高品質なカラ
ー印刷物を電子化する場合には、通常印刷による印刷物
とは異なる圧縮方式を採用し、オリジナル原稿の微妙な
色合いを保存する必要があるが、このための高品質カラ
ー印刷物と通常印刷物とを人手を介することなしに自動
的に、しかも高精度に判定することができないという問
題があった。
【0005】そこで、この発明は、特色インキを使った
印刷物や手書き原稿と、YMCKインキ印刷によるYM
C印刷物とを高精度に判定する色検査装置と色検査方法
を提供することを目的とする。
【0006】また、この発明は、特色インキを使った印
刷物や手書き原稿と、YMCKインキ印刷によるYMC
印刷物とを高精度に判定し、処理対象に応じた処理を的
確に実行するための画像入力装置を提供することを目的
とする。
【0007】また、この発明は、特色インキを使った印
刷物や手書き原稿と、YMCKインキ印刷によるYMC
印刷物とを高精度に判定し、画像圧縮等の画像処理を的
確に実行して画像を形成する画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の色検査装置
は、検査対象物からの反射光あるいは透過光から波長5
10nmと波長570nmの内の1つの波長部分をもう
一方に対して選択的に画像として観測する画像観測手段
と、この画像観測手段から得られた画像データを一時記
憶する第1の記憶手段と、予め検査対象物に対する基準
値を記憶しておく第2の記憶手段と、上記第1の記憶手
段に記憶された画像データの上記第2の記憶手段に記憶
した基準値との距離を計算する距離計算手段と、この距
離計算手段で計算された距離から上記検査対象物の着色
方法を判定する判定手段とから構成されている。
【0009】この発明の画像入力装置は、検査対象物か
らの反射光あるいは透過光を、波長510nmと波長5
70nmの内の1つの波長部分をもう一方に対して選択
的に画像として観測する画像観測手段と、この画像観測
手段から得られた画像データと予め定められた検査対象
物に対する基準値とを比較して検査対象物の着色方法を
判定する色検査手段と、この色検査手段で判定された結
果を上記画像観測手段の出力と同期して出力する制御手
段とから構成されている。
【0010】この発明の画像形成装置は、検査対象物の
反射光から波長510nmと波長570nmの内の1つ
の波長部分をもう一方に対して選択的に画像を読み取る
読取手段と、この読取手段で読み取られた画像データと
予め定められた検査対象物に対する基準値とを比較して
検査対象物の着色方法を判定する色検査手段と、この色
検査手段の判定に応じて上記読取手段で読み取られる上
記検査対象物の画像データを圧縮する圧縮手段と、この
圧縮手段で圧縮された画像データ、または上記色検査手
段の判定で圧縮されなかった画像データを記憶する記憶
手段と、この記憶手段に記憶された画像データを加工、
編集する加工編集手段と、この加工編集手段で加工、編
集された画像データが圧縮されているならば伸長する伸
長手段と、この伸長手段からの画像データ、または上記
加工編集手段で加工、編集された圧縮されていない画像
データに基づいて画像を形成する画像形成手段とから構
成されている。
【0011】この発明の色検査装置は、検査対象物から
の反射光あるいは透過光から波長510nmと波長57
0nmの内の1つの波長部分をもう一方に対して選択的
に画像として観測する画像観測手段と、この画像観測手
段から得られた画像データを一時記憶する記憶手段と、
上記画像観測手段から得られた画像データから上記検査
対象物に対する基準値を計算する計算手段と、上記記憶
手段に記憶された画像データの上記計算手段で計算され
た基準値との距離を計算する距離計算手段と、この距離
計算手段で計算された距離から上記検査対象物の着色方
法を判定する判定手段とから構成されている。
【0012】この発明の画像入力装置は、検査対象物か
らの反射光あるいは透過光を、波長510nmと波長5
70nmの内の1つの波長部分をもう一方に対して選択
的に画像として観測する画像観測手段と、この画像観測
手段から得られた画像データから上記検査対象物に対す
る基準値を計算する計算手段と、上記画像観測手段から
得られた画像データと上記計算手段で計算された基準値
とを比較して検査対象物の着色方法を判定する色検査手
段と、この色検査手段で判定された結果を上記画像観測
手段の出力と同期して出力する制御手段とから構成され
ている。
【0013】この発明の画像形成装置は、検査対象物の
反射光から波長510nmと波長570nmの内の1つ
の波長部分をもう一方に対して選択的に画像を読み取る
読取手段と、この読取手段で読み取られた画像データか
ら上記検査対象物に対する基準値を計算する計算手段
と、上記読取手段で読み取られた画像データと上記計算
手段で計算された基準値とを比較して検査対象物の着色
方法を判定する色検査手段と、この色検査手段の判定に
応じて上記読取手段で読み取られる上記検査対象物の画
像データを圧縮する圧縮手段と、この圧縮手段で圧縮さ
れた画像データ、または上記色検査手段の判定で圧縮さ
れなかった画像データを記憶する記憶手段と、この記憶
手段に記憶された画像データを加工、編集する加工編集
手段と、この加工編集手段で加工、編集された画像デー
タが圧縮されているならば伸長する伸長手段と、この伸
長手段からの画像データ、または上記加工編集手段で加
工、編集された圧縮されていない画像データに基づいて
画像を形成する画像形成手段とから構成されている。
【0014】この発明の色検査方法は、検査対象物から
の反射光あるいは透過光から波長510nmと波長57
0nmの内の1つの波長部分をもう一方に対して選択的
に画像として観測し、この観測して得られた画像データ
から上記検査対象物の着色方法を判定するようにしたこ
とを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。この発明においては、
印刷時のインキの構成に着目し、指定する色のインキ
(特色インキ)を使って印刷された印刷物(以下、手書
きのカラー画像の原稿も含め特色印刷物と記述する)
と、YMCKのプロセスインキで作成される印刷物(以
下、YMC印刷物と記述する)とを判定するものであ
る。
【0016】図15は、特色インキを使った特色印刷物
の分光特性とYMCKのプロセスインキで作成されるY
MC印刷物の分光特性の例を示している。同じ色でも図
15を見ると、実線で示すYMCKインキを用いた印刷
機によるYMC印刷物は、点線で示す特色印刷物に比べ
波長510nm付近で極大値、570nmにおいて極小
値を持っている。このような山谷現象は、特別な色のイ
ンキ(特色インキ)を用いて印刷する特色印刷物とYM
C印刷物との差が見られる有意な特徴である。
【0017】しかしながら、図16に示す市販のRGB
センサの分光特性では、YMC印刷物の分光特性がG
(グリーン)フィルタの感度に対して、ほぼ変極点を中
心にして分布していることが分かる。受光素子の感度は
(フィルタの分光感度)×(対象物の分光特性)に比例
するので前記のようなフィルタを用いると山と谷の部分
の影響がキャンセルされてしまって特徴を捕らえること
ができない。
【0018】そこで、この発明の一実施の形態として、
以下、第1実施例から第4実施例により、この発明の色
検査装置、画像入力装置、画像形成装置を説明する。図
1は、第1実施例に係る色検査装置の構成を示すもので
ある。本色検査装置では、YMC印刷物を基準として、
それ以外の特色印刷物を区別することとして説明する。
【0019】図1において、色検査装置1の全体的な制
御を行うCPU11には、バスを介してメモリ12、距
離計算回路13、基準データ記憶回路14、判定回路1
5、出力回路16とが接続されている。
【0020】一方、検査対象としての印刷物である被読
取物Pには、図示していない光源からの光が照射され
る。被読取物Pの表面で反射された光は、画像観測装置
10を経て分光される。
【0021】図2は、画像観測装置10の構成例を示す
ものである。画像観測手段としての画像観測装置10に
おいて、光源19から光が照射されて被読取物Pから反
射した光がレンズ20を通して集光され、レンズ20で
集光される光が色フィルタB、Gを介して各CCDセン
サ21、22に至る。
【0022】色フィルタB、Gは、例えば図3に示すよ
うなフィルタ特性のものが用いられる。これらの色フィ
ルタB、Gは、波長510nmと波長570nmにおい
て、選択的に検査対象物からの反射光あるいは透過光を
観測することになる。ここでは、その実施例として、色
フィルタBは「波長570nmで透過率が10パーセン
ト以下かつ波長510nmで透過率が80パーセント以
上」を満たすフィルタであり、色フィルタGは「波長5
10nmで透過率が10パーセント以下かつ波長570
nmで透過率が80パーセント以上」を満たしているも
のとする。
【0023】色フィルタB、Gを通った光は、駆動制御
回路23によって制御されるCCDセンサ21、22に
より電気信号に変換される。この電気信号は、A/D変
換器24を経て各バンド毎のデジタル画像信号の時系列
に変換される。
【0024】A/D変換器24として8ビットのものを
用いると、各波長、各画素毎の分光強度は256レべル
にデジタル化される。このA/D変換器24の各出力
は、メモリ12に書き込まれる。記憶手段としてのメモ
リ12は、例えばRAMが用いられる。
【0025】ここで、Bは色フィルタBを透過した光の
強度を表し、Gは色フィルタGを透過した光の強度を示
すとする。また2次元的な画像について座標(i,j)
においてそれぞれB(i,j),G(i,j)の値を持
つと表現する。
【0026】距離計算手段としての距離計算回路13
は、下記式(1)ような計算を行いてYMC印刷物が持
つべき基準値と比較するための距離Dを求める。 D=Σ{(B(i,j)−Bo(i,j))2 +(G(i,j)−Go(i,j))2 }…………(1) Bo(i,j)とGo(i,j)は、対象が座標(i,
j)で持つべきBとGの基準の値である。これらは記憶
手段としての基準データ記憶回路14に保管されてい
る。またΣは、(i,j)に関して調ベる対象とする領
域について加算を行うことを示す。すなわち、調べる対
象がKカ所の長方形のとき、各長方形の頂点を(ik
1,jk1)、(ik1,jk2)、(ik2,jk
1)、(ik2,jk2)としたときに、Σをik1≦
i≦ik2、jk1≦j≦jk2の範囲で計算し、更に
全てのKについて加算すれば良い。
【0027】判定手段としての判定回路15において
は、ある決められた基準相関値Thと式(1)により計
算された距離Dとを比較し、検査対象がYMC印刷物か
どうかを判定する。すなわち下記式(2)、 D<Th…………(2) なら、検査対象がYMC印刷物と判定する。最後に出力
回路16から判定結果を出力する。
【0028】次に、このような構成において、第1実施
例における検査動作を図4のフローチャートを参照して
説明する。まず、画像観測装置10において、光源19
から光が照射されてレンズ20の入力された被読取物P
の反射光を、色フィルタB、Gを介して駆動制御回路2
3に制御されたCCDセンサ21、22で受光し、A/
D変換器24で8ビット(256階調)にA/D変換し
てメモリ12に書き込まれ,画像が入力される(ST
1)。続いて、距離計算回路13で、メモリ12に書き
込まれた入力データと基準データ記憶回路14に保管さ
れている基準データとの距離として式(1)の計算が行
われる(ST2)。判定回路15では距離計算回路13
で計算した距離Dと基準相関値Thとをもとに式(2)
に示す不等式を用いて判定が行われ(ST3)、出力回
路16では出力処理としてYMC印刷物を「1」、特色
印刷物等それ以外を「0」とする等の出力が行われる
(ST4)。
【0029】上記説明では、BとGの2つのフィルタを
使って画像入力を構成したが、必ずしもフィルタを2個
使う必要はない。その場合、式(1)の代わりに、例え
ばBについて下記式(3)、 D=Σ(B(i,j)−Bo(i,j))2 …………(3) を計算すれば、距離Dを求めることができ、以降の処理
も上記実施例と同じに進めることが出来る。またGにつ
いても同様である。さらにこの距離計算では、上記の計
算方法の代わりに市街地距離や統計的な距離尺度である
マハラノビス距離等を求めてもよい。図15の山と谷の
部分を特に強調する時は下記式(4)の非線形な処理を
施すことも出来る。
【0030】 D=Σ(ΔB(i,j)2 +ΔG(i,j)2 )…………(4) なお、負の時に、ΔB(i,j)=(B(i,j)−B
o(i,j))となり、それ以外の時に、ΔB(i,
j)=0となる。
【0031】また、正の時に、ΔG(i,j)=(G
(i,j)−Go(i,j))となり、それ以外の時
に、ΔG(i,j)=0となる。本第1実施例の場合、
フォトダイオードアレイを用いた光学系(CCDセンサ
など)にフィルタを使って画像を入力したが、画像入力
では、フォトセルを利用しても同様な構成が可能であ
る。この場合、2次元的なデータを入力するには、対象
を2次元的に走査する必要がある。また1次元的な走査
による画像データにより判定することももちろん可能で
ある。この場合は、式(1)の添字は「i」だけについ
て計算すれば良い。
【0032】なお、上記第1実施例では被読取物Pから
の反射光を用いたが、透過光を用いて画像を入力するよ
うにしても良い。次に、第2実施例について説明する。
【0033】第2実施例の色検査装置は図1で説明した
第1実施例と構成が同じである。ただし、第1実施例の
画像観測装置10と構成が異なり、第2実施例の画像観
測装置では光源に特性を持たせることにより、判定に有
効な画像データを得るようにしている。
【0034】図5は、第2実施例に係る画像観測装置1
7の構成を示すものである。すなわち、画像観測装置1
7は2つの光源を使っている。光源51では、フィルタ
53を通した光が被読取物Pに照射され、その反射光が
CCDセンサ55により観測される。また光源52の光
はフィルタ54を通過して被読取物Pに照射され、その
反射光がCCDセンサ55により観測される。
【0035】これらのフィルタ53、54は、図3で示
した特性を持つ色フィルタを使えばよい。光源51、5
2、CCDセンサ55は駆動制御回路56により制御さ
れ、AD変換器57によりデジタル画像データに変換さ
れる。
【0036】図6は、光源51、52を発光させるタイ
ミングの例を示す。このように時分割的に光源の特性を
切り替えることにより、印刷物(被読取物P)のインキ
構成の特徴を効率よく抽出することができる。特に、紙
葉状の対象物(被読取物P)を動かしながら観測する場
合は、2つの光源による観測ラインがちようど観測すべ
き1ライン周期の半分ずつずれるようなタイミングに設
定すればよい。
【0037】なお、光源としてLEDを利用することも
できる。発光する色特性を本発明の請求に設定する事に
より、光源自身に分光特性を持たせ、フィルタ53、5
4を省いた構成とすることが可能となる。例えば、発光
材料にInGaN やGaP を使った、発光ピーク波長が525
nmの「緑色」発光ダイオ一ドと565nmの「黄緑
色」発光ダイオードを用いて光源を構成することができ
る。
【0038】なお、上記第2実施例では被読取物Pから
の反射光を用いたが、透過光を用いて画像を入力するよ
うにしても良い。次に、第3実施例について説明する。
【0039】本実施例では、色検査機能を持ち、しかも
可視光領域(400nm−700nm)をカバーする画
像入力装置を構成する。図7は、第3実施例に係る画像
入力装置70の構成を示すものである。すなわち、画像
入力装置70は、画像観測手段としての画像観測部7
1、色検査手段としての色検査部72、及び全体を制御
する制御手段としての制御部73とから構成されてい
る。色検査部72は、第1実施例で示した色検査装置1
を構成するCPU11、距離計算回路13、基準データ
記憶回路14、判定回路15、出力回路16と同様の処
理が施され、YMC印刷物あるいはそれ以外かの判定が
行われる。
【0040】図8は、画像観測部71の構成を示すもの
である。すなわち、画像観測部71は、図示しない光源
から光が照射されて被読取物(対象物)Pからの反射光
または透過光がレンズ60を通して集光され、レンズ6
0で集光される光が色フィルタA,B,Cを介して各C
CDセンサ61、62、63に至る。色フィルタA,
B,Cを通った光は、駆動制御回路64によって制御さ
れるCCDセンサ61、62、63により電気信号に変
換される。この電気信号は、A/D変換器64でA/D
変換される。
【0041】画像入力装置70は、図7で示した構成の
ように3種類の色フィルタA,B,Cにより分光された
対象物からの光をCCDセンサ61、62、63により
電気信号に変換する。
【0042】図9は、3種類の色フィルタA,B,Cの
分光特性を示すものである。図9に示すような分光特性
を持たせることにより、波長510nmと波長570n
mにおいて選択的な対象物Pからの光の特徴により色検
査を行い、しかも可視光領域をカバーした画像入力装置
70を実現することができる。
【0043】画像入力装置70において、制御部73が
外部からの検査対象領域の位置と色の基準値を受け取
り、それを色検査部72に指示する。続いて、制御部7
3が画像観測部71にデータ入力を指示する。
【0044】画像観測部71は、レンズ60、色フィル
タA,B,Cを通過した対象物の光をCCDセンサ6
1、62、63により電気信号に変換する。これらは、
駆動制御回路64により制御され、A/D変換器65で
デジタル化される。図9のフィルタA,Bのデータは色
検査部72に送られ、YMC印刷物あるいはそれ以外か
の判定が行われる。
【0045】同時にフィルタA,B,Cのデータは外部
に出力される。最後に制御部73は、色検査の判定、所
定の時間の経過、観測ライン数の終了、あるいは外部か
らの終了信号指示等の時点に同期して色検査結果を外部
に返却する。また式(1)で計算される距離を同時に出
力できることは言うまでもない。
【0046】さらに、上記第3実施例では3つのバンド
に分割した例を説明したが、これを4バンド以上に分割
しても本発明を実施できる。このような画像入力装置に
より、対象入力の着色方式を的確に把握しながら、画像
圧縮等の画像処理を行うための画像入力装置を提供する
ことができる。
【0047】また、第1実施例から第3実施例では、図
3、図9に示すような特性のフィルタを用いたが、波長
510nmと570nmでのフィルタは互いに選択的な
特性を持てば良いのである。例えば、図10に示すよう
に透過特性が必ずしもオーバラップする必要はない。
【0048】さらに、これらの選択的な画像観測に他の
特性を持つフィルタや光源を組み合わせて同時に観測し
ても良いことは明らかである。また、上記説明において
色検査を施す際の基準値は、別に設定するとしていたが
入力画像を調べることにより設定することもできる。
【0049】図11は、基準値の計算手段の構成を示す
ものである。基準値計算手段80は、Gフィルタ81、
F1,F2フィルタ82、比較器83、84、及び基準
値出力回路85とから構成されている。
【0050】図12は、色フィルタの特性を示すもの
で、このような構成で画像データを観測する時に、本発
明の特性を持つF1とF2のフィルタとこれら2つをカ
バーする点線で示すGのフィルタを利用する。
【0051】Gフィルタの値がある閾値THgを越える
時にF1とF2の出力値を比較する。そしてF1の値が
F2のn倍より大きい時に、そこはYMCインキ(YM
C印刷物)の特徴を持つと判断して基準値を設定する。
具体的には、Gの1/2を基準値とすれば良い。また、
nは、1.2〜3.0程度の範囲で設定する。これは選
択的に観測する510〜570nmの領域の色成分を持
つところの色の構成を調べるので、高精度に基準値を判
定することができる。
【0052】次に、第4実施例について説明する。本実
施例では、色検査手段としての色検査部を有し、この色
検査部を使って、その結果に従い画像圧縮のレベルを制
御することにより、高品質な画像形成を効率よく実現す
る画像形成装置を構成する。
【0053】図13は、第4実施例の画像形成装置に係
る転写型のカラーデジタル複写装置(以下、単に複写装
置として記述する)100の構成を示すものである。図
13に示すように、複写装置100は、読取手段として
のスキャナ部102と、画像形成手段としてのプリンタ
部104とを備えている。また、スキャナ部102の上
部には、原稿自動給送装置(以下、単にADFと記述す
る)106がセットされている。ADF106は、スキ
ャナ部102の原稿台181に対して開閉可能に取付け
られ、被読取物Pすなわち原稿Pを、原稿台181に向
けて1枚ずつ給送するとともに、原稿台181に載置さ
れた原稿Pを原稿台181に密着させる原稿押さえとし
て機能する。
【0054】プリンタ部104は、周知の減色混合法に
基づいて、各色成分毎に色分解された画像、即ち、イエ
ロー (黄、以下、Yと示す) 、マゼンタ (赤の一種、以
下、Mと示す) 、シアン (青みがかった紫、以下、Cと
示す) およびブラック (黒、以下、Kと示す) の4色の
画像をそれぞれ形成する第1乃至第4の画像形成部11
0Y、110M、110C、110Kを有している。
【0055】各画像形成部110Y、110M、110
C、110Kの下方には、各画像形成部により形成され
た各色毎の画像を図中矢印a方向に搬送する搬送ベルト
121を含む搬送手段としての搬送機構120が配設さ
れている。搬送ベルト121は、図示しないベルトモー
タにより矢印方向に回転される駆動ローラ124と駆動
ローラ124から所定距離離間された従動ローラ126
との間に巻回されて張設され、矢印a方向に一定速度で
無端走行される。なお、各画像形成部110Y、110
M、110C、110Kは、搬送ベルト121の搬送方
向に沿って直列に配置されている。
【0056】各画像形成部110Y、110M、110
C、110Kは、それぞれ、搬送ベルト121と接する
位置で外周面が同一の方向に回転可能に形成された像担
持体としての感光体ドラム111Y、111M、111
C、111Kを含んでいる。各感光体ドラムには、各感
光体ドラムを所定の周速度で回転させるためのドラムモ
ータ109Y、109M、109C、109Kが接続さ
れている。
【0057】それぞれの感光体ドラム111Y、111
M、111C、111Kの軸線は、搬送ベルト121に
より画像が搬送される方向と直交するよう配置され、各
感光体ドラムの軸線が互いに等間隔に配置される。な
お、以下の説明においては、各感光体ドラムの軸線方向
を主走査方向(第2の方向)とし、感光体ドラムが回転
される方向すなわち搬送ベルト121の回転方向(図中
矢印a方向)を副走査方向(第1の方向)とする。
【0058】各感光体ドラム111Y、111M、11
1C、111Kの周囲には、主走査方向に延出された帯
電手段としての帯電ローラ112Y、112M、112
C、112K、主走査方向に同様に延出された現像手段
としての現像装置113Y、113M、113C、11
3K、主走査方向に同様に延出された転写手段としての
転写装置114Y、114M、114C、114K、お
よび、主走査方向に同様に延出されたクリーニング装置
115Y、115M、115C、115Kが、それぞ
れ、対応する感光体ドラムの回転方向に沿って順に配置
されている。なお、各転写装置は、対応する感光体ドラ
ムとの間で搬送ベルト121を狭持する位置、即ち搬送
ベルト121の内側に配設されている。また、後述する
露光装置による露光ポイントは、それぞれ帯電ローラと
現像装置との間の感光体ドラムの外周面上に形成され
る。
【0059】搬送機構120の下方には、各画像形成部
110Y、110M、110C、110Kにより形成さ
れた画像を転写する被画像形成媒体としての記録紙Dを
複数枚収容した用紙カセット130が配置されている。
【0060】用紙カセット130の一端部であって、従
動ローラ126に近接する側には、用紙カセット130
に収容されている記録紙Dを (最上部から) 1枚ずつ取
り出すピックアップローラ132が配置されている。ピ
ックアップローラ132と従動ローラ126との間に
は、用紙カセット130から取り出された記録紙Dの先
端と画像形成部110Yの感光体ドラム111Yに形成
されたYトナー像の先端とを整合させるためのレジスト
ローラ134が配置されている。なお、他の感光体ドラ
ム111Y、111M、111Cに形成されたトナー像
(M、C、K)は、搬送ベルト121上を搬送される記
録紙Dの搬送タイミングに合せて各転写位置に供給され
る。
【0061】レジストローラ134と第1の画像形成部
110Yとの間であって、従動ローラ126の近傍、実
質的に、搬送ベルト121を挟んで従動ローラ126の
外周上には、レジストローラ134を介して所定のタイ
ミングで搬送される記録紙Dに、所定の静電吸着力を提
供する吸着ローラ136が配置されている。なお、吸着
ローラ136の軸線と従動ローラ126の軸線は、互い
に平行に配置される。
【0062】搬送ベルト121の一端であって、駆動ロ
ーラ124の近傍、実質的に、搬送ベルト121を挟ん
で駆動ローラ124の外周上には、搬送ベルト121上
に形成された画像の位置を検知するためのセンサ138
が、駆動ローラ124から所定距離離間して配置されて
いる。センサ318は、透過型或いは反射型の光センサ
により構成される。
【0063】駆動ローラ124の外周上であってセンサ
138の下流側の搬送ベルト121上には、搬送ベルト
121上に付着したトナーあるいは記録紙Dの紙かすな
どを除去するベルトクリーナ140が配置されている。
【0064】搬送ベルト121を介して搬送された記録
紙Dが駆動ローラ124から離脱されてさらに搬送され
る方向には、記録紙Dを所定温度に加熱することにより
記録紙Dに転写されたトナー像を溶融し、トナー像を記
録紙Dに定着させる定着装置150が配置されている。
【0065】プリンタ部104の筐体の右側側面には、
記録紙Dを手差し供給するための供給口104aが形成
され、供給口104aには給紙トレー142が設けられ
ている。供給口104aを介して給紙された記録紙D
は、レジストローラ134に導かれ、各画像形成部に供
給される。また、プリンタ部104の左側側面には、定
着装置150を介して排出された記録紙Dを受ける排紙
トレー144が設けられている。
【0066】各感光体ドラムの外周面上にそれぞれ色分
解された静電潜像を形成する露光装置160は、後述す
る画像処理部にて色分解された各色毎の画像データ
(Y、M、C、K)に基づいて発光制御される各色毎の
図示しないレーザー発光装置を有している。各レーザー
発光装置の光路上には、各レーザービームを反射、走査
するポリゴンミラー161、およびポリゴンミラー16
1を介して反射されたレーザービームの焦点を補正して
結像させるための第1乃至第3のfθレンズ162、1
63、164が順に設けられている。
【0067】第3のfθレンズ164と各感光体ドラム
111Y、111M、111C、111Kとの間には、
第3のfθレンズ164を通過された各色毎のレーザー
ビームを各感光体ドラムの露光位置に向けて折り曲げる
第1の折り返しミラー165(Y、M、C、K)、およ
び、第1の折り返しミラー165Y、165M、165
Cにより折り曲げられたレーザービームを更に折り曲げ
る第2および第3の折り返しミラー166(Y、M、
C)、167(Y、M、C)が配置されている。なお、
黒用のレーザービームは、第1の折り返しミラー165
Kにより折り返された後、他のミラーを経由せずに感光
体ドラム111Kに案内される。
【0068】原稿の画像を読取るスキャナ部102は、
その上部に、閉じた状態にあるADF106に対向さ
れ、原稿Pがセットされる透明なガラスからなる原稿台
181を有している。原稿台181の下方には、原稿台
181に載置された原稿Pを照明する露光ランプ18
2、露光ランプ182からの光を原稿Pに集光させるた
めのリフレクター184、および原稿Pからの反射光を
図中左方向に折曲げる第1ミラー186などが配設され
ている。なお、これらの露光ランプ182、リフレクタ
ー184、および第1ミラー186は、第1キャリッジ
188に固設されている。第1キャリッジ188は、図
示しない歯付きベルト等を介して図示しないパルスモー
タに接続され、パルスモータの駆動力が伝達されて原稿
台181に沿って平行に移動されるようになっている。
【0069】第1キャリッジ188に対して図中左側、
すなわち第1ミラー186により反射された反射光が案
内される方向には、図示しない駆動機構たとえば歯付き
ベルトならびにDCモータなどを介して原稿台181と
平行に移動可能に設けられた第2キャリッジ190が配
設されている。第2キャリッジ190には、第1ミラー
186により案内される原稿Pからの反射光を下方に折
曲げる第2ミラー192、および第2ミラー192から
の反射光を図中右方に折り曲げる第3ミラー194が互
いに直角に配置されている。第2キャリッジ190は、
第1キャリッジ188に従動されるとともに、第1キャ
リッジ188に対して1/2の速度で原稿台181に沿
って平行に移動されるようになっている。
【0070】第2キャリッジ190を介して折返された
光の光軸を含む面内には、第2キャリッジ190からの
反射光を所定の倍率で結像させる結像レンズ196が配
置され、結像レンズ196を通過した光の光軸と略直交
する面内には、結像レンズ196により集束性が与えら
れた反射光を電気信号すなわち画像データに変換するC
CDイメージセンサ198が配置されている。
【0071】しかして、露光ランプ182からの光をリ
フレクター184により原稿台181上の原稿Pに集光
させると、原稿Pからの反射光が、第1ミラー186、
第2ミラー192、第3ミラー194、および結像レン
ズ196を介してCCDイメージセンサ198に入射さ
れ、ここで画像データに変換される。
【0072】図14は、複写装置100の制御系を示す
ものである。すなわち、複写装置100は、装置全体を
制御するメインCPU101、図16のような特性を持
つR,G,BのフィルタとGの領域を図12のように更
に2分割する2つのフィルタを用いた画像観測機能を有
するスキャナ部102、スキャナ部102で読み取られ
た原稿Pの画像データから第1実施例で示した色検査装
置1を構成するCPU11、距離計算回路13、基準デ
ータ記憶回路14、判定回路15、出力回路16と同様
の処理が施されてYMC印刷物あるいはそれ以外かの判
定が行われる色検査部103、色検査部103の検査結
果に応じてスキャナ部102で読み取られる画像データ
を非圧縮または所定の圧縮を行う圧縮手段としての圧縮
部105、圧縮部105で非圧縮または圧縮された画像
データを記憶する記憶手段としての画像メモリ107、
画像メモリ107に記憶された画像データをプリントア
ウトするために加工、編集する加工編集手段としての加
工・編集部109、画像メモリ107に記憶されて加
工、編集された画像データが非圧縮であればそのまま
で、圧縮されている場合は伸長する伸長手段としての伸
長部109、伸長部109からの画像データをプリント
アウトするプリンタ部104とから構成されている。
【0073】次に、このような構成において複写装置1
00の動作を上述した図14を参照して説明する。複写
装置100は、色検査部101を使って、スキャナ部1
02で読み取った画像データの色検査を行って、その結
果に従い画像圧縮のレベルを制御することにより、高品
質な画像形成を効率よく行うことが可能となる。
【0074】複写装置100のメインCPU101は、
色検査部101を使って画像観測機能を有するスキャナ
部102で読み取った画像データの色検査を行う。画像
データは、色検査部103の色検査結果に応じて圧縮部
103での圧縮レベルが変化されて画像メモリ107に
記憶(蓄積)される。
【0075】続いてメインCPU101は、プリントア
ウトするために画像メモリ107に記憶された画像デー
タを加工・編集部108で内容の加工や順序の変更を施
して画像データを展開した後、圧縮部105で圧縮した
場合に伸長部109で元の画像データに伸長してプリン
タ部104でプリントアウト(ハードコピー化)する。
【0076】なお、圧縮部105及び伸長部109にお
ける画像の圧縮/伸長方式としては、カラー画像向きの
JPEGを利用することができる。JPEGでは色成分
毎に独立して圧縮処理を行うので画像の読取手段として
のスキャナ部102では、通常のRGBの3入力を圧縮
対象とすればよい。
【0077】このように圧縮による水準を適宜切り替え
ることができる。例えば、特色印刷物の場合は非圧縮、
その他の場合は数分の1のデータ量に圧縮できる第3階
層レベルを利用すれば良い。
【0078】これにより、限られた資源である画像メモ
リを効率良く利用することができ、印刷物の要求品質に
応じた処理が実現できる。以上説明したように上記発明
の実施の形態によれば、印刷に使われるインキの分光特
性を的確に判定することにより、特色インキを使った特
色印刷物とYMCKプロセスインキによる印刷物とを高
精度に判定することができる。
【0079】さらに、この色検査機能を持つ画像入力装
置により、カラー情報を扱う画像処理システムにおい
て、圧縮方式の切り替えなど処理対象の種類に適切に対
応できる高精度なシステムを実現することが可能とな
る。
【0080】また、この色検査部を持つ画像形成装置に
より、画像観測機能有する読取手段で読み取った原稿の
画像データの色検査結果により、特色印刷物、その他と
判定して非圧縮、圧縮を適宜切り替え、印刷物(原稿)
の要求品質に応じた画像形成を行うことができる。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
特色インキを使った印刷物や手書き原稿と、YMCKイ
ンキ印刷によるYMC印刷物とを高精度に判定する色検
査装置と色検査方法を提供することができる。
【0082】また、この発明によれば、特色インキを使
った印刷物や手書き原稿と、YMCKインキ印刷による
YMC印刷物とを高精度に判定し、処理対象に応じた処
理を的確に実行するための画像入力装置を提供すること
ができる。
【0083】また、この発明によれば、特色インキを使
った印刷物や手書き原稿と、YMCKインキ印刷による
YMC印刷物とを高精度に判定し、画像圧縮等の画像処
理を的確に実行して画像を形成する画像形成装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る色検査装置の構成を示すブロ
ック図。
【図2】画像観測装置の構成例を示す図。
【図3】フィルタ特性を示す図。
【図4】第1実施例における検査動作を説明するための
フローチャート。
【図5】第2実施例に係る画像観測装置の構成を示す
図。
【図6】2つの光源を発光させるタイミング例を示す
図。
【図7】第3実施例に係る画像入力装置の構成を示すブ
ロック図。
【図8】画像観測部の構成を示す図。
【図9】3種類の色フィルタA,B,Cの分光特性を示
す図。
【図10】透過特性がオーバーラップしないフィルタ例
を示す図。
【図11】基準値の計算手段の構成を示す図。
【図12】色フィルタの特性を示す図。
【図13】第4実施例の画像形成装置に係る転写型のカ
ラーデジタル複写装置の構成を示す図。
【図14】複写装置の制御系を示す図。
【図15】特色インキを使った特色印刷物の分光特性と
YMCKのプロセスインキで作成されるYMC印刷物の
分光特性の例を示す図。
【図16】市販のRGBセンサの分光感度特性を示す
図。
【符号の説明】
1…色検査装置 10…画像観測装置 11…CPU 12…メモリ(RAM) 13…距離計算回路 14…基準データ記憶回路 15…判定回路 16…出力回路 17…画像観測装置 19…光源 20…レンズ 21、22…CCDセンサ 23…画像制御回路 24…AD変換器 70…画像入力装置 71…画像観測部 80…基準値計算手段 100…転写型のカラーデジタル複写装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/387 H04N 1/387

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象物からの反射光あるいは透過光
    から波長510nmと波長570nmの内の1つの波長
    部分をもう一方に対して選択的に画像として観測する画
    像観測手段と、 この画像観測手段から得られた画像データを一時記憶す
    る第1の記憶手段と、 予め検査対象物に対する基準値を記憶しておく第2の記
    憶手段と、 上記第1の記憶手段に記憶された画像データの上記第2
    の記憶手段に記憶した基準値との距離を計算する距離計
    算手段と、 この距離計算手段で計算された距離から上記検査対象物
    の着色方法を判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とする色検査装置。
  2. 【請求項2】 上記画像観測手段は、検査対象物からの
    反射光あるいは透過光に対して波長570nmで透過率
    が10パーセント以下かつ波長510nmで透過率が8
    0パーセント以上を満たす第1のフィルタと、波長51
    0nmで透過率が10パーセント以下かつ波長570n
    mで透過率が80パーセント以上を満たす第2のフィル
    タの内、少なくとも1つのフィルタを透過した光を入力
    する手段からなることを特徴とする請求項1記載の色検
    査装置。
  3. 【請求項3】 上記画像観測手段は、検査対象物に照射
    する光の分光特性として、波長510nmと波長570
    nmにおける強度が、1:xでx≧5あるいはx≦1/
    5の光源を用いることを特徴とする請求項1記載の色検
    査装置。
  4. 【請求項4】 上記画像観測手段は、検査対象物に照射
    する光の分光特性として、波長510nmと波長570
    nmにおける強度が、1:xでx≧5あるいはx≦1/
    5となる2種類の光源を時分割的に対象物に照射し、そ
    れぞれの時点の反射光または透過光の強度を測定するこ
    とを特徴とする請求項3記載の色検査装置。
  5. 【請求項5】 検査対象物からの反射光あるいは透過光
    を、波長510nmと波長570nmの内の1つの波長
    部分をもう一方に対して選択的に画像として観測する画
    像観測手段と、 この画像観測手段から得られた画像データと予め定めら
    れた検査対象物に対する基準値とを比較して検査対象物
    の着色方法を判定する色検査手段と、 この色検査手段で判定された結果を上記画像観測手段の
    出力と同期して出力する制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像入力装置。
  6. 【請求項6】 検査対象物の反射光から波長510nm
    と波長570nmの内の1つの波長部分をもう一方に対
    して選択的に画像を読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取られた画像データと予め定められ
    た検査対象物に対する基準値とを比較して検査対象物の
    着色方法を判定する色検査手段と、 この色検査手段の判定に応じて上記読取手段で読み取ら
    れる上記検査対象物の画像データを圧縮する圧縮手段
    と、 この圧縮手段で圧縮された画像データ、または上記色検
    査手段の判定で圧縮されなかった画像データを記憶する
    記憶手段と、 この記憶手段に記憶された画像データを加工、編集する
    加工編集手段と、 この加工編集手段で加工、編集された画像データが圧縮
    されているならば伸長する伸長手段と、 この伸長手段からの画像データ、または上記加工編集手
    段で加工、編集された圧縮されていない画像データに基
    づいて画像を形成する画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 検査対象物からの反射光あるいは透過光
    から波長510nmと波長570nmの内の1つの波長
    部分をもう一方に対して選択的に画像として観測する画
    像観測手段と、 この画像観測手段から得られた画像データを一時記憶す
    る記憶手段と、 上記画像観測手段から得られた画像データから上記検査
    対象物に対する基準値を計算する計算手段と、 上記記憶手段に記憶された画像データの上記計算手段で
    計算された基準値との距離を計算する距離計算手段と、 この距離計算手段で計算された距離から上記検査対象物
    の着色方法を判定する判定手段と、 を具備したしたことを特徴とする色検査装置。
  8. 【請求項8】 検査対象物からの反射光あるいは透過光
    を、波長510nmと波長570nmの内の1つの波長
    部分をもう一方に対して選択的に画像として観測する画
    像観測手段と、 この画像観測手段から得られた画像データから上記検査
    対象物に対する基準値を計算する計算手段と、 上記画像観測手段から得られた画像データと上記計算手
    段で計算された基準値とを比較して検査対象物の着色方
    法を判定する色検査手段と、 この色検査手段で判定された結果を上記画像観測手段の
    出力と同期して出力する制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像入力装置。
  9. 【請求項9】 検査対象物の反射光から波長510nm
    と波長570nmの内の1つの波長部分をもう一方に対
    して選択的に画像を読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取られた画像データから上記検査対
    象物に対する基準値を計算する計算手段と、 上記読取手段で読み取られた画像データと上記計算手段
    で計算された基準値とを比較して検査対象物の着色方法
    を判定する色検査手段と、 この色検査手段の判定に応じて上記読取手段で読み取ら
    れる上記検査対象物の画像データを圧縮する圧縮手段
    と、 この圧縮手段で圧縮された画像データ、または上記色検
    査手段の判定で圧縮されなかった画像データを記憶する
    記憶手段と、 この記憶手段に記憶された画像データを加工、編集する
    加工編集手段と、 この加工編集手段で加工、編集された画像データが圧縮
    されているならば伸長する伸長手段と、 この伸長手段からの画像データ、または上記加工編集手
    段で加工、編集された圧縮されていない画像データに基
    づいて画像を形成する画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 検査対象物からの反射光あるいは透過
    光から波長510nmと波長570nmの内の1つの波
    長部分をもう一方に対して選択的に画像として観測し、
    この観測して得られた画像データから上記検査対象物の
    着色方法を判定するようにしたことを特徴とする色検査
    方法。
  11. 【請求項11】 検査対象物からの反射光あるいは透過
    光から波長510nmと波長570nmの内の1つの波
    長部分をもう一方に対して選択的に画像として観測し、
    この観測して得られた画像データを一時記憶し、予め検
    査対象物に対する基準値を記憶し、上記記憶された画像
    データの上記予め記憶された基準値との距離を計算し、
    この計算された距離から上記検査対象物の着色方法を判
    定するようにしたことを特徴とする色検査方法。
  12. 【請求項12】 検査対象物からの反射光あるいは透過
    光から波長510nmと波長570nmの内の1つの波
    長部分をもう一方に対して選択的に画像として観測し、
    この観測して得られた画像データを一時記憶し、上記観
    測して得られた画像データから上記検査対象物に対する
    基準値を計算し、上記記憶された画像データの上記計算
    された基準値との距離を計算し、この計算された距離か
    ら上記検査対象物の着色方法を判定するようにしたこと
    を特徴とする色検査方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013512445A (ja) * 2009-11-30 2013-04-11 アイメック スペクトル・イメージングシステム用の集積回路

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