JPH10271108A - 回線交換装置及び回線接続制御方法 - Google Patents

回線交換装置及び回線接続制御方法

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JPH10271108A
JPH10271108A JP9087344A JP8734497A JPH10271108A JP H10271108 A JPH10271108 A JP H10271108A JP 9087344 A JP9087344 A JP 9087344A JP 8734497 A JP8734497 A JP 8734497A JP H10271108 A JPH10271108 A JP H10271108A
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isdn
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JP9087344A
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Satoshi Takahashi
智 高橋
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ISDN回線網と時分割多重回線を介して接
続した回線交換装置及び回線接続制御方法に関し、回線
の効率的な利用を図る。 【解決手段】 端末1を収容したISDN回線網2と、
TDM装置3,4間の時分割多重回線7を介して接続さ
れた回線交換装置8に於いて、呼設定メッセージに含ま
れる端末1,9の情報転送能力を抽出し、この情報転送
能力に対応したチャネルをISDN回線網2側へ通知す
るチャネル選択手段12を備え、時分割多重回線7の非
圧縮チャネルと、圧縮伸張部5,6による圧縮チャネル
とを、端末1,9の情報転送能力に対応して選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISDN(Integ
rated Services Digital Network)回線網と時分割
多重回線を介して接続された回線交換装置及び回線接続
制御方法に関する。ISDNに於けるユーザ・網インタ
フェース構造としての基本インタフェースは2B+D
(B=64kbps,D=16kbps)、一次群速度
インタフェースのBチャネルインタフェースは23B+
D又は30B+D(B=D=64kbps)等が知られ
ている。又ISDN回線網と構内交換機等の回線交換装
置との間を時分割多重回線を介して接続し、ISDN回
線網に収容された端末と回線交換装置に収容された端末
との間で通話又はデータ伝送を行うシステムが知られて
いる。このようなシステムに於ける柔軟性のある運用が
要望されている。
【0002】
【従来の技術】図8は従来例のシステム説明図であり、
51a,51b,51cは音声端末,データ端末,ファ
ックス端末、52はディジタル交換機を含むISDN回
線網、53,54はTDM(Time Division Multipl
ex)装置、55,56は圧縮伸長部、57は時分割多重
回線、58は回線交換装置、59a,59b,59cは
音声端末,データ端末,ファックス端末、60a,61
aは音声用回線、60b,61bはデータ用回線を示
す。又B1,B2,Dは、基本インタフェースの2B+
Dのチャネル構成を示す。
【0003】音声端末51a,データ端末51b,ファ
ックス端末51c等を収容したISDN回線網52を一
般公衆網とし、音声端末59a,データ端末59b,フ
ァックス端末59c等を収容した回線交換装置58とT
DM装置53,54とを含む構成を専用線とすることが
できる。この場合、専用線を構成する時分割多重回線5
7は、多重化効率を向上する為に、音声信号の帯域圧縮
を行う場合が一般的である。例えば、ADPCM符号化
や高能率符号化等によって、64kbpsの音声信号
を、32kbps,16kbps,8kbps等に帯域
圧縮して、多重度を大きくできるようにしている。
【0004】その為に、TDM装置53,54に圧縮伸
張部55,56を設け、音声信号を32kbps,16
kbps,8kbps等に帯域圧縮し、他のデータ等と
共に多重化して時分割多重回線57を介してTDM装置
53,54間を伝送し、又時分割多重回線57を介して
受信した多重化信号を分離し、圧縮音声信号は、圧縮伸
張部55,56により伸張して、ISDN回線網52側
へは音声用回線60aを介して送出し、回線交換装置5
8側へは音声用回線61aを介して送出する。それによ
って、音声端末51a,59a間で通話を行うことがで
きる。この場合の音声用回線60a,61aは、2B+
D又は23B+D,30B+D等のnB+Dの構成とす
ることができる。
【0005】又データ端末51b,59b間のデータ伝
送に於いて、圧縮伸張部55,56による圧縮又は伸張
の処理を行うと、伝送情報が破壊されることになる。そ
こで、音声信号や低速度のファクシミリ信号以外は圧縮
伸張部55,56を通らないように、ISDN回線網5
2とTDM装置53との間は固定的にデータ用回線60
bが割付けられ、又TDM装置54と回線交換装置58
との間は固定的にデータ用回線61bが割付られてい
る。この場合のデータ用回線60b,61bは、音声用
回線60a,61aと同様に、2B+D又は23B+
D,30B+D等のnB+Dの構成とすることができ
る。
【0006】図9はメッセージフォーマットの説明図で
あり、共通部と個別部とからなり、共通部は、プロトコ
ル識別子と呼番号長と呼番号とメッセージ種別とを含
み、個別部は、情報転送能力,チャネル識別子,発番
号,着番号等の情報要素を含むものである。そして、発
信する端末が呼設定を開始する時、又は網が着信側の端
末への呼設定を開始する時に、共通部のメッセージ種別
を呼設定メッセージとし、個別部に、端末の情報転送能
力,チャネル識別子,発信側端末番号,着信側端末番号
等の情報要素を含む呼設定メッセージSETUPを送出
する。なお、チャネル識別子情報要素は、ISDN回線
網52や回線交換装置58に於いて付加することにな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来例のシステムに於
いて、例えば、データ端末51bからデータ端末59b
に発信する場合、ISDN回線網52とTDM装置5
3,54とを介して回線交換装置58に呼設定メッセー
ジSETUPが転送される。この呼設定メッセージSE
TUPの個別部のチャネル識別子情報要素に、ISDN
回線網52に於ける複数のチャネル(nB+D)のうち
の着信にしようとする為のBチャネル番号が指定され
る。回線交換装置58は、特別な理由がない限り、指定
されたBチャネル番号のBチャネルを介して着信側のデ
ータ端末59bと接続する。
【0008】又データ端末59bからデータ端末51b
に発信する場合、回線交換装置58は、ISDN回線網
52側へ呼設定メッセージSETUPを送出する。この
呼設定メッセージSETUPの個別部のチャネル識別子
情報要素に、ISDN回線網52の複数のチャネル(n
B+D)のうちの発信で使用する為のBチャネル番号を
指定する。この時に指定するBチャネルは空きチャネル
から任意に選択するものである。
【0009】しかし、選択したBチャネルがTDM装置
53,54で音声圧縮チャネルとして割付けられた場
合、即ち、音声用回線60a,61aの中のBチャネル
が割付けられた場合、圧縮伸張部55,56による圧縮
及び伸張の処理が行われるからデータ伝送は不可能とな
る。この為、データ伝送の場合は、圧縮,伸張無しのデ
ータ用回線60b,61bのBチャネルを割付ける必要
があるが、TDM装置53,54には、発着信側の端末
の情報転送能力を識別してISDN回線網52及び回線
交換装置58へ通知する機能を備えていないものであ
る。
【0010】そこで、従来は、音声用回線60a,61
aと、データ用回線60b,61bとを完全に分離し、
且つデータ端末51b,59b又はファックス端末51
c,59cが発信した場合、データ用回線60b,61
b(方路)を選択して、その中のBチャネルを割付ける
必要がある。従って、基本インタフェースや一次群速度
インタフェース等の回線対応に、音声用回線とデータ用
回線とに予め設定しており、データ用回線に空きチャネ
ルがあっても音声用に使用できないものであった。即
ち、回線の効率的な利用が図れない問題があった。本発
明は、チャネル対応に端末の情報転送能力に従って割付
けて、回線の効率的な利用を図ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の回線交換装置
は、(1)ISDN回線網2と時分割多重回線7を介し
て接続した回線交換装置8に於いて、呼設定メッセージ
に含まれる端末の情報転送能力を抽出し、この情報転送
能力に対応したチャネルを選択し、この選択したチャネ
ルをISDN回線網2へ通知するチャネル選択手段12
を備えている。従って、ISDN回線網2と回線交換装
置8との間の回線10,11をチャネル対応に使用可能
と使用不可能とに選択して、回線の利用効率を向上す
る。
【0012】又(2)チャネル選択手段12は、端末の
情報転送能力に対応した使用可能Bチャネルを格納した
チャネル選択ファイルと、呼設定メッセージに含まれる
端末の情報転送能力を抽出する機能を含むメッセージ受
信部と、このメッセージ受信部からの前記情報転送能力
を基に、チャネル選択ファイルを参照して使用可能のB
チャネルを選択するチャネル選択部と、このチャネル選
択部により選択したBチャネルを、ISDN回線網2に
通知するメッセージ送信部とにより構成されている。
【0013】又本発明の回線交換制御方法は、(3)I
SDN回線網2と時分割多重回線7を介して接続された
回線交換装置8に於ける回線接続制御方法であって、I
SDN回線網2から時分割多重回線7を介して伝送され
た呼設定メッセージに含まれる発信側の端末の情報転送
能力と、チャネル識別子情報要素により指定されたチャ
ネルとを抽出し、予め端末の情報転送能力と使用可能の
チャネルとを設定したチャネル選択ファイルを参照し
て、抽出したチャネルが使用可能チャネルか否かを判定
し、使用可能の場合は、そのチャネルを着信チャネルと
して選択し、使用不可能の場合は、チャネル選択ファイ
ルを参照して選択した使用可能のチャネルをISDN回
線網2に通知する過程を含むものである。
【0014】又(4)ISDN回線網2と時分割多重回
線7を介して接続された回線交換装置8に於ける回線接
続制御方法に於いて、ISDN回線網2側への発信時
に、発信側の端末からの呼設定メッセージに含まれる情
報転送能力を抽出し、予め端末の情報転送能力と使用可
能のチャネルとを設定したチャネル選択ファイルを参照
して、抽出した情報転送能力に対応したチャネルを選択
し、そのチャネルを発信チャネルとしてISDN回線網
2へ通知する過程を含むものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の原理説明図であ
り、1,9は端末、2はディジタル交換機等を含むIS
DN回線網、3,4は時分割多重化及び多重分離を行う
TDM装置、5,6はADPCMや高能率符号化等の帯
域圧縮及び伸張の機能を有する圧縮伸張部、7は時分割
多重回線、8は回線交換装置、10,11はnB+Dチ
ャネルの回線、12はチャネル選択手段を示す。このチ
ャネル選択手段12は、ISDN回線網2側からの着信
時は、指定されたチャネルが発信側の端末の情報転送能
力に対して使用可能か否かを判定し、又ISDN回線網
2側への発信時は、端末の情報転送能力に応じて発信チ
ャネルを選択するものである。
【0016】即ち、回線交換装置8のチャネル選択手段
12は、ISDN回線網2側からの着信時、呼設定メッ
セージSETUPに含まれる発信側の端末の情報転送能
力を参照し、且つチャネル識別子情報要素で指定された
着信チャネル番号が、予め設定された情報転送能力に対
応するBチャネル番号の場合は、指定されたBチャネル
番号をチャネル識別子情報要素に付加した呼受付メッセ
ージCALLPROCで応答する。又異なる場合は、端
末の情報転送能力に対応するBチャネル番号に変更する
要求を送出する。
【0017】又端末9からISDN回線網2側の端末1
に対して発信した場合、回線交換装置8のチャネル選択
手段12は、呼設定メッセージSETUPに含まれる情
報転送能力を参照し、その情報転送能力対応のBチャネ
ル番号を指定する。従って、発信側の端末がデータ端末
で、情報転送能力が非制限ディジタルの場合、非圧縮チ
ャネルを指定して発信する。
【0018】図2は本発明の実施の形態の説明図であ
り、1a,1b,1cは音声端末,データ端末,ファッ
クス端末、2はISDN回線網、3,4はTDM装置、
5,6は圧縮伸張部、7は時分割多重回線、8は回線交
換装置、9a,9b,9cは音声端末,データ端末,フ
ァックス端末であり、図1と同一の符号により対応部分
を示し、端末1,9は、音声端末1a,9aとデータ端
末1b,9bとファックス端末1c,9cとに対応す
る。又17は回線スイッチ部、18はトランク群番号
(TGNi)、13はメッセージ受信部、14はメッセ
ージ送信部、15はチャネル選択部、16はチャネル選
択ファイルを示す。なお、回線スイッチ部17を制御す
る制御部等は図示を省略している。又回線交換装置8
は、端末以外に回線を介して他のネットワークを接続し
た構成とすることも可能である。
【0019】ISDN回線網2とTDM装置3との間の
回線及び回線交換装置8とTDM装置4との間の回線
は、それぞれnB+Dの複数の回線(複数の方路)によ
り構成されるものである。又TDM装置3,4間の時分
割多重回線7は、圧縮伸張部5,6により圧縮された音
声信号用の圧縮チャネルと、圧縮処理を施されない非圧
縮チャネルとを含むものである。この圧縮チャネルと非
圧縮チャネルとについて、チャネル選択ファイル16に
より、トランク群番号(方路)12対応に管理してい
る。
【0020】又回線交換装置8は、このチャネル選択フ
ァイル16を参照してチャネル指定を行うチャネル選択
部15と、メッセージ受信部13と、メッセージ送信部
14と、交換接続処理を行う回線スイッチ部17と、I
SDN回線網2の回線対応の回線を収容するトランク群
番号18とを含むものである。
【0021】図3はチャネル選択ファイルの説明図であ
り、チャネル選択部15によって参照されるチャネル選
択ファイル16の要部を示し、例えば、複数のトランク
群番号TGN1,TGN2,・・・TGNm対応(方路
対応)のチャネル選択データが格納されている。即ち、
端末の情報転送能力の音声,非制限ディジタル,3.1
kHzオーディオ等に対応して、nB+Dチャネルの中
の使用可能のBチャネル番号が、Ba,Bb,Bc,・
・・Bx,By,Bzとして示すように格納されてい
る。
【0022】このチャネル選択ファイル16は、回線交
換装置8の図示を省略したメインメモリ等に形成するこ
とができる。又前述の使用可能Bチャネルとしては、ト
ランク群番号TGNi対応に30B+D構成の回線の場
合、例えば、音声と3.1kHzオーディオとに対応し
てチャネル番号B1〜B10、非制限ディジタルに対応
してチャネル番号B11〜B30として割付けることが
できる。
【0023】図4は本発明の実施の形態の着信チャネル
選択時のフローチャートであり、回線交換装置8に於け
る処理を示し、ISDN回線網2に収容された端末から
回線交換装置8に収容された端末へ発信した場合、回線
交換装置8のトランク群番号TGNi(i=1〜m)の
回線よりメッセージ受信部13に於いて呼設定メッセー
ジSETUPを受信し(A1)、この呼設定メッセージ
SETUPの個別部から発信側の端末の情報転送能力
と、チャネル識別子情報要素で指定された着信用のチャ
ネル番号とを抽出し、着信したトランク群番号TGNi
と共にチャネル選択部15に転送する(A2)。
【0024】チャネル選択部15は、チャネル選択ファ
イル(MM部)16に格納されているトランク群番号T
GNiのチャネル選択データを参照する(A3)。そし
て、指定チャネルは使用可能か否かを判定する(A
4)。使用可能の場合は、使用可能Bチャネルとして、
指定されチャネル番号をそのままメッセージ送信部14
に転送し(A5)、メッセージ送信部14は、選択した
着信チャネルをチャネル識別子情報要素に設定した呼設
定受付メッセージCALLPROCをISDN回線網2
側へ送出する(A6)。
【0025】又ステップ(A4)に於いて、指定チャネ
ルが使用不可能の場合、例えば、発信側の端末の情報転
送能力が非制限ディジタルで、指定チャネルが圧縮チャ
ネルの場合は、チャネル選択ファイル16に使用可能B
チャネルとして登録されていないので、前述のように使
用不可能と判定し、チャネル選択部15は、使用可能の
Bチャネルをチャネル選択ファイル16から選択してメ
ッセージ送信部14に通知する(A7)。それによっ
て、メッセージ送信部14は、この新たに選択したチャ
ネル番号をチャネル識別子情報要素に設定した呼設定受
付メッセージCALLPROCをISDN回線網2側へ
送出する。
【0026】図5は本発明の実施の形態の着信時の呼制
御シーケンスを示し、ISDN回線網2に収容された端
末から呼設定メッセージSETUPを送出すると、IS
DN回線網2は、発信側の端末に対して呼設定受付メッ
セージCALLPROCを送出し、且つTDM装置3,
4を介して回線交換装置8に、呼設定メッセージSET
UPを送出する。この呼設定メッセージSETUPに
は、前述のように、発信側の端末の情報転送能力,チャ
ネル番号を指定したチャネル識別子情報要素,発番号,
着番号等が含まれている。
【0027】回線交換装置8は、図4のステップ(A
4)に於いて指定チャネルは使用可能であると判定する
と、ステップ(A5),(A6)に従って呼設定受付メ
ッセージCALLPROCを、TDM装置3,4を介し
てISDN回線網2に送出し、且つ着信側の端末へ呼設
定メッセージSETUPを送出する。端末は呼設定メッ
セージSETUPに対して呼出中表示メッセージALE
RTを送出する。この呼出中表示メッセージALERT
を回線交換装置8からTDM装置3,4を介してISD
N回線網2へ送出し、ISDN回線網2は発信側の端末
へ呼出中表示メッセージALERTを送出する。
【0028】そして、着信側の端末が応答メッセージC
ONNを送出すると、回線交換装置8は、TDM装置
3,4を介してISDN回線網2に応答メッセージCO
NNを送出する。それにより、ISDN回線網2は、発
信側の端末へ応答メッセージCONNを送出する。それ
により、発信側と着信側との端末間のパスが形成されて
通信中の状態となる。
【0029】又図4のステップ(A4)に於いて指定チ
ャネルは使用不可能と判定すると、回線交換装置8は、
ステップ(A7)に従って、使用可能のBチャネルを新
たに選択して、メッセージ送信部14に転送し、呼設定
受付メッセージCALLPROCにより、この新たに選
択したBチャネルを示すチャネル番号をチャネル識別子
情報要素によりISDN回線網2に通知する。ISDN
回線網2は、通知されたチャネル番号を用いて、それ以
降の制御を行うことになる。従って、TDM装置3,4
に於いて、圧縮伸張部5,6を介した圧縮チャネルかそ
れ以外の非圧縮チャネルかを認識する必要はなく、回線
交換装置8に於いて端末の情報転送能力に応じてチャネ
ル対応の選択を行うことができる。
【0030】図6は本発明の実施の形態の発信チャネル
選択時のフローチャートであり、回線交換装置8に収容
された端末又はこの回線交換装置8に収容された回線に
接続された他のネットワークの端末からの発信時に於い
て、回線交換装置8は呼設定メッセージSETUPを受
信すると(B1)、この呼設定メッセージSETUPに
含まれる着アドレス(着番号)より、発信するISDN
回線網2のトランク群番号TGNiを決定し(B2)、
又呼設定メッセージSETUPに含まれる情報転送能力
を抽出してチャネル選択部15に転送する(B3)。
【0031】チャネル選択部15は、決定されたトラン
ク群番号TGNiを基にチャネル選択ファイル(MM
部)16を参照し(B4)、使用可能のBチャネルを選
択する。この選択チャネルが空き状態か否かを、例え
ば、管理テーブル(図示を省略)等を参照して判定し
(B5)、空き状態の場合は、選択チャネルを呼設定メ
ッセージSETUPのチャネル識別子情報要素に設定し
てISDN回線網2に送出する(B6)。又選択チャネ
ルが空きチャネルでない場合は、ステップ(B4)に移
行して、決定したトランク群番号TGNiの使用可能の
他のBチャネルを選択し、再びステップ(B5)に於い
て空き状態か否かを判定する。
【0032】図7は本発明の実施の形態の発信時の呼制
御シーケンスを示し、回線交換装置8に収容された端末
からISDN回線網2に収容された端末に発信する場
合、回線交換装置8は発信側の端末からの呼設定メッセ
ージSETUPを受信すると、その端末に呼設定受付メ
ッセージCALLPROCを送出すると共に、TDM装
置3,4を介してISDN回線網2に呼設定メッセージ
SETUPを送出する。この呼設定メッセージSETU
Pには、図6のステップ(B6)までの処理により選択
したチャネル番号や発信側の端末の情報転送能力,発番
号,着番号等が含まれている。
【0033】ISDN回線網2は、この呼設定メッセー
ジSETUPに従って着信側の端末に対して呼設定メッ
セージSETUPを送出し、且つTDM装置3,4を介
して回線交換装置8に呼設定受付メッセージCALLP
ROCを送出する。着信側の端末は呼設定メッセージS
ETUPに対して呼設定受付メッセージCALLPRO
Cを送出し、次に呼出中表示メッセージALERTを送
出する。ISDN回線網2は、TDM装置3,4を介し
て回線交換装置8に呼出中表示メッセージALERTを
送出し、回線交換装置8は発信側の端末へ呼出中表示メ
ッセージALERTを送出する。
【0034】そして、着信側の端末が応答メッセージC
ONNを送出すると、ISDN回線網2は、TDM装置
3,4を介して回線交換装置8に応答メッセージCON
Nを送出し、回線交換装置8は発信側の端末へ応答メッ
セージCONNを送出する。それにより、発信側の端末
と着信側の端末との間のパスが形成されて通信中の状態
となる。
【0035】又前述の各実施の形態に於いて、端末の情
報転送能力から使用可能チャネルを選択するものである
が、先にチャネルを選択し、そのチャネルが端末の情報
転送能力に従って使用可能か否かを判定することもでき
る。例えば、チャネル選択ファイル16のトランク群番
号対応の全チャネルについて、情報転送能力との関係を
登録しておくことにより、選択したチャネルが如何なる
情報転送能力に使用可能か否かを識別できることにな
る。又回線交換装置8にアナログ信号とディジタル信号
との変換機能を設けて、アナログ回線によりそれぞれ端
末を収容することも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、時分割
多重回線7に、圧縮チャネルと非圧縮チャネルとを混在
させ、端末の情報転送能力に従って、音声伝送には圧縮
チャネルを選択し、データ等の伝送には非圧縮チャネル
を選択するものであり、予め固定的に回線単位で音声用
回線とデータ用回線とに割付ける従来例に比較して、チ
ャネル単位で選択するものであるから、回線の使用効率
を向上することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の説明図である。
【図3】チャネル選択ファイルの説明図である。
【図4】本発明の実施の形態の着信チャネル選択時のフ
ローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態の着信時の呼制御シーケン
スである。
【図6】本発明の実施の形態の発信チャネル選択時のフ
ローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態の発信時の呼制御シーケン
スである。
【図8】従来例のシステム説明図である。
【図9】メッセージのフォーマット説明図である。
【符号の説明】
1,9 端末 2 ISDN回線網 3,4 TDM装置 5,6 圧縮伸張部 7 時分割多重回線 8 回線交換装置 10,11 回線 12 チャネル選択手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN回線網と時分割多重回線を介し
    て接続した回線交換装置に於いて、 呼設定メッセージに含まれる端末の情報転送能力を抽出
    し、該情報転送能力に対応したチャネルを選択し、該選
    択したチャネルを前記ISDN回線網へ通知するチャネ
    ル選択手段を備えたことを特徴とする回線交換装置。
  2. 【請求項2】 前記チャネル選択手段は、端末の情報転
    送能力に対応した使用可能Bチャネルを格納したチャネ
    ル選択ファイルと、前記呼設定メッセージに含まれる端
    末の情報転送能力を抽出する機能を含むメッセージ受信
    部と、該メッセージ受信部からの前記情報転送能力を基
    に前記チャネル選択ファイルを参照して使用可能のBチ
    ャネルを選択するチャネル選択部と、該チャネル選択部
    により選択したBチャネルを前記ISDN回線網に通知
    するメッセージ送信部とにより構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の回線交換装置。
  3. 【請求項3】 ISDN回線網と時分割多重回線を介し
    て接続された回線交換装置に於ける回線接続制御方法に
    於いて、 前記ISDN回線網から前記時分割多重回線を介して伝
    送された呼設定メッセージに含まれる発信側の端末の情
    報転送能力と、チャネル識別子情報要素により指定され
    たチャネルとを抽出し、予め端末の情報転送能力と使用
    可能のチャネルとを設定したチャネル選択ファイルを参
    照して、前記抽出したチャネルが使用可能チャネルか否
    かを判定し、使用可能の場合は、該チャネルを着信チャ
    ネルとして選択し、使用不可能の場合は、前記チャネル
    選択ファイルを参照して選択した使用可能のチャネルを
    前記ISDN回線網に通知する過程を含むことを特徴と
    する回線接続制御方法。
  4. 【請求項4】 ISDN回線網と時分割多重回線を介し
    て接続された回線交換装置に於ける回線接続制御方法に
    於いて、 前記ISDN回線網側への発信時に、発信側の端末から
    の呼設定メッセージに含まれる情報転送能力を抽出し、
    予め端末の情報転送能力と使用可能のチャネルとを設定
    したチャネル選択ファイルを参照して、前記抽出した情
    報転送能力に対応したチャネルを選択し、該チャネルを
    発信チャネルとして前記ISDN回線網へ通知する過程
    を含むことを特徴とする回線接続方法。
JP9087344A 1997-03-24 1997-03-24 回線交換装置及び回線接続制御方法 Withdrawn JPH10271108A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102025062A (zh) * 2010-10-11 2011-04-20 北京星网锐捷网络技术有限公司 通信接口复用方法、装置及网络设备

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