JPH10270688A - Mosfetおよびその製造方法 - Google Patents

Mosfetおよびその製造方法

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JPH10270688A
JPH10270688A JP7690297A JP7690297A JPH10270688A JP H10270688 A JPH10270688 A JP H10270688A JP 7690297 A JP7690297 A JP 7690297A JP 7690297 A JP7690297 A JP 7690297A JP H10270688 A JPH10270688 A JP H10270688A
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JP
Japan
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film
metal layer
groove
mosfet
silicon substrate
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JP7690297A
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Kojirou Sugane
小二郎 数金
Takeshi Nogami
毅 野上
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】動作速度の高速化および製造プロセスの平坦化
が図られたMOSFETおよびその製造方法を提供す
る。 【解決手段】シリコン基板11表面にシリコン窒化膜1
2を形成し、シリコン窒化膜12の、ゲート電極を形成
する部分をエッチングして溝14を設け、シリコン基板
11表面の溝14の底部に熱酸化によりゲート用の酸化
膜15を形成し、溝14の部分に、順次、バリアメタル
層16、金属膜17、カバーリングメタル層18を、こ
の金属膜17表面が溝14の内部に位置するように成膜
し、バリアメタル層16、金属膜17およびカバーリン
グメタル層18を、溝14内部にのみ残すように表面を
平坦に研磨し、イオン注入によりソース電極20とドレ
イン電極21を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコン基板上に
形成されるMOSFET(Metal Oxicide Semiconductor
Field Effect Transistor) およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりLSI等の半導体素子としてM
OSFETが用いられている。以下に、このMOSFE
Tの製造方法の一例について説明する。図13〜図26
は、従来のMOSFETの製造工程を示す断面図であ
る。先ず、図13に示すようにシリコン基板51上にシ
リコン窒化膜52を形成する。
【0003】次に、シリコン窒化膜52の周縁部をエッ
チングし、MOSFETのアクティブ領域形成部のみシ
リコン窒化膜を残す(図14参照)。次に、図14に示
すシリコン窒化膜52の周りに、図15に示すように熱
酸化により素子間分離用のLOCOS(Local Oxidation
of Silicon)53を形成する。
【0004】次に、図16に示すようにシリコン窒化膜
52をエッチングして除去する。次に、シリコン基板5
1表面の、シリコン窒化膜52のエッチングにより露出
した部分に、図17に示すように熱酸化によりゲート酸
化膜54を形成する。次に、図18に示すようにシリコ
ン基板51上にゲート電極用のポリシリコン膜55を形
成する。
【0005】次に、ポリシリコン膜55を、図19に示
すようにエッチングしてゲート電極62を形成する。次
に、ソース電極およびドレイン電極の形成にあたり、図
20に示すように燐イオン56を注入する。併せてゲー
ト電極62にも同時に燐イオン56を注入する。
【0006】次に、シリコン基板51上に、図21に示
すようにシリコン酸化膜57を形成する。次に、シリコ
ン酸化膜57を、図22に示すようにゲート電極62の
サイドにのみ残るようにエッチングしサイドウォール6
3を形成する。次に、シリコン基板51内に再度イオン
を注入し、図23に示すようにソース電極58およびド
レイン電極59を形成し、LDD(Lightly Doped Drai
n) も形成される。
【0007】次に、シリコン基板51上に、図24に示
すようにBPSG(Boro-Phospho Silicate Glass ) 膜
60を形成する。次に、BPSG膜60および酸化膜5
4の、ソース電極58およびドレイン電極59上に形成
された部分に、図25に示すようにコンタクトホール6
1を形成する。
【0008】次に、図26に示すようにこのコンタクト
ホール61にプラグ電極64を埋め込み、更に各半導体
素子間を相互接続配線を行う。このようにしてMOSF
ETが形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したMOSFET
の動作速度の高速化を図るため、ゲート長の短縮化やゲ
ート絶縁膜の薄膜化を図ったり、またゲート電極の材料
として、ポリシリコンに代えて、このポリシリコンより
も抵抗の小さいポリサイドを用いるといったことが行わ
れている。ところが、半導体装置の集積度の向上に伴な
いMOSFETのさらなる動作速度の高速化が求められ
ている。
【0010】また、半導体装置の集積度の向上ととも
に、半導体素子どうしを接続する配線の長さも増大して
きており、このように配線の長さが増大してくるにつ
れ、半導体装置全体の動作速度が遅くなるという問題も
ある。この動作速度の遅れを防止するためには、半導体
素子どうしを接続する配線を最短になるように形成すれ
ばよいが、上述したようなMOSFETはBPSG膜6
0の平坦化が充分でなければ、図25に示すようにコン
タクトホール61を形成する場合、BPSG膜60のエ
ッチングされる部分内で、エッチング深さが異なる。
【0011】従って、エッチング深さの浅い部分にあわ
せてエッチングすると、エッチング深さの深い部分で
は、所望の位置までエッチングされず、エッチング深さ
の深い部分にあわせてエッチングすると、エッチング深
さの浅い部分においてはオーバエッチングが進行し、エ
ッチング不要の部分までエッチングされてしまうという
問題がある。
【0012】従って、コンタクトホールはBPSG膜6
0の表面ができるだけ平坦な部分に形成されることにな
るが、このようにコンタクトホールの形成される位置が
制限されると、配線の長さを短縮することは難しく、M
OSFET間の伝達速度が遅くなり、半導体装置全体の
動作速度も遅くなるという問題がある。また、半導体素
子どうしを接続する配線を短くするためには、この配線
を水平面内に形成することが必要であるが、図25に示
すように、BPSG膜60の平坦化が充分でなければ、
配線を水平面内に形成することはできず、このようなB
PSG膜60の表面の形状も配線の短縮化を妨げてい
る。
【0013】従って、動作速度の高速化のために製造プ
ロセスの平坦化が重要であり、また平坦化によってその
後の製造プロセスも容易になる。本発明は、上記事情に
鑑み、動作速度の高速化および製造プロセスの平坦化が
図られたMOSFETおよびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のMOSFETの製造方法は、シリコン基板上にMO
SFETを製造するMOSFET製造方法において、 (1)シリコン基板表面に第1の絶縁膜を形成する第1
の工程 (2)上記第1の絶縁膜の、ゲート電極を形成する部分
をエッチングして溝を設ける第2の工程 (3)上記シリコン基板表面の前記溝の底部に熱酸化に
よりゲート絶縁膜用の第2の絶縁膜を形成する第3の工
程 (4)上記溝の部分に、順次、バリアメタル層、金属
膜、カバーリングメタル層を、この金属膜表面が上記溝
の内部に位置するように成膜する第4の工程 (5)上記バリアメタル層、金属膜およびカバーリング
メタル層を、上記溝内部にのみ残すように表面を研磨す
る第5の工程 上記の製造プロセスによりゲート絶縁膜およびゲート電
極が形成される。 (6)ソース電極とドレイン電極を上記溝の両側に形成
する第6の工程を備えたことを特徴とする。
【0015】本発明のMOSFETの製造方法は、バリ
アメタル層、金属膜およびカバーリングメタル層を研磨
する第5の工程を備えているため、この第5の工程で表
面を平坦に研磨すると、例えば第1の絶縁膜をエッチン
グしてコンタクトホールを形成する場合、従来のMOS
FETのように表面が曲面形状の場合と比較して、絶縁
膜のエッチングされる部分内において、エッチング深さ
はほぼ同じであり、所望の位置までエッチングされなか
ったり、オーバエッチング等によりエッチングの不要な
部分がエッチングされることが防止される。
【0016】従って、従来のMOSFETのように、コ
ンタクトホールを形成する位置が制限されることがな
く、所望の位置にコンタクトホールを形成することがで
きるとともに、上記のように表面を平坦に研磨すること
により、配線を水平面内に形成することができる。半導
体装置に、このように製造されたMOSFETを備える
と、半導体装置の配線全体の長さの短縮化が図られ、半
導体装置の動作速度の高速化を図ることができる。
【0017】また、本発明のMOSFETの製造方法に
おいては、金属膜の形成に先立ってバリアメタル層を形
成するため、例えば金属膜を、銅のような拡散しやすい
材料で成膜しても、銅の絶縁膜への拡散が防止され、M
OSFETの誤動作を防止することができる。ここで、
本発明のMOSFETの製造方法が、上記第4の工程の
うち、上記バリアメタル層を成膜する工程が、タンタ
ル、窒化タンタル、およびケイ化窒化タンタルのうちの
いずれか1つを成膜する工程であり、上記金属膜を成膜
する工程が銅を成膜する工程であることが好ましい。
【0018】バリアメタル層の材料としてタンタル、窒
化タンタル、あるいはケイ化窒化タンタルのうちいずれ
かを用いると、第1の絶縁膜の溝に形成されるバリアメ
タル層は、コンフォーマルに、即ち、溝の底部および溝
の側部でほぼ均一の膜厚に形成される。また銅は、ポリ
シリコンやポリサイトよりも低抵抗の材料であるため、
銅を金属膜の材料として用いると、MOSFETの動作
速度のさらなる高速化が図られる。
【0019】また、上記目的を達成する本発明のMOS
FETは、シリコン基板上に形成されたMOSFETに
おいて、 (1)シリコン基板上に形成された、溝を有する絶縁膜 (2)上記シリコン基板表面の、上記溝の底部に形成さ
れたゲート用酸化膜と、上記溝の内部に、この溝の側部
および前記ゲート用酸化膜を覆う状態に形成されたバリ
アメタル層と、このバリアメタル層表面に、上記溝の内
部に位置する状態に形成された金属膜と、この金属膜表
面に、上記溝の内部に位置する状態に形成されたカバー
リングメタル層とを有するゲート電極、および (3)上記溝の両側に形成されたソース電極およびドレ
イン電極を備えたことを特徴とする。
【0020】ここで、上記バリアメタル層の材料が、タ
ンタル、窒化タンタル、およびケイ化窒化タンタルのう
ちのいずれか1つであり、上記金属膜の材料が銅である
ことが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1〜図12は、本発明の一実施形態のMO
SFETの製造方法により製造されるMOSFETの製
造工程を示す断面図である。先ず、図1に示すように、
シリコン基板11上にシリコン窒化膜12を形成する。
本実施形態では、このシリコン窒化膜12の形成は減圧
CVD装置を用いて行う。表1に減圧CVD装置を用い
てシリコン窒化膜を形成する際の膜形成条件を示す。
【0022】
【表1】 ─────────────────────────────── 装置内温度 780℃〜820℃ 装置内圧力 2.7Pa 成膜ガス流量 SiH4 ;10sccm〜40sccm N2 O ;25sccm〜80sccm 成膜時間 4hr〜6hr ─────────────────────────────── 表1に示す条件で膜形成を行い、膜厚が800nm〜1
200nm程度のシリコン窒化膜を形成する。
【0023】次に、シリコン窒化膜12の、ゲート電極
を形成する部分をエッチングして溝を設けるにあたり、
図2に示すようにレジスト膜13を形成する。このレジ
スト膜13は、シリコン窒化膜12にレジストを塗布
し、温度80℃でベーキングし、露光し、現像すること
により形成される。次に、シリコン窒化膜12をエッチ
ングする。本実施形態では、シリコン窒化膜を反応性イ
オンエッチング装置(RIE(Reactive Ion Etching)装
置)による異方性エッチングを行う。表2にエッチング
条件を示す。
【0024】
【表2】 ───────────────────────── エッチングガス CF4 /H2 装置内圧力 1Pa〜2.7Pa エッチング時間 10min〜15min ───────────────────────── 表2に示す条件でエッチングをし、溝開けを行うと、図
3に示すようにシリコン窒化膜12に、ゲート電極が形
成される溝14が形成される。(尚、図3ではレジスト
膜13を剥離した後の状態を示している。)次に、ゲー
ト電極を形成するにあたり、先ず、シリコン基板11表
面の溝14の底部にゲート酸化膜を形成する。
【0025】ここで、上述したようにシリコン窒化膜1
2のエッチングはRIEで行われているため、シリコン
窒化膜12の表面の露出した部分は結晶破壊等のエッチ
ング損傷を受けており、ゲート酸化膜の形成に先立って
この損傷を取り除く必要がある。そこで、シリコン基板
11表面の溝14の底部に、犠牲酸化により膜厚が0.
5nm〜1.0nm程度の酸化膜を形成し、その後、例
えばフッ酸を用いてこの酸化膜を剥離する。このように
犠牲酸化を行って酸化膜を形成すると、この酸化膜とシ
リコン基板11との接触部分では、酸素とシリコン基板
11のシリコンとが反応しているため、この酸化膜をフ
ッ酸で剥離すると、シリコン基板11表面も剥離される
ことになり、シリコン基板11の、エッチング損傷を受
けた表面を除去することができる。犠牲酸化により形成
された酸化膜を剥離した後、熱酸化により図4に示すよ
うに膜厚が100nm〜200nm程度のゲート酸化膜
15を形成する。
【0026】次に、スパッタ装置を用いて、図5に示す
ようにバリアメタル層16を形成する。表3にスパッタ
条件を示す。
【0027】
【表3】 ───────────────────────── 成膜材料 タンタル(Ta) 放電用ガス Ar 装置内圧力 1.2Pa〜2.7Pa 電源パワー 10kW 成膜時間 3min ───────────────────────── 表3に示す条件でスパッタリングを行ない、膜厚が20
nm〜30nmのバリアメタル層16を形成する。この
ようにTaを成膜材料に用いると、シリコン基板11の
溝14の底部および溝14の側部に、均一の膜厚を有す
るバリアメタル層を成膜することができる。
【0028】次に、図6に示すように、銅からなる金属
膜17を形成する。この金属膜17はスパッタ装置や蒸
着装置等により形成される。表4にスパッタ装置により
金属膜を形成する場合のスパッタ条件、表5に蒸着装置
により金属膜を形成する場合の蒸着条件を示す。
【0029】
【表4】 ───────────────────────── 装置内圧力 1.2Pa〜2.7Pa 放電用ガス Ar 電源パワー 10kW 成膜時間 15min ─────────────────────────
【0030】
【表5】 ───────────────────────── 装置内圧力 1.33×10-5Pa 電源パワー 10kW 膜材料蒸発源 電子銃 ───────────────────────── 表4あるいは表5に示す条件で成膜を行い、膜厚が60
0nm〜1000nm程度の金属膜17を形成する。
【0031】尚、後述する図7に示すように、この金属
膜17表面にカバーリングメタル層18が形成される。
その後、バリアメタル層16、金属膜17およびカバー
リングメタル層18は、溝14の内部にのみ残すように
研磨されるが、研磨による金属膜17の露出を防止する
ため、溝14の上側部への金属膜17の形成が防止され
るように、ステップカバレージの低い成膜方法を用いて
金属膜17を形成する。
【0032】次に、スパッタ装置で図7に示すようにカ
バーリングメタル層18を形成する。表6にスパッタ条
件を示す。
【0033】
【表6】 ───────────────────────── 成膜材料 Ta 装置内圧力 1.2Pa〜2.7Pa 放電用ガス Ar 電源パワー 10kW 成膜時間 3min ───────────────────────── 表6に示す条件でスパッタを行い、膜厚が100nm〜
200nm程度のカバーリングメタル層18を形成す
る。
【0034】次に、バリアメタル層16、金属膜17、
およびカバーリングメタル層18を、図8に示すように
シリコン窒化膜12の溝14内部にのみ残すように平坦
に研磨する。このようにして、ゲート酸化膜15、バリ
アメタル層16、金属膜17、およびカバーリングメタ
ル層18からなるゲート電極が形成される。次に、イオ
ン注入によりソース電極とドレイン電極をシリコン基板
11の内部に形成するにあたり、図9に示すように、レ
ジスト膜19を形成する。このレジスト膜19は、レジ
ストを塗布し、ベーキングし、露光し、現像することに
より形成される。
【0035】次に、イオン注入した後アニールして、図
10に示すようにソース電極20とドレイン電極21を
形成する。表7にイオン注入条件を示し、表8にアニー
ル条件を示す。
【0036】
【表7】 ─────────────────────────── ドーズ量 2×1013〜3×1013/cm2 時間 10min ───────────────────────────
【0037】
【表8】 ─────────────────────────── 温度 750℃〜850℃ 時間 5min ─────────────────────────── 次に、レジスト膜19を剥離した後、シリコン窒化膜1
2の、ソース電極20およびドレイン電極21上に形成
された部分に、図11に示すようにコンタクトホール2
2を形成する。
【0038】次に、コンタクトホール22に、図12に
示すようにスパッタ等でプラグ23を埋め込む。その
後、ソース/ドレイン配線を形成する。このようにして
形成されたMOSFETは、図12に示すように、上面
が平坦に形成されているため、コンタクトホール22を
形成する際に、シリコン窒化膜12の、エッチングされ
る部分内でのエッチング深さはほぼ同一であり、従来の
ようにエッチング部分内でのエッチング深さが異なるこ
とが防止される。従ってコンタクトホールの位置が制限
されることにより生じていた配線の長さの増大が防止さ
れ、MOSFETの動作速度の高速化が図られる。ま
た、図12に示すように上面が平坦に形成されることに
より、従来のMOSFETと比較して配線を水平面内に
形成することができ、配線の長さの短縮化に極めて有効
である。
【0039】また、本実施形態では、金属膜17の材料
として低抵抗の銅が用いられているため、さらに動作速
度の高速化が図られる。また、本実施形態では、バリア
メタル層16が形成されているため、金属膜17の材料
である銅が絶縁膜に拡散することが防止され、MOSF
ETの誤動作を防止することができる。
【0040】尚、本実施形態では、金属膜17の材料と
して銅を用いたが、銅の代りに、例えばポリシリコンや
ポリサイドでもよく、本発明のMOSFETを用いる
と、MOSFETの動作速度の高速化を図ることができ
る。また、本実施形態では、バリアメタル層の材料とし
てTaを用いているがTaの代りに、例えばTaN(窒
化タンタル)、TaSiN(けい化窒化タンタル)等で
あっても、シリコン窒化膜12の溝14の底部および溝
14の側部に、均一の膜厚のバリアメタル層を成膜する
ことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のMOSF
ETおよびその製造方法を用いた半導体装置およびその
製造方法は半導体装置の動作速度の向上および製造プロ
セスの容易化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のMOSFETの製造工程Iを示す断面
図である。
【図2】本発明のMOSFETの製造工程IIを示す断
面図である。
【図3】本発明のMOSFETの製造工程IIIを示す
断面図である。
【図4】本発明のMOSFETの製造工程IVを示す断
面図である。
【図5】本発明のMOSFETの製造工程Vを示す断面
図である。
【図6】本発明のMOSFETの製造工程VIを示す断
面図である。
【図7】本発明のMOSFETの製造工程VIIを示す
断面図である。
【図8】本発明のMOSFETの製造工程VIIIを示
す断面図である。
【図9】本発明のMOSFETの製造工程IXを示す断
面図である。
【図10】本発明のMOSFETの製造工程Xを示す断
面図である。
【図11】本発明のMOSFETの製造工程XIを示す
断面図である。
【図12】本発明のMOSFETの製造工程XIIを示
す断面図である。
【図13】従来のMOSFETの製造工程Iを示す断面
図である。
【図14】従来のMOSFETの製造工程IIを示す断
面図である。
【図15】従来のMOSFETの製造工程IIIを示す
断面図である。
【図16】従来のMOSFETの製造工程IVを示す断
面図である。
【図17】従来のMOSFETの製造工程Vを示す断面
図である。
【図18】従来のMOSFETの製造工程VIを示す断
面図である。
【図19】従来のMOSFETの製造工程VIIを示す
断面図である。
【図20】従来のMOSFETの製造工程VIIIを示
す断面図である。
【図21】従来のMOSFETの製造工程IXを示す断
面図である。
【図22】従来のMOSFETの製造工程Xを示す断面
図である。
【図23】従来のMOSFETの製造工程XIを示す断
面図である。
【図24】従来のMOSFETの製造工程XIIを示す
断面図である。
【図25】従来のMOSFETの製造工程XIIIを示
す断面図である。
【図26】従来のMOSFETの製造工程XIIIIを
示す断面図である。
【符号の説明】
11 シリコン基板 12 シリコン窒化膜 13,19 レジスト膜 14 溝 15 酸化膜 16 バリアメタル層 17 金属膜 18 カバーリングメタル層 20 ソース電極 21 ドレイン電極 22 コンタクトホール 23 プラグ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上にMOSFETを製造す
    るMOSFET製造方法において、 シリコン基板表面に第1の絶縁膜を形成する第1の工程
    と、 前記第1の絶縁膜中に、ゲート電極を形成する部分をエ
    ッチングして溝を設ける第2の工程と、 前記シリコン基板表面の前記溝の底部に熱酸化によりゲ
    ート用の第2の絶縁膜を形成する第3の工程と、 前記溝の部分に、順次、バリアメタル層、金属膜、カバ
    ーリングメタル層を、該金属膜表面が前記溝の内部に位
    置するように成膜する第4の工程と、 前記バリアメタル層、金属膜およびカバーリングメタル
    層を、前記溝内部にのみ残すように表面を研磨する第5
    の工程と、 ソース電極とドレイン電極を前記溝の両側に形成する第
    6の工程とを備えたことを特徴とするMOSFETの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 前記第4の工程のうち、前記バリアメタ
    ル層を成膜する工程が、タンタル、窒化タンタル、およ
    びケイ化窒化タンタルのうちのいずれか1つを成膜する
    工程であり、前記金属膜を成膜する工程が、銅を成膜す
    る工程であることを特徴とする請求項1記載のMOSF
    ETの製造方法。
  3. 【請求項3】 シリコン基板上に形成されたMOSFE
    Tにおいて、 シリコン基板上に形成された、溝を有する絶縁膜、 前記シリコン基板表面の、前記溝の底部に形成されたゲ
    ート用酸化膜と、前記溝の内部に、該溝の側部および前
    記ゲート用酸化膜を覆う状態に形成されたバリアメタル
    層と、該バリアメタル層表面に、前記溝の内部に位置す
    る状態に形成された金属膜と、該金属膜表面に、前記溝
    の内部に位置する状態に形成されたカバーリングメタル
    層とを有するゲート電極、および前記溝の両側に形成さ
    れたソース電極およびドレイン電極を備えたことを特徴
    とするMOSFET。
  4. 【請求項4】 前記第バリアメタル層の材料が、タンタ
    ル、窒化タンタル、およびケイ化窒化タンタルのうちの
    いずれか1つであり、前記金属膜の材料が銅であること
    を特徴とする請求項3記載のMOSFET。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000311874A (ja) * 1999-04-28 2000-11-07 Seimi Chem Co Ltd 有機アルカリを含有する半導体用研磨剤
KR100332125B1 (ko) * 1999-06-30 2002-04-10 박종섭 씨모스 트랜지스터 제조 방법
JP2012178419A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Fujitsu Ltd 半導体装置及びその製造方法、電源装置

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