JPH10270007A - タブ付き部品製造装置 - Google Patents

タブ付き部品製造装置

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JPH10270007A
JPH10270007A JP9068703A JP6870397A JPH10270007A JP H10270007 A JPH10270007 A JP H10270007A JP 9068703 A JP9068703 A JP 9068703A JP 6870397 A JP6870397 A JP 6870397A JP H10270007 A JPH10270007 A JP H10270007A
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和宏 寺口
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】全て自動化して生産性の向上を図り、不良の発
生率を抑制して高い製品精度が得られ、信頼性の保持に
寄与するタブ付き部品製造装置を提供する。 【解決手段】複数枚のワークWを積層して収容するマガ
ジン8からワークを取り出す移載ローダ10と、このワ
ークを受ける搬送キャリア7を備えて搬送するコンベア
6と、このワークの突出部B1 を清掃して異物を除去す
る超音波振動機構21と、突出部にリードを溶接して取
付けるシーム溶接機構28と、このワークを搬送キャリ
アから取り出し、良品は第2の搬送コンベア52に移載
し、不良品は不良品収容部54a,54bに移載するア
ーム体48と、良品ワークWaを移載する移載体67
と、このワークを受けて必要部位を打ち抜くプレス機構
75と、不要部位を除去する排出機構88と、このワー
クWbを受けてリードにタブTを取付けタブ付き部品を
得るタブ固着機構91とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の薄葉板が重
ね合わされて一体化し、かつその薄葉板の一部が他の薄
葉板から突出するワークに対し、薄葉板突出部にリード
を取着し、このリードにタブを取付けるタブ付き部品製
造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、リチウム二次電池を製造する
には、缶体(キャン)内に、シート電極や絶縁シートを
重ね合わせた上で巻回して収容し、さらに電解液を充填
して、缶体の開口部を蓋体で密封してなる。上記シート
電極として、タブ付き部品が用いられる。
【0003】このタブ付き部品は、複数の薄葉板が重ね
合わされて一体化し、かつその薄葉板の一部が他の薄葉
板から突出するワークに対し、薄葉板突出部にリードを
取着し、このリードにタブを取付けてなる。
【0004】すなわち、タブ付き部品を製造するにあた
って、薄葉板突出部にリードを取着する工程や、リード
付きのワークをプレスにより打ち抜いて必要部位のみ取
出す工程および打ち抜かれたワークのリードにタブを接
続する工程などがあり、従来はこれら工程ごとに専門の
作業者が処理している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、タ
ブ付き部品を製造するのに、一つの工程を専用の作業者
が処理し、そのあと別の作業者に引き継いで、つぎの工
程が処理されるようになっている。
【0006】したがって、人手がかかって生産性に劣る
不具合がある。しかも、ワーク素材は、衝撃に弱い脆性
素材からなり、製造工程中に、バリや傷あるいは欠けな
どが容易に発生する。そのため、ワークの取扱いには特
に慎重を期する必要があり、不良品の発生率が無視でき
ない状況となっている。
【0007】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、全て自動化して生産
性の向上を図るとともに、不良の発生率を抑制して高い
製品精度を得られ、信頼性の保持に寄与するタブ付き部
品製造装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のタブ付き部品製造装置は、請求項1として、
複数の薄葉板が重ね合わされて一体化し、かつその薄葉
板の一部が他の薄葉板から突出するワークに対し、薄葉
板突出部にリードを取着し、このリードにタブを接続す
るタブ付き部品製造装置において、複数枚の上記ワーク
を積層して収容するマガジンと、このマガジン内の最上
部のワークを順次取り出す取り出し手段と、この取り出
し手段によって取り出されたワークを受ける搬送キャリ
アを備え、かつ搬送キャリアとともにワークを搬送する
第1の搬送手段と、この第1の搬送手段によって搬送さ
れるワークに対し、上記薄葉板の突出部を清掃して異物
を除去する除去手段と、この異物が除去された突出部
に、連続して繰り出されるリードを取り付けるリード付
着手段と、このリード付着手段によってリードが取付け
られたワークを搬送キャリアから取り出し、良品ワーク
は第2の搬送手段に移載し、不良品は不良品収容部に移
載する第1の移載手段と、上記第2の搬送手段に搬送さ
れるワークを、この搬送手段から取出して移載する第2
の移載手段と、この第2の移載手段によって移載された
ワークを受けて、上記ワークの必要部位を打ち抜き、不
要部位であるスクラップを除去する第1の処理手段と、
この第1の処理手段からワークを受け、ワークの上記リ
ードにタブを取付けてタブ付き部品を得る第2の処理手
段とを具備したことを特徴とする。
【0009】請求項2として、請求項1記載の上記マガ
ジンは、上記取り出し手段が最上部のワークを取り出す
際の複数枚取りを防止する複数枚取り防止機構を備えた
ことを特徴とする。
【0010】請求項3として、請求項1記載の上記取り
出し手段は、上記マガジンから取り出したワークを18
0°回転して移載する移載ローダと、この移載ローダが
移載するワークを受けて上記搬送キャリアに押し込む押
し込み機構とを具備したことを特徴とする。
【0011】請求項4として、請求項1記載の上記取り
出し手段の搬送方向側に、搬送キャリアに押し込まれた
ワークを位置決めする位置決め機構およびクランプする
クランプ機構が配置されることを特徴とする。
【0012】請求項5として、請求項1記載の上記除去
手段は、ワーク突出部に当接して超音波振動を付与し、
その振動で異物を除去する超音波振動機構であることを
特徴とする。
【0013】請求項6として、請求項1記載の上記除去
手段の搬送方向側に、除去した異物を吸い上げる集塵機
構と、異物を除去した突出部に高圧エアーを吹き付け突
出部になお付着する異物を吹き飛ばすエアーブロー機構
が隣接して配置されることを特徴とする。
【0014】請求項7とし、請求項1記載の上記リード
付着手段は、突出部およびこの突出部に重ね合わされた
リードを挟圧し、かつ回転駆動されるとともに電流が供
給される円板状の電極板を備え、シーム溶接をなすシー
ム溶接機構であることを特徴とする。
【0015】請求項8として、請求項1記載の上記リー
ドは、連続して繰り出されるループリードであり、上記
リード付着手段の搬送方向側に、リードの端部を切断す
るリード切断手段が配置されることを特徴とする。
【0016】請求項9として、請求項1記載の上記搬送
キャリアは、ワーク突出部に対するリード付着の良否を
判断し、かつ記憶する機能を備え、上記第1の移載手段
は、上記搬送キャリアに記憶されたリード溶接の良否判
定にもとづいて、良品ワークと不良品ワークを仕分けす
る機能を有することを特徴とする。
【0017】請求項10として、請求項1記載の上記第
1の移載手段は、上記搬送キャリアからワークを取出す
際に、搬送キャリアの複数枚搬送を検出する検出機構を
具備したことを特徴とする。
【0018】請求項11として、請求項10記載の上記
検出機構は、その中途部が回転自在に枢支され、一端部
に弾性体が張設され所定方向に弾性的に回動付勢される
レバーと、このレバーの他端部に取付けられ上記ワーク
の面に転接するローラと、上記レバーの一端部側に設け
られ、レバー変位による端部の有無を検出してワークの
複数枚搬送を判断するフォトセンサとを具備したことを
特徴とする。
【0019】請求項12として、請求項10記載の上記
第1の移載手段は、十文字状に形成され、それぞれの端
部にワーク吸い上げ機構を備えたアーム体と、このアー
ム体の端部が上記第1の搬送手段および第2の搬送手段
と対向するよう、アーム体を90°往復動駆動する駆動
機構と、上記第1の搬送手段と第2の搬送手段との間
に、互いに所定間隔を存して介設され、良品ワークを一
旦受ける第1,第2の良品受け取り部と、この第1,第
2の良品受け取り部にそれぞれ隣接され、不良品を受け
取る第1,第2の不良品受け取り部と、上記第1,第2
の良品受け取り部と第1,第2の不良品受け取り部とを
支持し、かつ上記検出機構の検知信号にもとづいて上記
アーム体端部のワーク吸い上げ機構に対して、第1,第
2の良品受け取り部および第1,第2の不良品受け取り
部のいずれか一方が対向するよう移動変位する第1,第
2の仕分け機構とを具備したことを特徴とする。
【0020】請求項13として、請求項1記載の上記第
2の搬送手段は、良品ワークを2枚重ねで収容する搬送
キャリアと、この搬送キャリアを支持し、かつワークの
長手方向の全長Lに対してL/2 づつ間欠搬送する搬送コ
ンベアとを具備し、上記第2の移載手段は、十文字状で
あるとともに、90°間隔を存した一対の端部のみL/4
づつオフセットして設けられ、かつ全ての端部にワーク
吸い上げ機構を備えた移載体と、この移載体を90°往
復動駆動する駆動機構と、上記第2の搬送手段と第1の
処理手段との間に、互いに所定間隔を存して介設され、
上記ワークを一旦受ける第1の中継部および第2の中継
部とを具備したことを特徴とする。
【0021】請求項14として、請求項1記載の上記第
1の処理手段は、上記ワークを着脱自在に支持して間欠
回転する第1の間欠回転機構と、この第1の間欠回転機
構の停止位置に順次配置され、上記ワークの必要部位を
打ち抜くプレス機構、不要部位であるスクラップを第1
の間欠回転機構から除去する排出機構およびワークを第
1の間欠回転機構から取出して上記第2の処理手段に移
載する第3の移載機構とを具備したことを特徴とする。
【0022】請求項15として、請求項1記載の上記第
2の処理手段は、上記ワークを着脱自在に支持し、かつ
間欠回転する第2の間欠回転機構と、この第2の間欠回
転機構の停止位置に順次配置され、ワークに取付けられ
るリードにタブを固着するタブ固着機構、上記タブに孔
開け加工するタブ孔打ち抜き機構、リードおよびタブの
リード固着部に絶縁テープを貼着するリードテープ貼着
機構、孔明け加工されたタブの一面に一部を突出させた
状態で絶縁テープを貼着するタブテープ貼着機構、上記
タブから突出するテープを折り曲げてタブの他面に貼着
する折り曲げ機構および良品ワークと不良品とを仕分け
する仕分け機構とを具備したことを特徴とする。
【0023】請求項16として、請求項15記載の上記
第2の処理手段は、第2の間欠回転機構の周囲に配置さ
れるタブ固着機構ほかの構成機構相互間に、検査機構を
具備したことを特徴とする。
【0024】このような課題を解決する手段を採用する
ことにより、タブ付き部品を全て自動化による製造をな
し、高速の製造処理も可能で高い生産性が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。
【0026】図1は、タブ付き製造装置全体の構成を概
略的に示す。
【0027】この装置は、互いに所定間隔を存して配置
される第1の本体1と、第2の本体2とから構成され、
これら第1,第2の本体は第2の搬送手段3によって互
いに連結される。
【0028】上記第1の本体1は、第1の搬送手段4を
備えている。この第1の搬送手段4は、本体1の長手方
向に沿う両側部に一対のターンテーブル5,5が配置さ
れ、これらテーブルに亘ってフリーフローコンベア6が
無端走行するように架設されてなる。上記フリーフロー
コンベア6には、複数の搬送キャリア7が一列状態で載
設されており、コンベアの移動にともなって搬送される
ようになっている。
【0029】上記第1の本体1の一側部には縦詰めマガ
ジン8が配置されていて、この内部にワークWを上下一
列に積層した状態で収容している。このマガジン8とフ
リーフローコンベア6との間には、取り出し手段9を構
成する移載ローダ10と押し込み機構11とが配置され
る。
【0030】図2に示すように、上記ワークは、複数
(ここでは3枚)の薄葉板a,b,cが重ね合わされて
一体化されており、中間薄葉板bの一部が他の薄葉板
a,cから突出する突出部b1 となっている。
【0031】同図は、また、上記マガジン8を示してい
て、この内部に、ワークWを収容する。そして、このマ
ガジン8の上面はワーク取り出しのための開口部となっ
ているとともに、一側面は収容したワークWの残量を確
認するための窓部8aが設けられる。
【0032】図3に示すように、上記マガジン8底面の
開口部8bからマガジン内にリフタ12が挿脱自在であ
る。このリフタ12は図示しない昇降駆動源に連結され
ていて、ワークWの取り出し信号を受けて所定量づつ上
昇し、かつマガジン内のワークが全て取り出された状態
で再びマガジン底面部よりも下方まで降下するようにな
っている。
【0033】図中13は、上記移載ローダ10の端部に
設けられる吸着パッドであり、取り出し信号に応じてマ
ガジン8の上面開口部からマガジン8内に挿入され、最
上部のワークWにつき当てて真空吸着する。そして、ロ
ーダ10が上昇してマガジン8内からワークWを取り出
すようになっている。
【0034】同図および図4に示すように、上記マガジ
ン8には複数枚取り防止機構14が備えられる。すなわ
ち、マガジン8一側壁の上端部には分離用爪15が設け
られ、これと相対向する側壁上部にローラ16が突出し
ている。
【0035】これら分離用爪15とローラ16のそれぞ
れが、マガジン8内部に突出しているので、これら相互
の間隔はワークWの幅寸法よりも小である。上記ローラ
16は、レバー17の一端部に枢支され、このレバー1
7は捩じりばね18によってマガジン8内に突出するよ
うに弾性的に付勢されている。
【0036】しかして、上記吸着パッド13がマガジン
8内の最上部のワークWを真空吸着して上昇すると、複
数枚取出し防止機構14を構成する分離用爪15とロー
ラ16との間隔が、ワークWの幅寸法よりも小となる設
定条件から、ワークWの両側端が分離用爪15とローラ
16周面に摺接する。したがって、上記ワークWは下弦
状に湾曲変形する。
【0037】上記吸着パッド13のワーク吸着力は、分
離用爪15の掛止による変形と、ローラ16の摺接力を
充分上廻るほど大に設定されており、分離爪15とロー
ラ16が吸い上げられるワークWに摺接しても、吸着パ
ッド13に直接吸着されるワークは、ここから剥離しな
い。
【0038】したがって、吸着パッド13に吸着される
ワークWは、変形したまま分離用爪15とローラ16を
乗り越えて上昇する。そして、元の平板状に戻り、所定
の位置に取出される。
【0039】種々の条件から、吸着パッド13にワーク
Wが二枚取り出し、もしくは三枚取り出しなどの、複数
枚取り出しがなされる場合がある。このときも、ワーク
Wはマガジン8の上端開口部を通過する位置で、分離用
爪15とローラ16に摺接する。上述したように、ワー
クWの幅寸法と、分離用爪15からローラ16までの間
隔寸法との設定条件から、取り出された全てのワークW
が湾曲変形する。
【0040】図5に示すように、この状態で密着するワ
ークW相互に部分的な位置ずれが生じ、特に互いの中央
部分に大きな隙間が発生する。この隙間の発生は、密着
していたワークからの剥離作用に繋がる要素となる。
【0041】なおローラ16のワークWに対する摺接力
は、吸着パッド13の吸着力を下回る程度の力であるか
ら、吸着パッドに直接吸着されるワークWは、分離用爪
15とローラ16間をそのまま通過する。
【0042】ただし、密着側のワークにとっては、分離
用爪15とローラ16から受ける摺接力が密着力を上回
るものとなり、必然的に、それまで密着していたワーク
Wから剥離し、マガジン8内に落下して、複数枚取り出
しが規制される。
【0043】また、ローラ16と分離用爪15先端縁と
の間にクリアランスHを設定したことも影響して、吸着
パッド13に吸着されたワークWのみが確実に取出さ
れ、ここに密着するワークWは取出されない。
【0044】再び図1に示すように、上記移載ローダ1
0はマガジン8からワークWを吸い上げ、180°回転
して上記押し込み機構11に移載する。そして、この押
し込み機構11は搬送されてきた搬送キャリア7にワー
クWを押込む。
【0045】上記フリーフローコンベア6の押し込み機
構11から搬送方向側には、搬送キャリア7に押込まれ
たワークWを位置決めする位置決め機構19と、搬送キ
ャリアをクランプするクランプ機構20とが相対向して
配置される。
【0046】さらに、これら位置決め機構19とクラン
プ機構20の搬送方向側には、除去手段を構成する超音
波振動機構21が配置されている。
【0047】図6に示すように、上記超音波振動機構2
1は、先端部が円柱状に形成される超音波ホーン22
と、この超音波ホーンに取付けられる超音波振動子およ
びこの超音波振動子を超音波駆動する制御回路(いずれ
も図示しない)などから構成される。
【0048】搬送キャリア7に収容されて搬送される上
記ワークWは、上述したように複数の薄葉板a,b,c
が重ね合わされて一体化し、かつ中間薄葉板bの一部が
他の薄葉板a,cから突出する突出部b1 を備えてい
る。
【0049】上記超音波ホーン22の先端面は、ワーク
Wの突出部b1 に当接して超音波振動を付与し、その振
動で突出部に固着している異物(活物質)を、極く短時
間で確実に除去する。
【0050】図7に示すように、ワークWの突出部b1
は、回転駆動される搬送ローラ23と、上記超音波ホー
ン22との間に挟圧状態で介在して搬送されるようにな
っている。
【0051】さらに、この超音波振動機構21の近傍部
位には、超音波ホーン22先端部に対向するバキューム
筒24を備え、突出部b1 から除去した異物を吸い上げ
る集塵機構25が配置される。
【0052】図8に示すように、超音波ホーン22と搬
送ローラ23との関係が、先の図7の関係とは上下逆に
なってもよい。ここでも、超音波ホーン22先端部に対
向するバキューム筒24を備え、突出部b1 から除去し
た異物を吸い上げる集塵機構25が配置されることには
変わりがない。
【0053】図9に示すように、2組の超音波ホーン2
2と搬送ローラ23を、搬送方向に隣接した位置に、か
つ互いに上下逆にして配置することにより、完全な異物
除去構成となる。
【0054】そして、この搬送方向側には、搬送される
ワークWに対して上下に位置するバキューム筒24を備
えた第1の集塵機構25Aと、ワークWに対して上下に
位置する吹出し口体26を備えたエアーブロー機構25
BおよびワークWに対して上下に位置するバキューム筒
24を備えた第2の集塵機構25Cが配置される。
【0055】上記エアーブロー機構25Bは、超音波ホ
ーン22が異物を除去した突出部b1 に高圧エアーを吹
き付けて、突出部になお付着する異物を吹き飛ばす。こ
こで吹き飛ばされた異物は、この両側の集塵機構25
A,25Cに吸込まれ、周囲への飛散が全くない。
【0056】図1では、上記除去手段を構成する超音波
振動機構21とは離間した位置に、集塵機構25のみ、
あるいは集塵機構とエアーブロー機構25Bとの組み合
わせからなる装置が配置されるようになっているが、実
際には、より近接した位置に配置しているので、より効
果的である。
【0057】さらにこの搬送方向側には、リード付着手
段27が配置されている。このリード付着手段27は、
超音波ホーン22によって異物が除去された突出部b1
に、導電材からなり、順次繰り出される、ここでは図示
しないループリードを溶接するようになっている。
【0058】図10に示すように、上記リード付着手段
27してシーム溶接機構を採用する。このシーム溶接は
抵抗溶接の一種である。抵抗溶接とは、抵抗発熱によっ
てワークを局部的に温度を上げ、加圧力を作用するとと
もに溶接部を溶融し、あるいは溶融させることなく接合
する手段をいう。
【0059】抵抗溶接の種類は、重ね溶接と、突き合わ
せ溶接に大別される。上記重ね溶接はまた、点溶接と、
プロジェクション溶接およびシーム溶接とに分けられ
る。ここではシーム溶接が採用されている。
【0060】図中29は第1のシーム溶接機、30は第
2のシーム溶接機である。各シーム溶接機29,30に
は、同一の側面から回転軸が突設され、それぞれの回転
軸にはギヤ31a,31bが嵌着される。これらギヤ3
1a,31bは互いに歯合していて、逆方向に回転す
る。
【0061】いずれか一方のシーム溶接機29,もしく
は30内には、駆動源である駆動モータ33が収容され
ており、いずれかのギヤ31a,31bに機械的に直結
される。さらに、それぞれの回転軸には、ギヤ31a,
31bと若干の隙間を存して円板状の電極板であるシー
ム電極ローラ33a,33bが嵌着され、それぞれが各
シーム溶接機29,30に電気的に接続される。
【0062】互いのシーム電極ローラ33a,33bの
周面一部は、互いに転接している。ただし、各電極ロー
ラ33a,33bと同軸のギヤ31a,31bとは、互
いに電気的に絶縁されている。
【0063】また、第1,第2のシーム溶接機29,3
0は、共通の制御回路34に電気的に接続される。この
制御回路34は、各シーム溶接機29,30に対して電
流供給をなすとともに、上記駆動モータ32に対する電
流供給をなす。
【0064】このようにして構成されるシーム溶接機構
27であり、ワークWと、このワークの突出部b1 にリ
ードRが重ねられた状態で搬送され、各シーム電極ロー
ラ33a,33bとの転接部に挿入案内される。
【0065】なお、上記リードRは、連続して繰り出さ
れるループリードであって、上記ワーク突出部b1 に対
してタイミングをとって、正しく重なるよう搬送される
ことは言うまでもない。
【0066】これらシーム電極ローラ33a,33bに
は、上記制御回路34を介して大電流が供給されてお
り、ワークWとリードRが転接部間に挿入され、かつ挟
圧力を受けて、連続してシーム溶接がなされる。したが
って、リード付きワークWaが得られる。
【0067】上記制御回路34は、ワークWとリードR
が各電極ローラ33a,33bの転接部に挟持され始め
た部分と、および各電極ローラから離反する直前の部分
において、上記駆動モータ32に対して電極ローラの回
転速度が遅くなるように指示する。
【0068】これに対して、各シーム溶接機29,30
に対する供給電流の周波数は常に同一であり、その結
果、ワークWとリードRの両側部において、必然的にナ
ゲットピッチが短くなる。
【0069】一方、これら両側部相互間の部分、すなわ
ち中間部においては、駆動モータ32に対して電極ロー
ラ33a,33bの回転速度が早くなるように指示す
る。各シーム溶接機29,30に対する供給電流量と周
波数は変わりがなく、結果として、溶接すべき部分の中
央部においてナゲットピッチが長くなる。
【0070】このような制御によって得られるリード付
きワークWaは、その両端部側において、電極駆動部の
送り速度を遅くしたので、ナゲットピッチが密になり、
溶接強度が大になる。そして、中間部においては、送り
速度を早くしたので、ナゲットピッチが疎になり、溶接
強度が小となる。
【0071】したがって、従来、特に剥離し易い両端部
側の溶接強度が増大して、充分にして確実な溶接固着が
なされ、剥離の虞れが全くない。また、中間部において
は溶接強度は小であるが、両端部側の溶接強度が大であ
るので、剥離から防御され、しかも、両側部の送り速度
低下をカバーして、生産タクトの保持をなす。
【0072】再び図1に示すように、上記リード溶接手
段27の搬送方向側には、ワークWに重ねて溶接固着さ
れたリードRを切断するリード切断手段、すなわちカッ
タ機構35が配置される。
【0073】このようにして、リード付きワークWaが
上記搬送キャリヤ7に収容され、かつ搬送されるのであ
るが、このリード溶接の良否の判定は搬送キャリア7に
備えられる機械的なNGフラグに記憶させておく。
【0074】上記カッタ機構35の搬送方向側には、リ
ード付きワークWaを搬送キャリア7から取り出して、
収容するアンローダ部36が設けられる。そして、この
アンローダ部36からワークWaを取り出して、上記第
2の搬送手段3に移載する第1の移載手段38が配置さ
れる。
【0075】上記第1の移載手段38は、搬送キャリア
7に記憶されたリード溶接の良否判定にもとづいて、良
品ワークと不良品とを仕分けする機能を有する。また、
搬送キャリア7からワークWaを取出す際に、搬送キャ
リアにおけるワークWaの複数枚搬送を検出する検出機
構39を備えている。
【0076】図11は、上記検出機構39を具体的に示
す。40は、その中途部がL字状に屈曲形成され、かつ
この屈曲部が第1の移載手段38を構成するアーム体4
1に枢支ピン42を介して回転自在に枢支されるレバー
である。
【0077】このレバー40の水平方向片部先端にはロ
ーラ43が回転自在に枢支されていて、後述するように
アーム体41が降下したときアンローダ部36のワーク
Wa上面に転接するようになっている。
【0078】また、レバー40の垂直片部には弾性体で
ある引張りスプリング44の一端部が係止される。この
スプリング44の他端部は、上記アーム体41に設けら
れる支持ピン45に係止される。したがって、上記レバ
ー40は枢支ピン42を枢支点として、図中反時計回り
方向に弾性的に回動付勢される。
【0079】上記レバー40の垂直片部上端には、ドグ
46が設けられている。このドグ46は、レバー40の
回動に応じてアーム体41上に設けられるコ字状に形成
されたフォトセンサ47の開口端から出入り自在であ
る。フォトセンサ47の相対向する片部には、その一方
に発光子、他方に受光子が設けられている。
【0080】しかして、リード付きワークWaaが正規
の状態、すなわち1枚取りであれば、レバー40に枢支
されるローラ43がワークWaに転接しても、レバーの
水平片部および垂直片部ともに傾くことがない。
【0081】このとき、上記ドグ46がフォトセンサ4
7に入り込み、その存在が検知される。したがって、複
数枚取りのない正常搬送が確認され、アーム体41によ
り第2の搬送手段3に移載されるようになっている。
【0082】複数枚のワークWaが重なった状態でアン
ローダ部36に取り出されると、検出機構39のローラ
43が最上部のワークWaに転接した状態で、レバー4
0の水平片部および垂直片部ともに傾く。
【0083】特に垂直片部の最上端に設けられるドグ4
6は、枢支ピン42からローラ43での距離に対する枢
支ピンからドグまでの距離の割合の設定で、傾き角度を
大きく取ることができる。
【0084】ドグ46はフォトセンサ47から抜け出る
こととなり、その存在が検知されない。したがって、複
数枚取りである異常搬送が確認され、後述するように不
良品として仕分けされることとなる。
【0085】このように検出機構39にフォトセンサ4
7を用いたので、たとえワークWaに微細な粉塵が付着
していても、従来から用いられる接触式の変位センサの
ように、粉塵がセンサのスライド部に入り込んで動きが
円滑でなくなり誤検知を起こすようなことがない。すな
わち、常に高精度の検出をなし、メンテナンスが不要
で、後工程に不具合を起こすことがなく信頼性が向上す
る。
【0086】図12に、上記第1の移載手段38の具体
的な構成を示す。
【0087】上記アーム体41は、第1ないし第4の端
部AないしDを備える十文字状のアームである。このア
ーム体41のそれぞれの端部下面に、一対の吸着パッド
からなるワーク吸い上げ機構49が垂設される。丸印で
示す90°存する一対の端部、ここでは端部Aと端部D
のみ検出機構39(同図では省略)が設けられる。
【0088】上記アーム体41は、その交差軸の中心部
位が駆動機構50を構成する支軸51上端部に取付けら
れる。上記駆動機構50は、アーム体41を90°往復
動駆動し、かつそれぞれの変位した位置で昇降駆動する
ようになっている。
【0089】アーム体41は、十文字に形成されている
ので、駆動機構50により90°変位しても、常に一端
部は上記アンローダ部36の直上部位にあり、これとは
反対側の端部は第2の搬送手段3を構成するコンベア5
2直上部位にある。
【0090】これらアンローダ部36とコンベア52と
の間に、互いに所定間隔を存して第1,第2の良品受け
取り部53a,53bが設けられ、それぞれに隣接して
第1,第2の不良品受け取り部54a,54bが配置さ
れる。
【0091】そして、第1の良品,不良品受け取り部5
3a,54aと、第2の良品,不良品受け取り部54
a,54bは、第1,第2の仕分け機構55A,55B
に載設されている。
【0092】各仕分け機構55A,55Bは、上記搬送
キャリア7と検出機構39からの信号にもとづいて、ア
ンローダ部36とコンベア52との間に位置するアーム
体41端部の下方部位に、良品,不良品受け取り部のい
ずれか一方が対向するよう移動変位するようになってい
る。
【0093】しかして、上記アーム体41の第1の端部
Aは、アンローダ部36と第1の仕分け機構55Aとに
対向するよう往復動し、第2の端部Bは第1の仕分け機
構55Aとコンベア52とに対向するよう往復動し、第
3の端部Cはコンベア52と第2の仕分け機構55Bと
に対向するよう往復動し、第4の端部Dは第2の仕分け
機構55Bとアンローダ部36とに対向するよう往復動
する。これらアーム体41の各端部AないしDの往復動
は、全て同時に行われる。
【0094】実際の移載動作は、第1の端部Aの吸い上
げ機構49(以下、吸い上げ機構49は省略する)がア
ンローダ部36にあるワークWaを吸い上げる。このと
き、ここに設けられる検出機構39は複数枚搬送の検知
をなす。第2の端部Bは、第1の仕分け機構55Aによ
って仕分けされた良品ワークWaを良品受取り部53か
ら吸い上げる。第3の端部Cは、コンベア52の搬送キ
ャリア56に良品ワークWaを搬入して、空の状態とな
る。第4の端部は、第2の仕分け機構55Bの指示にも
とづいて変位する第2の良品受取り部53bもしくは不
良品受取り部54bに移載してきたワークを載置して、
空の状態になる。
【0095】そして、アーム体41が所定高さ上昇した
あと、ここでは時計回り方向に90°回動し、かつ降下
する。
【0096】第1の端部Aは、第1の仕分け機構55A
の指示にもとづいて移動変位する第1の良品受取り部5
3aもしくは第1の不良品受取り部54bに、吸着して
きたワークWaを載置する。第2の端部Bは、吸着して
きた良品ワークWaをコンベア52の搬送キャリア56
に載置する。第3の端部Cは、仕分けされた第2の良品
受け取り部53bから良品ワークWaを吸い上げる。第
4の端部Dは、アンローダ部36からワークWaを吸い
上げる。
【0097】再びアーム体41が所定高さ上昇したあ
と、反時計回り方向に90°回動し、かつ降下する。
【0098】第1の端部Aは、空の状態となってアンロ
ーダ部36に戻り、かつここに搬送されてきたワークW
aを吸い上げる。第2の端部Bは、空の状態となって第
1の良品受取り部53aから仕分けされた良品ワークW
aを吸い上げる。第3の端部Cは、良品ワークWaをコ
ンベア52の搬送キャリア56に載置する。第4の端部
Dは、第1の仕分け機構55Aの指示にもとづいて移動
変位する第1の良品受取り部53aもしくは第1の不良
品受取り部54bに、吸着してきたワークWaを載置す
る。
【0099】以下、先に述べた作用を繰り返す。すなわ
ち、十文字状のアーム体41が90°往復動するから、
第1の端部Aと第2の端部BがワークWaの吸着搬送を
なすときは、第3の端部Cと第4の端部Dは空の状態で
戻り、逆に、第1の端部Aと第2の端部Bが空の状態で
戻るときは、第3の端部Cと第4の端部DはワークWa
の吸着搬送をなす。
【0100】このようにして、アーム体41の90°往
復動毎に必ず2組の端部の吸い上げ機構49が仕事をな
すことになり、半分のタクトタイム時間ですみ全く無駄
がなく、生産性の向上に寄与する。
【0101】再び図1に示すように、第2の移載手段5
7から良品ワークWaが移載された第2の搬送手段3
は、この良品ワークWaを第1の本体1から第2の本体
2へ搬送する。
【0102】上記ワークWaが第2の本体2に到達する
と、今度は第2の移載手段57が作動して、第2の本体
2に備えられる第1の処理手段58に、そのワークWa
を移載する。
【0103】図13に示すように、第2の搬送手段3を
構成する搬送コンベア52上には、ワークWaを2枚づ
つ重ねて収容する上記搬送キャリヤ56が、互いに隙間
なく、直列に並べられる。そしてコンベア52は、搬送
キャリヤ56の全長である長手方向寸法をLとしたと
き、全長の半分に相当する距離である L/2 づつ搬送キ
ャリア56を間欠的に搬送駆動する図示しない駆動部に
連結される。
【0104】図14に示すように、上記第2の移載手段
57は、移載体61と、4組のワーク吸い上げ機構62
aないし62dと、第1,第2の中継部である第1,第
2の位置決め機構63A,63Bとから構成される。6
4は、上記第2の処理手段60に備えられる給出部であ
る。
【0105】なお、同図は模式的に描いているため、第
1,第2の位置決め機構63A,63Bに対して給出部
64の一部が重なっているが、実際には、各構成部およ
びワークが干渉し合うことはない。
【0106】上記移載体61は、その中心軸に駆動機構
が連結されていて、時計回り方向に正確に90°回転
(以下、90°正転、と呼ぶ)と、反時計回り方向に正
確に90°回転(以下、90°逆転、と呼ぶ)が交互に
なされ、かつこれらの正転と逆転の切換え時には、昇降
駆動されるようになっている。
【0107】上記移載体61は、十文字アームであっ
て、しかも端部が直状の第1の端部Eおよび第2の端部
Fと、端部が直交する方向に折曲される第3の端部Gお
よび第4の端部Hとを備えている。上記各ワーク把持機
構62aないし62dは、第1ないし第4の端部Eない
しH端部に設けられる。
【0108】なお説明すれば、直状の第1,第2の端部
にE,Fに設けられるワーク吸い上げ機構62a,62
bは、移載体61の回転中心から90°間隔を存すると
ともに、回転中心から互いに同一距離寸法aの位置に設
けられる。
【0109】折曲端部である第3,第4の端部G,Hに
設けられるワーク吸い上げ機構62c,62dは、移載
体61の回転中心から90°間隔を存するとともに、回
転中心から互いに同一距離寸法aで、かつ反対方向に L
/4 づつオフセット(位置ずれ)した位置に設けられ
る。
【0110】上記第1,第2の位置決め機構63A,6
3Bは、移載体61の近傍で、上記コンベア52の搬送
方向とは直交する方向に、互いに並行して配置される。
これら位置決め機構63A,63Bは、移動自在に支持
される位置決めキャリヤ65と、この位置決めキャリヤ
65を往復駆動する駆動源であるエアーシリンダ66と
から構成される。
【0111】上記位置決めキャリヤ65はともに、上記
ワークWaを収容可能となっており、かつその長手方向
はコンベア52の搬送方向とは直交する方向に設定され
る。そして、エアーシリンダ66は位置決めキャリヤ6
5を介してコンベア52の反対側に配置されていて、こ
の位置決めキャリヤをコンベア52方向に距離 L/4だ
け往復動するようになっている。
【0112】図15および図16に、第2の移載手段5
7の作用を順に説明する。ここでも模式的に描いてお
り、図においてワークが互いに重なる部分があるが、実
際には充分余裕のある間隙が形成されている。
【0113】図15(A)に示すように、先頭のキャリ
ヤ56Aが所定位置まで搬送され、キャリヤの長手方向
中心位置に第4の端部Hのワーク吸上げ機構62d(以
下、ワーク吸い上げ機構は省略する)が対向すると、移
載体61が降下して、キャリヤ内の上のワーク(以下、
1枚目ワーク、と呼ぶ)1Wに当接し、かつこれを吸着
する。
【0114】吸着位置は、キャリヤ56Aの全長Lの中
心である L/2 の位置である。第4の端部Hがワーク1
Wに吸着したあと移載体61は上昇し、かつ90°正転
して停止する。この間に、上記コンベア52は L/2 だ
け進行し、停止する。
【0115】同図(B)に示すように、キャリヤ56A
から取出された1枚目のワーク1Wは、コンベア52の
搬送方向とは90°変位した長手方向に変わり、かつ第
2の位置決め機構63Bの位置決めキャリヤ65に対向
する。
【0116】この状態で、先頭のキャリヤ56A内に残
されたもう1枚のワーク(以下、2枚目ワーク、と呼
ぶ)2Wの中心に第3の端部Gが対向する。先頭キャリ
ヤ56Aが L/2 だけ移動し、かつ第3の端部Gのオフ
セット方向と位置の設定から、ワーク2W中心に正しく
対向する。
【0117】上記移載体61が降下し、第3の端部Gが
2枚目ワーク2Wに当接し、かつこれを吸着する一方、
第4の端部Hは吸着していたワーク1Wを第2のワーク
位置決め機構63Bの位置決めキャリヤ上に載せる。
【0118】ついで移載体61は上昇し、かつ90°逆
転して停止する。この間に、上記コンベアは L/2 だけ
進行してから、停止する。
【0119】同図(C)に示すように、今度は第1の端
部Eが第1の位置決め機構63Aに対向するのだが、そ
の直前のタイミングをとって位置決め機構が作動し、1
枚目のワーク1Wを L/4 ストロークだけ長手方向に押
し出す。そのため、1枚目のワーク1W中心が第1の端
部Eに正しく対向する。
【0120】一方、先頭キャリヤ56Aから取出された
2枚目ワーク2Wは、第1のワーク位置決め機構63A
上に変位させられ、コンベア52の搬送方向とは90°
変位した長手方向に変わる。
【0121】同時に、次位のキャリヤ56B内の上のワ
ーク(以下、3枚目ワーク、と呼ぶ)3Wには第4の端
部Hが対向する。そしてまた、端部Hのオフセット方向
と位置の設定から、ワーク3W中心に正しく対向する。
【0122】この状態で移載体61が降下し、第1の端
部Eが1枚目ワーク1W中心に当接して、これを吸着す
る。第3の端部Gは、2枚目ワーク2Wを第1のワーク
位置決め機構63Aの位置決めキャリヤに置く。第4の
端部Hは、次位のキャリヤ56B内の3枚目ワーク3W
に当接して、これを吸着する。
【0123】これら端部H,G,Eの動作を一斉に終え
た移載体61は、再び上昇してから90°正転をなす。
この間に、コンベア52は L/2 だけ進行してから、停
止する。
【0124】図16(D)に示すように、第1の端部E
に把持された1枚目ワーク1W中心と、給出部64の中
心とが正しく対向する。第1のワーク位置決め機構63
Aが作動して2枚目ワーク2Wを、オフセット量と同じ
L/4 ストロークだけ押し出す。新たに、このワーク2
Wに対向する第2の端部Fは、ワーク中心に正しく対向
する。
【0125】一方、第4の端部Hにより次位キャリヤ5
6Bから取出された3枚目ワーク3Wは、コンベア52
の搬送方向とは90°変位した長手方向に変わり、かつ
第2のワーク位置決め機構63Bに対向する。次位のキ
ャリヤ56B内に残されたワーク(以下、4枚目ワー
ク、と呼ぶ)4W中心に、第3の端部Gが対向する。
【0126】この状態で移載体61が降下する。したが
って、1枚目ワーク1Wは給出部64に載せられ、かつ
端部Eから解放されて給出されることになる。2枚目ワ
ーク2Wは端部Fに吸着される。3枚目ワーク3Wは第
2のワーク位置決め機構63Bの位置決めキャリヤに載
せられ、かつ端部Hから解放される。4枚目ワーク4W
は端部Gに吸着される。
【0127】これらの動作を一斉に終えてから移載体6
1は再び上昇し、かつ90°逆転をなす。この間に、コ
ンベアは L/2 だけ進行してから、停止する。
【0128】同図(E)に示すように、2枚目ワーク2
Wの中心と、給出部64の中心とが正しく対向する。第
2のワーク位置決め機構63Bが作動して3枚目ワーク
3Wを、 L/4 ストロークだけ長手方向に押し出すの
で、端部Eはワーク3W中心に正しく対向する。
【0129】次位キャリヤ56Bから取出された4枚目
のワーク4Wは、コンベア52の搬送方向とは90°変
位し、かつ第1のワーク位置決め機構63Aに対向す
る。次々位のキャリヤ56C内の上のワーク(以下、5
枚目ワーク、と呼ぶ)5W中心に第4の端部Hが対向す
る。
【0130】この状態で移載体61が降下する。第2の
端部Fは2枚目ワーク2Wを給出部64に給出する。3
枚目ワーク3Wは、第1の端部Eに吸着される。4枚目
ワーク4Wは、第1のワーク位置決め機構63Aの位置
決めキャリヤ65に載せられ、かつ解放される。5枚目
ワーク5Wは、第4の端部Hに吸着される。
【0131】これらの動作を一斉に終えてから移載体は
再び上昇し、かつ90°逆転をなす。この間に、コンベ
アは L/2 だけ進行してから、停止する。
【0132】同図(F)に示すように、端部Eに把持さ
れた3枚目のワーク3W中心と、給出部64の中心とが
正しく対向する。第1のワーク位置決め機構63Aが作
動して4枚目ワーク4Wを、オフセット量と同じ L/4
ストロークだけ長手方向に押し出す。新たに、このワー
ク4Wに対向する第2の端部Fはワーク中心に正しく対
向する。
【0133】一方、ワーク把持機構Aにより次々位のキ
ャリヤ56Cから取出された5枚目ワーク5Wは、コン
ベア52の搬送方向とは90°変位した長手方向に変わ
り、かつ第2のワーク位置決め機構に対向する。このキ
ャリヤ56C内に残されたワーク(以下、6枚目ワー
ク、と呼ぶ)6W中心に第3の端部Gが対向する。
【0134】上記移載体61が降下すると、3枚目ワー
ク3Wは給出部64に載せられ、かつ端部Eがこれを解
放して給出する。4枚目ワーク4Wは端部Fに吸着さ
れ、5枚目ワーク5Wは第2のワーク位置決め機構63
Bの位置決めキャリヤに載せられ、かつ解放される。6
枚目ワーク6Wは端部Gに吸着される。
【0135】これらの動作を一斉に終えてから移載体6
1は再び上昇し、かつ90°逆転をなす。この間に、コ
ンベアは L/2 だけ進行してから、停止する。
【0136】以下、説明を省略するが、移載体は90°
正転と90°逆転とを交互に繰り返し、その都度下降と
上昇をなす一方、搬送コンベア52はタイミングをとっ
て搬送キャリヤ56を L/2 づつ間欠的に搬送駆動す
る。
【0137】そして、第1,第2のワーク位置決め機構
63A,63Bは交互に動作して、それぞれの位置決め
キャリヤ65を L/4 ストローク変位し、ここまで移載
した第3,第4の端部G,Hに設けられる吸い上げ機構
62c,62dのワークWaに対するオフセットを解消
する。すなわち、ここから移載動作する第1,第2の端
部E,Fの吸い上げ機構62a,62bとワークWa中
心が一致し、かつ給出部64中心と一致することにな
る。
【0138】ワークWaは、コンベア52が搬送キャリ
ヤ56を L/2 だけ搬送する都度、給出部64に給出さ
れる。特にコンベア52の搬送速度を速めることはなく
生産性を上げることができ、かつ従来と同一の搬送速度
に設定した場合は、半分のタクトタイムに短縮される。
【0139】上記第1の処理手段58は、リード付きワ
ークWaに対して、図17(A)ないし(C)に示すよ
うな加工を行う。すなわち、上記第1の本体1から搬送
され、第2の移載手段57によって移載されるワークW
aは、同図(A)に示すようにワークWの一側部にリー
ドRが取付けられてなる。このリードRの両側部は、ワ
ークWaの側部から突出する。
【0140】同図(B)に示すように、リードRの幅寸
法の半分の位置の外側部と、ワークWの周縁部を残し、
矩形状のワークWbを得るようにプレス打ち抜きする。
【0141】同図(C)に示すように、ワークWbを打
ち抜いた後のスクラップsが別途残る。第1の処理手段
58は途中工程でスクラップsを排除する。そして、打
ち抜いたワークWbを第2の処理手段60へ移載する。
【0142】図18に示すように、第1の処理手段58
が構成される。図中68は、第1の間欠機構であるイン
デックステーブルであって、ここでは内部に収容される
駆動源によって90°づつ間欠的に回動駆動され、それ
ぞれの停止時間中に後述する作業が自動的に行われるよ
うになっている。
【0143】インデックステーブル68の所定位置、す
なわち、I位置を投入ポジション(先に説明した、給出
部64と一致する)、J位置を打ち抜きポジション、K
位置をスクラップ排出ポジション、L位置をワーク搬出
ポジションと称する。
【0144】インデックステーブル68上面には、位置
決めチャック69が備えられる。この位置決めチャック
69は開閉自在であり、上記投入ポジションIにおい
て、プレス打ち抜きされるリード付きワークWaを受け
入れ、そのままインデックステーブル68の回動にとも
なって搬送するようになっている。
【0145】上記位置決めチャック69と同位置におけ
るインデックステーブル68の周端縁部に沿って位置決
めガイド70が設けられ、かつテーブルの径方向に沿っ
て、搬送アーム体71が設けられる。
【0146】この搬送アーム体71は、インデックステ
ーブル68の中心部側に回動枢支部を備える一対のアー
ム72を有する。そして回動枢支部側の一方のアーム7
2端部が、他方のアーム72端部に載り、常に重ねられ
る状態になっている。
【0147】これらアーム72のテーブル周端側端部の
み、互いに対向する方向に受け用片部72aが一体に設
けられる。さらに、一方のアーム72のみ回動枢支部近
傍にローラ73が設けられていて、一部がアーム72の
側縁から突出する。ここでは図示しないが、ローラ73
が設けられるアーム72に対し、ローラのない他方のア
ーム73の端部が当接するよう弾性的に付勢する付勢体
を有する。
【0148】このことから、上記ローラ73をテーブル
68の径方向へ付勢することにより、各アーム72が回
動枢支部を支点として回動し、その結果、各受け用片部
72aが互いに離間してアーム72が扇形になったり、
各受け用片部72aが互いに近接してアーム72が平行
になるよう変動する。
【0149】インデックステーブル68の回転中心部に
は、カム74が設けられる。このカム74はインデック
ステーブル68の回転源とは別の駆動源に連結され、所
定範囲内で正逆方向に駆動される。
【0150】そして、どの角度においても、インデック
ステーブル68の回動にともなって、各搬送アーム体7
1に設けられるローラ73と転接するよう位置設定され
る。ただし、ほぼ投入ポジションIから打ち抜きポジシ
ョンJに亘るよう、径方向に突出し、他の部分は真円状
をなす。
【0151】このことから、インデックステーブル68
が回動して、投入ポジションIに搬送アーム体71が到
達する直前位置で、上記カム74によって、その搬送ア
ーム体に備えられるローラ73が径方向に突出するよう
付勢され、各アーム72は扇状に拡開する。また、スク
ラップ排出ポジションKやワーク搬出ポジションLの位
置にある搬送アーム体71は、ローラ73がカム74の
真円部に転接するので、ローラ73が径方向に後退し、
各アーム72は平行になるよう変形する。
【0152】上記打ち抜きポジションJに対向して、プ
レス機構75が配備される。これは、図19に示すよう
に、固定の下金型76と、図示しない昇降駆動源に連結
されて昇降駆動され、下降時に加圧状態になる上金型7
7とを備える。
【0153】図20に、下金型76と上金型77との概
略構造を示す。ここでは下金型76において、このポジ
ションJまで移載されるワークWaを支持するようにな
っていて、その支持面は打ち抜くべきワークWbの寸法
形状に形成される。
【0154】上金型77は、その下面外形の寸法形状が
下金型76と同一であるノックアウト78と、このノッ
クアウトの周面に遊合状態で嵌められるダイ79とから
構成される。
【0155】上記ノックアウト78は、基台80に対し
て複数の圧縮ばね81によって突出されており、基台8
0とノックアウト78上面との間の空間部85には、ダ
イ79に設けられる導通路82を介して圧縮空気が導入
され、充満している。
【0156】さらにノックアウト78には、ここでは一
対の真空引き管路83が接続され、この下面側に設けら
れる吸着溝84に連通する。上記真空引き管路83に
は、エアー漏れを阻止するシール構造が採用される。
【0157】図21に示すように、上記ノックアウト7
8の下面に設けられる吸着溝84は対称的に設けられて
いて、矩形状をなし、かつその周縁に沿ってダレ加工が
施される。
【0158】さらに、吸着溝84の一部に、ここでは互
いに隣接する位置に段部86が一体に突設される。吸着
溝84の深さ寸法Hに対して、段部86の高さ寸法h
は、略半分程度は必要であり、段部86の吸着溝84に
対する面積は、やはり少なくとも半分以上は確保しなけ
ればならない。ただし、上記真空引き管路83が開口す
る位置は、必ず吸着溝84の底面に設定される。
【0159】再び図18に示すように、87は、ワーク
搬出ポジションLと投入ポジションIとの間にその一端
縁があり、打ち抜きポジションJとスクラップ排出ポジ
ションKとの間に他端縁があって、インデックステーブ
ル68の周端部と同一の曲率で湾曲成される受け用下板
である。
【0160】この受け用下板87は、インデックステー
ブル68の下面に、テーブルがインデックスするとき摺
接するよう固定される。すなわち、投入ポジションIに
投入されたワークWaおよび位置決めチャック69を支
持し、下板のない部分では支持できない。
【0161】上記スクラップ排出ポジションKに対向し
て、スクラップ排出機構である排出コンベア88が配備
される。この排出コンベア88は、上記排出ポジション
Kの直下方部位まで延出されており、排出物であるスク
ラップを受けてごみ箱など、所定の部位に搬送するよう
になっている。
【0162】上記ワーク搬出ポジションLには、図1に
のみ示す、第3の移載機構67が設けられる。この第3
の移載機構67は、ポジションLに位置するワークWa
を真空吸着して引上げ、かつ第2の処理手段60へ搬送
するようになっている。
【0163】つぎに、このようにして構成される第1の
処理手段58の作用について説明する。
【0164】図22(A)に示すように、リード付きワ
ークWaは、インデックステーブル68の停止時で、ア
ーム72が拡開状態にある投入ポジションIに投入さ
れ、位置決めチャック69により位置決めされる。この
位置では、ワークWの下部に受け用下板87が位置して
いるので、落下することがない。
【0165】投入ポジションIへの投入が確認される
と、インデックステーブル68は90°インデックスす
る。すなわち、ワークWaは受け用下板87上を滑動さ
れ、そのままの姿勢で打ち抜きポジションJへ搬送され
る。ついで、プレス機構75が駆動して、下金型76上
に支持されるワークWaに対し、上金型77が降下して
プレス打ち抜きをなす。
【0166】具体的には、はじめ圧縮ばね81で突出さ
れたノックアウト78が、下金型76上のワークWaに
当接する。このとき、既に、ダイ79に設けられる導通
路82を介して、ノックアウト78と基台80との空間
部85に圧縮空気が供給され充満している。
【0167】上金型77の降下が継続するが、ノックア
ウト78が下金型76上のワークWaに当接して降下が
阻止されるので、基台80およびダイ79のみが降下し
て、ノックアウト78周面を摺接する。
【0168】基台80およびダイ79の降下で上記空間
部85の空間容量が低減し、ここに充填される圧縮空気
はさらに圧縮されるとともに、ノックアウト78とダイ
79とが遊合状態であるところから、この隙間を介して
外部に噴出する。
【0169】基台80とダイ79の下降が継続され、ダ
イ79の下端面がノックアウト78の下端面と並び、さ
らに継続してダイ79が下降することにより、下金型7
6とでワークWaを打ち抜く。
【0170】すなわち、ノックアウト78の下面に密に
当接する、先に図17(B)で示すような打ち抜かれた
ワークWbと、下金型76上に残されるスクラップsと
に分離される。
【0171】タイミングをとって真空引き管路83が真
空引き作用を開始する。ノックアウト78に形成される
吸着溝84の開口面を上記打ち抜かれたワークWbが密
に閉成しているので、このワークWbはノックアウト下
面に真空吸着される。
【0172】上記ワークWが脆性のある素材から形成さ
れていると、ノックアウト78に真空吸着されることに
より、ワークWbに吸着溝84の周縁が食い込んで、痕
跡が残る虞れがある。しかるに、ここでは吸着溝84の
下面側周縁に沿ってダレ加工を施してあるので、ワーク
に吸着溝形状の痕跡が残ることがない。
【0173】そして、真空圧の影響で、吸着溝84の内
部側に吸引され、変形する虞れがあるが、吸着溝内に段
部86が一体に設けられ、下面側に突出しているので、
たとえこのような変形があっても、段部が変形するワー
クを受け、それ以上の変形を阻止する。
【0174】プレス打ち抜きの際にワークWから生じる
塵埃は、ノックアウト78とダイ79との隙間から噴出
する圧縮空気によって吹き飛ばされ、これらの隙間に侵
入したり、詰まらせるようなことがない。したがって、
長期に亘ってノックアウト78とダイ79との相対的な
動作が確実に保持され、信頼性が高い。
【0175】同図(B)に示すように、インデックステ
ーブル68側にスクラップsを残し、打ち抜いたワーク
Wbを吸着した上金型77が上昇する。今度は、上記カ
ム74が、反時計回り方向に回動する。したがって、打
ち抜きポジションJに位置する搬送アーム体71は、ロ
ーラ73のカム74との転接位置が真円部分に変わり、
それまで拡開した状態にあるアーム72が平行状態に変
わる。すなわち、インデックステーブル68に残された
スクラップsと、上金型77に吸着されるワークWbと
の間に、上記アーム72の受け用片部72aが介挿する
ことになる。
【0176】ついで、上金型77では、ワークWbに対
する真空引きを停止して、ここから剥離させる。この動
作を確実に行うため、真空引き管路83に圧縮空気を送
気してもよい。それまで吸着されていたワークWbは落
下し、その両側端部が受け片用部72aに支持される。
すなわち、ワークWbは同ポジションJに位置する搬送
アーム体71に移載される。
【0177】この動作の確認後、インデックステーブル
68をインデックスする。ワークWbを支持する搬送ア
ーム体71は、スクラップ排出ポジションKに位置す
る。この間に、同図(C)に示すように、各アーム72
は、支持するワークWbの長手方向(M−N方向)の位
置決めをなす。同時に、テーブル68の周端縁に設けら
れる位置決めガイド70は、ワークWaの一側縁に対向
することとなり、テーブルのインデックスにともなう遠
心力によるワークWの飛び出しを阻止し、かつ長手方向
とは直交する方向(O−P方向)の位置決めをなす。
【0178】一方、図18に示すように、カム74は時
計回り方向に同角度回動して、元の状態に戻る。スクラ
ップsがスクラップ排出ポジションKに到達する以前の
位置で受け用下板87が存在せず、かつ同ポジションに
到達すると、図示しない付勢機構により位置決めチャッ
ク69が開放される。したがって、スクラップsのみ落
下して排出コンベア88に載り、外部に搬送排出され
る。
【0179】再びインデックステーブル68は駆動さ
れ、ワーク搬出ポジションLにインデックスされる。先
に、第3の移載機構67が作動して、正確に位置決めさ
れたワークWbを取り出し、第2の処理手段60へ移載
する。
【0180】上記第1の処理手段58の構成を採用すれ
ば、従来のような、打ち落としや、打ち抜き後プッシュ
パック方式を採用することによる、ワークWbの角部や
両線部における材料欠損の発生がない。
【0181】全ての動作、すなわち、ワーク投入、プレ
ス打ち抜き、スクラップ分離および打ち抜きワークの位
置決めを、1つのインデックステーブル68で行えるの
で、生産速度が早まり、次工程との連結が容易となる。
【0182】なお、上記インデックステーブル68から
打ち抜いたワークWbを取出して第2の処理手段60に
移載する第3の移載機構67は、先に説明した第2の移
載機構57と実質的に同一構成になっており、ここでは
新たな説明を省略する。
【0183】再び図1に示すように、上記第2の処理手
段60は、上記第1の処理手段58から移載されたワー
クWbを受け、かつ間欠回転する第2の間欠回転機構9
0と、この機構の停止位置に順次配置され、ワークWb
にタブを固着するタブ固着機構91と、上記タブに孔明
け加工するタブ孔打ち抜き機構92と、ワークのリード
に絶縁テープを貼着するリードテープ貼着機構93と、
孔明け加工されたタブの一面に絶縁テープを貼着するタ
ブテープ貼着機構94と、このテープを折り曲げてタブ
の他面に貼着する折り曲げ機構95および良品と不良品
を仕分けする仕分け機構96とが配置されている。な
お、テープ貼着機構94と、折り曲げ機構95とは、同
一の部位に配置される。
【0184】そしてさらに、上記第2の間欠回転機構9
0の周囲には、上記タブ固着機構91ほかの構成機構相
互間に、検査機構97が介在して配置されており、各機
構の工程動作後に必要な検査をなす。
【0185】上記第2の間欠回転機構90は、ここでは
12Hdのインデックステーブルであって、ワークWa
の保持構造は先に示した第1の間欠回転機構であるイン
デックステーブル68における保持構成と同一でよく、
新たな説明は省略する。
【0186】図23(A)に示すように、上記タブ固着
機構91は、ワークWaの突出部b1 裏面と、ここに供
給されるタブTとを挟持する電極98を備え、点溶接に
より固着する点溶接機構である。ここでは、2点溶接を
なす。
【0187】上記タブ孔打ち抜き機構92は、同図
(B)に示すように、ワークリードRに取付けられたタ
ブTの所定位置に、ここでは2つの孔qを開ける打ち抜
きポンチ99を備えている。
【0188】リチウム二次電池は、缶体内にタブ付き製
品としての電極を電解液とともに収容し、さらに缶体の
開口部を蓋体で閉塞し、内部を密封してなる。上記タブ
Tは蓋体の裏面に固着されるのであるが、このときタブ
は折曲される。上記タブTに孔明け加工することによっ
て、蓋体固着時の折り曲げ加工が極めて容易になる。そ
してタブTは、孔部qを備えることによって、電池に過
電流が流れた際に切断が容易である、ヒューズの機能を
有する。
【0189】上記リードテープ貼着機構93は、同図
(C)に示すように構成される。すなわち、互いに一面
に粘着剤が塗布された絶縁テープUがそれぞれ多角形体
100に供給されるようになっている。これらの多角形
体100は、上下方向に離間対向して一対備えられてお
り、互いに全く同一の構造である。ここでは正六角形状
の薄箱体からなっていて、その中心部に設けられる回転
軸が駆動源(いずれも図示しない)に連結される。
【0190】上記駆動源は、多角形体100を、その頂
角に等しい角度づつ、間欠的に回転駆動するようになっ
ている。すなわち、多角形体100が正六角形状をなす
から、360°/6=60°づつ間欠的に回転駆動す
る。しかも、互いの多角形体100は、常に、各辺部の
うちの一辺が互いに平行に対向するように停止位置が設
定されている。
【0191】上記多角形体100の各辺部面には複数の
エアー孔が設けられ、回転軸のエアー案内孔とホースを
介してバキューム源と連通する(いずれも図示しな
い)。したがって、多角形体100内部は常に負圧状態
になっていて、上記絶縁テープUの貼着剤が塗布されな
い面をエアー吸着している。
【0192】ワークWaを挟着する多角形体100辺部
から反回転側の頂角部に対向してカッタ101が配置さ
れており、停止状態にある多角形体100に突出してテ
ープUを切断する。なお、多角形体100の頂角部には
図示しない打ち抜き用孔が設けられており、ここにカッ
タ101先端が挿入して、テープUの切断をなす。
【0193】すなわち、多角形体100相互は、1辺部
に絶縁テープUが1枚吸着保持された状態で互いの辺部
が平行になり、停止する。回転時は互いの多角形体10
0は離間しており、各辺部が平行になってから上記ワー
クWbを介在して当接する。すなわち、図のようにな
り、ワークWbのリードR両面に絶縁テープUが貼着さ
れる。
【0194】図24(A)は、上記タブテープ貼着機構
94による絶縁テープVの貼着状態を説明するものであ
り、同図(B)は、上記折り曲げ機構95による絶縁テ
ープVの折り曲げ状態を説明するものである。
【0195】すなわち、同図(A)に示すように、ワー
クWaに一体に突設されるタブTの一方の面である表面
に、絶縁テープ(以下、タブテープ、と呼ぶ)Vの約半
分を突出し、残り部分を貼着する。
【0196】同図(B)に示すように、タブテープVの
突出部分をタブTの側端において、一旦、垂直方向に折
り曲げる。ついで、この折り曲げられたタブテープV
を、今度はタブTの裏面方向に折り返して、U字状をな
す。そして、タブTの他方の面である裏面にタブテープ
Vを貼着する。
【0197】結局、タブテープVをタブTの両面に貼着
することとなり、同一のテープ片を折り返したものであ
るから、両面のテープ片は各辺位置に大きなズレがな
く、粘着面の露出を阻止できる。
【0198】図25および図26に示すように、上記折
曲げ機構95が構成される。図中102は、ここでは垂
直に立設される基台であって、この基台の側面には支承
具103を介してスライドユニット104が水平方向に
往復動自在に支持される。
【0199】このスライドユニット104の一側部に
は、図示しない往復駆動源に連結されるカムロッド10
5が設けられていて、上記スライドユニットを上記基台
102に対して往復駆動するようになっている。
【0200】上記スライドユニット102には、移動体
106が一体に設けられている。この移動体106に
は、揺動レバー107の中心部が支点ピン108を介し
て枢支されていて、レバーの両端部がシーソ状に上下方
向に揺動自在である。
【0201】上記揺動レバー107の図における左側端
部で、手前側面に制御ローラ109が回転自在に枢支さ
れ、右側端部で、向こう側面に折り返しローラ110が
回転自在に枢支される。上記制御ローラ109近傍の揺
動レバー107端部には、引張りばね111の上端部が
掛止される。
【0202】上記引張りばね111の下端部は、上記基
台102に設けられる固定カム112の側部に掛止され
る。すなわち、上記制御ローラ109は、引張りばね1
11の弾性力により、固定カム112の上端面であるカ
ム面に弾性的に転接する。
【0203】上記固定カム112のカム面は、上記揺動
レバー107の長手方向に沿って延出され、かつこの右
側端部から左側端部近傍まで同一高さであり、左側端部
のみ一段高く形成される。
【0204】上記移動体106が移動すれば、ここに設
けられる揺動レバー107も一体に移動し、引張りばね
111の弾性力の影響を受けて上記制御ローラ107は
固定カム112のカム面上を転動するようになってい
る。
【0205】また、上記移動体106の左側端面からキ
ックボルト113が突設される。このキックボルト11
3の頭部に、爪レバー体114の側部が弾性的に当接し
ている。この爪レバー体114は垂直片部114aと、
この垂直片部の上端に一体に設けられる水平片部114
bとからなる。
【0206】上記垂直片部114aは枢支ボルト115
により基台102の所定部位に枢支される。したがっ
て、爪レバー体114は全体的に揺動自在である。基台
102の上端部と爪レバー体114の水平片部114b
との間には引張りばね116が張設されていて、上記枢
支ボルト115を支点として爪レバー体を時計回り方向
に回動するよう弾性的に付勢している。
【0207】上記爪レバー体114の垂直片部114a
における回動方向には上記キックボルト113が位置し
ており、この頭部に当接して回動が規制されている。し
たがって、上記移動体106が移動すれば、これと一体
のキックボルト113が移動するので、上記引張りばね
116の弾性力の影響で爪レバー体114が回動するよ
うになっている。
【0208】なお、基台102の一側部にはストッパボ
ルト117が設けられていて、爪レバー体114が所定
角度回動した状態で上記垂直片部114aの側部が当接
して、移動体106の移動に拘らずそれ以上の回動が規
制されるようになっている。
【0209】爪レバー体114の水平片部114b先端
は斜め下方に折曲形成され、かつ尖鋭状の折り曲げ爪部
114cとなっている。
【0210】この折り曲げ爪部114c先端と近接した
位置の基台102上面部に、固定ローラ118が回転自
在に枢支される。
【0211】このようにして構成されるタブテープVの
折曲げ機構95であり、同図および図27(A)ないし
(D)とともに、タブテープVをワークWbのタブT両
面に折曲げ貼着する作用を順に説明する。
【0212】上記タブTがタブテープVを介して固定ロ
ーラ118に転接した状態で、この固定ローラに対して
爪レバー体114に形成される折り曲げ爪部114c先
端は固定ローラ118よりも上方にあり、制御ローラ1
09は固定カム118の左側に形成される上段カム面上
にあり、かつ折り返しローラ110はワークWbよりも
下方部位で、固定ローラ118の左側部位に位置してい
る。
【0213】このタイミングをとって、カムロッド10
5が図26(A)の右側方向に引かれる。スライドユニ
ット104は同方向にスライド付勢され、これと一体の
移動体106が同方向にスライドする。
【0214】上記移動体106に設けられる揺動レバー
107も同方向に移動する。引張りばね111の弾性力
により、制御ローラ109は固定カム112の上段カム
面から降りて下段カム面へ移動する。
【0215】揺動レバー107は固定カム112の上下
段カム面の差分だけ回動する。すなわち、制御ローラ1
09が下がる分、折り返しローラ110が上がり、レバ
ー107として反時計回り方向に回動する。
【0216】同時に、移動体106とともにキックボル
ト113が移動し、引張りばね116の作用で爪レバー
体114が追従して回動する。爪レバー体114は枢支
ボルト115を支点として時計回り方向に回動し、この
水平片部114bが所定角度傾斜する。
【0217】図27(B)に示すように、折り返しロー
ラ110の位置が上昇し、かつ移動体106の移動にと
もなって固定ローラ118近傍まで移動する。同時に、
折り曲げ爪部114cは時計回り方向に回動し、タブT
から突出するタブテープV部分に掛止する。さらに回動
が継続してタブTより下方部位に変位したところで、爪
レバー体114がストッパボルト117に回動を阻止さ
れ、停止する。上記タブテープVは、タブTの側端縁に
沿って、タブ面に対してほぼ90°折り曲げられること
になる。
【0218】同図(C)に示すように、折り返しローラ
110の移動は継続され、これが高い位置で折り曲げ爪
部114c先端を通過し、垂直方向に折り曲げられたタ
ブテープVに当接する。ついには折り返しローラ110
はタブTの他方の面である下面に転接するのであるが、
このローラ110とタブTとの間にタブテープVが介在
する。
【0219】すなわち、タブTの上面にはタブテープV
を介して固定ローラ118が当接し、タブの下面にはタ
ブテープを介して折り返しローラ110が当接する。そ
して、この折り返しローラ110がタブTの一方の側端
から他方の側端に亘って移動したところで、タブの下面
全てにテープが貼着される。これにより、タブの両面に
タブテープが貼着されることになる。
【0220】上記折り返しローラ110は、図26
(A)に示すように距離Xだけ移動する。そして今度
は、カムロッド105が復動するので、スライドユニッ
ト104、移動体106および揺動レバー107が一体
に反対方向に移動する。
【0221】図27(D)に示すように、復動直後も折
り返しローラ110はタブT下面にタブテープVを押圧
して、より確実な貼着をなす。そして、制御ローラ10
9が固定カム112の上段カム面に載り、折り返しロー
ラ110がその分位置が下がる。キックボルト113は
爪レバー体114を押圧して、元の姿勢に戻す。折り曲
げ爪114c先端が上昇して、つぎに搬送されるワーク
Waを待機する。以下、先に説明した動作が繰り返され
る。
【0222】再び図1に示すように、上記第2の間欠回
転機構90の最終工程部位に配置される仕分け機構96
は、各検査機構97からの信号にもとづいて、ここに到
達したタブ付きワークWbを良品ワークと不良品とに仕
分けする。
【0223】良品ワークは、この仕分け機構96の近傍
位置に配置される良品搬送用コンベア119に移載す
る。不良品は、このコンベア119とは反対側部位に配
置される不良品ボックス120に移載する。
【0224】しかして、このタブ付き部品製造装置か
ら、高精度で、信頼性の高いタブ付き製品が得られるこ
ととなる。
【0225】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、マガジン内に積層して収容されるワークを順次
搬送キャリアに取り出して搬送し、ワークの突出部を清
掃して異物を除去し、この突出部にリードを溶接して取
付け、良品と不良品とに仕分けし、良品ワークの必要部
位を打ち抜き、不要部位であるスクラップを除去し、打
ち抜いたワークのリードにタブを取付ける。
【0226】請求項2の発明によれば、ワークを収容す
るマガジンは、複数枚取りを防止する複数枚取り防止機
構を備えた。
【0227】請求項3の発明によれば、マガジンから吸
い上げたワークを180°回転して移載する移載ローダ
と、ワークを受けて搬送キャリアに押し込む押し込み機
構とを備えた。
【0228】請求項4の発明によれば、搬送キャリアに
押込まれたワークを位置決めする位置決め機構およびク
ランプするクランプ機構を備えた。
【0229】請求項5の発明にによれば、突出部に当接
して超音波振動を付与し、その振動で異物を除去する超
音波振動機構を備えた。
【0230】請求項6の発明によれば、除去した異物を
吸い上げる集塵機構と、異物を除去した突出部に高圧エ
アーを吹き付けて突出部になお付着する異物を吹き飛ば
すエアーブロー機構を隣接して配置した。
【0231】請求項7の発明によれば、ワークとリード
を両面から挟持し、かつ回転駆動されるとともに電流が
供給される円板状の電極板を備え、シーム溶接をなすシ
ーム溶接機構を備えた。
【0232】請求項8の発明によれば、連続して繰り出
されるループリードと、このリードの端部を切断するリ
ード切断手段を備えた。
【0233】請求項9の発明によれば、搬送キャリア
は、リード付着の良否を判断して記憶する機能を備え、
ここに記憶されたリード溶接の良否判定にもとづいて、
良品ワークと不良品ワークを仕分けする機能を有する。
【0234】請求項10の発明によれば、搬送キャリア
からワークを取出す際に、搬送キャリアの複数枚搬送を
検出する検出機構を備えた。
【0235】請求項11の発明によれば、回転自在に枢
支され、一端部に弾性体が張設されるレバーと、このレ
バーの他端部に取付けられワークの面に転接するローラ
と、レバーの一端部側に設けられレバー変位による端部
の有無を検出してワークの複数枚搬送を判断するフォト
センサとを備えて上記検出機構が構成される。
【0236】請求項12の発明によれば、端部にワーク
吸い上げ機構を備えた十文字状のアーム体を90°往復
動駆動し、良品を一旦受ける良品受け取り部と不良品を
受け取る不良品受け取り部を検出機構の検知信号にもと
づいて所定部位に移動する仕分け機構を備えた。
【0237】請求項13の発明によれば、良品ワークを
2枚重ねする搬送キャリアと、この搬送キャリアをワー
クの長手方向全長LのL/2 づつ間欠移動する搬送コンベ
アを備えた。さらに、十文字状であり、90°間隔を存
した一対の端部のみL/4 づつオフセットし、かつ全ての
端部にワーク吸い上げ機構を備えた移載体と、この移載
体を90°往復動駆動し、互いに所定間隔を存してワー
クを一旦受ける一対の中継部を備えた。
【0238】請求項14の発明によれば、間欠回転する
第1の間欠回転機構の停止位置に、ワークの必要部位を
打ち抜くプレス機構、不要部位であるスクラップを第1
の間欠回転機構から除去する排出機構およびワークを第
1の間欠回転機構から取出して移載する第3の移載機構
を備えた。
【0239】請求項15の発明によれば、間欠回転する
第2の間欠回転機構の停止位置に、タブ固着機構、タブ
孔打ち抜き機構、リードテープ貼着機構、タブテープ貼
着機構、タブテープ折り曲げ機構、良品と不良品の仕分
け機構を備えた。
【0240】請求項16の発明によれば、第2の間欠回
転機構の周囲に配置される固着機構ほかの構成機構相互
間に、検査機構を備えた。
【0241】したがって、多くの人手を費やすことな
く、一連の製造工程を自動化して生産性の大幅向上を図
れる。そして、得られたタブ付き部品は、高精度で、信
頼性が高く保持されるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す、タブ付き部品製
造装置の概略の構成図。
【図2】同実施の形態を示す、マガジンの斜視図。
【図3】同実施の形態を示す、マガジンと複数枚取出し
防止機構の縦断面図。
【図4】同実施の形態を示す、マガジンと複数枚取出し
防止機構の斜視図。
【図5】同実施の形態を示す、複数枚取出し防止機構の
作用説明図。
【図6】同実施の形態を示す、超音波振動機構の一部斜
視図。
【図7】同実施の形態を示す、超音波振動機構の一部
と、集塵機構の正面図。
【図8】他の実施の形態を示す、超音波振動機構の一部
と、集塵機構の正面図。
【図9】さらに他の実施の形態を示す、超音波振動機構
の一部と、集塵機構およびエアーブロー機構の正面図。
【図10】一実施の形態を示す、シーム溶接機構の斜視
図。
【図11】同実施の形態を示す、第1の移載手段に付設
される検出機構の正面図。
【図12】同実施の形態を示す、第1の移載手段の斜視
図。
【図13】同実施の形態を示す、第2の搬送手段の一部
断面図。
【図14】同実施の形態を示す、第2の移載手段の模式
的な平面図。
【図15】(A)ないし(C)は、同実施の形態を示
す、第2の移載手段の作用を順に説明する図。
【図16】(D)ないし(F)は、同実施の形態を示
す、図15に引き続いて第2の移載手段の作用を順に説
明する図。
【図17】(A)ないし(C)は、同実施の形態を示
す、第1の処理手段を構成するプレス機構によるワーク
打ち抜き状態を順に説明する図。
【図18】同実施の形態を示す、第1の処理手段の平面
図。
【図19】同実施の形態を示す、プレス機構の側面図。
【図20】同実施の形態を示す、プレス機構に用いられ
る上,下金型の縦断面図。
【図21】同実施の形態を示す、上金型を構成するノッ
クアウトの底面側を上部に代えた斜視図。
【図22】(A)ないし(C)は、同実施の形態を示
す、第1の間欠回転機構の作用を順に説明する図。
【図23】(A)は、同実施の形態を示す、リードにタ
ブを固着する固着機構の一部斜視図。(B)は、同実施
の形態を示す、タブに孔明け加工するタブ孔打ち抜き機
構の斜視図。(C)は、同実施の形態を示す、リードに
テープを貼着するリードテープ貼着機構の斜視図。
【図24】(A)および(B)は、同実施の形態を示
す、タブテープ貼着機構の作用を順に説明する図。
【図25】(A)は、同実施の形態を示す、タブテープ
貼着機構の平面図。(B)は、同実施の形態を示す、タ
ブテープ貼着機構要部の平面図。
【図26】(A)は、同実施の形態を示す、タブテープ
貼着機構の側面図。(B)は、同実施の形態を示す、タ
ブテープ貼着機構の正面図。
【図27】(A)ないし(D)は、同実施の形態を示
す、タブテープ貼着機構の作用を順に説明する図。
【符号の説明】
W…ワーク、 a,b,c…薄葉板、 b1 …突出部、 R…リード、 T…タブ、 8…マガジン、 9…取出し手段、 10…移載ローダ、 11…押し込み機構、 14…複数枚取り防止機構、 4…第1の搬送手段、 7…搬送キャリア、 19…位置決め機構、 20…クランプ機構、 21…除去手段(超音波振動機構)、 25,25A,25C…集塵機構、 25B…エアーブロー機構、 28…リード付着手段(シーム溶接機構)、 35…リード切断手段(カッタ)、 38…第1の移載手段、 41…アーム体、 50…駆動機構、 53a,53b…第1,第2の良品受け取り部、 54a,54b…第1,第2の不良品受け取り部、 55A…第1の仕分け機構、 55B…第2の仕分け機構、 39…検出機構、 40…レバー、 43…ローラ、 47…フォトセンサ、 3…第2の搬送手段、 52…搬送コンベア、 57…第2の移載手段、 61…移載体、 62a〜62d…ワーク吸い上げ機構、 63A…第1の中継部(第1の位置決め機構)、 63B…第2の中継部(第1の位置決め機構)、 58…第1の処理手段、 68…第1の間欠回転機構(インデックステーブル)、 75…プレス機構、 88…排出機構(排出用コンベア)、 67…第3の移載機構、 60…第2の処理手段、 90…第2の間欠回転機構、 91…タブ固着機構、 92…タブ孔打ち抜き機構、 93…リードテープ貼着機構、 94…タブテープ貼着機構、 95…折り曲げ機構、 96…仕分け機構、 97…検査機構。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の薄葉板が重ね合わされて一体化し、
    かつその薄葉板の一部が他の薄葉板から突出するワーク
    に対し、薄葉板突出部にリードを取着し、このリードに
    タブを接続するタブ付き部品製造装置において、 複数枚の上記ワークを積層して収容するマガジンと、 このマガジン内の最上部のワークを順次取り出す取り出
    し手段と、 この取り出し手段によって取り出されたワークを受ける
    搬送キャリアを備え、かつ搬送キャリアとともにワーク
    を搬送する第1の搬送手段と、 この第1の搬送手段によって搬送されるワークに対し、
    上記薄葉板の突出部を清掃して異物を除去する除去手段
    と、 この異物が除去された突出部に、連続して繰り出される
    リードを取り付けるリード付着手段と、 このリード付着手段によってリードが取付けられたワー
    クを搬送キャリアから取り出し、良品ワークは第2の搬
    送手段に移載し、不良品は不良品収容部に移載する第1
    の移載手段と、 上記第2の搬送手段に搬送されるワークを、この搬送手
    段から取出して移載する第2の移載手段と、 この第2の移載手段によって移載されたワークを受け
    て、上記ワークの必要部位を打ち抜き、不要部位である
    スクラップを除去する第1の処理手段と、 この第1の処理手段からワークを受け、ワークの上記リ
    ードにタブを取付けてタブ付き部品を得る第2の処理手
    段とを具備したことを特徴とするタブ付き部品製造装
    置。
  2. 【請求項2】上記マガジンは、上記取り出し手段が最上
    部のワークを取り出す際の複数枚取りを防止する複数枚
    取り防止機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    タブ付き部品製造装置。
  3. 【請求項3】上記取り出し手段は、上記マガジンから取
    り出したワークを180°回転して移載する移載ローダ
    と、この移載ローダが移載するワークを受けて上記搬送
    キャリアに押し込む押し込み機構とを具備したことを特
    徴とする請求項1記載のタブ付き部品製造装置。
  4. 【請求項4】上記取り出し手段の搬送方向側に、搬送キ
    ャリアに押し込まれたワークを位置決めする位置決め機
    構およびクランプするクランプ機構が配置されることを
    特徴とする請求項1記載のタブ付き部品製造装置。
  5. 【請求項5】上記除去手段は、ワーク突出部に当接して
    超音波振動を付与し、その振動で異物を除去する超音波
    振動機構であることを特徴とする請求項1記載のタブ付
    き部品製造装置。
  6. 【請求項6】上記除去手段の搬送方向側に、除去した異
    物を吸い上げる集塵機構と、異物を除去した突出部に高
    圧エアーを吹き付け突出部になお付着する異物を吹き飛
    ばすエアーブロー機構が隣接して配置されることを特徴
    とする請求項1記載のタブ付き部品製造装置。
  7. 【請求項7】上記リード付着手段は、突出部およびこの
    突出部に重ね合わされたリードを挟圧し、かつ回転駆動
    されるとともに電流が供給される円板状の電極板を備
    え、シーム溶接をなすシーム溶接機構であることを特徴
    とする請求項1記載のタブ付き部品製造装置。
  8. 【請求項8】上記リードは、連続して繰り出されるルー
    プリードであり、 上記リード付着手段の搬送方向側に、リードの端部を切
    断するリード切断手段が配置されることを特徴とする請
    求項1記載のタブ付き部品製造装置。
  9. 【請求項9】上記搬送キャリアは、ワーク突出部に対す
    るリード付着の良否を判断し、かつ記憶する機能を備
    え、 上記第1の移載手段は、上記搬送キャリアに記憶された
    リード溶接の良否判定にもとづいて、良品ワークと不良
    品ワークを仕分けする機能を有することを特徴とする請
    求項1記載のタブ付き部品製造装置。
  10. 【請求項10】上記第1の移載手段は、上記搬送キャリ
    アからワークを取出す際に、搬送キャリアの複数枚搬送
    を検出する検出機構を具備したことを特徴とする請求項
    1記載のタブ付き部品製造装置。
  11. 【請求項11】上記検出機構は、その中途部が回転自在
    に枢支され、一端部に弾性体が張設され所定方向に弾性
    的に回動付勢されるレバーと、 このレバーの他端部に取付けられ上記ワークの面に転接
    するローラと、 上記レバーの一端部側に設けられ、レバー変位による端
    部の有無を検出してワークの複数枚搬送を判断するフォ
    トセンサとを具備したことを特徴とする請求項10記載
    のタブ付き部品製造装置。
  12. 【請求項12】上記第1の移載手段は、 十文字状に形成され、それぞれの端部にワーク吸い上げ
    機構を備えたアーム体と、 このアーム体の端部が上記第1の搬送手段および第2の
    搬送手段と対向するよう、アーム体を90°往復動駆動
    する駆動機構と、 上記第1の搬送手段と第2の搬送手段との間に、互いに
    所定間隔を存して介設され、良品ワークを一旦受ける第
    1,第2の良品受け取り部と、 この第1,第2の良品受け取り部にそれぞれ隣接され、
    不良品を受け取る第1,第2の不良品受け取り部と、 上記第1,第2の良品受け取り部と第1,第2の不良品
    受け取り部とを支持し、かつ上記検出機構の検知信号に
    もとづいて上記アーム体端部のワーク吸い上げ機構に対
    して、第1,第2の良品受け取り部および第1,第2の
    不良品受け取り部のいずれか一方が対向するよう移動変
    位する第1,第2の仕分け機構とを具備したことを特徴
    とする請求項10記載のタブ付き部品製造装置。
  13. 【請求項13】上記第2の搬送手段は、 良品ワークを2枚重ねで収容する搬送キャリアと、この
    搬送キャリアを支持し、かつワークの長手方向の全長L
    に対してL/2 づつ間欠搬送する搬送コンベアとを具備
    し、 上記第2の移載手段は、 十文字状であるとともに、90°間隔を存した一対の端
    部のみL/4 づつオフセットして設けられ、かつ全ての端
    部にワーク吸い上げ機構を備えた移載体と、 この移載体を90°往復動駆動する駆動機構と、 上記第2の搬送手段と第1の処理手段との間に、互いに
    所定間隔を存して介設され、上記ワークを一旦受ける第
    1の中継部および第2の中継部とを具備したことを特徴
    とする請求項1記載のタブ付き部品製造装置。
  14. 【請求項14】上記第1の処理手段は、 上記ワークを着脱自在に支持して間欠回転する第1の間
    欠回転機構と、 この第1の間欠回転機構の停止位置に順次配置され、上
    記ワークの必要部位を打ち抜くプレス機構、不要部位で
    あるスクラップを第1の間欠回転機構から除去する排出
    機構およびワークを第1の間欠回転機構から取出して上
    記第2の処理手段に移載する第3の移載機構とを具備し
    たことを特徴とする請求項1記載のタブ付き部品製造装
    置。
  15. 【請求項15】上記第2の処理手段は、 上記ワークを着脱自在に支持し、かつ間欠回転する第2
    の間欠回転機構と、 この第2の間欠回転機構の停止位置に順次配置され、ワ
    ークに取付けられるリードにタブを固着するタブ固着機
    構、上記タブに孔開け加工するタブ孔打ち抜き機構、リ
    ードおよびタブのリード固着部に絶縁テープを貼着する
    リードテープ貼着機構、孔明け加工されたタブの一面に
    一部を突出させた状態で絶縁テープを貼着するタブテー
    プ貼着機構、上記タブから突出するテープを折り曲げて
    タブの他面に貼着する折り曲げ機構および良品ワークと
    不良品とを仕分けする仕分け機構とを具備したことを特
    徴とする請求項1記載のタブ付き部品製造装置。
  16. 【請求項16】上記第2の処理手段は、 第2の間欠回転機構の周囲に配置されるタブ固着機構ほ
    かの構成機構相互間に、検査機構を具備したことを特徴
    とする請求項15記載のタブ付き部品製造装置。
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