JPH10268919A - Cam用金型の穴形状形成方法 - Google Patents

Cam用金型の穴形状形成方法

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JPH10268919A
JPH10268919A JP6938297A JP6938297A JPH10268919A JP H10268919 A JPH10268919 A JP H10268919A JP 6938297 A JP6938297 A JP 6938297A JP 6938297 A JP6938297 A JP 6938297A JP H10268919 A JPH10268919 A JP H10268919A
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diameter
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Masanari Kido
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小径工具を用いて比較的狭い幅の穴形状を形
成する際の工具の切削負荷を小さくする。 【解決手段】 穴形状21の製品形状輪郭線C1、小径
カッター22の径D1及び製品形状輪郭線C1沿いの加
工ピッチL1の入力情報を基にして、小径カッター22
により、製品形状輪郭線C1沿いに一定のピッチL1で
突き加工を行う。それら突き加工を行った後、小径カッ
ター22により、製品形状輪郭線C1沿いに仕上げの輪
郭加工を矢印a方向に行う

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小径工具及びこの
小径よりも大きな径の大径工具を用いて、金型の加工部
位に穴形状を形成する、CAM用金型の穴形状形成方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のパネルには多くの穴形状があ
り、これを成形する金型表面にも穴形状を形成する必要
がある。従来、加工が施されていない金型の表面形状に
穴形状を形成するに際し、図9Aに示すように、プレス
型1表面に製品形状の輪郭を作業者がケガキし、ケガキ
線2に包囲された区域に、小径のエンドミル(ドリル)
を用いて、作業者の目視で複数の穴3を形成することに
よって穴形状4を形成していた。
【0003】このように穴形状を形成する場合、図10
に示すように穴形状の比較的狭い幅d1が金型の鋳物代
の2倍より小さいとき、金型に鋳抜きを施さず、加工が
施されていない金型の表面形状に小径カッター4を工具
経路5に沿って輪郭加工を行うことにより、穴形状6を
形成する。それに対して、図11に示すように大径カッ
ター7によって削り残された部位の比較的狭い幅d2が
金型の鋳物代の2倍より小さいとき、小径カッター8を
工具経路9に沿って輪郭加工を行うことにより、穴形状
10を形成していた。
【0004】また、図12に示すように、加工が施され
ていない金型の表面形状に穴形状を形成する際に、最初
にn段目(nは自然数)の工具経路11に沿ってカッタ
ーによる加工を行い、次いでn−1段目の工具経路12
に沿ってカッターによる加工を行い、最後から2番目
に、2段目の工具経路13に沿ってカッターによる加工
を行い、最後に、1段目の工具経路14に沿ってカッタ
ーによる加工を行うことにより多段オフセットを行うこ
とによって、穴形状15が形成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように作業者の目視で複数の穴を形成する場合、図9B
に示すように、穴16がケガキ線17からはみ出るおそ
れがある。また、図9Cに示すように、素材断片18が
穴形状19内に残るおそれがある。この場合、素材断片
18が工具に絡み、工具破損を引き起こすおそれがあ
る。
【0006】また、図10に示すような比較的狭い幅d
1の穴形状を形成する場合、小径カッター4の進行方向
に対する側面全体で加工するため、カッター4が接触す
る円弧が大きくなり、小径カッター4の切削負荷が高く
なる不具合があった。図11に示すように大径カッター
7によって削り残された部位の比較的狭い幅d2の穴形
状を形成する場合でも、同様な理由で小径カッター8の
切削負荷が高くなる不具合がある。
【0007】図12に示すような多段オフセットを行う
場合、穴形状の輪郭が比較的平坦な部位では、オフセッ
トの距離d3が比較的小さいため、カッターの切削負荷
が大きく変動しないが、穴形状の輪郭が入り組んだ部位
では、オフセットの距離d4が大きくなるので、カッタ
ーの切削負荷が大きくなる。
【0008】請求項1記載のCAM用金型の穴形状形成
方法は、小径工具を用いて比較的狭い幅の穴形状を形成
する場合に、工具の穴がケガキ線からはみ出るという課
題、素材断片が穴形状に残るという課題、切削負荷が大
きくなるという課題、及び穴形状の輪郭が入り組んだ部
位において工具の切削負荷が特に大きくなるという課題
を解決しようとするものである。
【0009】請求項2記載のCAM用金型の穴形状形成
方法は、小径工具を用いて比較的狭い幅の穴形状を形成
する場合に、工具の穴がケガキ線からはみ出るという課
題を解決しようとするものである。
【0010】請求項3記載のCAM用金型の穴形状形成
方法は、小径工具を用いて比較的狭い幅の穴形状を形成
する場合に、穴形状の輪郭が入り組んだ部位において工
具の切削負荷が特に大きくなるという課題を解決しよう
とするものである。
【0011】請求項4記載のCAM用金型の穴形状形成
方法は、小径工具を用いて比較的狭い幅の穴形状を形成
する場合に、素材断片が穴形状に残るという課題を解決
しようとするものである。
【0012】請求項5〜7記載のCAM用金型の穴形状
形成方法は、小径工具を用いて比較的狭い幅の穴形状を
形成する場合に、切削負荷が大きくなるという課題を解
決しようとするものである。
【0013】請求項8記載のCAM用金型の穴形状形成
方法は、大径工具によって削り残された部位に比較的狭
い幅の穴形状を形成する場合に、工具の穴がケガキ線か
らはみ出るという課題、素材断片が穴形状に残るという
課題、切削負荷が大きくなるという課題、及び穴形状の
輪郭が入り組んだ部位において工具の切削負荷が特に大
きくなるという課題を解決しようとするものである。
【0014】請求項9記載のCAM用金型の穴形状形成
方法は、大径工具によって削り残された部位に比較的狭
い幅の穴形状を形成する場合に、工具の穴がケガキ線か
らはみ出るという課題を解決しようとするものである。
【0015】請求項10記載のCAM用金型の穴形状形
成方法は、大径工具によって削り残された部位に比較的
狭い幅の穴形状を形成する場合に、工具の穴がケガキ線
からはみ出るという課題を解決しようとするものであ
る。
【0016】請求項11記載のCAM用金型の穴形状形
成方法は、大径工具によって削り残された部位に比較的
狭い幅の穴形状を形成する場合に、穴形状の輪郭が入り
組んだ部位において工具の切削負荷が特に大きくなると
いう課題を解決しようとするものである。
【0017】請求項12記載のCAM用金型の穴形状形
成方法は、大径工具によって削り残された部位に比較的
狭い幅の穴形状を形成する場合に、素材断片が穴形状に
残るという課題を解決しようとするものである。
【0018】請求項13及び14記載のCAM用金型の
穴形状形成方法は、大径工具によって削り残された部位
に比較的狭い幅の穴形状を形成する場合に、切削負荷が
大きくなるという課題を解決しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1記
載のCAM用金型の穴形状形成方法は、小径工具及びこ
の小径よりも大きな径の大径工具を用いて、金型の製品
形状輪郭線で囲まれた内側の加工部位に穴形状を形成す
るに際し、前記小径工具により、前記小径工具で形成す
べき前記穴形状の所定の位置を突き加工して、前記大径
工具及び小径工具の突き方向に前記形成すべき穴形状の
対応する深さの穴を形成し、前記小径工具により、前記
穴形状の所定の位置から前記製品形状輪郭線までの最短
距離に沿って、前記大径工具及び小径工具の突き方向に
前記形成すべき穴形状の対応する深さで順次突き加工
し、前記小径工具により、前記製品形状輪郭線に沿っ
て、前記大径工具及び小径工具の突き方向に前記形成す
べき穴形状の対応する深さで順次突き加工し、前記小径
工具により、前記製品形状輪郭線に沿って輪郭削り加工
することを特徴とするものである。
【0020】本発明による請求項2記載のCAM用金型
の穴形状形成方法は、前記小径工具により、前記小径工
具で形成すべき前記穴形状の所定の位置を突き加工し
て、前記大径工具及び小径工具の突き方向に前記形成す
べき穴形状の対応する深さの穴を形成するに際し、前記
穴形状の所定の位置を突き加工して形成した穴の中心を
横切る前記製品形状輪郭線間の最短距離が、前記大径工
具の径及び所定の加工余裕量の和の2倍よりも小さく、
前記小径工具の径及び前記所定の加工余裕量の和の2倍
よりも大きくなる場合、前記小径工具で形成すべき前記
穴形状であると判断し、前記穴形状の所定の位置を突き
加工して形成した穴の中心が、前記製品形状輪郭線間の
最短距離の中間に存在することを特徴とするものであ
る。
【0021】本発明による請求項3記載のCAM用金型
の穴形状形成方法は、前記小径工具により、前記穴形状
の所定の位置から前記製品形状輪郭線までの最短距離に
沿って、前記大径工具及び小径工具の突き方向で前記形
成すべき穴形状の対応する深さで順次突き加工するに際
し、前記小径工具により、前記穴形状の所定の位置から
前記製品形状輪郭線までの最短距離沿いに、所定ピッチ
で前記突き加工を順次行い、前記小径工具により、前記
製品形状輪郭線に沿って、前記大径工具及び小径工具の
突き方向で前記形成すべき穴形状の対応する深さで削り
加工するに際し、前記小径工具により、前記製品形状輪
郭線沿いに所定のピッチで前記突き加工を順次行うこと
を特徴とするものである。
【0022】本発明による請求項4記載のCAM用金型
の穴形状形成方法は、前記小径工具により、前記製品形
状輪郭線に沿って、前記大径工具及び小径工具の突き方
向に前記形成すべき穴形状の対応する深さで順次突き加
工するに際し、前記製品形状輪郭線で囲まれた内側に削
り残し領域が生じた場合、その削り残し領域がなくなる
まで、前記小径工具の、前記大径工具及び小径工具の突
き方向に垂直な平面の断面形状を、前記製品形状輪郭線
沿いに所定のピッチずらして重ねたときに生ずる、前記
削り残し領域の山形の削り残し形状を削る分のオフセッ
ト量だけ、前記製品形状輪郭線からずらした経路に沿っ
て、前記小径工具により順次突き加工を行うことを特徴
とするものである。
【0023】本発明による請求項5記載のCAM用金型
の穴形状形成方法は、前記大径工具及び小径工具の突き
方向で前記形成すべき穴形状の対応する深さが前回の突
き加工のときよりも深い場合には、前記大径工具及び小
径工具の突き方向の送り速度を、前回の突き加工のとき
の前記大径工具及び小径工具の突き方向の送り速度より
も下げることを特徴とするものである。
【0024】本発明による請求項6記載のCAM用金型
の穴形状形成方法は、前記大径工具及び小径工具の突き
方向で前記形成すべき穴形状の対応する深さを、前記製
品形状輪郭線に沿って輪郭削り加工する際の前記小径工
具の先端の軌跡の前記大径工具及び小径工具の突き方向
の深さよりも深くすることを特徴とするものである。
【0025】本発明による請求項7記載のCAM用金型
の穴形状形成方法は、前記小径工具で形成すべき前記穴
形状の所定の位置の突き加工を所定のサイクル量で行う
ことを特徴とするものである。
【0026】本発明による請求項8記載のCAM用金型
の穴形状形成方法は、小径工具及びこの小径よりも大き
な径の大径工具を用いて、金型の製品形状輪郭線で囲ま
れた内側の加工部位に穴形状を形成するに際し、前記大
径工具による加工を行った後、前記大径工具によって削
り残された区域のうちの前記小径工具で加工すべき区域
の各々について、前記小径工具により、前記小径工具で
加工すべき区域の製品形状輪郭線に沿って、前記大径工
具及び小径工具の突き方向で前記形成すべき穴形状の対
応する深さで順次突き加工し、前記小径工具により、前
記小径工具で加工すべき区域の製品形状輪郭線に沿って
輪郭削り加工することを特徴とするものである。
【0027】本発明による請求項9記載のCAM用金型
の穴形状形成方法は、前記製品形状輪郭線をその内側に
前記小径工具の半径分オフセットした曲線が、交差する
ことなく前記大径工具によって削り残された区域に存在
する場合、前記小径工具によって加工すべき区域である
と判断することを特徴とするものである。
【0028】本発明による請求項10記載のCAM用金
型の穴形状形成方法は、前記小径工具により、前記小径
工具によって加工すべき区域の製品形状輪郭線に沿っ
て、前記大径工具及び小径工具の突き方向で前記形成す
べき穴形状の対応する深さで順次突き加工するに際し、
前記小径工具によって加工すべき区域の製品形状輪郭線
の両端を求め、前記小径工具によって加工すべき区域の
製品形状輪郭線から前記小径工具の半径分オフセットし
た曲線を形成し、前記両端のうちの一方から下ろした垂
線と、前記小径工具の半径分オフセットした曲線との交
点を、前記突き加工の開始点とすることを特徴とするも
のである。
【0029】本発明による請求項11記載のCAM用金
型の穴形状形成方法は、前記小径工具により、前記製品
形状輪郭線に沿って、前記大径工具及び小径工具の突き
方向で前記形成すべき穴形状の対応する深さで削り加工
するに際し、前記小径工具により、前記製品形状輪郭線
沿いに所定のピッチで前記突き加工を順次行うことを特
徴とするものである。
【0030】本発明による請求項12記載のCAM用金
型の穴形状形成方法は、前記小径工具により、前記製品
形状輪郭線に沿って、前記大径工具及び小径工具の突き
方向に前記形成すべき穴形状の対応する深さで順次突き
加工するに際し、前記製品形状輪郭線で囲まれた内側に
削り残し領域が生じた場合、その削り残し領域がなくな
るまで、前記小径工具の、前記大径工具及び小径工具の
突き方向に垂直な平面の断面形状を、前記製品形状輪郭
線沿いに所定のピッチずらして重ねたときに生ずる、前
記削り残し領域の山形の削り残し形状を削る分のオフセ
ット量だけ、前記製品形状輪郭線からずらした経路に沿
って、前記小径工具により順次突き加工を行うことを特
徴とするものである。
【0031】本発明による請求項13記載のCAM用金
型の穴形状形成方法は、前記大径工具及び小径工具の突
き方向で前記形成すべき穴形状の対応する深さが前回の
突き加工のときよりも深い場合には、前記大径工具及び
小径工具の突き方向の送り速度を、前回の突き加工のと
きの前記大径工具及び小径工具の突き方向の送り速度よ
りも下げることを特徴とするものである。
【0032】本発明による請求項14記載のCAM用金
型の穴形状形成方法は、前記大径工具及び小径工具の突
き方向で前記形成すべき穴形状の対応する深さを、前記
製品形状輪郭線に沿って輪郭削り加工する際の前記小径
工具の先端の軌跡の前記大径工具及び小径工具の突き方
向の深さよりも深くすることを特徴とするものである。
【0033】
【発明の作用及び効果】本発明による請求項1記載のC
AM用金型の穴形状形成方法によれば、小径工具によ
り、小径工具で形成すべき穴形状の所定の位置を突き加
工して、大径工具及び小径工具の突き方向に形成すべき
穴形状の対応する深さの穴を形成する。次いで、小径工
具により、穴形状の所定の位置から製品形状輪郭線まで
の最短距離に沿って、大径工具及び小径工具の突き方向
に形成すべき穴形状の対応する深さで順次突き加工す
る。次いで、小径工具により、製品形状輪郭線に沿っ
て、大径工具及び小径工具の突き方向に形成すべき穴形
状の対応する深さで順次突き加工する。次いで、小径工
具により、製品形状輪郭線に沿って輪郭削り加工する。
【0034】このように、小径工具を用いて比較的狭い
幅の穴形状を形成する場合に、従来のように作業者の目
視で複数の穴を形成せず、製品形状輪郭線沿いに自動的
に順次突き加工するので、小径工具による穴が製品形状
輪郭線すなわちケガキ線からはみ出るおそれがなくな
る。また、従来のように作業者の目視で複数の穴を形成
せず、製品形状輪郭線までの最短距離に沿いに順次突き
加工した後に、製品形状輪郭線に沿いに順次突き加工す
るので、素材断片が穴形状に残るおそれがなくなる。ま
た、従来のように小径工具の進行方向に対する側面全体
で加工せずに、順次突き加工するので、工具の負荷を従
来に比べて小さくすることができるとともに、穴形状の
輪郭が入り組んだ部位において工具の切削負荷が特に大
きくなるおそれがない。
【0035】本発明による請求項2記載のCAM用金型
の穴形状形成方法によれば、小径工具により、小径工具
で形成すべき穴形状の所定の位置を突き加工して、大径
工具及び小径工具の突き方向に形成すべき穴形状の対応
する深さの穴を形成するに際し、穴形状の所定の位置を
突き加工して形成した穴の中心を横切る製品形状輪郭線
間の最短距離が、大径工具の径及び所定の加工余裕量の
和の2倍よりも小さく、小径工具の径及び所定の加工余
裕量の和の2倍よりも大きくなる場合、小径工具で形成
すべき穴形状であると判断する。この際、穴形状の所定
の位置を突き加工して形成した穴の中心が、製品形状輪
郭線間の最短距離の中間に存在する。
【0036】したがって、小径工具で形成すべき穴形状
をこのように判断することにより、小径工具による穴
を、製品形状輪郭線すなわちケガキ線に沿いにより正確
に形成することができる。
【0037】本発明による請求項3記載のCAM用金型
の穴形状形成方法によれば、小径工具により、穴形状の
所定の位置から製品形状輪郭線までの最短距離に沿っ
て、大径工具及び小径工具の突き方向で形成すべき穴形
状の対応する深さで順次突き加工するに際し、小径工具
により、穴形状の所定の位置から製品形状輪郭線までの
最短距離沿いに、所定ピッチで突き加工を順次行う。ま
た、小径工具により、製品形状輪郭線に沿って、大径工
具及び小径工具の突き方向で形成すべき穴形状の対応す
る深さで削り加工するに際し、小径工具により、製品形
状輪郭線沿いに所定のピッチで突き加工を順次行う。
【0038】このように所定のピッチで突き加工を行う
ことにより、穴形状の輪郭が入り組んだ部位において工
具の切削負荷が特に大きくならないようにするのにより
好適となる。
【0039】本発明による請求項4記載のCAM用金型
の穴形状形成方法によれば、小径工具により、製品形状
輪郭線に沿って、大径工具及び小径工具の突き方向に形
成すべき穴形状の対応する深さで順次突き加工するに際
し、製品形状輪郭線で囲まれた内側に削り残し領域が生
じた場合、その削り残し領域がなくなるまで、小径工具
の、大径工具及び小径工具の突き方向に垂直な平面の断
面形状を、製品形状輪郭線沿いに所定のピッチずらして
重ねたときに生ずる、削り残し領域の山形の削り残し形
状を削る分のオフセット量だけ、製品形状輪郭線からず
らした経路に沿って、小径工具により順次突き加工を行
う。
【0040】このように削り残し領域を突き加工するこ
とにより、素材断片が穴形状に残さないようにするのに
より好適なものとなる。
【0041】本発明による請求項5記載のCAM用金型
の穴形状形成方法によれば、大径工具及び小径工具の突
き方向で形成すべき穴形状の対応する深さが前回の突き
加工のときよりも深い場合には、大径工具及び小径工具
の突き方向の送り速度を、前回の突き加工のときの大径
工具及び小径工具の突き方向の送り速度よりも下げる。
【0042】このように、大径工具及び小径工具の突き
方向の送り速度を、前回の突き加工のときの大径工具及
び小径工具の突き方向の送り速度よりも下げることによ
り、工具の負荷をより小さくすることができる。
【0043】本発明による請求項6記載のCAM用金型
の穴形状形成方法によれば、大径工具及び小径工具の突
き方向で形成すべき穴形状の対応する深さを、製品形状
輪郭線に沿って輪郭削り加工する際の小径工具の先端の
軌跡の大径工具及び小径工具の突き方向の深さよりも深
くする。
【0044】このように、小径工具の先端の軌跡の大径
工具及び小径工具の突き方向の深さよりも深くすること
により、製品形状輪郭線に沿って輪郭削り加工する際に
小径工具の先端が、突き加工の削り残しに当たらないの
で、工具を負荷を更に小さくすることができる。
【0045】本発明による請求項7記載のCAM用金型
の穴形状形成方法によれば、小径工具で形成すべき穴形
状の所定の位置の突き加工を所定のサイクル量で行う。
【0046】所定の位置の突き加工の切削量は、穴形状
の所定の位置から製品形状輪郭線までの最短距離及び製
品形状輪郭線に沿いの突き加工に比べて切削量が著しく
多いため、一度に突き加工すると工具負荷が著しく大き
くなる。このように、突き加工を所定のサイクルで行う
ことにより、一度に突き加工する場合に比べて工具負荷
を一層小さくすることができる。
【0047】本発明による請求項8記載のCAM用金型
の穴形状形成方法によれば、大径工具による加工を行っ
た後、大径工具によって削り残された区域のうちの小径
工具で加工すべき区域の各々について、小径工具によ
り、小径工具で加工すべき区域の製品形状輪郭線に沿っ
て、大径工具及び小径工具の突き方向で形成すべき穴形
状の対応する深さで順次突き加工し、小径工具により、
小径工具で加工すべき区域の製品形状輪郭線に沿って輪
郭削り加工する。
【0048】このように、大径工具によって削り残され
た部位に比較的狭い幅の穴形状を形成する場合にも、請
求項1記載のCAM用金型の穴形状形成方法と同様の作
用効果を有するようになる。
【0049】本発明による請求項9記載のCAM用金型
の穴形状形成方法によれば、製品形状輪郭線をその内側
に小径工具の半径分オフセットした曲線が、交差するこ
となく大径工具によって削り残された区域に存在する場
合、小径工具によって加工すべき区域であると判断す
る。
【0050】このようにして小径工具によって加工すべ
き区域であると判断することにより、大径工具によって
削り残された部位に比較的狭い幅の穴形状を形成する場
合にも、請求項2記載のCAM用金型の穴形状形成方法
と同様の作用効果を有するようになる。
【0051】本発明による請求項10記載のCAM用金
型の穴形状形成方法によれば、小径工具により、小径工
具によって加工すべき区域の製品形状輪郭線に沿って、
大径工具及び小径工具の突き方向で形成すべき穴形状の
対応する深さで順次突き加工するに際し、小径工具によ
って加工すべき区域の製品形状輪郭線の両端を求める。
次いで、小径工具によって加工すべき区域の製品形状輪
郭線から小径工具の半径分オフセットした曲線を形成す
る。次いで、両端のうちの一方から下ろした垂線と、小
径工具の半径分オフセットした曲線との交点を、前記突
き加工の開始点とする。
【0052】このようにして突き加工の開始点を決定す
ることにより、大径工具によって削り残された部位に比
較的狭い幅の穴形状を形成する場合にも、請求項2記載
のCAM用金型の穴形状形成方法と同様の作用効果を有
するようになる。
【0053】本発明による請求項11記載のCAM用金
型の穴形状形成方法によれば、小径工具により、製品形
状輪郭線に沿って、大径工具及び小径工具の突き方向で
形成すべき穴形状の対応する深さで削り加工するに際
し、小径工具により、製品形状輪郭線沿いに所定のピッ
チで突き加工を順次行う。
【0054】したがって、大径工具によって削り残され
た部位に比較的狭い幅の穴形状を形成する場合にも、請
求項3記載のCAM用金型の穴形状形成方法と同様の作
用効果を有するようになる。
【0055】本発明による請求項12記載のCAM用金
型の穴形状形成方法によれば、小径工具により、製品形
状輪郭線に沿って、大径工具及び小径工具の突き方向に
形成すべき穴形状の対応する深さで順次突き加工するに
際し、製品形状輪郭線で囲まれた内側に削り残し領域が
生じた場合、その削り残し領域がなくなるまで、小径工
具の、大径工具及び小径工具の突き方向に垂直な平面の
断面形状を、製品形状輪郭線沿いに所定のピッチずらし
て重ねたときに生ずる、削り残し領域の山形の削り残し
形状を削る分のオフセット量だけ、製品形状輪郭線から
ずらした経路に沿って、小径工具により順次突き加工を
行う。
【0056】したがって、大径工具によって削り残され
た部位に比較的狭い幅の穴形状を形成する場合にも、請
求項4記載のCAM用金型の穴形状形成方法と同様の作
用効果を有するようになる。
【0057】本発明による請求項13記載のCAM用金
型の穴形状形成方法によれば、大径工具及び小径工具の
突き方向で形成すべき穴形状の対応する深さが前回の突
き加工のときよりも深い場合には、大径工具及び小径工
具の突き方向の送り速度を、前回の突き加工のときの大
径工具及び小径工具の突き方向の送り速度よりも下げ
る。
【0058】したがって、大径工具によって削り残され
た部位に比較的狭い幅の穴形状を形成する場合にも、請
求項5記載のCAM用金型の穴形状形成方法と同様の作
用効果を有するようになる。
【0059】本発明による請求項14記載のCAM用金
型の穴形状形成方法によれば、大径工具及び小径工具の
突き方向で形成すべき穴形状の対応する深さを、製品形
状輪郭線に沿って輪郭削り加工する際の小径工具の先端
の軌跡の大径工具及び小径工具の突き方向の深さよりも
深くする。
【0060】したがって、大径工具によって削り残され
た部位に比較的狭い幅の穴形状を形成する場合にも、請
求項6記載のCAM用金型の穴形状形成方法と同様の作
用効果を有するようになる。
【0061】
【発明の実施の形態】本発明によるCAM用金型の穴形
状形成方法の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明
する。なお、図面中、同一部材には同一符号を付すもの
とする。また、図面中、3次元CAMシステムのZ−方
向を工具の突き加工方向とする。本発明によるCAM用
金型の穴形状形成方法は、通常のCAMシステムの作動
プログラムの一部を改造してそこに付加して実施するも
のであり、加工用の工具として小径カッター及びこの小
径よりも大きな径の大径カッターを使用することを前提
としている。本発明によるCAM用金型の穴形状形成方
法を実施するCAMシステムには、穴形状の製品形状輪
郭線、小径カッターの径、大径カッターの径、小径カッ
ターの加工ピッチ等が入力され、突き加工NCデータが
出力される。
【0062】図1は、小型カッターのみによって行う穴
形状の突き加工及び輪郭加工の概要を説明する図であ
る。この場合、穴形状21の製品形状輪郭線C1、小径
カッター22の径D1及び製品形状輪郭線C1沿いの加
工ピッチL1の入力情報を基にして、小径カッター22
により、製品形状輪郭線C1沿いに一定のピッチL1で
突き加工を行う(図1A)。それら突き加工を行った
後、小径カッター22により、製品形状輪郭線C1沿い
に仕上げの輪郭加工を矢印a方向に行う(図1B)。こ
の概要については、フローチャートを用いて詳細に説明
する。
【0063】図2は、大径カッターによる削り残し量が
多い部位の突き加工及び輪郭加工の概要を説明する図で
ある。この場合、穴形状23の製品輪郭形状C2、小径
カッター22の径D1、製品輪郭形状C2沿いの加工ピ
ッチL2、大形カッター24の径D2、製品輪郭形状C
2と大径カッター24との接点位置P1,P2及び接点
位置P1,P2間の加工後形状面C3の入力情報を基に
して、大形カッター24の削り残し部位25を認識し、
加工後形状面C3から製品輪郭形状C2沿いに一定のピ
ッチL2で突き加工を行う(図2A)。それら突き加工
を行った後、小径カッター22により製品形状輪郭線C
2沿いに仕上げの輪郭加工を矢印b方向に行う(図1
b)。この概要についても、フローチャートを用いて詳
細に説明する。
【0064】図3は、本発明によるCAM用金型の穴形
状形成方法の実施の形態の動作を説明するフローチャー
トである。本ルーチンは、図1に示したような小型カッ
ターのみによって行う穴形状の突き加工及び図2に示し
たような大径カッターによる削り残しが大きい部位の突
き加工を行うものであり、小径カッターによって形成す
べき穴形状の各々について行われるものとする。先ず、
ステップS1において、小径カッターのみによって穴形
状を形成すべき区域を判定する処理を行う。
【0065】図4を用いて詳しく説明すると、穴形状2
1の製品形状輪郭線C1が閉曲線であり、その内側が加
工部位であるとともに、大径カッター24がその内側に
入らない場合、穴形状21を、小径カッターのみによっ
て穴形状を形成すべき区域と判定する。このとき、加工
開始点(アプローチ点)Q1も同時に求まる(図4
B)。
【0066】加工開始点Q1は、加工開始点Q1から製
品形状輪郭線C1に下ろした垂線d1,d2が等しくな
る位置(すなわち、共に、カッター半径D1/2に加工
余裕量cを加えたものとなる位置)に設定する。なお、
垂線d1,d2を確保できないときには、その工具での
加工が不可能となり、より小径の工具によって加工が開
始される。したがって、これにより大形カッター24が
製品形状輪郭線C1の内側に入るか否かを判断すること
ができる。
【0067】次いで、ステップS2において、対象とな
る穴形状が小径カッターのみによって穴形状を形成すべ
き区域であるか否か判断する。小径カッターのみによっ
て穴形状を形成すべき区域である場合には、ステップS
3において、小径カッターの突き加工の工具経路を生成
する。
【0068】図5A〜Dを用いて詳しく説明すると、先
ず、小径カッター22により、サイクル量SIのサイク
ル突き加工により、加工開始点Q1にアプローチ穴(こ
の深さは、設計者によって任意に設定できるものとす
る。)をあける(図5A)。なお、この場合、穴形状2
1の製品形状輪郭線C1、小径カッター22のカッター
径D1、加工開始点Q1、小径カッター22の回転数S
1、小径カッター22のZ−方向への送り速度F1及び
小径カッター22のサイクル量SIが入力され、サイク
ル突き加工NC(数値制御)データが出力される。
【0069】次いで、小径カッター22により、加工開
始点Q1から製品形状輪郭線C1までの最短距離に沿っ
て、一定ピッチL1で順次突き加工する(突き加工の各
々の深さも、設計者によって任意に設定できるものとす
る。)(図5B)。なお、この場合、穴形状21の製品
形状輪郭線C1、小径カッター22のカッター径D1、
加工開始点Q1、小径カッター22の回転数S2及び小
径カッター22のZ−方向への送り速度F2が入力さ
れ、ピッチ一定の突き加工NCデータが出力される。
【0070】次いで、小径カッター22により、製品形
状輪郭線C1に沿って、一定ピッチL1で順次突き加工
する(突き加工の各々の深さも、設計者によって任意に
設定できるものとする。)(図5C)。なお、この場
合、穴形状21の製品形状輪郭線C1、小径カッター2
2のカッター径D1、加工開始点Q1、小径カッター2
2の回転数S2及び小径カッター22のZ−方向への送
り速度F2が入力され、ピッチ一定の突き加工NCデー
タが出力される。
【0071】なお、一定ピッチL1で順次突き加工する
際に、カッター軌跡26上を一定ピッチl1,l2(l
1=l2)で分割すると、製品形状輪郭線C1が直線の
部分の削り残しT1に比べて、製品形状輪郭線C1が曲
線の部分の削り残しT2が多くなる。したがって、図5
Dに示すように、製品形状輪郭線C1上を一定ピッチL
1,L2(L1=L2。したがって、l1>l2)で分
割し、その点をカッター軌跡26上にオフセットする。
その結果、製品形状輪郭線C1が直線の部分の削り残し
T1に比べて、製品形状輪郭線C1が曲線の部分の削り
残しT2が著しく多くなることがなくなり、後の輪郭削
り加工のときの工具負荷が大きくなるのを防止する。
【0072】また、加工開始点Q1から製品形状輪郭線
C1までの最短距離及び製品形状輪郭線C1沿いに突き
加工するに際し、図5Eに図示するように、今回の突き
加工の深さz1(小径カッター22a)が、前回の突き
加工の深さz2(小径カッター22b)よりも深くなる
場合、小径カッター22aの送り速度を、小径カッター
22bの送り速度よりも下げる。突き加工の深さが前回
の突き加工の深さよりも深くなる場合、カッター22a
の底面の全体が加工部位に接触して工具負荷が高くなる
ので、送り速度を下げる。なお、今回の突き加工の深さ
(カッター22c)が前回の突き加工の深さ(カッター
22d)よりも浅い場合、このような問題は生じない。
【0073】また、加工開始点Q1から製品形状輪郭線
C1までの最短距離及び製品形状輪郭線C1沿いに突き
加工するに際し、図5Fに図示するように、後に行う仕
上げ輪郭加工時に突き加工の削り残し27に小径カッタ
ー22の先端が当たるのを防ぐために、各々の突き加工
を、仕上げ輪郭加工時のカッター22の軌跡28よりも
深くする。
【0074】ステップS3において突き加工工具経路を
生成した後、ステップS4において、図1Bに示したよ
うな小径カッター22の輪郭削り加工の工具経路を生成
し、その後、ステップS5において、小径カッター工具
経路は大径カッター削り残し部位のみの工具軌跡に編集
する。次いで、ステップS6において、突き加工工具経
路を輪郭加工工具経路と合併して、本ルーチンを終了す
る。
【0075】ステップS2において、対象となる穴形状
が小径カッターのみによって穴形状を形成すべき区域で
ないと判断した場合、ステップS7において、大径カッ
ターによる削り残しが大きい部位と判定する処理を行
う。
【0076】この判定を、図6Aを用いて詳細に説明す
ると、削り残し部位25が大形カッター24の削り残し
部位であり、製品形状輪郭線C2をその内側に小径カッ
ター22の半径D1/2分オフセットした曲線C2’
が、交差することなく削り残S部位25に存在する場
合、小径カッター22では工具負荷が高くなり、輪郭削
り加工が不可能な部位であるので、削り残し部位25
は、大径カッターによる削り残し量が多い部位である、
したがって、小径カッター22によって加工すべき区域
であると判断する。
【0077】大径カッター24の削り残し部位は、大径
カッター削り残し量“大”の部位と、大径カッター削り
残し量“小”の部位とに大別される。大径カッター削り
残し量“大”の部位とは、既に説明したように小径カッ
ター22では工具負荷が高くなり、小径カッター22に
よる輪郭削り加工が不可能な部位をいう。それに対し
て、大径カッター削り残し量“小”の部位とは、小径カ
ッター22で輪郭削り加工が可能な部位をいう。本形態
では、大径カッター削り残し量“大”又は“小”かを、
大形カッター削り残し量Lが小径カッター22の指定食
い込み量lより大きいか否かで判断する。図6Aの場
合、大径カッター削り残し量“大”であると判断され
る。
【0078】次いで、加工開始点の求め方を、図6B〜
Dを参照して説明する。先ず、製品形状輪郭線C2と大
径カッター24との接点位置P1,P2をそれぞれ求め
る(図6B)。次いで、製品形状輪郭線C2を小径カッ
ター22の半径D1/2オフセットした曲線C2’を作
る(図6C)。次いで、接点位置P1から垂直に下ろし
た線分pl1と曲線C2’との交点CP1を求め、この
交点CP1を加工開始点とする。(図6D)
【0079】次いで、ステップS7において、対象とな
る穴形状が大径カッター削り残し量“大”の部位である
か否かを判断する。大径カッター削り残し量“大”の部
位である場合には、ステップS9において突き加工工具
経路を形成し、そうでない場合には、ステップS9をス
キップする。
【0080】ステップS9において、ステップS3と同
様に、小径カッターの突き加工の工具経路を生成する。
図6Eを用いて詳細に説明すると、小径カッター22に
より、製品形状輪郭線C2に沿って、一定ピッチL1で
順次突き加工する(突き加工の各々の深さも、設計者に
よって任意に設定できるものとする。)。なお、この場
合、削り残し部位25の製品形状輪郭線C2、小径カッ
ター22のカッター径D1、大径カッター24のカッタ
ー径D2、製品形状輪郭線C2と大径カッター24との
接点位置P1,P2、接点位置P1,P2間の製品形状
輪郭線C3、小径カッター22の回転数s2及び小径カ
ッター22のZ−方向への送り速度f2が入力され、ピ
ッチ一定の突き加工NCデータが出力される。
【0081】なお、この場合も、一定ピッチL1で順次
突き加工する際に、図5Dに図示したのと同様に、製品
形状輪郭線C2上を一定ピッチL1で分割し、その点を
曲線C2’上にオフセットする。その結果、後の輪郭削
り加工のときの工具負荷が大きくなるのを防止する。
【0082】また、製品形状輪郭線C2沿いに突き加工
するに際し、図5Eに図示したのと同様に、今回の突き
加工の深さが、前回の突き加工の深さよりも深くなる場
合、小径カッターの送り速度を前回の送り速度よりも下
げることにより、工具負荷が高くなるのを防止する。
【0083】また、製品形状輪郭線C2沿いに突き加工
するに際し、図5Fに図示したのと同様に、後に行う仕
上げ輪郭加工時に突き加工の削り残しに小径カッターの
先端が当たるのを防ぐために、各々の突き加工を、仕上
げ輪郭加工時のカッターの軌跡よりも深くする。
【0084】ステップS9において突き加工工具経路を
生成した後、ステップS10において、図2Bに示した
ような小径カッター22の輪郭削り加工の工具経路を生
成し、その後、ステップS11において、小径カッター
工具経路は大径カッター削り残し部位のみの工具軌跡に
編集する。次いで、ステップS6において、突き加工工
具経路を輪郭加工工具経路と合併して、本ルーチンを終
了する。
【0085】図7は、突き加工削り残し領域を判定し及
び取り除くフローチャートである。本ルーチンは、図3
のフローチャートのステップS3(小型カッターのみに
よって行う穴形状の突き加工の場合)及びステップS1
1(大径カッターによる削り残し量が多い部位の突き加
工の場合)で行われるものであり、小型カッターのみに
よって行う穴形状の突き加工の場合には、加工開始点Q
1から製品形状輪郭線C1までの最短距離に沿って、一
定ピッチL1で順次突き加工する際に実行され、それに
対して、大径カッターによる削り残し量が多い部位の突
き加工の場合には、製品形状輪郭線C2に沿って、一定
ピッチL1で順次突き加工する際に実行される。なお、
加工開始点の決定を除いては、小型カッターのみによっ
て行う穴形状の突き加工の場合も、大径カッターによる
削り残し量が多い部位の突き加工の場合も同様であるた
め、ここでは、小型カッターのみによって行う穴形状の
突き加工の場合について説明する。
【0086】先ず、ステップS21において、上記加工
開始点Q1を決定する。次いで、ステップS22におい
て、突き加工削り残し領域の判定を行う。図8Aを用い
て説明すると、この判定は、製品形状輪郭線C1から小
径カッターの径D1オフセットした曲線C1’が閉曲線
を作るとき突き加工削り残し領域が存在すると判定す
る。
【0087】次いで、ステップS23において、突き加
工削り残し領域があるか否か判断する。突き加工削り残
し領域がある場合、ステップS24において、突き加工
削り残し領域の突き加工工具経路を生成する。
【0088】本形態では、突き加工削り残し領域の突き
加工工具経路を生成するに際し、製品形状輪郭線C1沿
いに突き加工した際に生じる山形の削り残し形状29
(図8B)が完全に除去されるように、製品形状輪郭線
C1からD1−2h(hを削り残し形状29の高さとす
る。)オフセットした曲線C1”の内側を突き加工削り
残し領域30とし、製品形状輪郭線C1沿いを突き加工
する際の小径カッター22の軌跡をD1−2hオフセッ
トした曲線を、突き加工削り残し領域の突き加工工具経
路とする。したがって、図8Bにおいて破線で示したよ
うに、小径カッター22の円弧が曲線C1”に接触する
ように小径カッター22による突き加工を行う。
【0089】ステップS24で突き加工削り残し領域の
突き加工工具経路を生成した後、ステップS23に戻
る。それに対して、ステップS23において突き加工削
り残し領域がない場合、ステップS24をスキップし、
ステップS25において、既に説明したようにして製品
形状輪郭沿いの突き加工工具経路を生成し、その後本ル
ーチンを終了する。
【0090】本実施の形態によれば、小型カッターのみ
によって行う穴形状の突き加工の場合及び大径カッター
による削り残し量が多い部位の突き加工の場合に、従来
のように作業者の目視で複数の穴を形成せず、製品形状
輪郭線C1,C2沿いに自動的に順次突き加工するの
で、小径カッター22による穴が製品形状輪郭線C1,
C2からはみ出るおそれがなくなるとともに、素材断片
が穴形状に残るおそれがなくなる。また、従来のように
小径カッター22の進行方向に対する側面全体で加工せ
ずに、順次突き加工するので、工具の負荷を従来に比べ
て小さくすることができるとともに、穴形状の輪郭が入
り組んだ部位において工具の切削負荷が特に大きくなる
おそれがない。
【0091】また、製品形状輪郭線C1,C2沿いに所
定のピッチL1で突き加工を行うことにより、穴形状の
輪郭が入り組んだ部位において工具の切削負荷が特に大
きくなるおそれもない。また、突き加工削り残し領域3
0(図8A)を突き加工することにより、素材断片が穴
形状に残さないようにするのにより好適なものとなる。
また、小径カッター22の送り速度を、前回の送り速度
よりも下げることにより、小径カッター22の負荷をよ
り小さくすることができる。また、仕上げ輪郭加工時に
突き加工の削り残し27に小径カッター22の先端が当
たるのを防ぐため、小径カッター22の負荷を一層小さ
くすることができる。さらに、小型カッターのみによっ
て行う穴形状の突き加工の場合、アプローチ穴をあける
際に、突き加工を所定のサイクルで行うことにより、一
度に突き加工する場合に比べて工具負荷を一層小さくす
ることができる。
【0092】本発明は上記実施の形態に限定されるもの
ではなく、幾多の変更及び変形が可能である。例えば、
小型カッターのみによって行う穴形状の突き加工及び大
径カッターによる削り残し量が多い部位の突き加工を同
時に行ったが、個別に行うこともできる。また、加工工
具としてカッターを用いたが、ボールエンドミル等の他
の工具を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】小型カッターのみによって行う穴形状の突き加
工及び輪郭加工の概要を説明する図である。
【図2】大径カッターによる削り残し量が多い部位の突
き加工及び輪郭加工の概要を説明する図である。
【図3】本発明によるCAM用金型の穴形状形成方法の
実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図4】小径カッターのみによって穴形状を形成すべき
区域を判定する処理を説明するための図である。
【図5】小型カッターのみによって行う穴形状の突き加
工及び輪郭加工の詳細を説明する図である。
【図6】大径カッターによる削り残し量が多い部位の突
き加工及び輪郭加工の詳細を説明する図である。
【図7】突き加工削り残し領域を判定し及び取り除くフ
ローチャートである。
【図8】突き加工削り残し領域を判定し及び取り除くこ
とを説明するための図である。
【図9】従来の、作業者の目視で複数の穴を形成する場
合を説明するための図である。
【図10】従来の、比較的狭い幅の穴形状を形成する場
合を説明するための図である。
【図11】従来の、大径カッターによって削り残された
部位の比較的狭い幅の穴形状を形成する場合を説明する
ための図である。
【図12】従来の、多段オフセットを行う場合を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 プレス型 2,17 ケガキ線 3,16 穴 4,8,22,22a,22b,22c,22d 小径
カッター 5,9,11,12,13,14 工具経路 6,10,15,19,21,23 穴形状 7,24 大径カッター 18 素材断片 25 削り残し部位 26 カッター軌跡 27 突き加工の削り残し 28 仕上げ輪郭加工時のカッター22の軌跡 29 削り残し形状 30 突き加工削り残し領域 C1,C2 製品形状輪郭線 C1’,C1”,C2’ 曲線 C3 加工後形状面 CP1,Q1 加工開始点(アプローチ点) D1,D2 カッター径 d1,d2,d3,d4 幅 h 削り残し形状29の高さ L 大径カッター削り残し量 l 指定食い込み量 L1,L2,l1,l2 加工ピッチ P1,P2 接点位置 T1,T2 削り残し z1,z2 突き加工の深さ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小径工具及びこの小径よりも大きな径の
    大径工具を用いて、金型の製品形状輪郭線で囲まれた内
    側の加工部位に穴形状を形成するに際し、 前記小径工具により、前記小径工具で形成すべき前記穴
    形状の所定の位置を突き加工して、前記大径工具及び小
    径工具の突き方向に前記形成すべき穴形状の対応する深
    さの穴を形成し、 前記小径工具により、前記穴形状の所定の位置から前記
    製品形状輪郭線までの最短距離に沿って、前記大径工具
    及び小径工具の突き方向に前記形成すべき穴形状の対応
    する深さで順次突き加工し、 前記小径工具により、前記製品形状輪郭線に沿って、前
    記大径工具及び小径工具の突き方向に前記形成すべき穴
    形状の対応する深さで順次突き加工し、 前記小径工具により、前記製品形状輪郭線に沿って輪郭
    削り加工することを特徴とする、CAM用金型の穴形状
    形成方法。
  2. 【請求項2】 前記小径工具により、前記小径工具で形
    成すべき前記穴形状の所定の位置を突き加工して、前記
    大径工具及び小径工具の突き方向に前記形成すべき穴形
    状の対応する深さの穴を形成するに際し、 前記穴形状の所定の位置を突き加工して形成した穴の中
    心を横切る前記製品形状輪郭線間の最短距離が、前記大
    径工具の径及び所定の加工余裕量の和の2倍よりも小さ
    く、前記小径工具の径及び前記所定の加工余裕量の和の
    2倍よりも大きくなる場合、前記小径工具で形成すべき
    前記穴形状であると判断し、前記穴形状の所定の位置を
    突き加工して形成した穴の中心が、前記製品形状輪郭線
    間の最短距離の中間に存在することを特徴とする、請求
    項1記載のCAM用金型の穴形状形成方法。
  3. 【請求項3】 前記小径工具により、前記穴形状の所定
    の位置から前記製品形状輪郭線までの最短距離に沿っ
    て、前記大径工具及び小径工具の突き方向で前記形成す
    べき穴形状の対応する深さで順次突き加工するに際し、 前記小径工具により、前記穴形状の所定の位置から前記
    製品形状輪郭線までの最短距離沿いに、所定ピッチで前
    記突き加工を順次行い、 前記小径工具により、前記製品形状輪郭線に沿って、前
    記大径工具及び小径工具の突き方向で前記形成すべき穴
    形状の対応する深さで削り加工するに際し、 前記小径工具により、前記製品形状輪郭線沿いに所定の
    ピッチで前記突き加工を順次行うことを特徴とする、請
    求項1又は2記載のCAM用金型の穴形状形成方法。
  4. 【請求項4】 前記小径工具により、前記製品形状輪郭
    線に沿って、前記大径工具及び小径工具の突き方向に前
    記形成すべき穴形状の対応する深さで順次突き加工する
    に際し、 前記製品形状輪郭線で囲まれた内側に削り残し領域が生
    じた場合、その削り残し領域がなくなるまで、前記小径
    工具の、前記大径工具及び小径工具の突き方向に垂直な
    平面の断面形状を、前記製品形状輪郭線沿いに所定のピ
    ッチずらして重ねたときに生ずる、前記削り残し領域の
    山形の削り残し形状を削る分のオフセット量だけ、前記
    製品形状輪郭線からずらした経路に沿って、前記小径工
    具により順次突き加工を行うことを特徴とする、請求項
    1から3のうちのいずれかに記載のCAM用金型の穴形
    状形成方法。
  5. 【請求項5】 前記大径工具及び小径工具の突き方向で
    前記形成すべき穴形状の対応する深さが前回の突き加工
    のときよりも深い場合には、前記大径工具及び小径工具
    の突き方向の送り速度を、前回の突き加工のときの前記
    大径工具及び小径工具の突き方向の送り速度よりも下げ
    ることを特徴とする、請求項1から4のうちのいずれか
    に記載のCAM用金型の穴形状形成方法。
  6. 【請求項6】 前記大径工具及び小径工具の突き方向で
    前記形成すべき穴形状の対応する深さを、前記製品形状
    輪郭線に沿って輪郭削り加工する際の前記小径工具の先
    端の軌跡の前記大径工具及び小径工具の突き方向の深さ
    よりも深くすることを特徴とする、請求項1から5のう
    ちのいずれかに記載のCAM用金型の穴形状形成方法。
  7. 【請求項7】 前記小径工具で形成すべき前記穴形状
    の所定の位置の突き加工を所定のサイクル量で行うこと
    を特徴とする、請求項1から6のうちのいずれかに記載
    のCAM用金型の穴形状形成方法。
  8. 【請求項8】 小径工具及びこの小径よりも大きな径の
    大径工具を用いて、金型の製品形状輪郭線で囲まれた内
    側の加工部位に穴形状を形成するに際し、 前記大径工具による加工を行った後、前記大径工具によ
    って削り残された区域のうちの前記小径工具で加工すべ
    き区域の各々について、 前記小径工具により、前記小径工具で加工すべき区域の
    製品形状輪郭線に沿って、前記大径工具及び小径工具の
    突き方向で前記形成すべき穴形状の対応する深さで順次
    突き加工し、 前記小径工具により、前記小径工具で加工すべき区域の
    製品形状輪郭線に沿って輪郭削り加工することを特徴と
    する、CAM用金型の穴形状形成方法。
  9. 【請求項9】 前記製品形状輪郭線をその内側に前記小
    径工具の半径分オフセットした曲線が、交差することな
    く前記大径工具によって削り残された区域に存在する場
    合、前記小径工具によって加工すべき区域であると判断
    することを特徴とする、請求項8記載のCAM用金型の
    穴形状形成方法。
  10. 【請求項10】 前記小径工具により、前記小径工具に
    よって加工すべき区域の製品形状輪郭線に沿って、前記
    大径工具及び小径工具の突き方向で前記形成すべき穴形
    状の対応する深さで順次突き加工するに際し、 前記小径工具によって加工すべき区域の製品形状輪郭線
    の両端を求め、 前記小径工具によって加工すべき区域の製品形状輪郭線
    から前記小径工具の半径分オフセットした曲線を形成
    し、 前記両端のうちの一方から下ろした垂線と、前記小径工
    具の半径分オフセットした曲線との交点を、前記突き加
    工の開始点とすることを特徴とする、請求項8又は9記
    載のCAM用金型の穴形状形成方法。
  11. 【請求項11】 前記小径工具により、前記製品形状輪
    郭線に沿って、前記大径工具及び小径工具の突き方向で
    前記形成すべき穴形状の対応する深さで削り加工するに
    際し、 前記小径工具により、前記製品形状輪郭線沿いに所定の
    ピッチで前記突き加工を順次行うことを特徴とする、請
    求項8から10のうちのいずれかに記載のCAM用金型
    の穴形状形成方法。
  12. 【請求項12】 前記小径工具により、前記製品形状輪
    郭線に沿って、前記大径工具及び小径工具の突き方向に
    前記形成すべき穴形状の対応する深さで順次突き加工す
    るに際し、 前記製品形状輪郭線で囲まれた内側に削り残し領域が生
    じた場合、その削り残し領域がなくなるまで、前記小径
    工具の、前記大径工具及び小径工具の突き方向に垂直な
    平面の断面形状を、前記製品形状輪郭線沿いに所定のピ
    ッチずらして重ねたときに生ずる、前記削り残し領域の
    山形の削り残し形状を削る分のオフセット量だけ、前記
    製品形状輪郭線からずらした経路に沿って、前記小径工
    具により順次突き加工を行うことを特徴とする、請求項
    7から11のうちのいずれかに記載のCAM用金型の穴
    形状形成方法。
  13. 【請求項13】 前記大径工具及び小径工具の突き方向
    で前記形成すべき穴形状の対応する深さが前回の突き加
    工のときよりも深い場合には、前記大径工具及び小径工
    具の突き方向の送り速度を、前回の突き加工のときの前
    記大径工具及び小径工具の突き方向の送り速度よりも下
    げることを特徴とする請求項7から12のうちのいずれ
    かに記載のCAM用金型の穴形状形成方法。
  14. 【請求項14】 前記大径工具及び小径工具の突き方向
    で前記形成すべき穴形状の対応する深さを、前記製品形
    状輪郭線に沿って輪郭削り加工する際の前記小径工具の
    先端の軌跡の前記大径工具及び小径工具の突き方向の深
    さよりも深くすることを特徴とする請求項7から13の
    うちのいずれかに記載のCAM用金型の穴形状形成方
    法。
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