JPH07108438A - コンピュータによる加工干渉チェック方法および加工干渉回避プログラムの作成方法 - Google Patents

コンピュータによる加工干渉チェック方法および加工干渉回避プログラムの作成方法

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JPH07108438A
JPH07108438A JP5255875A JP25587593A JPH07108438A JP H07108438 A JPH07108438 A JP H07108438A JP 5255875 A JP5255875 A JP 5255875A JP 25587593 A JP25587593 A JP 25587593A JP H07108438 A JPH07108438 A JP H07108438A
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JP
Japan
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machining
interference
program
processing
cutting
Prior art date
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Application number
JP5255875A
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English (en)
Inventor
Osamu Ochi
修 越智
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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  • Laser Beam Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械本体によるティーチングと加工の繰返し
による加工干渉チェックを行わなくてすむ、コンピュー
タによる加工干渉チェック方法および加工干渉回避プロ
グラムの作成方法を提供する。 【構成】 各切断加工工程,,……における、切
断によって発生した端材a,b,c……を除去した状態
での加工物形状A,B,Cをコンピュータで求め、この
加工物形状により次工程における加工干渉チェックを行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数値制御工作機械(以
下、NC工作機械という)による切断加工における、加
工工具と加工物の加工干渉のチェック方法および加工干
渉回避経路を求めるプログラム作成方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、3次元レーザ加工機等のNC工作
機械において、加工干渉を自動的にチェックする方法は
開発されておらず、機械本体によるティーチングと加工
を繰り返しながら、各工程毎に加工干渉チェックを行っ
ている。
【0003】そして、加工干渉回避経路を得るプログラ
ムも前述の加工干渉チェックを行いながら作成してい
る。
【0004】図4は従来の加工干渉回避経路の1例を示
す説明図である。図において、(a)は平面図、(b)
は正面図、(c)は(b)のA−Aから見た断面図で、
切断加工後の加工物形状をハッチングで示している。1
は厚板のワークで、その端部の一部に垂直方向に上下に
伸びる厚板のフランジ部1aがある。このワーク1を、
先端が円錐状のレーザ加工機の加工ヘッド2で1点鎖線
3に沿って切断加工しようとする例である。
【0005】加工ヘッド2を図(a)におけるの位置
からの位置まで進めると、加工ヘッド2の側面がフラ
ンジ部1aに触れる。そこで加工干渉を回避するため左
90°経路を曲げての位置まで進め、ここで右に90
°経路を曲げて進め、結局、加工干渉回避経路は実線4
のとおり段付となり、(b)に示すような大きな加工取
り残し代5ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のような、従来の
機械本体によるティーチングと加工の繰り返しによる加
工干渉チェックは、危険で時間のかかる作業であり、ま
たこのような加工干渉チェックによれば加工干渉回避プ
ログラムの作成に長時間を要するといった問題がある。
【0007】そこで、加工干渉チェックを安全サイドで
行い加工干渉回避プログラムを短時間で作成しようとす
ると、加工取り残し代が多くなり、その後の仕上加工が
面倒になるといった問題がある。
【0008】本発明はこのような問題を解消するために
なされたもので、機械本体によるティーチングと加工の
繰返しによる加工干渉チェックを行わなくてすむ、コン
ピュータによる加工干渉チェック方法および加工干渉回
避プログラムの作成方法を提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、コンピュータによる加工干渉チェック
方法を次の(1)のとおりに、また加工干渉回避プログ
ラムの作成方法を次の(2),(3),(4)の通りに
構成する。
【0010】(1)切断加工時の端材除去後の加工物の
形状を求める第1の工程と、この第1の工程で求めた端
材除去後の加工物の形状をもとにして加工干渉チェック
を行う第2の工程とを備えたコンピュータによる加工干
渉チェック方法。
【0011】(2)ワークについて、加工干渉のない仮
想の切断経路における裏面の加工軌跡を求める工程と、
この工程で求めたワーク裏面の加工軌跡に加工ビームを
合わせた状態における加工干渉回避経路を求める工程と
を備えた加工干渉回避プログラムの作成方法。
【0012】(3)加工干渉回避経路を求める工程にお
いて、加工ヘッドを垂直方向から傾け、干渉限界までワ
ークに接近させた状態での加工干渉回避経路を求める前
記(2)記載の加工干渉回避プログラムの作成方法。
【0013】(4)前記(2)記載の加工干渉回避プロ
グラムの作成方法において、その加工干渉回避経路を求
める工程で、前記(1)記載の加工干渉チェック方法を
用いる加工干渉回避プログラムの作成方法。
【0014】
【作用】前記(1)の構成により、コンピュータによっ
て、端材除去後の加工物の形状をもとにして加工干渉チ
ェックが行われる。前記(2),(3),(4)の構成
では、ワーク裏面の加工軌跡に加工ビームを合わせた状
態における加工干渉回避経路のプログラムが作成され
る。前記(4)の構成では、プログラム作成の際に前記
(1)の加工干渉チェック方法が用いられる。
【0015】
【実施例】以下本発明を実施例により詳しく説明する。
【0016】(実施例1)図1は実施例1である“コン
ピュータによる加工干渉チェック方法”の説明図であ
る。本実施例は3次元レーザ加工機による切断を前提と
するものであり、図は実際の切断加工状態をコンピュー
タによりシミュレートしている状況を示す。
【0017】まず、キーボード等の適宜の入力手段によ
り加工素材(ワーク)の形状をコンピュータに入力し、
登録する。工程に先立って、この登録された素材形状
について加工干渉チェックを行い、1に示す加工経路を
決定する。工程では、加工ビームを矢印方向とし、加
工経路1に沿って切断加工を行い、この切断により生じ
た端材aを除去した加工後の加工物形状Aを算出する。
この加工物形状Aにより、次工程である工程における
加工干渉チェックを行い、加工経路2を決定する。
【0018】工程では、加工ビームを矢印方向とし、
加工経路2に沿って切断加工を行い、この切断により生
じた端材bを除去した加工後の加工物形状Bを算出す
る。この加工物形状Bにより、次工程の工程における
加工干渉チェックを行い、加工経路3を決定する。
【0019】工程では、加工ビーム方向を矢印方向と
し、加工経路3に沿って切断加工を行い、この切断によ
って生じた端材cを除去した加工物形状Cを算出する。
【0020】このように、切断によって生じる端材を除
去した後の加工物形状A,B,C……を算出し、この加
工物形状より加工干渉チェックを行っているので、実際
には存在しない端材との加工干渉を回避するといった不
都合がなくなる。例えば工程の実行の際、端材除去に
よる加工物の形状変化を認識しないと、実際には存在し
ない端材bとの加工干渉が発生する。このため、従来は
3次元レーザ加工機でのティーチングと加工の繰り返し
により、加工干渉チェックを行い、加工経路を求めてい
たが、本実施例によれば、各工程毎の、端材を除去した
加工物形状を算出し、この加工物形状により加工干渉チ
ェックを行っているので、加工干渉チェックのための、
機械本体によるティーチング,加工の繰返しといった危
険な作業から解放され、加工干渉回避プログラムの作成
時間が大幅に短縮できる。
【0021】なお、実施例では加工物形状をその都度演
算により求めているが、これに限らず、予め典型的な加
工物形状について演算したテーブルを用意し、このテー
ブルの検索により加工物形状,加工経路を求める形で実
施することもできる。
【0022】(実施例2)図2は実施例2である“加工
干渉回避プログラムの作成方法”の説明図であり、図3
はその作成方法を示す概略的なフローチャートである。
【0023】図2は図4と同一形状の厚板ワーク21を
図4と同様に1点鎖線3を沿って切断加工しようとする
例を示し、図の(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は(b)のA−Aから見た断面図で、切断加工後
の加工物形状をハッチングで示している。
【0024】本実施例は、先端が円錐形の加工ヘッド2
を有する3次元レーザ加工機で厚板ワーク21を切断加
工する場合における加工干渉回避プログラムをコンピュ
ータにより作成する例である。
【0025】図3に示すように、まず、ステップ1(以
下S1のように表す)で厚板ワーク21の立体形状デー
タを、S2で仮想切断経路3のデータを、またS3で加
工機のデータを、キーボードその他の適宜の手段で入力
する。S4で加工ヘッド2を仮想切断経路3に沿って進
める際の加工干渉をチェックする。の位置からの位
置までは加工干渉がなく、加工ヘッド2を垂直にしたま
まで仮想切断経路3に沿う加工経路が得られる。の位
置から更に進めると、加工ヘッド2の側面がフランジ部
21aに触れる状態となり、ここで加工干渉を検出す
る。S5で、仮想切断経路3に沿う、厚板ワーク21裏
面の加工軌跡25を算出し、この加工軌跡25に加工ビ
ームを合わせ、加工ヘッド2を垂直方向からフランジ部
21aとは反対側に傾けた干渉限界姿勢を算出する。S
6で前記干渉限界姿勢を保っての、加工干渉回避経路を
算出する。加工ヘッド2が厚板ワーク21外に出ると、
S7で干渉復帰が検出され、加工ヘッド2を垂直方向に
戻す。このようにして、平面図(a)に実線24で示さ
れる加工干渉回避経路24が算出できる。
【0026】本実施例によれば、機械本体によるティー
チングと加工の繰り返しによる加工干渉チェックが不要
となって危険な作業から解放され、プログラム作成の時
間も大幅に短縮できる。また加工取り残し代が図2の
(c)と図4の(c)の対比から明らかなように大幅に
減少するので、切断加工後の仕上加工数が減少し、トー
タルの加工時間を大幅に減少できる。
【0027】なお切断加工中に端材が発生するときは、
実施例1と同様にこの端材除去後の加工物形状により加
工干渉チェックを行い、加工干渉回避プログラムを作成
すればよい。また、典型的な加工物形状について、予め
干渉限界姿勢,加工干渉回避経路を算出したテーブルを
用意し、テーブル検索により干渉限界姿勢,加工干渉経
路を求める形で実施することもできる。
【0028】また、以上の各実施例は、いずれもレーザ
加工機を用いることを前提とするものであるが、本発明
はこれに限定されるものではなく、例えばプラズマジェ
ット等の適宜の加工機を用いる形で実施することもでき
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
機械本体によるティーチングと加工の繰返しによる加工
干渉チェックを行わないでむので、危険な作業から解放
され、プログラムの作成時間が大幅に短縮できる。更
に、請求項2,請求項3,請求項4記載の発明では、加
工取り残し代が大幅に減少するので、切断加工後の仕上
加工数が減少し、トータルの加工時間を大幅に減少でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の説明図
【図2】 実施例2における加工干渉回避経路の説明図
【図3】 実施例2のプログラム作成方法を示すフロー
チャート
【図4】 従来の加工干渉回避経路の説明図
【符号の説明】
A,B,C 加工物形状 a,b,c 端材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23Q 11/00 C G05B 19/4093

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断加工時の端材除去後の加工物の形状
    を求める第1の工程と、この第1の工程で求めた端材除
    去後の加工物の形状をもとにして加工干渉チェックを行
    う第2の工程とを備えたことを特徴とするコンピュータ
    による加工干渉チェック方法。
  2. 【請求項2】 ワークについて、加工干渉のない仮想の
    切断経路における裏面の加工軌跡を求める工程と、この
    工程で求めたワーク裏面の加工軌跡に加工ビームを合わ
    せた状態における加工干渉回避経路を求める工程とを備
    えたことを特徴とする加工干渉回避プログラムの作成方
    法。
  3. 【請求項3】 加工干渉回避経路を求める工程におい
    て、加工ヘッドを垂直方向から傾け、干渉限界までワー
    クに接近させた状態での加工干渉回避経路を求めること
    を特徴とする請求項2記載の加工干渉回避プログラムの
    作成方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の加工干渉回避プログラム
    の作成方法において、その加工干渉回避経路を求める工
    程で、請求項1記載の加工干渉チェック方法を用いるこ
    とを特徴とする加工干渉回避プログラムの作成方法。
JP5255875A 1993-10-13 1993-10-13 コンピュータによる加工干渉チェック方法および加工干渉回避プログラムの作成方法 Pending JPH07108438A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011125129A1 (ja) * 2010-04-07 2011-10-13 三菱電機株式会社 加工シミュレーション方法及びその装置並びにその方法をコンピュータに実行させるプログラム
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JP2019220093A (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 ファナック株式会社 数値制御装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030603