JPH10268435A - 写真処理システム - Google Patents

写真処理システム

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JPH10268435A
JPH10268435A JP6941997A JP6941997A JPH10268435A JP H10268435 A JPH10268435 A JP H10268435A JP 6941997 A JP6941997 A JP 6941997A JP 6941997 A JP6941997 A JP 6941997A JP H10268435 A JPH10268435 A JP H10268435A
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Shigeki Nishida
茂樹 西田
Yuji Yamamoto
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同時プリントや、リオーダーにおいて、例え
ば、プリントする駒の指定や、焼付枚数、焼付サイズな
どのフィルムの処理情報をフィルムに記録できる装置を
提供する。 【解決手段】入力されたフィルム処理情報をフィルム1
に記録するフィルム処理情報記録装置と、フィルムに記
録されたフィルム処理情報を読み取るフィルム処理情報
読み取り装置23と、このフィルム処理情報読み取り装
置23により読み取られたフィルム処理情報に基づき前
記フィルムを処理するフィルム処理装置40を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理されるフィル
ムの処理情報を入力するためのフィルム処理情報入力手
段を備え、前記フィルム処理情報に基づき前記フィルム
を処理する写真処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ネガフィルム等の写真フィルムの撮影を
終了したユーザーは、その写真フィルムを写真店(以
下、取次店という。)に持っていきプリント作成の依頼
をする。通常、撮影済みのその写真フィルムは発色現
像、定着等の所定の現像処理がなされる。そして、この
現像処理が終了するとこの写真フィルムの画像を印画紙
等に焼付露光することでプリントを得るようにしてい
る。ユーザーからの依頼を受けた取次店は、写真フィル
ムを扱う現像所(いわゆる、ラボ)にこの写真フィルム
を発送し、ラボにおいて上記プリントを得るための処理
がなされ、現像済み写真フィルムとプリントとはユーザ
ーに返却される。このように、写真フィルムの現像とプ
リントとを一括して処理することを同時プリントと呼ん
でいる。
【0003】さて、ユーザーには現像済み写真フィルム
とプリントが返却された後、プリントを再注文(焼き増
し等)してくるケースがある。このリオーダーの対象と
なる写真フィルムは、その写真フィルムの現像処理がさ
れない他は上記同時プリントのケースと同様の処理がな
される。このように、写真フィルムの焼付露光のみを処
理することをリオーダーと呼んでいる。
【0004】以上のような、同時プリントとリオーダー
とを行うことのできる写真処理システムは、例えば、特
開平7−244365号公報で知られている。このシス
テムによれば、この公報の第1図から明らかなように、
同時プリントの写真フィルムが入荷されると、ネガ現像
機、プリンタ等により一連の処理が実行される。また、
リオーダーの写真フィルムが入荷されると、再注文用プ
リンタ等により、一連の処理が実行される。 この様な
フィルムの処理を行うシステムでは、同時プリントや、
リオーダーの焼き付けの際の処理は、駒の指定情報や、
焼付枚数、焼付サイズなどのフィルム処理情報に基づい
て行われなければならない。これらのフィルム処理情報
は、ユーザーの依頼に基づいて作成された注文伝票を伝
票用バーコードリーダにより読み取る事により写真処理
システムのホストコンピュータに取り込まれる。このホ
ストコンピュータによりフィルム処理情報に基づいて、
処理状況が管理されているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
に、ホストコンピュータに全てのフィルム処理情報を記
憶させて、処理を行う方法であると、各々のフィルムに
対応させてこの情報を管理する必要があるため、バーコ
ードであるIDタグをフィルム収納体であるカートリッ
ジやネガピース等に取り付け、処理搬路の要所において
IDタグのバーコードを読み込むことにより、各々のフ
ィルムと、ホストコンピュータに記録されたそのフィル
ムの処理情報を対応させる必要があった。フィルム処理
情報を全てホストコンピュータに記憶させなくとも、フ
ィルムにこのフィルム処理情報を記録することができる
点において、従来の写真処理システムには改良の余地が
あった。本発明の目的の一つは、フィルムにこのフィル
ム処理情報を記録する事のできる写真処理システムを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による写真処理システムは、フィルム処理情
報を前記フィルムに記録するフィルム処理情報記録手段
と、前記フィルム処理情報記録手段により前記フィルム
に記録されたフィルム処理情報を読み取るフィルム処理
情報読み取り手段と、前記フィルム処理情報読み取り手
段により読み取られた前記フィルム処理情報に基づき前
記フィルムを処理するフィルム処理装置を備えている。
このシステムによれば、フィルム処理情報は各フィルム
に記録されており、フィルムの処理の制御において、局
部的に行える部分を局部的に行うようにすることも可能
となる。すなわち、フィルム処理情報という処理に必要
な情報をホストコンピュータにおいて集中管理し、この
集中管理された情報と処理対象物の対応を図りながら処
理を行うのではなく、処理対象物にフィルム処理情報を
記録しておくことで、情報を分散した形で処理制御を行
うことができるのである。
【0007】この様にフィルム処理情報をフィルムに記
録しておくシステムでは、各フィルムのフィルム処理情
報をホストコンピュータが記憶したり、この条件と処理
対象物とを対応させる必要は無く、コンピュータのメモ
リやCPU等のコンピュータリソースにかかる負担を軽
減させることができる。本発明を実施するにあたり、フ
ィルム処理装置として前記フィルム処理情報に基づき前
記フィルムを仕分けするソータステーションに適応して
も良いし、前記フィルム処理情報に基づき前記フィルム
を焼付処理する写真焼付装置に適応しても良い。この様
な場合、処理を行う上で必要な情報をフィルム自体に記
録することにより、ホストコンピュータがフィルムと、
フィルム処理情報を対応させる必要が無い状態で、各々
のフィルムをフィルム処理情報に対応して、フィルムを
仕分けしたり、フィルムの焼付処理が可能になる。ま
た、これらの処理を行うに、ホストコンピュータを介す
ることなく、フィルム処理情報読み取り手段より読み込
まれたフィルム処理情報に基づき、例えばソータステー
ションや写真焼付装置に設けられたコンピュータにより
直接、ソータステーションや写真焼付装置を制御するこ
とが可能となる。すなわち、フィルムの処理の制御にお
いて、局部的に行える部分を局部的に行うようにする
と、ホストコンピュータのメモリやCPU等のコンピュ
ータリソースにかかる負担を軽減させ、その分、他の処
理にこのリソースを利用することができる。
【0008】又、本発明による好適な実施形態において
前記フィルム処理情報記録手段を、前記フィルムの磁気
情報記録部に対して前記フィルム処理情報を記録する磁
気記録装置として構成し、前記フィルム処理情報とし
て、少なくともフィルム処理において必要情報である焼
き付け処理する駒の指定情報と、焼付枚数と、焼付サイ
ズを含むように構成することが好ましい。特に新しいI
X240タイプのフィルムは、磁気情報記録部を有して
いるので、この記録部を利用して前記フィルム処理情報
を記録することにより、別の記録部分を新たに設ける必
要がない。
【0009】更に、本発明の実施形態において、本願発
明の写真処理システムに前記フィルムが収容されるカー
トリッジを複数個保持する保持手段を備え、前記写真処
理システムの少なくとも一カ所において前記フィルムは
カートリッジに収容された状態で前記保持手段に収納さ
れる様に構成することが可能である。この様に構成する
ことにより、カートリッジにフィルムを収容したまま複
数個のカートリッジを運搬したり、仕分けしたり、ある
いはストックしたりすることが可能となり、フィルム処
理を効率的に行うことが可能となり都合がよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1には、本発明による写真処理
システムを採用した場合の、カートリッジ2に収納され
た写真フィルム(以下、単にフィルムという。)が取次
店10を経て写真処理システム100を備えたDPEセ
ンターで写真処理される様子が示されている。なお、以
下の記載では、写真処理システムとDPEセンターとは
同意語として共に図番100で示す。市場では、2つの
タイプのフィルム1とフィルム収納体2が主に出回って
いる。つまり、従来からよく知られている収納体として
のパトローネに収納されている135タイプのフィルム
と、最近新しく開発されたAPSに基づく収納体として
のカートリッジ2に収納されているIX240タイプの
フィルム1である。本実施例では、以下、カードリッジ
2に収納され、磁気情報記録部を有するIX240タイ
プのフィルム1の処理を例にとって説明する。
【0011】取次店10では、未現像フィルム1の現像
・焼付処理(同時プリント)の依頼と、現像済みフィル
ム1の焼き増し等の処理(リオーダー)の依頼がある
が、IX240タイプのフィルムの場合、現像処理を行
った後で客に変換される場合にも、現像済みフィルム1
は専用カートリッジ2に収納されて返却される。
【0012】このIX240タイプのフィルム1には図
5で示されるとおり、フィルム1の画像領域1Cの上下
の部分には、磁気情報記録部1D、1E、1Fが設けら
れており、このうち、画像領域1Cの上方に位置する磁
気情報記録部1は、ラボトラックと呼ばれ、フィルムの
処理時に利用されるデータが記録される。また、画像領
域1Cの下方に位置する磁気情報記録部E1Fは、カメ
ラトラックと呼ばれ、カメラの撮影情報が記録される。
また、ラボトラック上においても、先端部分1Aと画像
領域1Cの領域との間にあるリーダー部分にある磁気情
報記録部1Dには、全駒共通データが記録され、画像領
域1Cに配置されるそれぞれの駒の上部に位置する磁気
情報記録部1Eには対応する駒に関する情報が記録され
る。本発明による写真処理システムではこのラボトラッ
クが利用される。フィルム1を持って顧客がDPEセン
ター100の取次店10に現像や焼付などの写真処理を
依頼すると、取次店10はそのフィルム1を預かるとと
もに図2及び図3に示すような感圧式の3枚綴りの注文
伝票を発行する。この注文伝票は、顧客の控え用として
渡される顧客控え用伝票11、取次店10に残される取
次店用確認伝票12、そしてDPEセンター100へフ
ィルム1と共に送られるラボ用伝票13とからなる。
【0013】図2は、リオーダーの依頼を受けた場合に
発行される注文伝票を示す。この注文伝票には、顧客に
よって選択される、「コマNo.」、「焼付枚数」、
「焼付サイズ」、「印画紙面質」等のフィルム処理情報
が複数のバーコードで記載されており、さらに姓名、住
所、電話番号などの顧客情報が書き込まれる欄及び取次
店10の名称が設けられている。また、ラボ用伝票13
には取次店10のIDコードを示す店名バーコード14
も設けられている。図3は、同時プリントの依頼を受け
た場合に発行される注文伝票を示す。この注文伝票に
は、顧客によって選択される、「同時プリントの要
否」、「フィルム長さ」、「焼付サイズ」等のフィルム
処理情報が複数のバーコードで記載されている。その他
の点は、リオーダーの依頼の場合と同様である。
【0014】リオーダーや同時プリントの依頼の場合、
注文伝票の発行時には、さらに、この注文伝票と顧客よ
り預かったフィルム1とを照合するために用いるIDコ
ードを表すバーコードシール15がラボ用伝票13とカ
ートリッジ2に貼付けられる。
【0015】このカートリッジ2に貼付けられるバーコ
ードシール15は、貼り直し可能な二段式のシール構造
になっている。これは、DPEセンター100での写真
処理工程において、フィルム1がカートリッジ2から引
き出されるので、その時点で引き出されたフィルム1に
バーコードシール15を貼り直す必要があるからであ
る。以上のような、バーコードシール15の貼付け作業
が完了すると、ラボ用伝票13とフィルム1は、例えば
らばらになっても、IDコードをキーとして照合するこ
とが可能となる。このことにより、取次店10からDP
Eセンター100へのフィルム1搬送にあたっては、ラ
ボ用伝票13とフィルム1とを別々にすることができ
る。
【0016】さて、DPEセンター100に送られたラ
ボ用伝票13とフィルム1は、受付ステーション20で
受付処理が行われる。先ず、リオーダーのフィルム1や
同時プリントのフィルム1の受付処理ではラボ用伝票1
3にバーコードとして記録されているフィルム処理情報
の例である写真焼付情報や、店名バーコード14がバー
コードシール15のIDコードと共に、伝票用バーコー
ドリーダ21によって読み取られる。このフィルム処理
情報が、DPEセンター100に設置された写真処理シ
ステムのホストコンピュータ200を介して、後に説明
されるフィルム処理情報記録手段である磁気記録装置2
2に送られる。
【0017】この時点で同時プリントを行う未現像のフ
ィルム1は、現像済みのリオーダーのフィルム1とは現
像処理の分だけ異なる処理搬路をたどる。リオーダーの
フィルム1に対しては、カートリッジ2よりフィルム1
が取り出され、カートリッジ2に貼り付けられたバーコ
ードシール15が、フィルム1に貼付けられる。ここで
簡単に図4を参照してこのバーコードシール15につい
て説明すると、これは二段式シール15になっており、
裏面に接着層を形成したベース部15bと、その裏面に
再貼付け可能な接着層を形成すると共にIDコードを表
しているバーコード表示部15aとから構成され、取次
店10で前記ベース部15bと一体となってカートリッ
ジ2に貼付けられたバーコード表示部15aは、フィル
ム1引出し時に、前記ベース部15bから剥がされ、引
き出されたフィルム1先端に貼付けられるようになって
いる。これによって、以下で説明される次の段階で、フ
ィルム1にフィルム処理情報が記録される際に、ラボ用
伝票13に貼付けられたバーコード15と対応するフィ
ルム1にフィルム処理情報が記録されることが確実に行
われるのである。
【0018】次に、リオーダーのフィルム1は、磁気記
録装置22に挿入され、前記磁気記録装置22によりフ
ィルム1に設けられた磁気情報記録部に、対応するラボ
用伝票13よりのフィルム処理情報が記録される。この
磁気記録装置22のハウジングには、フィルム1に貼付
けられたバーコードシール15上に記録された情報を読
み取るフィルム用バーコードリーダも備えられている。
この様にして、ラボ用伝票13のフィルム処理情報はフ
ィルム1に直接記録されるのである。
【0019】一方、同時プリントを行う未現像フィルム
1の場合、遮光されたケース内でカートリッジ2よりフ
ィルム1先端部分のみを引き出し、カートリッジ2に貼
り付けられたバーコードシール15がこのフィルム1先
端部分に再貼付けされ、フィルム先端が巻き戻された
後、カートリッジごと現像ステーション30に装填さ
れ、それ自体は公知である方法で現像処理が行われる。
処理すべき未現像フィルム1に特有の現像条件があれ
ば、ホストコンピュータ200から現像ステーション3
0に送られる。
【0020】この現像ステーション30により現像処理
が終わった同時プリントのフィルム1は、リオーダーの
フィルムと同様に、図2に示されるものと同様の磁気記
録装置22に挿入され、受付処理の段階で伝票用バーコ
ードリーダ21により読み取られたフィルム処理情報が
この磁気記録装置22を介してフィルム1に記録され
る。リオーダーで受付処理が終了した現像済みフィルム
1は、第1ソータステーション40に送られ、同時プリ
ントで現像処理が終わり、フィルム処理情報が記録され
たフィルム1は第2ソータステーション31に送られ
る。第1ソータステーション40或いは第2ソータステ
ーション31において、このフィルム1は、ラボ用伝票
13から読み取られ、フィルム1に磁気情報として記録
されたプリントサイズ等のフィルム処理情報に基づいて
グループ化される。ここでは、フィルム処理情報の一部
である焼付条件として印画紙の大きさが、フルサイズと
パノラマサイズの2種類の間で選択される場合を例に取
って説明する。もちろん、フィルム処理情報はこれに限
定されない。この第1ソータステーション40或いは第
2ソータステーション31はフィルム処理装置の一例で
ある。
【0021】リオーダ用の第1ソータステーション40
と同時プリント用の第2ソータステーション31は、配
設位置が異なっているが、構成は同じなので第1ソータ
ステーション40を例にとり、図6を参照してこれらの
構成を説明する。先ず、フィルム1はフィルム処理情報
読み取り手段としての磁気情報読み取り装置23に挿入
され、フィルム1に記録されたフィルム処理情報が読み
取られ、この情報がホストコンピュータ200に送られ
る。 フィルム処理情報の一部である焼付条件がフルサ
イズの場合には、フィルム1を搬送ローラ24、可動ガ
イド27、搬入・搬出ローラー350、案内プレート3
09を経由して図6中では下方に位置するフィルムマガ
ジン300内に挿入する。フィルムマガジン300の構
成の詳細は後述する。又、焼付条件がパノラマサイズの
場合には、フィルム1を搬送ローラ24、可動ガイド2
7、固定ガイド28、搬入・搬出ローラー350、案内
プレート309を経由して別の上方に位置するフィルム
マガジン300内に挿入する。可動ガイド27は図6中
で、実線位置と一点鎖線位置との間を移動可能であり、
その切り換え制御は磁気情報読み取り装置23により読
み取られたフィルム処理情報に基づきホストコンピュー
タ200が行う。固定ガイド28は、フィルム1の搬送
経路の長さ調整のために設けられている。すなわち、フ
ィルム処理情報読み取り手段である磁気情報読み取り装
置23により読み取られたフィルム処理情報に基づき第
1と第2ソータステーション40、31がフィルム1を
仕分けるのである。以上のようにフィルム1はフィルム
マガジン300に詰め替えられて、搬送装置50へ送り
込まれる。
【0022】なお、カートリッジ2はそれが再使用可能
であるから、フィルム1を引き出して現像処理した後、
再度そのカートリッジ2に現像済みフィルム1を収納し
て搬送装置50へ投入するようにしても良いが、上記の
ようなフィルムマガジン300へ挿入するようにするこ
とが好ましい。
【0023】次に、搬送装置50の詳細を図7により説
明する。図7には、第1ソータステーション40と第2
ソータステーション31で仕分けされたフィルムマガジ
ン300が、第1ストック装置55と第2ストック装置
56に仕分けされる様子が図示されている。第1ストッ
ク装置55は、フルサイズの写真焼付を行う第1写真焼
付装置61に送り込まれるフィルムマガジン300をス
トックする。第2ストック装置56は、パノラマサイズ
の写真焼付を行う第2写真焼付装置62に送り込まれる
フィルムマガジン300をストックする。フィルムマガ
ジン300を搬送するベルトコンベヤ51には所定ピッ
チでフィルムマガジン300を収容することができるポ
ケット部材52が取り付けられている。
【0024】このポケット部材52の両端と上方は開放
されており、フィルムマガジン300を側方や上方から
出し入れできる。さらにポケット部材52の側壁には各
ポケット部材52を識別するためのIDコードを示すバ
ーコード53が付けられている。ベルトコンベヤ51の
駆動はホストコンピュータ200によって制御されてい
ることから、ホストコンピュータ200には、あるID
コードをもつポケット部材52にあるIDコードをもつ
フィルムマガジン300が収納されているかという情報
が格納される。このベルトコンベヤ51には前述した第
1ストック装置55と第2ストック装置56が接続され
ており、その接続領域に達したポケット部材52のバー
コード53がバーコードリーダ54によって読み取ら
れ、その情報がホストコンピュータ200に入力される
と、ホストコンピュータ200がそのポケット部材52
に収納されているフィルムマガジン300がその接続領
域で分岐させるかどうかを判断して、分岐させる場合
は、ここでは矢印でしか図示されていないフィーダを用
いてそのフィルムマガジン300を、例えば同じような
ポケット部材を備えた第1ストック装置55へ送り込
む。
【0025】以上のように、この搬送装置50において
は、リオーダーのフィルム1を収納したフィルムマガジ
ン300と、同時プリントのフィルム1を収納したフィ
ルムマガジン300とが混在した状態で搬送されるよう
になっている。即ち、同時プリントとリオーダーとを、
同じラインにおいて処理するよう構成されているのであ
る。
【0026】従来の技術のように、同時プリントとリオ
ーダーとを全く別のラインにおいて処理することは作業
性の低下を招いてしまう。処理ラインを別にしてしまう
と、例えば、同時プリントの処理量がリオーダーの処理
量を上回ってしまうような場合に、リオーダーのために
設けられた写真焼付装置の稼動率が低下する。従って、
写真処理システム全体の生産性が低下することになる。
反対に本実施形態による写真処理システムでは同時プリ
ント写真フィルムとリオーダー写真フィルムとを共通の
写真焼付装置で処理し、その結果、写真焼付装置の稼動
率を向上させることができるのである。
【0027】次にフィルムマガジン300について説明
する。ここで説明に使われるフィルムマガジン300
は、6駒程度に切断されたネガピースの形態のものと、
切断されていない1オーダー分の長さのフィルムとの両
方を収納することが可能である。従って、フィルムマガ
ジン300には1オーダー分のフィルム1が収納される
こともできるし、複数オーダー分のフィルム1を収納す
ることもできる。
【0028】図8にフィルムマガジン300の全体構造
が示されている。フィルムマガジン300は、基本的に
は、その外観を構成するケース301と、その中心部に
設けた回動軸芯302回りに回動可能なドラム303
と、ドラム303に対してフィルム1を搬入・搬出する
ためのローラー機構305を備えている。ドラム303
の外周壁304には8個の軸方向のスリット306が等
間隔で形成されている。このドラム303の側壁は図面
を見やすくする目的で、図示されていない。これらのス
リット306を通じてフィルム1がドラム303の内部
空間に挿入され、必要に応じて、ドラム303から排出
される。
【0029】ドラム303の内部空間に挿入されたフィ
ルム1の後端領域を保持するために、ドラム303の外
周壁304に沿ってエンドレスベルト307が配設され
ている。このエンドレスベルト307はドラム303の
外周部304の実質的に大部分と当接する状態で、ベル
ト307と外周壁304の間にフィルム1を鋏み込み、
保持するように構成されている。尚、このエンドレスベ
ルト307は複数のローラー308を備えており、その
内の1つが第1ソータステーション40または第2ソー
タステーション31側から動力が供給されるように構成
されている。
【0030】又、上述したようにエンドレスベルト30
7はドラム303の外周壁304の全周に亘って当接し
ているのではなく、その一部においてフィルム1のスリ
ット306への挿入用の入口箇所において外周壁304
から離脱している。このように、ベルト307の外周壁
304に対する非当接部分は、フィルム1のドラム30
3への入口を形成するとともに、同時にこの部分で、フ
ィルム端部の保持が解除されるので、フィルム1のドラ
ム303からの出口も形成している。図より明らかなよ
うに、ドラム303へのフィルム1の進入路は、案内プ
レート309によって形成されている。フィルムマガジ
ン300には、さらにフィルムマガジン300の搬送中
に不用意なドラム303の回転を防止するための回転規
制アーム310や、ドラム303の回動位置を検出する
ためのドラム位置検出手段311が備えられている。こ
のドラム位置検出手段311には、公知の種々の位置検
出センサーシステムを利用することができる。例えば、
外周壁304のスリット306に隣接する位置に設けら
れた磁性体と磁気センサーの組み合わせなどが典型的な
ものである。
【0031】このフィルムマガジン300へのフィルム
1の搬入・搬出やドラム303への動力は、フィルムマ
ガジン300が装着される各ソータステーション側で準
備されており、例えば、図8の350はソータステーシ
ョン側に設けられたフィルム1の搬入・搬出ローラであ
り、ローラ機構305は、フィルムマガジン300の装
着時に、図示されていないソータステーション側の出力
ギヤ又はプーリなどと動力伝達可能に連結される。
【0032】次に、図9と図10を参照しながら、この
フィルムマガジン300へのフィルム1の挿入過程を説
明する。以下の説明において、フィルムの先端、後端と
いう用語を使用するが、これはソータステーション側か
ら送り出される最初の部分が先端であり、即ち、マガジ
ン300に送り込まれるフィルム1の先端部が先端であ
ると定義する。後端とはその逆側端部であり、即ち、ソ
ータステーション側から送り出されるときに最後に排出
されるフィルムの端部であると定義する。
【0033】まず、フィルムマガジン300をソータス
テーション側の所定の装着位置に装着する(図9aの状
態)。この時点でフィルムマガジン300の回転規制ア
ーム310がドラム303の回動規制を解除する状態と
なる。そして、ドラム303の回転位置がフィルム1の
挿入可能位置にあるか否かをドラム位置検出手段311
によって検出する。そしてこの検出によってドラム30
3がフィルム挿入位置にないときはさらにドラム303
を図中時計方向に回転する。ドラム303のスリット3
06によってセグメント状に分割されている外周壁30
4に設けられたドラム位置検出手段311の構成要素で
ある被検出体311bの位置をセンサー311aが検出
するとドラム303の回動を停止する(図9bの状
態)。
【0034】搬入・排出ローラ350とローラ機構30
5を駆動することでフィルム1の搬送が開始され(図9
cの状態)、フィルム1の先端がドラム303のスリッ
ト306に侵入していく(図9dの状態)。フィルム1
の搬送は、図9eに示すようにフィルムセンサ351が
未検出の状態になってから所定時間経過するまで続行さ
れる。即ち、フィルム後端の未検出を感知した時点にお
いてはフィルム1の後端とドラム303のスリット30
6までの長さがかなりあるため、ある程度フィルム1を
さらに送り込んでから、搬入・排出ローラ350とロー
ラ機構305の駆動を停止する。
【0035】図9fに示すように、搬入・排出ローラ3
50とローラ機構305の駆動が停止された後にドラム
303の回動を実行する。このドラム303の回動は、
ドラム位置検出手段311によってドラム303のフィ
ルム挿入可能位置を感知した時点で回動を停止する。こ
の停止位置では、エンドレスベルト307によるフィル
ム1の保持が実現するとともに、ドラム303は次のフ
ィルム1を受け入れ可能な待機状態となる。搬入・排出
ローラ350とローラ機構305の駆動によって次のフ
ィルム1が搬送されてくる(図10gの状態)。そし
て、図10hに示すように、フィルム1はドラム内部に
搬送されていき、フィルム1の後端がフィルムセンサ3
51の位置を通過してゆく(図10hの状態)。そして
前述したように所定の時間経過後に搬送装置を停止状態
にする。さらに、ドラム303が図中時計回りに回動操
作され、次のフィルム1を挿入するためにドラム位置検
出手段311がフィルム挿入可能位置を検出するまで、
ドラム303の回動が継続する(図8iの状態)。
【0036】そして、ドラム303が挿入可能位置に回
動したことを検出するとドラム303が停止し、次のフ
ィルム1の挿入の待機状態となる。そして図10j,図
10k,図10lに示すように、次のフィルム1をドラ
ム303に挿入していくステップが上記と同様に繰り返
される。上述のような方法で、同じ焼付条件をもつフィ
ルム1は、フィルムマガジン300に収納された状態
で、焼付ステーション60に送られる。
【0037】フィルムマガジン300からフィルム1を
先入れ先出し法で排出する過程は以下の通りである。図
11aでは、フィルムマガジン303に収納された8本
のフィルム1の内、見易さの観点から3本だけが示され
ている。この図面では、3つの内の真ん中のフィルム1
が最初に入れられたフィルムとする。このフィルム1を
排出するためには、まず、ドラム303を図中時計方向
にスリットの角度ピッチの2倍分回動させる。図11b
は、図11aの状態からドラム303を時計方向にスリ
ット306の1ピッチ分回動させた状態を示す。図11
bの状態においては排出したいフィルム1の後端がガイ
ドプレート309内に位置する状態ではないため、図1
1cの状態までドラム303を回動駆動する。ところ
が、この状態では、排出すべきフィルム1の後端は駆動
ローラ305から離れているため、今度は図11dの状
態になるまで、ドラム303を反時計方向に回動駆動す
る。このときの回動偏位はスリットの1ピッチ分に相当
する。このようにして、フィルム1の後端がガイドプレ
ート309を通過し、駆動ローラ305に達する状態と
なる。従って、この状態から搬入・排出ローラ350と
ローラ機構305を駆動することによってフィルム1を
フィルムマガジン300から排出することが可能とな
る。そしてフィルム1の先端がフィルムセンサ351を
通過すると次のフィルムの排出の準備が可能となる。同
様な方法で、先に入れたフィルム1から順々に排出する
ことができる。もちろん、先入れ後出し法による排出が
可能であるだけではなく、任意のフィルム1からの排出
も、ドラム位置検出手段311の検出信号を利用して、
収納されたフィルム1の位置を記憶しておくことで可能
となる。
【0038】焼付ステーション60には、フルサイズの
焼付けを行うための第1写真焼付装置61とパノラマサ
イズの焼付けを行うための第2写真焼付装置62が設置
されている。ここでは写真焼付装置は2台設置されてい
るが、もちろんこれに限定されず3台以上設置してもよ
い。それぞれの写真焼付装置61又は62にはこの焼付
条件に適合するフィルム1を収納するフィルムマガジン
300が選択的に供給される。供給されたフィルムマガ
ジン300から、再びフィルム1が引き出され写真焼付
装置61、62に挿入される。写真焼付装置には、第1
と第2ソータステーションと同様に、磁気情報読み取り
装置が設けられ、各々のフィルムのプリントする駒の指
定情報や、枚数などのフィルム処理情報としての焼付情
報が読み取られ、写真焼付装置61または62に情報が
直接送られる。この時、この情報をホストコンピュータ
200を介して写真焼付装置61または62に送り、こ
れらを設定しても良い。磁気情報読み取り装置より直接
写真焼付装置61または62に焼付情報が送られる場合
にも、この情報をホストコンピュータ200に同じ情報
を処理状態情報として送ってもよい。
【0039】この写真焼付装置61、62では、焼付条
件が一致しておれば、リオーダーのフィルム1と同時プ
リントのフィルム1とは混在した状態で投入され、処理
される。混在した状態であっても、フィルム1の各々に
情報が記録されているので、何ら問題はない。ここで
は、焼付条件としてフルサイズとパノラマサイズをあげ
ているが、その他に、印画紙面質(光沢面、絹目面な
ど)、印画紙幅がある。又、焼付サイズとしてはE,
L,2E,2L等がある。もちろん、これらの複数の焼
付条件を組み合わせて設定することもできる。
【0040】焼付処理の終了後、フィルム1とプリント
はオートパッカーステーション70に送られる。焼付処
理が終了するとフィルムマガジン300は必要なくなる
ので、再利用のためソータステーション31、40に戻
される。フィルム1は再びカートリッジ2に収納され、
プリントと共に搬送装置71により出荷ステーション7
2へ送られる。この搬送装置71の基本構成は、図7に
示される搬送装置50と同じものでよい。
【0041】出荷ステーション72では、プリントとカ
ートリッジ2は顧客別にDP袋に入れられ、取次店10
毎に仕分けがされる。仕分けが完了すると、プリントと
カートリッジ2は取次店10に発送される。
【0042】次に、別実施形態について説明する。 (1)本発明における重要思想は、フィルム処理情報を
フィルム自体に記録する事にあるのであって、これが、
磁気的に記録されなくとも例えばバーコードとして記録
された情報を印刷したバーコードシールをフィルムのリ
ーダ部分に貼り付けるように構成しても良い。この様に
バーコードによりフィルム処理情報を記録する構成であ
ると、従来のパトローネに収容される135タイプのフ
ィルムなど、磁気情報記録部を備えないフィルムにも本
発明は応用できるのである。
【0043】この場合、フィルム情報記録手段として、
上記実施形態における磁気記録装置22の代わりにバー
コード発行装置を利用し、フィルム処理情報読み取り手
段として、磁気情報読み取り装置23の代わりにバーコ
ードリーダを利用することにより簡単に実施することが
できる。上記実施形態において、これらの装置を交換す
ることにより、従来のパトローネに収容される135タ
イプのフィルムなど、磁気情報記録部を備えないフィル
ムにも本発明が応用できるのである。135タイプのフ
ィルムなどがリオーダされる場合、6駒毎のフィルムピ
ースとなって受注されるが、上記の実施形態のバーコー
ドシール15は、このフィルムピースの一番先端側のリ
ード部分に貼り付けることが好ましい。IX240タイ
プのフィルムにフィルム処理情報を記録する場合では、
上記実施形態の様に、磁気情報記録部に記録することが
好ましいが、上記の通りバーコードシール15を利用し
てフィルム処理情報を記録することも可能である。
【0044】(2)上記実施形態では、同時プリントさ
れるフィルム1へのフィルム処理情報の記録は、現像処
理が行われた後で、第2ソータステーションに送られる
前に行われたが、これを、現像ステーション30におい
て現像処理が行われる以前に行っても良い。この場合、
フィルム1を感光させないよう遮光されたケース内で行
なったり、注意する必要がある。この様に現像ステーシ
ョン30の前にフィルム1に対してフィルム処理情報を
記録し、これを読み込み、このフィルム処理情報に基づ
き現像ステーション30の設定を行うこともできる。よ
って、現像ステーション30も処理装置の一例となりう
る。
【0045】(3)上記実施形態では、伝票用バーコー
ドリーダ21によって読み取られた、フィルム処理情報
が、ホストコンピュータ200を介して、フィルム処理
情報記録手段である磁気記録装置22に送られる様、構
成されていたが、フィルム処理情報を伝票用バーコード
リーダ21よりフィルム処理情報記録手段である磁気記
録装置22に直接送るように構成しても良い。
【0046】(4)上記実施形態では、第1と第2ソー
タステーションの制御を、磁気情報読み取り装置23に
よって読み取られたフィルム処理情報に基づきホストコ
ンピュータ200が行うよう構成されているが、 第1
と第2 ソータステーションのそれぞれに小型の専用制
御コンピュータを設け、これらにより磁気情報読み取り
装置23によって読み取られたフィルム処理情報に基づ
きソータステーションの制御を行っても良い。この様に
情報のみでなく、制御作業の分散化を図ることによりホ
ストコンピュータ200の負担を軽減させるばかりでな
く、システムの効率化を図ることができる。
【0047】(5)本実施形態では、バーコードシール
15の貼り付けを取次店10で行っているが、DPEセ
ンター100の受付ステーション20で行ってもよい。 (6)本実施形態では、同時プリントとリオーダーの焼
付情報を読み取るための読取り手段であるバーコードリ
ーダー21は、それぞれ同時プリント用とリオーダー用
と別々に設けてもよいが、もちろん共用しても構わな
い。
【0048】(7)本実施形態では、顧客情報やリオー
ダー情報を記録するための情報体として注文伝票を利用
しているが、DP袋に情報をもたせてもよい。あるい
は、ICカードやフロッピーディスク等の小型の磁気記
録媒体を用いてもよい。 (8)本実施形態では、搬送装置50の搬送経路上にお
けるフィルム位置を識別するための識別手段としてバー
コード53を使用しているが、これに限定されず、テレ
ビカメラにより位置座標を認識するようにしてもよい。 (9)本実施形態では、フィルムマガジン300にはバ
ーコードシール15は貼付けられない。これは、収納さ
れているフィルム1に既にバーコードシール15が貼付
けられているからであるが、もちろん、フィルムマガジ
ン300にも更に貼付けるようにしてもよい。この貼り
付けは、ソータステーション31、40において行われ
る。 (10)上記実施形態では、フィルム処理情報として、
基本的にラボ用伝票13にある情報が、取次店のIDコ
ードなどを含め、全てフィルムに記録するようにしても
良いし、焼付条件のみ等、一部の情報のみをフィルムに
記録するようにしても良い。 (11)上記実施形態では、第1ソータステーション4
0と第2ソータステーション31において、フィルム1
がフィルム処理情報に基づいて仕分けされ、フィルムマ
ガジン300に収納される構成になっている。しかし、
カートリッジ2は再使用可能であるため、図12に示さ
れるとおり、フィルム1をフィルムマガジン300に収
納する代わりに、仕分けされたフィルム1を再度カート
リッジ2に収納した後に、カートリッジ2を複数保持す
る保持手段であるカートリッジケース57にまとめら
れ、搬送装置50に送り込まれるよう構成することも可
能である。この場合、例えば同じ焼付条件で処理される
べきフィルム1は同じカートリッジケース57に収納さ
れる様にする。このカートリッジケース57には第1或
いは第2写真焼付装置61、62の何れに送られるべき
かを判断するための情報を記録したバーコード57aが
添付される。搬送装置50では上記実施形態と同様にバ
ーコードリーダ58A、58Bが設けられており、バー
コード57aに記録された情報が読み込まれ、図示され
ないコンピュータ200が分枝させるかどうかを判断し
て、分枝させる場合は、ここでは矢印でしか図示されて
いないフィーダを用いてそのカートリッジケース57
を、第1写真焼付装置61用の第1ストック装置59A
あるいは第2写真焼付装置62用の第2ストック装置5
9Bへ送り込むよう構成されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による写真処理システムの全体構成を示
すブロック図
【図2】リオーダーの場合の取次店における作業と、受
付処理を説明するための説明図
【図3】同時プリントの伝票の形式を説明するための説
明図
【図4】バーコードシールの貼替えを説明する説明図
【図5】IX240タイプのフィルムに設けられた磁気
情報記録部を示す平面図
【図6】ソータステーションの構成を示す説明図
【図7】搬送装置の概略構成図
【図8】フィルムマガジンの構造を示す縦断面図
【図9】フィルムマガジンへのフィルムの挿入を示す工
程分解図
【図10】フィルムマガジンへのフィルムの挿入を示す
工程分解図
【図11】フィルムマガジンからのフィルムの排出を示
す工程分解図
【図12】別実施形態による搬送装置の概略構成図
【符号の説明】
1 写真フィルム 10 取次店 11 顧客用控え伝票 12 取次店用確認伝票 13 ラボ用伝票 15 バーコードシール 21 バーコードリーダ 22 磁気記録装置 23 磁気情報読み取り装置 31 第2ソータステーション 40 第1ソータステーション 50 搬送装置 53 バーコード 60 焼付ステーション 70 オートパッカーステーション 100 DPEセンター 200 ホストコンピュータ 300 フィルムマガジン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理されるフィルムの処理情報を入力する
    ためのフィルム処理情報入力手段を備え、前記フィルム
    処理情報に基づき前記フィルムを処理する写真処理シス
    テムであって、前記フィルム処理情報を前記フィルムに
    記録するフィルム処理情報記録手段と、前記フィルム処
    理情報記録手段により前記フィルムに記録されたフィル
    ム処理情報を読み取るフィルム処理情報読み取り手段
    と、前記フィルム処理情報読み取り手段により読み取ら
    れた前記フィルム処理情報に基づき前記フィルムを処理
    するフィルム処理装置を備える写真処理システム。
  2. 【請求項2】前記フィルム処理装置は前記フィルム処理
    情報に基づき前記フィルムを仕分けするソータステーシ
    ョンである請求項1に記載の写真処理システム。
  3. 【請求項3】前記フィルム処理装置は前記フィルム処理
    情報に基づき前記フィルムを焼付処理する写真焼付装置
    である請求項1に記載の写真処理システム。
  4. 【請求項4】前記フィルム処理情報記録手段は、前記フ
    ィルムの磁気情報記録部に対して前記フィルム処理情報
    を記録する磁気記録装置であり、前記フィルム処理情報
    は、少なくとも焼き付け処理する駒の指定情報と、焼付
    枚数と、焼付サイズを含む請求項1から3のいずれかに
    記載の写真処理システム。
  5. 【請求項5】前記フィルムが収容されるカートリッジを
    複数個保持する保持手段が備えられ、前記写真処理シス
    テムの少なくとも一カ所において前記フィルムはカート
    リッジに収容された状態で前記保持手段に収納される請
    求項1から4のいずれかに記載の写真処理システム。
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