JPH10268267A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH10268267A
JPH10268267A JP9005797A JP9005797A JPH10268267A JP H10268267 A JPH10268267 A JP H10268267A JP 9005797 A JP9005797 A JP 9005797A JP 9005797 A JP9005797 A JP 9005797A JP H10268267 A JPH10268267 A JP H10268267A
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JP
Japan
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liquid crystal
temperature
crystal display
display device
outside air
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JP9005797A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Nishizawa
義志 西沢
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示装置の正確な温度を液晶駆動電圧に
反映させることにより、液晶表示装置のコントラストを
自動的に且つ良好に調節できる電子機器を提供する。 【解決手段】 液晶表示装置を備えた電子機器におい
て、外気温度を検出する温度センサ2と、バックライト
点灯時からの点灯継続時間を計測するタイマ19と、タイ
マ19により計測された点灯継続時間から液晶表示装置1
の上昇温度を求めるための第1のテーブル21と、駆動電
圧データを液晶表示装置1の予測温度に対応付けて記憶
しておく第2のテーブル22とを備え、前記外気温度と第
1のテーブル21によりそのときの液晶表示装置1の予測
温度を求め、前記予測温度に対応付けられた駆動電圧デ
ータを第2のテーブル22から読み出し、液晶駆動電源回
路15に与え、前記駆動電圧データに対応した駆動電圧が
液晶駆動装置1に出力されるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワードプロセッ
サ、パーソナルコンピュータ、端末装置、携帯型情報機
器など液晶表示装置を備えた各種電子機器に係わり、特
に液晶表示装置の駆動電圧を自動的に調節して液晶表示
装置のコントラストを常に良好な状態に維持できる電子
機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ワードプロセッサやパーソナルコンピュ
ータなどの電子機器に備えられた液晶表示装置は、電源
投入後、液晶表示装置のバックライトの発する熱などに
より温度が上昇し、それによってコントラストが変化
し、場合によっては表示内容が見えなくなってしまう。
このような問題を解決するために、従来より、液晶表示
装置を備えた電子機器では、液晶表示装置のコントラス
トを手動で調節するための調節器を具備し、使用者が調
節器を操作してコントラストを調節できるようにしてい
る。しかし、上記のように人手によりコントラスト調整
を行っていたのでは使用者に煩わしさを与えることにな
るため、例えば特開昭63-161487 号公報に示された電子
ボタン電話装置では、図10に示すように、装置内にサー
ミスタなど温度検出部32を備え、液晶表示部31の周囲温
度を検出し、その周囲温度に応じた駆動電圧で液晶表示
部31を駆動するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63-161487号公報に示された上記従来の技術では、液晶
表示装置の画面に温度検出部を備えるわけにはいかない
ので、その近傍に温度検出部を設置することになり、そ
の結果、バックライトなどの発する熱によって上昇する
液晶表示装置の温度を正確に検出できないという問題が
生じる。本発明の解決すべき課題は、上記のような従来
の技術の問題を解消し、液晶表示装置の正確な温度を液
晶駆動電圧に反映させることにより、液晶表示装置のコ
ントラストを自動的に且つ良好に調節できる電子機器を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、液晶表示装置を備え
た電子機器において、外装部の外側の外気温度を検出す
る外気温度検出手段と、前記液晶表示装置のバックライ
ト点灯時からの点灯継続時間を計測する点灯時間計測手
段と、前記点灯時間計測手段により計測された点灯継続
時間と外気温度から前記液晶表示装置の予測温度を求め
る温度予測手段と、前記液晶表示装置を駆動する駆動電
圧生成のための駆動電圧データを前記液晶表示装置の予
測温度に対応付けて予め記憶しておく駆動電圧記憶手段
と、使用時に、前記温度予測手段によりそのときの前記
液晶表示装置の予測温度を求め、前記予測温度に対応付
けられた駆動電圧データを前記駆動電圧記憶手段から読
み出し、前記液晶表示装置を駆動する駆動電圧が前記駆
動電圧データに対応した駆動電圧になるように制御する
電圧制御手段とを備えることで、外気温度とバックライ
ト点灯継続時間との組み合わせから求められる前記液晶
表示装置の予測温度に対応付けられた最適な駆動電圧で
液晶表示装置を駆動するようにした。また、請求項2に
記載の発明では、請求項1の構成に加えて、バックライ
ト消灯時からの消灯継続時間を計測する消灯時間計測手
段を備えるとともに、点灯継続時間と消灯継続時間と外
気温度とから液晶表示装置の予測温度を求めるように温
度予測手段手段を構成することにより、外気温度とバッ
クライト点灯継続時間との関係に加え、さらに外気温度
とバックライト消灯継続時間との関係も考慮して求めら
れる液晶表示装置の予測温度に対応付けられた最適な駆
動電圧で装置を駆動するようにした。また、請求項3に
記載の発明では、請求項1の構成を前提にして、液晶表
示装置の予測温度が低下した後、一定になったことを検
知する低温検出監視手段と、前記低温検出監視手段によ
り一定になったことが検知されたとき、マイクロプロセ
ッサを低消費電力モードにする電力モード移行手段とを
備えることで、液晶表示装置の温度が低下し且つ一定温
度になったらマイクロプロセッサを低消費電力モードに
移行させるようにした。また、請求項4記載の発明で
は、請求項3の構成を前提にして、低消費電力モードに
あるとき、外気温度の上昇が検知されたか、またはバッ
クライトの点灯が検知されたとき、マイクロプロセッサ
を通常電力モードにするように前記電力モード移行手段
を構成した。また、請求項に5記載の発明では、請求項
1または請求項2に記載の発明において、電源がオフ状
態からオン状態になったとき、そのときの液晶表示装置
の予測温度をそのとき検出されている外気温度としてそ
の後の予測温度を求めるように温度予測手段を構成し
た。
【0005】また、請求項6に記載の発明では、液晶表
示装置を備えた電子機器において、外装部の外側の外気
温度を検出する外気温度検出手段と、前記液晶表示装置
のバックライト点灯時からの点灯継続時間を計測する点
灯時間計測手段と、前記液晶表示装置を駆動する駆動電
圧生成のための駆動電圧データを外気温度およびバック
ライト点灯継続時間に対応付けて予め記憶しておく駆動
電圧記憶手段と、使用時に、前記外気温度検出手段によ
り検出されたそのときの外気温度および点灯時間計測手
段により計測されたそのときのバックライト点灯継続時
間に対応付けられた駆動電圧データを前記駆動電圧記憶
手段から読み出し、前記液晶表示装置を駆動する駆動電
圧が前記駆動電圧データに対応した駆動電圧になるよう
に制御する電圧制御手段とを備えることで、外気温度と
バックライト点灯継続時間との組み合わせに対応付けら
れた最適な駆動電圧で前記液晶表示装置を駆動するよう
にした。また、請求項7に記載の発明では、請求項1の
構成に加えて、バックライト消灯時からの消灯継続時間
を計測する消灯時間計測手段を備え、点灯継続時間と消
灯継続時間と外気温度とに対応付けられた駆動電圧デー
タを読み出すように電圧制御手段を構成することによ
り、外気温度とバックライト点灯継続時間との関係に加
え、さらに外気温度とバックライト消灯継続時間との関
係も考慮して求められる液晶表示装置の予測温度に対応
付けられた最適な駆動電圧で装置を駆動するようにし
た。また、請求項8に記載の発明では、請求項1または
請求項6の構成を前提にして、前記液晶表示装置のコン
トラストを手動操作により調節するコントラスト調節器
と、外気温度の変化を人為的に作り出すか、またはバッ
クライトを点灯させることにより外気温度(液晶表示装
置の表面温度)を変化させ、それぞれの外気温度または
特定の外気温度における複数の点灯継続時間につき前記
液晶表示装置のコントラストが最適になるようにコント
ラスト調節器を用いて調節し、そのときの駆動電圧また
は前記駆動電圧を与える制御電圧を測定し、それぞれの
点灯継続時間および前記外気温度に対応付けて複数の前
記駆動電圧または前記制御電圧を駆動電圧記憶手段に設
定するための駆動電圧設定手段を備えることで、外気温
度およびバックライト点灯継続時間などに対応付けて記
憶しておく駆動電圧またはその制御電圧を得るようにし
た。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態を示す電子機器の外観図である。図示するよう
に、この実施の形態の電子機器は、液晶表示装置(以
下、LCDと称す)1、外気温度(外装部の外側の温
度)を検出する温度センサ2などを備える。また、図2
の制御系のブロック図に示すように、機器全体を制御す
る制御部11、温度センサ2により検出された外気温度を
示すアナログ電圧をディジタル電圧に変換するAD変換
器12、LCD1の予測温度に対応した駆動電圧データな
どを記憶しておくための記憶部13、前記記憶部13から読
み出された、そのときのLCD1の予測温度に対応する
駆動電圧データをアナログ電圧に変換するDA変換器1
4、前記DA変換器14から出力されるアナログ電圧に応
じた液晶駆動電圧を出力する液晶駆動電源回路15、LC
D1用のバックライト3を駆動するバックライト駆動装
置16などを備えている。また、前記制御部11はマイクロ
プロセッサ17、プログラムを内蔵したROM18、バック
ライト点灯継続時間などを計時するタイマ19などから構
成され、記憶部13は、バックライト点灯継続時間に対す
るLCD1の上昇温度(対外気温度)が設定されている
第1のテーブル21、前記第1のテーブル21から読み出し
た上昇温度と外気温度の和として求められる複数のLC
D予測温度に対応付けて駆動電圧データが設定されてい
る第2のテーブル22などを備える。
【0007】以下、上記のように構成されたこの実施の
形態の電子機器の動作を説明する。この電子機器の電源
が投入されると、サーミスタなどで構成された温度セン
サ2により検出された外気温度がアナログ電圧としてA
D変換器12に与えられる。これにより、AD変換器12か
らは外気温度を示すディジタル値が出力される。また、
制御部11は、電源が投入されると、タイマ19を起動して
電源オン時に点灯したバックライトの点灯継続時間の計
時を開始させた後、タイマ19からの定期的な(例えばバ
ックライト点灯直後の数分は20秒毎、その後は1分
毎)割り込みに応じて、AD変換器12から出力されてい
る外気温度を示す前記ディジタル値およびタイマ19の示
すバックライト点灯継続時間を取得する。そして、取得
した点灯継続時間に対応付けられたLCD1の上昇温度
(対外気温度)を記憶部13内の図3に示すような第1の
テーブル21から読み出し、前記外気温度に読み出した前
記上昇温度を加えてLCD1の予測温度とする。なお、
前記第1のテーブル21には一部のみを示している。
【0008】続いて、制御部11は図4に示すような第2
のテーブル22を参照し、前記予測温度に対応付けられた
駆動電圧データを取得する。なお、前記テーブル22に液
晶駆動電圧は記憶されていないが、図4には参考のため
に駆動電圧データに対応する駆動電圧も示した。また、
図4には一部のみが示されており、実際にはLCD温度
1度毎のデータを備えている。また、比例計算により、
小数点以下1位までのLCD温度に対する駆動電圧デー
タを求めることができる。前記において、駆動電圧デー
タを駆動電圧そのものとするような構成も可能である。
また、駆動電圧データを求めるテーブルを図5のように
構成して、外気温度と点灯継続時間から直接駆動電圧デ
ータを取得することも可能である。制御部11は、駆動電
圧データを取得すると、それをDA変換器14に与える。
そうすると、前記駆動電圧データがアナログ値に変換さ
れて液晶駆動電源回路15に与えられる。このようにし
て、前記駆動電圧データに対応した駆動電圧が液晶駆動
電源回路15からLCD1へ出力されることにより、LC
D1のコントラストは最適な状態になる。なお、DA変
換器14は入力された駆動電圧データを保持しておく手段
を備え、制御部11により駆動電圧データが再設定(再入
力)されるまで同じ大きさのアナログ電圧を出力し続け
る。前記のように、LCD1のコントラストが自動的に
最適化されるのは、駆動電圧データを引き出すLCD予
測温度(外気温度+LCDの上昇温度)がかなり正確に
LCD1の温度を示しているからである。つまり、LC
D1の温度は外気温度よりも高いのであるが、どれくら
い高いかはバックライト点灯継続時間によるのである。
なお、この実施の形態では、電源オン時のLCD予測温
度を外気温度としている。
【0009】図6は、本発明の第2の実施の形態を示す
電子機器要部の構成ブロック図である。この実施の形態
の電子機器は、第1の実施の形態の構成に、コントラス
ト調整器20を図示のように加え、手動によるコントラス
ト調整も可能にしている。そして、このコントラスト調
整器20を用いることにより、第1のテーブル21および第
2のテーブル22に設定する予測温度および駆動電圧デー
タを実験的に求める。つまり、まず、LCD1の表面に
温度センサを取り付け(この温度センサは実験時のみ設
置する)、外気温度を一定にしてバックライト3をオン
にし、点灯継続時間に対するLCDの上昇温度を前記温
度センサにより計測し、第1のテーブル21を作成する。
次に、外気温度の変化を人為的に作り出すか、またはバ
ックライトを点灯させることによりLCD1の表面温度
を変え、そのときの前記温度を前記温度センサで測定す
ると共に、そのときのLCD1のコントラストが最適に
なるようにコントラスト調節器20を用いて調節し、その
ときの駆動電圧を与える制御電圧(駆動電圧データに対
応)を測定し、第2のテーブル22を作成する。なお、図
5に示したテーブルは、前記のような温度センサを備え
ることなく、外気温度と点灯継続時間を変化させ、その
様々な組み合わせに対してLCD1のコントラストが最
適になるようにコントラスト調節器20を用いて調節し、
そのときの駆動電圧を与える制御電圧(駆動電圧データ
に対応)を測定して作成する。
【0010】図7は、第3の実施の形態を示す第3のテ
ーブルである。これは、LCD1の上昇温度が20度のと
きにバックライトを消灯し、消灯継続時間に対する前記
上昇温度の下降状態を示したものである。これにより、
バックライト3の消灯によるLCD1の温度下降時の予
測温度を求めることができる。例えば、図7に示したよ
うに、バックライト消灯時のLCD上昇温度が20度なら
ば、消灯から10分後のLCD上昇温度(対外気温度)
は、0.9 度であり、消灯時のLCD上昇温度が12度なら
ば、1分後のLCD上昇温度は8.4 度(図7の右欄参
照)、10分後のLCD上昇温度は0.5 度である。なお、
図7の右欄のデータは実施に記憶されているわけではな
い。
【0011】この第3の実施の形態によれば、電源がオ
ンされたままバックライト3の点灯・消灯がくり返され
た場合のLCD1の予測温度を求めることができる。例
えば、外気温度が20度Cのとき、バックライト3を点灯
し、その後、外気温度の変化がないならば、点灯10分後
のLCD温度は36.6度(図3参照)、そのとき消灯する
と、図7において、比例計算(20.0−16.6)/(20.0−
12.0)より求めた0.4分(図7左欄の値)が消灯開始時
に相当し、そのときから8分だけ消灯が継続すると、そ
のとき(図7左欄の値:8.4 分)のLCD温度は21.5度
C(20.0+1.5)であり、このとき点灯すると、図3にお
いて、比例計算より求めた0.3 分(1.5/5.2 )(図3
の左欄の値)が点灯開始時に相当し、そのときから5分
後(図3の左欄の値:5.3 分)のLCD温度は33.9度C
(20.0+13.9 )である。
【0012】図8は、本発明の第4の実施の形態を示す
動作フロー図である。この実施の形態の電子機器は、第
1の実施の形態(図2参照)と同じハードウェア構成で
マイクロプロセッサの電力モードを変えることができ
る。以下、図8などに従って、この実施の形態の動作を
説明する。この実施の形態の電子機器は、例えば所定時
間キー入力などがなくてバックライト3が消灯しても、
マイクロプロセッサ17自身は直ちには低消費電力モード
にならない。しかし、バックライト3が消灯すると(S
1)、前記低消費電力モードへの移行のために、制御部
11は定期的にLCD予測温度を求める度毎に前回求めた
予測温度とそのとき求めた予測温度とを比較し、予測温
度の低下が続いているか、それとも一定になったかを判
定する(S2)。そして、一定になったと判定されたな
らば(S2でYes)、マイクロプロセッサ17を低消費
電力モードにする(S3)。
【0013】また、この実施の形態の電子機器は、低消
費電力モードにあるとき、バックライトの点灯により
(例えば点灯操作などにより)マイクロプロセッサ17へ
割り込み信号が入力される構成になっており、前記割り
込み信号が入力されると(S4でYes)、マイクロプ
ロセッサ17は通常電力モードに戻る(S5)。なお、図
9に示すように、温度センサ2からアナログ電圧として
出力される外気温度の変化を検出する変化検出回路24を
備えることにより、外気温度に変化があったときに変化
検出回路24からマイクロプロセッサ17へ割り込み信号a
を出し、これによって低消費電力モードから通常電力モ
ードに戻すことも可能である。また、低消費電力モード
にあるとき、DA変換器14には、最後に設定された駆動
電圧データがそのまま保持されており、DA変換器14は
この駆動電圧データを変換したアナログ電圧を出力し続
けている。この第4の実施の形態によれば、LCD1の
温度変化がないとき、あるいは温度変化の要因が殆どな
いとき、液晶駆動電圧制御を停止させることにより省電
力化を図ることができ、しかもそれによって液晶駆動電
圧制御が損なわれることがない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような優れた効果を発揮できる。請求項1に記載の
発明では、外気温度とバックライト点灯継続時間との組
み合わせから求められる液晶表示装置の予測温度に対応
付けられた最適な駆動電圧で液晶表示装置が駆動される
ので、液晶表示装置のコントラストが自動的に且つ従来
以上の適切さで調節される。また、請求項2に記載の発
明では、請求項1に加え、さらに外気温度とバックライ
ト消灯継続時間との関係も考慮して求められる液晶表示
装置の予測温度に対応付けられた最適な駆動電圧で液晶
表示装置が駆動されるので、液晶表示装置のコントラス
トが自動的に且つ更なる適切さで調節される。また、請
求項3に記載の発明では、請求項1に加え、液晶表示装
置の温度が低下し、一定温度になると、マイクロプロセ
ッサは低消費電力モードに移行するので、低電力化が図
られ、且つこれによってコントラスト調節が妨げられな
い。また、請求項4に記載の発明では、請求項3に加
え、マイクロプロセッサが低消費電力モードにあると
き、外気温度が上昇し始めるか、またはバックライトが
点灯すると、マイクロプロセッサは通常電力モードに移
行するので、前記の効果をさらに高めることができる。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1または2に
加え、電源がオフ状態からオン状態になると、そのとき
の外気温度がそのときの液晶表示装置の予測温度として
設定され、その後の予測温度が求められるので、例えば
1日の業務が終了したとき、電源をオフにすることがで
きる。
【0015】また、請求項6に記載の発明では、外気温
度とバックライト点灯継続時間との組み合わせに対応付
けられた最適な駆動電圧で液晶表示装置が駆動されるの
で、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られる。ま
た、請求項7に記載の発明では、請求項6に加え、さら
に外気温度とバックライト消灯継続時間との関係も考慮
して求められる最適な駆動電圧で液晶表示装置が駆動さ
れるので、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られ
る。また、請求項8に記載の発明では、請求項1または
6に加え、外気温度およびバックライト点灯継続時間な
どに対応付けて記憶しておく駆動電圧またはその制御電
圧を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す電子機器の外
観図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す電子機器の構
成ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す電子機器要部
のデータ構成図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す電子機器要部
の他のデータ構成図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態を示す電子機器要部
の他のデータ構成図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す電子機器要部
の構成ブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す電子機器要部
のデータ構成図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示す電子機器の動
作フロー図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態を示す電子機器要部
の構成ブロック図である。
【図10】従来の技術の一例を示す電子ボタン電話装置の
構成ブロック図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 2 温度センサ(外気温度検出手段) 3 バックライト 11 制御部(点灯時間計測手段、温度予測手段、電圧制
御手段、消灯時間計測手段、低温検出監視手段、電力モ
ード移行手段) 13 記憶部(駆動電圧記憶手段) 14 DA変換器 15 液晶駆動電源回路 17 マイクロプロセッサ 19 タイマ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示装置を備えた電子機器におい
    て、外装部の外側の外気温度を検出する外気温度検出手
    段と、前記液晶表示装置のバックライト点灯時からの点
    灯継続時間を計測する点灯時間計測手段と、前記点灯時
    間計測手段により計測された点灯継続時間と外気温度か
    ら液晶表示装置の予測温度を求める温度予測手段と、前
    記液晶表示装置を駆動する駆動電圧生成のための駆動電
    圧データを前記液晶表示装置の予測温度に対応付けて予
    め記憶しておく駆動電圧記憶手段と、使用時に、前記温
    度予測手段によりそのときの前記液晶表示装置の予測温
    度を求め、前記予測温度に対応付けられた駆動電圧デー
    タを前記駆動電圧記憶手段から読み出し、前記液晶表示
    装置を駆動する駆動電圧が前記駆動電圧データに対応し
    た駆動電圧になるように制御する電圧制御手段とを備え
    たことを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子機器において、バ
    ックライト消灯時からの消灯継続時間を計測する消灯時
    間計測手段を備えるとともに、点灯継続時間と消灯継続
    時間と外気温度とから前記液晶表示装置の予測温度を求
    めるように前記温度予測手段を構成したことを特徴とす
    る電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子機器において、前
    記液晶表示装置の予測温度が低下した後、一定になった
    ことを検知する低温検出監視手段と、前記低温検出監視
    手段により一定になったことが検知されたとき、機器全
    体を制御するマイクロプロセッサを低消費電力モードに
    する電力モード移行手段とを備えたことを特徴とする電
    子機器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電子機器において、低
    消費電力モードにあるとき、外気温度の上昇が検知され
    たか、またはバックライトの点灯が検知されたとき、前
    記マイクロプロセッサを通常電力モードにするように前
    記電力モード移行手段を構成したことを特徴とする電子
    機器。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の電子機
    器において、電源がオフ状態からオン状態になったと
    き、そのときの前記液晶表示装置の予測温度をそのとき
    検出されている外気温度としてその後の予測温度を求め
    るように前記温度予測手段を構成したことを特徴とする
    電子機器。
  6. 【請求項6】 液晶表示装置を備えた電子機器におい
    て、外装部の外側の外気温度を検出する外気温度検出手
    段と、前記液晶表示装置のバックライト点灯時からの点
    灯継続時間を計測する点灯時間計測手段と、前記液晶表
    示装置を駆動する駆動電圧生成のための駆動電圧データ
    を外気温度およびバックライト点灯継続時間に対応付け
    て予め記憶しておく駆動電圧記憶手段と、使用時に、前
    記外気温度検出手段により検出されたそのときの外気温
    度および点灯時間計測手段により計測されたそのときの
    バックライト点灯継続時間に対応付けられた駆動電圧デ
    ータを前記駆動電圧記憶手段から読み出し、前記液晶表
    示装置を駆動する駆動電圧が前記駆動電圧データに対応
    した駆動電圧になるように制御する電圧制御手段とを備
    えたことを特徴とする電子機器。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電子機器において、バ
    ックライト消灯時からの消灯継続時間を計測する消灯時
    間計測手段を備えるとともに、点灯継続時間と消灯継続
    時間と外気温度とに対応付けられた駆動電圧データを読
    み出すように前記電圧制御手段を構成したことを特徴と
    する電子機器。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項6に記載の電子機
    器において、液晶表示装置のコントラストを手動操作に
    より調節するコントラスト調節器と、外気温度を変化さ
    せ、それぞれの外気温度または特定の外気温度における
    複数の点灯継続時間につき前記液晶表示装置のコントラ
    ストが最適になるようにコントラスト調節器を用いて調
    節し、そのときの駆動電圧または前記駆動電圧を与える
    制御電圧を測定し、それぞれの点灯継続時間および前記
    外気温度に対応付けて複数の前記駆動電圧または前記制
    御電圧を駆動電圧データとして駆動電圧記憶手段に設定
    する駆動電圧設定手段を備えたことを特徴とする電子機
    器。
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