JP2005116399A - バックライトランプ点灯制御装置およびそれを備えた表示装置 - Google Patents

バックライトランプ点灯制御装置およびそれを備えた表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 バックライトランプの周波数設定が温度などの環境の影響を受けないようにして、バックライト装置が組み込まれる表示装置におけるフリッカの発生を防止する。
【解決手段】 基準発振器22で発生したシステムクロックSCLKをクロック発生回路21aで分周して内部クロックICLKを得、この内部クロックICLKをPWM基本周期発生回路21cでメモリ部28に格納された基本分周比で分周して基本周期クロックBCLKを得る。パルス発生回路21cでは、さらに基本周期クロックBCLKに基づいてPWM周期を決定するとともに、メモリ部28に設定されたデューティ比に基づいてパルス幅を決定することにより、PWM信号を発生する。クロック発生回路21a、PWM基本周期発生回路21cおよびパルス発生回路21cによるPWM信号を発生する部分は、ASICなどに集積化されていることにより、温度などの影響を受けない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶表示ディスプレイなどに用いられるPWM(Pulse Width Modulation)方式のバックライトランプ点灯制御装置に関するものである。
近年の表示装置においては、小型化や薄型化を容易に図れることから、表示デバイスとして平板型ディスプレイを備えることが広く普及している。このような平板型ディスプレイとしては、多色表示を容易に実現できるLCD(液晶ディスプレイ)が多く用いられる。透過型のLCDは、通常、表示面の輝度を確保するためにバックライト装置を備えている。また、反射型LCDおよび透過型LCDの機能を兼ね備えた半透過型LCDも、透過モード用の光源としてバックライト装置を備えている。
バックライト装置用の光源としては、一般に冷陰極管(CFL)などの蛍光ランプが用いられる。また、主なバックライト方式としては、例えば、液晶パネルの背面から直接ランプの光を照射する直下型や、導光板を用いて液晶パネルの側方に配されたランプの光を液晶パネルの全体に広げて照射するサイドライト型が挙げられる。特に、サイドライト型は、ランプからの出射光を面的に液晶パネルに照射する面光源として機能することにより、液晶パネルに均一に光を照射することができ、また、薄型化やランプの交換が容易であるため、LCDによく用いられている。
バックライト装置においては、蛍光ランプの輝度調整(調光)などを目的として、インバータによる点灯制御が行われている。特に、PWMインバータは、一定周期で印加されるパルス電圧のパルス幅を制御することにより蛍光ランプの放電時間を調整することから調光が容易であり、一般照明用の蛍光灯の調光制御にも用いられている。PWMインバータによるバックライトランプの点灯制御については、特許文献1に記載されている。
上記のようなPWMインバータを用いたバックライト装置は、例えば、図2に示すように構成されている。このバックライト装置は、デューティ信号発生部31と、PWM信号発生部32と、周波数調整部33と、インバータ部34と、CFL35とを備えている。
デューティ信号発生部31は、必要数設けられた各調光レベルに応じたデータ信号DATA1〜DATAn(nは自然数)により1つのフォトカプラ31aをONさせ、そのときフォトカプラ31aが出力する電流を抵抗31bにより変換した電圧に基づいてPWM信号発生部32に与える調光レベルを決定する。PWM信号発生部32は、周波数調整部33で設定された発振周波数および入力された調光レベルに応じたデューティ比に基づいたPWM信号を生成し、市販のICにより形成されている。
インバータ部34においては、入力されたPWM信号によりスイッチング回路34aで発生した高周波電圧をトランス34bで昇圧してCFL25に与えている。スイッチング回路34aは、外部から与えられる点灯・消灯信号ON/OFFによって出力をONまたはOFFする。周波数調整部33は、PWM信号発生部32に外付けされた外部CR発振回路33aからなり、そのコンデンサの容量値と抵抗の抵抗値とによって発振周波数を決定する。
特願2002−107692号公報(2002年4月10日公開)
しかしながら、上記従来の構成では、調光を多様に行なおうとするとデータ信号DATAをそれに応じて設ける必要があり、そのためにフォトカプラ31aおよび抵抗31bがデータ信号DATAと同数必要になる。しかしながら、このように構成すれば、回路素子が増加することにより回路規模の増大を招来してしまう。したがって、装置の小型化を図るためにはデューティ比の設定数を制限せざるを得ず、このためにCFL35の輝度を多様に調整することが困難になる。
また、周波数調整部33では、PWM周波数と液晶パネルの駆動周波数との干渉によるフリッカが生じないように、製造段階で発振周波数を調整する。ところが、バックライト装置が組み込まれた製品が出荷後におかれる周囲環境(特に温度)によっては、CR発振回路33aがその影響を受ける虞がある。このため、発振周波数が設定値からずれてしまい、フリッカが発生することがあった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、バックライトランプの周波数設定が温度などの環境の影響を受けないようにして、バックライト装置が組み込まれる表示装置におけるフリッカの発生を防止することにある。
本発明のバックライト点灯制御装置は、ランプを点灯駆動するPWM制御によるインバータにPWM信号を与えるバックライトランプ点灯制御装置において、上記の課題を解決するために、指定された基本周波数を有する基本クロックを発生する基本クロック発生回路と、指定されたデューティ比で定まるパルス幅と前記基本周波数に基づいたPWM周波数とを有する前記PWM信号を発生するPWM信号発生回路とを備え、前記基本周波数発生回路および前記PWM信号発生回路が集積化されていることを特徴としている。
前記PWM信号発生回路は、デューティ比に応じた前記基本クロックのクロック数の幅を有するようにPWM信号を発生することが好ましい。
また、前記点灯制御装置は、前記ランプの光を照射する表示パネルの駆動周波数の変化に応じて前記基本周波数情報を変更する変更手段を備えていることが好ましい。
また、前記点灯制御装置は、前記ランプの点灯周波数を検出する周波数検出手段と、前記点灯周波数に応じて前記基本周波数情報を変更する変更手段とを備えていることが好ましい。
本発明の表示装置は、表示パネルと、該表示パネルに光を照射するバックライト装置を備えた表示装置において、前記バックライト装置は、前記バックライトランプ点灯制御装置のいずれかを含んでいることを特徴としている。
本発明のバックライト点灯制御装置は、以上のように、基本クロック発生回路と、PWM信号発生回路とを備え、これらが集積化されることにより、IC内でPWM信号を発生させるので、周波数やデューティ比を設定するための回路素子を必要とせず、周波数やデューティ比のデータを多数用意しても回路規模が増大することがない。それゆえ、周波数やデューティ比を多様に設定することができる。また、PWM信号の周波数およびデューティ比を設定する部分が集積化されるので、温度などの周囲の環境を影響を受けにくくなり、安定して周波数やデューティ比を設定することができる。したがって、本バックライト点灯制御装置は、過酷な環境に設置されることの多いプログラマブル表示器に好適に用いることができる。
このバックライト点灯制御装置において、前記PWM信号発生回路が、デューティ比に応じた前記基本クロックのクロック数の幅を有するようにPWM信号を発生することにより、デジタル回路によりPWM信号発生回路を構成することができる。例えば、基本クロックをN個カウントするカウンタ、およびそのカウント値とデューティ比α×Nの値とを比較するデジタルコンパレータにより、デジタルコンパレータがα×Nの値に対するカウント値の大小関係に応じて2値を出力するようにすれば、クロックN個分のPWM周期を有し、α×Nで定まるパルス幅を有するPWM信号を発生することができる。それゆえ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit )などのデジタルICに容易にPWM信号発生回路を造り込むことができる。
また、前記バックライト点灯制御装置において、前記ランプの光を照射する表示パネルの駆動周波数の変化に応じて前記基本周波数情報を変更手段により変更することで、表示装置の解像度などに応じてランプが光を照射する表示パネルの駆動周波数が変更されても、それに応じて基本周波数情報が変更される。したがって、表示パネルの駆動周波数に対して適正なPWM周波数が設定されるので、フリッカの発生を回避することができる。
また、前記点灯制御装置は、前記ランプの点灯周波数を周波数検出手段で検出し、その点灯周波数に応じて変更手段により前記基本周波数情報を変更することにより、ランプが設定されたPWM周波数どおりに点灯しないときに、点灯周波数をほぼ所望どおりに調整することができる。したがって、ランプが初期の設定どおりに点灯しない状態を回避することができ、フリッカの発生を防止することができる。
本発明の表示装置は、表示パネルに光を照射するバックライト装置に前記バックライトランプ点灯制御装置のいずれかを含んでいることにより、フリッカの生じにくい高品位の表示を行うことができる。
本発明の一実施形態について図1に基づいて説明すると、以下の通りである。
本実施の形態に係る表示装置は、図1に示すように、液晶パネル1と、バックライト装置2とを備えている。液晶パネル1は、液晶を駆動するための電極が形成された一対の透明基板が液晶を挟持するように貼り合わされて形成されるパネル本体部(図示せず)を有している。このパネル本体部には、液晶を駆動するための各種の信号を発生する駆動ICが取り付けられている。バックライト装置2は、液晶パネル1の後背面から光を照射する照明装置であって、液晶パネル1と組み合わされて液晶モジュールを構成している。
バックライト装置2は、周波数制御部21と、基準発振器22と、インバータ制御部23と、トランス24と、CFL(冷陰極管)25と、点灯パルス検出器26と、CPU27と、メモリ部28とを備えている。
周波数制御部21は、インバータ制御部23に与えるPWM信号を発生する回路であり、集積化されており、例えばASICにより構成されている。基準発振器22は、周波数制御部21がPWM信号を生成するための基準になるシステムクロックSCLKを発生する発振器であり、高精度な水晶発振器などにより構成されている。
インバータ制御部23は、トランス24に印加する電圧をスイッチングするスイッチング素子と、周波数制御部21からのPWM信号に基づいてスイッチング素子を制御する回路とを含んでおり、集積化されてICとして装置内に設けられている。このインバータ制御部23は、CPU27からの点灯・消灯信号ON/OFFのONレベル(“H”)により動作し、同信号のOFFレベル(“L”)により停止する。トランス24は、上記のスイッチング素子によるスイッチングで得られた高周波電圧を昇圧するために設けられている。本バックライト装置2においては、インバータ制御部23およびトランス24によりCFL25を点灯駆動するインバータが構成されている。
バックライト用のランプとしてのCFL25は、図示しないバックライトユニットの一部品として設けられている。このバックライトユニットは、CFL25の他に、導光板、反射板および拡散板を含んでいる。導光板は、透明なアクリルなどからなる板状の部材であり、CFL25からの出射光を面状に液晶パネル1に照射する面光源として機能している。この導光板は、背面側(液晶パネル1の反対側)の面に、反射板が貼り付けられている一方、前面側(液晶パネル1)の面に、拡散板が貼り付けられている。導光板は、反射板が貼り付けられることで、背面側に出射される光を逃がすことなく液晶パネル1側に照射して、面光源としての効率を高めている。また、導光板は、拡散板が貼り付けられることで、液晶パネル1への照射光を拡散させて、液晶パネル1の輝度むらを低下させている。
なお、バックライトユニットは、集光効率を良くするためのプリズムシート(図示せず)を、必要に応じて拡散板と液晶パネル1との間に設けていてもよい。
点灯パルス検出器26は、CFL25の点灯周波数を検出する検出器である。この点灯パルス検出器26は、例えば、トランス24からCFL25に高周波交流電圧が印加されることによりCFL25に流れるパルス電流を検出する電流検出器を有し、検出したパルス電流を抵抗などによりパルス電圧に変換して出力する。
CPU27は、表示装置の全体の動作を制御するための制御装置であり、液晶パネル1およびバックライト装置2に対しては、駆動周波数の監視および制御の役割を担っている。例えば、CPU27は、後述するように、周波数制御部21におけるパルス発生回路21cにパルス発生動作をするための指示を与えたり、フレームレート周波数発生回路21dが液晶パネル1に駆動周波数信号として与えるFRM(フレームレート周波数)信号を発生するための基準となるフレームレート基準クロックFCLKをフレームレート周波数発生回路21dに与えたりする。また、変更手段としてのCPU27は、後述する周波数カウンタ21eで計測された点灯周波数に基づいて、フレームレート周波数発生回路21dにフレームレート周波数の変更の指示を与えるとともに、パルス発生回路21cに基本周期の変更の指示を与えるように、メモリ部28からデータを読み出させる。
メモリ部28は、液晶パネル1およびバックライト装置2の駆動周波数の制御のための各種のデータを格納している。例えば、メモリ部28は、周波数制御部21におけるPWM基本周期発生回路21bに与えるための基本分周比のデータを格納し、同じく周波数制御部21におけるパルス発生回路21cに与えるためのデューティ比のデータを格納している。デューティ比のデータは、ユーザが指定できる各調光レベルに応じた対応テーブルとして、メモリ部28に設定される。また、メモリ部28には、周波数テーブルが設定されている。この周波数テーブルは、フレームレート周波数発生回路21dに与えるための複数の分周比のデータと、これらの分周比にそれぞれ対応する基本分周比のデータとをセットとして格納するために設けられている。周波数テーブルに設定される分周比のデータは、表示装置の解像度に応じたフレームレート周波数に対応している。
ここで、周波数制御部21について詳細に説明する。
この周波数制御部21は、クロック発生回路21aと、PWM基本周期発生回路21bと、パルス発生回路21cと、フレームレート周波数発生回路21dと、周波数カウンタ21eとを含んでいる。
クロック発生回路21aは、基準発振器22から出力されるシステムクロックSCLKを所定の分周比で分周して周波数Fを有する内部クロックICLKを発生する分周回路である。このクロック発生回路21aは、分周比が固定される場合は回路に設定された分周比で分周する分周回路からなり、複数の異なる内部クロックICLKを生成するために分周比を変更する必要がある場合は、プログラマブル分周器からなる。プログラマブル分周器には、その分周比がメモリ部28から分周比データとして与えられる。
基本クロック発生回路としてのPWM基本周期発生回路21bは、メモリ部28から与えられた(指定された)基本周波数に応じた基本分周比nのデータに基づいて上記の内部クロックICLKを分周して基本周期(基本周波数f(=F/n))を有する基本周期クロックBCLK(基本クロック)を出力する分周回路である。
PWM信号発生回路としてのパルス発生回路21cは、PWM基本周期発生回路21bから出力される基本周期クロックBCLKとメモリ部28から供給されるデューティ比αのデータとに基づいてPWM信号を発生する回路である。具体的には、パルス発生回路21cは、基本周期クロックBCLKのN(Nは自然数)クロック分の周期をPWM周期T(変調周期)とし(周波数はf/N)、デューティ比αのデータに応じてα×N個のクロックを“H”レベルにし、後に続く(1−α)×N個のクロックを“L”レベルとすることでPWM信号のパルス幅(パルス持続時間)tを決定している。このため、パルス発生回路21cは、図示はしないが、PWM周期およびデューティ比α(=t/T)を決定するためのカウンタおよびマグニチュードコンパレータとを備えている。カウンタは基本周期クロックBCLKをN個カウントし、マグニチュードコンパレータは、比較値に対する基準値の大小を判定するデジタルコンパレータである。
この構成では、マグニチュードコンパレータにα×Nのデータ(データA)を基準値として入力しておく一方、カウンタによる基本周期クロックBCLKのカウントを、CPU27により指示されたタイミングで開始させ、比較値としてのカウンタのカウント値(データB)と上記のデータAとをマグニチュードコンパレータに比較させる。マグニチュードコンパレータは、データA,Bの比較により、A>Bの期間で“H”レベルを出力し、A<Bの期間で“L”レベルを出力する。したがって、マグニチュードコンパレータは、カウンタが基本周期クロックBCLKのN個クロックのカウントを繰り返して行うことにより、PWM周期を有し、入力されたデューティ比αに応じた、基本周期クロックBCLKのα×N個分のクロックの幅を有するパルスを出力する。
このように、パルス発生回路21cをデジタル回路により構成することにより、周波数制御部21をASICなどに容易に造り込むことができる。
フレームレート周波数発生回路21dは、CPU27から供給されるフレームレート基準クロックFCLKに基づいて液晶パネル1に与えるFRM信号を出力する回路である。このフレームレート周波数発生回路21dは、FRM信号を発生するために、メモリ部28から与えられた分周比のデータによってフレームレート基準クロックFCLKを分周するプログラマブル分周回路を含んでいる。
周波数カウンタ21eは、点灯パルス検出器26によって検出されたCFL25の点灯周波数を計測する回路である。この周波数カウンタ21eは、点灯パルス検出器26から出力されるパルス電圧を所定時間内でカウントするカウンタを備えることにより、カウントしたデータを周波数データとしてCPU27に送出する。
続いて、上記のように構成される表示装置における周波数調整およびデューティ比調整について説明する。
表示装置の製造段階においては、フリッカが生じないように、液晶パネル1に与えるフレームレート周波数とインバータ制御部23に与えるPWM周波数とが設定される。このとき、表示装置において、プログラムによってフレームレート周期とPWM周期とを適当に変更しながら、フリッカが生じない幾つかの周期の組み合わせを決定する。このとき決定された周波数の組み合わせを、周波数テーブルとしてメモリ部28に設定しておく。また、このとき決定されたPWM周期に対応する基本分周比をメモリ部28に格納しておく。さらに、このような各種の周期のデータを周波数調整のためのプログラムに反映させておく。
表示装置が製品として出荷された後は、ユーザによって液晶パネル1の輝度が調整されるのに伴ってCFL25の調光制御が行われる。ユーザから輝度の変更が指示されると、CPU27は、その指示を受けて、指定された輝度に応じたアドレスをメモリ部28に与えて、その輝度に対応するデューティ比のデータをメモリ部28から読み出させる。
パルス発生回路21cは、基本周期発生回路21bで発生した基本周期クロックBCLKとデューティ比のデータとに基づいてPWM信号を発生するが、メモリ部28からの新たなデューティ比のデータによってPWM信号のパルス幅を変更する。これによって、インバータ制御部23およびトランジスタ24によってCFL25に印加される高周波電圧の印加時間が変更され、CFL25の光量が変わる。
本表示装置においては、基本周期(基本周波数f/N)の変更も可能にしている。近年のパーソナルコンピュータ用ディスプレイなどには、解像度の切り替え可能なディスプレイがあるが、このようなディスプレイでは、解像度に応じてフレームレート周波数も切り替えられる。本表示装置では、そのようなディスプレイへの適用を可能とするため、ユーザにより解像度の切り替えが指示されると、CPU27は、その指示を受けて、切り替えられた解像度に基づくアドレスをメモリ部28に与えることにより、解像度に応じた分周比のデータをメモリ部28の周波数テーブルから読み出させる。フレームレート周波数発生回路21dは、メモリ部28から新たに与えられた分周比のデータに基づいてフレームレート基準クロックFCLKを分周することにより、解像度に応じたフレームレート周波数のFRM信号を出力する。この結果、液晶パネル1は新たに設定された解像度に応じて駆動される。
解像度に応じた分周比のデータが周波数テーブルから読み出されるとき、併せて、その分周比のデータに対応する基本分周比のデータも周波数テーブルから読み出される。パルス発生回路21cは、このデータが与えられることにより分周比を変えて、PWM周期を解像度に応じて変更する。
これにより、インバータ制御部23は、CFL25への電圧印加時間を制御して、CFL25を解像度に応じたPWM周波数で点灯させる。このように、解像度に応じてフレームレート周波数が変更されても、予めフリッカが生じないようにそのフレームレート周波数と組み合わされたPWM周波数が設定される。
CFL25が、表示装置のおかれた環境によって、設定されたPWM周期に応じた印加電圧どおりに点灯しない場合、本表示装置は、CFL25の点灯周波数を監視しながら、PWM周期を自動調整する。このとき、点灯パルス検出器26は、CFL25に流れるパルス電流を検出してパルス電圧として出力する。周波数制御部21では、周波数カウンタ21eによって、そのパルス電圧の所定時間内のパルス数がカウントされる。このカウントの結果得られたカウントデータ(周波数データ)がCPU27に与えられると、CPU27は、そのデータに基づくPWM周期と現在設定されているPWM周期との差を演算し、現在設定されているPWM周期にその差を加えたPWM周期に最も近いPWM周期に対応する基本分周比をメモリ部28から読み出させる。
これにより、パルス発生回路21cにおいて、PWM周波数が実際のCFL25の点灯周波数とのずれがなくなるように新たに設定されるので、初期の設定どおりにCFL25を点灯制御することができる。したがって、CFL25の点灯不良によるフリッカの発生を防止することができる。
以上に述べたように、本実施例の表示装置において、バックライト装置2における周波数制御部21は、集積化されているので、周囲の環境(特に温度)の影響を受けにくくなる。これにより、例えば、室温と大きく異なる高温や低温の環境に表示装置がおかれても、周波数制御部21は周波数やデューティ比を安定して設定することができる。この結果、環境の変化によるフリッカの発生を回避することができる。また、IC内でPWM信号を発生させることにより、周波数やデューティ比を設定するための回路素子を必要とせず、周波数やデューティ比のデータを多数用意しても回路規模が増大することがないので、周波数やデューティ比を多様に設定することができる。したがって、本表示装置は、過酷な環境に設置されることの多いプログラマブル表示器に好適に用いることができる。
また、本表示装置は、解像度に応じて液晶パネル1のフレームレート周波数が変更されても、それに応じてメモリ部28から基本分周比のデータを読み出して、PWM周期を変更する。これにより、解像度の変更によっても表示画面にフリッカを生じることなくCFL25を点灯させることができる。
さらに、本表示装置は、CFL25が設定されたPWM周波数どおりに点灯しなくても、CFL25の点灯周波数を設定したPWM周波数に近づけるように、PWM周波数を制御する。これにより、CFL25の点灯に変調が生じても、PWM周波数の調整により表示画面にフリッカを生じさせることなくCFL25を点灯させることができる。
本発明のバックライトランプ点灯制御装置は、PWM信号の周期・周波数を決定する部分を集積化することにより、温度などの周囲環境の影響を受けることなく安定して周期・周波数を制御することができるので、液晶表示装置などのバックライト装置に適用できる。
本発明の実施形態に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 従来のバックライト装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 液晶パネル(表示パネル)
2 バックライト装置
21 周波数制御部
21a クロック発生回路
21b PWM基本周期発生回路(基本クロック発生回路)
21c パルス発生回路(PWM信号発生回路)
21d フレームレート周波数発生回路
21e 周波数カウンタ(周波数検出手段)
22 基準発振器
23 インバータ制御部(インバータ)
25 CFL(ランプ)
26 点灯パルス検出器(周波数検出手段)
27 CPU(変更手段)
28 メモリ部
BCLK 基本周期クロック(基本クロック)

Claims (5)

  1. ランプを点灯駆動するPWM制御によるインバータにPWM信号を与えるバックライトランプ点灯制御装置において、
    指定された基本周波数を有する基本クロックを発生する基本クロック発生回路と、
    指定されたデューティ比で定まるパルス幅と前記基本周波数に基づいたPWM周波数とを有する前記PWM信号を発生するPWM信号発生回路とを備え、
    前記基本周波数発生回路および前記PWM信号発生回路が集積化されていることを特徴とするバックライトランプ点灯制御装置。
  2. 前記PWM信号発生回路は、デューティ比に応じた前記基本クロックのクロック数の幅を有するようにPWM信号を発生することを特徴とする請求項1に記載のバックライトランプ点灯制御装置。
  3. 前記ランプの光を照射する表示パネルの駆動周波数の変化に応じて前記基本周波数情報を変更する変更手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のバックライトランプ点灯制御装置。
  4. 前記ランプの点灯周波数を検出する周波数検出手段と、
    前記点灯周波数に応じて前記基本周波数情報を変更する変更手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のバックライトランプ点灯制御装置。
  5. 表示パネルと、
    該表示パネルに光を照射するバックライト装置を備えた表示装置において、
    前記バックライト装置は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のバックライトランプ点灯制御装置を含んでいることを特徴とする表示装置。
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