JP2002354823A - Pwm方式インバータ回路 - Google Patents

Pwm方式インバータ回路

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JP2002354823A
JP2002354823A JP2001149684A JP2001149684A JP2002354823A JP 2002354823 A JP2002354823 A JP 2002354823A JP 2001149684 A JP2001149684 A JP 2001149684A JP 2001149684 A JP2001149684 A JP 2001149684A JP 2002354823 A JP2002354823 A JP 2002354823A
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turned
pwm
inverter
luminance
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Hisaharu Oura
久治 大浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビート不良の発生を抑制することが可能なP
WM調光方式を提供することである。 【解決手段】 液晶表示装置において光源となる多灯式
バックライトを駆動するPWM調光方式インバータ回路
において、当該多灯式バックライトの各ランプに対応し
た各インバータ出力のON/OFFを互いに位相をずら
して実行することを特徴とする

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置用の
PWM方式インバータ回路に関する。さらに詳しくは、
液晶表示装置用の調光方式インバータ回路のインバータ
のPWM制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に液晶表示装置には光源としてバッ
クライトが用いられ、高輝度を必要とする場合には複数
のランプが用いられる。
【0003】調光方式には、ランプ電流をリニアに変化
させる、たとえば調光最大時にランプ電流を5mA、調
光最小時にランプ電流を3mAとする電流調光方式と、
点灯時のランプ電流は一定としてランプを間欠点灯(点
灯、消灯を繰り返す)して時間的平均輝度を調整するP
WM調光方式があり、後者のPWM調光方式ではランプ
点灯時と消灯時での輝度比は100%:0%となってい
る。近年では調光範囲を広くできることから、PWM調
光方式が主流となりつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示装置は、たと
えばTFT液晶パネルでは表示素子の保持容量に1フレ
ーム(フレーム周期=約60Hz)で所望の電位を書き
込んだあと、次のフレームで書き込むまでのあいだに保
持容量の電荷は徐々に放電され、液晶表示素子のパネル
透過率は1フレーム内で徐々に変化する。バックライト
を光源とした液晶表示装置では、パネル輝度は、バック
ライト輝度にパネル透過率を乗じて得られ(すなわち、
[パネル輝度]=[バックライト輝度]×[パネル透過
率])、当然ながらパネル輝度も1フレーム内で徐々に
変化する。このパネル透過率変化、パネル輝度変化の周
波数はフレーム周波数(すなわち、約60Hz)となる
ため、人の目で視認されることはない。
【0005】上記の電流調光方式インバータでは、ラン
プ電流を下げて輝度を下げた場合、上述のバックライト
輝度が変化するだけであり、図7の(a)および(b)
に示すように、単純に60Hzの輝度変化の振幅が減少
し、電流調光で輝度を下げた場合にも視認されることは
ない。なお、図7は従来技術におけるノーマリホワイト
LCDでのフレーム毎の輝度変化を示したグラフであ
る。図中参照符号aはPWM調光(ON時ランプ電流が
IL)時のPWMのON毎の輝度変化を示しており、変
動周波数は150Hz(PWM周波数)である。参照符
号bはPWM調光(ON時ランプ電流がIL)時の1フ
レーム内平均輝度のフレーム毎の変化を示しており、変
動周波数は30Hz(1/2フレーム周波数)以下で、
PWM周波数は150Hzである。参照符号cは電流調
光(ランプ電流がIL)時のフレーム毎の輝度変化を示
しており、変動周波数は60Hz(フレーム周波数)で
ある。参照符号dは電流調光(ランプ電流が(1/2)
IL)時のフレーム毎の変化を示しており、変動周波数
は60Hz(フレーム周波数)である。また、Fはnフ
レーム、F1は(n+1)フレーム、F2は(n+2)
フレーム、F3は(n+3)フレーム、F4は(n+
4)フレーム、F5は(n+5)フレーム、F6は(n
+6)フレームをそれぞれ示している。
【0006】しかし、PWM調光方式インバータは点
灯、消灯をPWM周波数で繰り返すため、観察者はTF
T液晶表示素子の1フレーム毎のパネル輝度変化をPW
M周波数でサンプリングしたものを見ることとなる。P
WM周波数は、通常、100Hz以上とするため、それ
自体が視認されることはないが、フレーム周波数とPW
M周波数の干渉により、図7に示すように1フレーム内
の平均輝度はフレーム周波数の1/2以下、つまり30
Hz以下となり人の目に視認されることとなる。
【0007】このように、1フレーム毎に書き込み、保
持を行なうホールド型表示素子とPWM調光方式のイン
バータの組み合せでは、本質的に1/2フレーム周波数
以下の成分が発生し、時間変動を垂直操作方向に空間展
開すると30Hz以下の波状の輝度変化が発生し、輝度
変化の振幅が人の目の感度以上となる場合には、一般に
ビートと呼ばれる現象が発生し、表示不良を惹起するこ
ととなる。
【0008】この現象は、すでに述べたパネル輝度と、
バックライト輝度およびパネル透過率との関係(すなわ
ち、[パネル輝度]=[バックライト輝度]×[パネル
透過率])からもわかるように、パネル透過率が等しく
ても、図8の(a)および(b)に示すように、多灯式
でバックライト輝度が高いほどパネル輝度の変化が大き
くなり、ビート不良がより視認されやすくなる。なお、
図8は従来技術のPWM調光方式においてランプ数が異
なった場合の平均輝度の違いを示すグラフである。な
お、図中参照符号eはPWM調光(ランプ数=N×2)
時のPWMのON毎の輝度変化を示しており、参照符号
fはPWM調光(ランプ数=N×2)時の1フレーム内
平均輝度のフレーム毎の変化を示しており、振幅=Ab
×2、変動周波数は30Hz(1/2フレーム周波数)
以下で、PWM周波数は150Hzである。参照符号g
はPWM調光(ランプ数=N)時のPWMのON時の輝
度変化を示しており、変動周波数は150Hz(PWM
周波数)である。参照符号hは電流調光(ランプ数=
N)時の1フレーム内平均輝度のフレーム毎の変化を示
しており、振幅=Ab、変動周波数は30Hz(1/2
フレーム周波数)以下で、PWM周波数は150Hzで
ある。
【0009】特開平7−325286号公報には、バッ
クライト用の光源を液晶表示パネルのn垂直期間(2以
上の整数)にm回(m>nを満足するnの倍数以外の整
数)点滅させるようにインバータ回路を制御することに
よりフリッカの発生を防止している液晶表示装置が開示
されている。
【0010】また、特開平6−333695号公報に
は、液晶表示装置のバックライトの蛍光灯点灯用発信周
波数および調光用チョッパ周波数のビートが生じる周波
数の組み合わせを予め実験的に求めて記憶させておき、
該ビートが生じる周波数関係になったときに、蛍光灯点
灯用発信周波数をシフトさせる制御方法が開示されてい
る。
【0011】しかしながら、叙上の公報に開示されたも
のを含め、従来の多灯式バックライト用PWM調光方式
インバータはすべてのランプをPWM周波数で同時にO
N/OFFしている。
【0012】このため、PWM周波数での輝度変化は1
00%:0%であり、高輝度であるほど(すなわち、多
灯であるほど)、ビート不良が視認されやすい。
【0013】現在、液晶表示装置は高輝度化の傾向にあ
り、今後、この問題が顕在化することが懸念される。
【0014】本発明は、このようなホールド型表示素子
に高輝度バックライトとPWM調光方式インバータを組
み合わせたときに発生する問題を解決し、ビート不良の
発生を抑制することが可能なPWM調光方式の提供を目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様にかかわ
るPWM方式インバータ回路は、液晶表示装置において
光源となる多灯式バックライトを駆動するPWM調光方
式インバータ回路において、当該多灯式バックライトの
各ランプに対応した各インバータ出力のON/OFFを
互いに位相をずらして実行することを特徴とするもので
ある。
【0016】本発明の他の態様にかかわるPWM方式イ
ンバータ回路は、液晶表示装置において光源となる多灯
式バックライトを駆動するPWM調光方式インバータ回
路において、当該多灯式バックライトの各ランプに対応
した各インバータ出力のON/OFFをインバータの1
周期内でONのタイミングを均等に分散させることを特
徴とするものである。
【0017】本発明に関わるPWM調光方式インバータ
のインバータ回路としては、ロイヤー回路に代表される
自励式インバータにも、他励式インバータにも適用が可
能である。
【0018】従来技術の多灯式バックライト用PWM調
光方式インバータは、バックライトのすべてのランプを
同時にON/OFFするため、たとえばランプ数を2倍
にしてバックライト輝度を2倍とした場合には、図8に
示すように、1フレーム内でのパネル輝度変化にも2倍
となるため、1フレーム内平均輝度のフレーム毎のパネ
ル変化振幅も2倍となり、ビート不良がより視認されや
すくなる。
【0019】説明を簡素化するため、1灯式と2灯式バ
ックライトを例に説明する。
【0020】図1〜3に従来技術と本発明のPWM調光
方式でのランプ点灯シーケンスを示す。なお、図1の
(a)、図2の(a)および図3の(a)は、従来技術
のランプ点灯シーケンスを示しており、図1の(b)、
図2の(b)および図3の(b)は、本発明のランプ点
灯シーケンスを示している。
【0021】従来技術では、2灯式バックライトの場
合、図1の(a)、図2の(a)および図3の(a)に
示されるように、2本のランプ(すなわち、ランプ1お
よびランプ2)を同時にON/OFFするため、バック
ライト輝度変化(ON時とOFF時の輝度差)は1灯式
の輝度の2倍となる。なお、図1の(a)はデューティ
ー率70%の場合を示しており、図2の(a)はデュー
ティー率50%の場合を示しており、図3の(a)はデ
ューティー率20%の場合を示している。
【0022】それに対し本発明の点灯シーケンスでは、
2本のランプ(すなわち、ランプ1およびランプ2)を
同時ON、OFFせず、従来より公知の遅延回路を用い
て位相をずらすことによって、インバータの1周期内で
ONのタイミングを均等に分散させているため、バック
ライト輝度変化は1灯式と同等のランプ1本分となる。
【0023】このように、多灯式バックライトにPWM
調光方式インバータを使用する場合に、各ランプの点灯
シーケンスを同時ON/OFFせず、位相をずらしてO
N/OFFすることにより、バックライト輝度変化をラ
ンプ1灯時と同じにすることができ、多灯式バックライ
トにおいてもパネル輝度変化を増加させないことが可能
となり、ビート不良を防止することができる。とくに、
図1の(b)および図3の(b)に示されるように、イ
ンバータの1周期T内でONのタイミングを均等に分散
させるようにすると、パネル輝度が0にならないように
変化させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図4〜6は本発明の実施の形態にかかわるPWM点灯シ
ーケンスである。いずれもバックライトのランプ数が4
本の場合を例にしている。
【0025】図4の(a)はデューティー率が100%
場合、図4の(b)はデューティー率が90%場合、図
4の(c)はデューティー率が80%場合、図4の
(d)はデューティー率が70%場合、図5の(a)は
デューティー率が60%場合、図5の(b)はデューテ
ィー率が50%場合、図5の(c)はデューティー率が
40%場合、図5の(d)はデューティー率が30%場
合、図6の(a)はデューティー率が20%場合、図6
の(b)はデューティー率が10%場合をそれぞれ示し
ている。図4から6の上段は、輝度の変化を示す波形図
を示しており、下段はランプ1〜4の点灯または消灯の
状態を示すグラフである。
【0026】図4の(a)の場合(デューティー率が1
00%)、輝度は、ランプ1、ランプ2、ランプ3およ
びランプ4の輝度の和になり、かつ輝度変化は0であ
る。
【0027】図4の(b)の場合(デューティー率が9
0%)、時間軸の一目盛をt1(秒)とすると、インバ
ータの周期Tは5t1(秒)である。ランプ1は1周期
T(秒)のあいだで0.5t1(秒)間の消灯状態のの
ち、4.5t1(秒)間点灯する。ランプ2は1周期T
(秒)のあいだで、まず0.5t1(秒)間点灯したの
ち、0.5t1(秒)間消灯し、4t1(秒)間点灯す
る。ランプ3は1周期T(秒)のあいだで、まずt1
(秒)間点灯したのち、0.5t1(秒)間消灯し、
3.5t1(秒)間点灯する。ランプ4は1周期T
(秒)のあいだで、まず1.5t1(秒)間点灯したの
ち、0.5t1(秒)間消灯し、3t1(秒)間点灯す
る。
【0028】図4の(c)の場合(デューティー率が8
0%)も、インバータの周期Tは5t1(秒)である。
ランプ1は1周期T(秒)のあいだでt1(秒)間の消
灯状態ののち、4t1(秒)間点灯する。ランプ2は1
周期T(秒)のあいだで、まずt1(秒)間点灯したの
ち、t1(秒)間消灯し、3t1(秒)間点灯する。ラ
ンプ3は1周期T(秒)のあいだで、まず2t1(秒)
間点灯したのち、t1(秒)間消灯し、2t1(秒)間
点灯する。ランプ4は1周期T(秒)のあいだで、まず
3t1(秒)間点灯したのち、t1(秒)間消灯し、t
1(秒)間点灯する。
【0029】図4の(d)の場合(デューティー率が7
0%)も、インバータの周期Tは5t1(秒)である。
ランプ1は1周期T(秒)のあいだで1.5t1(秒)
間の消灯状態ののち、3.5t1(秒)間点灯する。ラ
ンプ2は1周期T(秒)のあいだで、まず1.5t1
(秒)間点灯したのち、1.5t1(秒)間消灯し、2
t1(秒)間点灯する。ランプ3は1周期T(秒)のあ
いだで、まず3t1(秒)間点灯したのち、1.5t1
(秒)間消灯し、0.5t1(秒)間点灯する。ランプ
4は1周期T(秒)のあいだで、まずt1(秒)間消灯
したのち、3.5t1(秒)間点灯し、0.5t1
(秒)間消灯する。
【0030】図5の(a)の場合(デューティー率が6
0%)も、インバータの周期Tは5t1(秒)である。
ランプ1は1周期T(秒)のあいだで2t1(秒)間の
消灯状態ののち、3t1(秒)間点灯する。ランプ2は
1周期T(秒)のあいだで、まず2t1(秒)間点灯し
たのち、2t1(秒)間消灯し、t1(秒)間点灯す
る。ランプ3は1周期T(秒)のあいだで、まずt1
(秒)間点灯したのち、3t1(秒)間消灯し、t1
(秒)間点灯する。ランプ4は1周期T(秒)のあいだ
で、まずt1(秒)間点灯したのち、2t1(秒)間消
灯し、2t1(秒)間消灯する。
【0031】図5の(b)の場合(デューティー率が5
0%)も、インバータの周期Tは5t1(秒)である。
ランプ1は1周期T(秒)のあいだで2.5t1(秒)
間の消灯状態ののち、2.5t1(秒)間点灯する。ラ
ンプ2は1周期T(秒)のあいだで、まず2.5t1
(秒)間点灯したのち、2.5t1(秒)間消灯する。
ランプ3は1周期T(秒)のあいだで、まず2.5t1
(秒)間消灯したのち、2.5t1(秒)間点灯する。
ランプ4は1周期T(秒)のあいだで、まず2.5t1
(秒)間点灯したのち、2.5t1(秒)間消灯する。
【0032】図5の(c)の場合(デューティー率が4
0%)も、インバータの周期Tは5t1(秒)である。
ランプ1は1周期T(秒)のあいだで3t1(秒)間の
消灯状態ののち、2t1(秒)間点灯する。ランプ2は
1周期T(秒)のあいだで、まずt1(秒)間消灯した
のち、2t1(秒)間点灯し、2t1秒間消灯する。ラ
ンプ3は1周期T(秒)のあいだで、まずt1(秒)間
点灯したのち、3t1(秒)間消灯し、t1(秒)間点
灯する。ランプ4は1周期T(秒)のあいだで、まず2
t1(秒)間消灯したのち、2t1(秒)間点灯し、t
1(秒)間消灯する。
【0033】図5の(d)の場合(デューティー率が3
0%)も、インバータの周期Tは5t1(秒)である。
ランプ1は1周期T(秒)のあいだで3.5t1(秒)
間の消灯状態ののち、1.5t1(秒)間点灯する。ラ
ンプ2は1周期T(秒)のあいだで、まず2t1(秒)
間消灯したのち、1.5t1(秒)間点灯し、1.5t
1秒間消灯する。ランプ3は1周期T(秒)のあいだ
で、まず0.5t1(秒)間消灯したのち、1.5t1
(秒)間点灯し、3t1(秒)間点灯する。ランプ4は
1周期T(秒)のあいだで、まず0.5t1(秒)間点
灯したのち、3.5t1(秒)間消灯し、1.5t1
(秒)間点灯する。
【0034】図6の(a)の場合(デューティー率が2
0%)も、インバータの周期Tは5t1(秒)である。
ランプ1は1周期T(秒)のあいだで4t1(秒)間の
消灯状態ののち、t1(秒)間点灯する。ランプ2は1
周期T(秒)のあいだで、まず3t1(秒)間消灯した
のち、t1(秒)間点灯し、t1秒間消灯する。ランプ
3は1周期T(秒)のあいだで、まず2t1(秒)間消
灯したのち、t1(秒)間点灯し、2t1(秒)間点灯
する。ランプ4は1周期T(秒)のあいだで、まずt1
(秒)間消灯したのち、t1(秒)間点灯し、3t1
(秒)間消灯する。
【0035】図6の(b)の場合(デューティー率が1
0%)も、インバータの周期Tは5t1(秒)である。
ランプ1は1周期T(秒)のあいだで4.5t1(秒)
間の消灯状態ののち、0.5t1(秒)間点灯する。ラ
ンプ2は1周期T(秒)のあいだで、まず4t1(秒)
間消灯したのち、0.5t1(秒)間点灯し、0.5t
1秒間消灯する。ランプ3は1周期T(秒)のあいだ
で、まず3.5t1(秒)間消灯したのち、0.5t1
(秒)間点灯し、t1(秒)間点灯する。ランプ4は1
周期T(秒)のあいだで、まず3t1(秒)間消灯した
のち、0.5t1(秒)間点灯し、1.5t1(秒)間
消灯する。
【0036】図4〜6の例に示すように、PWMのOF
F期間を順次走査制御することにより輝度変化をランプ
1本分とすることができる。
【0037】
【発明の効果】本発明の請求項1にかかわるPWM調光
方式インバータは、各ランプに対応した各インバータ出
力のON/OFFを互いに位相をずらしているため、多
灯式バックライトを使用する場合でも、輝度変化をラン
プ1本分とすることができ、パネル輝度変化もランプ1
本分とすることができるので、高輝度変化に伴なうビー
ト不良の発生を防止することができる。
【0038】また、本発明の請求項2にかかわるPWM
調光方式インバータは、各ランプに対応した各インバー
タ出力のON/OFFをインバータの1周期内でONの
タイミングを均等に分散させているので、輝度が0にな
ることがなく、そのうえ多灯式バックライトを使用する
場合でも、輝度変化をランプ1本分とすることができ、
パネル輝度変化もランプ1本分とすることができるの
で、高輝度変化に伴なうビート不良の発生を一層効果的
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のPWM調光方式インバータと本発明
のPWM調光方式インバータの輝度変化の違いを示した
図である。
【図2】従来技術のPWM調光方式インバータと本発明
のPWM調光方式インバータの輝度変化の違いを示した
図である。
【図3】従来技術のPWM調光方式インバータと本発明
のPWM調光方式インバータの輝度変化の違いを示した
図である。
【図4】本発明のPWM調光方式インバータのPWM点
灯シーケンスの実施例を示した図である。
【図5】本発明のPWM調光方式インバータのPWM点
灯シーケンスの実施例を示した図である。
【図6】本発明のPWM調光方式インバータのPWM点
灯シーケンスの実施例を示した図である。
【図7】ノーマルリホワイトLCDで電流調光方式イン
バータと従来技術のPWM調光方式インバータを使用し
た場合のフレーム毎の輝度変化を示す図である。
【図8】従来技術のPWM調光方式インバータを使用
し、バックライトのランプ数を2倍にした場合の輝度変
化の違いを示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示装置において光源となる多灯式
    バックライトを駆動するPWM調光方式インバータ回路
    において、当該多灯式バックライトの各ランプに対応し
    た各インバータ出力のON/OFFを互いに位相をずら
    して実行することを特徴とするPWM方式インバータ回
    路。
  2. 【請求項2】 液晶表示装置において光源となる多灯式
    バックライトを駆動するPWM調光方式インバータ回路
    において、当該多灯式バックライトの各ランプに対応し
    た各インバータ出力のON/OFFをインバータの1周
    期内でONのタイミングを均等に分散させることを特徴
    とするPWM方式インバータ回路。
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