JPH10268159A - 光ファイバユニット - Google Patents

光ファイバユニット

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Publication number
JPH10268159A
JPH10268159A JP9072487A JP7248797A JPH10268159A JP H10268159 A JPH10268159 A JP H10268159A JP 9072487 A JP9072487 A JP 9072487A JP 7248797 A JP7248797 A JP 7248797A JP H10268159 A JPH10268159 A JP H10268159A
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JP
Japan
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optical fiber
rod lens
mounting hole
transparent adhesive
unit
Prior art date
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Application number
JP9072487A
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English (en)
Inventor
Koutatsu Doi
功達 土井
Shunsuke Nonaka
俊助 野中
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Disco Corp
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Disco Abrasive Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバとロッドレンズとの間に液体が進
入しない光ファイバユニットを提供する。 【解決手段】 一端側に光ファイバ組付け穴を、他端側
にロッドレンズ組付け穴を略同一軸線上に連通して設け
た筒状ホルダ6と、光ファイバ組付け穴に先端部を接着
固定した光ファイバ3と、ロッドレンズ組付け穴に光フ
ァイバ側が液密状態となるように透明接着剤で接着固定
したロッドレンズ5とを備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバの端
面に円柱形状のロッドレンズを取り付け、光ファイバを
伝送してきた光をロッドレンズで平行ビームに変換した
り、ロッドレンズで光を集光して光ファイバへ入力する
構造の光ファイバユニットに係わり、検出体の有無の検
出や、検出体の位置に応じた光量変化を測定して位置制
御を行う光電センサ等に用いて好適な光ファイバユニッ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の光ファイバユニットは、例えば
特開昭60−117205号公報に記載されている。ま
た、光ファイバユニットを用いた光電センサは、例えば
特開平3−112028号公報に記載されている。
【0003】図5は従来の光ファイバユニットの構造及
びその光ファイバユニットを用いた光電センサの検知部
分の構成を示す図である。図において、1及び2は各々
同一構造の光ファイバユニット、3は光ファイバ、4は
光ファイバ3を被覆するファイバシース、5は屈折率が
中心軸から外周面に向かって放物線状に分布している円
柱状の光学ガラス体によるロッドレンズであり、光を平
行ビームに変換したり、光を集光するものである。
【0004】6は一端側にファイバシース4を挿入して
組み込む円柱状の第1の組付け穴と、ロッドレンズ5を
挿入して組み込む円柱状の第2の組付け穴とが連通して
設けられたSUSパイプ、7はSUSパイプ6の第1の
組付け穴にファイバシース4を接着すると共に、第2の
組付け穴にロッドレンズ5を接着する接着剤、9は検出
体である。
【0005】光ファイバユニット1,2を構成する場
合、まず、第1の組付け穴へのファイバシース4の挿入
部分に接着剤7を付着させ、ファイバシース4を第1の
組付け穴に挿入して接着する。次に、ロッドレンズ5の
外周面に接着剤7を部分的に塗布し、図6に示すよう
に、第2の組付け穴に光ファイバ3の端面まで挿入して
接着する。これによって光ファイバユニット1,2が構
成される。
【0006】また、光ファイバユニット1,2のロッド
レンズ5を、互いの光軸が一直線となるように配置し、
光電センサの検知部を構成する。なお、光電センサの測
定部は図では省略してある。
【0007】次に動作について説明する。このような構
成の光電センサによって、検出体9の有無の検出や、検
出体9の位置制御を行う場合、まず、一方の光ファイバ
ユニット1において、測定部の発光源から光ファイバ3
を介して出射された光がロッドレンズ5で平行ビームに
変換され、他方の光ファイバユニット2へ出射される。
【0008】光ファイバユニット2においては、入射光
がロッドレンズで集光され、光ファイバへ入射され、こ
の際の入射光が測定部で測定される。この測定された光
量によって検出体9の位置が認識でき、検出体9を所望
の位置に移動或いは固定する制御を行うことができる。
【0009】また、検出体9が双方の光ファイバユニッ
ト1,2の光軸上に配置されると、光が遮光されるの
で、その遮光状態を検出することによって検出体9の有
無を検出することができる。
【0010】以上説明した構成は、光ファイバユニット
1,2間の設定距離を長く設定する場合や、光ファイバ
ユニット1,2の伝達効率を向上させたい場合に有効で
ある。これは、光ファイバ3とロッドレンズ5との組合
せによって伝達効率が向上するからである。
【0011】また、SUSパイプ6に光ファイバ3及び
ロッドレンズ5を挿入して接着剤7で固定しているの
で、光ファイバユニット1,2の先端形状を小型化する
ことができる。
【0012】次に、他の従来例を図7を参照して説明す
る。但し、図7において図5の各部に対応する部分には
同一符号が付してある。
【0013】図7において、1及び2は光ファイバユニ
ット、3は光ファイバ、4はファイバシース、5はロッ
ドレンズ、6は円柱状の組付け穴が設けられ、この穴に
内部パイプ10がはめ込まれたL字状のSUSパイプ、
7は接着剤、9は検出体、10は光ファイバ3の位置を
規定する内部パイプである。また、この例では、光ファ
イバ3がSUSパイプ6の全長よりもやや短めにファイ
バシース4から露出されている。
【0014】光ファイバユニット1,2を構成する場
合、まず、SUSパイプ6の組付け穴への光ファイバ3
の挿入部分に接着剤7を付着させた後、光ファイバ3を
組付け穴に挿入し、更に光ファイバ3の先端部を内部パ
イプ10に挿入し、光ファイバ3の端面が内部パイプ1
0の端面と一致するように接着する。
【0015】次に、ロッドレンズ5の外周面に接着剤7
を部分的に塗布し、ロッドレンズ5を光ファイバ3の端
面まで挿入し、光ファイバユニット1,2を構成する。
この後、光ファイバユニット1,2のロッドレンズ5
を、互いの光軸が一直線となるように配置し、光電セン
サの検知部を構成する。
【0016】このような構成の光電センサにおいては、
L字状のSUSパイプ6を使用したので、検知部の取付
けスペースを小さくすることができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ファイバユニ
ットは以上のように構成されているので、SUSパイプ
6の組付け穴に外周面に部分的に接着剤7を塗布したロ
ッドレンズ5を挿入して固定した場合、図6に示すよう
に、組付け穴の壁面とロッドレンズ5との接着剤7が塗
布されてない部分に隙間21ができ、また、ロッドレン
ズ5と光ファイバ3との間に間隙22ができることがあ
り、このような光ファイバユニット1,2を屋外で使用
した場合、隙間21から雨水等が進入して間隙22に溜
まり、この水が溜まった部分で、光ファイバ3からロッ
ドレンズ5への出射光、或いはその逆方向の光が屈折
し、このため光の屈折角度が変わって光伝達が悪化する
などの課題があった。
【0018】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、光ファイバとロッドレンズとの間
に液体が進入しない光ファイバユニットを得ることを目
的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る光ファイバユニットは、筒状ホルダに光ファイバ組付
け穴と連通して設けられたロッドレンズ組付け穴に、透
明接着剤で液密状態にロッドレンズを接着固定したもの
である。
【0020】請求項2記載の発明に係る光ファイバユニ
ットは、筒状ホルダに光ファイバ組付け穴と連通して設
けられたロッドレンズ組付け穴に、光ファイバとの対向
面に空気層を無くして透明接着剤でロッドレンズを接着
固定したものである。
【0021】請求項3記載の発明に係る光ファイバユニ
ットは、ロッドレンズ組付け穴に接着固定されたロッド
レンズの端面に、接着面が液密状態となるように透明接
着剤でプリズムを接着固定したものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による光
ファイバユニットの構造及びその光ファイバユニットを
用いた光電センサの検知部分の構成を示す図である。こ
の図1において図5の各部に対応する部分には同一符号
を付す。
【0023】図1において、1及び2は各々同一構造の
光ファイバユニット、3は光ファイバ、4は光ファイバ
3を被覆するファイバシース、5は屈折率が中心軸から
外周面に向かって放物線状に分布している円柱状の光学
ガラス体によるロッドレンズであり、光を平行ビームに
変換したり、光を集光するものである。
【0024】6は一端側に内部パイプ13を挿入して組
み込む第1の組付け穴(光ファイバ組付け穴)と、ロッ
ドレンズ5を挿入して組み込む円柱状の第2の組付け穴
(ロッドレンズ組付け穴)とが連通して設けられたSU
Sパイプ(筒状ホルダ)、13はファイバシース4から
所定長露出した光ファイバ3を挿入して組み込む円柱状
の第3の組付け穴と、ファイバシース4を挿入して組み
込む円柱状の第4の組付け穴とが連通して設けられた内
部パイプ、7は内部パイプ13の第3の組付け穴に光フ
ァイバ3を接着すると共に、第4の組付け穴にファイバ
シース4を接着する接着剤、8はSUSパイプ6の第2
の組付け穴にロッドレンズ5を接着させる透明接着剤、
9は検出体である。
【0025】光ファイバユニット1,2を構成する場
合、まず、内部パイプ13の第3の組付け穴に挿入され
る光ファイバ3と、第4の組付け穴へのファイバシース
4の挿入部分に接着剤7を付着させ、光ファイバ3及び
ファイバシース4を第3及び第4の組付け穴に挿入して
接着する。次に、内部パイプ13をSUSパイプ6の第
1の組付け穴に挿入してはめ込む。
【0026】次に、SUSパイプ6の第2の組付け穴に
透明接着剤8を注入治具等によって注入して充填する。
この後、第2の組付け穴にロッドレンズ5を光ファイバ
3の端面に当接するように挿入する。このようにロッド
レンズ5を挿入すると、SUSパイプ6の端面に透明接
着剤8が流れ出して付着するので、それを拭き取って研
磨する。これによって光ファイバユニット1,2が構成
される。
【0027】また、光ファイバユニット1,2のロッド
レンズ5を、互いの光軸が一直線となるように配置し、
光電センサの検知部を構成する。なお、光電センサの測
定部は図では省略してある。
【0028】次に動作について説明する。このような構
成の光電センサによって、検出体9の有無の検出や、検
出体9の位置制御を行う場合、まず、一方の光ファイバ
ユニット1において、測定部の発光源から光ファイバ3
を介して出射された光がロッドレンズ5で平行ビームに
変換され、他方の光ファイバユニット2へ出射される。
【0029】光ファイバユニット2においては、入射光
がロッドレンズで集光され、光ファイバへ入射され、こ
の際の入射光が測定部で測定される。この測定された光
量によって検出体9の位置が認識でき、検出体9を所望
の位置に移動或いは固定する制御を行うことができる。
【0030】また、検出体9が双方の光ファイバユニッ
ト1,2の光軸上に配置されると、光が遮光されるの
で、その遮光状態を検出することによって検出体9の有
無を検出することができる。
【0031】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、SUSパイプ6の組付け穴に透明接着剤8を充填し
た後、組付け穴にロッドレンズ5を挿入して固定するの
で、組付け穴の壁面とロッドレンズ5の外周面との間に
透明接着剤8が隙間無く付着することになり、これによ
って光ファイバ3の端面部分が液密状態となるので、従
来のようにロッドレンズ5と光ファイバ3との間に水が
進入することがなくなる効果が得られる。
【0032】従って、従来のように、ロッドレンズ5と
光ファイバ3との間に水が溜まり、この溜まった水で、
光ファイバ3からロッドレンズ5への出射光、或いはそ
の逆方向の光が屈折し、このため光の屈折角度が変わっ
て光伝達が悪化するといったことがなくなる効果が得ら
れる。
【0033】実施の形態2.この実施の形態2による光
ファイバユニットの構造及びその光ファイバユニットを
用いた光電センサの検知部分の構成は、実施の形態1と
ほぼ同様であるが、以下に説明する点が異なる。
【0034】光ファイバユニット1,2を構成する場合
に、実施の形態1で説明したと同様に、SUSパイプ6
の第2の組付け穴に透明接着剤8を注入治具等によって
注入して充填すると、図2に示すように、光ファイバ3
の端面部分に空気層11を生成することがある。
【0035】そこで、透明接着剤8を充填した後、SU
Sパイプ6の部分を、透明接着剤8の注入口を上にして
図示せぬ真空装置の真空層に垂直に配置し、真空ポンプ
で吸引しながら真空層を真空状態にする。
【0036】このようにすると、真空層が真空状態にな
るにつれ、第2の組付け穴に透明接着剤8を注入した際
に生成する空気層11が上方に浮き出て、最後には透明
接着剤8から抜け出すことになる。
【0037】空気層11が透明接着剤8から完全に抜け
出た後に、第2の組付け穴にロッドレンズ5を光ファイ
バ3の端面に当接するように挿入する。以降の構成手順
は実施の形態1と同様であり、このようにして構成され
る光ファイバユニット1,2を用いた光電センサの動作
も同様である。
【0038】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、SUSパイプ6の組付け穴に透明接着剤8を充填し
た後、その部分を真空層に垂直に配置し、真空層を真空
状態にすることによって透明接着剤8に発生した空気層
11を抜き出すようにしたので、その後、組付け穴にロ
ッドレンズ5を挿入した場合に、ロッドレンズ5と光フ
ァイバ3との間に空気層11が介在することがなくなる
効果が得られる。
【0039】これによってロッドレンズ5と光ファイバ
3の端面同士を当接して接着することができるので、従
来のように光ファイバ3からロッドレンズ5への出射
光、或いはその逆方向の光が空気層11で屈折し、この
ため光の屈折角度が変わって光伝達が悪化することがな
くなる効果が得られる。
【0040】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3による光ファイバユニットの構造及びその光ファイ
バユニットを用いた光電センサの検知部分の構成を示す
図である。この図3において図1の各部に対応する部分
には同一符号を付す。
【0041】図3において、1及び2は光ファイバユニ
ット、3は光ファイバ、4はファイバシース、5はロッ
ドレンズ、6は円柱状の貫通した組付け穴が設けられ、
この穴の先端部に光ファイバ3の位置決め用の内部パイ
プ10がはめ込まれたL字状のSUSパイプ、15はS
USパイプ6の先端部を挿入して組み込む円柱状の第1
の組付け穴と、ロッドレンズ5を挿入して組み込む円柱
状の第2の組付け穴とが連通して設けられた先端パイ
プ、7は接着剤、8は透明接着剤、9は検出体である。
【0042】光ファイバユニット1,2を構成する場
合、まず、SUSパイプ6の組付け穴に接着剤7を塗布
し、光ファイバ3を挿入し、更にファイバシース4を組
付け穴に挿入しながら光ファイバ3の先端部を内部パイ
プ10に挿入する。この時、光ファイバ3とSUSパイ
プ6の端面が平面となるようにする。
【0043】次に、SUSパイプ6を先端パイプ15の
第1の組付け穴に挿入してはめ込む。次に、先端パイプ
15の第2の組付け穴に透明接着剤8を注入治具等によ
って注入して充填する。この後、先端パイプ15の部分
を、透明接着剤8の注入口を上にして真空装置の真空層
に垂直に配置し、真空ポンプで吸引しながら真空層を真
空状態にする。これによって、第2の組付け穴に透明接
着剤8を注入した際に生成する空気層11が上方に浮き
出て、最後には透明接着剤8から抜け出す。
【0044】空気層11が透明接着剤8から完全に抜け
出た後に、第2の組付け穴にロッドレンズ5を光ファイ
バ3の端面に当接するように挿入する。この挿入により
SUSパイプ6の端面に流れ出した透明接着剤8を拭き
取って研磨する。これによって光ファイバユニット1,
2が構成される。
【0045】また、光ファイバユニット1,2のロッド
レンズ5を、互いの光軸が一直線となるように配置し、
光電センサの検知部を構成する。なお、光電センサの測
定部は図では省略してある。
【0046】このような構成の光電センサによっても実
施の形態1と同様に、検出体9の有無の検出や、検出体
9の位置制御を行うことが可能となる。
【0047】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、先端パイプ15の組付け穴に透明接着剤8を充填し
た後、その部分を真空層に垂直に配置し、真空層を真空
状態にすることによって透明接着剤8に発生した空気層
11を抜き出すようにしたので、その後、組付け穴にロ
ッドレンズ5を挿入した場合に、ロッドレンズ5と光フ
ァイバ3との間に空気層11が介在することがなくなる
効果が得られる。
【0048】これによってロッドレンズ5と光ファイバ
3の端面同士を当接して接着することができるので光が
空気層11で屈折し、このため光の屈折角度が変わって
光伝達が悪化することがなくなる効果が得られる。
【0049】更に、この実施の形態3の光電センサにお
いては、L字状のSUSパイプ6を使用したので、検知
部の取付けスペースを小さくすることができる。
【0050】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4による光ファイバユニットの構造及びその光ファイ
バユニットを用いた光電センサの検知部分の構成を示す
図である。この図4において図1の各部に対応する部分
には同一符号を付す。
【0051】図4において、1は光ファイバユニット、
3は光ファイバ、4はファイバシース、5はロッドレン
ズ、6はファイバシース4を挿入する円柱状の第1の組
付け穴と、光ファイバ3の位置決め用の第2の組付け穴
とが設けられたSUSパイプ、17はSUSパイプ6を
挿入して組み込む円柱状の第3の組付け穴と、ロッドレ
ンズ5を挿入して組み込む円柱状の第2の組付け穴とが
連通して設けられ、この連通した第3及び第4の組付け
穴が、左右対称に平行に設けられた本体、18,19は
三角形のプリズム、7は接着剤、8は透明接着剤、9は
検出体である。
【0052】光ファイバユニット1を構成する場合、ま
ず、SUSパイプ6の第1及び第2の組付け穴に接着剤
7を塗布し、光ファイバ3を第2の組付け穴に、ファイ
バシース4を第3の組付け穴に挿入して接着する。
【0053】次に、SUSパイプ6を本体17の第3の
組付け穴に挿入してはめ込む。これは本体17に左右対
称で平行に設けられた第3の組付け穴において同様に行
われる。
【0054】次に、本体17に平行に設けられた双方の
第4の組付け穴に透明接着剤8を注入治具等によって注
入して充填し、この後、本体17を、透明接着剤8の注
入口を上にして図示せぬ真空装置の真空層に垂直に配置
し、真空ポンプで吸引しながら真空層を真空状態にす
る。これによって、第4の組付け穴に透明接着剤8を注
入した際に生成する空気層11が上方に浮き出て透明接
着剤8から抜け出す。
【0055】空気層11が透明接着剤8から完全に抜け
出た後に、第2の組付け穴にロッドレンズ5を光ファイ
バ3の端面に当接するように挿入する。この挿入により
本体17の端面に透明接着剤8が流れ出して付着するの
で、その付着した透明接着剤8を利用してプリズム1
8,19を左右対称に接着する。これによって光ファイ
バユニット1が構成される。同時に、この光ファイバユ
ニット1は、光電センサの検知部となる。なお、光電セ
ンサの測定部は図では省略してある。
【0056】次に動作について説明する。このような構
成の光電センサによって、検出体9の有無の検出や、検
出体9の位置制御を行う場合、まず、測定部の発光源か
ら一方の光ファイバ3を介して出射された光がロッドレ
ンズ5で平行ビームに変換され、矢印20で示すように
プリズム18で反射され、他方のプリズム19へ出力さ
れる。
【0057】この出力された平行ビームはプリズム19
で反射され、他方のロッドレンズで集光された後、光フ
ァイバへ入射され、この入射光が測定部で測定される。
この測定された光量によって検出体9の位置が認識で
き、検出体9を所望の位置に移動或いは固定する制御を
行うことができる。
【0058】また、検出体9が双方のプリズム18,1
9の光軸上に配置されると、光が遮光されるので、その
遮光状態を検出することによって検出体9の有無を検出
することができる。
【0059】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、実施の形態2と同様の効果の他に、本体17の端面
に透明接着剤8でプリズム18,19を接着固定するの
で、ロッドレンズ5の端面にプリズム18,19が液密
に固定されることになり、これによって、ロッドレンズ
5とプリズム18,19との間で正確な光伝送を行うこ
とが出来る効果が得られる。
【0060】更に、この実施の形態4の光電センサにお
いては、1つの本体17に1組の光ファイバ3を組み込
んで光電センサの検知部としたので、検知部をより小型
化でき、検知部の取り付け作業、調整を無くすことがで
きる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、光ファイバユニットを、筒状ホルダに光ファイバ
組付け穴と連通して設けられたロッドレンズ組付け穴
に、透明接着剤で液密状態にロッドレンズを接着固定し
て構成したので、光ファイバとロッドレンズとの間に液
体が進入して溜まることが無くなり、従来のようにその
溜まった液体で光の屈折角度が変わり光伝達が悪化する
ことがなくなり、光ファイバとロッドレンズ間で適正な
光伝達を行うことが出来る効果がある。
【0062】請求項2記載の発明によれば、光ファイバ
ユニットを、筒状ホルダに光ファイバ組付け穴と連通し
て設けられたロッドレンズ組付け穴に、光ファイバとの
対向面に空気層を無くして透明接着剤でロッドレンズを
接着固定して構成したので、光ファイバとロッドレンズ
との間に空気層が介在することにより、光の屈折角度が
空気層で変わって光伝達が悪化することがなくなり、光
ファイバとロッドレンズ間で適正な光伝達を行うことが
出来る効果がある。
【0063】請求項3記載の発明によれば、光ファイバ
ユニットを、ロッドレンズ組付け穴に接着固定されたロ
ッドレンズの端面に、接着面が液密状態となるように透
明接着剤でプリズムを接着固定して構成したので、ロッ
ドレンズとプリズムとの間で正確な光伝送を行うことが
出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1又は2による光ファイ
バユニットの構造及びその光ファイバユニットを用いた
光電センサの検知部分の構成を示す図である。
【図2】光ファイバとロッドレンズ間に発生する空気層
を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態3による光ファイバユニ
ットの構造及びその光ファイバユニットを用いた光電セ
ンサの検知部分の構成を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態4による光ファイバユニ
ットの構造及びその光ファイバユニットを用いた光電セ
ンサの検知部分の構成を示す図である。
【図5】従来例による光ファイバユニットの構造及びそ
の光ファイバユニットを用いた光電センサの検知部分の
構成を示す図である。
【図6】光ファイバとロッドレンズ間に生じる間隙を示
す図である。
【図7】他の従来例による光ファイバユニットの構造及
びその光ファイバユニットを用いた光電センサの検知部
分の構成を示す図である。
【符号の説明】
3 光ファイバ 5 ロッドレンズ 6 SUSパイプ(筒状ホルダ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に光ファイバ組付け穴を、他端側
    にロッドレンズ組付け穴を略同一軸線上に連通して設け
    た筒状ホルダと、前記光ファイバ組付け穴に先端部を接
    着固定した光ファイバと、前記ロッドレンズ組付け穴に
    組付け、少なくとも前記光ファイバとの対向面が液密状
    態となるように透明接着剤で接着固定したロッドレンズ
    とを備えた光ファイバユニット。
  2. 【請求項2】 一端側に光ファイバ組付け穴を、他端側
    にロッドレンズ組付け穴を略同一軸線上に連通して設け
    た筒状ホルダと、前記光ファイバ組付け穴に先端部を接
    着固定した光ファイバと、前記ロッドレンズ組付け穴に
    組付け、少なくとも前記光ファイバとの対向面に空気層
    を無くして透明接着剤で接着固定したロッドレンズとを
    備えた光ファイバユニット。
  3. 【請求項3】 前記ロッドレンズ組付け穴に接着固定さ
    れたロッドレンズの端面に、接着面が液密状態となるよ
    うに透明接着剤でプリズムを接着固定したことを特徴と
    する請求項2記載の光ファイバユニット。
JP9072487A 1997-03-25 1997-03-25 光ファイバユニット Pending JPH10268159A (ja)

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JP2015232582A (ja) * 2015-09-30 2015-12-24 ナブテスコ株式会社 光学センサ
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