JPH10267383A - フィルタの取付構造 - Google Patents
フィルタの取付構造Info
- Publication number
- JPH10267383A JPH10267383A JP9094689A JP9468997A JPH10267383A JP H10267383 A JPH10267383 A JP H10267383A JP 9094689 A JP9094689 A JP 9094689A JP 9468997 A JP9468997 A JP 9468997A JP H10267383 A JPH10267383 A JP H10267383A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- filter
- conditioning case
- air
- air conditioning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルタを挿入する挿入口とこの挿入口を閉
塞するカバーとの間に排されるシール材の押圧力を均一
にしてエア洩れを防止する。 【解決手段】 空調ケース１の挿入口７を閉塞するカバ
ー１４の長手方向に沿って、前記挿入口７の周縁のシー
ル面９に当接される側の面を、その長手方向両側が低
く、この両端側から漸次中央側に高くなるように形成す
る。
塞するカバーとの間に排されるシール材の押圧力を均一
にしてエア洩れを防止する。 【解決手段】 空調ケース１の挿入口７を閉塞するカバ
ー１４の長手方向に沿って、前記挿入口７の周縁のシー
ル面９に当接される側の面を、その長手方向両側が低
く、この両端側から漸次中央側に高くなるように形成す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調ケースに形
成された挿入口からフィルタを挿入してカバーで挿入口
を閉塞するようにしたフィルタの取付構造の改良に関す
る。
成された挿入口からフィルタを挿入してカバーで挿入口
を閉塞するようにしたフィルタの取付構造の改良に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】空調ケースに形成された挿入口にフィル
タを挿入してカバーで挿入口を閉塞するフィルタの取付
構造としては、例えば実開平６−７８０２６号公報に示
されるものが既に開示されている。
タを挿入してカバーで挿入口を閉塞するフィルタの取付
構造としては、例えば実開平６−７８０２６号公報に示
されるものが既に開示されている。
【０００３】この公報に示されるフィルタ固定具１５を
取付ける構造について説明すると、エバポレータ収納ケ
ース２の下方に形成されたフィルタ挿入孔７にフィルタ
挿入方向に対し上下に分割された２枚のフィルタ５，６
を適宜挿入してエバポレータ収納ケース２内に保持した
後、フィルタ５，６のフレーム５ａ，６ａ背面に形成さ
れているつまみ５ｃ，６ｃに凹状のつまみ受け９ａ，９
ｂが外挿されるように閉塞部材９をフィルタ５，６に装
着し、更に挿入孔７の側部に設けられている回転レバー
１６を回動してこのレバー１６により閉塞部材９の脱落
を防止する構造となっている。そして、この固定具の採
用により、ドライバー等の工具を用いて閉塞部材をエバ
ポレータ収納ケースに螺子止めする必要がなくなるとし
ている。
取付ける構造について説明すると、エバポレータ収納ケ
ース２の下方に形成されたフィルタ挿入孔７にフィルタ
挿入方向に対し上下に分割された２枚のフィルタ５，６
を適宜挿入してエバポレータ収納ケース２内に保持した
後、フィルタ５，６のフレーム５ａ，６ａ背面に形成さ
れているつまみ５ｃ，６ｃに凹状のつまみ受け９ａ，９
ｂが外挿されるように閉塞部材９をフィルタ５，６に装
着し、更に挿入孔７の側部に設けられている回転レバー
１６を回動してこのレバー１６により閉塞部材９の脱落
を防止する構造となっている。そして、この固定具の採
用により、ドライバー等の工具を用いて閉塞部材をエバ
ポレータ収納ケースに螺子止めする必要がなくなるとし
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に示されるフィルタ固定部を用いたものは、フィルタ
の固定性及びフィルタとフィルタ挿入口間のシール性は
優れているものの、フィルタを保持するレバーの構造が
複雑であり、組み立て作業時のレイアウト上の制約によ
りフィルタ取付作業が煩雑となるという不具合を有して
いる。
報に示されるフィルタ固定部を用いたものは、フィルタ
の固定性及びフィルタとフィルタ挿入口間のシール性は
優れているものの、フィルタを保持するレバーの構造が
複雑であり、組み立て作業時のレイアウト上の制約によ
りフィルタ取付作業が煩雑となるという不具合を有して
いる。
【０００５】これに対し、空調ケースの挿入口の周縁近
傍の上下又は左右において鍵爪状の係止部を形成し、こ
の係止部に内側面にシール材が取り付けられたカバーの
上下端又は左右端を係合することにより、当該挿入口を
閉塞する構造のものが考えられるが、この場合には、シ
ール材からの圧力によりカバーが外側に撓んでカバーと
挿入口周縁の間に配されるシール材の押圧力がカバーの
中央部では弱くなることから、この部分でのシール性が
悪くなるので、エア洩れが生ずるという別の不具合が考
えられる。
傍の上下又は左右において鍵爪状の係止部を形成し、こ
の係止部に内側面にシール材が取り付けられたカバーの
上下端又は左右端を係合することにより、当該挿入口を
閉塞する構造のものが考えられるが、この場合には、シ
ール材からの圧力によりカバーが外側に撓んでカバーと
挿入口周縁の間に配されるシール材の押圧力がカバーの
中央部では弱くなることから、この部分でのシール性が
悪くなるので、エア洩れが生ずるという別の不具合が考
えられる。
【０００６】そこで、この発明は、カバーの上下端又は
左右端を空調ケースの挿入口近傍に形成された係止部に
係止される構造としても、フィルタを挿入する挿入口
と、この挿入口を閉塞するカバーとの間に配されるシー
ル材の押圧力を一定としてエア洩れを防止することがで
きるエアフィルタの取付構造を提供することを目的とす
る。
左右端を空調ケースの挿入口近傍に形成された係止部に
係止される構造としても、フィルタを挿入する挿入口
と、この挿入口を閉塞するカバーとの間に配されるシー
ル材の押圧力を一定としてエア洩れを防止することがで
きるエアフィルタの取付構造を提供することを目的とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明に係
るフィルタの取付構造は、空調ケースに形成された挿入
口からフィルタを挿入して前記空調ケース内の空気流路
に該フィルタを保持し、シール材を有するカバーにより
前記挿入口を閉塞するフィルタの取付構造において、前
記カバーの内側面は、長手方向の両端部が低く、この両
端側から漸次中央側へ高くなるように形成されたものと
なっている（請求項１）。
るフィルタの取付構造は、空調ケースに形成された挿入
口からフィルタを挿入して前記空調ケース内の空気流路
に該フィルタを保持し、シール材を有するカバーにより
前記挿入口を閉塞するフィルタの取付構造において、前
記カバーの内側面は、長手方向の両端部が低く、この両
端側から漸次中央側へ高くなるように形成されたものと
なっている（請求項１）。
【０００８】これにより、フィルタが空調ケースの挿入
口を閉塞するカバーの内側面を、その長手方向に添って
両端部が低くこの両端側から漸次中央側へ高くなるよう
に形成したことによって、空調ケースのシール面にシー
ル材が当接した際に、カバーの中央部分においても、シ
ール材からの圧力に対向したエアフィルタのシール材を
押圧する力を確保することができるので、各部分でのシ
ール能力を一定にすることができる。また、カバーの内
側面をその長手方向に添って両端部が低くこの両端側か
ら漸次中央側へ高くなるように形成したことにより、カ
バーの強度を高めることもできる。
口を閉塞するカバーの内側面を、その長手方向に添って
両端部が低くこの両端側から漸次中央側へ高くなるよう
に形成したことによって、空調ケースのシール面にシー
ル材が当接した際に、カバーの中央部分においても、シ
ール材からの圧力に対向したエアフィルタのシール材を
押圧する力を確保することができるので、各部分でのシ
ール能力を一定にすることができる。また、カバーの内
側面をその長手方向に添って両端部が低くこの両端側か
ら漸次中央側へ高くなるように形成したことにより、カ
バーの強度を高めることもできる。
【０００９】また、この発明は、前記挿入口が、前記空
調ケースの側面に開口するものについても（請求項
２）、前記空調ケースの底面に開口するものについても
対応することができる（請求項３）。これにより、フィ
ルタ挿入口の形成位置に囚われないので、種々のタイプ
の空調ケースに用いることができる。
調ケースの側面に開口するものについても（請求項
２）、前記空調ケースの底面に開口するものについても
対応することができる（請求項３）。これにより、フィ
ルタ挿入口の形成位置に囚われないので、種々のタイプ
の空調ケースに用いることができる。
【００１０】更に、前記フィルタは、少なくとも２つの
部品を積層して形成されるものであっても良い（請求項
４）。これにより、側部に挿入口が形成されている場合
には、一の部材を挿入口に挿入した後、その部材の上部
に他の部材を積層して挿入することとなり、底面に挿入
口が形成されている場合には、一の部材を挿入口に挿入
した後、その部材を押し上げるように他の部材を挿入す
ることとなる。
部品を積層して形成されるものであっても良い（請求項
４）。これにより、側部に挿入口が形成されている場合
には、一の部材を挿入口に挿入した後、その部材の上部
に他の部材を積層して挿入することとなり、底面に挿入
口が形成されている場合には、一の部材を挿入口に挿入
した後、その部材を押し上げるように他の部材を挿入す
ることとなる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態の一例
を図面により説明する。
を図面により説明する。
【００１２】図１に示される空調ケース１は、図示しな
い送風ユニットとヒータユニットとの間に配されるもの
で、送風ユニットと連結される送風ユニット側開口部２
と、ヒータユニットと連結されるヒータユニット側開口
部３とを有すると共に、その送風ユニット側開口部２と
ヒータユニット側開口部３との間を連結する空気流路４
がその内部に形成されているものである。また、空気流
路４上には、冷却用熱交換器としてのエバポレータ５が
配され、このエバポレータ５の下流側にはエバポレータ
５のドレン水を排するための排出口６が形成されてい
る。
い送風ユニットとヒータユニットとの間に配されるもの
で、送風ユニットと連結される送風ユニット側開口部２
と、ヒータユニットと連結されるヒータユニット側開口
部３とを有すると共に、その送風ユニット側開口部２と
ヒータユニット側開口部３との間を連結する空気流路４
がその内部に形成されているものである。また、空気流
路４上には、冷却用熱交換器としてのエバポレータ５が
配され、このエバポレータ５の下流側にはエバポレータ
５のドレン水を排するための排出口６が形成されてい
る。
【００１３】また、前記エバポレータ５の上流側であっ
て空調ケース１の側面には、図２にも示される様に、長
孔状の挿入口７が形成され、この挿入口７は２つの部材
８ａ，８ｂから成るフィルタ８が挿入されるようになっ
ている。この挿入口７の周縁にはシール面９が形成され
ており、このシール面９の上端側には挿入口７の穿設方
向に対して略直角方向に開口した孔１１を有する係止部
１０が形成され、また下端側には挿入口７の穿設方向に
開口した孔１３を有する係止部１２が形成されている。
て空調ケース１の側面には、図２にも示される様に、長
孔状の挿入口７が形成され、この挿入口７は２つの部材
８ａ，８ｂから成るフィルタ８が挿入されるようになっ
ている。この挿入口７の周縁にはシール面９が形成され
ており、このシール面９の上端側には挿入口７の穿設方
向に対して略直角方向に開口した孔１１を有する係止部
１０が形成され、また下端側には挿入口７の穿設方向に
開口した孔１３を有する係止部１２が形成されている。
【００１４】図２乃至図４で示される実施形態において
示されるカバー１４は、フィルタ８と別体に形成された
薄板状のもので、その長手側縁及び短手側縁の寸法は、
一枚で前記挿入口７を閉塞できるように前記シール面９
と略同じになっている。そして、このカバー１４の内側
面は、長手方向の両端部が低くこの両端側から漸次中央
側に高くなるように形成されていると共に、カバー１４
の内側面の全面にわたってシール材１５が貼り付けられ
ている。これにより、シール材１５の内側面もカバー１
４の内側面に積層されるのでカバー１４の形状に従って
その長手方向に対して中央部位が隆起した状態になって
いる。尚、このシール材１５は、カバー１４の周縁部の
みに貼り付けられるものであっても良い。
示されるカバー１４は、フィルタ８と別体に形成された
薄板状のもので、その長手側縁及び短手側縁の寸法は、
一枚で前記挿入口７を閉塞できるように前記シール面９
と略同じになっている。そして、このカバー１４の内側
面は、長手方向の両端部が低くこの両端側から漸次中央
側に高くなるように形成されていると共に、カバー１４
の内側面の全面にわたってシール材１５が貼り付けられ
ている。これにより、シール材１５の内側面もカバー１
４の内側面に積層されるのでカバー１４の形状に従って
その長手方向に対して中央部位が隆起した状態になって
いる。尚、このシール材１５は、カバー１４の周縁部の
みに貼り付けられるものであっても良い。
【００１５】また、カバー１４の長手方向上端には、前
記上部係止部１０の孔１１に挿入できるようにカバー１
４の長手方向に延びる係止片１６が形成されていると共
に長手方向下端には前記係止部１２の孔１３に挿嵌でき
るようにカバー１４の長手方向に対し垂直方向に延びる
係止片１７が形成されている。尚、係止片１６の厚み
は、係止部１０の孔１１の幅よりも幾分薄くなっている
ので、係止片１６を孔１１に挿入した際には係止片１６
が揺動可能な遊び空間が孔１１に形成される。
記上部係止部１０の孔１１に挿入できるようにカバー１
４の長手方向に延びる係止片１６が形成されていると共
に長手方向下端には前記係止部１２の孔１３に挿嵌でき
るようにカバー１４の長手方向に対し垂直方向に延びる
係止片１７が形成されている。尚、係止片１６の厚み
は、係止部１０の孔１１の幅よりも幾分薄くなっている
ので、係止片１６を孔１１に挿入した際には係止片１６
が揺動可能な遊び空間が孔１１に形成される。
【００１６】以上の構成によれば、挿入口７にフィルタ
８の部材８ａを挿入した後、部材８ｂを挿入することで
部材８ａ，８ｂを挿入方向に対し垂直に積層し、しかる
後に図３に示されるようにカバー１４の係止片１６を係
止部１０の孔１１に挿入し、ここを支点としてカバー１
４を下方向に揺動させて係止片１７を係止部１２の孔１
３に装着し、クリップ１８によって固定することでフィ
ルタ８の装着が完了する。
８の部材８ａを挿入した後、部材８ｂを挿入することで
部材８ａ，８ｂを挿入方向に対し垂直に積層し、しかる
後に図３に示されるようにカバー１４の係止片１６を係
止部１０の孔１１に挿入し、ここを支点としてカバー１
４を下方向に揺動させて係止片１７を係止部１２の孔１
３に装着し、クリップ１８によって固定することでフィ
ルタ８の装着が完了する。
【００１７】そして、この装着状態においては、カバー
１４の上下端Ａ，Ｃは固定されているので、シール材１
５は所定の圧力で押圧され、シール性が確保されると共
に、カバー１４の中央部Ｂもその内側面を上下端よりも
中央側を高くしたことにより、シール材からの圧力に対
向する係止部分Ａ，Ｃでのシール材１５の押圧力と中央
部分Ｂでのシール材１５の押圧力とを略一定にすること
ができるので、該中央部分Ｂにおいても十分なシール性
を確保することができる。
１４の上下端Ａ，Ｃは固定されているので、シール材１
５は所定の圧力で押圧され、シール性が確保されると共
に、カバー１４の中央部Ｂもその内側面を上下端よりも
中央側を高くしたことにより、シール材からの圧力に対
向する係止部分Ａ，Ｃでのシール材１５の押圧力と中央
部分Ｂでのシール材１５の押圧力とを略一定にすること
ができるので、該中央部分Ｂにおいても十分なシール性
を確保することができる。
【００１８】また、カバー１４の中央部Ｂもその内側面
を上下端よりも中央側を高くしたことにより厚みが増す
ので、カバー１４自体の強度も向上させることができる
と共に、空調ケース１側にはシール性を増すために何ら
の加工も必要ないので、シール面９の上下に係止部１
０，１１を有するものであれば、従来の空調ケース１で
もそのまま用いることができる。
を上下端よりも中央側を高くしたことにより厚みが増す
ので、カバー１４自体の強度も向上させることができる
と共に、空調ケース１側にはシール性を増すために何ら
の加工も必要ないので、シール面９の上下に係止部１
０，１１を有するものであれば、従来の空調ケース１で
もそのまま用いることができる。
【００１９】尚、図５乃至図７で示される様に、空調ケ
ース１は、挿入口７が空調ケース１の底面に形成される
実施形態のものでも良く、この場合には、フィルタ８は
下方から空調ケース１内に挿入されると共に、その部品
８ａ，８ｂの積層方向は挿入方向と同じくなる。そし
て、挿入口７の周縁に形成されたシール面９との関係
で、孔１１を有する係止部１０と孔１３を有する係止部
１２とは底面に形成される関係上、水平方向に並設され
た状態となる。
ース１は、挿入口７が空調ケース１の底面に形成される
実施形態のものでも良く、この場合には、フィルタ８は
下方から空調ケース１内に挿入されると共に、その部品
８ａ，８ｂの積層方向は挿入方向と同じくなる。そし
て、挿入口７の周縁に形成されたシール面９との関係
で、孔１１を有する係止部１０と孔１３を有する係止部
１２とは底面に形成される関係上、水平方向に並設され
た状態となる。
【００２０】一方、カバー１４は、先の実施形態と同様
の基本構成をなしている。すなわち、カバー１４は、フ
ィルタ８とは別体に形成され、一枚にて挿入口７を閉塞
するようにシール面９と略同じ長手寸法と短手寸法とを
有している。そしてカバー１４の内側面は、長手方向の
両端部が低くこの両端側から漸次中央側に高くなるよう
に形成されていると共に、カバー１４の内側面の全面に
わたってシール材１５が貼り付けられている。また、カ
バー１４の長手方向一方端に係止片１６が形成されてい
ると共に長手方向他方端に係止片９が形成されている。
の基本構成をなしている。すなわち、カバー１４は、フ
ィルタ８とは別体に形成され、一枚にて挿入口７を閉塞
するようにシール面９と略同じ長手寸法と短手寸法とを
有している。そしてカバー１４の内側面は、長手方向の
両端部が低くこの両端側から漸次中央側に高くなるよう
に形成されていると共に、カバー１４の内側面の全面に
わたってシール材１５が貼り付けられている。また、カ
バー１４の長手方向一方端に係止片１６が形成されてい
ると共に長手方向他方端に係止片９が形成されている。
【００２１】以上の構成によれば、挿入口７にフィルタ
８の部材８ａを挿入した後、この部材８ａを押し上げる
ように部材８ｂを挿入することで部材８ａ，８ｂを挿入
方向に積層し、しかる後に図５に示されるようにカバー
１４の係止片１６を係止部１０の孔１１に挿入し、ここ
を支点としてカバー１４を上方向に揺動させて係止片１
７を係止部１２の孔１３に装着し、クリップ１８によっ
て固定することでフィルタ８の装着が完了する。
８の部材８ａを挿入した後、この部材８ａを押し上げる
ように部材８ｂを挿入することで部材８ａ，８ｂを挿入
方向に積層し、しかる後に図５に示されるようにカバー
１４の係止片１６を係止部１０の孔１１に挿入し、ここ
を支点としてカバー１４を上方向に揺動させて係止片１
７を係止部１２の孔１３に装着し、クリップ１８によっ
て固定することでフィルタ８の装着が完了する。
【００２２】そして、この装着状態においては、カバー
１４の両側端Ａ，Ｃは固定されているので、シール材１
５は所定の圧力で押圧され、シール性が確保されると共
に、カバー１４の中央部Ｂもその内側面を両側端よりも
中央側を高くしたことにより、シール材からの圧力に対
向する係止部分Ａ，Ｃでのシール材１５の押圧力と中央
部分Ｂでのシール材１５の押圧力とを略一定にすること
ができるので、該中央部分Ｂにおいても十分なシール性
を確保することができる。
１４の両側端Ａ，Ｃは固定されているので、シール材１
５は所定の圧力で押圧され、シール性が確保されると共
に、カバー１４の中央部Ｂもその内側面を両側端よりも
中央側を高くしたことにより、シール材からの圧力に対
向する係止部分Ａ，Ｃでのシール材１５の押圧力と中央
部分Ｂでのシール材１５の押圧力とを略一定にすること
ができるので、該中央部分Ｂにおいても十分なシール性
を確保することができる。
【００２３】また、カバー１４の中央部Ｂもその内側面
を両側端よりも中央側を高くしたことにより厚みが増す
ので、カバー１４の強度を向上させることができると共
に空調ケース１側にはシール性を増すために何らの加工
も必要ないので、シール面９の挿入口７の両端に係止部
１０，１１を有するものであれば、従来の空調ケース１
でもそのまま用いることができることについては、先の
実施形態と同様である。
を両側端よりも中央側を高くしたことにより厚みが増す
ので、カバー１４の強度を向上させることができると共
に空調ケース１側にはシール性を増すために何らの加工
も必要ないので、シール面９の挿入口７の両端に係止部
１０，１１を有するものであれば、従来の空調ケース１
でもそのまま用いることができることについては、先の
実施形態と同様である。
【００２４】
【発明の効果】以上の様に、この発明によれば、カバー
の上下端又は左右端が空調ケースの挿入口近傍に形成さ
れた係止部に係止される構造としても、フィルタが空調
ケースの挿入口を閉塞するカバーの内側面を、その長手
方向に添って両端部が低くこの両端側から漸次中央側へ
高くなるように形成したことによって、空調ケースのシ
ール面にシール材が当接した際に、シール材からの圧力
に対向してカバーの中央部分においてもエアフィルタの
シール材を押圧する力を確保することができ、これによ
って、前記挿入口とカバーとの間のシール性を簡易な構
造で向上させてエア洩れを防止することができる。
の上下端又は左右端が空調ケースの挿入口近傍に形成さ
れた係止部に係止される構造としても、フィルタが空調
ケースの挿入口を閉塞するカバーの内側面を、その長手
方向に添って両端部が低くこの両端側から漸次中央側へ
高くなるように形成したことによって、空調ケースのシ
ール面にシール材が当接した際に、シール材からの圧力
に対向してカバーの中央部分においてもエアフィルタの
シール材を押圧する力を確保することができ、これによ
って、前記挿入口とカバーとの間のシール性を簡易な構
造で向上させてエア洩れを防止することができる。
【００２５】また、カバーの内側面をその長手方向に添
って両端部が低くこの両端側から漸次中央側へ高くなる
ように形成したことにより、その厚みが増すので、カバ
ーの強度を高めることができる。
って両端部が低くこの両端側から漸次中央側へ高くなる
ように形成したことにより、その厚みが増すので、カバ
ーの強度を高めることができる。
【００２６】更に、空調ケース自体には特に加工が必要
ないので、従来の空調ケースをそのまま用いることも可
能である。
ないので、従来の空調ケースをそのまま用いることも可
能である。
【図１】図１は、本発明に係る空調ケースを示した側面
図である。
図である。
【図２】図２は、上記空調ケースの側部に形成された挿
入口及びこの挿入口内に挿入されたフィルタとこの挿入
口を閉塞するためのカバーとを示した斜視図である。
入口及びこの挿入口内に挿入されたフィルタとこの挿入
口を閉塞するためのカバーとを示した斜視図である。
【図３】図３は、図２に示されるカバーを装着する工程
の一端を示す説明図である。
の一端を示す説明図である。
【図４】図４は、図２で示されるカバーの装着が完了し
た状態を示す説明図である。
た状態を示す説明図である。
【図５】図５は、上記空調ケースの底部に形成された挿
入口及びこの挿入口内に挿入されるフィルタとこの挿入
口を閉塞するためのカバーとを示した斜視図である。
入口及びこの挿入口内に挿入されるフィルタとこの挿入
口を閉塞するためのカバーとを示した斜視図である。
【図６】図６は、図５に示されるカバーを装着する工程
の一端を示す説明図である。
の一端を示す説明図である。
【図７】図７は、図６で示されるカバーの装着が完了し
た状態を示す説明図である。
た状態を示す説明図である。
１ 空調ケース ４ 空気流路 ７ 挿入口 ８ フィルタ ８ａ フィルタの部材 ８ｂ フィルタの部材 ９ シール面 １０ 係止部 １１ 孔 １２ 係止部 １３ 孔 １４ カバー １５ シール材 １６ 係止片 １７ 係止片
Claims (4)
- 【請求項１】 空調ケースに形成された挿入口からフィ
ルタを挿入して前記空調ケース内の空気流路に該フィル
タを保持し、シール材を有するカバーにより前記挿入口
を閉塞するフィルタの取付構造において、 前記カバーの内側面は、長手方向の両端部が低く、この
両端側から漸次中央側へ高くなるように形成されている
ことを特徴とするフィルタの取付構造。 - 【請求項２】 前記挿入口は、前記空調ケースの側面に
開口することを特徴とする請求項１に記載のフィルタの
取付構造。 - 【請求項３】 前記挿入口は、前記空調ケースの底面に
開口することを特徴とする請求項１に記載のフィルタの
取付構造。 - 【請求項４】 前記フィルタは、少なくとも２つの部品
を積層して形成されることを特徴とする請求項１に記載
のフィルタの取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9094689A JPH10267383A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | フィルタの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9094689A JPH10267383A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | フィルタの取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10267383A true JPH10267383A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=14117171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9094689A Pending JPH10267383A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | フィルタの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10267383A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006317124A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機のフィルター装置 |
| KR100688876B1 (ko) * | 2001-05-22 | 2007-02-28 | 엘지전자 주식회사 | 분리형 공기조화기의 전면패널조립체 |
| CN100432569C (zh) * | 2004-09-24 | 2008-11-12 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 空调机的室内机 |
| JP2009198158A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-09-03 | Daikin Ind Ltd | 空気調和装置 |
| KR101287660B1 (ko) * | 2006-10-19 | 2013-07-24 | 한라비스테온공조 주식회사 | 자동차 공조장치용 필터커버 장착구조 |
| JP2018130647A (ja) * | 2017-02-13 | 2018-08-23 | 積水化学工業株式会社 | フィルタ装置 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP9094689A patent/JPH10267383A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP4655754B2 (ja) * | 2005-05-16 | 2011-03-23 | パナソニック株式会社 | 空気調和機のフィルター装置 |
| KR101287660B1 (ko) * | 2006-10-19 | 2013-07-24 | 한라비스테온공조 주식회사 | 자동차 공조장치용 필터커버 장착구조 |
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| US8343244B2 (en) | 2007-07-31 | 2013-01-01 | Daikin Industries, Ltd. | Air conditioner and extension nozzle of cleaner used for the same |
| JP2018130647A (ja) * | 2017-02-13 | 2018-08-23 | 積水化学工業株式会社 | フィルタ装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050809 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060117 |