JP2018130647A - フィルタ装置 - Google Patents

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Yutaka Nishi
豊 西
加藤 耕太
Kota Kato
耕太 加藤
洋 内山
Hiroshi Uchiyama
洋 内山
賢治 有松
Kenji Arimatsu
賢治 有松
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
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Abstract

【課題】フィルタの交換のための扉を箱体に設けても空気をフィルタへと導くことのできるフィルタ装置を提供する。【解決手段】箱体11にフィルタが着脱可能に装着されたフィルタ装置10である。フィルタ(12)を出し入れするために箱体11の1面を開口する出入口部17と、出入口部17を開閉可能に閉鎖する扉18と、箱体11の内方を風上側と風下側とに仕切るように設けられ、フィルタにおける気流通過部12aを取り囲む周縁部(12b)を全周に亘り受けてフィルタを支持する支持部材31と、支持部材31とフィルタとの間で全周に亘り介在される第1気密部材32と、フィルタを支持部材31へと押し付ける押付機構33と、扉18が出入口部17を閉鎖した状態において、第1気密部材32における出入口部17から露見する箇所と全長に亘って接触するように扉18に設けられた第2気密部材45と、を備える。【選択図】図3

Description

本開示は、フィルタ装置に関する。
建物では、空調や換気のために、箱体にフィルタを設けたフィルタ装置が用いられる。
そのフィルタ装置では、取り入れた空気をフィルタに通す必要があるので、フィルタをフィルタ受面で受けて、そのフィルタとフィルタ受面との間の気密性を確保するものが考えられている(特許文献1、2参照)。これらのフィルタ装置は、フィルタ受面とフィルタとの間に気密部材を設け、フィルタをフィルタ受面へと押し付けることで、フィルタとフィルタ受面との間の気密性を確保している。
特許第5361588号公報 特許第5855301号公報
しかしながら、上記した各フィルタ装置は、フィルタを交換するための扉を設けており、フィルタと扉との間から空気が漏れる虞がある。
本開示は、上記の事情に鑑みて為されたもので、フィルタの交換のための扉を箱体に設けても空気をフィルタへと導くことのできるフィルタ装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本開示のフィルタ装置は、箱体にフィルタが着脱可能に装着されたフィルタ装置であって、前記フィルタを出し入れするために前記箱体の1面を開口する出入口部と、前記出入口部を開閉可能に閉鎖する扉と、前記箱体の内方を風上側と風下側とに仕切るように設けられ、前記フィルタにおける気流通過部を取り囲む周縁部を全周に亘り受けて前記フィルタを支持する支持部材と、前記支持部材と前記フィルタとの間で全周に亘り介在される第1気密部材と、前記フィルタを前記支持部材へと押し付ける押付機構と、前記扉が前記出入口部を閉鎖した状態において、前記第1気密部材における前記出入口部から露見する箇所と全長に亘って接触するように前記扉に設けられた第2気密部材と、を備えることを特徴とする。
ここで、前記第2気密部材は、前記扉が前記出入口部を閉鎖した状態において、前記支持部材における前記出入口部から露見する箇所と全長に亘って接触するように前記扉に設けられている構成とすることができる。また、前記押付機構は、前記フィルタの風上側に設けられている構成とすることができる。さらに、前記第1気密部材は、接着層を介して前記支持部材に取り付けられている構成としてもよい。加えて、前記第1気密部材は、接着層を介して前記フィルタに取り付けられ、前記支持部材は、全周に亘り継ぎ目がなく、かつ前記フィルタ側のフィルタ受面が平坦である構成とすることができる。加えて、前記押付機構は、前記フィルタを押し付ける可動部と、前記可動部を覆う保護部と、を有する構成とすることができる。
このように構成された本開示のフィルタ装置は、支持部材および第1気密部材と扉との間の気密性を確保できるので、フィルタの交換のための扉を箱体に設けても空気をフィルタへと導くことができる。
ここで、前記第2気密部材は、前記扉が前記出入口部を閉鎖した状態において、前記支持部材における前記出入口部から露見する箇所と全長に亘って接触するように前記扉に設けられている構成であれば、より確実に支持部材および第1気密部材と扉との間の気密性を確保できる。また、前記押付機構は、前記フィルタの風上側に設けられている構成であれば、空気がフィルタを押す方向と、押付機構がフィルタを押す方向と、を揃えることができ、第1気密部材を確実に圧縮しつつフィルタを支持部材で支持することができる。さらに、前記第1気密部材は、接着層を介して前記支持部材に取り付けられている構成であれば、気密部材が設けられていないフィルタを、支持部材との間での気密性を確保しつつ容易に装着することができる。加えて、前記第1気密部材は、接着層を介して前記フィルタに取り付けられ、前記支持部材は、全周に亘り継ぎ目がなく、かつ前記フィルタ側のフィルタ受面が平坦である構成であれば、気密部材が設けられたフィルタを、支持部材との間での気密性を確保しつつ容易に装着することができる。しかも、前記押付機構は、前記フィルタを押し付ける可動部と、前記可動部を覆う保護部と、を有する構成であれば、可動部に塵埃等の付着を防止できるとともにフィルタの交換等を行う使用者等が可動部に触れることを防止でき、可動部や使用者を保護することができる。
本開示に係るフィルタ装置の一実施形態に係る一例としてのフィルタ装置の構成を模式的に示す説明図である。 図1のI−I線に沿って得られた断面で示す説明図である。 除塵フィルタを固定する構成を説明するために扉を開けた様子を模式的に示す説明図である。 押付機構の構成を説明するための説明図である。 除塵フィルタを装着するために扉を開けた様子を説明するための説明図である。 除塵フィルタを装着するために扉を閉めた様子を説明するための説明図である。
以下に、本開示に係るフィルタ装置の一例としての実施例1のフィルタ装置10について図面を参照しつつ説明する。なお、図3は、除塵フィルタ12を固定する構成および除塵フィルタ12の周囲の気密性を確保する構成の理解を容易とするために、それらの構成を示すとともにNOフィルタ13およびプレフィルタ14の取り付けの構成等の他の構成を省略して示している。
本開示に係るフィルタ装置の一実施形態に係る実施例1のフィルタ装置10を、図1から図6を用いて説明する。フィルタ装置10は、建物の空調や換気のために用いられるものであり、吸気口15から空気を取り入れてフィルタ(12、13、14)を通過させることで、空気に含まれる粉塵等の異物を取り除き、排気口16から清浄な空気を送り出す。
フィルタ装置10は、図1に示すように、箱体11に1つ以上のフィルタを組み込んで構成され、実施例1では除塵フィルタ12とNOフィルタ13とプレフィルタ14とを箱体11に組み込んでいる。箱体11は、大略直方体の箱状とされ、対向する一方の端壁11aに吸気口15が設けられ、他方の端壁11b(図3参照)に排気口16が設けられている。吸気口15は、空調や換気における風上側(上流側)のダクトに接続され、排気口16は、同じく風下側(下流側)のダクトに接続される。これにより、箱体11では、吸気口15から排気口16に向けた、すなわち端壁11aから端壁11bに向けた空気の流れが形成される。以下の説明では、この空気が流れる方向を気流方向とし、図2を正面視した上下の方向を上下方向とし、2つの方向に直交する方向を幅方向とする。箱体11は、両端壁11a、11bに隣接する上側の1面(壁)が全域に亘り開口されて出入口部17が形成されており(図3参照)、その出入口部17が扉18により開閉可能とされている。
扉18は、出入口部17を全域に亘り覆うことのできる板状とされ、2つの蝶番19により箱体11に開閉可能に取り付けられている。箱体11および扉18には、扉18を閉めた状態で固定するために2つの扉固定部21が設けられている。各扉固定部21は、実施例1では所謂クレセント錠であり、扉18に回転可能に設けられた操作金具21aと、箱体11に設けられた受金具21bと、を有する。各扉固定部21は、扉18が出入口部17を閉鎖した状態において、操作金具21aの半円状とされた先端箇所を、受金具21bの鉤状とされた先端箇所に引っ掛けることで、箱体11に対して扉18を固定することができ、引っ掛けを解除することでその固定を解除することができる。
除塵フィルタ12とNOフィルタ13とプレフィルタ14とは、図1および図2に示すように、箱体11内に気流方向に直交して設けられる。除塵フィルタ12は、空気中の粉塵等を取り除くもので、箱体11に組み込むことが可能な直方体状とされ、気流を通過させてその空気を濾過する気流通過部12aと、それを取り囲む周縁部の一例としての枠部12bと、を有する(図3参照)。除塵フィルタ12は、実施例1では、後述するように本開示の構成が適用されて着脱可能に装着され、他のフィルタよりも気密性が確保されている。
NOフィルタ13は、空気中のNOを取り除くために設けられ、箱体11に組み込むことが可能な直方体状とされる。NOフィルタ13には、自身を環状に取り巻くNO用気密部材22が設けられ、箱体11との間の気密性が確保される。プレフィルタ14は、除塵フィルタ12に至る前に大きなゴミを取り除くために設けられ、箱体11に組み込むことが可能な板状とされる。
箱体11には、除塵フィルタ12の装着のために、図3に示すように、支持部材31と第1気密部材32と押付機構33とが設けられる。支持部材31は、後述するように押付機構33により押し当てられる除塵フィルタ12の枠部12bを受けることで除塵フィルタ12を支持する。支持部材31は、箱体11の内周面に沿う矩形の枠状とされ、箱体11の内方を風上側と風下側とに仕切っている。支持部材31は、箱体11の内周面との間にコーキングが施されて設けられ、箱体11との間の気密性が確保されている。支持部材31は、風上側が枠部12bを受けるフィルタ受面31a(図2参照)とされ、実施例1では、接着層34を介してフィルタ受面31aの全周に亘り第1気密部材32が取り付けられている。
第1気密部材32は、枠状とされた気密部材であり、除塵フィルタ12と支持部材31との間に設けられることで、その間の気密性を全周に亘り確保する。実施例1の第1気密部材32は、後述するように押付機構33からの押す力で圧縮されることで除塵フィルタ12と支持部材31との間の気密性を全周に亘り確保し、その押す力が解除されると少なくとも圧縮前の所定の割合まで復元する弾性材料で形成される。このような弾性材料としては、例えば、バルク素材や発泡性素材があげられ、実施例1では発泡ゴムを用いている。この第1気密部材32および支持部材31は、実施例1では、出入口部17が箱体11の上側の1面を全域に亘り開口して形成されているので、上側の幅方向に延びる箇所が全長に亘り出入口部17から露見している。
押付機構33は、支持部材31の幅方向に位置する両側部に対向するように対を為して設けられている。この各押付機構33は、図3を正面視して奥側に位置するものを拡大して示す図4に示すように、枠部材35の中に可動部材36と2つの板ばね37と2つの制限部材38とが設けられて構成されている。その枠部材35は、箱体11の幅方向に位置する側面に沿って上下方向に延びる長尺な部材である。枠部材35は、取付片部41と固定片部42と保護片部43とを有し、それらにより上下方向(長尺方向)に直交する断面がU字形状とされて、それらの内方に可動部材36と両板ばね37と両制限部材38とが設けられる収容空間44を形成する。取付片部41は、箱体11の側面に固定され、枠部材35を箱体11に取り付ける箇所となる。固定片部42は、箱体11の側面に直交しつつ内方に延びて設けられ、両板ばね37と両制限部材38とが固定される箇所となる。保護片部43は、固定片部42に直交しつつ取付片部41と平行して設けられ、収容空間44を覆い隠す箇所となる。
各板ばね37は、長尺で薄板な帯状の弾性部材で形成され、枠部材35の収容空間44に上下方向に並んで配され、下側の一端部37aが固定片部42に固定されて設けられる。各板ばね37は、上側の他端部37bが屈曲されて除塵フィルタ12の前面(風上側の面)に対して垂直に延びるものとされ、一端部37aと他端部37bとの間に除塵フィルタ12の前面に向かって凸となる湾曲部37cが形成されている。各板ばね37の他端部37bには、可動部材36との連結のための切欠き37dが設けられている。湾曲部37cは、両端部37a、37bから除塵フィルタ12の前面に向けて傾斜した方向に延びており、突出箇所で除塵フィルタ12の枠部12bの前面を押すことができる。湾曲部37cの両端部37a、37bとの近傍位置には、可動部材36を通すために、可動部材36の外径とほぼ同じ幅で板ばね37の長手方向に延びる長孔37e、37fが設けられている。長孔37e、37fは、湾曲部37cの弾性変形に合わせて可動部材36を通す位置を変えながら、可動部材36の幅方向の動きを規制して、可動部材36の長手方向移動を案内することができる。
各制限部材38は、可動部材36の移動を制限するもので、薄板状の部材で形成され、各板ばね37の上方(他端部37b側)において上下方向に直交するように固定片部42に取り付けられて設けられている。各制限部材38には、中央に可動部材36を通す可動孔38aが設けられている。2つの制限部材38は、可動部材36を可動孔38aに通すことで、後述する可動部材36の移動に拘わらず可動部材36の姿勢を保つことができ、位置ずれを防止する。
可動部材36は、上下方向に沿って延びる棒状の部材で形成されている。可動部材36は、長尺方向(上下方向)における2箇所に部分的に外径寸法を小さくする小径部36aが形成されている。可動部材36は、各板ばね37の2つの長孔37e、37fに通されるとともに、各板ばね37の他端部37bの切欠き37dに各小径部36aが嵌め込まれることで、各板ばね37が連結されている。このとき、可動部材36は、各板ばね37の上方に位置する各制限部材38の可動孔38aに通されており、各板ばね37の他端部37bが対応する制限部材38と接触することで、各板ばね37の弾性力による枠部材35に対する上方への移動が制限されている。可動部材36は、この制限された状態において、上端部36bが箱体11の上方まで延びる初期位置(図5参照)とされ、実施例1では箱体11からの突出量が10.5mmとされている。
押付機構33は、扉18が開かれていると、上端部36bが扉18と接触することはなく、可動部材36が初期位置(図5参照)とされて、上端部36bが箱体11から突出されている。この初期位置では、各板ばね37の湾曲部37cの突出箇所と支持部材31の第1気密部材32との間隔が、除塵フィルタ12の厚さ寸法(気流方向の大きさ)よりも大きくされている。その間隔は、実施例1では、第1気密部材32と押付機構33(その各湾曲部37cの突出箇所)との間に除塵フィルタ12を挿入した状態において、除塵フィルタ12の気流方向に沿う両側に各々3mmの隙間を存在させるものとされている。
押付機構33は、扉18が閉められると、上端部36bが扉18に押されることで(図6参照)、可動部材36が初期位置から押し下げられて、可動部材36に連結された他端部37bが箱体11の固定片部42に固定された一端部37aに近づく押付位置とされる。その押付位置では、各板ばね37の湾曲部37cの突出箇所が突出されて第1気密部材32に接近し、その突出箇所と第1気密部材32との間隔が除塵フィルタ12の厚さ寸法よりも小さくされている。このため、押付機構33は、扉18が閉められて各板ばね37の突出箇所が除塵フィルタ12側へと移動することで、除塵フィルタ12の前面(枠部12bの前面側の側壁の外側面)を押すことができる。このことから、押付機構33では、収容空間44に設けられた可動部材36と両板ばね37と両制限部材38とが除塵フィルタ12を押し付ける可動部となり、保護片部43が可動部を覆う保護部となる。
扉18には、図1、図2に示すように、3つの第2気密部材45が貼り付けられている。各第2気密部材45は、扉18が閉められた際に扉18と各フィルタ(12、13、14)との間の気密性を確保するもので、弾性材料が幅方向に延びて扉18の裏面に固定されて設けられており、実施例1では発泡ゴムが用いられている。第2気密部材45は、最も風上側に位置するものがプレフィルタ14に対応され、扉18が閉められた際にプレフィルタ14に押し付けられる位置関係および大きさとされている。第2気密部材45は、最も風下側に位置するものがNOフィルタ13に対応され、扉18が閉められた際にNOフィルタ13を取り巻くNO用気密部材22に押し付けられる位置関係および大きさとされている。第2気密部材45は、真ん中に位置するものが除塵フィルタ12に対応され、扉18が閉められた際に、除塵フィルタ12を支持する支持部材31および第1気密部材32に押し付けられる位置関係および大きさとされている。ここで、支持部材31および第1気密部材32は、上側の幅方向に延びる箇所が全長に亘り出入口部17から露見しているので、各第2気密部材45は、第1気密部材32および支持部材31の上端面に全長に亘り押し付けられる大きさとされている。
また、扉18には、図3に示すように、第3気密部材46が設けられている。第3気密部材46は、扉18が閉められた際に扉18と箱体11との間の気密性を確保するもので、弾性材料が扉18の裏面の周縁部を取り囲むように扉18に固定されて設けられており、実施例1では発泡ゴムが用いられている。
加えて、箱体11の出入口部17の開口縁部17aには、第4気密部材47が設けられている。第4気密部材47は、第3気密部材46と協働して扉18が閉められた際に扉18と箱体11との間の気密性を確保するもので、開口縁部17aの全周に亘り弾性材料が開口縁部17aに固定されて設けられており、実施例1では発泡ゴムが用いられている。第4気密部材47は、扉18が閉められると、第3気密部材46に押し当てられて、互いに適宜圧縮されることで扉18と箱体11との間の気密性を確保する。
次に、フィルタ装置10における除塵フィルタ12の装着および交換操作について説明する。
先ず、図1、図2に示す扉18が出入口部17を閉鎖している状態から、各扉固定部21を解除して、図3、図5に示すように、扉18を開けて出入口部17すなわち箱体11内を開放する。すると、両押付機構33は、扉18により上端部36bが押されることがなくなり、各板ばね37の湾曲部37cが弾性復元して、可動部材36が初期位置とされる。これにより、両押付機構33は、支持部材31の第1気密部材32との間隔を除塵フィルタ12の厚さ寸法よりも大きくする。このため、除塵フィルタ12は、周囲と干渉させることなく両押付機構33と第1気密部材32(支持部材31)との間から、容易に引き抜くことができる。
そして、両押付機構33と第1気密部材32(支持部材31)との間に、新たな除塵フィルタ12を挿入する。このときも、可動部材36が初期位置とされているので、周囲と干渉させることなく除塵フィルタ12を挿入できる。その後、図6に示すように、扉18を閉めると、両押付機構33は、上端部36bが扉18に押されて可動部材36が押付位置とされることで、第1気密部材32との間隔を除塵フィルタ12の厚さ寸法よりも小さくし、除塵フィルタ12の前面を支持部材31(第1気密部材32)側へと押す。そして、閉めた状態の扉18を各扉固定部21で固定することで、両押付機構33が除塵フィルタ12の前面を支持部材31側へと押す状態を維持することができる。これにより、除塵フィルタ12は、第1気密部材32を介して支持部材31に押し付けられた状態で箱体11に固定されて装着される。
このように、フィルタ装置10では、新しい除塵フィルタ12へと交換して装着することが容易にできる。このとき、除塵フィルタ12が、両押付機構33により支持部材31の第1気密部材32に密着されているので、除塵フィルタ12と支持部材31との間の気密性が確保される。特に、両押付機構33が、除塵フィルタ12の両側の2辺を押し付けるので、除塵フィルタ12を安定して押すことができ、より適切に気密性を確保できる。また、両押付機構33が、両板ばね37の弾性力により第1気密部材32を介して除塵フィルタ12を支持部材31に押し付けているので、経年等で第1気密部材32が変形してもその変形を両板ばね37で吸収することができ、気密性を維持できる。
さらに、扉18には、各第2気密部材45と第3気密部材46とが設けられているとともに、箱体11には、第4気密部材47が設けられている。このため、扉18が閉められて各扉固定部21で固定されると、各第2気密部材45は、風上側から順に、1つ目がプレフィルタ14に押し付けられ、2つ目が支持部材31および第1気密部材32に押し付けられ、3つ目がNOフィルタ13を取り巻くNO用気密部材22に押し付けられる。これらにより、箱体11内では、扉18と各フィルタ(12、13、14)との間の気密性が確保される。また、扉18が閉められて各扉固定部21で固定されると、扉18の第3気密部材46と箱体11の第4気密部材47とが押し当てられることで、扉18と箱体11との間の気密性が確保される。
一実施例のフィルタ装置10は、以下の各作用効果を得ることができる。
フィルタ装置10は、扉18が閉められると、扉18に設けられた真ん中の第2気密部材45が、押付機構33により除塵フィルタ12と支持部材31との間で圧縮される第1気密部材32に押し当てられる。このため、フィルタ装置10は、扉18と第1気密部材32との間の気密性を第2気密部材45で確保できるので、箱体11の内方に通された空気を除塵フィルタ12の気流通過部12aへと導くことができる。これは、以下のことによる。支持部材31は、箱体11の内方を風上側と風下側とに仕切るように設けられており、第1気密部材32は、箱体11の内方において、除塵フィルタ12と支持部材31との間の気密性を確保している。ところが、フィルタ装置10では、扉18が箱体11に開閉可能に設けられることで、支持部材31および第1気密部材32と扉18との間を経て風上側と風下側とが通じる虞がある。これに対して、フィルタ装置10では、第2気密部材45で扉18と第1気密部材32との間の気密性を確保しているので、風上側から風下側へと流れる空気を除塵フィルタ12の気流通過部12aに導くことができる。特に、フィルタ装置10では、扉18が閉められると、扉18に設けた真ん中の第2気密部材45が、支持部材31と第1気密部材32との双方に押し当てられるので、より確実に支持部材31および第1気密部材32と扉18との間の気密性を確保できる。
また、フィルタ装置10は、押付機構33を除塵フィルタ12の風上側に設けているため、空気が除塵フィルタ12を押す方向と、押付機構33が除塵フィルタ12を押す方向と、を揃えることができる。このため、フィルタ装置10は、第1気密部材32を確実に圧縮しつつ除塵フィルタ12を支持部材31で支持することができる。
さらに、フィルタ装置10は、接着層34を介して第1気密部材32を支持部材31に取り付けているので、気密部材が設けられていない除塵フィルタ12を装着しても、支持部材31との間での気密性を容易に確保することができる。
フィルタ装置10は、押付機構33の枠部材35に保護片部43を設けている。このため、押付機構33は、枠部材35の収容空間44に設けられる可動部材36や両板ばね37の可動部に塵埃等が付着することを防止できるとともに除塵フィルタ12の交換等を行う使用者等が可動部に触れることを防止でき、可動部や使用者等を保護することができる。特に、実施例1では、扉18を開けた際に露見し得る枠部材35の収容空間44を、上側の制限部材38で隠しているので、可動部への塵埃等の付着や接触をより効果的に防止できる。
したがって、本開示に係るフィルタ装置としての実施例1のフィルタ装置10では、フィルタ(実施例1では除塵フィルタ12)の交換のための扉18を箱体11に設けても空気をフィルタへと導くことができる。
以上、本開示のフィルタ装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施例1では、接着層34を介して第1気密部材32を支持部材31に取り付けていたが、接着層34を介して第1気密部材32を除塵フィルタ12に取り付けてもよく、実施例1の構成に限定されない。このような構成とする場合、枠状の支持部材31を全周に亘り継ぎ目がないものとし、かつ除塵フィルタ12側のフィルタ受面31aを平坦とすることが望ましい。これは、全周に亘り継ぎ目をなくすことで、その継ぎ目から空気が漏れることを防止でき、フィルタ受面31aを平坦とすることで、除塵フィルタ12に取り付けられた第1気密部材32を全周に亘り均一に受けることができることによる。このような構成とすると、気密部材が設けられた除塵フィルタ12を装着しても、支持部材31との間での気密性を容易に確保することができる。
また、実施例1では、押付機構33で第1気密部材32を介して支持部材31に押し付けるとともに扉18に設けた第2気密部材45を第1気密部材32に押し当てる構成を、除塵フィルタ12に適用している。しかしながら、この構成は、NOフィルタ13やプレフィルタ14やその他のフィルタに適用してもよく、除塵フィルタ12を含むそれら複数のフィルタのうちの任意の複数のフィルタに同時に適用してもよく、上記した実施例1の構成に限定されない。
さらに、実施例1では、押付機構33において可動部材36と板ばね37の他端部37bとを上記したように連結していたが、上記した動作を可能とするように可動部材36と他端部37bとを連結するものであればよく、実施例1の構成に限定されない。加えて、押付機構33は、上記した構成とされていたが、第1気密部材32を介してフィルタ(実施例1では除塵フィルタ12)を支持部材31に押し付けるものであればよく、上記した実施例1の構成に限定されない。
実施例1では、第2気密部材45が支持部材31と第1気密部材32との双方に押し当てられるものとしていたが、支持部材31または第1気密部材32の一方のみに押し当てられるものでもよく、実施例1の構成に限定されない。
実施例1では、箱体11の上側の1面(壁)を全域に亘り開口されて出入口部17が形成されていたが、1面が開口されて出入口部17が形成されていればよく、実施例1の構成に限定されない。この場合、第2気密部材45は、第1気密部材32および支持部材31のうち、出入口部17から露見している箇所の全長に亘り接触する大きさとすることで、上記した実施例1と同様の効果を得ることができる。
10 フィルタ装置
11 箱体
12 (フィルタの一例としての)除塵フィルタ
12a 気流通過部
12b (周縁部の一例としての)枠部
17 出入口部
18 扉
31 支持部材
31a フィルタ受面
32 第1気密部材
33 押付機構
36 (可動部の一例としての)可動部材
37 (可動部の一例としての)板ばね
38 (可動部の一例としての)制限部材
43 (保護部の一例としての)保護片部
45 第2気密部材

Claims (6)

  1. 箱体にフィルタが着脱可能に装着されたフィルタ装置であって、
    前記フィルタを出し入れするために前記箱体の1面を開口する出入口部と、
    前記出入口部を開閉可能に閉鎖する扉と、
    前記箱体の内方を風上側と風下側とに仕切るように設けられ、前記フィルタにおける気流通過部を取り囲む周縁部を全周に亘り受けて前記フィルタを支持する支持部材と、
    前記支持部材と前記フィルタとの間で全周に亘り介在される第1気密部材と、
    前記フィルタを前記支持部材へと押し付ける押付機構と、
    前記扉が前記出入口部を閉鎖した状態において、前記第1気密部材における前記出入口部から露見する箇所と全長に亘って接触するように前記扉に設けられた第2気密部材と、を備えることを特徴とするフィルタ装置。
  2. 前記第2気密部材は、前記扉が前記出入口部を閉鎖した状態において、前記支持部材における前記出入口部から露見する箇所と全長に亘って接触するように前記扉に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフィルタ装置。
  3. 前記押付機構は、前記フィルタの風上側に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフィルタ装置。
  4. 前記第1気密部材は、接着層を介して前記支持部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフィルタ装置。
  5. 前記第1気密部材は、接着層を介して前記フィルタに取り付けられ、
    前記支持部材は、全周に亘り継ぎ目がなく、かつ前記フィルタ側のフィルタ受面が平坦であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフィルタ装置。
  6. 前記押付機構は、前記フィルタを押し付ける可動部と、前記可動部を覆う保護部と、を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のフィルタ装置。
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