JPH10266445A - コンクリートスラブの施工方法及びコンクリートスラブ、該コンクリートスラブを持つ構築物 - Google Patents

コンクリートスラブの施工方法及びコンクリートスラブ、該コンクリートスラブを持つ構築物

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JPH10266445A
JPH10266445A JP7822097A JP7822097A JPH10266445A JP H10266445 A JPH10266445 A JP H10266445A JP 7822097 A JP7822097 A JP 7822097A JP 7822097 A JP7822097 A JP 7822097A JP H10266445 A JPH10266445 A JP H10266445A
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JP
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slab
concrete
lightweight filler
lightweight
filler
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Application number
JP7822097A
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English (en)
Inventor
Terumaro Nagai
照麿 永井
Kazuhiro Higa
一博 比嘉
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KENCHIKU SETSUSEI IORI KK
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
KENCHIKU SETSUSEI IORI KK
Sekisui Plastics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート打設前のスラブ型枠の構築を簡
素化することによって、施工効率を大幅に改善する。 【解決手段】 スラブ厚tよりも梁せいDが高くされた
梁1を持つコンクリートスラブ50の施工方法であっ
て、梁せい下面の高さとなる位置にスラブ型枠dを水平
に敷き詰めた後、梁用の配筋3、4を行い、かつ、梁せ
い下面とスラブ下面との段差となる空間を充填すべく、
複数枚の軽量充填材30を前記水平に敷き詰めたスラブ
型枠d上に配置し、必要なスラブ配筋5を行った後、コ
ンクリート30を打設する。コンクリート硬化後にスラ
ブ型枠dを取り外して、作業は終了する。軽量充填材3
0の使用により、スラブ型枠dはすべて水平に設置すれ
ばよく、作業の容易性と安全性が確保される。また、ス
ラブ型枠表面が広い面積の場合でも、従来普通に成形さ
れている軽量充填材を基本的にそのまま用いることがで
き、特別の大きさあるいは形状の軽量充填材を成形する
必要はなく、施工は一層低コスト化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリートスラブ
の施工方法及びその方法により作られるコンクリートス
ラブ、該コンクリートスラブを持つ構築物に関し、特
に、コンクリート打設前のスラブ型枠の構築を簡素化す
ることによって、施工効率を大幅に改善することを可能
としたコンクリートスラブの施工方法及びその方法によ
り作られるコンクリートスラブと構築物に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート造りの建築物における
コンクリートスラブは、図23、図24に示すように、
建物重量を支える柱と柱の間に架けられた梁1と、その
両側に連なるコンクリート床2とが一体となって形成さ
れており、強度設計上、通常、そのスラブ厚tよりも梁
せいDは大きくされ、断面でT型をなしている。施工に
当たっては、先ず、柱の配筋を行い、その4面を柱型枠
aで覆い、次に、該柱型枠aの上端から四方に延びる断
面で上方が開放した凹溝状の梁用型枠bを組み立て、さ
らに、該梁用型枠bの上端縁に沿ってスラブ下面となる
平面型枠cを水平方向に組み付けるようにしている。
【0003】このようにしてスラブ型枠を作った後で、
前記凹溝状の梁用型枠bの内側に梁主筋3、スタラップ
筋4等を設置し、さらに、図示しない適宜のスペーサを
介して平面型枠cから一定距離離れた位置にスラブ筋5
を設置した後、場所打ちコンクリート10を打ち込み、
梁部分1とコンクリート床2とが一体となったコンクリ
ートスラブが構築される。なお、図23において、6は
支保工支柱、7は支保工大引、8は支保工大引7に直交
して配置される根太であり、型枠を支持している。図示
されないが、平面型枠cの下方にも長さの違う支保工支
柱が配置され、型枠の支持を確実としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように現行のコ
ンクリートスラブの施工法では、断面凹溝状をなす梁用
型枠bを施工現場で組み立てることが必要であり、その
施工に長い作業時間を要している。また、構造上、コン
クリート打設時に、梁型枠部分及び平面型枠部分は水分
を多く含んだコンクリートに直接触れるために、型枠素
材である合板の損傷程度も大きく、通常、3〜4回の使
用が限度となっている。また、梁型枠のように断面凹溝
状をなす型枠を加工することは、通常、大きな型枠損料
を伴う。
【0005】さらに、凹溝状の梁用型枠bの内側に梁主
筋3やスタラップ筋4等を設置する作業は、その場所が
幅狭なこと、さらには下方に落ち込んだ部分での作業が
必要なこと等から、長い作業時間を要するばかりでな
く、作業に危険を伴っている。それらのことから、結果
として、型枠施工に要する経費の建築費全体に占める割
合も大きくなっている。
【0006】本発明の目的は、鉄筋コンクリート造りの
建物におけるコンクリートスラブを施工するに際して生
じている上記のような不都合を解消したコンクリートス
ラブの施工方法を提供することにあり、より具体的に
は、施工後のコンクリートスラブの設計強度等になんら
影響を与えることなく、コンクリートスラブ型枠の施工
のみをきわめて簡素化し、それにより、作業の安全性と
作業時間の短縮を可能とするコンクリートスラブの施工
方法を提供することにある。また、本発明の他の目的
は、そのような施工方法による構築されるコンクリート
スラブを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明によるコンクリートスラブの施工方法は、ス
ラブ厚よりも梁せいが高くされた梁を持つコンクリート
スラブの施工方法であって、梁せい下面の高さとなる位
置にスラブ型枠を水平に敷き詰めた後、梁用の配筋を行
い、かつ、梁せい下面とスラブ下面との段差となる空間
を充填すべく複数枚の軽量充填材を前記水平に敷き詰め
たスラブ型枠上に配置し、必要なスラブ配筋を行った
後、コンクリートを打設することを特徴とする。
【0008】前記軽量充填材としては、軽量でありまた
打設されるコンクリートによって圧壊しないことが必要
とされるが、発泡ポリスチレンのような合成樹脂発泡成
形品が最も好適に用いられる。軽量充填材の材質として
は、軽量部材であれば特に限定されるものではないが、
合成樹脂発泡成形品としては、他にエチレン系樹脂、プ
ロピレン系樹脂等からなる発泡成形品等を使用すること
も可能である。
【0009】本発明の方法によれば、施工に際して、梁
せい下面とスラブ下面との段差となる空間には好ましく
は合成樹脂発泡材である複数枚の軽量充填材が配置さ
れ、梁の横幅は該軽量充填材の側面によって規制され
る。そのために、従来のように、梁用型枠として断面凹
溝状の型枠を組み立てることなく、梁せい下面の高さと
なる位置に単に水平状態にスラブ型枠を敷き詰めるだけ
で、所望の形状のコンクリート打設空間を得ることがで
きる。それにより、スラブ型枠の設置作業がきわめて容
易になり、短時間で作業を終えることができる。
【0010】実際の施工に際しては、梁せい下面の高さ
となる位置に水平状態にスラブ型枠を敷き詰め、その後
で、梁用の配筋を行い、さらに、前記した軽量充填材の
配置を行うようにする。それにより、梁用の配筋作業は
平坦な平面上での組み立て作業となり、作業自体の安全
性が向上すると共に、作業時間も短縮される。
【0011】好ましくは、複数枚の軽量充填材を前記水
平に敷き詰めたスラブ型枠上に配置するに際して、軽量
充填材をスラブ型枠に固定するための固定具を用いる。
それにより、作業時やコンクリート打設時での軽量充填
材の不用意な移動を阻止することができ、作業が迅速化
すると共に均質なコンクリートスラブを構築することが
可能となる。
【0012】複数枚の軽量充填材を前記水平に敷き詰め
たスラブ型枠上に配置した後に、スラブ配筋を行いコン
クリートを打設する。本発明による施工方法による場合
には、スラブ型枠表面の大部分は複数枚の軽量充填材に
より覆われており、打設コンクリートと直接接触しな
い。そのために、型枠素材である合板等の寿命を延ばす
ことができ、転用回数を大幅に増やすことが可能とな
る。また、断面が凹溝状をなすような複雑な形状部分が
なく、型枠素材として合板のような材料をとくに加工す
ることなくそのまま使用できることから、型枠素材の損
料も大きく低減することができる。また、スラブ型枠表
面を複数枚(2枚以上の多数枚であれば、初期の目的は
達成される)の軽量充填材により覆うようにしたので、
スラブ型枠表面が広い面積の場合でも、従来普通に成形
されている軽量充填材を基本的にそのまま用いることが
でき、特別の大きさあるいは形状の軽量充填材を成形す
る必要はなく、施工は一層低コスト化される。
【0013】コンクリート打設後、数週間コンクリート
の養生を行い、コンクリート強度の出るのを待ち、型枠
を取り外す。それにより、本発明によるコンクリートス
ラブの施工は終了する。必要に応じて、型枠を取り外し
た後に、全部のあるいは一部の軽量充填材を除去するこ
ともできる。その場合には、打設コンクリートと軽量充
填材と離型性を高めるために、軽量充填材に例えばパラ
フィン系の離型剤を塗布する等の処理を予め施しておく
ことが望ましい。また、スラブ配筋を行うに際して、ス
ラブ配筋が軽量充填材に接触しないように、軽量充填材
とスラブ配筋との間にスペーサを配置することは好まし
い態様である。
【0014】本発明の施工方法においては複数枚の軽量
充填材を用いるので、各軽量充填材は、そのすべての側
面が打設コンクリートに対する接触面とはならず、軽量
充填材同志が対向する側面が生じる。そのために、軽量
充填材のすべての側面がコンクリートに接している場合
と比較してコンクリートに対する付着力が低下する。通
常、施工後にスラブ型枠を取り外しても、軽量充填材は
コンクリートとの付着力により安定して前記空間部分に
保持されるが、大地震等により予期せぬ負荷や歪みがコ
ンクリートスラブに加わったときに、そのような軽量充
填材とコンクリートとの付着力が不足する場合が生じる
可能性がある。
【0015】それを担保するために、軽量充填材とし
て、軽量充填材同志が対向する側面部分に対向面間の相
対移動を抑制するための手段が施されたものを用いるこ
とは好ましい態様である。その手段は任意であるが、互
いに摩擦係合し得る凹溝と凸条とを互いの側面に形成す
る等の手段であってよい。
【0016】さらに、軽量充填材として、上面、側面等
コンクリートへの付着面部に、コンクリート打設時に打
設コンクリート内に埋め込まれることとなる保持部材を
設ける方法、上面、側面等コンクリートへの付着面部に
凹部及び/又は凸部の片方又は双方によるコンクリート
への接合部を付加的に形成したものを用いる方法、等
も、空間部分に軽量充填材を安定して保持するのに有効
な方法である。
【0017】前者の態様では、コンクリート打設後に、
該保持部材がコンクリート内にくい込んだ状態となるこ
とから、軽量充填材は、その表面とコンクリートとの付
着力に加えて、保持部材とコンクリートと間の止着力に
よっても保持されるので、コンクリートに対して一層安
定して保持される。また、後者の態様では、形成される
凹部及び/又は凸部によって軽量充填材の表面積が増加
し、その分コンクリートとの付着力は増大する。凹部及
び/又は凸部の形状をその内部にコンクリートが侵入・
硬化することにより楔効果がでるような形状にする場合
には、付着力の増大と楔効果とにより、さらに、保持力
は向上する。前者の方法と後者の方法とを同時に用いる
ことも可能である。前記凹部及び/又は凸部の形状の表
面をさらに凹凸状とすることにより、保持力を一層高め
ることもできる。
【0018】本発明のコンクリートスラブの施工方法に
おいて、前記梁せい下面とスラブ下面との段差となる空
間の全面積に複数枚の軽量充填材を充填することは施工
効率の改善の観点から最も好ましいことであるが、施工
対象構築物によっては、前記空間の一部のみに本発明の
施工方法により軽量充填材を充填するようにしてもよ
い。ただし、その場合には、軽量充填材を充填しない部
分を区画するための型枠施工が必要となる。また、場合
によっては、同一空間内において、厚みのことなる軽量
充填材を充填するようにしてもよい。その場合には、水
平に敷き詰めたスラブ型枠における該薄い軽量充填材が
配置されることとなる部分には予め取り外し可能な嵩上
げ材を配置しておくことが必要となる。
【0019】本発明のコンクリートスラブの施工方法に
よるコンクリートスラブを持つ構築物にあっては、施工
の容易性に加えて、軽量充填材が断熱材としての機能も
奏することから、断熱性に富んだ構築物が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
よるコンクリートスラブの施工方法及びコンクリートス
ラブの好ましい実施の形態を説明する。
【0021】施工に当たって、先ず、従来どおりに基礎
工事を行い、基礎上に建築重量を支える柱40(図9)
の主筋11や帯筋12を組み立てる。柱の配筋が済んだ
後、その周囲を所定のかぶりが取れるようにして工場等
で作られた柱型枠aで覆う。次に、建物のスラブ50
(図9)の下面となる領域の全域に、同じ高さの支保工
支柱6を所要の間隔で地盤より立て、その上に支保工大
引7を90cm程度の間隔で一方向に配置し、さらにそ
の上に、根太8を30〜45cm程度の間隔で前記支保
工大引7と直交する方向に配置する。その際に、前記根
太8の上面高さが、構築する建物の梁(大梁)1の梁せ
い下面の高さとほぼ一致する位置となるように、支保工
支柱6、支保工大引7、及び根太8の寸法を調整してお
く。
【0022】上記の作業が終了した後、建造物のスラブ
下面となる領域の全域にわたり、該根太8の上に、スラ
ブ型枠dを敷き詰めていく(図1参照)。図2は、前記
のようにして施工された柱型枠bとスラブ型枠dの概要
を説明する図であり、スラブ型枠dは全体として平面状
である。
【0023】次に、梁1が構築されるべき位置に、大梁
主筋3やスタラップ筋4を配筋する(図3参照)。大梁
主筋3やスタラップ筋4も柱と同様、建物に作用する負
荷に対応するように、建物の規模に合わせて本数が定め
られる。この配筋作業は、平面状であるスラブ型枠d上
で行うことができ、作業の容易性と安全性がもたらされ
る。なお、図において、20はコンクリートを流し込ん
だ時の実際の大梁断面となる範囲を示している。
【0024】大梁配筋の終了後、前記大梁断面範囲20
を除いたスラブ下面全体に多数枚の軽量充填材30を配
置する(図4参照、なお、図示の都合上、ここでは多数
枚の軽量充填材を一枚のものとして示している。以下の
図5〜図7においても同じである)。軽量充填材30は
好ましくは発泡スチロールのような合成樹脂発泡材が用
いられる。それぞれの軽量充填材30の高さは、大梁1
の梁せい下面とスラブ50の下面との段差分の高さとさ
れる。配置する際に、作業中あるいはコンクリート打設
時に、それぞれの軽量充填材30が不用意に移動するの
を防ぐために、例えば棒状体である固定具31をスラブ
型枠dに予め打ち込んでおき、その上から軽量充填材3
0を押し付けるようにして配置することは好ましい。固
定具31に代えあるいは固定具31と共に、接着剤を用
いてスラブ型枠dの表面に軽量充填材30を定着するこ
とも有効である。固定具31として、図8(a)に示す
ように、平板状の基板31bの周囲に上下に突き刺し歯
32cを有する固定具32bを用いることもできる。こ
の際に、釘等で基板31bをスラブ型枠dに定着する場
合には、上方のみに突き刺し歯32cを持つものであっ
てもよい。
【0025】多数枚の軽量充填材30の配置を終えた
後、実際のコンクリートスラブとなるスラブの配筋を行
う(図5参照)。スラブ筋5の本数や配置形態は、従来
法による場合のスラブ配筋と同様であってよい。ただ
し、スラブ筋5を一定間隔で配置し、かつ柱や大梁と同
様に一定のかぶりを確保することが必要とされるので、
好ましくは、軽量充填材30の上面の所要位置に図8
(b)、(c)に示すようなかぶり確保用のスペーサ3
2、33を配置し、スラブ筋5が軽量充填材30に接触
するのを防止する。なお、図8(b)、(c)におい
て、32a、33aは基板であり、該基板上にスラブ筋
5を支持するための支持体32b、33bが固着されて
いる。
【0026】柱40、大梁1、スラブ50の配筋作業が
すべて終了した時点で、コンクリート10の打設を行う
(図6参照)。コンクリートの打設も従来法による場合
と同様であってよい。コンクリート打設終了後、コンク
リートが固結する間、3〜4週間コンクリートの養生を
行い、コンクリートの強度が出るのを待ち、所定強度が
得られたことを確認して、スラブ型枠dと柱型枠aを取
り外す(図7参照)。これにより、コンクリートスラブ
の施工はすべて終了し、建物重量を支える柱40、40
の間に架けられた梁1と、その両側に連なるコンクリー
ト床2とが一体となったコンクリートスラブ50が得ら
れる。
【0027】図9、図10は、実際の建物におけるコン
クリートスラブ50の施工時における、本発明による施
工法における床断面(図9)と従来法による床断面(図
10)を示すものであり、従来法による場合には、大梁
用の断面凹溝状の梁用型枠bと該梁用型枠bの間を繋ぐ
水平型枠cとを必要としていたものが、本発明による施
工法では、図示のように、コンクリートスラブ50の下
面全体に水平状態のスラブ型枠dを配置するのみであ
り、型枠作業が大幅に簡素化されることがわかる。ま
た、スラブ型枠dは、大梁1の下面部分を除いて多数枚
の軽量充填材30(ここでは、それぞれを30a、30
aとして図示している)によって覆われており、打設コ
ンクリート10に直接接しない。そのために、スラブ型
枠dがコンクリートの水分により棄損されるのは回避さ
れる。また、軽量充填材30により、高い断熱性が得ら
れる。
【0028】次に、多数枚の軽量充填材を水平に敷き詰
めたスラブ型枠d上に敷き詰める場合の具体的態様につ
いて説明する。図11、図12は、上面及び4側面が平
坦な方形状の軽量充填材30aを多数枚敷き詰める例で
あり、図11では、配置後の各軽量充填材30aの安定
を図る目的で、各軽量充填材30a同志が対向する面3
0b、30cに粘着テープ30dを貼り付けている。図
12では、同じ目的から、対向面30b、30cに図8
(a)に示す固定具31を適宜の間隔で打ち込んでい
る。これにより、スラブ型枠dの上に配置した多数枚の
軽量充填材30aをコンクリート打設まで安定的に保持
することができる。特に、粘着テープ30dを貼り付け
る場合には、接触する面30b、30cから打設コンク
リートのノロが浸入するのを防止することができる利点
がある。また、固定具31と粘着テープ30dの双方を
同時に用いてもよい。もちろん、所定の保持力が得られ
る場合には、粘着テープ30dや固定具31を用いる必
要はない。
【0029】多数枚の軽量充填材30aを敷き詰める場
合、図11、図12に示すように、各軽量充填材30a
同志が対向する面30b、30cは打設したコンクリー
トに接しないので、4側面のすべてがコンクリートに接
する場合と比較して、側面でのコンクリートに対する付
着力が低くなる。場合によっては、4側面のすべてが打
設コンクリートに接しない軽量充填材30aも存在す
る。前記した固定具31や粘着テープ30dは、軽量充
填材30a同志が対向する側面30b、30c部分を互
いに連結することにより、対向面間の相対移動を抑制
し、それにより、軽量充填材30aとコンクリートとの
付着力不足により不安定さを回避する機能をも奏してい
る。
【0030】図13、図14は、コンクリートとの付着
力不足を担保する目的で、各軽量充填材30a同志が対
向する側面30b、30c部分に対向面間の相対移動を
抑制するための手段が施された軽量充填材30aを用い
るいくつかの例を示している。図13では、前記抑制手
段として、二つの側面に凸条100を形成し、他の二つ
の側面に該凸条100に摩擦係合する凹溝101をそれ
ぞれ形成した軽量充填材30aを用いており、水平に敷
き詰めたスラブ型枠d上に、凸条100と凹溝101と
を嵌合した状態で配置している。これにより、各軽量充
填材30a同志が対向する側面30b、30c部分の摩
擦力が増大して対向面間の相対移動は抑制され、結果と
して、軽量充填材30a全体は打設コンクリートに安定
して保持される。
【0031】図14は、各軽量充填材30aの一つの側
面に雄実102を、対向する側面に雌実103を形成し
た例であり、この場合も対向面がいわゆる実係合となる
ことから、同様な効果がもたらされる。実加工がされな
い面同志は例えば図8(a)に示す固定具31により連
結してもよく、粘着テープを貼り付けてもよい。もちろ
ん4側面に実加工を施してもよい。
【0032】図15は、各軽量充填材30aの4側面を
内方に向けて傾斜させ、断面で台形状となるようにした
軽量充填材30aを用いる例である。図15(a)に示
すように、水平に敷き詰めたスラブ型枠d上に、この軽
量充填材30aを底辺側が接するようにして多数枚配置
し、必要に応じて棒状のカスガイ105あるいは図8
(a)に示す固定具31により上辺部分を連結する。そ
の後に、コンクリート10を打設すると、図15(b)
に示すように、コンクリート10は対向する側面同志の
間に形成される空所S内に入り込み、多数の軽量充填材
30aを相接して配置したものでありながら、実質的に
その4側面を打設コンクリート10に接触させることが
でき、結果として、軽量充填材30a全体は打設コンク
リート10により安定して保持される。
【0033】図15に示す形状の軽量充填材30aを用
いる場合に、打設コンクリート10は前記空所Sを通っ
てスラブ下面まで達する。そのために、軽量充填材30
aの持つ断熱性が破壊される恐れがある。図16は断熱
破壊が生じないようにした例であり、ここでは、軽量充
填材30aの4側面の上面に近い箇所のみを傾斜面30
eとしている。この場合には、各軽量充填材30aは、
上方に形成される空所Saに打設コンクリート10が入
り込むことにより安定した保持が確保される一方におい
て、4側面の下方部分30fにおいて互いに衝接してい
るので、断熱破壊が生じることはない。
【0034】図17は、軽量充填材30aを打設コンク
リート10に一層安定して保持させるための他の例を示
している。この例では、軽量充填材30aが打設コンク
リート10に接することとなる側面に、偏平な頭部11
0を持つ釘状の保持部材111を所要本数差し込んでい
る。この状態で軽量充填材30aを水平に敷き詰めたス
ラブ型枠d上に配置し、コンクリート10を打設する
と、図17(b)に示すように、該保持部材111は打
設コンクリート10内に埋め込まれた状態となり、軽量
充填材30aはコンクリート10に一層安定した状態で
保持される。なお、このような保持部材111は一枚の
軽量充填材30を用いて梁せい下面とスラブ下面との段
差となる空間を充填する場合であっても適用可能であ
る。保持部材111はこれに限らず、打設コンクリート
内に埋め込まれる形状のものであれば任意である。
【0035】図18〜図22は、各軽量充填材30aを
打設コンクリートに一層安定して保持させるための他の
例を示している。この例では、軽量充填材30aが打設
コンクリートに接することとなる面(上面、側面)に凹
部、凸部、あるいはその双方を形成してコンクリートと
の接触面積を大きくし、それにより、コンクリートへの
付着力を向上させている。
【0036】図18では、各軽量充填材30aの上面に
柱状突起120と柱状窪み121とを点状に多数一体成
形しており、図19では、細長い突起130と細長い窪
み131とをやはり多数一体成形している。このような
突起と窪みとにより、軽量充填材30aの上面と打設コ
ンクリート10との接触面積が増大し、付着力は向上す
る。また、図20では、軽量充填材30aの上面に凹状
溝140を多数形成しており、図20(a)では一方向
にのみ、図20(b)では直交方向する二方向にそれぞ
れ形成している。この場合も、同様にコンクリートとの
付着力は向上する。いずれの場合であっても、突起や窪
みあるいは凹条等の断面形状を台形として、打設コンク
リートとの間に楔効果を生じさせることは一層効果的で
ある。さらに、図18、図19の場合に、突起と窪みと
によらずに、突起のみあるいは窪みのみを形成してもよ
く、また、図20のように凹状溝によらずに凸状溝であ
ってもよい。また、突起や窪みあるいは凹状溝や凸状溝
の表面にさらに凹凸を形成してもよい。要は、軽量充填
材の上面と打設コンクリートとの接触面積を増加させる
凹部あるいは凸部であればよく、形状は問われない。軽
量充填材30aを合成樹脂発泡体で成形する場合には、
その表面をニクロム線カッターやバンドソー等で薄くカ
ットすることによりあるいはサンドペーパーで表面処理
すること等により、表面に微細な凹凸が形成されるの
で、このような手段も有効である。
【0037】図21、図22は、各軽量充填材30aが
打設コンクリートと接することとなる側面に凹凸を形成
して打設コンクリートとの接触面積を増加させる場合の
例であり、図21では、縦方向に多数の断面コ字状であ
る突条150を形成しており、図22では、断面楕円形
状である突条151を多数形成している。いずれの場合
でも、側面が平坦な場合と比較して、軽量充填材30a
の側面と打設コンクリート10との接触面積が増大し、
付着力は向上する。なお、この場合も、打設コンクリー
トとの接触面積を増加させる凸条あるいは凹条であれば
よく、形状は問われない。また、図示のように断面を楔
作用を持つ形状に形成することにより、コンクリートス
ラブの横方向の不規則移動に対する安定性はさらに向上
する。さらに、凹条や凸条の表面にさらに凹凸を形成し
てもよい。
【0038】さらに、図18〜図22には多数枚の軽量
充填材を敷き詰める場合の単位板としての軽量充填材3
0aについて説明したが、このような技術手段は、梁せ
い下面とスラブ下面との段差となる空間を一枚の軽量充
填材30により充填する場合に用いる該一枚の軽量充填
材にも適用可能である。
【0039】本発明の施工方法において、軽量充填材は
軽量物であり、軽量充填材の使用が建物の設計重量に変
更を与えることはない。そのために、コンクリートスラ
ブの強度設計等は従来法による場合と同様に行うことが
できる。また、軽量充填材は断熱材としての機能も有し
ており、寒冷地等で行われる断熱施工を一部省略するこ
とも可能となる。また、天井高さを高く取りたい等の要
請がある場合には、コンクリートスラブの施工終了後
に、軽量充填材を取り外すことも可能である。その場合
には、打設コンクリートと軽量充填材との離型性を良く
するために、軽量充填材表面に例えばパラフィン系の離
型剤を塗布する等の処理が施される。また、図示しない
が、当初から軽量充填材を取り外すことを予定する場合
には、軽量充填材を成形する際に、表面を曲面状とした
りあるいは凹凸模様を設けるようにすることにより、施
工後のスラブ下面を意匠性の高いものとすることもでき
る。
【0040】なお、上記の説明では、型枠施工の後で柱
40、梁1、スラブ50の全部に対してコンクリートを
同時に打設するようにしているが、柱型枠a内へのコン
クリートの侵入を確実にするために、図1に示した状態
で、すなわち、スラブ型枠dの施工が終わった時点で、
柱型枠a内にコンクリートを打設する施工法を取ること
も可能である。
【0041】
【発明の効果】上記のとおりであり、本発明によれば、
施工後のコンクリートスラブの強度等になんら影響を与
えることなく、コンクリートスラブ型枠の施工をきわめ
て簡素化することができ、作業の安全性と作業時間の短
縮を図ることができる。また、スラブ型枠表面の大部分
は多数枚の軽量充填材により覆われており、打設コンク
リートと直接接触しないために、型枠素材である合板等
の寿命を延ばすことができる。さらに、断面が凹溝状を
なすような複雑な形状部分がなく、型枠素材の損料も大
きく低減することができる。
【0042】また、スラブ型枠表面を複数枚の軽量充填
材により覆うようにしたので、スラブ型枠表面が広い面
積の場合でも、従来普通に成形されている軽量充填材を
基本的にそのまま用いることができ、特別の大きさある
いは形状の軽量充填材を成形する必要はなく、施工は一
層低コスト化される。
【0043】さらに、本発明のコンクリートスラブの施
工方法によるコンクリートスラブを持つ構築物にあって
は、施工の容易性に加えて、軽量充填材が断熱材として
の機能も奏することから、断熱性に富んだ構築物が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンクリートスラブの施工方法で
の最初の工程を説明する図。
【図2】本発明によるコンクリートスラブの施工方法に
用いられるスラブ型枠の概要を説明する図。
【図3】本発明によるコンクリートスラブの施工方法で
の次の工程を説明する図。
【図4】本発明によるコンクリートスラブの施工方法で
のさらに次の工程を説明する図。
【図5】本発明によるコンクリートスラブの施工方法で
のさらに次の工程を説明する図。
【図6】本発明によるコンクリートスラブの施工方法で
のさらに次の工程を説明する図。
【図7】本発明によるコンクリートスラブの施工方法で
の施工完了時点での形態を説明する図。
【図8】軽量充填材をスラブ型枠に固定するための固定
具の一例(a)と、スラブ筋を支持するための支持体を
説明する図(b)、(c)。
【図9】本発明でのコンクリートスラブの施工方法によ
る床断面を説明する図。
【図10】従来工法でのコンクリートスラブの施工方法
による床断面を説明する図。
【図11】スラブ型枠上に多数枚の軽量充填材を敷き詰
める具体的例を説明する図。
【図12】スラブ型枠上に多数枚の軽量充填材を敷き詰
める他の具体例を説明する図。
【図13】スラブ型枠上に多数枚の軽量充填材を敷き詰
めるさらに他の具体例を他の例を説明する図。
【図14】スラブ型枠上に多数枚の軽量充填材を敷き詰
めるさらに他の具体例を説明する図。
【図15】スラブ型枠上に多数枚の軽量充填材を敷き詰
めるさらに他の具体例を説明する図。
【図16】スラブ型枠上に多数枚の軽量充填材を敷き詰
めるさらに他の具体例を説明する図。
【図17】スラブ型枠上に多数枚の軽量充填材を敷き詰
めるさらに他の具体例を説明する図。
【図18】軽量充填材の他の例を説明する斜視図。
【図19】軽量充填材のさらに他の例を説明する斜視
図。
【図20】軽量充填材のさらに他の例を説明する斜視
図。
【図21】軽量充填材のさらに他の例を説明する斜視
図。
【図22】軽量充填材のさらに他の例を説明する斜視
図。
【図23】従来工法によるコンクリートスラブ施工を説
明する図。
【図24】従来工法によるコンクリートスラブ施工に用
いられる型枠の概要を説明する図。
【符号の説明】
1…梁、2…コンクリート床、3…梁主筋、4…スタラ
ップ筋、5…スラブ筋5、6…支保工支柱、7…支保工
大引、9…根太、10…打設コンクリート、11…柱主
筋、12…柱帯筋、20…コンクリートを流し込んだ時
の実際の大梁断面となる範囲、30…軽量充填材、30
a…個々の軽量充填材、31…軽量充填材固定具、3
2、33…かぶり確保用のスペーサ、40…柱、50…
コンクリートスラブ、a…柱型枠、b…梁型枠、c…水
平型枠、d…スラブ型枠、D…梁せい、t…スラブ厚

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラブ厚よりも梁せいが高くされた梁を
    持つコンクリートスラブの施工方法であって、梁せい下
    面の高さとなる位置にスラブ型枠を水平に敷き詰めた
    後、梁用の配筋を行い、かつ、梁せい下面とスラブ下面
    との段差となる空間を充填すべく複数枚の軽量充填材を
    前記水平に敷き詰めたスラブ型枠上に配置し、必要なス
    ラブ配筋を行った後、コンクリートを打設することを特
    徴とするコンクリートスラブの施工方法。
  2. 【請求項2】 軽量充填材として、軽量充填材同志が対
    向する側面部分に対向面間の相対移動を抑制するための
    手段が施された軽量充填材を用いることを特徴する請求
    項1記載のコンクリートスラブの施工方法。
  3. 【請求項3】 軽量充填材として、上面、側面等コンク
    リートへの付着面部にコンクリート打設時に打設コンク
    リート内に埋め込まれる保持部材を持つ軽量充填材を用
    いることを特徴とする請求項1又は2記載のコンクリー
    トスラブの施工方法。
  4. 【請求項4】 軽量充填材として、上面、側面等コンク
    リートへの付着面部に凹部及び/又は凸部の片方又は双
    方によるコンクリートへの接合部を持つ軽量充填材を用
    いることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の
    コンクリートスラブの施工方法。
  5. 【請求項5】 軽量充填材を前記水平に敷き詰めたスラ
    ブ型枠上に配置するに際して、軽量充填材をスラブ型枠
    に固定するための固定具を用いることを特徴とする請求
    項1ないし4いずれか記載のコンクリートスラブの施工
    方法。
  6. 【請求項6】 スラブ配筋を行うに際して、スラブ配筋
    が軽量充填材に接触しないように、軽量充填材とスラブ
    配筋との間にスペーサを配置することを特徴とする請求
    項1ないし4いずれか記載のコンクリートスラブの施工
    方法。
  7. 【請求項7】 軽量充填材として合成樹脂発泡材を用い
    ることを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載のコ
    ンクリートスラブの施工方法。
  8. 【請求項8】 梁せい下面とスラブ下面との段差により
    形成される空間に合成樹脂発泡材からなる複数枚の軽量
    充填材が充填されていることを特徴とするコンクリート
    スラブ。
  9. 【請求項9】 梁せい下面とスラブ下面との段差により
    形成される空間に合成樹脂発泡材からなる複数枚の軽量
    充填材が充填されたコンクリートスラブを持つ構築物。
JP7822097A 1997-03-28 1997-03-28 コンクリートスラブの施工方法及びコンクリートスラブ、該コンクリートスラブを持つ構築物 Pending JPH10266445A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102348264B1 (ko) * 2020-12-16 2022-01-07 한국건설기술연구원 층간소음 저감을 위한 보 형식 바닥구조 및 시공방법

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KR102348264B1 (ko) * 2020-12-16 2022-01-07 한국건설기술연구원 층간소음 저감을 위한 보 형식 바닥구조 및 시공방법

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