JPH10219706A - 土間床用断熱ユニット、土間床断熱工法及び土間床断熱構造 - Google Patents

土間床用断熱ユニット、土間床断熱工法及び土間床断熱構造

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JPH10219706A
JPH10219706A JP2860497A JP2860497A JPH10219706A JP H10219706 A JPH10219706 A JP H10219706A JP 2860497 A JP2860497 A JP 2860497A JP 2860497 A JP2860497 A JP 2860497A JP H10219706 A JPH10219706 A JP H10219706A
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floor
heat insulating
foundation beam
heat
insulation
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JP2860497A
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Norimasa Mihara
典正 三原
Isamu Nozaki
勇 野崎
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Dow Kakoh KK
Original Assignee
Dow Kakoh KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高断熱の土間床構造をより短期間で施工でき
るようにする。 【解決手段】 土間床外周部の基礎梁部分の型枠とし
て、基礎梁の両側面の型枠となる高さの異なる2種類の
側面断熱パネル12a,12bと、基礎梁の底面の型枠
となる底面パネル11とが一体化された断熱ユニットA
を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外周部分が基礎梁
で囲まれ、その内側上部に基礎スラブが形成される土間
床の断熱施工技術に関し、特にかかる土間床断熱施工に
適用される断熱ユニット、土間床断熱工法、更には土間
床断熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より木造住宅においては、高断熱・
高気密性を確保し、耐久性及び住環境を向上させるため
に様々な対応が取られている。例えば、寒冷地住宅の基
礎に関しては、床下空間の無い土間床構造とし、さらに
断熱材を施工する土間床断熱工法が多用されるようにな
ってきた。
【0003】従来の土間床断熱工法においては、図28
に示されるように、基礎梁172の外側に断熱材173
を施工する、あるいは更に基礎スラブ177の底面にも
断熱材176を施工するのが一般的である。
【0004】図28に示したような土間床断熱構造の施
工手順を簡単に説明すると、先ず、フーチング171部
分の配筋をしてコンクリートを打設する。次に、基礎梁
172部分の配筋をし、断熱材173を基礎梁172の
型枠の内側に設置してコンクリートを打設する。コンク
リートの硬化後に型枠を取り外すと、断熱材173と基
礎梁172が接着され一体となる。次に、基礎梁172
で囲まれた土間部分に盛土や割り栗石174を敷設し、
かかる土間部分を所定の高さに突き固めた後、プラスチ
ックフィルム等からなる防湿層175及び断熱材176
を順次敷設する。次に、基礎スラブ177部分の配筋を
してコンクリートを打設する。最後に、基礎梁172及
び基礎スラブ177の上面を均しモルタル178で仕上
げる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の土間床断熱工法では、上述のようにコンクリートの
打設を3回に分けて行う必要があり(フーチング171
部分と基礎梁172部分のコンクリートを同時に打設し
たとしても2回に分けて行う必要がある。)、施工に多
大な手間と日数がかかるという問題があった。
【0006】また、基礎梁172部分と基礎スラブ(土
間床)177部分とは、別々に配筋・コンクリート打ち
が為されるため、これらの境界部分では配筋が不連続と
なり、一体構造と見なされないという構造的な欠点もあ
った。このため、基礎梁172部分の構造的な安定性を
高めるために、フーチング171が必須となっていた。
【0007】さらには、基礎梁172の外側と基礎スラ
ブ177の底面には断熱材が施工されているものの、フ
ーチング171部分や基礎梁172の内側には断熱材が
施工されず、基礎と地盤は完全には熱的に遮断されてい
なかったため、熱的損失が大きかった。
【0008】本発明は、上記事情を鑑み、構造的に一体
で且つ高断熱の土間床をより短期間で施工し得る施工技
術の提供を目的とし、特にかかる土間床断熱施工に適用
される断熱ユニット、土間床断熱工法、更には土間床断
熱構造の提供を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく成
された本発明の構成は、以下の通りである。
【0010】すなわち、本発明第1は、土間床の基礎梁
部分の断熱施工に用いられる型枠兼用の断熱ユニットで
あって、基礎梁の両側面の型枠となる側面断熱パネル
と、基礎梁の底面の型枠となる底面パネルとが一体化さ
れていることを特徴とする土間床用断熱ユニットにあ
る。
【0011】また、本発明第2は、土間床の基礎梁部分
の断熱施工に際し、高さの異なる2種類の側面断熱パネ
ルを用いた本発明第1の土間床用断熱ユニットを、低い
方の側面断熱パネルを内側にして連続配置し、土間床外
周部の基礎梁部分の型枠を構成することを特徴とする土
間床断熱工法にある。
【0012】本発明第2の土間床断熱工法において、土
間床内部にも基礎梁を設ける場合には、高さの同じ側面
断熱パネルを用いた本発明第1の土間床用断熱ユニット
を、土間床外周部の基礎梁部分の型枠に連続するように
配置して、土間床内部の基礎梁の型枠を構成する。ま
た、本発明第2の土間床断熱工法においては、上記のよ
うにして連続配置された土間床用断熱ユニットで仕切ら
れた土間床部分に断熱材を敷設することが好ましい。
【0013】さらに、本発明第3は、少なくとも外周部
に基礎梁を有する土間床の断熱構造であって、該基礎梁
の両側面及び土間床底面に断熱材が施工されており、且
つ、基礎梁底面にはプラスチック成形体、低発泡プラス
チック成形体、高発泡プラスチック成形体、ALC板、
発泡コンクリートのいずれかの材料が前記断熱材と連続
して施工されていることを特徴とする土間床断熱構造に
ある。
【0014】本発明第3の土間床断熱構造では、基礎梁
部分と土間床部分配筋が連続していることが好ましく、
かかる配筋の連続性は、基礎梁部分の型枠として前記本
発明第1の土間床用断熱ユニットを用いることにより、
容易に実現できるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の土間床用断熱ユニット
(以下、「断熱ユニット」と記す)は、土間床外周部の
基礎梁(以下、「基礎梁」と記す)若しくは土間床内部
の基礎梁(以下、「地中梁」と記す)の型枠として兼用
されるものであり、基本的には、梁底面部分の型枠とな
る底面パネルと、梁の両側面部分の型枠となる側面断熱
パネルとで構成される。
【0016】図1〜図8に本発明の断熱ユニットを例示
する。これらの図において、11は底面パネル、12a
及び12bは側面断熱パネルである。なお、側面断熱パ
ネル12aと12bは高さが異なり、側面断熱パネル1
2aの方が高いものである。図1及び図2は直線部分の
型枠として用いられる断熱ユニットの例である。図1の
断熱ユニットAは、互いに高さの異なる側面断熱パネル
12a及び12bを有するもので、基礎梁の型枠として
用いられる。かかる断熱ユニットAは、詳しくは後述す
るが、高い方のパネル12aが基礎梁の外側の型枠、低
い方のパネル12bが基礎梁の内側の型枠となるように
配設されるものである。一方、図2の断熱ユニットB
は、同じ高さの2つの側面断熱パネル12bを有するも
ので、詳しくは後述するが、地中梁の型枠として用いら
れる。
【0017】図3及び図4はコーナー部分の型枠として
用いられる断熱ユニットの例であり、図3の断熱ユニッ
トCは基礎梁の出隅部分の型枠、図4の断熱ユニットD
は基礎梁の入隅部分の型枠として用いられる。かかる断
熱ユニットC及びDも、詳しくは後述するが、前記と同
様に高い方のパネル12aが基礎梁の外側の型枠、低い
方のパネル12bが基礎梁の内側の型枠となるように配
設されるものである。図5及び図6は梁が十文字に交差
する部分の型枠として用いられる断熱ユニットの例であ
り、図5の断熱ユニットEは、基礎梁の入隅部において
基礎梁と地中梁が交差する部分の型枠として用いられ、
図6の断熱ユニットFは、地中梁同士が交差する部分の
型枠として用いられるものである。
【0018】図7及び図8は梁がT字状に交差する部分
の型枠として用いられる断熱ユニットの例であり、図7
の断熱ユニットGは、基礎梁と地中梁がT字状に交差す
る部分の型枠として用いられ、図8の断熱ユニットH
は、地中梁同士がT字状に交差する部分の型枠として用
いられるものである。
【0019】底面パネル11の材料としては、切削,折
り曲げ若しくは成形可能なものであれば特に限定されな
いが、プラスチック成形体、低発泡プラスチック成形
体、高発泡プラスチック成形体、ALC板、発泡コンク
リートが好ましく、特に好ましくは強度的に優れ且つ断
熱性を有するプラスチック成形体又は低発泡プラスチッ
ク成形体を用いることができる。
【0020】側面断熱パネル12a,12bの材料とし
ては、断熱性に優れ、保水性が無く、耐久性にも優れた
ものが望ましい。具体的には、例えばポリスチレン発泡
板,ポリエチレン発泡板,ポリウレタン発泡板,フェノ
ール発泡板等の合成樹脂発泡板を用いることが好まし
く、特に好ましくは押出法ポリスチレン発泡板が用いら
れる。これらの断熱パネルの厚みは、地域毎の設計環境
温度等から要求される断熱性能等によって決められる
が、上記の材料を用いることにより通常は5mm〜10
0mm程度とすることができる。
【0021】上記の材料を用いて図3〜図8に示したよ
うな曲がり部を有する側面断熱パネルを形成するには、
単に接着剤で2枚のパネルを接着しても良いが、例えば
図9に示すように端部に適当な切り込み加工を施した2
枚のパネルを嵌め込んだり(接着剤を併用することもで
きる)、図10(a)に示すように端部を斜めに加工し
た2枚のパネルを補強フィルム又は補強シート14等を
用いて粘着,接着,熱ラミ等によって貼り合わせるのが
好ましい。これにより、曲がり部分の型枠強度を十分に
補強することができる。
【0022】また、基礎梁外側部分の型枠となる側面断
熱パネル12aの外側には、その強度、特に曲げ強度を
高めるために不織布,プラスチックフィルム,ラス網等
を接着・融着・圧着等したり、樹脂モルタル層や珪酸カ
ルシウム板,フレキシブルボード等の外装材を予め形成
しておくことも好ましい。
【0023】かかる樹脂モルタル層は、樹脂モルタルノ
ロを合成樹脂発泡板表面に塗布して形成することがで
き、その塗布厚みは通常数mm程度で十分である。かか
る樹脂モルタルとしては、具体的には例えばセメント1
00部に対し珪石粉0〜100部,スチレンブタジエン
ラテックス等の樹脂5〜25部,水50〜100部を添
加したものを用いることができる。また、珪酸カルシウ
ム板やフレキシブルボード等は、ポリスチレン発泡板に
接着剤で取り付けることができる。
【0024】また、図1〜図8に示したような本発明の
断熱ユニットには、例えば図1に示されるように、側面
断熱パネル同士の間隔を保持するためのセパレータ13
を予め所定のピッチで取り付けておくことが好ましい。
これにより、断熱ユニットの剛性が高められ、搬送時や
現場での据付け時に断熱ユニットが変形したり解体して
しまう恐れがなく、型枠施工の作業性をより一層高める
ことができる。
【0025】本発明の断熱ユニットでは、複数の側面断
熱パネルが梁の幅に相当する間隔を保持した状態で底面
パネルと一体化される。
【0026】側面断熱パネルと底面パネルとを一体化さ
せるには様々な方法が考えられるが、底面パネル11の
材料として例えば側面断熱パネルと同様に合成樹脂発泡
板を用いる場合には、加工が容易であることから、図1
〜図8に示したように、底面パネル11に複数の溝を形
成し、各溝にそれぞれ側面断熱パネルを嵌め込む方法が
簡便である。この場合、溝の幅を側面断熱パネルの幅よ
りも若干小さめにしておき、且つ接着剤を用いて一体化
するのが好ましい。
【0027】また、底面パネル11として、例えば無発
泡又は低発泡のプラスチック成形体を用いる場合には、
図11(a)〜(c)に示すように両側に溝を有する成
形品を用いれば、上記と同様の方法で容易に側面断熱パ
ネルと一体化することができる。なお、図11(a)は
各部の厚みが等しいもの、図11(b)は断熱性を高め
るために溝部以外の部分の厚みを増したもの、図11
(c)は図11(a)のものに断熱性を高めるために別
途断熱材15を嵌め込んだものである。また、図11に
示したような成形品を用いる場合には、溝部の内側側面
を凹凸状(ギザギザ)に加工しておくのが好ましく、こ
れにより側面断熱パネルを溝に堅く嵌め込むことがで
き、断熱ユニットの一体性を高めることができる。
【0028】また、専用の固定具を用いて各パネルを一
体化させることもできる。図12〜図14はその具体例
を示したものであり、夫々の図において、(a)は固定
具の斜視図、(b)は(a)の固定具を用いた断熱ユニ
ットの立面図である。
【0029】図12(a)に示した固定具30は、底板
31と2本のガイドレール32が一体となって構成され
たものである。かかる固定具30を用いた場合には、図
12(b)に示すように、底面パネル11は底板31上
に嵌め込まれて固定され、側面断熱パネル12a,12
bはそれぞれ2本のガイドレール32の溝に嵌め込まれ
て固定される。
【0030】図13(a)に示した固定具40は、溝状
の鉄筋受け部43を有する止め具41と2本のガイドレ
ール42で構成されている。かかる固定具40を用いた
場合には、図13(b)に示すように、止め具41は底
面パネル11の長手方向に所定のピッチで接着剤や粘着
テープ等により固定され、ガイドレール42は止め具4
1の溝に嵌め込まれて固定され、側面断熱パネル12
a,12bはそれぞれ2本のガイドレール42の溝に嵌
め込まれて固定される。
【0031】図14(a)に示した固定具50は、2つ
の溝部51と鉄筋受け部52を有するものである。かか
る固定具50は、図14(b)に示すように、底面パネ
ル11の長手方向に所定のピッチで接着剤や粘着テープ
等により固定され、側面断熱パネル12a,12bはそ
れぞれ2つの溝部51に嵌め込まれて固定される。この
場合、図13(a)の様にカイドレール42を溝部51
に嵌め込ませて固定してもかまわない。
【0032】次に、上述した本発明の断熱ユニットを用
いる本発明の土間床断熱工法について説明する。
【0033】本発明の土間床断熱工法は、土間床の断熱
施工に際し、図1、図3、図4、図5及び図7に示した
ような高さの異なる2種類の側面断熱パネルを用いた本
発明の断熱ユニットを適宜組み合わせて連続配置し、例
えば図15の平面図に示すように、土間床外周部の基礎
梁部分の型枠を構成する点に特徴がある。
【0034】本発明の土間床断熱工法において、内部に
も基礎梁(地中梁)を有する土間床の断熱施工を行う場
合には、図2、図6及び図8に示したような高さの同じ
側面断熱パネルを用いた本発明の断熱ユニットを、図1
5の平面図に示すように上記土間床外周部の基礎梁部分
の型枠に連続するように配置して地中梁の型枠を構成す
ることができる。
【0035】なお、本発明の土間床断熱工法では、上記
のようにして連続配置された断熱ユニットで仕切られた
土間床部分(図15中の斜線部分)に断熱材を敷設する
のが好ましい。
【0036】以下、本発明の土間床断熱工法の施工手順
を具体的に説明する。
【0037】先ず、基礎梁及び地中梁部分の根切り,割
り栗石の敷設,ランマーによる転圧,捨てコンクリート
の打設等の適当な地業を行った後、本発明の断熱ユニッ
トを連続配置する。この時、各断熱ユニット間に隙間が
生じないように緊密に連結し、またコンクリートの打設
によって断熱ユニットに変形や破断が生じないように十
分に補強して強固に建て込む必要がある。
【0038】断熱ユニット相互の連結方法としては様々
な方法が考えられるが、その幾つかの例を図16〜図1
8を用いて説明する。
【0039】図16(a)〜図16(d)は、各断熱ユ
ニットの側面断熱パネルの連結に用いられる連結具の例
であり、図17(a)〜図17(d)は、それぞれ図1
6(a)〜図16(d)の連結具70a〜70dを用い
て断熱ユニットを連結した状態(平面図)を示してい
る。このような連結具70a〜70dは、側面断熱パネ
ルに予め形成したスリットに単に堅く差し込んだり(図
17(a)参照)、当該スリットに堅く差し込むと同時
に側面断熱パネルを挟み込んだり(図17(b),
(d)参照)、単に側面断熱パネルを挟み込む(図17
(c)参照)ことで、各断熱ユニットを簡単に連結する
ことができる。
【0040】上記の様な連結を行うことにより、コンク
リート打設時にも各断熱ユニットが互いにずれることが
なく、側面断熱パネルの連結部分からのコンクリートの
ノロを防止することができる。また、コンクリートの硬
化に伴い、側面断熱パネルの内側に突き出した連結具の
食い込み部71a〜71d(図17参照)が、コンクリ
ート内部に固定されるため、側面断熱パネルはより一層
強固にコンクリートに固定される。
【0041】また、基礎梁外側の型枠パネルとなる側面
断熱パネル12aに、前述の珪酸カルシウム板やフレキ
シブルボード等の外装材を取り付けていない場合には、
最終的に側面断熱パネル12aの外側にモルタル仕上げ
をするのが一般的である。この場合には予めラス網等を
取り付けることが多く、上記の連結具70a〜70dの
端面72をかかるラス網を取り付けるための下地材とし
て利用することができる。
【0042】上記連結具の素材としては、アルミ等の金
属系や樹脂系、及びその他加工が簡単な素材が好まし
く、特に樹脂系のように熱伝導率の小さい素材が最適で
ある。
【0043】図18は、各断熱ユニットを、側面断熱パ
ネル部分のみならず、底面パネル部分においても連結す
る場合の一例を示したものであり、図18(a)は図1
に示したような断熱ユニットAに更に加工を施した本発
明の断熱ユニットIの斜視図、図18(b)は当該断熱
ユニットIを図16(c)の連結具70cを用いて連結
した状態を示す平面図である。
【0044】このように底面パネル11の両端部に夫々
凹・凸状の加工が施された断熱ユニットIを用いれば、
相隣接する断熱ユニットIの当該凹部と凸部を嵌め合わ
せることにより、底面パネル11部分においても極めて
簡単且つ緊密に連結することができる。
【0045】本発明の工法においては、詳しくは後述す
るものの、コンクリートの打設に先駆けて土間部分(図
15において断熱ユニットで囲まれた斜線部分)に側面
断熱パネル12bの上端レベル近くまで埋土若しくは盛
土を行うため、側面断熱パネル12bに関してはコンク
リートの打設によって撓んだり破断する恐れは少ない。
【0046】一方、側面断熱パネル12aは、特にセパ
レータ13(図1参照)を取り付けることができない上
部が、コンクリートの側圧によって撓んだり破断する恐
れがある。かかる側面断熱パネル12aの撓み・破断を
防止するために、断熱ユニットを補強して強固に建て込
む方法についても様々な方法が考えられ、その一具体例
を図19及び図20を用いて説明する。
【0047】図19は、側面断熱パネル12aの上面に
嵌め込まれる補強材100の斜視図であり、図20は当
該補強材等を用いて断熱ユニットA(図1参照)の建て
込みを行った状態を示している。この補強材100は、
基本的にはチャンネル材101とこれを補強する補助材
102が一体となって構成されている。チャンネル材1
01及び補助材102としては、適当な強度を有するも
のであれば特に限定されないが、チャンネル材101に
はアルミ,ステンレス等の鋼材、補助材102には木材
が好適である。しかしながら、補助材102は必ずしも
用いなくても本工法の実施は可能である。
【0048】チャンネル材101は側面断熱パネル12
aの上面に嵌め込まれ、さらにチャンネル材101に所
定のピッチで開けられた開口部103にバタ角104が
通される。バタ角104はパイプ105及びセパレータ
13に接続した型枠緊結材106によって、断熱ユニッ
トの側面断熱パネル12aに緊結される。また、断熱ユ
ニット全体の倒れを防止するために、地盤に固定された
倒れ支持材107(斜め材)を補助材102若しくはバ
タ角104に固定する。通常は、倒れ支持材107とし
て木材が使用されるため、補助材102若しくはバタ角
104のいずれかに木材を使用すれば、これらを釘打ち
によって簡単に固定することができる。
【0049】上記のようにして断熱ユニットの建て込み
を行うことにより、側面断熱パネル12aの上部におけ
る通りを出すことができると共に、側面断熱パネル12
aが十分強固に補強され、コンクリートの側圧によって
側面断熱パネル12aが撓んだり破断する恐れがなくな
る。
【0050】尚、上記のように側面断熱パネル12aの
上面に嵌め込まれる補強材100としては、図19に示
した以外にも、例えば図21及び図22に示すような様
々な形態のものを用いることができる。図21に示した
補強材は、チャンネル材101に図19に示した補強材
よりも高い剛性を持たせたものである。図22に示した
補強材は、チャンネル材101と補助材102の他に更
に別の補助材131を用いるものであり、チャンネル材
101は側面断熱パネル12aの上面に嵌め込まれ、チ
ャンネル材101の上に取り付けられている補助材10
2に補助材1331が嵌め込まれ、補助材131の開口
部132にバタ角104が通される(図22(b)参
照)。
【0051】次に、断熱ユニットの建て込みを完了した
後の施工手順について、コンクリート打設後の状態を示
す図23を用いて説明する。なお、図23は、図15中
のa−a’面における断面図である。
【0052】先ず、土間部分(図15において断熱ユニ
ットで囲まれた斜線部分)に埋土・盛土を行うと共に割
り栗石を敷設し、かかる土間部分を所定の高さに突き固
めた後、防湿層141及び断熱材142を敷設する。こ
の時、側面断熱パネル12bと断熱材142との間に隙
間が生じないようにする。かかる防湿層141及び断熱
材142は、夫々別々に敷設しても構わないが、これら
を予め一体化したもの(例えば、ダウ化工株式会社製の
商品名ドマフォーム)を用いると施工が簡略化され、好
ましい。
【0053】そして、断熱ユニットの両側面断熱パネル
間の梁筋143及び土間部分のスラブ筋144の配筋組
みが完了した後、コンクリートを所定のレベル(通常
は、側面断熱パネル12aの上面よりも数cm低いレベ
ルである。)まで打設することにより、基礎梁の両側面
及び底面、更には土間床底面に断熱材が連続して施工さ
れた土間基礎145が形成される。最後に、型締めに用
いた部材を除去した後、基礎外周部分に埋土若しくは盛
土を行う。
【0054】図23に示した例では、側面断熱パネル1
2bと断熱材142の上面を同じレベルとしているが、
図24若しくは図25に示すように、基礎梁と基礎スラ
ブの境目に勾配を設けることもできる。特に、図25に
示すように、基礎梁と基礎スラブの境に、梁筋143と
スラブ筋144に連続する斜筋146を配筋すれば、よ
り高強度の土間床断熱構造が実現される。尚、基礎梁と
基礎スラブの境目に上記のような勾配を設けると、両側
面断熱パネル高さの差が大きくなり、断熱ユニットにセ
パレータ13(図1参照)を十分に取り付けることがで
きず、その結果、型枠緊結材106が不足する場合があ
る。これを補うには、例えば、バタ角104及び倒れ支
持材107(図23参照)による側面断熱パネル12a
の支持を密に行う必要がある。
【0055】側面断熱パネル12aの上部の補強には、
例えば図26(図15中のb−b’面における断面図に
相当する。)に示されるように、フック付きセパレータ
151を用いることもできる。すなわち、両側の側面断
熱パネル12aの上部に通したフック付きセパレータ1
51のフック部分を所定の配筋に引っ掛けた状態で、型
枠緊結材106と組み合わせて固定することにより、側
面断熱パネルの間隔を一定に保持することが可能であ
る。また、上記のようなフック付きセパレータ151の
代わりに通常のセパレータを用いることもできる。この
場合には、セパレータの端を所定の配筋に番線等により
緊結すれば良い。
【0056】地中梁部分も含めた土間床断熱構造の一例
を図27に示す。図27は、図15中のc−c’面にお
ける断面図であり、図11に示したようなプラスチック
成形品からなる底面パネルを用いた断熱ユニットで型枠
を構成している例である。
【0057】土間床全体の剛性・安定性を高めたり、土
間床中央部にも土台若しくは大引を固定する場合には、
一般に土間床中央部にも梁(地中梁)161が設けられ
る。すなわち、土台若しくは大引を固定するために土間
床に埋め込まれるアンカーボルト162は、その定着長
さは通常250mm以上必要とされるため、アンカーボ
ルト162を埋め込む部分に地中梁161を設け、かか
る部分の土間床の厚みを増すものである。また、アンカ
ーボルトはコンクリート内部において例えば水平方向に
曲げることによってその定着長さを確保することもで
き、このような方法を採用する場合には上記のような地
中梁161は省略することもできる。
【0058】なお、地中梁161部分の型枠は、前述の
ように、図2、図6及び図8に示したような高さの同じ
側面断熱パネルを用いた断熱ユニットを、図15の平面
図に示すように土間床外周部の基礎梁部分の型枠に連続
するように配置して構成される。
【0059】以上説明した本発明の断熱ユニットを用い
る本発明の土間床断熱工法によれば、土間床外周部の基
礎梁及び土間床内部の地中梁部分の型枠工事を簡単に行
うことができ、また、全ての型枠を連続させて配置した
後、配筋組み及びコンクリートの打設を夫々1回で行う
ことができるため、高断熱の土間基礎をより短期間で施
工することができる。
【0060】本発明の土間床断熱構造は、図23〜図2
7に示したように、梁の両側面及び土間床底面に断熱材
が施工され、且つ、梁の底面にはプラスチック成形体、
低発泡プラスチック成形体、高発泡プラスチック成形
体、ALC板、発泡コンクリート等からなるパネル材が
上記断熱材と連続して施工されるものであるが、その施
工方法は必ずしも本発明の断熱ユニットを用いる工法に
限定されるものではなく、例えば本発明の断熱ユニット
と同様の型枠を現場で組み立て、上記本発明の土間床断
熱工法と同様の手順を踏めば施工することができる。し
かしながら、本発明の断熱ユニットを用いる本発明の土
間床断熱工法を採用すれば、より高い精度で且つより短
期間に型枠工事を完了できる。
【0061】また、本発明の土間床断熱構造では、梁部
分と床部分において配筋が連続する点にも特徴がある。
すなわち、上記工法によれば、梁部分と床部分の境に型
枠が存在しないため、梁筋143とスラブ筋144を連
続して配筋することが極めて簡単にできるからである。
そして、1回でコンクリートの打設を行うことができる
ことと相俟って、構造的に一体な土間床断熱構造となる
ため、従来のように梁部分の下にフーチングを形成する
必要がない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果を奏する。 (1)本発明の断熱ユニットを用いることにより、土間
床外周部の基礎梁部分及び土間床内部の地中梁部分の型
枠工事及び断熱工事を極めて簡単且つ確実に、より短期
間で行うことができる。特に、セパレータを予め取り付
けた断熱ユニットを用いれば、作業性をより一層高める
ことができる。 (2)本発明の土間床断熱工法によれば、配筋組み及び
コンクリートの打設を夫々1回行うだけで、梁の両側面
及び床底面に断熱材を有する土間基礎の施工を行うこと
ができ、高断熱の土間床断熱構造がより短期間で実現さ
れる。特に、断熱性の高い底面パネルを有する本発明の
断熱ユニットを用いた場合には、梁の両側面,底面及び
床底面を全体的に断熱施工することができ、極めて高断
熱の土間床断熱構造がより短期間で実現される。 (3)本発明の土間床断熱構造は地盤と熱的にほぼ完全
に遮断された断熱基礎であり、熱的損失が極めて小さ
い。また、梁部分と床部分において連続配筋が為され、
一回のコンクリート打設によって施工できるため、構造
的に一体な土間床断熱構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】直線部分の型枠として用いられる本発明の土間
床用断熱ユニットの一例を示す斜視図である。
【図2】直線部分の型枠として用いられる本発明の土間
床用断熱ユニットの別の例を示す斜視図である。
【図3】コーナー部の型枠として用いられる本発明の土
間床用断熱ユニットの一例を示す斜視図である。
【図4】コーナー部の型枠として用いられる本発明の土
間床用断熱ユニットの別の例を示す斜視図である。
【図5】十文字交差部の型枠として用いられる本発明の
土間床用断熱ユニットの一例を示す斜視図である。
【図6】十文字交差部の型枠として用いられる本発明の
土間床用断熱ユニットの別の例を示す斜視図である。
【図7】T字交差部の型枠として用いられる本発明の土
間床用断熱ユニットの一例を示す斜視図である。
【図8】T字交差部の型枠として用いられる本発明の土
間床用断熱ユニットの別の例を示す斜視図である。
【図9】側面断熱パネルの組立状態の一例を示す斜視図
である。
【図10】側面断熱パネルの組立状態の別の例を示す斜
視図である。
【図11】底面パネルの一例を示す斜視図である。
【図12】本発明の土間床用断熱ユニットの別の例を示
す図である。
【図13】本発明の土間床用断熱ユニットの別の例を示
す図である。
【図14】本発明の土間床用断熱ユニットの別の例を示
す図である。
【図15】本発明の土間床用断熱ユニットを連続配置し
た状態を示す平面図である。
【図16】本発明の土間床用断熱ユニットを相互に連結
する際に用いられる連結具の例を示す斜視図である。
【図17】本発明の土間床用断熱ユニットの連結状態の
例を示す上面図である。
【図18】本発明の土間床用断熱ユニットの別の例を示
す図である。
【図19】本発明の土間床用断熱ユニットを連続配置す
る際に用いられる補強材の一例を示す図である。
【図20】本発明の土間床用断熱ユニットの据付け状態
を示す斜視図である。
【図21】本発明の土間床用断熱ユニットを連続配置す
る際に用いられる補強材の別の例を示す図である。
【図22】本発明の土間床用断熱ユニットを連続配置す
る際に用いられる補強材の別の例を示す図である。
【図23】本発明の土間床断熱構造の一例を示す縦断面
図である。
【図24】本発明の土間床断熱構造の別の例を示す縦断
面図である。
【図25】本発明の土間床断熱構造の別の例を示す縦断
面図である。
【図26】本発明の土間床断熱構造の別の例を示す縦断
面図である。
【図27】本発明の土間床断熱構造の別の例を示す縦断
面図である。
【図28】土間床断熱構造の従来例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
A〜I 土間床用断熱ユニット 11 底面パネル 12a,12b 側面断熱パネル 13 セパレータ 14 コーナー部の補強フィルム(シート) 15 断熱材 30,40,50 固定具 70a〜70d 連結具 100 補強材 104 バタ角 105 パイプ 106 型枠緊結具 107 倒れ支持材 141 防湿層 142 断熱材 143 梁筋 144 スラブ筋 145 土間基礎 146 斜筋 151 フック付きセパレータ 161 地中梁 162 アンカーボルト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土間床の基礎梁部分の断熱施工に用いら
    れる型枠兼用の断熱ユニットであって、基礎梁の両側面
    の型枠となる側面断熱パネルと、基礎梁の底面の型枠と
    なる底面パネルとが一体化されていることを特徴とする
    土間床用断熱ユニット。
  2. 【請求項2】 前記底面パネルが、プラスチック成形
    体、低発泡プラスチック成形体、高発泡プラスチック成
    形体、ALC板、発泡コンクリートのいずれかの材料か
    らなることを特徴とする請求項1に記載の土間床用断熱
    ユニット。
  3. 【請求項3】 土間床の基礎梁部分の断熱施工に際し、
    高さの異なる2種類の側面断熱パネルを用いた請求項1
    又は2に記載の土間床用断熱ユニットを、低い方の側面
    断熱パネルを内側にして連続配置し、土間床外周部の基
    礎梁部分の型枠を構成することを特徴とする土間床断熱
    工法。
  4. 【請求項4】 更に、高さの同じ側面断熱パネルを用い
    た請求項1又は2に記載の土間床用断熱ユニットを、前
    記土間床外周部の基礎梁部分の型枠に連続するように配
    置して、土間床内部の基礎梁の型枠を構成することを特
    徴とする請求項3に記載の土間床断熱工法。
  5. 【請求項5】 前記土間床用断熱ユニットで仕切られた
    土間床部分に断熱材を敷設することを特徴とする請求項
    3又は4に記載の土間床断熱工法。
  6. 【請求項6】 少なくとも外周部に基礎梁を有する土間
    床の断熱構造であって、該基礎梁の両側面及び土間床底
    面に断熱材が施工されており、且つ、基礎梁底面にはプ
    ラスチック成形体、低発泡プラスチック成形体、高発泡
    プラスチック成形体、ALC板、発泡コンクリートのい
    ずれかの材料が前記断熱材と連続して施工されているこ
    とを特徴とする土間床断熱構造。
  7. 【請求項7】 前記基礎梁部分と土間床部分において配
    筋が連続していることを特徴とする請求項6に記載の土
    間床断熱構造。
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