JPH10266100A - 鮮度保持用紙及び段ボール箱 - Google Patents
鮮度保持用紙及び段ボール箱Info
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- JPH10266100A JPH10266100A JP7336597A JP7336597A JPH10266100A JP H10266100 A JPH10266100 A JP H10266100A JP 7336597 A JP7336597 A JP 7336597A JP 7336597 A JP7336597 A JP 7336597A JP H10266100 A JPH10266100 A JP H10266100A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/80—Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging
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- Wrappers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 効果的な鮮度保持を行える包装材料であっ
て、抄紙工程でのピッチトラブルをなくし、リサイクル
を可能とする包装材料を提供すること。 【解決手段】 少なくとも片側表面に合成樹脂エマルジ
ョンから形成された樹脂層を有する積層紙、あるいは合
成樹脂エマルジョンから形成された樹脂層を介して2枚
の紙が貼り合わされた積層紙であって、透湿度が5〜
1,000g/m2/24時間、二酸化炭素透過度が1,
000〜1,000,000ml/m2/24時間・at
m、酸素透過度が1,000〜1,000,000ml
/m2/24時間・atmであり、かつ二酸化炭素透過度
と酸素透過度の比(CO2/O2)が1/10〜1/1である
ことを特徴とする鮮度保持用紙。
て、抄紙工程でのピッチトラブルをなくし、リサイクル
を可能とする包装材料を提供すること。 【解決手段】 少なくとも片側表面に合成樹脂エマルジ
ョンから形成された樹脂層を有する積層紙、あるいは合
成樹脂エマルジョンから形成された樹脂層を介して2枚
の紙が貼り合わされた積層紙であって、透湿度が5〜
1,000g/m2/24時間、二酸化炭素透過度が1,
000〜1,000,000ml/m2/24時間・at
m、酸素透過度が1,000〜1,000,000ml
/m2/24時間・atmであり、かつ二酸化炭素透過度
と酸素透過度の比(CO2/O2)が1/10〜1/1である
ことを特徴とする鮮度保持用紙。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リサイクル可能な
青果物用の鮮度保持用紙及び包装容器に関するものであ
り、一例としては、古紙としてリサイクル可能な青果物
用の鮮度保持段ボールである。
青果物用の鮮度保持用紙及び包装容器に関するものであ
り、一例としては、古紙としてリサイクル可能な青果物
用の鮮度保持段ボールである。
【0002】
【従来の技術】青果物は一般に段ボール包装で出荷され
る場合が多いが、最近青果物の鮮度保持法として、CA
(環境ガス制御)貯蔵や簡易CA輸送、MA(Modified
Atmosphere)包装等が行われている。これは青果物を
保存及び輸送する場合の環境ガスすなわち水蒸気濃度
(相対湿度)、二酸化炭素、酸素濃度をコントロール
し、青果物の鮮度劣化を防止しようとするものである。
る場合が多いが、最近青果物の鮮度保持法として、CA
(環境ガス制御)貯蔵や簡易CA輸送、MA(Modified
Atmosphere)包装等が行われている。これは青果物を
保存及び輸送する場合の環境ガスすなわち水蒸気濃度
(相対湿度)、二酸化炭素、酸素濃度をコントロール
し、青果物の鮮度劣化を防止しようとするものである。
【0003】これらの鮮度保持に対応する従来技術とし
ては、例えば特公平7−99992のように紙の片側表
面に二酸化炭素と酸素の透過係数比が3.5以上の樹脂
層(フイルム層)が存在するもの、特開平3−1083
2のように2枚の紙の中間に合成ラテックスとワックス
よりなる中間層が存在するもの、更に特開平6−284
860のように容器内の二酸化炭素濃度を高めるために
二酸化炭素発生剤を内包するものがある。しかしながら
特公平7−99992の場合は、低密度ポリエチレンフ
イルムが存在するため、使用済み後に紙へリサイクルす
る場合に、フイルムが水で離解分散せずリサイクルが困
難であった。
ては、例えば特公平7−99992のように紙の片側表
面に二酸化炭素と酸素の透過係数比が3.5以上の樹脂
層(フイルム層)が存在するもの、特開平3−1083
2のように2枚の紙の中間に合成ラテックスとワックス
よりなる中間層が存在するもの、更に特開平6−284
860のように容器内の二酸化炭素濃度を高めるために
二酸化炭素発生剤を内包するものがある。しかしながら
特公平7−99992の場合は、低密度ポリエチレンフ
イルムが存在するため、使用済み後に紙へリサイクルす
る場合に、フイルムが水で離解分散せずリサイクルが困
難であった。
【0004】又、一般にプラスチックフイルムは「最新
機能包装実用事典」(フジ・テクノシステム社刊)に示
される様に、二酸化炭素と酸素の透過度の比は3以上で
あるため、二酸化炭素は酸素より容器外へ漏出しやす
く、MA包装により容器内の二酸化炭素濃度を高くする
必要がある場合は、特開平6−284860のように二
酸化炭素発生剤を内包する必要があった。
機能包装実用事典」(フジ・テクノシステム社刊)に示
される様に、二酸化炭素と酸素の透過度の比は3以上で
あるため、二酸化炭素は酸素より容器外へ漏出しやす
く、MA包装により容器内の二酸化炭素濃度を高くする
必要がある場合は、特開平6−284860のように二
酸化炭素発生剤を内包する必要があった。
【0005】特開平3−10832の場合は、合成樹脂
ラテックスからなる層のため、水での離解分散は可能で
あるが、ワックスが対樹脂比5%以上存在するため、抄
紙機ワイヤーへのピッチトラブルや、一度分散されたワ
ックスが抄紙工程で析出し、紙切れの原因や斑点トラブ
ルとなる問題及び合紙作成後に樹脂層中のワックスがブ
リードアウトし、経時的にバリヤー性が変化して、包装
時に青果物が要求するバリヤー範囲を保障できない問題
があった。
ラテックスからなる層のため、水での離解分散は可能で
あるが、ワックスが対樹脂比5%以上存在するため、抄
紙機ワイヤーへのピッチトラブルや、一度分散されたワ
ックスが抄紙工程で析出し、紙切れの原因や斑点トラブ
ルとなる問題及び合紙作成後に樹脂層中のワックスがブ
リードアウトし、経時的にバリヤー性が変化して、包装
時に青果物が要求するバリヤー範囲を保障できない問題
があった。
【0006】又、紙への塗工技術としては、紙の表面に
合成樹脂エマルジョンを塗工する技術が従来より存在し
ているが、この技術は紙の表面の強度、平滑性、撥水
性、美粧性等の改善技術及び合紙技術であり、その塗工
量は経済的観点から10g/m 2未満であり、一般的に
は0.1〜7g/m2であり、MA包装に必要な二酸化炭
素等のガスバリヤー性を有する発想もなく、有してもい
ないものであった。
合成樹脂エマルジョンを塗工する技術が従来より存在し
ているが、この技術は紙の表面の強度、平滑性、撥水
性、美粧性等の改善技術及び合紙技術であり、その塗工
量は経済的観点から10g/m 2未満であり、一般的に
は0.1〜7g/m2であり、MA包装に必要な二酸化炭
素等のガスバリヤー性を有する発想もなく、有してもい
ないものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、二酸化炭素
と酸素の透過度の比を従来技術のプラスチックフイルム
とは大きく異なった1/10〜1/1にすることによ
り、青果物をMA包装する場合に二酸化炭素濃度を高め
ることを容易にし、かつ青果物包装に最も適した透湿
度、二酸化炭素透過度、酸素透過度の範囲を有し、更に
抄紙工程の従来技術でのトラブルをなくし、リサイクル
を可能とするものである。
と酸素の透過度の比を従来技術のプラスチックフイルム
とは大きく異なった1/10〜1/1にすることによ
り、青果物をMA包装する場合に二酸化炭素濃度を高め
ることを容易にし、かつ青果物包装に最も適した透湿
度、二酸化炭素透過度、酸素透過度の範囲を有し、更に
抄紙工程の従来技術でのトラブルをなくし、リサイクル
を可能とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち本発明の第1の発明
は、少なくとも片側表面に合成樹脂エマルジョンから形
成された樹脂層を有する積層紙、あるいは合成樹脂エマ
ルジョンから形成された樹脂層を介して2枚の紙が貼り
合わされた積層紙であって、該積層紙の透湿度が5〜
1,000g/m2/24時間、二酸化炭素透過度が1,
000〜1,000,000ml/m2/24時間・at
m、酸素透過度が1,000〜1,000,000ml
/m2/24時間・atmであり、かつ二酸化炭素透過度
と酸素透過度の比(CO2/O2)が1/10〜1/1である
ことを特徴とする鮮度保持用紙に関するものである。
は、少なくとも片側表面に合成樹脂エマルジョンから形
成された樹脂層を有する積層紙、あるいは合成樹脂エマ
ルジョンから形成された樹脂層を介して2枚の紙が貼り
合わされた積層紙であって、該積層紙の透湿度が5〜
1,000g/m2/24時間、二酸化炭素透過度が1,
000〜1,000,000ml/m2/24時間・at
m、酸素透過度が1,000〜1,000,000ml
/m2/24時間・atmであり、かつ二酸化炭素透過度
と酸素透過度の比(CO2/O2)が1/10〜1/1である
ことを特徴とする鮮度保持用紙に関するものである。
【0009】本発明の第2の発明は、第1の発明の鮮度
保持用紙の樹脂層の重量が10g/m2以上である鮮度
保持用紙に関するものである。本発明の第3の発明は、
第2の発明の鮮度保持用紙の樹脂層の重量が、同一の層
で10g/m2以上である、鮮度保持用紙に関するもの
である。本発明の第4の発明は、第1〜3の発明の鮮度
保持用紙の樹脂層が、酢酸ビニル系樹脂層である鮮度保
持用紙に関するものである。本発明の第5の発明は、第
1〜4の発明のいずれかの鮮度保持用紙の樹脂層に、板
状鉱物質を含有する鮮度保持用紙に関するものである。
本発明の第6の発明は、第1〜第5の発明のいずれかの
鮮度保持用紙をライナの少なくとも一方に使用した段ボ
ール箱に関するものである。
保持用紙の樹脂層の重量が10g/m2以上である鮮度
保持用紙に関するものである。本発明の第3の発明は、
第2の発明の鮮度保持用紙の樹脂層の重量が、同一の層
で10g/m2以上である、鮮度保持用紙に関するもの
である。本発明の第4の発明は、第1〜3の発明の鮮度
保持用紙の樹脂層が、酢酸ビニル系樹脂層である鮮度保
持用紙に関するものである。本発明の第5の発明は、第
1〜4の発明のいずれかの鮮度保持用紙の樹脂層に、板
状鉱物質を含有する鮮度保持用紙に関するものである。
本発明の第6の発明は、第1〜第5の発明のいずれかの
鮮度保持用紙をライナの少なくとも一方に使用した段ボ
ール箱に関するものである。
【0010】
【発明の実施の態様】本発明において「積層紙」とは、
少なくとも紙の片側表面に合成樹脂エマルジョンから形
成された樹脂層を有する紙、あるいは合成樹脂エマルジ
ョンから形成された樹脂層を介して2枚の紙が貼り合わ
された紙を言い、「樹脂層を介して2枚の紙が貼り合わ
された紙」の場合、樹脂層は2枚の紙間のみにあっても
良く、また、さらに積層された紙の片面又は両面にあっ
てもよい。樹脂層は、積層紙の表面と紙間の樹脂を、種
類の異なった樹脂としても良いし、同一の樹脂層を異な
った樹脂で構成し、複数層としたものでもよい。本発明
において「紙」とは通常の紙の他、板紙といわれるもの
も含まれる。
少なくとも紙の片側表面に合成樹脂エマルジョンから形
成された樹脂層を有する紙、あるいは合成樹脂エマルジ
ョンから形成された樹脂層を介して2枚の紙が貼り合わ
された紙を言い、「樹脂層を介して2枚の紙が貼り合わ
された紙」の場合、樹脂層は2枚の紙間のみにあっても
良く、また、さらに積層された紙の片面又は両面にあっ
てもよい。樹脂層は、積層紙の表面と紙間の樹脂を、種
類の異なった樹脂としても良いし、同一の樹脂層を異な
った樹脂で構成し、複数層としたものでもよい。本発明
において「紙」とは通常の紙の他、板紙といわれるもの
も含まれる。
【0011】本発明は鮮度保持用紙と段ボール箱の両方
に関するものであり、鮮度保持用紙をそのまま包装用紙
として使用することもでき、たとえばレタスなどはこの
包装用紙を使用して直接包装しても良い。しかしながら
多くの場合、この鮮度保持用紙を段ボールのライナとし
て使用する。段ボールの種類はA段、B段等いずれでも
良く、また複両面段ボールでも良い。いずれにしても、
段ボールシート中の少なくとも一層のライナに本発明の
鮮度保持用紙を使用したものであれば良い。
に関するものであり、鮮度保持用紙をそのまま包装用紙
として使用することもでき、たとえばレタスなどはこの
包装用紙を使用して直接包装しても良い。しかしながら
多くの場合、この鮮度保持用紙を段ボールのライナとし
て使用する。段ボールの種類はA段、B段等いずれでも
良く、また複両面段ボールでも良い。いずれにしても、
段ボールシート中の少なくとも一層のライナに本発明の
鮮度保持用紙を使用したものであれば良い。
【0012】本発明は、使用後のリサイクルを容易に
し、二酸化炭素と酸素の透過度比を従来技術と大きく異
なった1/10〜1/1にするため、プラスチックフイ
ルムを使用せず、水での離解と分散が可能な合成樹脂エ
マルジョンを使用し、これを紙の表面及び2枚の紙の中
間に塗工した後に乾燥し樹脂層とするものである。合成
樹脂エマルジョンで作成した樹脂層は、プラスチックフ
イルムに比較し、凝集力が弱いため水での離解と分散が
できるのでリサイクル可能である。
し、二酸化炭素と酸素の透過度比を従来技術と大きく異
なった1/10〜1/1にするため、プラスチックフイ
ルムを使用せず、水での離解と分散が可能な合成樹脂エ
マルジョンを使用し、これを紙の表面及び2枚の紙の中
間に塗工した後に乾燥し樹脂層とするものである。合成
樹脂エマルジョンで作成した樹脂層は、プラスチックフ
イルムに比較し、凝集力が弱いため水での離解と分散が
できるのでリサイクル可能である。
【0013】又、二酸化炭素と酸素の透過度比に関して
は、この方法で作成すると、明確な理由は分からない
が、プラスチックフイルムの透過度比と逆転し、1/1
0〜1/1となり、二酸化炭素が酸素より透過しにくく
なり、青果物を包装時に包装材内部の二酸化炭素濃度が
高まり、青果物のMA包装に役立つものとなる。二酸化
炭素は青果物に対して睡眠効果があり、青果物の呼吸作
用により二酸化炭素濃度がある程度以上になると、青果
物の呼吸作用が低下し、鮮度保持効果が現れてくる。
は、この方法で作成すると、明確な理由は分からない
が、プラスチックフイルムの透過度比と逆転し、1/1
0〜1/1となり、二酸化炭素が酸素より透過しにくく
なり、青果物を包装時に包装材内部の二酸化炭素濃度が
高まり、青果物のMA包装に役立つものとなる。二酸化
炭素は青果物に対して睡眠効果があり、青果物の呼吸作
用により二酸化炭素濃度がある程度以上になると、青果
物の呼吸作用が低下し、鮮度保持効果が現れてくる。
【0014】しかしながら従来技術のプスチックフイル
ム使用の場合は、二酸化炭素の透過度が酸素の透過度よ
り高いため、包装材内部で青果物が呼吸作用しても、二
酸化炭素濃度の高まりは遅く、逆に酸素濃度の減少が早
くなり、青果物の種類によっては、酸素濃度低下による
呼吸障害が発生し、鮮度が急激に悪化するものがあっ
た。本発明は、この様な呼吸障害による鮮度悪化を防止
することもできる。
ム使用の場合は、二酸化炭素の透過度が酸素の透過度よ
り高いため、包装材内部で青果物が呼吸作用しても、二
酸化炭素濃度の高まりは遅く、逆に酸素濃度の減少が早
くなり、青果物の種類によっては、酸素濃度低下による
呼吸障害が発生し、鮮度が急激に悪化するものがあっ
た。本発明は、この様な呼吸障害による鮮度悪化を防止
することもできる。
【0015】なお、合成樹脂エマルジョンの塗工量に関
しては、従来技術の様に10g/m 2未満であると、酸
素透過度か酸素透過度と二酸化炭素透過度の両方が1,
000,000ml/m2/24時間・atm以上とな
り、青果物のMA包装に役立たなくなるために本発明で
は、塗工量を10g/m2以上としたものである。
しては、従来技術の様に10g/m 2未満であると、酸
素透過度か酸素透過度と二酸化炭素透過度の両方が1,
000,000ml/m2/24時間・atm以上とな
り、青果物のMA包装に役立たなくなるために本発明で
は、塗工量を10g/m2以上としたものである。
【0016】塗工量は積層紙に使用された合成樹脂量の
合計を言う。即ち紙の両面に樹脂層を有する積層紙で
は、表裏両面の樹脂の合計量を言い、樹脂層を介して2
枚の紙が貼り合わされた積層紙の場合、もちろん中間層
の樹脂量も加算される。この塗工量は合計の塗工量が1
0g/m2以上であることが好ましく、さらに中間層の
み、あるいは単一表面層の塗工量が10g/m2以上の
ように、同一層の塗工量が10g/m2以上であること
がバリヤー性の点で好ましい。いずれにしろ、これらの
樹脂層はすべて合成樹脂エマルジョンから形成されたも
のであることが肝要である。
合計を言う。即ち紙の両面に樹脂層を有する積層紙で
は、表裏両面の樹脂の合計量を言い、樹脂層を介して2
枚の紙が貼り合わされた積層紙の場合、もちろん中間層
の樹脂量も加算される。この塗工量は合計の塗工量が1
0g/m2以上であることが好ましく、さらに中間層の
み、あるいは単一表面層の塗工量が10g/m2以上の
ように、同一層の塗工量が10g/m2以上であること
がバリヤー性の点で好ましい。いずれにしろ、これらの
樹脂層はすべて合成樹脂エマルジョンから形成されたも
のであることが肝要である。
【0017】本発明に使用する合成樹脂については、S
BR系、酢酸ビニル系、アクリル系、塩化ビニルデン系
等があげられる。また、ワックスについてはリサイルの
観点及び塗工層内でワックスがブリードアウトし、バリ
ヤー性が経時的に変化することを防止するために使用し
ないか、対樹脂比5%未満の少量使用に止めるものであ
る。
BR系、酢酸ビニル系、アクリル系、塩化ビニルデン系
等があげられる。また、ワックスについてはリサイルの
観点及び塗工層内でワックスがブリードアウトし、バリ
ヤー性が経時的に変化することを防止するために使用し
ないか、対樹脂比5%未満の少量使用に止めるものであ
る。
【0018】合成樹脂の種類としては、酢酸ビニル系が
好ましい。酢酸ビニル系の合成樹脂は、塗工量を10〜
30g/m2の範囲で使用した場合は、樹脂が吸湿性を
有するため、その透湿度は200g/m2/24時間以下
にはならず、通常300〜800g/m2/24時間であ
り、二化炭素透過度及び酸素透過度は他の樹脂と同様に
有するために、ほうれん草、ブロッコリー等の様に、水
蒸気バリヤー性はある程度低く、二酸化炭素バリヤー性
はある程度高いことを要求する青果物の包装に適してい
る。
好ましい。酢酸ビニル系の合成樹脂は、塗工量を10〜
30g/m2の範囲で使用した場合は、樹脂が吸湿性を
有するため、その透湿度は200g/m2/24時間以下
にはならず、通常300〜800g/m2/24時間であ
り、二化炭素透過度及び酸素透過度は他の樹脂と同様に
有するために、ほうれん草、ブロッコリー等の様に、水
蒸気バリヤー性はある程度低く、二酸化炭素バリヤー性
はある程度高いことを要求する青果物の包装に適してい
る。
【0019】又、本発明において、合成樹脂層に填料を
加えるとガスバリヤ性、耐熱性を改善することが出来
る。なかでも、雲母の様な板状鉱物質を配合すると、樹
脂層中で板状鉱物質が積層し、特に効果的である。な
お、樹脂層の位置を明確にするため樹脂層に色を付ける
ことも可能である。
加えるとガスバリヤ性、耐熱性を改善することが出来
る。なかでも、雲母の様な板状鉱物質を配合すると、樹
脂層中で板状鉱物質が積層し、特に効果的である。な
お、樹脂層の位置を明確にするため樹脂層に色を付ける
ことも可能である。
【0020】
【実施例】以下実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。
る。
【0021】<実施例−1>王子RK160g/m2ラ
イナの片側表面に、酢酸ビニル系エマルジョンを固形分
当たり7.5g/m2塗工し、次に三興S120g/m2
中芯の片側表面に酢酸ビニル系エマルジョンを固形分当
たり7.5g/m2塗工し、塗工面同志を貼り合わせて
中間層に15g/m2の樹脂層を有する積層ライナを作
成した。
イナの片側表面に、酢酸ビニル系エマルジョンを固形分
当たり7.5g/m2塗工し、次に三興S120g/m2
中芯の片側表面に酢酸ビニル系エマルジョンを固形分当
たり7.5g/m2塗工し、塗工面同志を貼り合わせて
中間層に15g/m2の樹脂層を有する積層ライナを作
成した。
【0022】<実施例−2>王子NRK280g/m2
ライナの片側表面に、SBR系エマルジョンを固形分当
たり4g/m2塗工した上に、塩化ビニルデン系エマル
ジョンを固形分当たり7g/m2塗工し、計11g/m2
の樹脂層を有するライナを作成した。
ライナの片側表面に、SBR系エマルジョンを固形分当
たり4g/m2塗工した上に、塩化ビニルデン系エマル
ジョンを固形分当たり7g/m2塗工し、計11g/m2
の樹脂層を有するライナを作成した。
【0023】<実施例−3>王子NRK280g/m2
ライナの片側表面に、SBR系エマルジョンと雲母を固
形分比7:3に配合したエマルジョンを固形分当たり3
0g/m2塗工し、30g/m2の樹脂層を有するライナ
を作成した。
ライナの片側表面に、SBR系エマルジョンと雲母を固
形分比7:3に配合したエマルジョンを固形分当たり3
0g/m2塗工し、30g/m2の樹脂層を有するライナ
を作成した。
【0024】<実施例−4>段ボールシートのDF側
(ダブルフェーサー側;以下同)ライナに実施例1のラ
イナ、SF側(シングルフェーサー側;以下同)ライナ
には王子NRK280g/m2ライナ、中芯には北陽M
M200g/m2中芯を使用し、DF側を外側にして内
寸法400mm*350mm*200mmの段ボール箱
を作成した。
(ダブルフェーサー側;以下同)ライナに実施例1のラ
イナ、SF側(シングルフェーサー側;以下同)ライナ
には王子NRK280g/m2ライナ、中芯には北陽M
M200g/m2中芯を使用し、DF側を外側にして内
寸法400mm*350mm*200mmの段ボール箱
を作成した。
【0025】<実施例−5>段ボールシートのDF側ラ
イナに実施例2のライナ、SF側ライナには王子NRK
280g/m2ライナ、中芯には北陽MM200g/m2
中芯を使用し、DF側を外側にして内寸法400mm*
350mm*200mmの段ボール箱を作成した。
イナに実施例2のライナ、SF側ライナには王子NRK
280g/m2ライナ、中芯には北陽MM200g/m2
中芯を使用し、DF側を外側にして内寸法400mm*
350mm*200mmの段ボール箱を作成した。
【0026】<実施例−6>段ボールシートのDF側ラ
イナに実施例3のライナ、SF側ライナには王子NRK
280g/m2ライナ、中芯には北陽MM200g/m2
中芯を使用し、DF側を外側にして内寸法400mm*
350mm*200mmの段ボール箱を作成した。
イナに実施例3のライナ、SF側ライナには王子NRK
280g/m2ライナ、中芯には北陽MM200g/m2
中芯を使用し、DF側を外側にして内寸法400mm*
350mm*200mmの段ボール箱を作成した。
【0027】<比較例−1>段ボールシートの両面のラ
イナに王子NRK280g/m2ライナを使用し、中芯
には北陽MM200g/m2中芯を使用し、内寸法40
0mm*350mm*200mmの段ボール箱を作成し
た。
イナに王子NRK280g/m2ライナを使用し、中芯
には北陽MM200g/m2中芯を使用し、内寸法40
0mm*350mm*200mmの段ボール箱を作成し
た。
【0028】<比較例−2>王子RK160g/m2ラ
イナの裏面と三興S120g/m2中芯の中間層に、T
ダイから押し出されたポリエチレンフイルム(25μ)
を有する積層ライナをつくった。このライナを段ボール
シートのDF側ライナに使用し、SF側ライナには王子
NRK280g/m2ライナ、中芯には北陽MM200
g/m2中芯を使用し、DF側を外側にして内寸法40
0mm*350mm*200mmの段ボール箱を作成し
た。
イナの裏面と三興S120g/m2中芯の中間層に、T
ダイから押し出されたポリエチレンフイルム(25μ)
を有する積層ライナをつくった。このライナを段ボール
シートのDF側ライナに使用し、SF側ライナには王子
NRK280g/m2ライナ、中芯には北陽MM200
g/m2中芯を使用し、DF側を外側にして内寸法40
0mm*350mm*200mmの段ボール箱を作成し
た。
【0029】<比較例−3>王子RK160g/m2ラ
イナの片側表面に、SBR系エマルジョンとワックスエ
マルジョンを固形分比7:3に配合したエマルジョンを
固形分当たり15g/m2塗工し、次に三興S120g
/m2中芯と貼り合わせて15g/m2の樹脂層を有する
積層ライナを作成した。
イナの片側表面に、SBR系エマルジョンとワックスエ
マルジョンを固形分比7:3に配合したエマルジョンを
固形分当たり15g/m2塗工し、次に三興S120g
/m2中芯と貼り合わせて15g/m2の樹脂層を有する
積層ライナを作成した。
【0030】<比較例−4>王子RK160g/m2ラ
イナの裏面に、酢酸ビニル系エマルジョンを固形分当た
り7.0g/m2塗工し、次に三興S120g/m2中芯
と貼り合わせて中間層に7.0g/m2の樹脂層を有す
る積層ライナを作成した。
イナの裏面に、酢酸ビニル系エマルジョンを固形分当た
り7.0g/m2塗工し、次に三興S120g/m2中芯
と貼り合わせて中間層に7.0g/m2の樹脂層を有す
る積層ライナを作成した。
【0031】<比較例−5>王子NRK280g/m2
ライナの表面に、SBR系エマルジョンを固形分当たり
5.0g/m2塗工し、5.0g/m2の樹脂層を有する
積層ライナを作成した。
ライナの表面に、SBR系エマルジョンを固形分当たり
5.0g/m2塗工し、5.0g/m2の樹脂層を有する
積層ライナを作成した。
【0032】<比較例−6>段ボールシートのDF側ラ
イナに比較例1のライナ、SF側ライナには王子NRK
280g/m2、中芯には北陽MM200g/m2中芯を
使用し、内寸法400mm*350mm*200mmの
段ボール箱を作成した。
イナに比較例1のライナ、SF側ライナには王子NRK
280g/m2、中芯には北陽MM200g/m2中芯を
使用し、内寸法400mm*350mm*200mmの
段ボール箱を作成した。
【0033】<比較例−7>段ボールシートのDF側ラ
イナに比較例2のライナ、SF側ライナには王子NRK
280g/m2、中芯には北陽MM200g/m2中芯を
使用し、内寸法400mm*350mm*200mmの
段ボール箱を作成した。
イナに比較例2のライナ、SF側ライナには王子NRK
280g/m2、中芯には北陽MM200g/m2中芯を
使用し、内寸法400mm*350mm*200mmの
段ボール箱を作成した。
【0034】<比較例−8>段ボールシートのDF側ラ
イナに比較例3のライナ、SF側ライナには王子NRK
280g/m2、中芯には北陽MM200g/m2中芯を
使用し、内寸法400mm*350mm*200mmの
段ボール箱を作成した。
イナに比較例3のライナ、SF側ライナには王子NRK
280g/m2、中芯には北陽MM200g/m2中芯を
使用し、内寸法400mm*350mm*200mmの
段ボール箱を作成した。
【0035】<比較例−9>段ボールシートのDF側ラ
イナに比較例4のライナ、SF側ライナには王子NRK
280g/m2、中芯には北陽MM200g/m2の中芯
を使用し、内寸法400mm*350mm*200mm
の段ボール箱を作成した。
イナに比較例4のライナ、SF側ライナには王子NRK
280g/m2、中芯には北陽MM200g/m2の中芯
を使用し、内寸法400mm*350mm*200mm
の段ボール箱を作成した。
【0036】<比較例−10>段ボールシートのDF側
ライナに比較例5のライナ、SF側ライナには王子NR
K280g/m2、中芯には北陽MM200g/m2の中
芯を使用し、内寸法400mm*350mm*200m
mの段ボール箱を作成した。
ライナに比較例5のライナ、SF側ライナには王子NR
K280g/m2、中芯には北陽MM200g/m2の中
芯を使用し、内寸法400mm*350mm*200m
mの段ボール箱を作成した。
【0037】以上の実施例、比較例のうち、実施例1〜
3、比較例1〜5について、表1に示す項目の試験をし
た。結果を表1に示す。また、実施例4〜6、比較例6
〜10について、表2に示す項目の試験をした。結果を
表2に示す。
3、比較例1〜5について、表1に示す項目の試験をし
た。結果を表1に示す。また、実施例4〜6、比較例6
〜10について、表2に示す項目の試験をした。結果を
表2に示す。
【0038】
【表1】
【0039】*1)離解性 段ボールシートを2.5*2.5cmにカットした後に
60gを採取し、水1500mlと共に、デイスインテ
グレータに入れて、10分間撹拌した。次に80g/m
2を目標に手抄し、未離解分のほとんどないものを○、
未離解分の多いものを×とした。 *2)斑点性 上記手抄き原紙に、180℃の鉄板を60秒接触させた
時に、斑点がほとんど現れないものを○、斑点が現れる
ものを×とした。 *3)透湿度の経時変化 作成直後と40℃に3日間放置後の透湿度を比較し、そ
の差が20%以内のものを○、20%以上のものを×と
した。
60gを採取し、水1500mlと共に、デイスインテ
グレータに入れて、10分間撹拌した。次に80g/m
2を目標に手抄し、未離解分のほとんどないものを○、
未離解分の多いものを×とした。 *2)斑点性 上記手抄き原紙に、180℃の鉄板を60秒接触させた
時に、斑点がほとんど現れないものを○、斑点が現れる
ものを×とした。 *3)透湿度の経時変化 作成直後と40℃に3日間放置後の透湿度を比較し、そ
の差が20%以内のものを○、20%以上のものを×と
した。
【0040】
【表2】
【0041】*1)容器内の結露 容器内壁及びブロッコリー表面に結露が発生しないか非
常に小のものを○、結露の発生が大きいものを×とし
た。 *2)青味度 ブロッコリーの青味度が3日間放置前に近いものを○、
黄変したものを×とした。 *3)萎調 ブロッコリーの外観判定で萎調がほとんどないものを
○、少しあるものを△、激しいものを×とした。 *4)異臭、黴 異臭及び黴が発生とていないものを○、発生したものを
×とした。
常に小のものを○、結露の発生が大きいものを×とし
た。 *2)青味度 ブロッコリーの青味度が3日間放置前に近いものを○、
黄変したものを×とした。 *3)萎調 ブロッコリーの外観判定で萎調がほとんどないものを
○、少しあるものを△、激しいものを×とした。 *4)異臭、黴 異臭及び黴が発生とていないものを○、発生したものを
×とした。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、効果的な鮮度保持を行
える包装材料であって、抄紙工程でのピッチトラブルを
なく、リサイクルを可能とする包装材料を提供すること
ができる。
える包装材料であって、抄紙工程でのピッチトラブルを
なく、リサイクルを可能とする包装材料を提供すること
ができる。
フロントページの続き (72)発明者 八木 寿則 東京都江戸川区東篠崎2−3−2 王子製 紙株式会社包装技術研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも片側表面に合成樹脂エマルジ
ョンから形成された樹脂層を有する積層紙、あるいは合
成樹脂エマルジョンから形成された樹脂層を介して2枚
の紙が貼り合わされた積層紙であって、該積層紙の透湿
度が5〜1,000g/m2/24時間、二酸化炭素透過
度が1,000〜1,000,000ml/m2/24時
間・atm、酸素透過度が1,000〜1,000,0
00ml/m2/24時間・atmであり、かつ二酸化炭
素透過度と酸素透過度の比(CO2/O2)が1/10〜1/
1であることを特徴とする鮮度保持用紙。 - 【請求項2】 樹脂層の重量が10g/m2以上である
請求項1に記載の鮮度保持用紙。 - 【請求項3】 樹脂層の重量が同一層で10g/m2以
上である請求項1又は2に記載の鮮度保持用紙。 - 【請求項4】 樹脂層が酢酸ビニル系樹脂層である請求
項1〜3のいずれかに記載された鮮度保持用紙。 - 【請求項5】 樹脂層に板状鉱物質を含有する請求項1
〜4のいずれかに記載された鮮度保持用紙。 - 【請求項6】 ライナの少なくとも一方が請求項1〜5
のいずれかに記載された鮮度保持用紙からなる段ボール
箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7336597A JPH10266100A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | 鮮度保持用紙及び段ボール箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7336597A JPH10266100A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | 鮮度保持用紙及び段ボール箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10266100A true JPH10266100A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13516089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7336597A Pending JPH10266100A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | 鮮度保持用紙及び段ボール箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10266100A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001018332A (ja) * | 1999-07-13 | 2001-01-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 防湿性包装用材料 |
JP2002275788A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-09-25 | Oji Paper Co Ltd | 段ボール用ライナ紙 |
US11142870B2 (en) * | 2014-07-04 | 2021-10-12 | Danapak Flexibles A/S | Packaging sheet for packaging of cheese, and associated packaging and manufacturing methods |
-
1997
- 1997-03-26 JP JP7336597A patent/JPH10266100A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001018332A (ja) * | 1999-07-13 | 2001-01-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 防湿性包装用材料 |
JP2002275788A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-09-25 | Oji Paper Co Ltd | 段ボール用ライナ紙 |
US11142870B2 (en) * | 2014-07-04 | 2021-10-12 | Danapak Flexibles A/S | Packaging sheet for packaging of cheese, and associated packaging and manufacturing methods |
EP3879030B1 (en) | 2014-07-04 | 2023-01-25 | Danapak Flexibles A/S | A cheese package |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050601 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050614 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051018 |