JPH10265285A - 堆肥製造装置 - Google Patents
堆肥製造装置Info
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- JPH10265285A JPH10265285A JP9069975A JP6997597A JPH10265285A JP H10265285 A JPH10265285 A JP H10265285A JP 9069975 A JP9069975 A JP 9069975A JP 6997597 A JP6997597 A JP 6997597A JP H10265285 A JPH10265285 A JP H10265285A
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- compost
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- material storage
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
Landscapes
- Fertilizers (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 臭気が外部に逸散することがなく、しかも経
済的で取り扱いが容易な堆肥製造装置を提供すること。 【解決手段】 内部に堆肥材料収納部１Ａと当該堆肥材
料収納部１Ａ内の堆肥材料を攪拌する攪拌手段（円筒体
１，羽根１３）を備えた外箱６と、当該外箱６の外から
前記堆肥材料収納部１Ａ内への外気の流入を可能にする
外気取り入れ部１９と、前記堆肥材料収納部１Ａから外
箱６の外への排気部２０とを備え、前記排気部２０には
脱臭部２１が設けられた堆肥製造装置であって、前記脱
臭部２１は、前記外箱６の上端に着脱自在に装着され且
つ少なくとも底板２５ａ，２５ｂに多数の通気孔を備え
た脱臭材料収納容器２２ａ，２２ｂと、この容器２２
ａ，２２ｂの蓋２３ａ，２３ｂとから構成され、当該蓋
２３ａ，２３ｂに排気口２４ａ，２４ｂが設けられた構
成。
済的で取り扱いが容易な堆肥製造装置を提供すること。 【解決手段】 内部に堆肥材料収納部１Ａと当該堆肥材
料収納部１Ａ内の堆肥材料を攪拌する攪拌手段（円筒体
１，羽根１３）を備えた外箱６と、当該外箱６の外から
前記堆肥材料収納部１Ａ内への外気の流入を可能にする
外気取り入れ部１９と、前記堆肥材料収納部１Ａから外
箱６の外への排気部２０とを備え、前記排気部２０には
脱臭部２１が設けられた堆肥製造装置であって、前記脱
臭部２１は、前記外箱６の上端に着脱自在に装着され且
つ少なくとも底板２５ａ，２５ｂに多数の通気孔を備え
た脱臭材料収納容器２２ａ，２２ｂと、この容器２２
ａ，２２ｂの蓋２３ａ，２３ｂとから構成され、当該蓋
２３ａ，２３ｂに排気口２４ａ，２４ｂが設けられた構
成。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミなどの堆肥
材料を発酵熟成させて堆肥を製造する堆肥製造装置に関
するものである。
材料を発酵熟成させて堆肥を製造する堆肥製造装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術及びその問題点】生ゴミなどの堆肥材料か
ら堆肥を製造する堆肥製造装置として、内部に堆肥材料
収納部と当該堆肥材料収納部内の堆肥材料を攪拌する攪
拌手段を備えた外箱と、当該外箱の外から前記堆肥材料
収納部内への外気の流入を可能にする外気取り入れ部
と、前記堆肥材料収納部から外箱の外への排気部とを備
えた堆肥製造装置が考えられている。
ら堆肥を製造する堆肥製造装置として、内部に堆肥材料
収納部と当該堆肥材料収納部内の堆肥材料を攪拌する攪
拌手段を備えた外箱と、当該外箱の外から前記堆肥材料
収納部内への外気の流入を可能にする外気取り入れ部
と、前記堆肥材料収納部から外箱の外への排気部とを備
えた堆肥製造装置が考えられている。
【０００３】この種の堆肥製造装置では、生ゴミなどの
堆肥材料の発酵分解時に生じる異様な臭気が外箱からの
排気とともに周囲に逸散し、環境問題が生じる。この臭
気による問題を解消するために、前記外箱からの排気部
に脱臭材料を充填した脱臭部を併設し、排気が前記脱臭
材料中を通過するように構成しなければならないが、従
来は、専用の脱臭用フィルターが交換可能な脱臭部が考
えられていたに過ぎず、経済的で取り扱いが容易である
にもかかわらず、効果的な脱臭が可能なものはなかっ
た。
堆肥材料の発酵分解時に生じる異様な臭気が外箱からの
排気とともに周囲に逸散し、環境問題が生じる。この臭
気による問題を解消するために、前記外箱からの排気部
に脱臭材料を充填した脱臭部を併設し、排気が前記脱臭
材料中を通過するように構成しなければならないが、従
来は、専用の脱臭用フィルターが交換可能な脱臭部が考
えられていたに過ぎず、経済的で取り扱いが容易である
にもかかわらず、効果的な脱臭が可能なものはなかっ
た。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消し得る堆肥製造装置を提供することを
目的とするものであって、その手段を後述する実施形態
の参照符号を付して示すと、内部に堆肥材料収納部１Ａ
と当該堆肥材料収納部１Ａ内の堆肥材料を攪拌する攪拌
手段（円筒体１，羽根１３）を備えた外箱６と、当該外
箱６の外から前記堆肥材料収納部１Ａ内への外気の流入
を可能にする外気取り入れ部１９と、前記堆肥材料収納
部１Ａから外箱６の外への排気部２０とを備え、前記排
気部２０には脱臭部２１が設けられた堆肥製造装置であ
って、前記脱臭部２１は、前記外箱６の上端に着脱自在
に装着され且つ少なくとも底板２５ａ，２５ｂに多数の
通気孔を備えた脱臭材料収納容器２２ａ，２２ｂと、こ
の容器２２ａ，２２ｂの蓋２３ａ，２３ｂとから構成さ
れ、当該蓋２３ａ，２３ｂに排気口２４ａ，２４ｂが設
けられた構成となっている。
来の問題点を解消し得る堆肥製造装置を提供することを
目的とするものであって、その手段を後述する実施形態
の参照符号を付して示すと、内部に堆肥材料収納部１Ａ
と当該堆肥材料収納部１Ａ内の堆肥材料を攪拌する攪拌
手段（円筒体１，羽根１３）を備えた外箱６と、当該外
箱６の外から前記堆肥材料収納部１Ａ内への外気の流入
を可能にする外気取り入れ部１９と、前記堆肥材料収納
部１Ａから外箱６の外への排気部２０とを備え、前記排
気部２０には脱臭部２１が設けられた堆肥製造装置であ
って、前記脱臭部２１は、前記外箱６の上端に着脱自在
に装着され且つ少なくとも底板２５ａ，２５ｂに多数の
通気孔を備えた脱臭材料収納容器２２ａ，２２ｂと、こ
の容器２２ａ，２２ｂの蓋２３ａ，２３ｂとから構成さ
れ、当該蓋２３ａ，２３ｂに排気口２４ａ，２４ｂが設
けられた構成となっている。
【０００５】なお、本発明を実施するに際しては、前記
脱臭材料収納容器は、外箱の上端全域をカバーし得る大
きさとすることができる。勿論、外箱の平面積が大きい
場合は、前記脱臭材料収納容器を同一平面上に並ぶ複数
個に分割することができる。
脱臭材料収納容器は、外箱の上端全域をカバーし得る大
きさとすることができる。勿論、外箱の平面積が大きい
場合は、前記脱臭材料収納容器を同一平面上に並ぶ複数
個に分割することができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適実施形態を添
付図に基づいて説明すると、図１〜図３において、１は
パンチングメタルやエキスパンドメタルなどから構成さ
れた両端開放の円筒体であって、その周壁２には無数の
小さな通気孔２ａ（図４参照）を有する。３は前記円筒
体１の軸心と同心状に配置された筒状軸であって、周方
向複数箇所で放射状に配置された支持材４により円筒体
１と結合されている。当該筒状軸３の周壁にも多数の小
さな通気孔５が設けられている。
付図に基づいて説明すると、図１〜図３において、１は
パンチングメタルやエキスパンドメタルなどから構成さ
れた両端開放の円筒体であって、その周壁２には無数の
小さな通気孔２ａ（図４参照）を有する。３は前記円筒
体１の軸心と同心状に配置された筒状軸であって、周方
向複数箇所で放射状に配置された支持材４により円筒体
１と結合されている。当該筒状軸３の周壁にも多数の小
さな通気孔５が設けられている。
【０００７】６は鉄骨枠に木製板材を張り付けて構成さ
れた外箱であって、その内部には、前記円筒体１が水平
横向きの状態でその筒状軸３の両端を介して軸受け７
ａ，７ｂにより自転可能に支承されている。しかして、
円筒体１の開放両端は外箱６の前後両側壁８ａ，８ｂの
内面に近接し、この外箱の前後両側壁８ａ，８ｂの内、
一方の側壁８ａには、円筒体１の開放端部の上半部に対
応する堆肥材料投入口９が設けられるとともに、当該堆
肥材料投入口９には下側へ開動させる上下開閉自在な開
閉蓋１０が装着され、他方の側壁８ｂには、円筒体１の
開放端部の下半部に対応する堆肥取り出し口１１が設け
られるとともに、上側へ開動させる上下開閉自在な開閉
蓋１２が装着されている。
れた外箱であって、その内部には、前記円筒体１が水平
横向きの状態でその筒状軸３の両端を介して軸受け７
ａ，７ｂにより自転可能に支承されている。しかして、
円筒体１の開放両端は外箱６の前後両側壁８ａ，８ｂの
内面に近接し、この外箱の前後両側壁８ａ，８ｂの内、
一方の側壁８ａには、円筒体１の開放端部の上半部に対
応する堆肥材料投入口９が設けられるとともに、当該堆
肥材料投入口９には下側へ開動させる上下開閉自在な開
閉蓋１０が装着され、他方の側壁８ｂには、円筒体１の
開放端部の下半部に対応する堆肥取り出し口１１が設け
られるとともに、上側へ開動させる上下開閉自在な開閉
蓋１２が装着されている。
【０００８】円筒体１の周壁２の内側には、斜辺部１３
ａが若干凹曲する直角三角形状に帯状金属板を曲げ加工
して構成した複数個の羽根１３が、当該円筒体１が矢印
Ｆで示す正方向に回転するときにはその斜辺部１３ａで
内部の堆肥を堆肥取り出し口１１の方へ送るが、逆方向
に回転するときはその回転軸心と平行な側辺部１３ｂで
単に内部の堆肥材料を持ち上げるだけとなる向きに、そ
れぞれ溶接などにより固着突設されている。
ａが若干凹曲する直角三角形状に帯状金属板を曲げ加工
して構成した複数個の羽根１３が、当該円筒体１が矢印
Ｆで示す正方向に回転するときにはその斜辺部１３ａで
内部の堆肥を堆肥取り出し口１１の方へ送るが、逆方向
に回転するときはその回転軸心と平行な側辺部１３ｂで
単に内部の堆肥材料を持ち上げるだけとなる向きに、そ
れぞれ溶接などにより固着突設されている。
【０００９】１４は円筒体１の回転駆動手段であり、円
筒体１の堆肥材料投入口９側の端部における周壁２の外
側に同心状に固着突設され環状平歯車１５と、当該環状
平歯車１５と咬合するピニオンギヤ１６と、外箱６の側
壁８ａに軸受け１７を介して支承され且つ内端に前記ピ
ニオンギヤ１６が固着されるとともに外箱６の外側に突
出する外端部に回転操作用角軸部１８ａが設けられた駆
動軸１８とから構成されている。
筒体１の堆肥材料投入口９側の端部における周壁２の外
側に同心状に固着突設され環状平歯車１５と、当該環状
平歯車１５と咬合するピニオンギヤ１６と、外箱６の側
壁８ａに軸受け１７を介して支承され且つ内端に前記ピ
ニオンギヤ１６が固着されるとともに外箱６の外側に突
出する外端部に回転操作用角軸部１８ａが設けられた駆
動軸１８とから構成されている。
【００１０】円筒体１の回転中心軸である筒状軸３は、
その開口両端３ａ，３ｂが外箱６の外側に露出して、円
筒体１内の外気取り入れ部１９を構成している。２０は
排気通路中に脱臭部２１を備えた排気部であって、外箱
６の開放された上端部に着脱自在に嵌合する２つの脱臭
材料収納容器２２ａ，２２ｂと、これら各容器２２ａ，
２２ｂを各別に覆うように外箱６の上端に着脱自在に載
置される２つの蓋２３ａ，２３ｂと、これら各蓋２３
ａ，２３ｂから突設された煙突状排気口２４ａ，２４ｂ
とから構成されており、前記脱臭材料収納容器２２ａ，
２２ｂは、円筒体１と同様にパンチングメタルやエキス
パンドメタルなどから構成されたもので、その少なくと
も底板２５ａ，２５ｂには無数の小さな通気孔を有す
る。２６ａ，２６ｂは、煙突状排気口２４ａ，２４ｂの
上端に被せられた雨水進入防止用キャップである。
その開口両端３ａ，３ｂが外箱６の外側に露出して、円
筒体１内の外気取り入れ部１９を構成している。２０は
排気通路中に脱臭部２１を備えた排気部であって、外箱
６の開放された上端部に着脱自在に嵌合する２つの脱臭
材料収納容器２２ａ，２２ｂと、これら各容器２２ａ，
２２ｂを各別に覆うように外箱６の上端に着脱自在に載
置される２つの蓋２３ａ，２３ｂと、これら各蓋２３
ａ，２３ｂから突設された煙突状排気口２４ａ，２４ｂ
とから構成されており、前記脱臭材料収納容器２２ａ，
２２ｂは、円筒体１と同様にパンチングメタルやエキス
パンドメタルなどから構成されたもので、その少なくと
も底板２５ａ，２５ｂには無数の小さな通気孔を有す
る。２６ａ，２６ｂは、煙突状排気口２４ａ，２４ｂの
上端に被せられた雨水進入防止用キャップである。
【００１１】外箱６の左右両側壁２７ａ，２７ｂは、そ
の下半部が開放されて内部清掃用開口２８ａ，２８ｂが
形成され、これら内部清掃用開口２８ａ，２８ｂには、
上側へ開動する開閉蓋２９ａ，２９ｂが装着されてい
る。３０は外箱６の底板であって、中央部が若干低くな
るように漏斗状に傾斜しており、その中央最低部にドレ
ン抜き用配管３１が付設されている。３２は外箱６の底
部四隅に設けられた高さ調整自在な支持脚である。
の下半部が開放されて内部清掃用開口２８ａ，２８ｂが
形成され、これら内部清掃用開口２８ａ，２８ｂには、
上側へ開動する開閉蓋２９ａ，２９ｂが装着されてい
る。３０は外箱６の底板であって、中央部が若干低くな
るように漏斗状に傾斜しており、その中央最低部にドレ
ン抜き用配管３１が付設されている。３２は外箱６の底
部四隅に設けられた高さ調整自在な支持脚である。
【００１２】上記構成の堆肥製造装置において、使用に
際しては、完成堆肥などの脱臭材料を充填した２つの脱
臭材料収納容器２２ａ，２２ｂを外箱６の上端に嵌合載
置するとともに、これら各脱臭材料収納容器２２ａ，２
２ｂを覆うように２つの蓋２３ａ，２３ｂを外箱６の上
端に嵌合載置させる。そして、堆肥材料投入口９の開閉
蓋１０を開いて、円筒体１の内部、即ち堆肥材料収納部
１Ａに堆肥材料を投入する。そして全ての開閉蓋１０，
１２，２９ａ，２９ｂを閉じた状態で適当時間おきまた
は適当日数おきに円筒体１を回転駆動手段１４により矢
印Ｆで示す正回転方向とは逆の方向に１〜数回回転させ
る。
際しては、完成堆肥などの脱臭材料を充填した２つの脱
臭材料収納容器２２ａ，２２ｂを外箱６の上端に嵌合載
置するとともに、これら各脱臭材料収納容器２２ａ，２
２ｂを覆うように２つの蓋２３ａ，２３ｂを外箱６の上
端に嵌合載置させる。そして、堆肥材料投入口９の開閉
蓋１０を開いて、円筒体１の内部、即ち堆肥材料収納部
１Ａに堆肥材料を投入する。そして全ての開閉蓋１０，
１２，２９ａ，２９ｂを閉じた状態で適当時間おきまた
は適当日数おきに円筒体１を回転駆動手段１４により矢
印Ｆで示す正回転方向とは逆の方向に１〜数回回転させ
る。
【００１３】即ち、駆動軸１８の回転操作用角軸部１８
ａにハンドル（図示省略）を嵌合させ、ハンドル操作に
よりピニオンギヤ１６を回転駆動することにより、当該
ピニオンギヤ１６の回転を環状平歯車１５に伝達して円
筒体１を筒状軸３とともにその軸心の周りに自転させる
ことができる。この円筒体１の逆方向回転により、内部
の各羽根１３は、その軸心と平行な側辺部１３ｂやその
三角形の内部空間を利用して円筒体周壁２の内面上の堆
肥材料を周方向に持ち上げる。持ち上げられた堆肥材料
は円筒体１の上部に至った後、重力で反転しながら落下
するので、スコップによる切返しのような攪拌作用が行
われる。
ａにハンドル（図示省略）を嵌合させ、ハンドル操作に
よりピニオンギヤ１６を回転駆動することにより、当該
ピニオンギヤ１６の回転を環状平歯車１５に伝達して円
筒体１を筒状軸３とともにその軸心の周りに自転させる
ことができる。この円筒体１の逆方向回転により、内部
の各羽根１３は、その軸心と平行な側辺部１３ｂやその
三角形の内部空間を利用して円筒体周壁２の内面上の堆
肥材料を周方向に持ち上げる。持ち上げられた堆肥材料
は円筒体１の上部に至った後、重力で反転しながら落下
するので、スコップによる切返しのような攪拌作用が行
われる。
【００１４】しかして円筒体１内（堆肥材料収納部１Ａ
内）の堆肥材料は、上記の円筒体１の回転による切返し
攪拌作用を受けながら、余分な水分が円筒体周壁２の通
気孔２ａより滴下排出され、堆肥材料中に含まれる好気
性発酵菌により発酵が始まる。この発酵熱で堆肥材料の
温度が上がると、円筒体１内で空気が対流し、外気が外
気取り入れ部１９より筒状軸３内及び筒状軸３の通気孔
５を経由して円筒体１内に取り込まれ、そして高温の空
気が円筒体周壁２の通気孔２ａを通って外箱６内に流出
するとともに、脱臭材料収納容器２２ａ，２２ｂ内の脱
臭材料（堆肥など）の内部を経由して煙突状排気口２４
ａ，２４ｂから外界に流出する。
内）の堆肥材料は、上記の円筒体１の回転による切返し
攪拌作用を受けながら、余分な水分が円筒体周壁２の通
気孔２ａより滴下排出され、堆肥材料中に含まれる好気
性発酵菌により発酵が始まる。この発酵熱で堆肥材料の
温度が上がると、円筒体１内で空気が対流し、外気が外
気取り入れ部１９より筒状軸３内及び筒状軸３の通気孔
５を経由して円筒体１内に取り込まれ、そして高温の空
気が円筒体周壁２の通気孔２ａを通って外箱６内に流出
するとともに、脱臭材料収納容器２２ａ，２２ｂ内の脱
臭材料（堆肥など）の内部を経由して煙突状排気口２４
ａ，２４ｂから外界に流出する。
【００１５】上記のように、堆肥材料収納部１Ａ内の堆
肥材料は適当時間おきに切返し攪拌されること、堆肥材
料収納部１Ａ内の堆肥材料には常時新鮮な外気が補給さ
れること、そして余分な水分は排出されること、によっ
て腐敗させることなく発酵分解を良好に進行させること
ができる。勿論、堆肥材料の組成によっては、発酵補助
菌の補給となるような補助材料を補給することができ
る。さらに外箱６内部（好ましくは円筒体１の内部）の
温度センサーを併設し、この温度センサーによる検出温
度を外箱外に表示するようにして、内部の温度が発酵に
よりあるレベル以上になったときに的確に切返し攪拌作
業（円筒体１の回転駆動）を行えるように構成すること
もできる。
肥材料は適当時間おきに切返し攪拌されること、堆肥材
料収納部１Ａ内の堆肥材料には常時新鮮な外気が補給さ
れること、そして余分な水分は排出されること、によっ
て腐敗させることなく発酵分解を良好に進行させること
ができる。勿論、堆肥材料の組成によっては、発酵補助
菌の補給となるような補助材料を補給することができ
る。さらに外箱６内部（好ましくは円筒体１の内部）の
温度センサーを併設し、この温度センサーによる検出温
度を外箱外に表示するようにして、内部の温度が発酵に
よりあるレベル以上になったときに的確に切返し攪拌作
業（円筒体１の回転駆動）を行えるように構成すること
もできる。
【００１６】堆肥材料の発酵分解が十分に進んで温度が
略常温で安定するようになれば、そのまま円筒体１内で
適当期間熟成させた後、または熟成を外で行わせる場合
は直ちに完成堆肥を取り出す。この完成堆肥の取り出し
は、堆肥取り出し口１１の開閉蓋１２を開き、円筒体１
の回転駆動手段１４により円筒体１を正回転方向Ｆに回
転駆動させる。この結果、堆肥材料収納部１Ａ内の完成
堆肥は、各羽根１３の斜辺部１３ａによって堆肥取り出
し口１１の方へ送られ、当該堆肥取り出し口１１から排
出される。勿論、必要に応じてスコップなどにより掻き
出すことができる。
略常温で安定するようになれば、そのまま円筒体１内で
適当期間熟成させた後、または熟成を外で行わせる場合
は直ちに完成堆肥を取り出す。この完成堆肥の取り出し
は、堆肥取り出し口１１の開閉蓋１２を開き、円筒体１
の回転駆動手段１４により円筒体１を正回転方向Ｆに回
転駆動させる。この結果、堆肥材料収納部１Ａ内の完成
堆肥は、各羽根１３の斜辺部１３ａによって堆肥取り出
し口１１の方へ送られ、当該堆肥取り出し口１１から排
出される。勿論、必要に応じてスコップなどにより掻き
出すことができる。
【００１７】堆肥製造中に円筒体周壁２の通気孔２ａ
や、円筒体１の開放両端と外箱両側壁８ａ，８ｂとの間
の隙間などから落下する細かな堆肥材料などは、外箱６
の底板３０上に堆積するので、適当な時期に外箱左右両
側壁２７ａ，２７ｂの開閉蓋２９ａ，２９ｂを開いて、
内部清掃用開口２８ａ，２８ｂから前記底板３０上の堆
積物を取り出し、清掃することができる。勿論、底板３
０上に滴下した水分はドレン抜き用配管３１より排出さ
れる。
や、円筒体１の開放両端と外箱両側壁８ａ，８ｂとの間
の隙間などから落下する細かな堆肥材料などは、外箱６
の底板３０上に堆積するので、適当な時期に外箱左右両
側壁２７ａ，２７ｂの開閉蓋２９ａ，２９ｂを開いて、
内部清掃用開口２８ａ，２８ｂから前記底板３０上の堆
積物を取り出し、清掃することができる。勿論、底板３
０上に滴下した水分はドレン抜き用配管３１より排出さ
れる。
【００１８】完成堆肥を取り出したとき、脱臭部２１の
２つの脱臭材料収納容器２１ａ，２１ｂ内の脱臭材料、
即ち堆肥を、新しい堆肥と交換することができる。この
脱臭材料としての堆肥の交換は、蓋２３ａ，２３ｂを取
り外し、各脱臭材料収納容器２１ａ，２１ｂ内の堆肥を
新しいものと交換した後、当該各脱臭材料収納容器２１
ａ，２１ｂを再度外箱６上に載置し、蓋２３ａ，２３ｂ
を被せれば良い。
２つの脱臭材料収納容器２１ａ，２１ｂ内の脱臭材料、
即ち堆肥を、新しい堆肥と交換することができる。この
脱臭材料としての堆肥の交換は、蓋２３ａ，２３ｂを取
り外し、各脱臭材料収納容器２１ａ，２１ｂ内の堆肥を
新しいものと交換した後、当該各脱臭材料収納容器２１
ａ，２１ｂを再度外箱６上に載置し、蓋２３ａ，２３ｂ
を被せれば良い。
【００１９】図示の実施形態では、外箱６の開放上端部
を前後２つの堆肥材料収納容器２２ａ，２２ｂにより閉
じるように構成したが、当該容器の個数は１つまたは３
つ以上でも良い。さらに、各堆肥材料収納容器自体に開
閉自在な蓋を設けることもできる。
を前後２つの堆肥材料収納容器２２ａ，２２ｂにより閉
じるように構成したが、当該容器の個数は１つまたは３
つ以上でも良い。さらに、各堆肥材料収納容器自体に開
閉自在な蓋を設けることもできる。
【００２０】また、上記実施形態では、堆肥材料収納部
１Ａが回転自在な横向きの円筒体１から構成され、当該
堆肥材料収納部１Ａ内の堆肥を攪拌する攪拌手段を、当
該円筒体１と円筒体周壁２の内側に突設した羽根１３と
から構成したが、これら堆肥材料収納部１Ａや攪拌手段
の構成は上記実施形態のものに限定されない。例えば、
外箱６の内側に、周壁に無数の小さな通気孔を備えた固
定の内槽を設けて、当該内槽を堆肥材料収納部１Ａと
し、この内槽の内部に攪拌手段、例えば回転翼などを配
設することもできる。本発明の堆肥製造装置における外
箱６は、定位置に固定的に据えつけられるものであって
も良いし、コンテナのように運搬可能なものであっても
良い。
１Ａが回転自在な横向きの円筒体１から構成され、当該
堆肥材料収納部１Ａ内の堆肥を攪拌する攪拌手段を、当
該円筒体１と円筒体周壁２の内側に突設した羽根１３と
から構成したが、これら堆肥材料収納部１Ａや攪拌手段
の構成は上記実施形態のものに限定されない。例えば、
外箱６の内側に、周壁に無数の小さな通気孔を備えた固
定の内槽を設けて、当該内槽を堆肥材料収納部１Ａと
し、この内槽の内部に攪拌手段、例えば回転翼などを配
設することもできる。本発明の堆肥製造装置における外
箱６は、定位置に固定的に据えつけられるものであって
も良いし、コンテナのように運搬可能なものであっても
良い。
【００２１】また、上記実施形態では、脱臭材料収納容
器で外箱６の上端全域を覆うように構成しているが、外
箱６の上側壁の一部分に開口部を設け、この開口部に脱
臭材料収納容器を嵌合載置するように構成しても良い。
また、上記実施形態のように脱臭材料収納容器で外箱６
の上端全域を覆うように構成する場合、外箱６の平面積
が小さいときは、１つの脱臭材料収納容器を使用するこ
ともできる。
器で外箱６の上端全域を覆うように構成しているが、外
箱６の上側壁の一部分に開口部を設け、この開口部に脱
臭材料収納容器を嵌合載置するように構成しても良い。
また、上記実施形態のように脱臭材料収納容器で外箱６
の上端全域を覆うように構成する場合、外箱６の平面積
が小さいときは、１つの脱臭材料収納容器を使用するこ
ともできる。
【００２２】
【発明の効果】以上のように本発明の堆肥製造装置によ
れば、外気取り入れ部から流入して外箱内の堆肥材料収
納部内を経由し、そして排気部から外箱外に放散する空
気流にのって外部に逸散する臭気を、前記排気部に併設
された脱臭部において脱臭することができるのである
が、堆肥など適当な脱臭材料を脱臭材料収納容器に充填
して外箱の上端に嵌合載置させ、蓋をするだけで脱臭機
能を発揮させることができる。換言すれば、堆肥などを
脱臭材料として簡便に利用することができ、しかも脱臭
部へ排気を誘導する配管なども不要で、装置全体の構造
が簡単であり、経済的で取り扱いの容易な堆肥製造装置
として活用することができるのである。
れば、外気取り入れ部から流入して外箱内の堆肥材料収
納部内を経由し、そして排気部から外箱外に放散する空
気流にのって外部に逸散する臭気を、前記排気部に併設
された脱臭部において脱臭することができるのである
が、堆肥など適当な脱臭材料を脱臭材料収納容器に充填
して外箱の上端に嵌合載置させ、蓋をするだけで脱臭機
能を発揮させることができる。換言すれば、堆肥などを
脱臭材料として簡便に利用することができ、しかも脱臭
部へ排気を誘導する配管なども不要で、装置全体の構造
が簡単であり、経済的で取り扱いの容易な堆肥製造装置
として活用することができるのである。
【００２３】なお、請求項２に記載の構成によれば、外
箱の上端に開口部を有する壁を構成する必要がなく、装
置全体の構造が一層簡単になって、より安価に実施する
ことができる。この場合、請求項３に記載の構成によれ
ば、外箱の平面積が多少大きくとも、各脱臭材料収納容
器を小型にして、取り扱いを容易ならしめることができ
る。
箱の上端に開口部を有する壁を構成する必要がなく、装
置全体の構造が一層簡単になって、より安価に実施する
ことができる。この場合、請求項３に記載の構成によれ
ば、外箱の平面積が多少大きくとも、各脱臭材料収納容
器を小型にして、取り扱いを容易ならしめることができ
る。
【図１】 縦断正面図である。
【図２】 縦断側面図である。
【図３】 横断平面図である。
【図４】 脱臭材料収納容器及び蓋を分離した状態で示
す一部縦断側面図である。
す一部縦断側面図である。
１ 円筒体（攪拌手段） １Ａ 堆肥材料収納部 ２ 円筒体周壁 ２ａ，５ 通気孔 ３ 筒状軸 ４ 円筒体支持材 ６ 外箱 ９ 堆肥材料投入口 １０，１２，２９ａ，２９ｂ 開閉蓋 １１ 堆肥取り出し口 １３ 羽根（攪拌手段） １４ 円筒体の回転駆動手段 １５ 環状平歯車 １６ ピニオンギヤ １８ 円筒体駆動軸 １９ 外気取り入れ部 ２０ 排気部 ２１ 脱臭部 ２２ａ，２２ｂ 脱臭材料収納容器 ２４ａ，２４ｂ 煙突状排気口 ２８ａ，２８ｂ 内部清掃用開口
Claims (3)
- 【請求項１】内部に堆肥材料収納部と当該堆肥材料収納
部内の堆肥材料を攪拌する攪拌手段を備えた外箱と、当
該外箱の外から前記堆肥材料収納部内への外気の流入を
可能にする外気取り入れ部と、前記堆肥材料収納部から
外箱の外への排気部とを備え、前記排気部には脱臭部が
設けられた堆肥製造装置であって、 前記脱臭部は、前記外箱の上端に着脱自在に装着され且
つ少なくとも底板に多数の通気孔を備えた脱臭材料収納
容器と、この容器の蓋とから構成され、当該蓋に排気口
が設けられている堆肥製造装置。 - 【請求項２】前記脱臭材料収納容器は、外箱の上端全域
をカバーし得る大きさである請求項１に記載の堆肥製造
装置。 - 【請求項３】前記脱臭材料収納容器が同一平面上に並ぶ
複数個に分割されている請求項２に記載の堆肥製造装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9069975A JPH10265285A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 堆肥製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9069975A JPH10265285A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 堆肥製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10265285A true JPH10265285A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13418176
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9069975A Pending JPH10265285A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 堆肥製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10265285A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005144533A (ja) * | 2003-11-19 | 2005-06-09 | Sanki Eng Co Ltd | 配管の溶接方法、シールドガス閉塞部材、シールドガス注入管、上昇気流遮断手段、蓋体 |
| CN110590424A (zh) * | 2019-10-18 | 2019-12-20 | 湘潭大学 | 一种通气式自动快速堆肥箱 |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP9069975A patent/JPH10265285A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005144533A (ja) * | 2003-11-19 | 2005-06-09 | Sanki Eng Co Ltd | 配管の溶接方法、シールドガス閉塞部材、シールドガス注入管、上昇気流遮断手段、蓋体 |
| JP4527382B2 (ja) * | 2003-11-19 | 2010-08-18 | 三機工業株式会社 | 配管の溶接方法、シールドガス注入管 |
| CN110590424A (zh) * | 2019-10-18 | 2019-12-20 | 湘潭大学 | 一种通气式自动快速堆肥箱 |
| CN110590424B (zh) * | 2019-10-18 | 2022-03-08 | 湘潭大学 | 一种通气式自动快速堆肥箱 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010905 |