JP4527382B2 - 配管の溶接方法、シールドガス注入管 - Google Patents

配管の溶接方法、シールドガス注入管 Download PDF

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Description

本発明は、建築現場において縦向きに配置したステンレス配管のシールドガス溶接方法に関し、特に溶接時の配管用バックシールドガスを効果的に保護し得るようにした配管の溶接方法、シールドガス注入管に関するものである。
ステンレス鋼管の突合せ溶接には、溶接時の気孔、割れ等を防止するためにアルゴンやヘリウム等の不活性ガスにより溶接部をシールドして溶接を行うことが必要である。特に配管の場合、内面の酸化防止のため、不活性ガスにより配管内をバックシールドガス(以下、単にシールドガスと云う。)により保護することが従来から行われている。
例えば、小径のステンレス配管の突合せ溶接を行う場合、配管内にシールドガスを流し、配管内の酸素濃度を低下させるようすることが行われており、斯かる従来例としては特許文献1がある。特許文献1では、溶接すべき2本のステンレス製の配管を突合せ配置し、突合せ部に形成された小孔から配管内に多数の細孔が形成されたガス注入管を挿入し、ガス注入管の小孔から不活性ガスを配管内に注入しつつ、突合せ部の溶接を行うようにしている。
又、例えば、中間径或は大径のステンレス製の配管の突合せ溶接を行う場合、配管内部を溶接開先部を中心として簡易な仕切り部材により仕切り、仕切り部材間の空間を簡易な溶接チャンバとし、該溶接チャンバ内に開先部の隙間からシールドガスを注入すると共に、溶接チャンバ内のシールドガスを少量ずつ開先部隙間から外部に放出させつつ溶接を行っており、斯かる従来例としては特許文献2がある。特許文献2は溶接すべき先端部(溶接部)を挟んで突合せ配置された2本のステンレス製の配管の夫々に、溶接の熱影響を受けないよう、溶接部から所定の距離だけ離反した箇所に水溶性ポリビニールアルコール膜製袋を挿入して管内を閉塞させ、溶接部の隙間からアルゴンガスを配管内に注入して内部の空気をアルゴンガスに置換し、溶接部を溶接するようにしている。
更に、縦向きの配管内部を溶接開先部を中心として簡易な仕切り部材により仕切り、仕切り部材間の空間を簡易な溶接チャンバとし、該溶接チャンバ内に開先部の隙間からシールドガスを注入しつつ溶接を行う従来例としては特許文献3がある。特許文献3では、不活性ガス雰囲気にて突合せ溶接される縦向きの配管の内部に、円錐形状水溶紙本体と、該水溶紙本体の開放端を外側に折返し且つ該折返し基部の径が縦向き配置された配管の内径と略同径となるよう形成したつば部とからなる水溶紙栓を、前記配管内部の溶接部周囲に不活性ガス充填空間を形成するよう挿入している。
縦向きの配管内部を溶接開先部を中心として仕切り部材により仕切り、仕切り部材間の空間を溶接チャンバとし、該溶接チャンバ内に開先部の隙間からシールドガスを注入しつつ溶接を行う他の従来例としては、図12に示すようなものがある。図12中、aは縦向きに配置されたステンレス製の配管、bは配管aの上部に縦向きに配置されたステンレス製の配管、cは配管a,bの突合せ部に形成された開先、dは開先c下方の熱影響を受けない位置において配管a内に収納されたスポンジ製のシールドガス閉塞部材、eは開先c上方の熱影響を受けない位置において配管内に収納されたスポンジ製のシールドガス閉塞部材である。
又、fは配管bの上端開口から配管b内に挿入されてシールドガス閉塞部材eを貫通し、配管a内をシールドガス閉塞部材dの上方近傍まで延在するシールドガス注入管で、シールドガス注入管fには、シールドガス閉塞部材d,e間の溶接チャンバにアルゴン等の不活性ガスであるシールドガスhを注入するための多数の小孔gが形成されている。なお、図中、H1は配管bの高さである。
配管a,bの溶接時には、シールドガス注入管fの小孔gからシールドガス閉塞部材d,e間に形成された配管a,b内の溶接チャンバ内にシールドガスhを注入しつつ溶接を行う。この際、溶接チャンバ内のシールドガスhは少量ずつ開先cの隙間から流出することにより、溶接アーク部は保護される。
ところで、現場における縦向きの配管の設置場所の特性として、防火区画が竪穴区画になっている場合があり、躯体側は地上階或は地下階から高層階まで煙突状に縦に一区画となっている。この場合、煙突効果により配管の外側周囲に上昇気流が発生し、溶接部側のシールドガス(イナートガス)を乱し、溶接不良を引起す虞があり、一般的には、現場では風速2m/sec以上の場合、溶接は困難である。このため、従来は溶接部分を含む作業範囲を養生防災シートで囲んで風を防いだり、風上に衝立を設けて風力を弱めたり、シールドガスの流量を増加させてシールドガスの散逸による弊害を防止したりし、これにより、溶接アーク部に対する風の影響を減少させるようにしている。
又、自動溶接機を使用して縦配管を溶接する場合に溶接トーチを保持すると共に防風を行うようにした従来例としては特許文献4、5がある。特許文献4では、溶接トーチ全体を包囲体で覆い、溶接トーチ先端のアーク部分を局所的に防風しており、特許文献5では溶接トーチ全体を溶接用防風具により包囲している。
更に又、縦向きの配管が10m以上になることがあるが、この場合には配管内でも煙突効果が生じ、配管内を流通風が流れる。そこで、従来は配管内にウエスやオブラートを詰込んで流通風を防いでいる。又、配管内を流れる流通風により溶接部の酸化を防止する不活性ガスが乱されるので、これを防止するようにした従来例としては特許文献6がある。特許文献6では、突合せ配置した縦向きの配管内に開先の上下位置に位置するよう泡を充填して溶接欠陥を防止している。
特開平9−295147号公報 特開平5−245633号公報 特開平9−10933号公報 実開昭55−55281号公報 特開2000−237871号公報 特開平11−170050号公報
特許文献1の場合には水平配管の場合は問題ないが、縦向きの配管に用いるとシールドガスが空気よりも重いアルゴンの場合には、該アルゴンガスは水平に差込まれたガス注入管よりも下方に溜まり、肝腎のビード部裏のシールドガス濃度が十分高くならず、良好な溶接を行うことができない。
特許文献2の場合には、水溶性ポリビニールアルコール膜製袋によりシールドガスの漏れを防止しているが、該袋を縦向きの配管に設置した場合には、当該袋は落下してしまい、所定の位置に溶接チャンバが形成されない虞がある。
特許文献3の場合には、水溶紙栓の形状が複雑である。
図12に示すものの場合には、建築の縦向きの配管のように2フロア又は3フロア分の10m以上の長さのユニット配管同士を溶接で接続するには、シールドガス注入管fの長さを10m以上延ばし、且つ配管b内のシールドガス閉塞部材eにシールドガス注入管fを貫通させる必要があるため、準備作業に手間が掛かる。又、配管a,bの溶接後にスポンジのようなシールドガス閉塞部材d,eを配管a,b内から取出すのは困難であり、斯かるシールドガス閉塞部材d,eを流体を流す配管に適用するのは具合が悪い。
一方、煙突効果により縦向きの配管の外側周囲に発生した上昇気流を防止して、溶接アーク部に対する風の影響を減少させるため、溶接部分を含む作業範囲を養生防災シートで囲んだり、風上に衝立を設けたりするのは溶接作業に時間が掛かり、作業能率が悪く、シールドガスの流量を増加させるのは、コストアップを招来する。
特許文献4、5の場合には、配管外側を流れる気流から溶接トーチを保護することはできるが、溶接トーチは包囲体若しくは溶接用防風具により覆われるため、溶接部の視界を悪化させ、溶接トーチの作動が良好に行われていなくても確認することが困難である。
又、配管内でも煙突効果が生じて配管内を流通風が流れるのを防止するために、配管内にウエスを詰込んだ場合には、ウエスの取忘れが生じてトラブルのもととなり、特許文献6の場合は、配管内に泡を充填するには大掛かりな充填装置が必要であり、更に泡の充填時間による作業性の悪化や、泡切れによる流通風の再発の虞もある。
本発明の第一の目的は、建築現場等で縦向きの配管を溶接して接続する場合に、溶接の準備を短時間で行い得るようにすると共に、溶接部を容易且つ確実にしかも少量のシールドガスにより保護して良好な溶接を行い得るようにすることである。又、本発明の第一参考例の目的は、煙突効果により縦向きの配管の外側周囲に上昇気流が発生した場合にも、簡単な手段で確実に上昇気流を防止してシールドガスが乱されないようにし、良好な溶接を行い得るようにすることである。更に、本発明の第二参考例の目的は、縦向きの配管内を流通風が流れる場合に、簡単且つ確実な手段で流通風を防止し、シールドガスが乱されないようにして良好な溶接を行い得るようにすることである。
請求項1の配管の溶接方法は、
縦向きに配置した上下の配管を溶接するに際し、
上下の配管内の所定位置に夫々水溶性のシールドガス閉塞部材を収納、固定し、
上下の配管における対向端部間の開先に形成された隙間から上下のシールドガス閉塞部材の間に形成されている溶接チャンバ内に、シールドガスを注入するための孔を設けた縦部材を有する側面形状がL形のシールドガス注入管を、縦部材を水平な状態にして前記隙間から挿入し、
しかる後、縦部材の向きを90度変更して溶接チャンバ内で前記隙間よりも上方に縦部材が位置するよう立設状態にして、前記シールドガス注入管の縦部材の孔から前記溶接チャンバの開先よりも上部に、空気よりも重いシールドガスを注入するものである。
請求項2の配管の溶接方法は、請求項1に記載の配管の溶接方法を行う際に用いるシールドガス注入管として、シールドガスを注入するための孔が複数個設けられた扁平の縦部材を備えたシールドガス注入管を用いるものである。
請求項3の配管の溶接方法は、請求項1又は2に記載の配管の溶接方法を行う際に、周囲に円周方向へ所定の間隔で径方向へ向けて切れ目を入れた紙シートの切れ目の部分を折り曲げて縁部を形成した略円筒の皿状の水溶性のシールドガス閉塞部材を、上下の配管内に配管の開先を形成する開口端部側から各々挿入して上下の配管内の所定位置に夫々収納し、前記縁部を、対向する上下の管端側に向けて上下の配管の内壁円周に粘着し、固定するものである。
請求項4の配管の溶接方法は、請求項1乃至3の何れかに記載の配管の溶接方法を行う際に、上下の配管における対向端部間の隙間に溶接の開先を形成するよう、吊り下げられた上の配管を下降させる際、下端が下の配管側に突出するように上の配管に対し円周方向へ所定の間隔で固設されている複数の案内体を下の配管の外周に沿って下降させつつ、上の配管を下の配管に対し案内しながら下の配管に向かって下降させ、上下の配管の位置合わせを行うものである。
請求項5のシールドガス注入管においては、側面形状は、複数の小孔を有する縦部材を備えてL形に形成されており、上下の配管における対向端部間の開先に形成された隙間から上下のシールドガス閉塞部材の間に形成されている溶接チャンバ内に前記縦部材側から挿入され且つ前記溶接チャンバ内では、前記小孔が形成された縦部材は前記開先よりも上方に位置するよう立設状態にされて、前記小孔から前記開先よりも上方位置にシールドガスを注入しうるよう構成したものである。
本発明の請求項1〜5の発明によれば、溶接作業の準備は容易且つ短時間で行うことができるため、作業の能率向上を図ることができ、又、開先には所定濃度のシールドガスが存在するため、良好な溶接を行うことができ、更に、開先から流出するシールドガスは少量であるため、コスト的にも有利である、等種々の優れた効果を奏し得る。
本発明の第一参考例によれば、、配管の外周に沿って上昇してきた上昇気流は、構造が簡単で安価な上昇気流遮断手段により遮断され、開先の部分に吹付けられることはないため、開先におけるシールドガスは乱されず、良好な溶接を行うことができ、又、溶接トーチは遮蔽されないため、溶接状態を容易に確認することができる、という優れた効果を奏することができる。
本発明の第二参考例によれば、配管内を流通風が流れることを確実に防止することができるため、シールドガスが乱されることがなく、良好な溶接を行うことができ、又、蓋体は簡単な構成であるため、コストも安価である、等種々の優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1〜図4は、本発明の第一の目的を達成するための本発明の実施の形態の一例である。図中、1は縦向きに配置されたステンレス製の配管、2は配管1の上部に縦向きに設置されたステンレス製の配管、3は配管1,2の突合せ部に形成された開先であり、開先3における配管1,2突合せ部の隙間Gは約4mmである。
4は開先3下方の熱影響を受けない位置において配管1内に収納された水溶性で且つ紙製のシールドガス閉塞部材、5は開先3上方の熱影響を受けない位置において配管2内に収納された水溶性で且つ紙製のシールドガス閉塞部材である。シールドガス閉塞部材4,5の隙間G中心からの高さH2は、H2≒300mmである。
6は後端部にホース7が接続されると共に、配管1,2間に形成された開先3の隙間Gから配管2内に挿入し得るようにしたステンレス製のシールドガス注入管で、シールドガス注入管6の縦部材6aには、配管1,2のシールドガス閉塞部材4,5間に形成された溶接チャンバにアルゴン等の不活性ガスであるシールドガス8を注入するための多数の小孔6bが形成されている。シールドガス注入管6は側面形状がL形に形成され、断面形状は隙間Gからシールドガス閉塞部材4,5間の溶接チャンバに容易に挿入し得るよう、扁平になっている。なお、シールドガス注入管6はL形ではなく、U形に形成しても良い。
9は配管2の外側部に固設されたブラケット、10は現場に設けられた梁11に配置されたブラケットであり、ブラケット9,10をボルト締結することにより、配管2は梁11に固定、支持されるようになっている。
シールドガス閉塞部材4,5は図2に示すように、配管1,2の内径よりも所定の寸法だけ大きく形成した水溶性の紙シート12の周囲に円周方向へ所定の間隔で径方向へ向けて切れ目12aを入れ、この切れ目12aの部分を図3に示すごとく折曲げて縁部12bを形成し、断面形状を略円筒の浅い皿状に形成してある。而して、シールドガス閉塞部材4,5を配管1,2内にセットする際には、水平状態に設置した両配管1,2内に、開先を形成する開口端部側から約300mm程度の閉塞部材セット位置へシールドガス閉塞部材4,5を挿入して、シールドガス閉塞部材4,5を配管1,2内に取付けることができる。その固定は、紙シート12の縁部12bを管端手前側に向けて縁部12bを片面粘着テープ13により配管1,2内壁円周に粘着することにより行うようになっている。なお、図3、図4ではシールドガス閉塞部材4,5の何れも開口が上向きに図示してあるが、シールドガス閉塞部材5の向きは上下反対で、実際にはシールドガス閉塞部材5の開口側は下向きとなる。
次に、上記図示例の作動を説明する。
縦向きの配管1,2の溶接時には、下方に縦向きに立設されて内部所定位置に水溶性のシールドガス閉塞部材4が貼着されている配管1の上方へ、内部所定位置に水溶性のシールドガス閉塞部材5が貼着されている配管2を、今回溶接される端部を下にしてクレーン等の搬送手段により縦向きで搬送し、下降させて配管1の上方へ所定の状態となるよう位置させ、ブラケット9,10をボルト締結することにより、配管2を所定の状態にセットする。これにより、配管1,2の突合せ部には隙間Gの開先3が形成される。シールドガス閉塞部材4,5は片面粘着テープ13を介して配管1,2の内周に貼着されているため、シールドガス閉塞部材4,5が脱落することはない。又、配管2の取付けに際しては、配管1に対して同心となるよう微調整が行われる。
次いで、作業員はシールドガス注入管6の縦部材6aを水平な状態にして隙間Gから配管1,2内に設けたシールドガス閉塞部材4,5間に形成されている溶接チャンバ内に挿入し、縦部材6aの向きを90度変更して、溶接チャンバにおいて配管2内に位置するよう立設状態にする。このため、縦部材6aは溶接チャンバの配管2側に位置する。而して、図示してないボンベ等から送級されたアルゴン等の空気よりも重い不活性ガスであるシールドガス8は、ホース7からシールドガス注入管6の縦部材6aに形成されている多数の小孔6bを経て溶接チャンバの開先3よりも上方位置となるよう、溶接チャンバ内に注入される。
溶接チャンバに注入されたシールドガス8は空気よりも重いため、下降して開先3の隙間Gから少量ずつ外部へ流出し、その結果、開先3には所定濃度のシールドガス8が存在する。このため、溶接トーチによる溶接アークが保護されて開先3を良好に溶接することができる。
本発明の図示例によれば、溶接作業の準備は容易且つ短時間で行うことができるため、作業の能率向上を図ることができる。又、開先3には所定濃度のシールドガスが存在するため、良好な溶接を行うことができる。更に開先3の隙間Gから流出するシールドガスの流量は少量であるため、コスト的にも有利である。
図5は本発明の第一の目的を達成するための本発明の実施の形態の他の例である。本図示例では縦向きの配管2の下端に、円周方向へ所定の間隔で、下端が配管2の下方へ突出するよう、3〜6個の案内体15が仮付け溶接により固設されている。本図示例によれば、配管2を配管1に対しセットする際に、吊られている配管2を下降させると、案内体15が配管1の外周に沿って下降するため、配管2は配管1に対して確実に位置合わせされる。従って、本図示例では、配管2を配管1に対しより一層、容易且つ迅速に、しかも正確にセットすることができる。配管2が配管1に対しセットされたら、案内体15は除去する。又、溶接は図1で説明した場合と同様にして行う。
図6、図7は本発明の第一参考例の実施の形態の一例である。
図中、16は建屋柱、17は縦向きの配管1の部分に設けられた作業足場、18は配管1,2の周囲を包囲するよう張巡らされた養生防煙用のシート、19は配管1,2間に形成された開先3の下方所定位置に配置されて配管1の外周に固設され、配管1,2の外周表面を流れる上昇気流20を遮断するようにしたスカートである。
スカート19は図7に示すように2分割構造で、組付けられて配管1の外周に固定され、円筒状になるようにした半円筒状の一対のスカート支持部19aと、組付けられて円板状になるようにした半円板フランジ状の一対のスカート本体19bと、組付けられる際の締結部となるブラケット19cとを備えている。スカート本体19bはスカート支持部19aの下端に固設されており、ブラケット19cはスカート支持部19aの周方向端部及びスカート本体19bの周方向端部に、夫々に対し略90度の角度で接続されるよう固設されている。
配管2を配管1に溶接する際には、スカート19を配管1,2間に形成された開先3の下方所定位置において、配管1の外周に固定する。固定はスカート支持部19aを配管1の外周に合わせ、対向したブラケット19cをボルト締結することにより行う。これにより、配管1の外周に沿って上昇してきた上昇気流20は、スカート19のスカート本体19bにより遮断され、開先3の部分に吹付けられることはない。このため、構造簡単なスカート19を設けることにより、開先3の隙間Gから少量ずつ流出するシールドガス8は乱されず、良好な溶接を行うことができる。
図8は図7に示すスカートの他の例である。本図示例のスカート19においては、ブラケット19cの一端にスカート支持部19a及びスカート本体19bを開閉するための蝶番21が装着されている。斯かる構成とすると、スカート19の配管1に対する着脱を容易且つ迅速に行うことができる。本図示例においても、開先3から流出するシールドガス8は乱されることがない。
図9、図10は図7に示すスカートの更に他の例である。本図示例では、開先3の現在溶接している箇所のシールドガス8が配管1の外周に沿って上昇してきた上昇気流20により乱されるのをより一層確実に防止するために、スカート本体19bのうち一方のスカート本体19bの面積を広げて先端が平板矩形状のスカート本体22を形成すると共に、スカート本体22の先端に下方へ延びる壁部22aを取付け、スカート本体22の両側部に下方へ延びる側壁22bを固設している。図10中、23は溶接トーチである。
開先3を溶接する際には、図10に示すごとく開先3の下方位置となるよう、スカート19を配管1に取付ける。溶接に際しては、スカート本体22が溶接トーチ23の下方に位置するよう、溶接トーチ23が開先3に沿い移動するに従い、スカート19も配管1の周方向へ移動させる。このようにすることにより、上昇気流20は側壁22b、壁部22aに案内され、溶接トーチ23を避けて上昇する。このため、上昇気流20は現在溶接している箇所に吹付けられることがなく、溶接トーチ23先端のシールドガス8の乱れは更に確実に防止され、更に良好な溶接を得ることができる。
図11は本発明の第二参考例の実施の形態の一例である。図中、24は配管2の頂部に外嵌させるキャップ状の蓋、H3は配管2の高さで、H≒10mである。配管2の頂部に蓋24を外嵌して、配管1,2内を流通風が流れることを確実に防止することができるため、配管1,2内の流通風によりシールドガス8が乱されることがなく、良好な溶接を行うことができる。又、蓋24は簡単な構成であるため、コストも安価である。
なお、図1〜図11中、同一部分には同一の符号が付されている。
第一参考例、第二参考例の要旨は以下のとおりである。
[要旨1]
縦向きに配置した上下の配管を溶接するに際し、上下の配管における対向端部間の開先よりも下方に位置するよう、上昇気流遮断手段を設けて配管外周に沿い下方から上方に流れる上昇気流を遮断することを特徴とする配管の溶接方法。
[要旨2]
円周方向へ複数に分割して形成されると共に、縦向きに配置された配管の外周に装着されるようにした支持体と、各支持体に設けられて前記配管に取付けられると、全体として外形が配管径よりも大きいフランジ状となる上昇気流遮断板とを備えたことを特徴とする上昇気流遮断手段。
[要旨3]
配管に装着される2組の支持体を備え、支持体の対向端部の一方は、蝶番により連結されている上昇気流遮断手段。
[要旨4]
配管の溶接時に溶接トーチの下方に位置する上昇気流遮断板には、遮断板の3辺から下方へ延びる壁体が設けられている上昇流遮断手段。
[要旨5]
縦向きに配置した上下の配管を溶接するに際し、上方の配管の上端に蓋体を嵌合させて配管内を流れる流通風を防止することを特徴とする配管の溶接方法。
[要旨6]
キャップ状に形成されて配管の上端部に嵌合し得るよう構成したことを特徴とする蓋体。
本発明においては、配管はステンレス製とする場合について説明したが、ステンレス製以外の配管に対しても適用可能なこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
第一の目的を達成するための本発明の配管の溶接方法の実施の形態の一例の斜視図である。 図1の配管の溶接方法に適用されるシールドガス閉塞部材を作成するためにシートに切れ目を入れた状態を示す平面図である。 図2に示すシートの縁部を折曲げて形成されたシールドガス閉塞部材の断面図である。 図3に示すシールドガス閉塞部材を縦向きの配管内に嵌入した状態を示す断面図である。 図1に示す配管の溶接方法において、溶接すべき上方の配管の下端に案内体を取付けて、当該配管を案内体により案内させて下方の配管の上端にセットした状態を示す斜視図である。 本発明の第一参考例の実施の形態の一例を示す斜視図である。 図6の配管の溶接方法に適用されるスカートの詳細を示す斜視図である。 図6の配管の溶接方法に適用されるスカートの他の例を示す斜視図である。 図6の配管の溶接方法に適用されるスカートの更に他の例を示す斜視図である。 図9に示すスカートを配管に装着した状態を示す側面図である。 本発明の第二参考例の実施の形態の一例を示す斜視図である。 従来の配管の溶接方法の一例を示す斜視図である。
符号の説明
1 配管
2 配管
3 開先
4 シールドガス閉塞部材
5 シールドガス閉塞部材
6 シールドガス注入管
6a 縦部材
6b 小孔
8 シールドガス
12b 縁部
15 案内体
19 スカート(上昇気流遮断手段)
19a スカート支持部(支持体)
19b スカート本体(上昇気流遮断板)
20 上昇気流
21 蝶番
22 スカート本体(上昇気流遮断板)
22a 壁部(壁体)
22b 側壁(壁体)
23 溶接トーチ
24 蓋(蓋体)
G 隙間

Claims (5)

  1. 縦向きに配置した上下の配管を溶接するに際し、
    上下の配管内の所定位置に夫々水溶性のシールドガス閉塞部材を収納、固定し、
    上下の配管における対向端部間の開先に形成された隙間から上下のシールドガス閉塞部材の間に形成されている溶接チャンバ内に、シールドガスを注入するための孔を設けた縦部材を有する側面形状がL形のシールドガス注入管を、縦部材を水平な状態にして前記隙間から挿入し、
    しかる後、縦部材の向きを90度変更して溶接チャンバ内で前記隙間よりも上方に縦部材が位置するよう立設状態にして、前記シールドガス注入管の縦部材の孔から前記溶接チャンバの開先よりも上部に、空気よりも重いシールドガスを注入することを特徴とする配管の溶接方法。
  2. 請求項1に記載の配管の溶接方法を行う際に用いるシールドガス注入管として、シールドガスを注入するための孔が複数個設けられた扁平な縦部材を備えたシールドガス注入管を用いる配管の溶接方法。
  3. 請求項1又は2に記載の配管の溶接方法を行う際に、周囲に円周方向へ所定の間隔で径方向へ向けて切れ目を入れた紙シートの切れ目の部分を折り曲げて縁部を形成した略円筒の皿状の水溶性のシールドガス閉塞部材を、上下の配管内に配管の開先を形成する開口端部側から各々挿入して上下の配管内の所定位置に夫々収納し、前記縁部を、対向する上下の管端側に向けて上下の配管の内壁円周に粘着し、固定する配管の溶接方法。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の配管の溶接方法を行う際に、上下の配管における対向端部間の隙間に溶接の開先を形成するよう、吊り下げられた上の配管を下降させる際に、下端が下の配管側に突出するように上の配管に対し円周方向へ所定の間隔で固設されている複数の案内体を下の配管の外周に沿って下降させつつ、上の配管を下の配管に対し案内しながら下の配管に向かって下降させ、上下の配管の位置合わせを行うことを特徴とする配管の溶接方法。
  5. 側面形状は、複数の小孔を有する縦部材を備えてL形に形成されており、上下の配管における対向端部間の開先に形成された隙間から上下のシールドガス閉塞部材の間に形成されている溶接チャンバ内に前記縦部材側から挿入され且つ前記溶接チャンバ内では、前記小孔が形成された縦部材は前記開先よりも上方に位置するよう立設状態にされて、前記小孔から前記開先よりも上方位置にシールドガスを注入しうるよう構成したことを特徴とするシールドガス注入管。
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