JPH10264828A - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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Publication number
JPH10264828A
JPH10264828A JP7548697A JP7548697A JPH10264828A JP H10264828 A JPH10264828 A JP H10264828A JP 7548697 A JP7548697 A JP 7548697A JP 7548697 A JP7548697 A JP 7548697A JP H10264828 A JPH10264828 A JP H10264828A
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JP
Japan
Prior art keywords
steering wheel
bolt
boss plate
jig
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP7548697A
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English (en)
Inventor
Noriya Nagata
典也 永田
Katsunobu Sakane
勝信 坂根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP7548697A priority Critical patent/JPH10264828A/ja
Publication of JPH10264828A publication Critical patent/JPH10264828A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スポークの被覆体及びパッドの被覆体を一体に
形成してなるステアリングホイールにおいて、組付時に
おける作業性を向上させる。 【解決手段】ステアリングホイールは、リング2と、ス
ポーク4と、被覆体7bに一体形成されたパッド3と、
ボスプレート8及びステアリングシャフト30を締結す
るためのギヤボルト34と、ギヤボルト34の軸線と直
交方向に向けてボスプレート8に回転可能に保持された
操作治具56と、収容ケース41とを備える。ギヤボル
ト34はステアリングシャフト30上端部の凹部31の
雌ねじ部31aに螺着される雄ねじ65及びその頭部に
おいてドリブンギヤ66を有し、操作治具56は操作部
57及びドライブギヤ58を有する。ドライブギヤ58
及びドリブンギヤ部56は相互に噛合される。収容ケー
ス41のギヤボルト34用の透孔42aとねじ螺着用の
透孔42b,42cとは同一平面上に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のステアリ
ングホイールに関する。より詳細には、リング、スポー
クの被覆体及びパッドを一体に形成したステアリングホ
イールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ステアリングホイールは、円環
状の操作リングと、同リングの中央に配設されるパッド
と、リングからステアリングホイールの中央に向かって
延びる複数本のスポークとを有する。前記リングは、リ
ング芯金及びそれを被覆する被覆体を有するとともに、
スポークは、スポーク芯金及びそれを被覆する被覆体を
有する。また、前記パッド下方において、スポーク芯金
には、ステアリングシャフトにステアリングホイールを
連結するためのボスプレートが連結されている。このよ
うなステアリングホイールでは、例えばスポーク芯金と
ボスプレートとがボルト等の締結手段によって連結され
ている。また、実開平2−133955号公報において
は、リング、スポークの被覆体及びパッドの被覆体を一
体に形成したステアリングホイールが開示されている。
【0003】ところで、日本では、多くの場合、上端部
に雄ねじが形成されたステアリングシャフトに対し、ボ
スプレートが嵌め込まれる。さらに、その上からナット
が螺着されることにより、ボスプレートは、ステアリン
グシャフトに固定される。これに対し、米国では、多く
の場合、ステアリングシャフトの上端部に形成した凹部
に雌ねじが形成されている。そして、そのシャフトにボ
スプレートが嵌め込まれた上で、ボルトが螺入される。
つまり、ボスプレートはステアリングシャフトに対し、
ボルトで固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リン
グ、スポークの被覆体と、パッドとを一体に形成した場
合、スポーク芯金とボスプレートとを予め連結した上
で、ボスプレートをステアリングシャフトに対し固定す
る必要がある。従って、ステアリングシャフトの上側の
操作スペースが制限される。そのため、ステアリングホ
イールの組付けに際して、作業性が悪いものとなるおそ
れがある。
【0005】この発明は、上記問題に着目してなされた
ものであって、その目的は、スポークの被覆体及びパッ
ドの被覆体を一体に形成してなるステアリングホイール
において、組付時における作業性を向上させることので
きるステアリングホイールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明においては、スポーク芯金
と、これらスポーク芯金を包囲するようにスポーク芯金
に連結されたリング芯金とを備え、前記スポーク芯金に
取付けられたボスプレートをステアリングシャフトに連
結してなるステアリングホイールにおいて、前記ボスプ
レートには、前記ステアリングシャフトの上端部が挿入
される挿通孔を設けるとともに、前記ステアリングシャ
フトの上端面には内面にネジ面を有する凹部を形成し、
かつ、前記ボスプレートを前記ステアリングシャフトに
対して固定するためのボルトと、前記ボスプレートにて
支持され、前記ボルトの軸線と直交して延びて、前記ボ
スプレート及びステアリングシャフトに干渉しない位置
にて、前記ボルトを回動させて前記ステアリングシャフ
トの凹部に前記ボルトを螺入させるための操作治具と、
前記ボスプレートに固定され、前記ボルト及び操作治具
を収容及び保持するためのケースとを設けるとともに、
前記ケースには、前記ボルトを回動可能に支持するため
の第1の孔と、該第1の孔と同一平面上に位置し、前記
ケースを前記ボスプレートに固定するためのねじ螺着用
の第2の孔とを設けたことをその要旨としている。
【0007】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載のステアリングホイールにおいて、前記第2の
孔は複数個設けられており、かつ、そのうちの2つは前
記第1の孔に対し対称位置に設けられていることをその
要旨としている。
【0008】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項1又は2に記載のステアリングホイールにおいて、前
記操作治具は、前記ボルトから離間した位置において回
転操作される操作部と、自身の回転トルクを前記ボルト
に伝達できるよう、前記ボルトとともにトルク伝達機構
とを有していることをその要旨としている。
【0009】併せて、請求項4に記載の発明では、請求
項1から3のいずれかに記載のステアリングホイールに
おいて、前記ボスプレートには、前記ケースの外周形状
に沿うようにして上方へ突出する突起を設け、該突起及
び前記ケースにて前記操作治具を収容及び保持するよう
にしたことをその要旨としている。
【0010】加えて、請求項5に記載の発明では、請求
項4に記載のステアリングホイールにおいて、前記突起
は、前記ボスプレートの強度を飛躍的に高めるのを抑制
するべく分断されていることをその要旨としている。
【0011】また、請求項6に記載の発明では、請求項
4又は5に記載のステアリングホイールにおいて、前記
突起には、前記操作治具を軸支するべく、上部が開口し
てなる軸受部を設けたことをその要旨としている。
【0012】さらに、請求項7に記載の発明では、請求
項4から6のいずれかに記載のステアリングホイールに
おいて、前記突起には、前記ケースを固定するためのね
じ面を有する凹部が形成されていることをその要旨とし
ている。
【0013】併せて、請求項8に記載の発明では、請求
項1から7のいずれかに記載のステアリングホイールに
おいて、前記操作治具には、該操作治具の軸線方向への
移動に起因する異音の発生を防止するための弾性体を設
けたことをその要旨としている。
【0014】加えて、請求項9に記載の発明では、請求
項1から8のいずれかに記載のステアリングホイールに
おいて、前記ボスプレートには、前記ケースの固定をよ
り確実ならしめるための係合手段を前記ケースとともに
設けたことをその要旨としている。
【0015】また、請求項10に記載の発明では、請求
項1から9のいずれかに記載のステアリングホイールに
おいて、前記スポーク芯金を下方から覆うための樹脂製
のカバーを設けるとともに、該カバーには、前記操作治
具の回転操作を容易ならしめるための孔が形成されてい
ることをその要旨としている。
【0016】さらに、請求項11に記載の発明では、請
求項3から10のいずれかに記載のステアリングホイー
ルにおいて、前記トルク伝達機構は、前記ボルトの頭部
外周面及び前記操作治具に形成され、互いに噛合された
ギヤによって形成されていることをその要旨としてい
る。
【0017】併せて、請求項12に記載の発明では、請
求項11に記載のステアリングホイールにおいて、前記
ボルトの頭部外周面には、ウォームホイールとしてのヘ
リカルギヤが、前記操作治具には、ウォームギヤとして
の前記ボルト頭部外周面のギヤに噛合するヘリカルギヤ
が形成されていることをその要旨としている。
【0018】加えて、請求項13に記載の発明では、請
求項1から12のいずれかに記載のステアリングホイー
ルにおいて、前記ステアリングシャフトの外周面と、前
記ボスプレートの挿通孔内周面には、互いに係合するセ
レーションが形成されていることをその要旨としてい
る。
【0019】また、請求項14に記載の発明では、請求
項1から13のいずれかに記載のステアリングホイール
において、さらに、前記リング芯金を被覆する被覆体
と、前記スポーク芯金を被覆する被覆体と、前記ボスプ
レートの上方において、前記被覆体に連続的に一体とな
ったパッドとを設けたことをその要旨としている。
【0020】さらに、請求項15に記載の発明では、請
求項1から14のいずれかに記載のステアリングホイー
ルにおいて、前記ボスプレートには、前記操作治具の一
部が収容される凹部を設けたことをその要旨としてい
る。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明のステアリングホ
イールによれば、組付時における作業性を向上させるこ
とができるという優れた効果を奏する。
【0022】また、特に、本発明では、ケースに設けら
れた第1の孔と、ケースをボスプレートに固定するため
のねじ螺着用の第2の孔とが同一平面上に位置してい
る。このため、ボスプレートをステアリングシャフトか
ら取り外す際のケースの変形を抑制することができる。
【0023】また、請求項2に記載の発明によれば、上
記変形抑制の効果をより確実なものとすることができ
る。さらに、請求項3に記載の発明によれば、組付時に
おける作業性のさらなる向上を図ることができる。
【0024】併せて、請求項4に記載の発明によれば、
ボスプレートに設けられた突起及び前記ケースにて操作
治具が収容及び保持される。従って、操作治具の操作に
際し、該操作治具の軸線方向への移動がケースのみなら
ず突起によっても規制されることとなる。その結果、組
付時におけるケースの変形をも抑制することができる。
【0025】加えて、請求項5に記載の発明によれば、
突起は分断されているため、ボスプレートの強度が飛躍
的に高くなることがない。そのため、ステアリングホイ
ールに所定の応力が加わった場合における応力の吸収を
担保することができる。
【0026】また、請求項6に記載の発明によれば、突
起に設けられた上部が開口してなる軸受部の存在によ
り、操作治具の軸支が容易に行われる。そのため、さら
なる作業性の向上を図ることができる。
【0027】さらに、請求項7に記載の発明によれば、
第1の孔と第2の孔とを容易に同一平面上に位置せしめ
ることができる。併せて、請求項8に記載の発明によれ
ば、操作治具に設けられた弾性体の存在により、操作治
具の軸線方向への移動が抑制される。その結果、操作治
具の軸線方向への移動に起因する異音の発生を防止する
ことができる。
【0028】加えて、請求項9に記載の発明によれば、
ボスプレート及びケースに設けられた係合手段により、
ケースの固定をより確実なものとすることができる。ま
た、請求項10に記載の発明によれば、カバーが存在し
ても操作治具の回転操作を容易に行うことができる。
【0029】さらに、請求項11に記載の発明によれ
ば、ボルトの頭部外周面及び操作治具に形成され、互い
に噛合されたギヤによってトルク伝達機構が形成される
ことにより、作業性の向上という上記効果をより確実な
ものとすることができる。
【0030】併せて、請求項12に記載の発明によれ
ば、ギヤの歯同士は、点接触をするため、多少の位置ず
れ、或いは歯の変形が生じたとしても、歯同士の噛合に
ずれが生じることなく、操作治具のトルクを確実に伝達
することができる。
【0031】また、ボルト自身は、操作治具により回転
されない限り回転することはないため、回転操作後にお
けるボルトの緩みや、ステアリングホイールのがたつき
を防止することができる。
【0032】加えて、請求項13に記載の発明によれ
ば、操作リングの回転をボスプレートを介して確実に伝
達することができる。また、請求項14に記載の発明に
よれば、被覆体とパッドとが連続的に一体となったステ
アリングホイールにおいて、組付時における作業性を向
上させることができる。
【0033】さらに、請求項15に記載の発明によれ
ば、ボスプレートに設けられた凹部に操作治具の一部が
収容される。そのため、ケースの全高を低く抑えること
ができ、スペース上の不利を回避することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化したステ
アリングホイールの一実施の形態について図面に従って
説明する。
【0035】図1,5に示すように、ステアリングホイ
ールの本体1は、円環状の操作リング2と、リング2の
中央に配置されたパッド3と、パッド3から放射状に延
びてリング2及びパッド3を連結する3本のスポーク4
とから構成されている。また、リング2は、例えば鋼管
からなるリング芯金5とそれを被覆する被覆体7aとに
より構成されている。スポーク4は、マグネシウム合金
等の軽金属によってダイカスト成形された3本のスポー
ク芯金6A,6Bと、それを被覆する被覆体7bとによ
り構成されている。被覆体7a,7b及びパッド3は、
発泡ポリウレタン等の軟質合成樹脂材により一体的に形
成されている。
【0036】ステアリングホイールの下方には、そのス
テアリングホイールをステアリングシャフト30に取付
けるためのボスプレート8が配設されている。ボスプレ
ート8は、中央に位置する鋼鉄製の円筒部8aと、マグ
ネシウム合金等の軽金属によってダイカスト成形された
板状部8bとにより構成されており、両者8a,8bは
互いに固着されている。
【0037】一方、前記パッド3の下方には、収納空間
11が形成されており、この収納空間11には、メンブ
レンスイッチ12及びエアバッグ13が配設されてい
る。メンブレンスイッチ12は、図示しないホーンスイ
ッチ回路の一部をなす一対の薄板を有し、パッド3が押
圧されることにより、薄板同士が接触したとき、その接
触に基づいてホーンが鳴るようになっている。
【0038】エアバッグ13は、折り畳まれた袋状部1
4と、同袋状部14に膨張用のガスを供給するためのイ
ンフレータ15とからなり、バッグホルタ16にて固定
保持されている。バッグホルタ16は、ねじ17を介し
てスポーク芯金6A〜6Cに固定されている。
【0039】次に、ステアリングホイールの取付構造に
ついて図5,図8を用いて詳述する。図8に示すよう
に、ステアリングシャフト30の先端部には、凹部31
が形成され、凹部31の内周面には雌ねじ31aが形成
されている。また、ステアリングシャフト30外周にお
いて、凹部31より下方に形成したテーパ面33には、
セレーション32が設けられている。セレーション32
は、所定数(一般には、約30個)の歯にて構成されて
いる。
【0040】ボスプレート8は、ステアリングシャフト
30の先端に挿通され、前記雌ねじ31aに螺着される
ギヤボルト34によりシャフト30に固定されている。
また、ボスプレート8の円筒部8aの略中央に形成され
た挿通孔18の内周面には、前記シャフト30のテーパ
面33に対応する斜状面20が形成されている。同斜状
面20には、シャフト30のセレーション32に対応す
るセレーション19がそれぞれ形成されている。
【0041】図5に示すように、前記ボスプレート8
は、ステアリングホイールの中心を通る直線上に位置す
るスポーク芯金6B(図の左右方向に延びるもの)に対
し、連結部分21を介して一体的に連結されている。但
し、ボスプレート8はスポーク芯金6Bよりも下側に位
置している。
【0042】また、各スポーク芯金6Bは、残りのスポ
ーク芯金6Aに対し、フレーム22によって連結されて
いる。これにより、各スポーク芯金6A, 6B、リング
芯金5及びボスプレート8は相互に強固に連結されると
ともに、ボスプレート8、連結部分21及びフレーム2
2によって、運転席側には、比較的大きな開口部23が
形成される。さらに、スポーク芯金6Bは、互いに支持
バー24によって連結されており、この支持バー24に
よって、袋状部14の拡開時における安定性が確保され
るようになっている。
【0043】次に、この実施の形態の特徴的部分につい
て説明する。図1,2に示すように、ボスプレート8に
は金属製の収容ケース41が固定され、前記挿通孔18
の上側が該収容ケース41により覆われている。図2,
3,4に示すように、収容ケース41は、天井壁42及
び立壁43を有している。天井壁42には、第1の孔と
してのギヤボルト34用の透孔42aが形成されている
とともに、該透孔42aを中心として対称位置に第2の
孔としてのねじ用の透孔42b,42cが形成され、さ
らには、これら透孔42b,42cとは離れた位置(図
2の左端部)において同じくねじ用の透孔42dが形成
されている。従って、これら各透孔42a〜42dは同
一平面上に形成されている。
【0044】また、前記ギヤボルト34用の透孔42a
とねじ用の透孔42dとの中間位置において、前記立壁
43には、相対向する凹部43a,43bが形成されて
いる。さらに、立壁43のうち、図4に示す右端部に
は、さらに下方に延びるとともに、係止孔43cを有す
る延長部分43dが形成されており、該延長部分43d
は、継電用スパイラルケーブル(図示略)を挿通させる
ために前記ボスプレートの板状部8bに形成された透孔
8cの壁面に当接している。該透孔8cの壁面には、係
止爪8dが一体的に形成されており、この係止爪8dが
前記延長部分43dに形成された係止孔43cに係止さ
れ固定されている。
【0045】一方、前記ボスプレート8の板状部8bに
は、収容ケース41の外周形状にほぼ沿うようにして上
方へ突出する突起44が一体的に形成されている。突起
44は、前記挿通孔18を挟むように配設された一対の
リブ45,46と、各リブ45,46に一体的に形成さ
れたねじ螺着用ボス47,48と、各リブ45,46の
中間における外側(図2の左側)に設けられたねじ螺着
用ボス49とにより構成されている。これらリブ45,
46、ねじ螺着用ボス49等によって形成される突起4
4は、環を形成、つまり、連続的に設けられているわけ
ではなく、分断されている。この分断により、ボスプレ
ート8の強度が飛躍的に高められるのが抑制されてい
る。また、前記リブ45,46には、相対向するように
して軸受部としての支持溝45a,46aが形成されて
いる。さらに、前記各ねじ螺着用ボス47,48,49
は、前記ねじ用の透孔42b,42c,42dに対応し
て形成されており、各ねじ螺着用ボス47,48,49
の内周面には雌ねじが形成されている。
【0046】この実施の形態では、前記収容ケース41
は、前記突起44を覆うようにして配設される。このと
き、天井壁42の透孔42b,42c,42dが、前記
ねじ螺着用ボス47,48,49に位置合わせされると
ともに、前記凹部43a,43bが前記支持溝45a,
46aに対応するようにして、収容ケース41は設けら
れる。そして、収容ケース41は、ねじ51によって前
記ねじ螺着用ボス47,48,49、ひいてはボスプレ
ート8に対して固定されている。従って、収容ケース4
1は、かかる3つのねじ51、並びに、係止爪8d及び
係止孔43cにより構成される係合手段の合計4点によ
って、ボスプレート8に固定されている。
【0047】さらに、この実施の形態では、前記支持溝
45a,46aには、前記ステアリングシャフト30と
直交する方向(図では水平方向)に延びる操作治具56
が嵌め込まれている。操作治具56は、6角柱状の操作
部57、ヘリカル歯を有するドライブギヤ58、及び該
ドライブギヤ58の両側に位置する円柱部59,60を
有する。そして、各円柱部59,60には、弾性体とし
ての合成樹脂製又はゴム製のブッシュ61,62が装着
され、前記支持溝45a,46aから円柱部59及び操
作部57、並びに円柱部60がそれぞれ外方へ突出した
状態となっている。
【0048】また、各円柱部59,60及びブッシュ6
1,62の上部には、収容ケース41が設けられること
により、前記凹部43a,43bが位置している。すな
わち、操作治具56は、その下側において支持溝45
a,46aにより、上側において凹部43a,43bに
より、ステアリングシャフト30の軸線と直交する方向
に支持されているとともに、自身の軸線を中心として回
転することができる。その回転に際しては、ブッシュ6
1,62と支持溝45a,46a及び凹部43a,43
b間に生じる摩擦力により、所定以上の操作応力が必要
となる。
【0049】なお、前記ボスプレート8の板状部8bに
は、凹部8eが形成され、該凹部8e内に操作治具56
のドライブギヤ58の一部が収容されている。これによ
り、操作治具56が、極力上方へ突出せず、前記突起4
4及び収容ケース41の立壁43の高さが、低く抑えら
れている。
【0050】また、収容ケース41内には、前記ギヤボ
ルト34が前記操作治具56と直交する方向に設けられ
ている。ギヤボルト34は、前記ステアリングシャフト
30の雌ねじ31aに螺着される雄ねじ65、それより
も大径にして、ヘリカル歯を有するドリブンギヤ66、
くびれ部67及び大径部68を有する。そして、収容ケ
ース41の天井壁42に形成された前記透孔42aにギ
ヤボルト34が嵌め込まれている。より詳しくは、透孔
42aからくびれ部67及び大径部68が上方へ突出し
ており、くびれ部67にはEリング69が嵌め込まれて
いる。これにより、ギヤボルト34は、収容ケース41
に対し、上下動することなく、自身の軸線を中心として
回転可能に支持されている。
【0051】また、ドリブンギヤ66は前記操作治具5
6のドライブギヤ58に噛合されている。従って、操作
治具56が回転された場合には、それに伴って、ギヤボ
ルト34も回転されるようになっている。
【0052】さらに、この実施の形態では、図1,6に
示すように、前記スポーク芯金6A〜6Cを下方から覆
うための樹脂製のカバー71が取付けられている。この
カバー71には、操作治具56を回転操作するための孔
71aが形成されているとともに、操作完了後において
その孔71aを閉塞するための図示しない扉が設けられ
ている。
【0053】ステアリングホイールをステアリングシャ
フト30に取付けるには、まず、図7に示すように、ボ
スプレート8、連結部分21及びフレーム22によって
形成された開口部23からメンブレンスイッチ12及び
エアバッグ13を挿入する。そして、バッグホルダ16
をスポーク芯金6A, 6Bに対し、ねじ17で固定す
る。このとき、開口部23は、比較的大きく形成されて
いるため、エアバッグ13等を容易に装着することがで
きる。
【0054】次に、図8に示すように、ステアリングシ
ャフト30の先端に、ステアリングホイールのボスプレ
ート8を嵌め込む。このとき、ステアリングシャフト3
0のセレーション32と、ボスプレート8のセレーショ
ン19とを噛み合わせるようにボスプレート8の位置を
合わせる。
【0055】その状態で、ギヤボルト34の雄ねじ65
を、ステアリングシャフト30の先端の雌ねじ31aに
螺着する。すなわち、図示しない締付工具を前記カバー
71の透孔71aから差し入れ、前記操作治具56の操
作部57に嵌め込む。そして、操作治具56を所定の締
付け方向へ回転させる。すると、その操作治具56のト
ルクが、ドライブギヤ59の歯に噛み合っているギヤボ
ルト34のドリブンギヤ66の歯に伝達され、ギヤボル
ト34が所定の締付け方向へ回転する。これに伴い、ギ
ヤボルト34の雄ねじ65が、ステアリングシャフト3
0の前記雌ねじ31aに螺着され、図1に示すように、
結果的にボスプレート8がステアリングシャフト30に
固定される。その後、透孔71aを扉で閉塞することに
より、ステアリングホイールのステアリングシャフト3
0への取付けが終了する。
【0056】この実施の形態によれば、従来例と異な
り、ギヤボルト34をボスプレート8の上方から締め付
ける必要がなく、ステアリングシャフト30に直交する
方向での締付けが可能である。そのため、パッド3と、
被覆体7a,7bを一体に形成してなるステアリングホ
イールにおいて、該ステアリングホイールを容易に、か
つ、確実に取付けることができ、組付時における作業性
を向上させることができる。
【0057】また、ボスプレート8には収容ケース41
が固定され、ギヤボルト34及び操作治具66は、該ケ
ース61内に収容及び保持されている。従って、ギヤボ
ルト34及び操作治具66の脱落が防止されるととも
に、ドリブンギヤ66及びドライブギヤ59の歯ずれが
防止される。
【0058】さらに、特に、この実施の形態では、収容
ケース41に設けられたギヤボルト34用の透孔42a
と、収容ケース41をボスプレート8に固定するための
ねじ螺着用の透孔42b,42c,42dとが同一平面
上に位置している。ここで、ボスプレート8をステアリ
ングシャフト30から取り外すことを考えた場合、操作
治具66が上記組付け時とは反対方向へ回動操作される
ことで、ギヤボルト34が凹部31から外れ、これとと
もにボスプレート8がステアリングシャフト30から取
り外し可能となる。
【0059】しかし、長年の使用によりボスプレート8
がステアリングシャフト30に強固に固着してしまうこ
とが考えられる。この場合、操作治具66の回動操作が
強引に行われた場合には、ボスプレート8がステアリン
グシャフト30から抜けずに、ギヤボルト34のみが前
記凹部31から上方へ移動してしまうことが考えられ
る。これに対し、この実施の形態では、ギヤボルト34
用の透孔42aと、ねじ螺着用の透孔42b,42c,
42dとが同一平面上に位置しているため、透孔42a
と、各ねじ螺着用の透孔42b,42c,42dとの距
離が比較的短いものとなる。そのため、ギヤボルト34
を上動させるための力学的モーメントが大きくなり、収
容ケース41を変形させてまでギヤボルト34が上動す
ることはない。その結果、ボスプレート8の取り外し時
における収容ケース41の変形を抑制することができ
る。
【0060】また、この実施の形態では、2つのねじ螺
着用の透孔42b,42cが、ギヤボルト34用の透孔
42aを中心として対称位置に設けられている。このた
め、収容ケース41の変形を抑制するという効果をより
確実なものとすることができる。
【0061】さらに、この実施の形態では、ドライブギ
ヤ59及びドリブンギヤ66の歯同士は、点接触をす
る。そのため、多少の位置ずれ、或いは歯の変形が生じ
たとしても、歯同士の噛合にずれが生じることなく、操
作治具56のトルクをギヤボルト34に伝達することが
でき、ギヤボルト34を確実に螺着することができる。
【0062】また、ウォームギヤ機構により、操作治具
56の回転によりギヤボルト34を回転させることは可
能であるが、ギヤボルト34自身は、操作治具56によ
り回転されない限り、回転することはない。すなわち、
上記構造により、ギヤボルト34の逆回転(ねじが緩む
方向への回転)が抑制される。そのため、回転操作後に
おけるギヤボルト34の緩みや、ステアリングホイール
のがたつきを防止することができる。
【0063】併せて、この実施の形態では前記ボスプレ
ート8には、収容ケース41の外周形状に沿うようにし
て上方へ突出する突起44を設け、該突起44(リブ4
5,46)及び収容ケース41の立壁43にて前記操作
治具56を収容及び保持するようにした。従って、操作
治具56の回動操作に際し、該操作治具56の軸線方向
への移動が収容ケース41の立壁43のみならず突起4
4(リブ45,46)によっても規制されることとな
る。その結果、組付時における収容ケース41の変形を
も抑制することができる。
【0064】加えて、リブ45,46、ねじ螺着用ボス
49等によって形成される突起44は、環を形成、つま
り、連続的に設けられているわけではなく、分断されて
いる。従って、この分断により、ボスプレート8の強度
が飛躍的に高められるのが抑制される。そのため、ステ
アリングホイールに所定の応力が加わった場合における
応力の吸収を担保することができる。
【0065】また、リブ45,46には、操作治具56
を軸支するべく、上部が開口してなる支持溝45a,4
6aが設けられている。このため、該支持溝45a,4
6aに操作治具56を支持せしめ、収容ケース41を配
設することで操作治具56の軸支を容易に行うことがで
きる。そのため、組付けに際してさらなる作業性の向上
を図ることができる。
【0066】さらに、突起44には、収容ケース41を
固定するためのねじ螺着用ボス47〜49を含めること
とした。従って、ギヤボルト34用の透孔42aと、各
ねじ螺着用の透孔42b,42c,42dとを容易に同
一平面上に位置せしめることができる。
【0067】併せて、操作治具56の円柱部59,60
には、ブッシュ61,62を設けることとした。このた
め、操作治具56の軸線方向への移動に起因する異音の
発生を防止することができる。また、これとともに、ブ
ッシュ61,62の存在により、操作治具56の回転に
際しては、摩擦力が生じ、所定以上の操作応力が必要と
なる。従って、操作治具56のがたつきが防止されて、
作業者にとって、操作が簡単になる。
【0068】加えて、収容ケース41の固定に際して
は、3つのねじ51を用いる以外にも、係止爪8d及び
係止孔43cにより構成される係合手段をも用いること
とした。その結果、収容ケース41の固定をより確実な
ものとすることができる。
【0069】また、スポーク芯金6A〜6Cを下方から
覆うためのカバー71に形成された孔71aの存在によ
り、カバー71を装着したままで操作治具56の回転操
作を容易に行うことができる。
【0070】さらに、この実施の形態では、ボスプレー
ト8の板状部8bに形成された凹部8e内に操作治具5
6のドライブギヤ58の一部が収容される。従って、操
作治具56が、上方へ突出せず、突起44及び収容ケー
ス41の立壁43の高さが、低く抑えられる。その結
果、エアバッグ13等を収納する収納空間11の拡大を
図ることができ、該空間11の有効活用を図ることがで
きる。
【0071】併せて、スポーク芯金6B,6C及びボス
プレート8は連結部分21を介して一体的に連結されて
いるものの、スポーク芯金6Aとボスプレート8とは直
接連結されておらずに、開口部23が設けられている。
このため、収納空間11内にエアバッグ13及びメンブ
レンスイッチ12を容易に装着することができる。ま
た、スポーク芯金6Aとボスプレート8とは直接連結さ
れていないものの、スポーク芯金6Aと、スポーク芯金
6B,6Cとはフレーム22により連結されている。そ
のため、スポーク芯金6Aとボスプレート8とを連結し
た場合と変わらずに、スポーク芯金6A〜6C、リング
芯金5及びボスプレート8は相互に強固に連結され、そ
の剛性が確保される。
【0072】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一
部を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)ウォームギヤ機構に代えて、かさ歯車を用いても
よい。
【0073】(2)図1に示すエアバッグ13に代えて
箱状をなす衝撃吸収部材を設けてもよい。 (3)図1に示すメンブレンスイッチ12に代えて板バ
ネ式のホーンスイッチ機構を設けてもよい。
【0074】(4)前記実施の形態ではボスプレート8
を筒状部8aと板状部8bとから構成したが、単一素材
により一体的に形成してもよい。 (5)スポーク芯金6A〜6Cの材料としてアルミニウ
ム以外の軽金属(例えばマグネシウム)を用いてもよ
い。また、鋼鉄製であってもよい。
【0075】さらに、この明細書でいう鉄系金属の具体
例としては、熱間圧延軟鋼板(JIS G3131)、
冷間圧延鋼板(JIS G3141)、電気亜鉛メッキ
鋼板(JIS G3313)が挙げられる。
【0076】(6)前記実施の形態の操作治具56の操
作部57は断面6角形状であったが、その形状は何ら限
定されるものではなく、例えば断面4角形状であっても
よい。また、先端部がL字状に折れ曲がっているものも
含まれる。
【0077】(7)本発明を、3本スポークタイプのス
テアリングホイール以外の、2本スポークタイプや、4
本スポークタイプ等、他の外観形状を有するステアリン
グホイールに具体化してもよい。
【0078】(8)一対のスポーク芯金6Bを、連結部
分21を介してボスプレート8に一体化させる以外に
も、スポーク芯金とボスプレートとをボルト等の締結手
段にて連結するようにしてもよい。
【0079】(9)前記実施の形態では、ギヤボルト3
4と天井壁42との固定方法について、Eリング69を
使用しているが、同様な効果を持つボルト締めや、かし
めといった方法を採用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるステアリングホイールの
断面図。
【図2】ギヤボルト及び操作治具等を示す分解斜視図。
【図3】収容ケース内の構造を示す図5の3−3線断面
図。
【図4】収容ケース内の構造を示す図5の4−4線断面
図。
【図5】ステアリングホイールの芯金等を示す斜視図。
【図6】図1におけるステアリングホイールを矢印10
0で示す方向から見た図。
【図7】エアバッグ等の装着状態を示す断面図。
【図8】ステアリングホイールのステアリングシャフト
への取付状態を示す分解断面図。
【符号の説明】
1…ステアリングホイール本体、2…リング、3…パッ
ド、4…スポーク、5…リング芯金、6A,6B…スポ
ーク芯金、8…ボスプレート、8e…凹部、13…エア
バッグ、18…挿通孔、19…セレーション、21…連
結部分、30…ステアリングシャフト、31…凹部、3
1a…雌ねじ、32…セレーション、34…ギヤボル
ト、41…収容ケース、42…天井壁、42a…第1の
孔としての透孔、42b,42c…第2の孔としての透
孔、43…立壁…、43c…係止孔、44…突起、4
5,46…リブ、47,48,49…ねじ螺着用ボス、
51…ねじ、56…操作治具、57…操作部、58…ド
ライブギヤ、65…雄ねじ、66…ドリブンギヤ、71
…カバー。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スポーク芯金と、これらスポーク芯金を
    包囲するようにスポーク芯金に連結されたリング芯金と
    を備え、前記スポーク芯金に取付けられたボスプレート
    をステアリングシャフトに連結してなるステアリングホ
    イールにおいて、 前記ボスプレートには前記ステアリングシャフトの上端
    部が挿入される挿通孔を設けるとともに、前記ステアリ
    ングシャフトの上端面には内面にネジ面を有する凹部を
    形成し、かつ、 前記ボスプレートを前記ステアリングシャフトに対して
    固定するためのボルトと、 前記ボスプレートにて支持され、前記ボルトの軸線と直
    交して延びて、前記ボスプレート及びステアリングシャ
    フトに干渉しない位置にて、前記ボルトを回動させて前
    記ステアリングシャフトの凹部に前記ボルトを螺入させ
    るための操作治具と、 前記ボスプレートに固定され、前記ボルト及び操作治具
    を収容及び保持するためのケースとを設けるとともに、
    前記ケースには、前記ボルトを回動可能に支持するため
    の第1の孔と、該第1の孔と同一平面上に位置し、前記
    ケースを前記ボスプレートに固定するためのねじ螺着用
    の第2の孔とを設けたことを特徴とするステアリングホ
    イール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のステアリングホイール
    において、前記第2の孔は複数個設けられており、か
    つ、そのうちの2つは前記第1の孔に対し対称位置に設
    けられていることを特徴とするステアリングホイール。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のステアリングホ
    イールにおいて、前記操作治具は、前記ボルトから離間
    した位置において回転操作される操作部と、自身の回転
    トルクを前記ボルトに伝達できるよう、前記ボルトとと
    もにトルク伝達機構とを有していることを特徴とするス
    テアリングホイール。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のステ
    アリングホイールにおいて、前記ボスプレートには、前
    記ケースの外周形状に沿うようにして上方へ突出する突
    起を設け、該突起及び前記ケースにて前記操作治具を収
    容及び保持するようにしたことを特徴とするステアリン
    グホイール。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のステアリングホイール
    において、前記突起は、前記ボスプレートの強度を飛躍
    的に高めるのを抑制するべく分断されていることを特徴
    とするステアリングホイール。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載のステアリングホ
    イールにおいて、前記突起には、前記操作治具を軸支す
    るべく、上部が開口してなる軸受部を設けたことを特徴
    とするステアリングホイール。
  7. 【請求項7】 請求項4から6のいずれかに記載のステ
    アリングホイールにおいて、前記突起には、前記ケース
    を固定するためのねじ面を有する凹部が形成されている
    ことを特徴とするステアリングホイール。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載のステ
    アリングホイールにおいて、前記操作治具には、該操作
    治具の軸線方向への移動に起因する異音の発生を防止す
    るための弾性体を設けたことを特徴とするステアリング
    ホイール。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれかに記載のステ
    アリングホイールにおいて、前記ボスプレートには、前
    記ケースの固定をより確実ならしめるための係合手段を
    前記ケースとともに設けたことを特徴とするステアリン
    グホイール。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれかに記載のス
    テアリングホイールにおいて、前記スポーク芯金を下方
    から覆うための樹脂製のカバーを設けるとともに、該カ
    バーには、前記操作治具の回転操作を容易ならしめるた
    めの孔が形成されていることを特徴とするステアリング
    ホイール。
  11. 【請求項11】 請求項3から10のいずれかに記載の
    ステアリングホイールにおいて、前記トルク伝達機構
    は、前記ボルトの頭部外周面及び前記操作治具に形成さ
    れ、互いに噛合されたギヤによって形成されていること
    を特徴とするステアリングホイール。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のステアリングホイ
    ールにおいて、前記ボルトの頭部外周面には、ウォーム
    ホイールとしてのヘリカルギヤが、前記操作治具には、
    ウォームギヤとしての前記ボルト頭部外周面のギヤに噛
    合するヘリカルギヤが形成されていることを特徴とする
    ステアリングホイール。
  13. 【請求項13】 請求項1から12のいずれかに記載の
    ステアリングホイールにおいて、前記ステアリングシャ
    フトの外周面と、前記ボスプレートの挿通孔内周面に
    は、互いに係合するセレーションが形成されていること
    を特徴とするステアリングホイール。
  14. 【請求項14】 請求項1から13のいずれかに記載の
    ステアリングホイールにおいて、さらに、前記リング芯
    金を被覆する被覆体と、前記スポーク芯金を被覆する被
    覆体と、前記ボスプレートの上方において、前記被覆体
    に連続的に一体となったパッドとを設けたことを特徴と
    するステアリングホイール。
  15. 【請求項15】 請求項1から14のいずれかに記載の
    ステアリングホイールにおいて、前記ボスプレートに
    は、前記操作治具の一部が収容される凹部を設けたこと
    を特徴とするステアリングホイール。
JP7548697A 1997-03-27 1997-03-27 ステアリングホイール Pending JPH10264828A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153227A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Nippon Plast Co Ltd ステアリングホイールの芯金構造
CN112319596A (zh) * 2020-11-03 2021-02-05 楼校 一种方向盘骨架装置

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