JPH10264748A - 自動車用緊急ブレーキ安全装置 - Google Patents
自動車用緊急ブレーキ安全装置Info
- Publication number
- JPH10264748A JPH10264748A JP11003597A JP11003597A JPH10264748A JP H10264748 A JPH10264748 A JP H10264748A JP 11003597 A JP11003597 A JP 11003597A JP 11003597 A JP11003597 A JP 11003597A JP H10264748 A JPH10264748 A JP H10264748A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- safety net
- windshield
- safety
- net
- brake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】緊急時に急ブレーキをかけた際に起こる、フロ
ントガラスへの頭部激突を阻止する。 【構成】フロントガラスよりも一回り小さめの長四角形
状枠体に強靭なネットを細かく張設した安全ネット体1
とし、この一端軸部2を座席上部の天井に回動自由に軸
設すると共に、この表裏に各ワイヤーを接続し、且つそ
の端部に各コイルスプリングを固定し、更に、ブレーキ
ペダルの一定以上の押圧によって、掛け止め爪が外れる
ことによって、前記安全ネット体1が瞬時に回動降下
し、搭乗者の前面部をカバーし、フロントガラスへの頭
部激突を阻止する。
ントガラスへの頭部激突を阻止する。 【構成】フロントガラスよりも一回り小さめの長四角形
状枠体に強靭なネットを細かく張設した安全ネット体1
とし、この一端軸部2を座席上部の天井に回動自由に軸
設すると共に、この表裏に各ワイヤーを接続し、且つそ
の端部に各コイルスプリングを固定し、更に、ブレーキ
ペダルの一定以上の押圧によって、掛け止め爪が外れる
ことによって、前記安全ネット体1が瞬時に回動降下
し、搭乗者の前面部をカバーし、フロントガラスへの頭
部激突を阻止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緊急時に急ブレーキを
かけた際に起こる、フロントガラスへの頭部激突を防止
する安全装置に関する。
かけた際に起こる、フロントガラスへの頭部激突を防止
する安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車運転走行時には、急ブレー
キや衝突時の前方への激突を防止するために、シートベ
ルトやエアバッグ装置が採用されている。
キや衝突時の前方への激突を防止するために、シートベ
ルトやエアバッグ装置が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記シートベルトは、
法的にも義務づけられており必要不可欠であるが、エア
バッグ装置は選択自由となっている。ところでこのエア
バッグ装置は、ステアリング内やダッシュボード内に収
められており、衝突時に瞬間的にエアバッグを膨らませ
る装置であって、コストも高く衝突時にしか作動しな
い。また、最近ではこの誤作動による子供の死亡事故も
伝えられている。
法的にも義務づけられており必要不可欠であるが、エア
バッグ装置は選択自由となっている。ところでこのエア
バッグ装置は、ステアリング内やダッシュボード内に収
められており、衝突時に瞬間的にエアバッグを膨らませ
る装置であって、コストも高く衝突時にしか作動しな
い。また、最近ではこの誤作動による子供の死亡事故も
伝えられている。
【0004】この点シートベルトは、簡単且つ安価であ
り安全性も比較的高い。しかしながら、緊急時に急ブレ
ーキをかけた際には、前方フロントガラスへの頭部激突
の危険を有しており万全とは云い難い。エアバッグ装置
を装備していたとしても、急ブレーキをかけただけでは
勿論作動しない。
り安全性も比較的高い。しかしながら、緊急時に急ブレ
ーキをかけた際には、前方フロントガラスへの頭部激突
の危険を有しており万全とは云い難い。エアバッグ装置
を装備していたとしても、急ブレーキをかけただけでは
勿論作動しない。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、緊急時
に急ブレーキをかけた時のみ、自動車の天井部分に備え
られた安全ネット体が瞬時に回動降下し、搭乗者のフロ
ントガラスへの頭部激突を防止できるものである。
に急ブレーキをかけた時のみ、自動車の天井部分に備え
られた安全ネット体が瞬時に回動降下し、搭乗者のフロ
ントガラスへの頭部激突を防止できるものである。
【0006】
【作用及び実施例】フロントガラスAよりも一回り小さ
めの長四角形状枠体に強靭な細かいネットを張設して安
全ネット体1とし、この一端軸部2を座席上部の天井に
回動自由に軸設する。該安全ネット体1の表部にワイヤ
ー3を接続し、滑車4・5・6を経由してコイルスプリ
ング部7に固定される。該安全ネット体1の裏部にはワ
イヤー8を接続し、滑車9を経由してコイルスプリング
部10に固定される。
めの長四角形状枠体に強靭な細かいネットを張設して安
全ネット体1とし、この一端軸部2を座席上部の天井に
回動自由に軸設する。該安全ネット体1の表部にワイヤ
ー3を接続し、滑車4・5・6を経由してコイルスプリ
ング部7に固定される。該安全ネット体1の裏部にはワ
イヤー8を接続し、滑車9を経由してコイルスプリング
部10に固定される。
【0007】上記構成のもとに運転者が緊急時にブレー
キペダルBを急激に踏むと、回動アングル体11を押圧
する。従って該アングル体は僅かに回動すると同時に、
掛け止め爪12がコイルスプリング部7の押え板7′か
ら外れる。これによって、今まで圧縮されていたコイル
スプリング部7が一気に伸張する。そのためこれに接続
しているワイヤー3が緩むと同時に、反対側のコイルス
プリング部10も伸張状態から一気に収縮する。従って
ワイヤー8を介して安全ネット体1を急激に引っ張るこ
ととなる。即ち、フロントガラスAと搭乗者の間に介在
されることとなり、急ブレーキの慣性によるフロントガ
ラスへの頭部激突を防止することができる。
キペダルBを急激に踏むと、回動アングル体11を押圧
する。従って該アングル体は僅かに回動すると同時に、
掛け止め爪12がコイルスプリング部7の押え板7′か
ら外れる。これによって、今まで圧縮されていたコイル
スプリング部7が一気に伸張する。そのためこれに接続
しているワイヤー3が緩むと同時に、反対側のコイルス
プリング部10も伸張状態から一気に収縮する。従って
ワイヤー8を介して安全ネット体1を急激に引っ張るこ
ととなる。即ち、フロントガラスAと搭乗者の間に介在
されることとなり、急ブレーキの慣性によるフロントガ
ラスへの頭部激突を防止することができる。
【0008】なお、該安全ネット体1を手動によって元
の位置へ押し上げれば、簡単に作動直前の状態に戻すこ
とができる。また、本発明装置を後部座席部にも応用実
施できることは勿論である。また、前記コイルスプリン
グ部7・10や、ワイヤー3・8などを露出した形で図
示してあるが、実際には保護用パイプ体などに収容して
おくことが望ましい。また、安全ネット体1の長四角形
状枠体にも、適宜のクッション部材を貼着しておくこと
が望ましい。
の位置へ押し上げれば、簡単に作動直前の状態に戻すこ
とができる。また、本発明装置を後部座席部にも応用実
施できることは勿論である。また、前記コイルスプリン
グ部7・10や、ワイヤー3・8などを露出した形で図
示してあるが、実際には保護用パイプ体などに収容して
おくことが望ましい。また、安全ネット体1の長四角形
状枠体にも、適宜のクッション部材を貼着しておくこと
が望ましい。
【0009】緊急時に急ブレーキをかけた時のみ安全ネ
ット体1が瞬時に回動降下して、搭乗者とフロントガラ
スAとの間に介在されるので、従来のシートベルトの安
全性をより高めることができると共に、エアバッグ装置
ではカバーできない急ブレーキ状態での安全領域を拡大
でき、自動車の安全性を更に高め得る有益発明を提供す
るものである。
ット体1が瞬時に回動降下して、搭乗者とフロントガラ
スAとの間に介在されるので、従来のシートベルトの安
全性をより高めることができると共に、エアバッグ装置
ではカバーできない急ブレーキ状態での安全領域を拡大
でき、自動車の安全性を更に高め得る有益発明を提供す
るものである。
【図1】 本発明の概略側面図。
【図2】 本発明の作動状態の概略側面図。
【図3】 本発明の作動状態の概略正面図。
1 安全ネット体 2 軸部 3 ワイヤー 4 滑車 5 滑車 6 滑車 7 コイルスプリング部 7′ 押え板 8 ワイヤー 9 滑車 10 コイルスプリング部 11 回動アングル体 12 掛け止め爪 A フロントガラス B ブレーキペダル
Claims (1)
- 【請求項1】長四角形状枠体に強靭なネットを細かく張
設した安全ネット体1とし、この一端軸部2を座席上部
の天井に回動自由に軸設すると共に、この表部にワイヤ
ー3を接続し、滑車4・5・6を経由してコイルスプリ
ング部7に固定し、且つ該ネット体の裏部にはワイヤー
8を接続し、滑車9を経由してコイルスプリング部10
に固定し、ブレーキペダルBの一定以上の押圧によっ
て、掛け止め爪12が外れることによって、前記各スプ
リングが連鎖的に作動し、搭乗者の前面部を該ネット体
1がカバーすることを特徴とした自動車用緊急ブレーキ
安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11003597A JPH10264748A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 自動車用緊急ブレーキ安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11003597A JPH10264748A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 自動車用緊急ブレーキ安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10264748A true JPH10264748A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=14525468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11003597A Pending JPH10264748A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 自動車用緊急ブレーキ安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10264748A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105059145A (zh) * | 2015-08-17 | 2015-11-18 | 泉港区奇妙工业设计服务中心 | 一种安全汽车座椅 |
WO2021010126A1 (ja) * | 2019-07-12 | 2021-01-21 | 株式会社ダイセル | 乗員保護装置 |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP11003597A patent/JPH10264748A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105059145A (zh) * | 2015-08-17 | 2015-11-18 | 泉港区奇妙工业设计服务中心 | 一种安全汽车座椅 |
WO2021010126A1 (ja) * | 2019-07-12 | 2021-01-21 | 株式会社ダイセル | 乗員保護装置 |
JP2021014203A (ja) * | 2019-07-12 | 2021-02-12 | 株式会社ダイセル | 乗員保護装置 |
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