JPH10264574A - ファイルホルダの出庫装置 - Google Patents
ファイルホルダの出庫装置Info
- Publication number
- JPH10264574A JPH10264574A JP7122097A JP7122097A JPH10264574A JP H10264574 A JPH10264574 A JP H10264574A JP 7122097 A JP7122097 A JP 7122097A JP 7122097 A JP7122097 A JP 7122097A JP H10264574 A JPH10264574 A JP H10264574A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- file holder
- holding member
- file
- storage
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】出庫部にファイルホルダを出庫する滑り台等を
設けずに落下衝撃の少ない簡易な構成の出庫口を設け
る。 【解決手段】格納棚から移送されたファイルホルダ４を
側面からスライド挿入可能に、上部に開閉自在のスリッ
ト６を形成するとともに底部にファイルホルダの支持枠
８を備え、前記スリットを開放し、挿入されたファイル
ホルダを上部から押し出すようにした保持部材５と、こ
の保持部材から押し出されたファイルホルダの上部を取
出し口１７側にして積重するストック部１６と、このス
トック部内にファイルホルダが満杯になったことを検知
する検知センサ１８とを備えてなり、格納棚から取り出
したファイルホルダを積重出庫可能とするユニット化さ
れた出庫部材３を収納庫の前面の出庫部２に配置した構
成である。
設けずに落下衝撃の少ない簡易な構成の出庫口を設け
る。 【解決手段】格納棚から移送されたファイルホルダ４を
側面からスライド挿入可能に、上部に開閉自在のスリッ
ト６を形成するとともに底部にファイルホルダの支持枠
８を備え、前記スリットを開放し、挿入されたファイル
ホルダを上部から押し出すようにした保持部材５と、こ
の保持部材から押し出されたファイルホルダの上部を取
出し口１７側にして積重するストック部１６と、このス
トック部内にファイルホルダが満杯になったことを検知
する検知センサ１８とを備えてなり、格納棚から取り出
したファイルホルダを積重出庫可能とするユニット化さ
れた出庫部材３を収納庫の前面の出庫部２に配置した構
成である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、カルテ等の書類
を収納したファイルホルダの出庫ユニットを備えたファ
イルホルダの出庫装置に関する。
を収納したファイルホルダの出庫ユニットを備えたファ
イルホルダの出庫装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】吊下げ式のファイルホルダの収納庫は一
般的に収納庫の格納棚の下面に一定のピッチで配列した
吊り金具にファイルホルダの保持具を係合させて、多数
配列して収納していた。このファイルホルダを格納棚か
ら一個毎外部に取り出し、取り出し順または配付先診療
科別に分類して収納する台車へ出庫したり、また収納庫
の前面に設けた緊急時に一個毎出庫する出庫口へ出庫す
ることが行われていた。例えば、この出願人が先に提案
した特願平７−１２１２４号明細書に記載されているよ
うにファイルホルダを格納棚の各棚板の下面に吊り下げ
可能な金具を配列し、この吊り金具にファイルホルダを
挿入して懸吊して格納している。この格納棚の前面に沿
って上下左右に移動可能に配置された受渡し装置により
一個のファイルホルダを取り出し、収納庫の前面側に設
けた出庫部に搬送し、出庫部の緊急取出し口に排出する
か、出庫部内の搬送台車等に移載して出庫している。
般的に収納庫の格納棚の下面に一定のピッチで配列した
吊り金具にファイルホルダの保持具を係合させて、多数
配列して収納していた。このファイルホルダを格納棚か
ら一個毎外部に取り出し、取り出し順または配付先診療
科別に分類して収納する台車へ出庫したり、また収納庫
の前面に設けた緊急時に一個毎出庫する出庫口へ出庫す
ることが行われていた。例えば、この出願人が先に提案
した特願平７−１２１２４号明細書に記載されているよ
うにファイルホルダを格納棚の各棚板の下面に吊り下げ
可能な金具を配列し、この吊り金具にファイルホルダを
挿入して懸吊して格納している。この格納棚の前面に沿
って上下左右に移動可能に配置された受渡し装置により
一個のファイルホルダを取り出し、収納庫の前面側に設
けた出庫部に搬送し、出庫部の緊急取出し口に排出する
か、出庫部内の搬送台車等に移載して出庫している。
【０００３】このような出庫装置は、受渡し装置から受
け取ったファイルホルダが滑り台等のスロープを利用し
て出庫口に排出されていた。しかしこの出庫口の中心と
ファイルホルダの幅中心線とが一致しない場合が多く、
この解決手段として滑り台等のスロープによる調整を行
い、ファイルホルダを移動させる必要があった。また、
ほぼ垂直に保持したファイルホルダの底部分から押し出
し、取出し口側にファイルホルダの底部を向けて集積し
ていた。そのため作業員がファイルホルダの底部を把持
して取り出していた。
け取ったファイルホルダが滑り台等のスロープを利用し
て出庫口に排出されていた。しかしこの出庫口の中心と
ファイルホルダの幅中心線とが一致しない場合が多く、
この解決手段として滑り台等のスロープによる調整を行
い、ファイルホルダを移動させる必要があった。また、
ほぼ垂直に保持したファイルホルダの底部分から押し出
し、取出し口側にファイルホルダの底部を向けて集積し
ていた。そのため作業員がファイルホルダの底部を把持
して取り出していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述の収納庫の出庫部
へ受渡し装置によってファイルホルダを取り出すに際し
て出庫部の保持部材内にファイルホルダを挿入したとき
のファイルホルダの中心位置とが出庫部の取出し口の中
心位置とがずれることが多く、ファイルホルダの取り出
しが困難であった。また、従来のようにファイルホルダ
を滑り台などのスロープを利用して排出する方法ではフ
ァイルホルダの落下衝撃を防止するため緩やかに傾斜さ
せる必要があり、スロープによる余分なスペースを必要
としていた。また、スロープを滑らせて落下させるので
ファイルホルダの集積量を少なくしなければならず、こ
のときの落下衝撃によるファイルホルダが開封するおそ
れがあった。この発明の課題は、滑り台などのスロープ
を必要とせず、落下衝撃の少ない出庫部材を備えたファ
イルホルダの出庫装置を提供することである。他の課題
は、出庫口のユニット化により簡易な方法で出庫口を形
成するファイルホルダの出庫装置を提供することであ
る。また、この発明は、出庫部の取出し口の中心線とフ
ァイルホルダの中心線とを一致させて取出し口よりファ
イルホルダが取り出し易いファイルホルダの出庫装置を
提供するものである。
へ受渡し装置によってファイルホルダを取り出すに際し
て出庫部の保持部材内にファイルホルダを挿入したとき
のファイルホルダの中心位置とが出庫部の取出し口の中
心位置とがずれることが多く、ファイルホルダの取り出
しが困難であった。また、従来のようにファイルホルダ
を滑り台などのスロープを利用して排出する方法ではフ
ァイルホルダの落下衝撃を防止するため緩やかに傾斜さ
せる必要があり、スロープによる余分なスペースを必要
としていた。また、スロープを滑らせて落下させるので
ファイルホルダの集積量を少なくしなければならず、こ
のときの落下衝撃によるファイルホルダが開封するおそ
れがあった。この発明の課題は、滑り台などのスロープ
を必要とせず、落下衝撃の少ない出庫部材を備えたファ
イルホルダの出庫装置を提供することである。他の課題
は、出庫口のユニット化により簡易な方法で出庫口を形
成するファイルホルダの出庫装置を提供することであ
る。また、この発明は、出庫部の取出し口の中心線とフ
ァイルホルダの中心線とを一致させて取出し口よりファ
イルホルダが取り出し易いファイルホルダの出庫装置を
提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の前記課題は、
カルテ等の書類を収納したファイルホルダが多数の棚板
に吊下げられている収納庫の格納棚から受渡し装置によ
ってファイルホルダを取り出し、この取り出されたファ
イルホルダが収納庫の前面に配置した出庫部に排出する
ファイルホルダの出庫装置において、前記収納庫の前面
に配設し、この格納棚の排出されるファイルホルダを側
面からスライド挿入可能に、上部に開閉自在のスリット
を形成するとともに底部にファイルホルダの支持枠を備
え、前記スリットを開放し、挿入されたファイルホルダ
を上部から押し出すようにした保持部材と、この保持部
材から押し出されたファイルホルダの上部をファイルホ
ルダの取出口側にして積重するストック部と、このスト
ック部内にファイルホルダが満杯になったことを検知す
る検知センサとを備えてなり、格納棚から取り出したフ
ァイルホルダを積重出庫可能とするユニット部材を収納
庫の前面の出庫部に配置した構成によって達成できる。
カルテ等の書類を収納したファイルホルダが多数の棚板
に吊下げられている収納庫の格納棚から受渡し装置によ
ってファイルホルダを取り出し、この取り出されたファ
イルホルダが収納庫の前面に配置した出庫部に排出する
ファイルホルダの出庫装置において、前記収納庫の前面
に配設し、この格納棚の排出されるファイルホルダを側
面からスライド挿入可能に、上部に開閉自在のスリット
を形成するとともに底部にファイルホルダの支持枠を備
え、前記スリットを開放し、挿入されたファイルホルダ
を上部から押し出すようにした保持部材と、この保持部
材から押し出されたファイルホルダの上部をファイルホ
ルダの取出口側にして積重するストック部と、このスト
ック部内にファイルホルダが満杯になったことを検知す
る検知センサとを備えてなり、格納棚から取り出したフ
ァイルホルダを積重出庫可能とするユニット部材を収納
庫の前面の出庫部に配置した構成によって達成できる。
【０００６】前記保持部材の上部に設けたスリットを形
成する押え部材を開閉自在に軸支し、前記保持部材内に
挿入された支持枠上のファイルホルダを挿入方向と直交
する方向に押し出す押出し片を回動自在に前記保持部材
の中央上部に軸支し、この押出し片の回動押圧によって
保持部材の支持枠からファイルホルダを上部より押し出
す構成によって前記課題を達成でき、更に、前記スリッ
トの押え部材と前記押出し片とを回動させる駆動源が一
個の駆動部材で構成しても達成できる。前記保持部材の
上端を前記駆動部材の回動軸に穿設した送りネジ溝に螺
合させるとともにこの回動軸に前記スリットの押え部材
および押出し片を回動するカムを固定し、前記送りネジ
溝の回動によって前記保持部材を摺動し、ファイルホル
ダの中心線位置を前記ストック部の取出し口の中心線と
一致させるように調整したファイルホルダの出庫装置に
よって前記課題は達成できる。
成する押え部材を開閉自在に軸支し、前記保持部材内に
挿入された支持枠上のファイルホルダを挿入方向と直交
する方向に押し出す押出し片を回動自在に前記保持部材
の中央上部に軸支し、この押出し片の回動押圧によって
保持部材の支持枠からファイルホルダを上部より押し出
す構成によって前記課題を達成でき、更に、前記スリッ
トの押え部材と前記押出し片とを回動させる駆動源が一
個の駆動部材で構成しても達成できる。前記保持部材の
上端を前記駆動部材の回動軸に穿設した送りネジ溝に螺
合させるとともにこの回動軸に前記スリットの押え部材
および押出し片を回動するカムを固定し、前記送りネジ
溝の回動によって前記保持部材を摺動し、ファイルホル
ダの中心線位置を前記ストック部の取出し口の中心線と
一致させるように調整したファイルホルダの出庫装置に
よって前記課題は達成できる。
【０００７】
【発明の実施の形態】この発明のファイルホルダの出庫
装置は、収納庫の格納棚から取り出したファイルホルダ
を出庫部の出庫部材に移送させ、この出庫部材のファイ
ルホルダのストック部へファイルホルダの上部から落下
させるようにして、ファイルホルダの取出し口側にファ
イルホルダの上部の開閉部分を望ませて集積するから取
り出しが容易にでき、しかもファイルホルダの開閉部分
を手で把持することになるからファイルホルダ内の書類
の不用意な脱落を防止することができる。
装置は、収納庫の格納棚から取り出したファイルホルダ
を出庫部の出庫部材に移送させ、この出庫部材のファイ
ルホルダのストック部へファイルホルダの上部から落下
させるようにして、ファイルホルダの取出し口側にファ
イルホルダの上部の開閉部分を望ませて集積するから取
り出しが容易にでき、しかもファイルホルダの開閉部分
を手で把持することになるからファイルホルダ内の書類
の不用意な脱落を防止することができる。
【０００８】また、出庫部材内の保持部材の上部スリッ
トと支持枠との間にファイルホルダを挿入した際のファ
イルホルダの幅中心線位置がストック部のファイルホル
ダの取出し口の中心線と一致していなくても、駆動源に
よる回動軸の回転によりファイルホルダとともに保持部
材を摺動して一致させることができる。しかも、保持部
材の上部のスリットを開閉可能に形成してあるからファ
イルホルダを上部から先に落下させることができ、しか
もファイルホルダの背面を押圧する押出し片が保持部材
の中心位置に配置され、これを揺動可能させてファイル
ホルダの上側を押し出すことになるので落下衝撃を和ら
げることができる。
トと支持枠との間にファイルホルダを挿入した際のファ
イルホルダの幅中心線位置がストック部のファイルホル
ダの取出し口の中心線と一致していなくても、駆動源に
よる回動軸の回転によりファイルホルダとともに保持部
材を摺動して一致させることができる。しかも、保持部
材の上部のスリットを開閉可能に形成してあるからファ
イルホルダを上部から先に落下させることができ、しか
もファイルホルダの背面を押圧する押出し片が保持部材
の中心位置に配置され、これを揺動可能させてファイル
ホルダの上側を押し出すことになるので落下衝撃を和ら
げることができる。
【０００９】この発明のファイルホルダの出庫装置の出
庫部材は一個の駆動源により回動する回動軸に設けたカ
ム等により、スリットの開閉と押出し片の揺動を行うこ
とになっている構造で確実にファイルホルダを所定の位
置に落下させることができる。また、保持部材内やスト
ック部等にファイルホルダの検知センサを配置し、自動
出庫操作を行うことができる。
庫部材は一個の駆動源により回動する回動軸に設けたカ
ム等により、スリットの開閉と押出し片の揺動を行うこ
とになっている構造で確実にファイルホルダを所定の位
置に落下させることができる。また、保持部材内やスト
ック部等にファイルホルダの検知センサを配置し、自動
出庫操作を行うことができる。
【００１０】図１はこの発明のファイルホルダの出庫装
置に実施した１実施例の出庫部材の側面概略説明図であ
る。図２は図１の正面図である。図３はこの発明のファ
イルホルダの出庫装置を搭載する収納庫の正面図であ
る。図４は図３のＢ−Ｂ矢視図である。図５はこの発明
のファイルホルダの出庫装置の１実施例の出庫部材の概
略背面図である。図６は図５の側面図である。図７は図
５の正面説明図である。図８は図５の部分平面図であ
る。図９（Ａ），（Ｂ）は図５のファイルホルダの保持
部材の上部回動機構を説明する部分拡大側面図である。
図１０（Ａ），（Ｂ）は図５の押出し片の回動機構を説
明する部分拡大側面図である。
置に実施した１実施例の出庫部材の側面概略説明図であ
る。図２は図１の正面図である。図３はこの発明のファ
イルホルダの出庫装置を搭載する収納庫の正面図であ
る。図４は図３のＢ−Ｂ矢視図である。図５はこの発明
のファイルホルダの出庫装置の１実施例の出庫部材の概
略背面図である。図６は図５の側面図である。図７は図
５の正面説明図である。図８は図５の部分平面図であ
る。図９（Ａ），（Ｂ）は図５のファイルホルダの保持
部材の上部回動機構を説明する部分拡大側面図である。
図１０（Ａ），（Ｂ）は図５の押出し片の回動機構を説
明する部分拡大側面図である。
【００１１】収納庫１の前面に配置した出庫部２に出庫
部材３を配設してある。この出庫部材３にファイルホル
ダ４を保持する保持部材５があり、この保持部材５の上
部にはファイルホルダ４の上部をスライド挿入するスリ
ット６があり、このスリット６の片側は回動自在に支持
された押え部材７になっている。この押え部材７はファ
イルホルダ４を押し出すときには開放されるようになっ
ている。保持部材５の下部にはファイルホルダ４の底を
支持する支持枠８が形成されている。この保持部材５の
上部は駆動源の駆動モータ１３に連動する回動軸９に穿
設した送りネジ溝１０に螺合してあり、この回動軸９の
正逆回転により保持部材５を左右に移動させることがで
きる。また、この保持部材５の中央位置に、前記回動軸
９に設けたカム１５によって揺動する所定幅の押出し片
１１が設けられ、この押出し片１１の下端部分１１ａは
ファイルホルダ４の側面を押圧し、保持部材５内のファ
イルホルダ４を押し倒す位置に配置してある。
部材３を配設してある。この出庫部材３にファイルホル
ダ４を保持する保持部材５があり、この保持部材５の上
部にはファイルホルダ４の上部をスライド挿入するスリ
ット６があり、このスリット６の片側は回動自在に支持
された押え部材７になっている。この押え部材７はファ
イルホルダ４を押し出すときには開放されるようになっ
ている。保持部材５の下部にはファイルホルダ４の底を
支持する支持枠８が形成されている。この保持部材５の
上部は駆動源の駆動モータ１３に連動する回動軸９に穿
設した送りネジ溝１０に螺合してあり、この回動軸９の
正逆回転により保持部材５を左右に移動させることがで
きる。また、この保持部材５の中央位置に、前記回動軸
９に設けたカム１５によって揺動する所定幅の押出し片
１１が設けられ、この押出し片１１の下端部分１１ａは
ファイルホルダ４の側面を押圧し、保持部材５内のファ
イルホルダ４を押し倒す位置に配置してある。
【００１２】回動軸９の末端に固着したプーリ１２は駆
動モータ１３のプーリとの間に伝達ベルト１４が架設し
てある。１５は回動軸９に固着したカムで、このカム１
５の側面が、前記スリット６を形成する押え部材７の張
出し片７ａを押圧して回転するようになっている。１６
は保持部材５から落下したファイルホルダ４を積重して
集積するストック部で、積重したファイルホルダ４の上
部側に取出し口１７が配置され、作業員が把持し易いよ
うに開口してある。１８は積重したファイルホルダ４が
ストック部１６内で満杯になったときに検知する検知セ
ンサで、反射ミラー１８ａと一対に形成してある。
動モータ１３のプーリとの間に伝達ベルト１４が架設し
てある。１５は回動軸９に固着したカムで、このカム１
５の側面が、前記スリット６を形成する押え部材７の張
出し片７ａを押圧して回転するようになっている。１６
は保持部材５から落下したファイルホルダ４を積重して
集積するストック部で、積重したファイルホルダ４の上
部側に取出し口１７が配置され、作業員が把持し易いよ
うに開口してある。１８は積重したファイルホルダ４が
ストック部１６内で満杯になったときに検知する検知セ
ンサで、反射ミラー１８ａと一対に形成してある。
【００１３】１９はカム１５によって揺動した押出し片
１１の格納状態を検知する位置検知センサである。２０
はファイルホルダ４を保持する保持部材５の位置を設定
する設定センサである。２１は前記保持部材５の押出し
片１１の回動に拮抗する弾性部材で、この弾性部材２１
は押出し片１１の保持部材５内に格納固定するもので、
保持部材５の移動中における押出し片１１のガタを防止
する。２２は押え部材７をスリット６を形成する位置に
固定する保持部材５の上端と押え部材７との間に張架し
た引張りバネである。この引張りバネ２２は保持部材５
のスリット６内にあるファイルホルダ４の上部を挟持し
てファイルホルダ４のガタを防止している。２３は支持
枠８に設置したファイルホルダ４の検出センサである。
２４は保持部材５の上部に配置したファイルホルダ４の
排出停止センサである。
１１の格納状態を検知する位置検知センサである。２０
はファイルホルダ４を保持する保持部材５の位置を設定
する設定センサである。２１は前記保持部材５の押出し
片１１の回動に拮抗する弾性部材で、この弾性部材２１
は押出し片１１の保持部材５内に格納固定するもので、
保持部材５の移動中における押出し片１１のガタを防止
する。２２は押え部材７をスリット６を形成する位置に
固定する保持部材５の上端と押え部材７との間に張架し
た引張りバネである。この引張りバネ２２は保持部材５
のスリット６内にあるファイルホルダ４の上部を挟持し
てファイルホルダ４のガタを防止している。２３は支持
枠８に設置したファイルホルダ４の検出センサである。
２４は保持部材５の上部に配置したファイルホルダ４の
排出停止センサである。
【００１４】収納庫１内の格納棚に沿って上下左右に移
動する受渡し装置によってファイルホルダ４を取り出
し、出庫部２へ移送し、出庫部２のユニット化された出
庫部材３内に設けたスリット６と支持枠８とで形成され
る保持部材５に挿入する。保持部材５内のファイルホル
ダ４の検出センサ２３で確認した後、駆動モータ１３を
回転させ、伝達ベルト１４を介してプーリ１２、回動軸
９の送りネジ溝１０を回転させ、保持部材５を左右に移
動させる。この移動距離は押え部材７の張出し片に基づ
き設定する。保持部材５を移動させ、ファイルホルダ４
の幅中心線Ｗを取出し口１７の中心線Ｃに一致させる
（図２参照）。
動する受渡し装置によってファイルホルダ４を取り出
し、出庫部２へ移送し、出庫部２のユニット化された出
庫部材３内に設けたスリット６と支持枠８とで形成され
る保持部材５に挿入する。保持部材５内のファイルホル
ダ４の検出センサ２３で確認した後、駆動モータ１３を
回転させ、伝達ベルト１４を介してプーリ１２、回動軸
９の送りネジ溝１０を回転させ、保持部材５を左右に移
動させる。この移動距離は押え部材７の張出し片に基づ
き設定する。保持部材５を移動させ、ファイルホルダ４
の幅中心線Ｗを取出し口１７の中心線Ｃに一致させる
（図２参照）。
【００１５】保持部材５が所定位置に移動して停止した
とき、すなわち、ファイルホルダ４の中心線と取出し口
１７の中心線とが一致したとき回動軸９が回動してカム
１５が図９（Ａ）に示すように回転して押え部材７の張
出し片７ａを押圧し、図１０（Ａ）に示すように押え部
材７を４５度に傾斜させてスリット６を開放してファイ
ルホルダ４の上部を解放する。更に、回動軸９が回動す
ると図１０（Ｂ）に示すように図１０（Ａ）の位置から
押出し片１１のカム１１ｂが回動し、図１０（Ｂ）の位
置に押出し片１１を揺動させ、ファイルホルダ４の背面
を押圧して図１の点鎖線で示すように保持部材５の支持
枠８からストック部１６内にファイルホルダ４を落下さ
せる。ファイルホルダ４がスリット６から排出したこと
を検知する排出停止センサ２４の信号に基づき駆動モー
タ１３が停止する。
とき、すなわち、ファイルホルダ４の中心線と取出し口
１７の中心線とが一致したとき回動軸９が回動してカム
１５が図９（Ａ）に示すように回転して押え部材７の張
出し片７ａを押圧し、図１０（Ａ）に示すように押え部
材７を４５度に傾斜させてスリット６を開放してファイ
ルホルダ４の上部を解放する。更に、回動軸９が回動す
ると図１０（Ｂ）に示すように図１０（Ａ）の位置から
押出し片１１のカム１１ｂが回動し、図１０（Ｂ）の位
置に押出し片１１を揺動させ、ファイルホルダ４の背面
を押圧して図１の点鎖線で示すように保持部材５の支持
枠８からストック部１６内にファイルホルダ４を落下さ
せる。ファイルホルダ４がスリット６から排出したこと
を検知する排出停止センサ２４の信号に基づき駆動モー
タ１３が停止する。
【００１６】ファイルホルダ４の排出後、所定時間経過
して駆動モータ１３が逆転し、弾性部材２１の収縮力に
より押出し片１１は保持部材５の位置に固定される。更
に、回動軸９の回動によりカム１５が逆転し、引張りバ
ネ２２の弾力により押え部材７が復帰し、スリット６を
形成する。次ぎに駆動モータ１３の逆転により送りネジ
溝１０により保持部材５はファイルホルダ４の受取り位
置に戻り、駆動モータ１３の回転は停止する。押出し片
１１の位置検知センサ１９にて押出し片１１の格納を確
認して、次ぎの格納棚からのファイルホルダ４の取り出
し操作が行われる。上述のファイルホルダ４の出庫作業
を連続して行い、ストック部１６内が満杯になったこと
を検知センサ１８が検知したとき、この排出作業は停止
する。
して駆動モータ１３が逆転し、弾性部材２１の収縮力に
より押出し片１１は保持部材５の位置に固定される。更
に、回動軸９の回動によりカム１５が逆転し、引張りバ
ネ２２の弾力により押え部材７が復帰し、スリット６を
形成する。次ぎに駆動モータ１３の逆転により送りネジ
溝１０により保持部材５はファイルホルダ４の受取り位
置に戻り、駆動モータ１３の回転は停止する。押出し片
１１の位置検知センサ１９にて押出し片１１の格納を確
認して、次ぎの格納棚からのファイルホルダ４の取り出
し操作が行われる。上述のファイルホルダ４の出庫作業
を連続して行い、ストック部１６内が満杯になったこと
を検知センサ１８が検知したとき、この排出作業は停止
する。
【００１７】
【発明の効果】この発明のファイルホルダの出庫装置
は、収納庫の前面に配置した出庫部材をファイルホルダ
の挿入・保持・排出機構を一つにしたユニット化にして
あるので調整が簡易であるばかりでなく、滑り台等を設
置することもないから収納庫の設置面積を少なくするこ
とができ、緊急出庫部に限らず、一般的な出庫部材にも
利用することができる。また、ファイルホルダのストッ
ク部の取出し口側にファイルホルダの上部を配置するこ
とができ、取り出しに際してファイルホルダが開封され
書類等が脱落する恐れはない。更に、ストック部の中心
線位置Ｃにファイルホルダの幅中心線Ｗを一致させるこ
とができるので取出し口からのファイルホルダの取り出
し作業の作業性が向上する。
は、収納庫の前面に配置した出庫部材をファイルホルダ
の挿入・保持・排出機構を一つにしたユニット化にして
あるので調整が簡易であるばかりでなく、滑り台等を設
置することもないから収納庫の設置面積を少なくするこ
とができ、緊急出庫部に限らず、一般的な出庫部材にも
利用することができる。また、ファイルホルダのストッ
ク部の取出し口側にファイルホルダの上部を配置するこ
とができ、取り出しに際してファイルホルダが開封され
書類等が脱落する恐れはない。更に、ストック部の中心
線位置Ｃにファイルホルダの幅中心線Ｗを一致させるこ
とができるので取出し口からのファイルホルダの取り出
し作業の作業性が向上する。
【図１】この発明のファイルホルダの出庫装置に実施し
た１実施例の出庫部材の側面概略説明図である。
た１実施例の出庫部材の側面概略説明図である。
【図２】図１の正面図である。
【図３】図３はこの発明のファイルホルダの出庫装置を
搭載する収納庫の正面図である。
搭載する収納庫の正面図である。
【図４】図３のＢ−Ｂ矢視図である。
【図５】この発明のファイルホルダの出庫装置の１実施
例の出庫部材の概略背面図である。
例の出庫部材の概略背面図である。
【図６】図５の側面図である。
【図７】図５の正面説明図である。
【図８】図５の部分平面図である。
【図９】（Ａ），（Ｂ）は図５のファイルホルダの保持
部材の上部回動機構を説明する部分拡大側面図である。
部材の上部回動機構を説明する部分拡大側面図である。
【図１０】（Ａ），（Ｂ）は図５の保持部材の押出し片
の回動機構を説明する部分拡大側面図である。
の回動機構を説明する部分拡大側面図である。
１ …収納庫 ２ …出庫部 ３ …出庫部材 ４ …ファイルホルダ ５ …保持部材 ６ …スリット ７ …押え部材 ８ …支持枠 ９ …回動軸 １０ …送りネジ溝 １１ …押出し片 １２ …プーリ １３ …駆動モータ １４ …伝達ベルト １５ …カム １６ …ストック部 １７ …取出し口 １８ …検知センサ １９ …位置検知センサ ２０ …位置設定センサ ２１ …弾性部材 ２２ …引張りバネ ２３ …検出センサ ２４ …排出停止センサ
Claims (5)
- 【請求項１】カルテ等の書類を収納したファイルホルダ
が多数の棚板に吊下げられている収納庫の格納棚から受
渡し装置によってファイルホルダを取り出し、この取り
出されたファイルホルダが収納庫の前面に配置した出庫
部に排出するファイルホルダの出庫装置において、 前記収納庫の前面に配設し、この格納棚から移送された
ファイルホルダを側面からスライド挿入可能に、上部に
開閉自在のスリットを形成するとともに底部にファイル
ホルダの支持枠を備え、前記スリットを開放し、挿入さ
れたファイルホルダを上部から押し出すようにした保持
部材と、 この保持部材から押し出されたファイルホルダの上部を
ファイルホルダの取出口側にして積重するストック部
と、 このストック部内にファイルホルダが満杯になったこと
を検知する検知センサと、を備えてなり、格納棚から取
り出したファイルホルダを積重出庫可能とするユニット
化された出庫部材を収納庫の前面の出庫部に配置したこ
とを特徴とするファイルホルダの出庫装置。 - 【請求項２】前記保持部材の上部に設けたスリットを形
成する押え部材を開閉自在に軸支したことを特徴とする
請求項１記載のファイルホルダの出庫装置。 - 【請求項３】前記保持部材内に挿入された支持枠上のフ
ァイルホルダを挿入方向と直交する方向に押し出す押出
し片を回動自在に前記保持部材の中央上部に軸支し、こ
の押出し片の回動押圧によって保持部材の支持枠からフ
ァイルホルダを上部より押し出すことを特徴とする請求
項１または２記載のファイルホルダの出庫装置。 - 【請求項４】前記スリットの押え部材と前記押出し片と
を回動させる駆動源が一個の駆動部材であることを特徴
とする請求項１，２または３記載のファイルホルダの出
庫装置。 - 【請求項５】前記保持部材の上端を前記駆動部材の回動
軸に穿設した送りネジ溝に螺合せしめるとともにこの回
動軸に前記スリットの押え部材および押出し片を回動す
るカムを固定し、前記送りネジ溝の回動によって前記保
持部材を幅方向に摺動調節し、ファイルホルダの中心線
位置を前記ストック部の取出し口の中心線と一致させる
ように調整することを特徴とする請求項４記載のファイ
ルホルダの出庫装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7122097A JPH10264574A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | ファイルホルダの出庫装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7122097A JPH10264574A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | ファイルホルダの出庫装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10264574A true JPH10264574A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13454383
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7122097A Pending JPH10264574A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | ファイルホルダの出庫装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10264574A (ja) |
-
1997
- 1997-03-25 JP JP7122097A patent/JPH10264574A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0402394A1 (en) | AUTOMATIC MAGNETIC TAPE CASSETTE LOADING DEVICE FOR TAPE DRIVE SYSTEMS. | |
| US4828243A (en) | Accumulated bills delivering apparatus for bill receiving and dispensing machine | |
| CA1311507C (en) | Method and apparatus for stacking articles in a side-by-side relation | |
| JPH10264574A (ja) | ファイルホルダの出庫装置 | |
| JPH0544343Y2 (ja) | ||
| US6520342B1 (en) | Product handling apparatus | |
| JPH03240898A (ja) | 棒金収納投出装置 | |
| JP3117398B2 (ja) | 図書の自動仕分け装置 | |
| EP0281107A2 (en) | Method and apparatus for loading articles into a container | |
| JPH10157809A (ja) | ファイルホルダの自動検索装置における個別出庫装置 | |
| JPH08324510A (ja) | 紙葉類結束機 | |
| JP3425687B2 (ja) | ファイルホルダの自動入庫装置 | |
| JP3385211B2 (ja) | ファイルホルダの自動入出庫装置 | |
| JPH04341473A (ja) | 紙葉類の繰出し・収納箱 | |
| JP2857449B2 (ja) | 棒金収納取出機構 | |
| JPH0620374A (ja) | フロッピーデイスク搬送回収装置 | |
| JP2602447Y2 (ja) | 紙葉類処理機用結束紙葉類収納箱構造 | |
| JPH08324511A (ja) | 紙葉類結束機 | |
| JP3258099B2 (ja) | 紙幣束収納投出装置 | |
| JP2895374B2 (ja) | ファイルホルダの自動取り出し格納装置 | |
| JP3428183B2 (ja) | ファイルホルダの出庫制御装置 | |
| JPH089816Y2 (ja) | 紙幣入出金機における取引口機構 | |
| JP2761147B2 (ja) | 結束紙葉類収納放出振分装置 | |
| JP3385212B2 (ja) | ファイルホルダの自動入出庫装置 | |
| JPH0444481Y2 (ja) |