JPH10264515A - ノーカーボン感圧複写紙 - Google Patents
ノーカーボン感圧複写紙Info
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- JPH10264515A JPH10264515A JP9069980A JP6998097A JPH10264515A JP H10264515 A JPH10264515 A JP H10264515A JP 9069980 A JP9069980 A JP 9069980A JP 6998097 A JP6998097 A JP 6998097A JP H10264515 A JPH10264515 A JP H10264515A
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Abstract
うノーカーボン感圧複写紙において、印刷時の乾燥性、
印字部の耐水性等の優れたインクジェット適性と、顕色
剤塗液の塗工適性が良好で発色汚れの少ない優れたノー
カーボン感圧複写紙特性を兼ね備えたノーカーボン感圧
複写紙を提供する。 【解決手段】電子供与性発色剤と電子受容性顕色剤との
発色反応により発色画像を生じるノーカーボン感圧複写
紙において、支持体表面に表面サイズ処理液による表面
処理層、顕色剤塗工層を順次設けてなり、該表面処理層
におけるJISP8140準拠の5%イソプロピルアル
コール水溶液使用10秒コッブサイズ度を20〜60g
/m2 とするインクジェット印刷適性を備えたノーカー
ボン感圧複写紙。表面サイズ処理液には、カチオン性樹
脂を該表面処理層中に5〜35%重量含有されているこ
とを特徴とすることが好ましい。
Description
と電子供与性顕色剤との発色反応を利用したノーカーボ
ン感圧複写紙に関し、さらには水溶性インクを用いて記
録するインクジェット印刷の適性を備えたノーカーボン
感圧複写紙に関する。
国特許2505470号公報、同2505489号公
報、同2548366号公報、同2550471号公
報、同2712507号公報、同2730456号公
報、同2730457号公報、同3418250号公
報、同3418250号公報、同3672935号公報
明細書に記載されているように、基本的には、電子供与
性発色剤(以下、発色剤と称す)を高沸点溶媒に溶解し
マイクロカプセルに内包して、これを含有する塗層を支
持体の裏面に塗工した上用紙(CBと称する)と、前記
発色剤と反応して発色する電子受容性顕色剤(以下、顕
色剤と称す)を含有する塗層を支持体の表面に塗工した
下用紙(CFと称する)とを互いに重ね合わせ適切な圧
力で印字すると、上用紙の発色剤内包マイクロカプセル
から発色剤が流出して下用紙に転移し、顕色剤層が着色
し加圧印字と同時に複写像が得られるものである。
面に前記顕色剤含有層を塗工し、裏面に発色剤内包マイ
クロカプセル含有層を塗工した中用紙を、上用紙と下用
紙の間に必要な枚数だけ挿入して使用される。また、発
色剤内包マイクロカプセル含有層と顕色剤含有層を積層
または混合層として、支持体の同一表面上に形成した自
己発色型感圧複写紙(セルフ)や、発色剤内包マイクロ
カプセル、顕色剤内包マイクロカプセル並びにワックス
を含む塗層を支持体の裏面に設けた普通紙転写型感圧複
写紙もノーカーボン感圧複写紙の一形態として良く知ら
れている。
例えば、事務用伝票、配送用伝票、統一伝票、契約書
類、コンピューター用紙等を中心に多岐にわたり使用さ
れている。一般に帳票類は、印刷機で同じ図柄の枠刷り
を大量に行った後、上用紙、中用紙、下用紙等をセット
して帳票に仕上げられるが、枠刷りと同時にセット毎に
異なる情報を印刷により加えたいという要望が最近では
多くなってきている。これは、「可変情報の追い刷り」
とも言われ、印刷機の一部に追い刷りユニットを設置す
ることにより、コンピューターと接続して読み出される
個人情報やバーコード、連続番号等の情報を連続的に追
加印刷するというものである。
光による書き込みを利用した電子写真方式やインクジェ
ット記録方式が知られているが、このうちインクジェッ
ト記録方式は、印刷精度が良く、低騒音性で高速印字が
可能であり、多色印刷対応も可能であるという特徴を有
している。
理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙等の記録シー
トに付着させ、画像・文字等の記録を行なうものである
が、記録シートとしては、印字ドットの濃度が高く色調
が明るく鮮やかであること、インクの吸収が早く印字ド
ットが重なった場合においてもインクが流れ出したり滲
んだりしないこと、印字ドットの横方向への拡散が必要
以上に大きくなく、且つ周辺が滑らかでぼやけないこと
等の高い画像再現性と、保存性の面からは、湿度が高い
条件下での画質保存性や印字物に何らかの理由により水
滴が付着した場合の画像の耐水性および長期保存した
り、光に曝露された際に画像が変色や退色しない等の画
像保存性が要求される。
専用の塗工紙あるいは上質紙については、画質に対する
処方として従来からいくつかの提案がなされてきた。例
えば、支持体表面にシリカ系顔料を主成分とした空隙層
となるインク受理層を設けて、インク吸収性を向上させ
る工夫がなされてきた(特開昭52−9074号公報、
同58−72495号公報等)。このインク受理層によ
ってインク吸収性を上げ、高い印字ドット濃度やインク
滲みがない印字ドットを得るために、特開昭55−51
583号公報および特開昭56−157号公報には、非
膠質シリカ粉末を配合する提案がある。色彩性や鮮明性
はインク中の染料のインク受理層における分布状態によ
ることに着目し、染料成分を吸着する特定の添加剤を用
いる提案(特開昭55−144172号公報)もなされ
ている。
つかの方法が提案されている、例えば、特開昭56−8
4992号公報ではポリカチオン高分子電解質を表面に
含有させる方法、特開昭55−150396号公報には
水溶性インク中の染料とキレートを生成する耐水化法が
示されている。さらに、染料の耐水性と耐光性を同時に
改良するために、特開昭60−11389号公報には塩
基性オリゴマーを含有したことを特徴とするインクジェ
ット記録シートの例が示されている。特開昭64−80
85号公報には(メタ)アクリル酸モノマー単位を含ま
ないビニルアミン共重合体を用いて耐水性および耐光性
を向上させたインクジェット記録の被記録材の例が示さ
れている。
のインクジェット印刷あるいは可変情報のインクジェッ
ト記録方式による追い刷り印刷に関しては検討が始まっ
た段階であり、従来から使用されてきた一般的なノーカ
ーボン紙にインクジェット印刷を行った場合、画像濃
度、画像鮮明性等の印字品質が劣り、インク乾燥性が不
十分であるという問題点があった。ノーカーボン感圧複
写紙については画質に対する処方として、顕色剤含有層
において第4級アンモニウム基または第3級アミノ基を
有するカチオン性物質を含有することにより、画像濃度
が高く、耐水による画像濃度の低下や滲みの少ない印字
画像を得る工夫がなされてきた(特開平3−23698
6号公報)。しかしながらこれは該カチオン樹脂の顕色
剤に対する減感効果が顕著に現れるため、インクジェッ
ト記録濃度向上効果を得るためのカチオン樹脂添加量の
調節が困難であった。
り、ノーカーボン感圧複写紙のインクジェット印刷適性
を改良することを試みたが、ノーカーボン感圧複写紙と
しての特性を損なうことなく、充分なインクジェット印
刷適性を得ることは出来なかった。
は、水溶性インクを用いるインクジェット印刷におい
て、インクジェット印刷時の乾燥性において優れ、且つ
ノーカーボン紙としての優れた特性を備えたノーカーボ
ン紙を提供することである。さらには、印刷機上でのイ
ンクジェット印刷による追い刷り適性を備えたノーカー
ボン感圧複写紙を提供することを目的とする。
ーボン感圧複写紙について鋭意研究した結果、以下の特
徴を備えたノーカーボン感圧複写紙を開発することによ
り、上記問題点を解決するに至った。
は、電子供与性発色剤と電子受容性顕色剤との発色反応
により発色画像を生じるノーカーボン感圧複写紙におい
て、支持体上に表面サイズ処理液による表面処理層、顕
色剤塗工層を順次設けてなり、該表面処理層におけるJ
IS P8140準拠の5%イソプロピルアルコール水
溶液使用10秒コブサイズが20〜60g/m2であるこ
とを特徴とするインクジェット印刷適性を備えたもので
ある。
有することが好ましい。
クロルヒドリン付加重合物、アクリルアミド・ジアリル
アミン塩共重合物、ポリビニルアミン共重合物の群から
選ばれる少なくとも1種類以上であることが好ましい。
層中に5〜35%重量含有されていることが好ましい。
処理層中に15〜25%重量含有されていることであ
る。
複写紙について、詳細に説明する。10秒コブサイズ度
とは、JIS P8140に準じて10秒後のコブサイ
ズ度Wを規定するのもであり、本発明においては、浸透
性の高いインクジェット記録用インクのモデルとして、
5%イソプロピルアルコール水溶液を用いている。コブ
サイズ度は、被吸収層が一定時間内に単位面積当たりに
吸収・保持される被吸収液重量で表される。
水溶性インクを使用したドロップオンデマンドタイプや
コンティニュアスタイプのプリンター、ファクシミリお
よびコピー機等による印刷や、フォーム印刷機のライン
の一部としてのインクジェットプリンターによる印刷を
含むものである。
インクを印刷面である顕色剤塗工層にインクジェット印
刷直後瞬時に乾燥させるためには、ノーカーボン感圧複
写紙の印刷面へ速やかにインクが浸透することが必要で
あり、熱風あるいはマイクロ波等による機械的乾燥方法
により乾燥を促進することが望ましい。
て、顕色剤塗工側支持体における10秒コッブサイズ度
が20〜60g/m2であることが好ましく、特に30〜
50g/m2とすることが好ましい。ここで、コッブサイ
ズ度が20g/m2未満では乾燥速度が遅く、60g/m2
を超えるとインクジェット印刷後の乾燥速度は早いが、
顕色剤含有塗液塗工時の塗液浸透性が早く、塗工適性が
不十分であり、ノーカーボン感圧複写紙として使用した
場合に、発色汚れ、耐刷性の低下が生じやすくなり、ノ
ーカーボン感圧複写紙としては性能が不十分である。
るためには、表面サイズ処理液にカチオン性樹脂を含有
させることが好ましく、カチオン性樹脂としては、ジメ
チルアミン・エピクロルヒドリン付加重合物、アクリル
アミド・ジアリルアミン塩共重合物、ポリビニルアミン
共重合物等が好ましい例として挙げられる。
理層中に5〜35%重量含有されていることが好まし
く、特に15〜25%重量含有されていることがこのま
しい。ここで5%重量より少ない時には印字耐水性の改
良効果が不十分であり、35%重量以上になると顕色剤
に対する減感効果による発色画像保存性低下が起こる。
としては、NBKP、LBKP、NBSP、LBSP、
GP、TMP、故紙等が挙げられ、使用に当っては、そ
れらを単独あるいは数種類目的に応じた比率で混合して
用いる。また、目的によっては、合成繊維を抄き込むこ
ともできる。ノーカーボン感圧複写紙の支持体として
は、一般的には坪量が30〜100g/m2程度のものが
使用され、主としては、40〜60g/m2程度のものが
用いられている。
ン、タルク、炭酸カルシウムや酸化チタン等の填料、染
料、サイズ剤、定着剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増強
剤等を必要に応じて用いることができる。
性紙で使用されるような、ロジン系エマルジョンサイ
ズ、アルキルケテンダイマー系、アルケニルコハク酸
系、石油樹脂系等のサイズ剤を用いることができる。
て用いられているものが使用でき、例えば、各種澱粉あ
るいはその誘導体、セルロース誘導体、ポリビニルアル
コールあるいはその変性体、ポリアクリルアミド化合
物、ポリ酢酸ビニル変性体、スチレン−アクリル酸、オ
レフィン−マレイン酸、アクリル酸、スチレン−マレイ
ン酸等の重合物等の天然あるいは合成の各種高分子化合
物を挙げることができる。
は、サイズプレスコーター、ゲートールコーター、ブレ
ードコーター、ロッドコーター、エアーナイフコータ
ー、グラビアコーター、スプレーコーター等の一般的な
方法を用いることができる。
や酸性染料を含有する水溶性インクの耐水性を向上させ
る為には、染料のアニオン性部分とカチオン性物質の反
応による染料の定着と耐水化処理が有効である。ところ
が、耐光性という点では、低分子量でカチオン性の強い
3級または4級のカチオン性物質はインクジェット印刷
部の退色を助長させる傾向があった。また、低分子量の
カチオン性物質を用いた場合には、長期保存条件下で、
これらが、ノーカーボン感圧複写紙の発色画像を退色
(減感作用と称する)させる傾向があった。さらに、ノ
ーカーボン感圧複写紙の発色画像耐水性という点では該
カチオン樹脂の顕色剤に対する減感効果が顕著に現れる
ため、カチオン性樹脂は表面処理中に35%重量以下の
添加量が好ましい。
の画像保存性を改良し、且つノーカーボン感圧複写紙の
発色画像を損なわない方法について検討した結果、カチ
オン性樹脂を表面処理中に5〜35%重量含有の範囲で
使用することにより満足できる効果が得られた。これよ
り少ない時には、インクジェッット印刷部の耐水性改良
効果が不十分であり、この範囲以上とすると、ノーカー
ボン感圧複写紙の発色画像を退色(減感作用と称する)
させる傾向が起こる。
は、水に溶解した時に解離してカチオン性を呈する1級
〜3級アミンまたは4級アンモニウム塩のオリゴマー、
ポリマーである。カチオン性樹脂の例としては、ジメチ
ルアミン・エピクロルヒドリン付加重合物、アクリルア
ミド・ジアリルアミン塩共重合物、ジメチルジアリルア
ンモニウムクロライド・SO2共重合物、ジアリルアミ
ン塩・SO2共重合物、ジメチルジアリルアンモニウム
クロライド重合物、アリルアミン塩の重合物、ジアルキ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート4級塩重合物、ジ
シアンジアミド・ホルマリン重縮合物、ジシアンジアミ
ド・ジエチレントリアミン重縮合物、ポリビニルアミン
共重合物等を挙げることができるが、これらに限定され
るものではない。
メチルアミン・エピクロルヒドリン付加重合物、アクリ
ルアミド・ジアリルアミン塩共重合物、ポリビニルアミ
ン共重合物を挙げることができる。
重縮合により得られる重合体としては、平均分子量が3
00〜10000程度のものが使用される。
ビニルホルムアミドとアクリロニトリルの共重合により
得られるものが好ましい。十分な耐水性を得るために、
ビニルアミン比率は20モル%以上が好ましい。また、
ポリビニルアミン共重合物の支持体あるいは塗工層に対
する定着性を十分に得るためには、分子量を50000
以上とすることが好ましい。
合物とは、特開昭58−23809号公報、特開平1−
040694号公報に例示される様なポリマーである。
モノマーとして、N−ビニルホルムアミド以外にはN−
ビニルアセトアミド、N−ビニルプロピオンアミド、N
−ビニルカルバミン酸メチル、N−ビニルカルバミン酸
エチル、N−ビニルカルバミン酸イソプロピル等を例示
できる。又、N−ビニルホルムアミドと共重合させるモ
ノマーとしては、アクリロニトリル、炭素数1〜4のア
ルコールと(メタ)アクリル酸とからなる(メタ)アク
リル酸エステル、アクリルアミド、(メタ)アクリル酸
等を例示できるが、特に好ましいものとして、アクリロ
ニトリル、アクリルアミドを挙げることができる。
カーボン感圧複写紙は、顕色剤を水性あるいは非水性系
の塗液として支持体に塗工して得られるが、通常水性系
塗液が用いられる。その塗液は顕色剤の他に、バインダ
ー、顔料、必要に応じて分散剤、界面活性剤、紫外線吸
収剤、蛍光増白剤、増粘剤、消泡剤等公知の各種助剤が
添加されて調製され、前記の如き塗工機を用いて支持体
に塗工される。
されないが、フェノール性水酸基を有する化合物、無機
固体酸系化合物、有機固体酸系化合物等、ノーカーボン
感圧複写紙および感熱記録紙の分野で使用されるものが
挙げられる。例えば、ノボラック型フェノール樹脂およ
びその多価金属塩、サリチル酸誘導体およびその多価金
属塩、サリチル酸樹脂およびその多価金属塩等が挙げら
れる。
を少なくとも1個有する化合物で、具体的には、3−フ
ェニルサリチル酸、5−フェニルサリチル酸、3−ベン
ジルサリチル酸、5−ベンジルサリチル酸、3−(α−
メチルベンジル)サリチル酸、5−(α−メチルベンジ
ル)サリチル酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)サ
リチル酸、5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル
酸、3,5−ジフェニルサリチル酸、3,5−ジ(α−
メチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジベンジルサリ
チル酸、3,5−ジ(α,α−ジメチルベンジル)サリ
チル酸、3,5−ジ(4−メチルベンジル)サリチル酸
などが挙げられ、その多価金属塩化合物も使用可能であ
る。
ては、前述の化合物が全て用いられ得るが、一例を示せ
ば、前記のサリチル酸誘導体とスチレン、o.m.p−
メチルスチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチ
レン等のスチレン誘導体をモル比1:0.5〜10で強
酸触媒下にフリーデルクラフツ反応させて得られるサリ
チル酸樹脂を多価金属塩化したものが挙げられる。多価
金属の種類としては、Ca、Mg、Al、Zn、Mn等
が挙げられるが、亜鉛塩として用いるのが最も好まし
い。これらの顕色剤は2種以上併用して用いても良い。
例えば、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、硫
酸カルシウム、カオリン、焼成カオリン、タルク、水酸
化アルミニウム、珪酸アルミニウム、酸化マグネシウ
ム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、酸化亜鉛、
活性白土、微粉珪酸、酸化チタン、珪酸カルシウム、尿
素−ホルムアルデヒド樹脂等の通常の無機系あるいは有
機系の白色顔料が挙げられる。
支持体の上に塗抹されるが、支持体としては、紙、合成
紙、不織布、プラスチックフィルム等が用いられる。ま
た、これらの支持体に顔料、接着剤等よりなる中間塗層
を形成して顕色剤塗工層を設けても良い。
は、特に限定されることはなく、例えば、エアーナイフ
コーター、ブレードコーター、ロールコーター、ロッド
コーター、グラビアコーター、カーテンコーター、サイ
ズプレスコーターなどの各種塗工方式によるオンマシ
ン、オフマシンコートにより製造することができる。二
層同時の所謂 wet on wet 塗抹も可能である。また、顕
色剤塗工層、中間塗層の各々の塗抹には、必要に応じて
消泡剤、保水剤、耐水化剤、浸透剤、分散安定剤、酸化
防止剤、蛍光染料、滑剤等を添加することができる。
ジェット印刷を行う際に用いられる水溶性インクとして
は、インクジェットプリンターと共に市販されている一
般的なインクを用いることができる。このような水溶性
インク中には、染料として水溶性酸性染料や水溶性直接
染料から選択された少なくとも1種が含有され、必要に
よっては他に湿潤剤、染料溶解剤、防腐剤、防黴剤等が
含有される。
などのアニオン性の水溶性基をもった染料が一般的に用
いられており、かかるインクを本発明のノーカーボン感
圧複写紙の支持体表面に付着、吸着させると、インク中
のアニオン基と支持体表面に含有されるカチオン性樹脂
のカチオンとが結合し不溶性の塩が形成され画像の耐水
性が向上し、耐光性も改良されるものと考えられる。
特徴を詳細に示すが、もちろん本発明は実施例のみに限
定されることはなく、従って使用される物質、製造条件
等も実施例中の記載に限定されることはない。実施例お
よび比較例中、特に規定した場合を除き乾燥固形重量部
で表示する。
(0.02モル)、エチルエーテル50mlおよび触媒
に硫酸12gをガラス製反応器に仕込み、攪拌しながら
温度20〜30℃に保った。ついで、同温度でスチレン
6.24g(0.06モル)を8時間かけて滴下し反応
させた。滴下後、同温度で8時間熟成させたのち、温水
を加えて溶剤を留去し、析出した沈殿物を濾過した。こ
れを真空乾燥して白色の樹脂13.0gを得た。得られ
た樹脂の重量平均分子量は1380であり、軟化点をJ
IS−K−2548による環球法軟化点測定装置で測定
したところ、620℃であった。
熱水200mlで攪拌したところ溶解した。ついで、溶
液の温度を30〜35℃に保ちながら、予め、水30m
lに硫酸亜鉛7水和物2.5gを溶解させた水溶液を3
0分で滴下した。白色の沈殿物が析出し、同温度で2時
間攪拌を続けたのち濾過し、水洗後、乾燥したところ、
白色の粉末10.5g(収率定量的)を得た。これはサ
リチル酸樹脂の亜鉛塩であり、亜鉛含量を分析した結
果、4.82%であった。
い、下記組成にてサンドグラインデイングミルで分散さ
せて懸濁液を作成した。 顕色剤 10重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液(クラレ#117) 3重量部 水 22.5重量部 次に、該懸濁液を用いて下記組成の顕色剤分散液を調製
した。
たLBKPと450mlC.S.F.まで叩解したNB
KPを重量比で7:3の割合に混合したパルプし固形分
に対して、軽質炭酸カルシウム(商品名:TP121、
奥多摩工業社製)を固形分重量比で12%、硫酸バンド
を0.6%、アルキルケテンダイマー(商品名:サイズ
パインK903、荒川化学社製)を0.08%、両性で
んぷん(商品名:Cato3210、王子ナショナル社
製)を0.8%添加して坪量が60g/m2の原紙を抄造
し、酸化澱粉(商品名:MS3800、日本食品化工
製)6%、スチレン系カチオン性サイズ剤(商品名:バ
ソプラスト、BASF製)0.05(実施例1)、0.
06%(実施例2)、0.08%(実施例3)、ジメチ
ルアミン・エピクロルヒドリン付加重合物(商品名:ポ
リフィックス601)2%を混合した表面サイズ液で表
面処理して原紙に表面処理層を設け、ノーカーボン感圧
複写紙用原紙(以下、感圧紙用原紙と略す。)を得た。
続いて、ブレードコーターを用いて、上記により調製し
た顕色剤塗工液を乾燥付着量4.5g/m2となるように
塗工し、実施例1〜3のノーカーボン感圧複写紙を得
た。
名:ポリフィックス601)を4%(実施例4)、1%
(実施例5)、0.5%(実施例6)使用する以外は実
施例2と同様にして、感圧紙用原紙を得た。続いて、ブ
レードコーターを用いて、上記により調製した顕色剤塗
工液を乾燥付着量4.5g/m2となるように塗工し、実
施例4、5、6のノーカーボン感圧複写紙を得た。
名:ポリフィックス601)の代わりにポリビニルアミ
ン共重合物(商品名:ハイマックスSC−700)を使
用する以外は実施例2と同様にして、感圧紙用原紙を得
た。ブレードコーターを用いて、上記により調製した顕
色剤塗工液を乾燥付着量4.5g/m2となるように塗工
し、実施例7のノーカーボン感圧複写紙を得た。
名:ポリフィックス601)の代わりにアクリルアミド
・ジアリルアミン塩共重合物(商品名:スミレーズレジ
ン957、住友化学製)を使用する以外は実施例2と同
様にして、感圧紙用原紙を得た。ブレードコーターを用
いて、上記により調製した顕色剤塗工液を乾燥付着量
4.5g/m2となるように塗工し、実施例8のノーカー
ボン感圧複写紙を得た。
りに、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド
(カチオンPB−40、日本油脂製)を使用する以外は
実施例2と同様にして感圧用原紙を得た。続いて、ブレ
ードコーターを用いて、上記より調整した顕色剤塗工液
を乾燥付着量4.5g/m2となるように塗工し、実施例
9のノーカーボン感圧複写紙を得た。
たLBKPと450mlC.S.F.まで叩解したNB
KPを重量比で7:3の割合に混合したパルプ固形分に
対して、軽質炭酸カルシウム(商品名:TP121、奥
多摩工業社製)を固形分重量比で12%、硫酸バンドを
0.6%、アルキルケテンダイマー(商品名:サイズパ
インK903、荒川化学社製)を0.08%、両性でん
ぷん(商品名:Cato3210、王子ナショナル社
製)を0.8%添加して坪量が60g/m2の原紙を抄造
し、表面サイズ液の代わりに水で表面処理して原紙に表
面処理層を設け、感圧紙用原紙を得た。続いて、ブレー
ドコーターを用いて、上記により調製した顕色剤塗工液
を乾燥付着量4.5g/m2となるように塗工し、比較例
1のノーカーボン感圧複写紙を得た。
ン性サイズ剤0.10%の混合表面サイズ液を使用する
以外は比較例1と同様にして感圧紙用原紙を得た。続い
て、ブレードコーターを用いて、上記により調製した顕
色剤塗工液を乾燥付着量4.5g/m2となるように塗工
し、比較例2のノーカーボン感圧複写紙を得た。
名:ポリフィックス601)を乾燥固形重量部で5部を
顕色剤分散液35.5部、ピロリン酸ナトリウム0.5
部、顔料100部(炭酸カルシウム70部、カオリン3
0部)、10%酸化澱粉水溶液150部を混合し顕色剤
塗液を作成し、比較例2と同様の感圧紙用原紙に乾燥塗
抹量が4.5g/m2 となるようにブレードコーターで
塗抹し、乾燥を行ない比較例3のノーカーボン感圧複写
紙を得た。
名:ポリフィックス601)を乾燥固形重量部で15部
を顕色剤分散液35.5部、ピロリン酸ナトリウム0.
5部、顔料100部(炭酸カルシウム70部、カオリン
30部)、10%酸化澱粉水溶液150部を混合し顕色
剤塗液を作成し、比較例2と同様の感圧紙用原紙に乾燥
塗抹量が4.5g/m2 となるようにブレードコーター
で塗抹し、乾燥を行ない比較例4のノーカーボン感圧複
写紙を得た。
較例1〜4のノーカーボン感圧複写紙について、以下の
評価方法により評価し、その結果を下記表1に示した。
面処理層を設けた感圧紙用原紙の表面処理層について、
JIS P8140準拠の方法により、5%イソプロピ
ルアルコール水溶液を用いて、10秒後のコッブサイズ
度の測定を行った。下記の表中にそれぞれのコブサイズ
度を記した。(単位:g/m2)
字における乾燥性は、カラーインクジェットプリンター
(商品名:MJ−700V2C、エプソン社)を用い
て、顕色剤塗工層面にブラックインキで文字および罫線
印字を行い、その直後に印字部を指で拭って乾燥性を判
定した。評価基準としては、Aは良好、Bはやや良、C
は実用上問題ないレベル、Dは不良を示す。
クジェットプリンター(商品名:MJ−700V2C、
エプソン社製)を用いて、顕色剤塗工層面にブラックイ
ンキで文字印字を行い、印字1時間後、印字部を20℃
流水に30秒間浸漬のし、浸漬前後の印字濃度と鮮明さ
の程度の差を目視判定した。評価基準としては、Aは良
好、Bはやや良、Cは実用上問題ないレベル、Dは不良
を示す。
汚染性は、市販のノーカーボン感圧複写紙上用紙(三菱
NCR紙上N−40、三菱製紙製)と実施例、比較例に
より得られたノーカーボン感圧複写紙と重ね合わせて、
100g/cm2の荷重を掛けた状態で擦り合わせて、実
施例、比較例により得られたノーカーボン感圧複写紙側
の汚れ状態を目視で判定した。評価基準としては、Aは
良好、Bはやや良、Cは実用上問題ないレベル、Dは不
良を示す。
画像保存性は、市販のノーカーボン感圧複写紙上用紙
(三菱NCR紙上N−40、三菱製紙製)と実施例、比
較例により得られたノーカーボン感圧複写紙と重ね合わ
せて、スーパーカレンダーに通紙して発色させ、6時間
後に発色部を20℃の水に10分間浸漬し、浸漬前後の
発色濃度の程度の差を目視判定した。評価基準として
は、Aは良好、Bはやや良、Cは実用上問題ないレベ
ル、Dは不良を示す。
例1、2からインクジェット印刷を行う顕色剤塗工層に
おいてもその支持体表面処理層におけるコッブサイズ度
が20g/m2以上の場合には、インクジェット印刷時に
おける乾燥性が優れ、60g/m2以下の場合には、発色
剤塗工液の塗工適性が良く、ノーカーボン感圧複写紙と
しての耐汚染性が良好であった。また、実施例で明らか
なようにインクジェット印字部の耐水性にはカチオン樹
脂の添加が優れていた。ヘキサデシルトリメチルアンモ
ニウムクロライドを使用した実施例9に比べて、ジメチ
ルアミン、エピクロルヒドリン付加重合物、アクリルア
ミド・ジアリルアミン塩共重合物、ポリビニルアミン共
重合物を使用した実施例6、7、8はインクジェット印
字部の耐水性が特に優れていた。発色画像保存性という
点では、カチオン性樹脂を表面処理層中に4%重量含有
する実施例4や顕色剤塗工層中にカチオン樹脂が含有さ
れている比較例3、4は、カチオン樹脂の顕色剤に対す
る減感効果が顕著に現れるため、表面処理層中にカチオ
ン樹脂を0.5%重量、1.0%重量、2.0%重量含
有する実施例6、実施例5、実施例2に比べて感圧記録
適性の画像保存性の低下が著しい。
う顕色剤塗工層においてもその支持体表面処理層におけ
るコッブサイズ度が20g/m2以上の場合には、インク
ジェット印刷時における乾燥性が優れ、60g/m2以下
の場合に、発色剤塗工液の塗工適性が良く、ノーカーボ
ン感圧複写紙としての耐汚染性が良好であった。また、
インクジェット印字部の耐水性は、カチオン性化合物が
添加されている場合が良好であり、実施例特にカチオン
性樹脂の添加が優れていた。但し発色画像保存性という
点では該カチオン樹脂の顕色剤に対する減感効果が顕著
に現れるため、カチオン性樹脂を支持体表面処理層中に
5〜35%含有添加量が好ましい。また、コッブサイズ
度が大きい方が印字耐水性も良いことが分かる。
を設けたノーカーボン感圧複写紙用原紙として、該表面
処理層におけるJIS P8140準拠の5%イソプロ
ピルアルコール水溶液10秒コッブサイズ度を適正な範
囲とすることにより、顕色剤塗工層面へのインクジェッ
ト印刷時の乾燥性、インクジェット印刷部の耐水性に優
れ、発色剤塗工液の塗工適性が良好でノーカーボン感圧
複写紙としての優れた特性を兼ね備えた、インクジェッ
ト印刷用のノーカーボン感圧複写紙を得ることができ
た。
Claims (5)
- 【請求項1】 電子供与性発色剤と電子受容性顕色剤と
の発色反応により発色画像を生じるノーカーボン感圧複
写紙において、支持体上に表面サイズ処理液による表面
処理層、顕色剤塗工層を順次設けてなり、該表面処理層
におけるJISP8140準拠の5%イソプロピルアル
コール水溶液使用10秒コブサイズが20〜60g/m2
であることを特徴とするインクジェット印刷適性を備え
たノーカーボン感圧複写紙。 - 【請求項2】 表面サイズ処理液中にカチオン性樹脂を
含有することを特徴とする請求項1記載のノーカーボン
感圧複写紙。 - 【請求項3】 カチオン性樹脂が、ジメチルアミン、エ
ピクロルヒドリン付加重合物、アクリルアミド・ジアリ
ルアミン塩共重合物、ポリビニルアミン共重合物の群か
ら選ばれる少なくとも1種類以上であることを特徴とす
る請求項2のノーカーボン感圧複写紙。 - 【請求項4】 カチオン性樹脂が、該表面処理層中に5
〜35%重量含有されていることを特徴とする請求項2
又は3に記載のノーカーボン感圧複写紙。 - 【請求項5】 カチオン性樹脂が、該表面処理層中に1
5〜25%重量含有されていることを特徴とする請求項
4記載のノーカーボン感圧複写紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06998097A JP3707901B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | ノーカーボン感圧複写紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06998097A JP3707901B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | ノーカーボン感圧複写紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10264515A true JPH10264515A (ja) | 1998-10-06 |
JP3707901B2 JP3707901B2 (ja) | 2005-10-19 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06998097A Expired - Fee Related JP3707901B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | ノーカーボン感圧複写紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3707901B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002067473A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-05 | Dainippon Ink & Chem Inc | 印刷方法 |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP06998097A patent/JP3707901B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2002067473A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-05 | Dainippon Ink & Chem Inc | 印刷方法 |
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