JPH10264500A - インクジェット用被記録媒体 - Google Patents

インクジェット用被記録媒体

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JPH10264500A
JPH10264500A JP9071126A JP7112697A JPH10264500A JP H10264500 A JPH10264500 A JP H10264500A JP 9071126 A JP9071126 A JP 9071126A JP 7112697 A JP7112697 A JP 7112697A JP H10264500 A JPH10264500 A JP H10264500A
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JP
Japan
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recording medium
ink
jet recording
ink jet
dye
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Abandoned
Application number
JP9071126A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Koseki
鉄夫 古積
Kengo Ito
謙吾 伊東
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水溶性染料をインターカレーション反応によ
り受容保持する層間化合物と結着剤とからなる染料定着
層が形成されてなるインクジェット用被記録媒体につい
て、インク吸収性と耐水性とを同時に付与し、染料定着
性、発色性を向上させる。また、低温度下でも亀裂等が
生じない優れた可撓性と重送のないスムーズな搬送性を
付与する。さらに被記録媒体をOHP用被記録媒体とす
る場合には、被記録媒体の光透過性を向上させる。 【解決手段】 基材2上に、水溶性染料をインターカレ
ーション反応により受容保持する層間化合物と結着剤と
からなる染料定着層1が形成されてなるインクジェット
用被記録媒体において、結着剤としてポリウレタンエマ
ルジョンを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターカレーシ
ョン反応によりインクジェット用水性インク中の水溶性
染料を受容保持する層間化合物を含有する染料定着層を
有するインクジエット用被記録体に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサー等により作製した画像情報や文字コード情報を、
紙やOHPフィルム等の被記録媒体に出力させる方法の
一つとして、水溶性染料を含有する水性インクを、電
界、熱、圧力等を駆動源とする記録ノズルから被記録媒
体に吐出させて画像形成を行うインクジェット記録方式
が挙げられる。
【0003】このインクジェット記録方式は、記録時の
騒音が小さく、ランニングコストが低く、普通紙への画
像形成が可能であり、しかもインクリボン等の廃棄物を
伴なわないという利点を有するために、オフィス内や家
庭内において、近年その利用が拡大している。
【0004】ところで、インクジェット記録方式により
被記録媒体に定着された画像においては、その画像を構
成する水溶性染料が、一般にファンデルワールス力や水
素結合によって被記録媒体に保持されている。このた
め、水溶性染料に対して親和性の高い水等の溶媒が画像
に接触した場合、画像を構成する水溶性染料が溶媒に溶
出して画像のボケが発生するという問題がある。また、
画像を構成する水溶性染料と被記録媒体との間のファン
デルワールス力と水素結合を打ち消すだけの熱エネルギ
ーや水蒸気が被記録媒体に供給された場合にも、染料が
移動して画像のボケが生ずるという問題がある。更に、
画像を構成する水溶性染料が紫外線等の高エネルギー光
線に暴露された場合には、染料自体の分解により画像の
退色、変色あるいは濃度低下が生ずるという問題もあ
る。
【0005】そこで、このようなインクジェット記録方
式における画像の定着性(例えば、耐水性)や耐光性を
向上させるために、被記録媒体の染料受容層(即ち、染
料定着層)に、インターカレーション反応により水溶性
染料を保持することができる層間化合物を、ポリビニル
ピロリドン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ヒドロキ
シプロピルセルロース樹脂あるいはポリビニルアルコー
ル樹脂などの結着剤とともに配合することが提案されて
いる(特開平7−68925号公報)。この染料定着層
によると、水溶性染料は層間化合物の層間に強固に保持
される。したがって、ここに保持された染料から構成さ
れる画像はその定着性が大きく向上し、画像保存時の退
色、変色、画像濃度の低下が改善される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、結着剤
に、耐水性の比較的良好なポリビニルブチラ−ル樹脂あ
るいはヒドロキシプロピルセルロース樹脂を使用した場
合には、染料定着層のインク吸収性が十分でなく、その
ために、多量にインクが付着した被記録媒体部分ではイ
ンクが染料定着層に吸収される前にドット同士が混ざり
合って解像度が低下したり、染料定着層内に吸収されず
に表面で乾燥してしまうインクの量が増大し、結果的に
画像耐久性が低下するという問題があった。
【0007】一方、結着剤にインク吸収性の比較的良好
なポリビニルピロリドン樹脂を使用した場合には、被記
録媒体が誤って水に浸漬されると染料定着層が基材から
剥離するなどの問題があった。
【0008】このように、層間化合物を染料定着層に含
有させた従来の被記録媒体に於いては、インク吸収性と
耐水性とを両立させることができず、その解決が強く求
められていた。
【0009】また、インク吸収性の比較的良好なポリビ
ニルピロリドン樹脂を使用し、染料定着層が十分なイン
ク吸収性を示す場合でも、染料定着層に吸収された水溶
性染料の多くがこの樹脂に留まり易くなり、そのため
に、層間化合物に定着されない水溶性染料が生じ、結果
的に画像耐久性が不十分となるという問題もあった。
【0010】また、このような層間化合物を含有する染
料定着層は、層間化合物を上述したような結着剤ととも
に溶剤中に分散させ、その分散液を基材に塗布し乾燥す
ることにより形成されているが、通常の分散装置を利用
して層間化合物を分散させた場合には、分散液中の層間
化合物の分散が不十分となり、次のような問題をひこ起
こしていた。即ち、層間化合物の二次粒子径が大きくな
り、画像に入射した光がその二次粒子により乱反射して
画像の発色濃度が不足するという問題があった。又、透
明プラスチックを基材として用いるOHP用被記録媒体
の場合には、被記録媒体に入射した光がその二次粒子に
より乱反射して被記録媒体の光透過性が低下し、彩度の
高い画像が得られないという問題があった。
【0011】この他、層間化合物を染料定着層に含有さ
せた従来の被記録媒体では、その低温度での取扱いにお
いて、染料定着層の柔軟性が不足し、染料定着層に亀裂
が入りやすいという可撓性不足の問題が生じていた。
【0012】更に、一般のインクジェットプリンターで
は給紙トイレにセットされた複数枚のインクジェット用
被記録媒体が1枚ずつ給紙搬送されるという構造となっ
ているが、静電気による帯電によりインクジェット用被
記録媒体同士が貼り付き、2枚以上の被記録媒体が同時
に重ね送りされるという重送トラブルの発生も問題とな
っていた。
【0013】本発明は以上の従来技術の課題を解決しよ
うとするものであり、水溶性染料をインターカレーショ
ン反応により受容保持する層間化合物と結着剤とからな
る染料定着層が形成されてなるインクジェット用被記録
媒体に、良好なインク吸収性と耐水性とを両立させ、ま
た画像耐久性を付与し、更に発色性に優れた画像を形成
できるようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は、染料定着層
の結着材として特定の樹脂を使用することにより、染料
定着層のインク吸収性と耐水性とを両立させることがで
き、同時に優れた画像耐久性も得られ、しかも層間化合
物の二次粒子径を過度に大きくすることなく良好に分散
させることができるので、層間化合物の分散不良に伴う
問題もなく、また、低温度での可撓性やプリンターでの
搬送性も向上させられることを見出し、本発明を完成さ
せるに至った。
【0015】すなわち、本発明は、基材上に、水溶性染
料をインターカレーション反応により受容保持する層間
化合物と結着剤とから形成された染料定着層を有するイ
ンクジェット用被記録媒体において、該結着剤が水系ポ
リウレタンエマルジョンを含有することを特徴とするイ
ンクジェット用被記録媒体を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0017】図1は本発明のインクジェット用被記録媒
体10の断面図である。同図において、被記録媒体10
は染料定着層1が基材2上に形成された構造となってい
る。
【0018】この染料定着層1は、水溶性染料をインタ
ーカレーション反応により受容保持する層間化合物が、
結着剤の樹脂中に分散した構造となっており、本発明で
は、この結着剤として、水系ポリウレタンエマルジョン
を使用することが特徴的となっている。
【0019】ポリウレタン樹脂は水に対し親和性を持つ
が不溶性であり、しかも層間化合物との親和性が高い。
そのため、ポリウレタン樹脂を水系エマルジョンとした
水系ポリウレタンエマルジョンは層間化合物を十分に分
散させることができ、層間化合物が二次粒子となること
が抑制される。よって、被記録媒体における画像の発色
性を向上させることができる。また、被記録媒体が透明
プラスチックを基材として用いるOHP用である場合
に、被記録媒体の光透過性を向上させることができる。
【0020】また、水系ポリウレタンエマルジョンから
なる皮膜は、水溶性インクを呼び込み易いが、ポリウレ
タン樹脂自体に水溶性染料の定着座席がないため、水溶
性染料を瞬時に層間化合物に伝達する。従って、染料定
着層の結着剤として水系ポリウレタンエマルジョンを使
用することにより、染料定着層に良好なインク吸収性と
耐水性とを両立して付与することが可能となる。
【0021】さらに、水系ポリウレタンエマルジョンか
らなる皮膜は、破断伸度が大きく、柔軟性も高いので、
被記録媒体の可撓性を向上させる。したがって、水系ポ
リウレタンエマルジョンを結着剤として用いた染料定着
層を有する被記録媒体は、低温度でも可撓性に優れ、亀
裂等が発生しないものとなる。
【0022】しかも水系ポリウレタンエマルジョンから
なる皮膜は、外気から水分を吸収して、染料定着層表面
に導電性の蒸気層を形成しやすい性質を持つている。し
たがって、水系ポリウレタンエマルジョンを結着剤とし
て用いた染料定着層を有する被記録媒体は、帯電しにく
くなり、プリンターでの給紙における重送が防止され、
スムーズに搬送されるものとなる。
【0023】このように本発明においては、染料定着層
の結着剤として水系ポリウレタンエマルジョンを使用す
ることにより優れた効果を達成するが、ここで、ポリウ
レタン樹脂を水系エマルジョンとして使用することな
く、溶解性樹脂として使用すると、インク吸収性が悪化
すると共に層間化合物が水溶性染料を伝達しにくくな
り、結果的に定着性が低下しやすくなるので好ましくな
い。
【0024】また、この水系エマルジョンを構成するウ
レタン樹脂のエマルジョン粒子としては、非イオン性の
ものを使用することが好ましい。これにより、層間化合
物や他の添加剤との化学的凝集が生じにくくなって層間
化合物の分散性が一層高まる。したがって、発色性が向
上する。また、被記録媒体が透明プラスチックを基材と
して用いるOHP用被記録媒体である場合に、被記録媒
体の光透過性を向上させることができる。
【0025】水系エマルジョンを構成するポリウレタン
樹脂の種類としては、ポリエステル系、ポリエーテル
系、ポリエステル・ポリエーテル系、芳香族イソシアネ
ート系、シリコーン系等を例示することができる。
【0026】また、本発明に用いられる水系ポリウレタ
ンエマルジョンからなるポリウレタン皮膜の破断伸度
は、染料定着層の可撓性を考慮すると、好ましくは50
〜1700%、より好ましくは300〜1400%であ
る。
【0027】本発明において、結着剤の固形分中にしめ
る水系ポリウレタンエマルジョンの固形分の含有率は、
少なすぎると本発明の十分な効果が得られないので、好
ましくは10重量%以上、より好ましくは20重量%以
上であるが、100重量%としてもよい。
【0028】このような水系ポリウレタンエマルジョン
の具体例としては、スーパーフレックスE−4500
(第一工業製薬社製)、スーパーフレックスE−200
0(第一工業製薬社製)、SL−1424N(帝国化学
産業社製)、パスコールV−101(明成化学工業社
製)等を挙げることができる。
【0029】本発明において結着剤には、染料定着層1
の基材2への接着性を向上させる目的で、上述のポリウ
レタン樹脂以外の有機樹脂を併用してもよい。このよう
な有機樹脂としては、ポリビニルピロリドン樹脂、ヒド
ロキシプロピルアルコール樹脂、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、エチ
ルセルロース樹脂、ゼラチン等が好ましい。
【0030】またこの場合、ポリウレタン樹脂以外の有
機樹脂の結着剤中の含有量は、多すぎると本発明の十分
な効果が得られないので好ましくは90重量%以下、よ
り好ましくは60重量%以下である。
【0031】一方、染料定着層1に含有させる層間化合
物としては、層状構造を有し、水溶性染料をインターカ
レーション反応により受容保持することのできるものを
使用する。このような層間化合物の好ましい例として
は、層間化合物の親水性の層間に水溶性染料とイオン交
換しうる交換性イオンを有する層状無機高分子をあげる
ことができる。
【0032】ここで、層状無機高分子の交換性イオンと
は、水溶性染料が水溶性カチオン染料である場合には、
ナトリウムイオンなどの交換性陽イオンであり、水溶性
染料が水溶性アニオン染料である場合にはカルボキシル
アニオンなどの交換性陰イオンである。これら交換性陽
イオンあるいは交換性陰イオン自体については後に詳述
する。
【0033】交換性陽イオンを有する層状無機高分子
(以下、カチオン交換性層間化合物と称する)として
は、天然もしくは合成の層状珪酸塩又はそれらの焼成体
を例示することができ、代表的には3−八面体型スメク
タイト構造を有する以下の式(1)で表される、粘土鉱
物の一種であるモンモリロナイト群鉱物を好ましく使用
することができる。
【0034】
【化3】 (X,Y)2〜3410(OH)2・mH2O・(W1/3) (1) (式中、XはAl、Fe(III)、Mn(III)またはC
o(III)であり、YはMg、Fe(II)、Ni、Zn
又はLiであり、ZはSi又はAlであり、WはK、N
a又はCaであり、H2Oは層間水であり、そしてmは
整数を表す。)
【0035】具体的には、XとYの組み合わせと置換数
に応じて、モンモリロナイト、マグネシアンモンモリロ
ナイト、鉄モンモリロナイト、鉄マグネシアンモンモリ
ロナイト、バイデライト、アルミニアンバイデライト、
ノントロナイト、アルミニアンノントロライト、サポナ
イト、アルミニアンサポナイト、ヘクトライト、ソーコ
ナイト等の天然物や合成物を例示することができる。ま
た、上記式(1)中のOH基がフッ素で置換されたもの
も使用することができる。
【0036】式(1)のモンモリロナイト群鉱物の他に
も、カチオン交換性層間化合物としては、ナトリウムシ
リシックマイカ、ナトリウムテニオライト、リチウムテ
ニオライト等の雲母群鉱物も使用することができる。
【0037】また、合成粘土鉱物と同様に、層状構造を
有し且つ交換性陽イオンを有するカチオン交換性層間化
合物として、燐酸ジルコニウム等の酸性塩、層状含水酸
化チタン等をあげることができる。これらは光学的隠蔽
性もしくは固有の色を有するので、透明性、光沢性、白
色度が同時に染料定着層1に要求されない場合に好まし
く使用することができる。
【0038】カチオン交換性層間化合物として、夾雑物
を含まない合成珪素塩などの純白色を呈する微粉末もあ
げることができる。これらは微粉末結晶そのものは光学
的に透明であるので、銀塩写真に比較しうるような高い
彩度を実現する染料定着層を形成することが可能とな
る。
【0039】これらカチオン交換性層間化合物の層間の
交換性陽イオンとしては、水やアルコールなどの高誘電
率媒体に溶媒和し易い無機陽イオン、例えばLi+、N
+、K+等のアルカリ金属イオン、Mg2+等のアルカリ
土類金属イオン、H+(この場合にはいわゆる粘土酸と
なる)などをあげることができる。なお、アルカリ土類
金属イオンのうちCa2+やBa2+は上述した他の無機イ
オンに比べて溶媒和し難い層間を与える傾向がある。
【0040】この他、カチオン交換性層間化合物の層間
においては、上述のカチオン交換性層間化合物の交換性
無機陽イオンの一部を、層間距離を拡げる効果(ピラー
効果)や層間を部分的に疎水化する効果を有する有機陽
イオンで置換してもよい。これにより、結着剤に対する
カチオン交換性層間化合物の分散性を改善し、更にアル
コールなどの非水溶媒に対する膨潤性を改善することが
可能となる。このような有機陽イオンとしては、第4級
アンモニウムイオンやホスホニウムイオン、例えばアル
キルホスホニウムイオン、アリールホスホニウムイオン
等を好ましく使用することができる。ここで、第4級ア
ンモニウムイオンの場合、4つのアルキル基のうち少な
くとも3つは各々炭素数4以上、好ましくは8以上であ
ることが好ましい。長鎖アルキルの数が少ない場合には
ピラー効果が十分ではなく、定着座席(=交換性無機陽
イオン)の層間距離を十分に拡大することが困難とな
る。例えば、n−オクチルトリメチルアンモニウムイオ
ンは、定着座席を殆ど占めても層間距離は4オングスト
ローム程度以上には増大せず、しかも過度に疎水化され
た層間を与えるので好ましくない。
【0041】一方、本発明において使用する交換性陰イ
オンを有する層状無機高分子(以下、アニオン交換性層
間化合物と称する)としては、0:1型粘土鉱物の一種
であり、AlO6八面体シートからなる層状のハイドロ
タルサイト群鉱物を好ましく例示することができる。こ
のようなハイドロタルサイト群鉱物の代表的なものとし
ては式(2)
【0042】
【化4】 Mg6Al2(OH)16・CO3 ・4H2O (2) で表される天然のハイドロタルサイトを例示することが
できる。
【0043】なお、式(2)の天然のハイドロタルサイ
トの組成と若干異なるが、合成ハイドロタルサイトも商
業的に入手可能であり、使用することができる。この合
成ハイドロタルサイトの微粉末は夾雑物を含まず純白色
を呈するが、結晶自体は光学的透明であるので、この微
粉末を使用した場合には、銀塩写真に比較しうるような
高い彩度を実現する染料定着層1を形成することが可能
となる。
【0044】上述のハイドロタルサイト群鉱物以外のア
ニオン交換性層間化合物としては、チタンやジルコニウ
ム、ランタン、ビスマスなどの含水酸化物あるいは水酸
化リン酸塩などをあげることができる。これらは光学的
隠蔽性もしくは固有の色を有するので、透明性、光沢
性、白色度が同時に染料定着層1に要求されない場合に
使用することができる。
【0045】アニオン交換性層間化合物の層間の交換性
陰イオンとしては、水やアルコールなどの高誘電率媒体
に溶媒和し易い無機陰イオン、例えばNO3 -、S
4 2-、CIO4 -、Fe(CN)6 4-、ヘテロポリリン酸
イオンや、親水性有機アニオン、例えば、低級カルボキ
シレートイオンなどを使用することができる。なお、高
級カルボキシレートイオンは、上述の陰イオンに比べ溶
媒和し難い層間を与える傾向がある。
【0046】この他、アニオン交換性層間化合物の層間
においては、上述のアニオン交換性層間化合物の交換性
無機陰イオンの一部を、層間距離を拡げる効果(ピラー
効果)や層間を部分的に疎水化する効果を有する有機陰
イオンで置換してもよい。これにより、結着剤に対する
アニオン交換性層間化合物の分散性を改善し、更にアル
コールなどの非水溶媒に対する膨潤性を改善することが
可能となる。このような有機陰イオンとしては、カルボ
ン酸アニオン、スルホン酸アニオン、エステルアニオ
ン、リン酸エステルアニオンなどを例示することができ
る。
【0047】なお、このようなアニオンは、アルキル基
もしくはアニケル基を通常有するが、それらの炭素数が
少ない場合にはピラー効果が十分ではなく、定着座席
(=交換性無機イオン)の層間距離を十分に拡大するこ
とが困難となり、反対に、炭素数が多すぎると置換しに
くくなるので炭素数を5〜20とすることが好ましい。
【0048】上述した層間化合物と結着剤との重量比率
は、層間化合物が少な過ぎると、インターカレーション
反応により保持される水溶性染料の量が低下して画像の
ボケが生じ、多過ぎると相対的に結着剤の量が減少して
染料定着層の接着性や分散性が低下するので、好ましく
は1:0.1〜1:2、より好ましくは1:0.2〜
1:1.5である。
【0049】本発明において、染料定着層1には、必要
に応じて、従来の染料定着層で用いられている各種添加
剤(例えば、架橋剤、可塑剤、紫外線吸収剤、蛍光増白
剤、他の親水性樹脂等)を配合することができる。
【0050】染料定着層1の層厚としては、通常2〜4
0μm、好ましくは4〜15μmである。
【0051】一方、本発明のインクジェット用被記録媒
体において、基材2は、紙、合成紙、プラスチックペー
パー、金属板、金属箔、アルミニウム等を蒸着したプラ
スチックフィルム等から任意に選択でき、有機樹脂など
による易接着処理を施した基材も用いることができる。
また、基材2は、OHP等の用途には光透過性のものを
使用する。
【0052】以上、図1に示した層構成のインクジェッ
ト用被記録媒体10について説明したが、本発明のイン
クジェット用被記録媒体としては、図2に示したインク
ジェット用被記録媒体11のように、上述の図1のイン
クジェット用被記録媒体10の染料定着層1上に、さら
にインク吸収層3を設けてもよい。
【0053】このインク吸収層3は、付着したインクを
一時的に受容し、染料定着層1に伝達するものであり、
水溶性染料からなる水性インクを吸収するインク吸収性
樹脂から構成することができる。例えば、ヒドロキシプ
ロピルセルロース樹脂、ポリビニルアルコール樹脂,ゼ
ラチン、水和性ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニル
ピロリドン樹脂等を例示することができる。
【0054】また、インク吸収層3には、前述した染料
定着層1に使用する水系ポリウレタンエマルジョンと同
様の水系ポリウレタンエマルジョンを配合することがで
き、さらに各種添加剤(例えば、架橋剤、可塑剤、紫外
線吸収剤、蛍光増白剤、他の親水性樹脂等)を配合する
こともできる。
【0055】インク吸収層3の層厚としては、厚すぎる
と染料定着層1に定着する染料の割合が低下し染料定着
性が悪化するので、通常5μm以下、好ましくは3μm
以下とする。
【0056】本発明のインクジェット用被記録媒体は、
常法により作製することができる。例えば、層間化合物
と結着剤と必要に応じて溶媒とを分散させ、その分散液
を基材2上に塗布し、乾燥することにより、基材2上に
染料定着層1が形成されているインクジェット用被記録
媒体10を得ることができる。更に、染料定着層1上に
インク吸収層3を設ける場合には、インク吸収性樹脂を
染料定着層1上に塗布し、乾燥することにより作成する
ことができる。
【0057】本発明のインクジェット用被記録媒体は、
従来のインクジェット用被記録媒体と同様に使用するこ
とができる。
【0058】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0059】実施例1〜7及び比較例1〜3 イソプロピルアルコール8gと水72gとの混合溶媒中
に、表1に示す結着剤を添加し、更に層間化合物とし
て、有機酸処理ハイドロタルサイト(ハイドロタルサイ
ト10gにリンゴ酸10mg当量を吸着処理したもの)
を添加して、ビーズミルで8時間処理して分散液を得
た。
【0060】得られた分散液を乾燥厚8μmとなるよう
に、100μm厚の易接着処理透明ポリエステルフィル
ム(D−535、ICI社製)にワイヤーバーにて塗布
し、90℃2分という条件で乾燥することにより、染料
定着層を形成した。更に、実施例7では染料定着層上に
インク吸収性樹脂としてゼラチン樹脂(E−290、宮
城化学工業社製)を乾燥厚0.8μmとなるように塗布
し、90℃1分という条件で乾燥することによりインク
ジェット用被記録媒体を得た。
【0061】
【表1】
【0062】表注 ポリウレタンエマルジョン*1:E
−4500,第一工業製薬社製 ポリビニルアルコール*2 :PVA−205,クラ
レ社製 ヒドロキシプロピルセルロース*3 :HPC−L,日
本曹達社製 ポリビニルピロリドン*4:K−90,BASF社製
【0063】(評価)得られたインクジェット用被記録
媒体に対し、インクジェット記録方式のプリンター(H
P850C,ヒューレットパッカード社製)にてテスト
パターン画像を形成し、「搬送性」、「インク吸収
性」、「耐水性」、「染料定着性」、「画像濃度」を以
下に説明するように評価した。
【0064】なお、画像が形成されていない被記録媒体
の「透明性」、「可撓性」についても以下に説明するよ
うに評価した。その結果を表2に示す。
【0065】「搬送性」試験 一定環境条件(15℃、25%)下での画像形成の際
に、20枚の被記録媒体を重ねて給紙トイレにセット
し、連続印画での搬送性を目視にて観察し、以下の評価
基準に従って評価した。 搬送性評価基準 ランク:内容 ○:20枚の連続印画が可能であった場合 ×:印画の途中で重送(複数の記録媒体が重なって給紙
されること)が生じ、20枚の連続印画が不可能であっ
た場合
【0066】「インク吸収性」試験画像形成の際に、イ
ンクがインク受容層(インク吸収層を有さない場合には
染 料定着層を意味し、インク吸収層を有する場合にはイン
ク吸収層と染料定着層を意味する。以下、同様。)に浸
透して吸収されるか否かを目視により、以下の評価基準
に従って評価した。その結果を表2に示す。 インク吸収性評価基準 ランク:内容 ○:インクがインク受容層中に浸透して吸収された場合 ×:インクがインク受容層に浸透せず、吸収されない場
【0067】「耐水性」試験 画像が形成された被記録媒体の全体を10分間水に浸漬
した後、水中から引上げ、インク受容層の変化を目視に
て観察し、以下の評価基準に従って評価した。その結果
を表2に示す。 耐水性評価基準 ランク:内容 ○:インク受容層に変化がみられない場合 ×:インク受容層が基材から剥離するか、あるいは溶解
してしまい被記録媒体として再利用が不可能な場合
【0068】「染料定着性」試験 耐水性試験の際の画像の変化を目視にて観察し、以下の
評価基準に従って評価した。その結果を表2に示す。 染料定着性評価基準 ランク:内容 ○:画像が変化しない場合 △:画像が滲んでいるが、実用上問題がない場合 ×:画像が著しく流れたり、あるいは滲んでしまった場
【0069】「画像濃度」試験 画像のベタ印字部分(高濃度部)の反射濃度をマクベス
濃度計(TR924)で測定した。その結果を表2に示
す。なお、反射濃度は、画像の彩度の観点から、Y(イ
エロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色につい
て、それぞれ2.1以上が望ましい。
【0070】「透明性」試験 インク受容層を形成する前の透明ポリエステル基材を対
照として、画像を形成していないインクジェット用被記
録媒体の光透過率を分光光度計(U−3400,日立製
作所製)で測定した。その結果を表2に示す。なお、光
透過率は、OHPとしての投影品位の観点から94%以
上であることが望ましい。
【0071】「可撓性」試験 画像を形成していないインクジェット用被記録媒体を、
一定環境条件(15℃、25%)下で24時間保存した
後、被記録媒体を135°の角度で折り曲げ、インク受
容層の変化を目視にて観察し、以下の評価基準に従って
評価した。その結果を表2に示す。 可撓性評価基準 ランク:内容 ○:インク受容層に変化がみられない場合 ×:インク受容層が基材から剥離するか、あるいは亀裂
が認められた場合
【0072】
【表2】
【0073】表2から、実施例1〜7のインクジェット
用被記録媒体は、いずれの評価項目ついても実用上問題
のない結果を示した。なお、実施例1〜3と実施例4の
結果を対比することにより結着剤の樹脂固形分中のポリ
ウレタンエマルジョンの固形分含有率が少なくとも20
重量%である場合が特に好ましいことがわかる。
【0074】一方、比較例1〜3のインクジェット用被
記録媒体は、いずれかの評価項目について実用上問題の
ある結果を示した。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、水溶性染料をインター
カレーション反応により受容保持する層間化合物と結着
剤とからなる染料定着層が形成されてなるインクジェッ
ト用被記録媒体に、良好なインク吸収性と耐水性とを付
与するとともに、染料定着性を向上させることができ、
更にその被記録媒体に発色性に優れた画像を形成するこ
とができる。また、低温度下でも亀裂等が生じない優れ
た可撓性と重送のないスムーズな搬送性を付与すること
ができる。また、使用する当該被記録媒体が透明プラス
チックを基材として用いるOHP用被記録媒体である場
合には、被記録媒体の光透過性を向上させることも可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット用被記録媒体の断面図
である。
【図2】本発明のインクジェット用被記録媒体の断面図
である。
【符号の説明】
1…染料定着層 2…基材 3…インク吸収層
10…インクジェット用被記録媒体 11…インクジ
ェット用被記録媒体

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に、水溶性染料をインターカレー
    ション反応により受容保持する層間化合物と結着剤とか
    ら形成された染料定着層を有するインクジェット用被記
    録媒体において、該結着剤が水系ポリウレタンエマルジ
    ョンを含有することを特徴とするインクジェット用被記
    録媒体。
  2. 【請求項2】 染料定着層上に、水溶性染料からなる水
    性インクを吸収するインク吸収性樹脂から形成されたイ
    ンク吸収層を有する請求項1記載のインクジェット用被
    記録媒体。
  3. 【請求項3】 インク吸収層が水系ポリウレタンエマル
    ジョンを含有する請求項2記載のインクジェット用被記
    録媒体。
  4. 【請求項4】 水系ポリウレタンエマルジョンから形成
    されたポリウレタン皮膜の破断伸度が50〜1700%
    である請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット
    用被記録媒体。
  5. 【請求項5】 水系ポリウレタンエマルジョンを構成す
    るウレタン樹脂のエマルジョン粒子が非イオン性である
    請求項1〜4いずれかに記載のインクジェット用被記録
    媒体。
  6. 【請求項6】 結着剤の固形分中にしめる水系ポリウレ
    タンエマルジョンの固形分の含有率が10〜100重量
    %である請求項1〜5記載のインクジェット用被記録媒
    体。
  7. 【請求項7】 染料定着層中の層間化合物と結着剤(固
    形分)との重量比率が1:0.1〜1:2である請求項
    6記載のインクジェット用被記録媒体。
  8. 【請求項8】 層間化合物が交換性陽イオンを有する層
    状無機高分子である請求項1〜7のいずれかに記載のイ
    ンクジェット用被記録媒体
  9. 【請求項9】 交換性陽イオンを有する層状無機高分子
    が、モンモリロナイト群鉱物である請求項8記載のイン
    クジェット用被記録媒体。
  10. 【請求項10】 モンモリロナイト群鉱物が式(1) 【化1】 (X,Y)2〜3410(OH)2・mH2O・(W1/3) (1) (式中、XはAl、Fe(III)、Mn(III)またはC
    o(III)であり、YはMg、Fe(II)、Ni、Zn
    又はLiであり、ZはSi又はAlであり、WはK、N
    a又はCaであり、H2Oは層間水であり、そしてmは
    整数を表す。)で表される請求項9記載のインクジェッ
    ト用被記録媒体。
  11. 【請求項11】 層間化合物が交換性陰イオンを有する
    層状無機高分子である請求項1〜7のいずれかに記載の
    インクジェット用被記録媒体。
  12. 【請求項12】 交換性陰イオンを有する層状無機高分
    子がハイドロタルサイト群鉱物である請求項11記載の
    インクジェット用被記録媒体。
  13. 【請求項13】 ハイドロタルサイト群鉱物が式(2) 【化2】 Mg6Al2(OH)16・CO3 ・4H2O (2) で表される請求項12記載のインクジェット用被記録媒
    体。
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