JPH10264464A - 感熱発色プリンタ - Google Patents

感熱発色プリンタ

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Publication number
JPH10264464A
JPH10264464A JP7303197A JP7303197A JPH10264464A JP H10264464 A JPH10264464 A JP H10264464A JP 7303197 A JP7303197 A JP 7303197A JP 7303197 A JP7303197 A JP 7303197A JP H10264464 A JPH10264464 A JP H10264464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording paper
thermal
thermal recording
pair
thermal head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7303197A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Miyazaki
紳夫 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP7303197A priority Critical patent/JPH10264464A/ja
Publication of JPH10264464A publication Critical patent/JPH10264464A/ja
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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドの通過直後での感熱記録紙の
搬送を安定化し、濃度むらをなくす。 【解決手段】 搬送ローラ対11の回転で、感熱記録紙
10がサーマルヘッド14とプラテンローラ13との間
から連続的に引き出される。この感熱記録紙10の移動
中に、サーマルヘッド14によって感熱記録紙10に画
像が1ラインずつ記録される。感熱記録紙10は、搬送
ローラ対のトルク変動等によって、サーマルヘッド14
と搬送ローラ対との間で上下方向に動こうとする。サー
マルヘッド14と搬送ローラ対11との間に、ガイドロ
ーラ対16が配置されているため、この感熱記録紙10
の動きを規制する。サーマルヘッドと感熱記録紙との接
触状態が一定に保たれるため、濃度むらが発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱発色プリンタ
に関し、更に詳しくは発熱素子とサーマルヘッドとの接
触が安定した状態で感熱記録紙を搬送する感熱発色プリ
ンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】感熱発色プリンタは、搬送中の感熱記録
紙にサーマルヘッドを押し当て、感熱記録紙を加熱して
画像を発色記録するものである。この感熱記録紙には、
ファクシミリやモノクロ感熱発色プリンタに用いられる
モノクロ用と、カラー感熱発色プリンタに用いられるカ
ラー用とがある。
【0003】モノクロ用感熱記録紙は、ベース上に1種
類の感熱発色層が形成されている。カラー用感熱記録紙
は、ベース上に、シアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色
層,イエロー感熱発色層の少なくとも3種類の感熱発色
層が設けられている。カラー用感熱記録紙では、各感熱
発色層の熱感度の違いに基づいて、上層の感熱発色層か
ら順番に記録する。
【0004】感熱記録紙の搬送には、プラテン方式とキ
ャプスタン方式とがある。プラテン方式は、プラテンド
ラムの外周に感熱記録紙を巻き付け、プラテンドラムの
回転で感熱記録紙を搬送しながら、サーマルヘッドでプ
ラテンドラム上の感熱記録紙を押圧・加熱するものであ
る。キャプスタン方式は、キャプスタンローラとピンチ
ローラとからなる一対の搬送ローラ対が用いられる。こ
の搬送ローラ対の上流側に、径が小さなプラテンローラ
とサーマルヘッドとが配置される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】プラテン方式は、感熱
記録紙をプラテンドラムの外周に巻き付けるものである
から、サーマルヘッドとの接触状態を安定に保ったまま
で感熱記録紙を搬送することができる。他方、キャプス
タン方式は、径の小さなプラテンローラを用いるから、
感熱プリンタを薄型でコンパクト化することができると
いう利点がある。しかし、このキャプスタン方式では、
プラテンローラが小径であるために、サーマルヘッドの
取付け位置精度に対して敏感となり、濃度むらが発生し
やすいという問題がある。例えば、感熱記録紙を一定濃
度で記録した場合に、所々で濃いラインや薄いラインが
記録されてしまう。
【0006】本発明は、濃度むらの発生を少なくするこ
とができる感熱発色プリンタを提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の感熱発色プリンタは、搬送ローラ対
とプラテンローラとの間に、搬送方向と直交する方向で
の感熱記録紙の動きを規制する手段を設けたものであ
る。
【0008】請求項2記載の感熱発色プリンタは、規制
手段として、感熱記録紙をニップしてフリー回転する一
対のガイドローラを設けたものである。
【0009】請求項3記載の感熱発色プリンタでは、規
制手段として、感熱記録紙がサーマルヘッドを通過した
後もプラテンローラの外周に接触するように、感熱記録
紙をプラテンローラの外周に押し付けるためのガイドロ
ーラを設けたものである。
【0010】請求項4記載の感熱発色プリンタでは、規
制手段として、感熱記録紙がサーマルヘッドを通過した
後もプラテンローラの外周に接触するように、感熱記録
紙を押圧するガイド部材を設けたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、サーマルヘッドと感熱記
録紙との接触状態を示すものである。サーマルヘッド2
は、セラミック製の基板に、円筒形をしたグレーズ層3
が形成されている。このグレーズ層3上に、多数の発熱
素子4が、図面の紙面に垂直な方向にライン状に形成さ
れている。サーマルヘッド2に対面して、例えば硬質ゴ
ム製のプラテンローラ6が配置されている。プリント時
には、サーマルヘッド2とプラテンローラ6との間で、
感熱記録紙7を押圧する。この感熱記録紙7は、下流側
に配置した搬送ローラ対(図示せず)で搬送される。
【0012】有限要素法を用いて感熱記録紙7の熱履歴
を計算すると、感熱記録紙7の温度が最も高い部分は、
発熱素子4の中心よりも下流側にずれていることが判明
した。更に、サーマルヘッド2の冷却速度は極めて早い
が、感熱記録紙7の冷却速度は極めて遅いことも確認さ
れた。
【0013】このために、発熱素子4のすぐ下流側のグ
レーズ層に接触している部分は、温度変化がかなり大き
いことも分かった。したがって、発熱素子4を通過した
直ぐ後に感熱記録紙7をグレーズ層3から離すと、感熱
記録紙7がサーマルヘッド2で冷却されないので、発色
に寄与する熱エネルギーが多くなり、発色濃度が高くな
る。
【0014】他方、発熱素子4を通過した後も感熱記録
紙7をグレーズ層3に接触させておくと、感熱記録紙7
はサーマルヘッド2によって急速に冷却されるため、発
色に寄与する熱エネルギーが少なくなり、発色濃度が低
下する。
【0015】発色濃度のむらをなくすには、サーマルヘ
ッド2を通過した直後の区間での感熱記録紙の搬送を安
定にし、発熱素子4の下流側において、グレーズ層3と
感熱記録紙7の接触領域の長さを一定に保つことが必要
である。しかし、キャプスタン方式では、搬送ローラ対
のトルク変動等によって、感熱記録紙7が実線で示すよ
うにピンと張られた状態と、二点鎖線で示すようにたる
んだ状態とに変化する。この2つの接触状態では、発熱
素子4の下流側で接触領域が長さLだけ変化する。接触
領域の長さの変動をなくすには、サーマルヘッド2の通
過後において、感熱記録紙7が搬送方向と直交する方向
に動かないようにすればよい。
【0016】図2はサーマルヘッドと搬送ローラ対との
間に、感熱記録紙の動きを規制するためのガイドローラ
を設けたものである。感熱記録紙10は、周知のよう
に、支持体上に例えば黒に発色する感熱発色層と透明な
保護層とが順次層設されている。この感熱記録紙10は
シート形態をしており、搬送ローラ対11にニップされ
て搬送される。この搬送ローラ対11は、上側がキャプ
スタンローラであり、下側がピンチローラである。キャ
プスタンローラは、モータ12によって回転される。こ
の感熱記録紙10は、カセット(図示せず)から1枚ず
つ給紙される。なお、記録紙ロールを用い、プリント後
に所定の長さのシートに切り離してから排紙してもよ
い。
【0017】搬送ローラ対11の手前に、硬質ゴム製の
プラテンローラ13が回転自在に設けられている。この
プラテンローラ13に対向してサーマルヘッド14が揺
動自在に設けられている。このサーマルヘッド14は、
プラテンローラ13上の感熱記録紙10を押圧・加熱し
て感熱発色層を発色させる。サーマルヘッド14の下面
には、プラテンローラ13の軸方向に、多数の発熱素子
を配列した発熱素子アレイ14aが形成されている。各
発熱素子は、図1に示すように、グレーズ層上に形成さ
れている。
【0018】サーマルヘッド14と搬送ローラ対11と
の間には、ガイドローラ対16が配置されている。この
ガイドローラ対16は、サーマルヘッド14を通過した
付近において、感熱記録紙10が上下に振動しないよう
にするためのものであり、感熱記録紙10をニップし、
感熱記録紙10に追従して回転する。
【0019】プリンント時には、感熱記録紙10がカセ
ットから送り出され、その先端が搬送ローラ対11にニ
ップされる。この搬送ローラ対11によって、感熱記録
紙10は一定速度で矢線方向に搬送される。この搬送中
に、サーマルヘッド14がプラテンローラ13に向かっ
て移動し、感熱記録紙10を押圧する。
【0020】搬送ローラ対11により、サーマルヘッド
14とプラテンローラ13との間から、感熱記録紙10
が連続的に引き出される。この際に、サーマルヘッド1
4の各発熱素子が画像データに応じて通電され、感熱発
色層を加熱させて発色させる。感熱記録紙10には、画
像が1ラインずつ記録される。
【0021】搬送ローラ対11のトルク変動等により、
感熱記録紙10がサーマルヘッド14と搬送ローラ対1
1との間で上下方向に細かく振動しようとする。しか
し、サーマルヘッド14と搬送ローラ対11との間にガ
イドローラ対16が配置されているため、感熱記録紙1
0の振動が抑制される。感熱記録紙10は、発熱素子ア
レイ14aとの接触状態が変動することなく安定に搬送
されるから、濃度むらの発生が抑えられる。
【0022】サーマルヘッド14で画像が記録された部
分は、ガイドローラ対16,搬送ローラ対11を通過し
て、感熱プリンタから排紙される。
【0023】図3は、プラテンローラ13の外周に押圧
ローラ18を設けたものである。この押圧ローラ18
は、サーマルヘッド14を通過した所定区間で、感熱記
録紙10をプラテンローラ13の外周に密着させて感熱
記録紙10の振動を防止し、感熱記録紙10と発熱素子
アレイ14aとの接触状態を一定に保つ。なお、サーマ
ルヘッド14の上流側でも感熱記録紙10がプラテンロ
ーラ13の外周に密着するように、別の押圧ローラを設
けてもよい。
【0024】図4に示す実施形態では、ブラテンローラ
13と搬送ローラ対11との間に、押圧板19を設けた
ものである。この押圧板19は、感熱記録紙10の幅方
向に伸びており、また感熱記録紙10に傷を付けないよ
うに、外周にテフロン加工が施され、また先端が丸めて
ある。
【0025】本発明は、カラー感熱記録紙を用いて3色
面順時でフルカラー画像を記録するカラー感熱発色プリ
ンタに対しても適用することができる。
【0026】
【発明の効果】上記構成を有する本発明は、搬送ローラ
対とプラテンローラとの間に、搬送方向と直交する方向
での感熱記録紙の動きを規制する手段を設けたから、発
熱素子の下流側においてサーマルヘッドと感熱記録紙と
の接触状態を安定に保つことができる。これにより、感
熱記録紙の濃度むらの発生をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サーマルヘッドと感熱記録紙との接触状態を示
す説明図である。
【図2】本発明の感熱記録プリンタを示す概略図であ
る。
【図3】感熱記録紙をプラテンローラの外周に密着させ
るようにした感熱記録プリンタを示す概略図である。
【図4】プラテンローラと搬送ローラ対との間に、押圧
板を配置した感熱記録プリンタを示す概略図である。
【符号の説明】
2,14 サーマルヘッド 3 グレーズ層 4 発熱素子 6,13 プラテンローラ 7,10 感熱記録紙 11 搬送ローラ対 16 ガイドローラ対 18 押圧ローラ 19 押圧板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ローラ対の上流側に、プラテンロー
    ラとサーマルヘッドとを配置し、搬送ローラ対で感熱記
    録紙を搬送しながら、サーマルヘッドとプラテンローラ
    とで感熱記録紙を押圧・加熱して、感熱記録紙に画像を
    発色記録する感熱発色プリンタにおいて、 前記搬送ローラ対とプラテンローラとの間に、搬送方向
    と直交する方向での感熱記録紙の動きを規制する手段を
    設けたことを特徴とする感熱発色プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記規制手段は、感熱記録紙をニップし
    てフリー回転する一対のガイドローラであることを特徴
    とする請求項1記載の感熱発色プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記規制手段は、感熱記録紙がサーマル
    ヘッドを通過した後もプラテンローラの外周に接触する
    ように、感熱記録紙をプラテンローラの外周に押し付け
    るためのガイドローラであることを特徴とする請求項1
    記載の感熱発色プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記規制手段は、感熱記録紙がサーマル
    ヘッドを通過した後もプラテンローラの外周に接触する
    ように、感熱記録紙を押圧するガイド部材であることを
    特徴とする請求項1記載の感熱発色プリンタ。
JP7303197A 1997-03-26 1997-03-26 感熱発色プリンタ Pending JPH10264464A (ja)

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JP7303197A JPH10264464A (ja) 1997-03-26 1997-03-26 感熱発色プリンタ

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JP7303197A JPH10264464A (ja) 1997-03-26 1997-03-26 感熱発色プリンタ

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JPH10264464A true JPH10264464A (ja) 1998-10-06

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ID=13506582

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JP7303197A Pending JPH10264464A (ja) 1997-03-26 1997-03-26 感熱発色プリンタ

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JP (1) JPH10264464A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7431520B2 (en) 2004-07-30 2008-10-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus performing double-sided printing

Cited By (1)

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US7431520B2 (en) 2004-07-30 2008-10-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus performing double-sided printing

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