JPH10264222A - 射出成形シリンダ用バルブ構造 - Google Patents
射出成形シリンダ用バルブ構造Info
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- JPH10264222A JPH10264222A JP11513597A JP11513597A JPH10264222A JP H10264222 A JPH10264222 A JP H10264222A JP 11513597 A JP11513597 A JP 11513597A JP 11513597 A JP11513597 A JP 11513597A JP H10264222 A JPH10264222 A JP H10264222A
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- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 title abstract description 11
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 64
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 64
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims abstract description 54
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 36
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims abstract description 18
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims abstract description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract 1
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- 239000004593 Epoxy Substances 0.000 description 1
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- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
- 229920002050 silicone resin Polymers 0.000 description 1
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
- B29C45/28—Closure devices therefor
- B29C45/2806—Closure devices therefor consisting of needle valve systems
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C45/28—Closure devices therefor
- B29C45/2806—Closure devices therefor consisting of needle valve systems
- B29C2045/2879—Back flow of material into nozzle channel
Abstract
(57)【要約】
【目的】 漏洩成形樹脂の発生を防止して、生産性およ
び樹脂成形品の品質を向上させる。 【構成】 液状成形樹脂Ｃの流通路２が形成されたシリ
ンダ状のバルブ本体１と、上記流通路の出口端部に形成
されたノズル孔３と、上記流通路とノズル孔との間に形
成された弁座４と、上記流通路に同軸状に遊嵌された弁
棒５と、この弁棒５の端部に形成されて上記弁座に圧接
される弁体６と、この弁体の先端部に突設されて上記ノ
ズル孔に嵌挿されたニードル部７と、このニードル部に
形成された液状成形樹脂の逆流溝７ａとを具備し、上記
液状成形樹脂の射出完了後の計量工程において、上記弁
体を弁座に圧接させて遮断する際、上記ノズル孔内に残
留する液状成形樹脂Ｃ１を上記バルブ本体１の流通路２
側へ逆流させるように構成した。
び樹脂成形品の品質を向上させる。 【構成】 液状成形樹脂Ｃの流通路２が形成されたシリ
ンダ状のバルブ本体１と、上記流通路の出口端部に形成
されたノズル孔３と、上記流通路とノズル孔との間に形
成された弁座４と、上記流通路に同軸状に遊嵌された弁
棒５と、この弁棒５の端部に形成されて上記弁座に圧接
される弁体６と、この弁体の先端部に突設されて上記ノ
ズル孔に嵌挿されたニードル部７と、このニードル部に
形成された液状成形樹脂の逆流溝７ａとを具備し、上記
液状成形樹脂の射出完了後の計量工程において、上記弁
体を弁座に圧接させて遮断する際、上記ノズル孔内に残
留する液状成形樹脂Ｃ１を上記バルブ本体１の流通路２
側へ逆流させるように構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばエポキシ系
やシリコン系の溶融した熱硬化性液状樹脂を金型に射出
して成形する射出成形シリンダ用バルブ構造に関するも
のである。
やシリコン系の溶融した熱硬化性液状樹脂を金型に射出
して成形する射出成形シリンダ用バルブ構造に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の射出成形シリンダ用バル
ブ構造として、たとえば図７で示すものが知られてい
る。同図において、１はシリンダ状のバルブ本体で、こ
のバルブ本体１は、液状の成形樹脂Ｃの流通路２と、こ
の流通路２の出口端部に形成された小径のノズル孔３
と、上記流通路２とノズル孔３との間に形成されたろ斗
状の弁座４とを具備する。上記流通路２には弁棒５がほ
ぼ同軸状に遊嵌されて、これら両者間に環状の流通路２
が形成されるとともに、上記弁棒５は円錐状の弁体６
と、この弁体６の先端部に突設されて上記流通路２のノ
ズル孔３に嵌挿される小径の円柱状ニードル部７（図
８，図９）とを有し、これらは射出ユニットとして組み
込まれた射出成形シリンダ用バルブＡを構成する。
ブ構造として、たとえば図７で示すものが知られてい
る。同図において、１はシリンダ状のバルブ本体で、こ
のバルブ本体１は、液状の成形樹脂Ｃの流通路２と、こ
の流通路２の出口端部に形成された小径のノズル孔３
と、上記流通路２とノズル孔３との間に形成されたろ斗
状の弁座４とを具備する。上記流通路２には弁棒５がほ
ぼ同軸状に遊嵌されて、これら両者間に環状の流通路２
が形成されるとともに、上記弁棒５は円錐状の弁体６
と、この弁体６の先端部に突設されて上記流通路２のノ
ズル孔３に嵌挿される小径の円柱状ニードル部７（図
８，図９）とを有し、これらは射出ユニットとして組み
込まれた射出成形シリンダ用バルブＡを構成する。
【０００３】図７で示す液状の成形樹脂Ｃの計量工程に
おいて、上記バルブＡは、バルブ本体１の先端面１ａを
金型Ｂに形成されたスプルーブッシュ８の開口端面８ａ
に圧接し、上記ノズル孔３をスプルーブッシュ８の成形
樹脂流路９に連通させるとともに、弁棒５を矢印ａ方向
へ下降させて弁体６を弁座４に圧接させた遮断状態で液
状の成形樹脂Ｃを計量する。つぎに、図１０で示す液状
の成形樹脂Ｃの射出工程において、上記バルブＡは、弁
棒５を矢印ｂ方向へ上昇させて弁体６を弁座４から離間
させた開放状態で、上記バルブ本体１のノズル孔３およ
びスプルーブッシュ８の成形樹脂流路９を通って金型Ｂ
のキャビティ（図示せず）に液状の成形樹脂Ｃを注入す
る。さらに、液状成形樹脂Ｃの射出完了後の次計量工程
において、上記バルブＡは、図１１で示す状態を経て図
１２で示すように、弁棒５を矢印ａ方向へ下降させて弁
体６を弁座４に圧接させた遮断状態にされる。
おいて、上記バルブＡは、バルブ本体１の先端面１ａを
金型Ｂに形成されたスプルーブッシュ８の開口端面８ａ
に圧接し、上記ノズル孔３をスプルーブッシュ８の成形
樹脂流路９に連通させるとともに、弁棒５を矢印ａ方向
へ下降させて弁体６を弁座４に圧接させた遮断状態で液
状の成形樹脂Ｃを計量する。つぎに、図１０で示す液状
の成形樹脂Ｃの射出工程において、上記バルブＡは、弁
棒５を矢印ｂ方向へ上昇させて弁体６を弁座４から離間
させた開放状態で、上記バルブ本体１のノズル孔３およ
びスプルーブッシュ８の成形樹脂流路９を通って金型Ｂ
のキャビティ（図示せず）に液状の成形樹脂Ｃを注入す
る。さらに、液状成形樹脂Ｃの射出完了後の次計量工程
において、上記バルブＡは、図１１で示す状態を経て図
１２で示すように、弁棒５を矢印ａ方向へ下降させて弁
体６を弁座４に圧接させた遮断状態にされる。
【０００４】その際、上記バルブＡは、バルブ本体１の
先端面１ａを金型Ｂにおけるスプルーブッシュ８の開口
端面８ａに圧接した状態に保持すると、上記ノズル孔３
内に残留した液状の成形樹脂Ｃが上記金型Ｂからの熱伝
導を受けて硬化し、動作不能となるために、図１２で示
すように金型Ｂから後退した位置に保持される。すなわ
ち、同図で示す射出ユニットの後退工程において、上記
バルブＡは、弁棒５を矢印ａ方向へ下降させて弁体６を
弁座４に圧接させた遮断状態にされたのち、次の射出成
形のために成形樹脂Ｃの計量がなされ、以下同様の射出
成形工程が繰り返される。
先端面１ａを金型Ｂにおけるスプルーブッシュ８の開口
端面８ａに圧接した状態に保持すると、上記ノズル孔３
内に残留した液状の成形樹脂Ｃが上記金型Ｂからの熱伝
導を受けて硬化し、動作不能となるために、図１２で示
すように金型Ｂから後退した位置に保持される。すなわ
ち、同図で示す射出ユニットの後退工程において、上記
バルブＡは、弁棒５を矢印ａ方向へ下降させて弁体６を
弁座４に圧接させた遮断状態にされたのち、次の射出成
形のために成形樹脂Ｃの計量がなされ、以下同様の射出
成形工程が繰り返される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記射出ユ
ニットの後退工程において、上記バルブＡを遮断状態に
させると、ノズル孔３内に残留した液状の成形樹脂Ｃが
ニードル部７で押し出されて、金型Ｂにおけるスプルー
ブッシュ８の開口端面８ａに漏洩し、この漏洩成形樹脂
Ｃ１が上記スプルーブッシュ８の成形樹脂流路９内にお
ける成形樹脂Ｃと一体的に結合した状態で硬化し、上記
金型Ｂのキャビティ内で成形された樹脂成形品（図示せ
ず）を取り出す際、上記成形樹脂流路９内で硬化した成
形樹脂Ｃと一体に下方へ引き抜こうとしても、上記漏洩
成形樹脂Ｃ１がスプルーブッシュ８の開口端面８ａにロ
ックされて取り出し不可能となり、成形樹脂Ｃの正常な
射出成形工程を達成することができず、生産性はもとよ
り、樹脂成形品の品質を悪化させるなどの不具合が生じ
る。
ニットの後退工程において、上記バルブＡを遮断状態に
させると、ノズル孔３内に残留した液状の成形樹脂Ｃが
ニードル部７で押し出されて、金型Ｂにおけるスプルー
ブッシュ８の開口端面８ａに漏洩し、この漏洩成形樹脂
Ｃ１が上記スプルーブッシュ８の成形樹脂流路９内にお
ける成形樹脂Ｃと一体的に結合した状態で硬化し、上記
金型Ｂのキャビティ内で成形された樹脂成形品（図示せ
ず）を取り出す際、上記成形樹脂流路９内で硬化した成
形樹脂Ｃと一体に下方へ引き抜こうとしても、上記漏洩
成形樹脂Ｃ１がスプルーブッシュ８の開口端面８ａにロ
ックされて取り出し不可能となり、成形樹脂Ｃの正常な
射出成形工程を達成することができず、生産性はもとよ
り、樹脂成形品の品質を悪化させるなどの不具合が生じ
る。
【０００６】この発明は上記課題を解消するためになさ
れたもので、漏洩成形樹脂の発生を防止して、生産性お
よび樹脂成形品の品質を向上させることができる射出成
形シリンダ用バルブ構造を提供することを目的としてい
る。
れたもので、漏洩成形樹脂の発生を防止して、生産性お
よび樹脂成形品の品質を向上させることができる射出成
形シリンダ用バルブ構造を提供することを目的としてい
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明による射出成形シリンダ用バルブ構造は、
液状成形樹脂の流通路が形成されたシリンダ状のバルブ
本体と、上記流通路の出口端部に形成されたノズル孔
と、上記流通路とノズル孔との間に形成された弁座と、
上記流通路に同軸状に遊嵌された弁棒と、この弁棒の端
部に形成されて上記弁座に圧接される弁体と、この弁体
の先端部に突設されて上記ノズル孔に嵌挿されたニード
ル部と、このニードル部に形成された液状成形樹脂の逆
流溝とを具備したことを特徴とする。
に、この発明による射出成形シリンダ用バルブ構造は、
液状成形樹脂の流通路が形成されたシリンダ状のバルブ
本体と、上記流通路の出口端部に形成されたノズル孔
と、上記流通路とノズル孔との間に形成された弁座と、
上記流通路に同軸状に遊嵌された弁棒と、この弁棒の端
部に形成されて上記弁座に圧接される弁体と、この弁体
の先端部に突設されて上記ノズル孔に嵌挿されたニード
ル部と、このニードル部に形成された液状成形樹脂の逆
流溝とを具備したことを特徴とする。
【０００８】
【作用】この発明によれば、上記液状成形樹脂の射出完
了後の計量工程において、上記弁体を弁座に圧接させて
遮断する際、上記ノズル孔内に残留する液状成形樹脂を
逆流溝を通して上記バルブ本体の流通路側へ逆流させる
ことができるために、ノズル孔内に残留した液状の成形
樹脂がニードル部で押し出されて、金型におけるスプル
ーブッシュの開口端面に漏洩するのを有効に防止するこ
とができる。したがって、上記スプルーブッシュの開口
端面が常時清浄に保持されて、成形樹脂の正常な射出成
形工程を達成し、生産性および樹脂成形品の品質を向上
させることができる。
了後の計量工程において、上記弁体を弁座に圧接させて
遮断する際、上記ノズル孔内に残留する液状成形樹脂を
逆流溝を通して上記バルブ本体の流通路側へ逆流させる
ことができるために、ノズル孔内に残留した液状の成形
樹脂がニードル部で押し出されて、金型におけるスプル
ーブッシュの開口端面に漏洩するのを有効に防止するこ
とができる。したがって、上記スプルーブッシュの開口
端面が常時清浄に保持されて、成形樹脂の正常な射出成
形工程を達成し、生産性および樹脂成形品の品質を向上
させることができる。
【０００９】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にもとづいて
説明する。図１はこの発明による射出成形シリンダ用バ
ルブ構造の一例を示す縦断面図である。同図において、
図７で示す従来の射出成形シリンダ用バルブ構造と同一
もしくは相当部分には同一の符号を付して、その詳しい
説明を省略する。同図において、弁体６の先端部に突設
されてノズル孔３に嵌挿されたニードル部７には、図２
（Ａ）および図３（Ａ）で明瞭に示すように液状成形樹
脂の逆流溝７ａが、たとえばほぼＵ字状に形成されてい
る。なお、上記逆流溝７ａは、同各図（Ｂ）で示すよう
に、たとえばほぼＶ字状に形成されてもよい。
説明する。図１はこの発明による射出成形シリンダ用バ
ルブ構造の一例を示す縦断面図である。同図において、
図７で示す従来の射出成形シリンダ用バルブ構造と同一
もしくは相当部分には同一の符号を付して、その詳しい
説明を省略する。同図において、弁体６の先端部に突設
されてノズル孔３に嵌挿されたニードル部７には、図２
（Ａ）および図３（Ａ）で明瞭に示すように液状成形樹
脂の逆流溝７ａが、たとえばほぼＵ字状に形成されてい
る。なお、上記逆流溝７ａは、同各図（Ｂ）で示すよう
に、たとえばほぼＶ字状に形成されてもよい。
【００１０】図１で示す液状の成形樹脂Ｃの計量工程に
おいて、上記バルブＡは、バルブ本体１の先端面１ａを
金型Ｂに形成されたスプルーブッシュ８の開口端面８ａ
に圧接し、上記ノズル孔３をスプルーブッシュ８の成形
樹脂流路９に連通させるとともに、弁棒５を矢印ａ方向
へ下降させて弁体６を弁座４に圧接させた遮断状態で液
状の成形樹脂Ｃを計量する。つぎに、図４で示す液状の
成形樹脂Ｃの射出工程において、上記バルブＡは、弁棒
５を矢印ｂ方向へ上昇させて弁体６を弁座４から離間さ
せた開放状態で、上記バルブ本体１のノズル孔３および
スプルーブッシュ８の成形樹脂流路９を通って金型Ｂの
キャビティ（図示せず）に液状の成形樹脂Ｃを注入す
る。さらに、図５で示す液状成形樹脂Ｃの射出完了後の
次計量工程において、上記バルブＡは、図５の状態を経
て図６で示すように、弁棒５を矢印ａ方向へ下降させて
弁体６を弁座４に圧接させた遮断状態にされる。
おいて、上記バルブＡは、バルブ本体１の先端面１ａを
金型Ｂに形成されたスプルーブッシュ８の開口端面８ａ
に圧接し、上記ノズル孔３をスプルーブッシュ８の成形
樹脂流路９に連通させるとともに、弁棒５を矢印ａ方向
へ下降させて弁体６を弁座４に圧接させた遮断状態で液
状の成形樹脂Ｃを計量する。つぎに、図４で示す液状の
成形樹脂Ｃの射出工程において、上記バルブＡは、弁棒
５を矢印ｂ方向へ上昇させて弁体６を弁座４から離間さ
せた開放状態で、上記バルブ本体１のノズル孔３および
スプルーブッシュ８の成形樹脂流路９を通って金型Ｂの
キャビティ（図示せず）に液状の成形樹脂Ｃを注入す
る。さらに、図５で示す液状成形樹脂Ｃの射出完了後の
次計量工程において、上記バルブＡは、図５の状態を経
て図６で示すように、弁棒５を矢印ａ方向へ下降させて
弁体６を弁座４に圧接させた遮断状態にされる。
【００１１】その際、上記バルブＡは、バルブ本体１の
先端面１ａを金型Ｂにおけるスプルーブッシュ８の開口
端面８ａに圧接した状態に保持すると、上記ノズル孔３
内に残留した液状の成形樹脂Ｃが上記金型Ｂからの熱伝
導を受けて硬化し、動作不能となるために、図６で示す
ように金型Ｂから後退位置に保持される。また、上記液
状成形樹脂の射出完了後の次計量工程において、上記弁
体６を弁座４に圧接させる遮断動作に際し、上記ノズル
孔３内に残留する液状成形樹脂Ｃを上記バルブ本体１の
流通路２側へ逆流させることができるために、ノズル孔
３内に残留した液状の成形樹脂がニードル部７で押し出
されて、金型Ｂにおけるスプルーブッシュ８の開口端面
８ａに漏洩するのを防止することができる。したがっ
て、上記スプルーブッシュ８の開口端面８ａが図６で示
すように常時清浄に保持されて、成形樹脂の正常な射出
成形工程を達成し、生産性および樹脂成形品の品質を向
上させることができる。
先端面１ａを金型Ｂにおけるスプルーブッシュ８の開口
端面８ａに圧接した状態に保持すると、上記ノズル孔３
内に残留した液状の成形樹脂Ｃが上記金型Ｂからの熱伝
導を受けて硬化し、動作不能となるために、図６で示す
ように金型Ｂから後退位置に保持される。また、上記液
状成形樹脂の射出完了後の次計量工程において、上記弁
体６を弁座４に圧接させる遮断動作に際し、上記ノズル
孔３内に残留する液状成形樹脂Ｃを上記バルブ本体１の
流通路２側へ逆流させることができるために、ノズル孔
３内に残留した液状の成形樹脂がニードル部７で押し出
されて、金型Ｂにおけるスプルーブッシュ８の開口端面
８ａに漏洩するのを防止することができる。したがっ
て、上記スプルーブッシュ８の開口端面８ａが図６で示
すように常時清浄に保持されて、成形樹脂の正常な射出
成形工程を達成し、生産性および樹脂成形品の品質を向
上させることができる。
【００１２】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、上記
液状成形樹脂の射出完了後の計量工程において、上記弁
体を弁座に圧接させる遮断動作に際し、上記ノズル孔内
に残留する液状成形樹脂を上記バルブ本体の流通路側へ
逆流させることができるために、ノズル孔内に残留した
液状の成形樹脂がニードル部で押し出されて、金型にお
けるスプルーブッシュの開口端面に漏洩するのを防止す
ることができ、上記スプルーブッシュの開口端面が常時
清浄に保持されて、成形樹脂の正常な射出工程を達成
し、生産性および樹脂成形品の品質を向上させることが
できる。
液状成形樹脂の射出完了後の計量工程において、上記弁
体を弁座に圧接させる遮断動作に際し、上記ノズル孔内
に残留する液状成形樹脂を上記バルブ本体の流通路側へ
逆流させることができるために、ノズル孔内に残留した
液状の成形樹脂がニードル部で押し出されて、金型にお
けるスプルーブッシュの開口端面に漏洩するのを防止す
ることができ、上記スプルーブッシュの開口端面が常時
清浄に保持されて、成形樹脂の正常な射出工程を達成
し、生産性および樹脂成形品の品質を向上させることが
できる。
【図１】この発明による射出成形シリンダ用バルブ構造
の一例を示す断面図である。
の一例を示す断面図である。
【図２】同バルブ構造の要部を示す側面図である。
【図３】図２のＥ−Ｅ線に沿った断面図である。
【図４】液状成形樹脂の射出工程を説明する同バルブ構
造の断面図である。
造の断面図である。
【図５】射出完了後の次計量工程を説明する同バルブ構
造の断面図である。
造の断面図である。
【図６】同次計量工程を説明する同バルブ構造の断面図
である。
である。
【図７】従来の射出成形シリンダ用バルブ構造の一例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図８】同バルブ構造の要部を示す側面図である。
【図９】図８のＤ−Ｄ線に沿った断面図である。
【図１０】従来の液状成形樹脂の射出工程を説明する同
バルブ構造の断面図である。
バルブ構造の断面図である。
【図１１】従来の射出完了後の次計量工程を説明する同
バルブ構造の断面図である。
バルブ構造の断面図である。
【図１２】従来の次計量工程を説明する同バルブ構造の
断面図である。
断面図である。
１ バルブ本体 ２ 流通路 ３ ノズル孔 ４ 弁座 ５ 弁棒 ６ 弁体 ７ ニードル部 ７ａ 逆流溝 Ｃ 液状成形樹脂
Claims (1)
- 【請求項１】 液状成形樹脂の流通路が形成されたシリ
ンダ状のバルブ本体と、上記流通路の出口端部に形成さ
れたノズル孔と、上記流通路とノズル孔との間に形成さ
れた弁座と、上記流通路に同軸状に遊嵌された弁棒と、
この弁棒の端部に形成されて上記弁座に圧接される弁体
と、この弁体の先端部に突設されて上記ノズル孔に嵌挿
されたニードル部と、このニードル部に形成された液状
成形樹脂の逆流溝とを具備し、上記液状成形樹脂の射出
完了後の計量工程において、上記弁体を弁座に圧接させ
て遮断する際、上記ノズル孔内に残留する液状成形樹脂
を上記バルブ本体の流通路側へ逆流させるように構成し
たことを特徴とする射出成形シリンダ用バルブ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11513597A JPH10264222A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 射出成形シリンダ用バルブ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11513597A JPH10264222A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 射出成形シリンダ用バルブ構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10264222A true JPH10264222A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=14655155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11513597A Pending JPH10264222A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 射出成形シリンダ用バルブ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10264222A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001078961A1 (en) * | 2000-04-12 | 2001-10-25 | Mold-Masters Limited | Injection nozzle system and injection molding machine incorporating same |
| US6769901B2 (en) | 2000-04-12 | 2004-08-03 | Mold-Masters Limited | Injection nozzle system for an injection molding machine |
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| CN108582784A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-09-28 | 天津职业技术师范大学 | 一种用于材料挤出成形的3d打印头 |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP11513597A patent/JPH10264222A/ja active Pending
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