JPH10264133A - プレキャストコンクリート部材の養生装置 - Google Patents

プレキャストコンクリート部材の養生装置

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JPH10264133A
JPH10264133A JP7739897A JP7739897A JPH10264133A JP H10264133 A JPH10264133 A JP H10264133A JP 7739897 A JP7739897 A JP 7739897A JP 7739897 A JP7739897 A JP 7739897A JP H10264133 A JPH10264133 A JP H10264133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mat
hot water
curing
water supply
precast concrete
Prior art date
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Pending
Application number
JP7739897A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Koyanagi
光生 小柳
Atsushi Nakane
淳 中根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
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Publication of JPH10264133A publication Critical patent/JPH10264133A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大がかりな養生設備を必要としないで取り扱
いが簡単であり、かつ容易に転用可能な簡易に初期養生
を行うことができるプレキャストコンクリート部材の養
生装置を提供する。 【解決手段】 水温調整可能な温水槽16で温度管理さ
れた温水を、給水ホース17および排水ホース18を介
して給水パイプ14および排水パイプ13から、型枠周
りを取り囲んで配置される断熱パネル面11aに取り付
けたマット10へと循環させるようにし、これによりマ
ット10の内部を流通する温水を利用して型枠内部に打
設されたコンクリートを保温養生する。マット10が取
り付けられる断熱パネル11により型枠を周囲から熱的
に遮断して効率よく保温養生する。マット10は膨縮自
在なので、温水を抜けば嵩張ることなく収納できるとと
もに、転用にも便利である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は構造簡単で取り扱い
が簡便であり、容易に転用可能なプレキャストコンクリ
ート部材の養生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プレキャストコンクリート部材を製造す
る時、コンクリートを打ち込んだ後に適切な養生を行わ
ないと、強度、耐久性など所要の品質が得られなくなっ
てしまう。
【0003】従来、冬期に施工現場においてプレキャス
トコンクリート部材を製造する際には、型枠内へのコン
クリート打ち込み後において、翌日の脱型工程を可能と
すべくコンクリート強度の発現を促進するために初期の
保温養生が必要になっている。
【0004】一般に、蒸気養生による保温養生を行う
が、この蒸気養生とは、一般には常圧蒸気を用いて行う
促進養生であって、蒸気発生装置による蒸気の供給によ
ってコンクリートを一定速度で昇温させ、コンクリート
を最高温度に保つ期間を経た後、蒸気の供給を止めて冷
却することによりコンクリート強度の発現を促進する。
そして、蒸気養生の工程は、通常1日1サイクルで計画
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記蒸気養生法は、多
くのプレキャストコンクリート部材を同時に養生する場
合に、広範囲にわたって均一に保温できる点で優れてい
るが、気密性が良くないときわめて熱効率が悪い。した
がって、蒸気発生装置のほか、レール付き覆いなどの囲
いも併せて設備する必要があり、養生設備が大がかりに
なるといった課題があった。そしてまた、設備コストが
高額になり、したがってプレキャストコンクリート部材
のコストアップの要因にもなっていた。
【0006】本発明は、かかる従来の課題を解消するた
めになされたもので、その目的は、冬期に施工現場でプ
レキャストコンクリート部材を製造するような場合であ
っても大がかりな養生設備を必要とせず取り扱いが簡単
であり、かつ容易に転用可能な簡易に初期養生を行うこ
とができるプレキャストコンクリート部材の養生装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明では、プレキャストコンクリート部材を成形
するための型枠の周りを取り囲んで配置される断熱パネ
ルと、上記型枠に対面する該断熱パネル面に取り付けら
れた膨張・収縮自在な中空袋体状のゴム製マットと、該
マットの両端部に該マットの内部に連通させて設けられ
た給水パイプおよび排水パイプと、水温調整可能な温水
槽と、該温水槽と上記給水パイプおよび上記排水パイプ
それぞれとの間を接続して、該温水槽から上記マットへ
温水を循環させるための給水管および排水管とを備えた
ことを特徴とする。
【0008】本発明にあっては、水温調整可能な温水槽
で温度管理された温水を、給水管および排水管を介して
給水パイプおよび排水パイプから、型枠周りを取り囲ん
で配置される断熱パネル面に取り付けたマットへと循環
させるようにし、これによりマットの内部を流通する温
水を利用して型枠内部に打設されたコンクリートを保温
養生するようになっている。
【0009】そしてこのマットが取り付けられる断熱パ
ネルにより型枠を周囲から熱的に遮断して効率よく保温
養生する。
【0010】さらにマットは膨縮自在なので、温水を抜
けば嵩張ることなく収納できるとともに、転用にも便利
である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明のプレキャストコンクリート部材の養生装置を構成す
るマットを示す斜視図であり、図2は本発明のプレキャ
ストコンクリート部材の養生装置を示す平面図である。
【0012】本実施形態は基本的には、プレキャストコ
ンクリート部材20を成形するための型枠30の周りを
取り囲んで配置される断熱パネル11と、型枠30に対
面する断熱パネル面11aに取り付けられた膨張・収縮
自在な中空袋体状のゴム製マット10と、マット10の
両端部にマット10の内部に連通させて設けられた給水
パイプ14および排水パイプ15と、水温調整可能な温
水槽16と、温水槽16と給水パイプ14および排水パ
イプ15それぞれとの間を接続して、温水槽16からマ
ット10へ温水を循環させるための給水ホース17およ
び排水ホース18とを備えて構成される。
【0013】具体的にはプレキャストコンクリート柱部
材20を養生する場合に、型枠30の周りに配置される
マット10は所定の寸法に形成され、その外面には発泡
スチロール製の断熱パネル11が張り合わされる。ま
た、マット10の上端の一端部12と他端部13とには
給水パイプ14および排水パイプ15が取り付けられて
いる。
【0014】投げ込みヒーター(図示せず)を入れた温
水槽16内で水温を40〜50℃以下に温度管理してい
る。そして、温水槽16には、上記給水パイプ14およ
び排水パイプ15に接続された給水ホース17および排
水ホース18が接続され、特に給水ホース17は温水槽
16内の水中ポンプ19に接続され、これによりマット
10内に温水が循環されるようになっている。
【0015】そして、図2に示されるように、コンクリ
ートを打ち込んだ各型枠30の外周に断熱パネル11が
張り合わされたマット10を個別に配設する。図2で
は、互いに向かい合う辺の断熱パネル11にマット10
が取り付けられ、残りの辺は断熱パネル11により保温
されている。マット10は、必要に応じて三方あるいは
四方に配設してもよい。また、図2では、コンクリート
を打ち込んだ型枠30の外周とマット10との間に空間
が形成されているが、型枠30の外周にマット10を密
接して建て込むことも可能である。
【0016】上記のような方法によれば、水温調整可能
な温水槽16で温度管理された温水を、給水ホース17
および排水ホース18を介して給水パイプ14および排
水パイプ15から、型枠30周りを取り囲んで配置され
る断熱パネル面11aに取り付けたマット10へと循環
させるようにし、これによりマット10の内部を流通す
る温水を利用して型枠30内部に打設されたコンクリー
ト20を保温養生することができる。温水を高温にする
必要がないため安全である一方で、断熱パネル11によ
り高い熱効率を確保でき、したがって大がかりな養生設
備を必要としないで簡易に初期養生を行うことができ
る。
【0017】また、中空袋体状のゴム製マット10は軽
量で、かさばらず、取り付けが容易であり、解体の際に
も、水を抜き取ってしまえば嵩張らず、また人力での片
付けが可能である。さらに、転用も容易である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るプレキ
ャストコンクリート部材の養生装置は、プレキャストコ
ンクリート部材を成形するための型枠の周りを取り囲ん
で配置される断熱パネルと、上記型枠に対面する該断熱
パネル面に取り付けられた膨張・収縮自在な中空袋体状
のゴム製マットと、該マットの両端部に該マットの内部
に連通させて設けられた給水パイプおよび排水パイプ
と、水温調整可能な温水槽と、該温水槽と上記給水パイ
プおよび上記排水パイプそれぞれとの間を接続して、該
温水槽から上記マットへ温水を循環させるための給水管
および排水管とを備えているので、冬期に現場でプレキ
ャストコンクリート部材を製造するような場合であって
も、マットの内部を流通する温水を利用して型枠内部に
打設されたコンクリートを熱効率よく保温養生すること
ができ、温水を高温にする必要がないため安全であり、
取り扱いが容易で簡単な設備で簡易に初期養生を実施す
ることができる。
【0019】そしてこのマットが取り付けられる断熱パ
ネルにより型枠を周囲から熱的に遮断して効率よく保温
養生する。
【0020】さらにマットは膨縮自在なので、温水を抜
けば嵩張ることなく収納できるとともに、転用にも便利
である。
【0021】これらのことからプレキャストコンクリー
ト部材の製造コストを低く抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレキャストコンクリート部材の養生
装置を構成するマットを示す斜視図である。
【図2】本発明のプレキャストコンクリート部材の養生
装置を示す平面図である。
【符号の説明】
10 ゴム製マット 11 断熱パネル 20 プレキャストコンクリート柱部材 30 型枠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレキャストコンクリート部材を成形す
    るための型枠の周りを取り囲んで配置される断熱パネル
    と、上記型枠に対面する該断熱パネル面に取り付けられ
    た膨張・収縮自在な中空袋体状のゴム製マットと、該マ
    ットの両端部に該マットの内部に連通させて設けられた
    給水パイプおよび排水パイプと、水温調整可能な温水槽
    と、該温水槽と上記給水パイプおよび上記排水パイプそ
    れぞれとの間を接続して、該温水槽から上記マットへ温
    水を循環させるための給水管および排水管とを備えたこ
    とを特徴とするプレキャストコンクリート部材の養生装
    置。
JP7739897A 1997-03-28 1997-03-28 プレキャストコンクリート部材の養生装置 Pending JPH10264133A (ja)

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Effective date: 20040316