JPH10263491A - 振動式洗浄装置 - Google Patents
振動式洗浄装置Info
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- JPH10263491A JPH10263491A JP11513297A JP11513297A JPH10263491A JP H10263491 A JPH10263491 A JP H10263491A JP 11513297 A JP11513297 A JP 11513297A JP 11513297 A JP11513297 A JP 11513297A JP H10263491 A JPH10263491 A JP H10263491A
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Abstract
雑な形状の洗浄対象物を洗浄する場合や、多数の洗浄対
象物を一度に同時に洗浄する場合にも、洗浄対象物に付
着した汚れの除去ができる振動式洗浄装置を提供する。 【解決手段】 全体を組付ける枠体2と、ワーク46を
収容するワーク収容部材41と、前記ワーク収容部材4
1に固定され前記ワーク収容部材41とともに前記ワー
ク46を振動させる振動手段であるバイブレータ43
と、内部に洗浄液を収容する洗浄槽11と、前記洗浄槽
11を上下移動するとともに上方へ移動すると前記ワー
ク46を洗浄液中に沈め、下方へ移動すると前記ワーク
46が洗浄液から出る洗浄槽移動手段とを備え、洗浄液
中でワーク46を振動させて洗浄する。
Description
関するものであり、特に、振動を利用して洗浄効率を向
上させた振動式洗浄装置に関するものである。
に付着した切削油、切り屑等の汚れは洗浄により除去さ
れている。洗浄液には、洗浄後の乾燥が容易なことから
塩素系溶剤が多用されている。しかし、気化した塩素系
溶剤には、オゾン層を破壊する大気汚染や人体に有害な
ガス発生による環境汚染があるため、アルカリ性の洗浄
液や炭化水素油の使用が増加しており、洗浄方法とし
て、洗浄液中に気泡を発生させたり、洗浄液を振動させ
て洗浄効率を高めることが行なわれている。
は、振動体としてピエゾ素子等の電圧を受けることによ
り敏感に伸縮する素子が使用された超音波洗浄機という
ものがある。超音波洗浄機の場合、振動の振幅は土木作
業等に使用する振動ドリルに比べてかなり小さいが、振
動体に印加する電圧に対する応答性がよいために周波数
がキロヘルツ台とかなり高い振動を与えることができ
る。そのため、ミクロンオーダーの微小な窪みに付着し
ている汚れを洗浄対象物より分離するのに適しており、
半導体基板の洗浄等に使用されている。
に、ボルト、ナット等の加工時等に付着した切削油、切
り屑等の汚れを除去するには、洗浄液を振動させるだけ
では充分ではなかった。特に、ナット等外部に露出して
いる部分だけでなく、周囲が取り囲まれた内部に切削
油、切り屑等の汚れが付着したものを洗浄する場合に
は、内部まで洗浄液の振動が充分に到達しないために内
部の切削油、切り屑等の汚れを除去することが充分に行
なえなかった。
ト、ナット等の多数の洗浄対象物を一度に同時に洗浄す
る場合にも、重なり合った多数の洗浄対象物を均等に洗
浄することができなかった。
物を洗浄する場合や、多数の洗浄対象物を一度に同時に
洗浄する場合にも、洗浄対象物に付着した汚れが除去で
きる振動式洗浄装置の提供を課題とするものである。
振動式洗浄装置は、洗浄液中で洗浄対象物を振動させて
洗浄するものである。ここで、洗浄対象物を振動させる
には、モータの回動軸に偏心して錘が設けられたものを
振動させたり、電圧で伸縮するピエゾ素子等を用いても
よい。
装置によれば、洗浄対象物自体が洗浄液中で振動するこ
とにより、周囲を取り巻く洗浄液だけでなく付着してい
た切削油、切り屑等の汚れが慣性力によりその場に留ま
ろうとし、洗浄対象物との間に相対的な位置のずれが繰
り返され、洗浄対象物に付着していた汚れ等が除去でき
るとともに、切削油、切り屑等自身が洗浄対象物より離
脱しようとする作用がある。
は、洗浄対象物を所定高さ位置において吊り支持した状
態で振動させる振動手段と、内部に洗浄液を収容する洗
浄槽と、前記洗浄対象物を洗浄液中に没めるために前記
洗浄槽を上方へ移動させるとともに、前記洗浄対象物を
洗浄液中より出すために前記洗浄槽を下方へ移動させる
洗浄槽移動手段とを備えたものである。ここで、洗浄対
象物を振動させる振動手段には、モータの回動軸に偏心
して錘が設けられたものを振動させたり、電圧で伸縮す
るピエゾ素子等を用いてもよい。
装置によれば、請求項1の振動式洗浄装置と同様の作用
に加えて、洗浄対象物の高さ位置を変えないで洗浄槽を
上下に移動させることで洗浄対象物を洗浄液中に没めた
り洗浄液中より出したりでき、洗浄対象物の高さ位置を
変えないで洗浄及び洗浄後の乾燥を行なうことができ
る。
は、洗浄対象物を複数収容可能な収容部材と、前記収容
部材とともに前記洗浄対象物を振動させる振動手段と、
前記洗浄対象物及び収容部材を枠体に吊り支持するとと
もに、前記振動手段からの振動が枠体に伝達するのを低
減する振動吸収器と、内部に洗浄液を収容する洗浄槽
と、前記収容部材に収容された洗浄対象物を洗浄液中に
没めるために前記洗浄槽を上方へ移動させるとともに、
前記収容部材に収容された洗浄対象物を洗浄液中より出
すために前記洗浄槽を下方へ移動させる洗浄槽移動手段
とを備えたものである。ここで、洗浄対象物を振動させ
る振動手段には、モータの回動軸に偏心して錘が設けら
れたものを振動させたり、電圧で伸縮するピエゾ素子等
を用いてもよい。
装置によれば、請求項2の振動式洗浄装置と同様の作用
に加えて、収容部材に複数の洗浄対象物を収容した状態
で、同時に複数の洗浄対象物の洗浄及び洗浄後の乾燥を
行なうことができるとともに、洗浄対象物及び収容部材
に振動手段より加えられた振動が振動吸収器により枠体
に伝達されるのを防止できる。
は、請求項3の振動式洗浄装置において、収容部材が洗
浄対象物交換作業時に振動手段と共に押圧状態で枠体に
保持されるものである。ここで、収容部材を押圧状態で
枠体に保持するには、エアーシリンダを駆動軸が上下方
向に伸縮するように枠体に固定し、駆動軸を伸縮させて
収容部材の上部に所定の押圧力で当接させればよい。
装置によれば、請求項3の振動式洗浄装置の作用に加え
て、洗浄対象物を収容部材に着脱する際に収容部材が揺
れ動かないように枠体に保持することができる。
は、請求項1乃至請求項4のいずれか1つの振動式洗浄
装置において、洗浄液で洗浄後に洗浄対象物に空気また
は熱風を吹き付けて乾燥させるものである。ここで、洗
浄後に洗浄対象物を乾燥させる際には、洗浄対象物に振
動手段により振動を加えても、振動を加えなくてもよい
が、振動を加えた方が、乾燥を促進できる。
装置によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1つの
振動式洗浄装置の作用に加えて、洗浄対象物の洗浄後の
乾燥にかかる時間が自然乾燥に比べて短縮される。
は、請求項2乃至請求項5のいずれか1つの振動式洗浄
装置において、振動手段が、モータの回動軸に偏心して
錘が設けられることによって振動するものである。ここ
で、モータの回動軸に偏心して錘が設けられることによ
って振動するものとは、振動ドリル等を振動させる構造
によって実現できる。
装置によれば、請求項2乃至請求項5のいずれか1つの
振動式洗浄装置の作用に加えて、超音波洗浄器により発
生する振動に比べて振動周波数が小さいが振幅が大きい
振動が発生する。
説明をする。図1は本発明の一実施形態である振動式洗
浄装置を示す正面図、図2は本発明の一実施形態である
振動式洗浄装置を示す平面図、図3は図1の振動式洗浄
装置のX−X断面を示す断面図、図4は図1の振動式洗
浄装置のY−Y断面を示す断面図、図5は図1の振動式
洗浄装置のZ−Z断面を示す断面図である。
振動式洗浄装置1は、枠体2と、ワーク収容部材41
と、バイブレータ43と、振動吸収器42と、振動体固
定手段44と、洗浄槽11と、洗浄槽移動手段と、乾燥
機構45とを備えている。
となる基台3と、基台3の各四隅内側に1本ずつ上方に
垂設された支柱5,6と、支柱5,6の上端に四隅が垂
設された略長方形の吊板9とを備えている。
所定幅の板材が下方へ垂設されて周囲を囲んでおり、内
部が略空洞で下面が開放された箱状となっている。ま
た、基台3の裏面側には、断面L字状の鋼材(図示せ
ず)が複数配設されており、所定の加重に耐えられるよ
うに補強されている。さらに、基台3の下面には、四隅
近傍にベース4が固定されており、基台3全体を床面に
支持している。
た支柱5,6は、いずれも断面が略正方形の角パイプで
あり、前記基台3の長手方向を側方に向けたときに手前
の二隅内側に支柱5が、後方の二隅内側に支柱6が位置
する。
等しく、奥行きが前後に位置する支柱5,6の外寸に略
等しい板材である。吊板9は、幅方向の両端を隣り合う
支柱5及び隣り合う支柱6の内側に合わせ、奥行き方向
の両端を前後に位置する支柱5,6の外面に合わせてL
字状の鋼材からなる固定部材10を介して溶接等により
支柱5,6の上端に固定されている。そのため、支柱
5,6はいずれも上端の開口部が開放されており、支柱
6には後述する錘31を収容し洗浄槽11を吊り支持す
るための後述するチェーン30の他端を錘31に固定し
て引き込ませるようになっている。
ており、上面、両側面及び後面をそれぞれ板状の吊板
9、側板7,8で覆われている。
外に4本のガイドパイプ22が配設されており、これら
4本のガイドパイプ22に案内されて洗浄槽11が上下
に移動するようになっている。洗浄槽11は、略直方体
の上部が開放された収容槽であり、内部に洗浄液が収容
できるようになっている。洗浄槽11の正面側壁下方に
は、内部より外部へと突出して設けられたパイプ状の洗
浄液排出口11aが設けられている。洗浄液排出口11
aには排水パイプ(図示せず)が接続され排水口へと導
かれ、ワーク46の洗浄に使用された洗浄液が排水され
る。
外周のうち各四隅近傍外側に1本ずつ並ぶような間隔で
配設され、下端は基台3の上面に垂設されており、上端
は吊板9の下面に垂設されている。ガイドパイプ22と
基台3及び吊板9との固定部分には捩子等により各部材
間を固定する固定部材22aが設けられている。そし
て、ガイドパイプ22の幅方向に並ぶ間隔より幅が大き
く、ガイドパイプ22の奥行方向に並ぶ間隔より奥行が
大きい所定厚さの長方形をした洗浄槽支持部21が各四
隅近傍内側を4本のガイドパイプ22のうちの対応する
パイプに挿通されて上下移動できるようになっている。
洗浄槽支持部21は内部が空洞な部材であり、四隅近傍
にパイプ状のガイド部材21aが垂直に埋め込み固定さ
れたもので、ガイド部材21aの孔は丁度ガイドパイプ
22が挿通できる大きさである。また、4つのガイド部
材21aの隣合う間隔が4つのガイドパイプ22の隣合
う間隔に略等しい。そして、各ガイド部材21aにガイ
ドパイプ22が挿通された状態で、洗浄槽支持部21は
ガイドパイプ22に取り付けられている。
ドパイプ22に対して垂直状態に保ったまま上下に平行
移動できる。また、洗浄槽支持部21の幅方向の両側に
は、各々に奥行き方向に略均等に並ぶ2つの固定部21
bが設けられている。固定部21bは、所定幅の板材を
略L字状に曲げ形成したものであって、1つの平面部分
を洗浄槽支持部21の上面に溶接等で固定されており、
もう一つの平面部分に孔が設けられている。この孔にチ
ェーン30の一端が固定され、このチェーン30によっ
て洗浄槽支持部21が吊り支持されている。
スプロケット26,27,28に巻き取られ、洗浄槽支
持部21を引き上げるようになっている。吊板9の上面
には、スプロケット26,27,28の固定先であるL
字形状の鋼材と角パイプからなる受台29とが固定され
ている。L字形状の鋼材は吊板9の上面の幅方向両側に
奥行き方向を向いて固着され、1つの平面部分が吊板9
の上面に対して略垂直になっており、もう1つの平面部
分の端部が吊板9の幅方向の中央寄りを向いている。角
パイプはL字形状の鋼材と吊板9との間に介在し、L字
形状の鋼材が変形しないように補強している。そして、
吊板9の幅方向の両側に設けられた受台29のL字形状
の鋼材の吊板9に対して垂直な部分に、スプロケット2
6,27,28が設けられている。スプロケット26,
27,28は後方より前方に向かって順番に並んで設け
られており、各スプロケット26,27,28の回動軸
は吊板9の幅方向を向いており互いに平行である。スプ
ロケット28は手前の固定部21bの直上にあり、スプ
ロケット27は後方の固定部21bの直上にある。一端
が固定部21bに固定された各チェーン30は固定先の
固定部21bの直上にあるスプロケット27または28
に巻き付けられたのち、スプロケット26へと巻き付け
られている。スプロケット26には2本のチェーン30
が並んで巻き付けることができるようになっており、一
方の巻き付け位置がスプロケット27の巻き付け位置に
対応し、他方の巻き付け位置がスプロケット28の巻き
付け位置に対応している。吊板9の幅方向両則に1つず
つあるスプロケット26は1本の回動軸25で結ばれて
おり、一体となって回転するようになっている。
ア付モータ24が設けられており、回動軸25を介して
2つのスプロケット26を回転させるようになってい
る。減速ギア付モータ24は、回動軸25を挟むように
吊板9の上面に固定された2つ一組の固定部材24aに
より吊板9の上面に固定されている。減速ギア付モータ
24の回転方向によって、チェーン30は巻き取られた
り引き出されたりし、洗浄槽支持部21を上下に移動さ
せることができる。なお、4本のチェーン30には、い
ずれも他端に錘31が固定されており、錘31は支柱6
内に収納されている。そのため、減速ギア付モータ24
の回転により巻き取られたチェーン30の他端は錘31
に引かれ支柱6の内部へと導かれていくので、巻き取り
により余剰となったチェーン30の他端近傍が絡まるこ
とはない。なお、チェーン30の他端に錘31が固定さ
れていることは、チェーン30が絡まるのを防止するだ
けでなく、チェーン30に常に所定の張力が作用し、チ
ェーン30が巻き付け先のスプロケット26,27,2
8から離脱するのを防止する効果もある。
浄槽支持部21の上面には、洗浄槽11が配設され、洗
浄槽支持部21と一緒に上下に移動する。なお、洗浄槽
11は、交換時等運搬を容易にする目的で洗浄槽支持部
21の上面との間に所定の空間を設けるために奥行き方
向を向いて幅方向に並んで配設された角パイプ状のベー
ス23とベース23の上部に敷設された板状のベース板
23aとを介して洗浄槽支持部21の上面に置かれてい
る。
イドに上下方向に移動可能に設けられた洗浄槽支持部2
1と、洗浄槽支持部21を4本のチェーン30により吊
り支持しスプロケット26,27,28を介して電動に
より上下移動させる減速ギア付モータ24とで洗浄槽1
1を上下移動させる洗浄槽移動手段が構成されている。
が所定サイズの長方形の各四隅の位置となるように一端
が固定されて配設されている。振動吸収器42は、略シ
リンダー状をしており、内部にバネ等が収容されたもの
で、両端を引く外力に対して所定の弾性力を有するもの
である。このような4本の振動吸収器42の他端には、
ワーク46を収容するワーク収容部材41が固定されて
おり、ワーク収容部材41は吊板9の下面に4本の振動
吸収器42を介して吊り支持されている。
きに略等しい幅の板材を略コの字状に曲げ形成したもの
で、中央の平面部分の長さがワーク46の幅より若干長
めである。この中央の平面部分に前記振動吸収器42の
他端が固定されている。また、ワーク収容部材41の両
端の平面部分は、各先端より所定の長さ位置で更に内側
に折り曲げられており、受部41aが形成されている。
これら2つの受部41aによりワーク46は両端が支持
され、ワーク収容部材41の内側下方に収容されてい
る。
れ落ちないように固定する固定手段(図示せず)がワー
ク収容部材41には施されている。また、ワーク収容部
材41は中央の平面部分と両側の平面部分との折れ曲が
り部分を補強するためにトラス状に設けられた補強部4
1bを備えている。なお、ワーク46は、金属の棒材で
組まれた枠体の周囲を金網で閉蓋したカゴ状のものの内
部に、加工直後の切削油、切り屑等の汚れが付着したボ
ルト、ナット等を収容したものである。
は、バイブレータ43が設けられている。バイブレータ
43はワーク46を洗浄液中で振動させることにより、
ワーク46に付着している切削油、切り屑等の汚れの除
去を促進するために設けられているとともに、後述する
ように、洗浄後ワーク46を乾燥させる際に振動させる
ことにより乾燥を促進する効果もある。バイブレータ4
3は内部にモータが収容されており、モータの回動軸に
偏心して錘が設けられていることによって振動する構造
である。つまり、土木工事等に使用する振動ドリル等の
振動する構造と同じものである。そのため、モータの回
転数が1740[r.p.m.]であれば、回転数に合
わせて29[Hz]の周波数で振動する。バイブレータ
43が振動することによって、ワーク収容部材41はワ
ーク46と一体となって振動する。
収器42を介して吊板9に吊り支持されているため、振
動は振動吸収器42で吸収され吊板9へと伝わることは
ない。そのため、本発明の振動式洗浄装置1の設置先周
囲へ振動が殆ど伝わることがなく、しかも装置自身が振
動により不必要に受けるストレスもなくなり耐久性が増
す。また、バイブレータ43の振動エネルギーは、不必
要な部分に伝わらない分だけ効率よくワーク46の振動
に使用されるので、ワーク46の振動に伴う消費エネル
ギーを低減できる。
浄槽11が上述した洗浄槽移動手段により引き上げら
れ、図6のように、ワーク収容部材41の下端より所定
高さまでが洗浄槽11内に収納され、洗浄槽11内に満
たされた洗浄液中に沈んだ状態になる。図6は本発明の
一実施形態である振動式洗浄装置の洗浄槽の動きを示す
説明図である。
容されているワーク46は洗浄槽11の洗浄液中に沈
む。ワーク46の高さ位置を変えないで洗浄槽11を移
動させることで、ワーク46を洗浄液中に沈めたり、洗
浄液中より出したりできるので、高さ位置を変えないで
ワーク46の洗浄及び洗浄後の乾燥を行なうことができ
る。このため、ワーク46の製造ラインの一部に組み込
むことが、洗浄に伴いワーク46が高さ位置を変える構
造の場合に比べて容易に行なえる。
46自身が洗浄液中で振動し洗浄される。そのため、ワ
ーク46周囲を取り巻く洗浄液だけでなく付着していた
切削油、切り屑等の汚れが慣性力によりその場に留まろ
うとし、ワーク46との間に相対的な位置のずれが繰り
返される。その結果、洗浄液が振動する場合と略同程度
の洗浄作用に加えて、切削油、切り屑等自身がワーク4
6より離脱しようとする作用があり、超音波洗浄器等の
洗浄液が振動する洗浄方法に比べて高い洗浄効果があ
る。特に、周囲に洗浄液があることで、切削油、切り屑
等の汚れは更に大きな抵抗を受け、その場に留まろうと
する慣性力を高めるため、ワーク46からの離脱作用が
著しい。また、ワーク46自身が振動することで、ワー
ク46は外部同様に周囲を取り囲まれた内部に至るまで
振動し、周囲を取り囲まれた内部も外部同様に切削油、
切り屑等の汚れを洗浄除去できる。この結果、複雑な形
状のワーク46を洗浄する場合や、多数のワーク46を
一度に同時に洗浄する場合にも、ワーク46に付着した
汚れを洗浄により除去できる。
9の下面に乾燥機構45が組込まれている。乾燥機構4
5は、ワーク46洗浄後にワーク46を乾燥させるため
の機構であり、空気の吹き出し口となるエアーブローノ
ズル45aと、前記エアーブローノズル45aを上下移
動させるエアーブローノズル下降手段45bと、前記エ
アーブローノズル45aを水平移動させるエアーブロー
ノズル水平移動手段45cとを備えている。
の奥行き方向の長さより若干短いパイプの両端の開口部
を閉蓋したものに略均等に分散して複数並ぶ吹き出しノ
ズルが設けられたものである。吹き出しノズルは配設先
のパイプの長手方向の同じ位置につき2本1組の割合で
配設されている。これら2本1組の割合で配設されてい
る吹き出しノズルは、互いに略45°の角度で配設先の
パイプ長手方向に対して垂直方向に向きを変えて設置さ
れている。なお、吹き出しノズルの方向は、設置先のパ
イプの長手方向のどの位置にある組の吹き出しノズルに
ついても略同じである。そして、エアーブローノズル4
5aにはコンプレッサ等から送られてくる圧縮空気が空
気配管(図示せず)を通じて送られ、圧縮空気がエアー
ブローとして吹き出すようになっており、電磁弁(図示
せず)を介して断続できるようになっている。
動軸が伸縮するエアーシリンダであり駆動軸が下方に向
かって伸縮するように配設されている。この駆動軸に
は、吹き出しノズルを下方に向けて前記エアーブローノ
ズル45aの長手方向の略中央が垂設されている。エア
ーブローノズル下降手段45bもコンプレッサ等から送
られてくる圧縮空気が空気配管(図示せず)を通じて送
られるようになっており、電磁弁(図示せず)を介して
駆動軸が伸縮するようになっている。
は、2本の棒材に沿って駆動部分が平行移動するシリン
ダであり、駆動部分がワーク46の直上を左右方向に水
平移動するようにワーク収容部材41の中央の平面部分
の下面に配設されている。エアーブローノズル水平移動
手段45cもコンプレッサ等から送られてくる圧縮空気
が空気配管(図示せず)を通じて送られるようになって
おり、電磁弁(図示せず)を介して駆動部分が左右に平
行移動するようになっている。つまり、2本の棒材は両
端が固定部材45dを介してワーク収容部材41の中央
の平面部分の幅方向両側の各々に固定されており、2本
の棒材の長手方向に空気制御により移動可能に配設され
た駆動部分はワーク収容部材41の中央の平面部分の下
面の奥行き方向略中央を左右に平行移動する。この左右
に平行移動するエアーブローノズル水平移動手段45c
の駆動部分にエアーブローノズル下降手段45bが固定
されており、駆動軸を下方に伸縮できるようになってい
る。さらに、エアーブローノズル下降手段45bの駆動
軸にはエアーブローノズル45aが垂設されている。
エアーブローノズル下降手段45bの駆動軸が上下に伸
縮することにより上下移動し、エアーブローノズル水平
移動手段45cの駆動部分が水平移動することにより水
平移動する。つまり、エアーブローノズル45aは、ワ
ーク46を洗浄するときには洗浄液中に沈まないように
ワーク46の上方へと遠ざかり、ワーク46を乾燥させ
るときにはワーク46に近づいて空気を吹き付けながら
エアーブローとしてワーク46全体にわたって移動する
ようになっている。そのため、洗浄後のワーク46を速
やかに乾燥させることができる。
てエアーブローノズル下降手段45bの駆動軸の先端が
下方へ移動すれば、エアーブローノズル45aは下方へ
移動する。この状態で、エアーブローノズル45aより
圧縮空気を吹き出しながら矢印bに従って右方向へとエ
アーブローノズル水平移動手段45cの駆動部が移動す
れば、エアーブローノズル45aはワーク46に圧縮空
気を吹き付けながら、ワーク46の左から右へと水平移
動し、図8に示す位置にまで移動する。この過程で、ワ
ーク46は全体にわたって満遍なく圧縮空気が吹き付け
られ乾燥する。
45bの駆動軸先端が矢印cに従って上方へと移動すれ
ば、図9に示すようにエアーブローノズル45aはワー
ク46の上方へと遠ざかる。図7は本発明の一実施形態
である振動式洗浄装置の乾燥機構の動きを示す説明図、
図8は図7に続く本発明の一実施形態である振動式洗浄
装置の乾燥機構の動きを示す説明図、図9は図8に続く
本発明の一実施形態である振動式洗浄装置の乾燥機構の
動きを示す説明図である。そして、図9に示すように、
矢印dに従ってエアーブローノズル水平移動手段45c
の駆動部が正面からみて左へと水平移動すれば、エアー
ブローノズル45aは再び図1に示す初期位置へと戻
る。なお、乾燥機構45による乾燥時にも、ワーク46
は洗浄するときと同様に、バイブレータ43により振動
が与えられる。乾燥時に振動を受けたワーク46は付着
した洗浄液の離脱が促進され、乾燥が一段と促進され
る。
た振動体保持手段44が2つ駆動軸を下方へ向けて取付
けられている。ワーク収容部材41は、4本の振動吸収
器42に吊り支持されているだけで、ワーク46交換時
や着脱時に揺れ動く等するために極めて不安定である。
そこで、この振動式洗浄装置1では、振動体保持手段4
4でワーク収容部材41が揺れ動くのを防止するように
なっている。
洗浄装置の振動体保持手段の動きを示す説明図、図11
は図10に続く本発明の一実施形態である振動式洗浄装
置の振動体保持手段の動きを示す説明図である。図10
及び図11に示すように、振動体保持手段44は、エア
ーシリンダ44a、押圧部材44b、固定部材44cか
ら構成されている。エアーシリンダ44aは、駆動軸を
下方へ向けて突出できるように吊板9の下面に固定部材
44cを介して固定されており、駆動軸の先端には押圧
部材44bが取付けられている。
aの駆動軸を下方へ突出させる前は、押圧部材44bは
ワーク収容部材41より所定距離だけ離れている。そし
て、空気制御によりエアーシリンダ44aの駆動軸を下
方へ突出させると、図11に示すように、押圧部材44
bはワーク収容部材41を構成する中央の平面部分の上
部に当接し押圧状態となる。これにより、ワーク収容部
材41は振動手段と共に押圧状態で枠体2に保持され
る。このため、ワーク46を交換したり着脱する際にワ
ーク収容部材41が外力を受けて揺れ動くことは殆どな
い。つまり、振動体保持手段44は、ワーク46の交換
作業時にワーク収容部材41が揺れ動いてワーク46の
着脱作業を妨げることを防止する。
に向かって並んで制御盤51、バイブレータ保護制御盤
52が設けられている。
動で行なう押ボタンと、自動で行なう押ボタンとを備え
たパネルが形成されており、内部に減速ギア付モータ2
4の回転数及び回転方向を制御するインバータと、バイ
ブレータ43の運転時間を管理する洗浄タイマと、乾燥
機構45の乾燥時間を管理する乾燥タイマと、バイブレ
ータ43、減速ギア付モータ24、乾燥機構45及び振
動体保持手段44に各種制御信号を送る制御信号出力手
段と、これら各種制御信号を制御するシーケンサ等を備
えている。
ータ43の駆動電源を供給する盤であり、バイブレータ
43が異常運転により破損するのを防止する回路が内蔵
されている。
気配線は図12及び図13に示すようになっており、バ
イブレータ保護制御盤の回路は図13に示すようになっ
ている。また、エアー配管は図15に示すようになって
いる。そして、上記各機構及び手段の動作は、図12中
のシーケンサによって制御される。
の動作手順について図16を使用して説明する。図16
は本発明の一実施形態である振動式洗浄装置の動作順序
を示す説明図である。
洗浄装置1でボルト、捩子等が収容されたカゴであるワ
ーク46を洗浄するには、先ず、内部に洗浄液が満たさ
れた洗浄槽11を減速ギア付モータ24を駆動させるこ
とによってワーク46が洗浄液中に沈むまで上昇させ
る。その結果、ワーク46は洗浄槽11の洗浄液内に浸
される。続いて、バイブレータ43を起動させる。これ
によって、ワーク46に振動を与え、ワーク46に付着
している切削油、切り屑等の汚れの洗浄除去が行なわれ
る。ワーク46から切削油、切り屑等の汚れの洗浄除去
が完了したならば、バイブレータ43を停止させる。バ
イブレータ43が停止したら、洗浄槽11を降下させ
る。洗浄槽11を降下して、ワーク46が洗浄槽11の
洗浄液から出たならば、再びバイブレータ43を起動さ
せ、ワーク46に振動を与え続ける。
機構45のエアーブローノズル45aより圧縮空気を放
出させる。エアーブローノズル45aより圧縮空気を放
出させながら、エアーブローノズル45aを降下させ
て、ワーク46に近づけてから、左から右へと水平移動
させてワーク46を乾燥させる。このとき、ワーク46
はエアーブローノズル45aから吹き付けられる圧縮空
気以外にバイブレータ43によって振動するため乾燥が
促進される。
ータ43の運転を停止させ、エアーブローノズル45a
から放出される圧縮空気の放出を停止させる。続いて、
エアーブローノズル45aを上昇させて、再び、装置の
正面から向かって左側の移動前の初期位置に戻す。最後
に、振動体保持手段44によりワーク収容部材41の上
部を押圧し外力により揺れ動かないように枠体2に保持
する。
し、別のワーク46と交換する。このとき、ワーク収容
部材41が振動体保持手段44により枠体2に保持され
ているので、外力によりワーク収容部材41が揺れ動く
ことなく、ワーク46の交換が容易にできる。
1は、全体を組付ける枠体2と、洗浄対象物であるボル
ト、ナット等を複数収容可能なカゴからなるワーク46
を収容するワーク収容部材41と、前記ワーク収容部材
41に固定され前記ワーク収容部材41とともに前記ワ
ーク46を振動させる振動手段であるバイブレータ43
と、前記ワーク46及びワーク収容部材41を前記枠体
2に吊り支持するとともに、前記バイブレータ43から
の振動が前記枠体2に伝達するのを低減する振動吸収器
42と、前記ワーク収容部材41をワーク46交換作業
時にバイブレータ43と共に押圧状態で枠体2に保持す
る振動体保持手段44と、内部に洗浄液を収容する洗浄
槽11と、前記ワーク収容部材41に収容されたワーク
46を洗浄液中に没めるために前記洗浄槽11を上方へ
移動させるとともに、前記ワーク収容部材41に収容さ
れたワーク46を洗浄液中より出すために前記洗浄槽1
1を下方へ移動させる洗浄槽移動手段と、前記ワーク4
6の洗浄液で洗浄後に前記ワーク46に空気を吹き付け
て乾燥させる乾燥機構45とを備えている。
1は、振動体保持手段44の振動によりワーク46自身
が洗浄液中で振動するため、洗浄時に周囲を取り巻く洗
浄液だけでなく、付着していた切削油、切り屑等の汚れ
が慣性力によりその場に留まろうとし、ワーク46との
間に相対的な位置のずれが繰り返されるので、洗浄液が
振動する場合と略同程度の洗浄作用があるだけでなく、
切り屑等自身がワーク46より離脱しようとする作用が
ある。そのため、洗浄液が振動する場合に比べて高い洗
浄効果がある。
油、切り屑等の汚れは更に大きな抵抗を受け、その場に
留まろうとする慣性力を高めるため、ワーク46からの
離脱作用が著しい。また、ワーク46自身が振動するこ
とでワーク46は外部同様に周囲を取り囲まれた内部に
至るまで振動し、周囲を取り囲まれた内部も外部同様に
切削油、切り屑等の汚れを洗浄除去できる。この結果、
複雑な形状のワーク46を洗浄する場合や、多数のワー
ク46を一度に同時に洗浄する場合にも、ワーク46に
付着した汚れを洗浄により除去できる。
ーク46ではなく洗浄槽11自身が上下移動し、ワーク
46は高さ位置を変えないで洗浄液中に水没させたり洗
浄液中より分離したりできるので、ワーク46の製造ラ
インの一部に組み込むことが、洗浄に伴いワーク46自
身が高さ位置を変える構造の場合に比べて容易に行なえ
る。
動はワーク収容部材41を介してワーク46には伝えら
れるが、ワーク収容部材41が振動吸収器42のみを介
して外部へと繋がる枠体2に繋がれているため、枠体2
へと伝わることはない。そのため、バイブレータ43よ
り発生した振動が装置設置位置周囲へ伝達させるのが防
止され、騒音を低減できるだけでなく、周囲に振動によ
り伝達され漏出するエネルギーの損失も低減できる。ま
た、装置自身が不必要な振動を受けないために、耐久性
が増す。
体保持手段44により上部が押圧状態で枠体2に保持さ
れるため、ワーク収容部材41が外力を受けて揺れ動く
ことは殆どなく、ワーク46を交換したり着脱する際
に、ワーク収容部材41が揺れ動いてワーク46の着脱
作業を妨げることが防止できる。そのため、ワーク46
のワーク収容部材41への着脱が容易にできる。
空気を吹き付けて乾燥させるため、ワーク46の洗浄後
の乾燥にかかる時間が自然乾燥に比べて短縮され、製造
ライン等に組み込めば製造時間を短縮できる。乾燥機構
45による乾燥時にもワーク46は洗浄するときと同様
にバイブレータ43により振動が与えられるため、ワー
ク46に付着した洗浄液の離脱を促進でき、乾燥をさら
に促進できる。
軸に偏心して錘が設けられることによって振動する構造
であるため、超音波洗浄器により発生する振動に比べて
発生する振動の振動周波数が小さく、超音波洗浄器によ
り発生する振動に共振する粒子より大きな粒子に振動が
共振しやすくなる。しかも、超音波洗浄器により発生す
る振動に比べて発生する振動の振幅が大きいので、金属
の削り屑等の比較的大きな粒子を除去することができ
る。
て、金属の棒材で組まれた枠体の壁面を金網で閉蓋した
カゴ状のものの内部に加工直後の切削油、切り屑等の汚
れが付着したボルト、ナット等が収容されているもとし
たが、必ずしも、このようなワーク46に限定されるも
のではなく、NC加工された金属製の型枠等その他のも
のであっても構わない。また、ワークそのものが、ボル
ト、ナット等ように複数のものではなく、比較的大きな
単体ものである場合には、鍵状のもので吊り支持する等
してもよく、ワーク収容部材41の構造は特に限定され
るものではない。
与える振動体であるバイブレータ43は、モータの回動
軸に偏心して錘が設けられることによって振動するもの
としたが、ピエゾ素子等の電圧を受けることにより伸縮
する素子を用いたものにしても構わない。バイブレータ
43がピエゾ素子であってもワーク46は露出している
外部だけでなく内部までも同様に振動し、切削油、切り
屑等の汚れを洗浄除去できる。しかし、汚れの原因が金
属片等の肉眼で見える程度の大きさである場合には、モ
ータの回動軸に偏心して錘が設けられる構造の方が洗浄
効果が高く好ましい。
後、乾燥機構45により乾燥させる際に、ワーク46に
バイブレータ43により振動を加えながら乾燥を行なっ
たが、必ずしも、ワーク46乾燥時にワーク46に振動
を与える必要はなく、乾燥機構45による乾燥のみとし
ても構わない。乾燥機構45による乾燥方法は、エアー
ブローノズル45aにより圧縮空気をワーク46に吹き
付けながら移動するものであるが、ワーク46自身を回
転移動させる等、ワーク46全体に空気を吹き付けるも
のならその他の方法であってもよい。
45aによりワーク46に吹き付けられる圧縮空気は、
熱風であっても構わない。熱風がワーク46に吹き付け
られれば、ワーク46の乾燥が更に促進され好ましい。
洗浄装置は、洗浄対象物自体が洗浄液中で振動すること
により、洗浄対象物に付着していた汚れ等が除去できる
とともに、切削油、切り屑等自身が洗浄対象物より離脱
しようとする作用があるので、洗浄液が振動する場合に
比べて高い洗浄効果があり、複雑な形状の洗浄対象物を
洗浄する場合や、多数の洗浄対象物を一度に同時に洗浄
する場合にも、洗浄対象物に付着した汚れを除去でき
る。
項1の振動式洗浄装置と同様の効果に加えて、洗浄対象
物は高さ位置を変えないで洗浄及び洗浄後の乾燥を行な
うことができるので、洗浄対象物の製造ラインの一部に
組み込むことが、洗浄に伴い洗浄対象物自身が高さ位置
を変える構造の場合に比べて容易に行なえる。
項2の振動式洗浄装置と同様の効果に加えて、振動手段
により洗浄対象物に加えられた振動を振動吸収器により
全体を組付ける枠体へと伝達されるのを防止できるの
で、騒音を低減できるだけでなく、周囲に振動により伝
達され漏出するエネルギーの損失も低減できる。しか
も、装置自身が不必要な振動を受けないために、耐久性
が増す。
項3の振動式洗浄装置の効果に加えて、洗浄対象物を収
容部材に着脱する際に収容部材が揺れ動かないように枠
体に保持することができるので、洗浄対象物の収容部材
への着脱が容易にできる。
項1乃至請求項4のいずれか1つの振動式洗浄装置の効
果に加えて、洗浄対象物の洗浄後の乾燥にかかる時間が
自然乾燥に比べて短縮されるので、洗浄及び乾燥時間が
短縮でき、製造ライン等に組み込めば製造時間を短縮で
きる。
項2乃至請求項5のいずれか1つの振動式洗浄装置の効
果に加えて、超音波洗浄器により発生する振動に比べて
発生する振動の振動周波数が小さいため、超音波洗浄器
により発生する振動に共振する粒子より大きな粒子に振
動が共振しやすくなり、超音波洗浄器により発生する振
動に比べて発生する振動の振幅が大きいので、金属の削
り屑等の比較的大きな粒子を除去することができる。
す正面図である。
す平面図である。
図である。
図である。
図である。
浄槽の動きを示す説明図である。
燥機構の動きを示す説明図である。
浄装置の乾燥機構の動きを示す説明図である。
浄装置の乾燥機構の動きを示す説明図である。
振動体保持手段の動きを示す説明図である。
式洗浄装置の振動体保持手段の動きを示す説明図であ
る。
電気配線を示す回路図である。
式洗浄装置の電気配線を示す回路図である。
バイブレータ保護制御盤を示す回路図である。
エアー配管を示す配管図である。
動作順序を示す説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 洗浄液中で洗浄対象物を振動させて洗浄
することを特徴とする振動式洗浄装置。 - 【請求項2】 洗浄対象物を所定高さ位置において吊り
支持した状態で振動させる振動手段と、 内部に洗浄液を収容する洗浄槽と、 前記洗浄対象物を洗浄液中に没めるために前記洗浄槽を
上方へ移動させるとともに、前記洗浄対象物を洗浄液中
より出すために前記洗浄槽を下方へ移動させる洗浄槽移
動手段とを具備することを特徴とする振動式洗浄装置。 - 【請求項3】 洗浄対象物を複数収容可能な収容部材
と、 前記収容部材とともに前記洗浄対象物を振動させる振動
手段と、 前記洗浄対象物及び収容部材を枠体に吊り支持するとと
もに、前記振動手段からの振動が枠体に伝達するのを低
減する振動吸収器と、 内部に洗浄液を収容する洗浄槽と、 前記収容部材に収容された洗浄対象物を洗浄液中に没め
るために前記洗浄槽を上方へ移動させるとともに、前記
収容部材に収容された洗浄対象物を洗浄液中より出すた
めに前記洗浄槽を下方へ移動させる洗浄槽移動手段とを
具備することを特徴とする振動式洗浄装置。 - 【請求項4】 前記収容部材は、洗浄対象物交換作業時
に振動手段と共に押圧状態で枠体に保持されることを特
徴とする請求項3に記載の振動式洗浄装置。 - 【請求項5】 前記洗浄対象物は、洗浄液で洗浄後に空
気または熱風を吹き付けて乾燥させることを特徴とする
請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の振動式洗
浄装置。 - 【請求項6】 前記振動手段は、モータの回動軸に偏心
して錘が設けられることによって振動することを特徴と
する請求項2乃至請求項5のいずれか1つに記載の振動
式洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11513297A JPH10263491A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 振動式洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11513297A JPH10263491A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 振動式洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10263491A true JPH10263491A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=14655079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11513297A Pending JPH10263491A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 振動式洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10263491A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010017705A (ja) * | 2008-06-10 | 2010-01-28 | Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd | 洗浄装置 |
CN110479694A (zh) * | 2019-08-27 | 2019-11-22 | 台州路桥南瑞智能装备科技有限公司 | 一种超声波的电子元件清洗装置 |
-
1997
- 1997-03-19 JP JP11513297A patent/JPH10263491A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010017705A (ja) * | 2008-06-10 | 2010-01-28 | Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd | 洗浄装置 |
CN110479694A (zh) * | 2019-08-27 | 2019-11-22 | 台州路桥南瑞智能装备科技有限公司 | 一种超声波的电子元件清洗装置 |
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A521 | Written amendment |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060516 |
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