JPH102631A - 気化冷却装置 - Google Patents

気化冷却装置

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JPH102631A
JPH102631A JP17588196A JP17588196A JPH102631A JP H102631 A JPH102631 A JP H102631A JP 17588196 A JP17588196 A JP 17588196A JP 17588196 A JP17588196 A JP 17588196A JP H102631 A JPH102631 A JP H102631A
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Yusuke Shimizu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過冷却や冷却遅れあるいは冷却ムラを生じる
ことのない気化冷却装置を得ること。 【解決手段】 エゼクタ10のディフュ―ザ14と熱交
換タンク16を管路15で接続する。熱交換タンク16
に熱交換コイル管27を取り付けて、加熱蒸気管28と
冷却流体管29を接続する。熱交換タンク16の下部か
ら循環ポンプ31と冷却流体供給通路4を介して反応釜
1のジャケット部2と接続する。ジャケット部2へは、
熱交換タンク16で所望温度に調節された冷却流体が供
給されることにより、被冷却物に過冷却や冷却遅れある
いは冷却ムラを生じることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却室内を吸引手
段で吸引しながら被冷却物を冷却流体の蒸発潜熱によっ
て気化冷却するものに関し、具体的には、重合や縮合等
の各種反応を行う反応釜の冷却装置、食品や医療品等の
気化冷却装置等に関する。これらの被冷却物は、少しの
温度変化によって変質してしまう場合があり、高精度の
温度制御が必要とされる。
【0002】
【従来の技術】従来の気化冷却装置としては、例えば特
開平1−315336号公報に示されたものがある。こ
れは、エゼクタとポンプを組み合わせた組み合わせポン
プと、反応釜の流体室に組み合わせポンプの吐出水の一
部を供給できる切替え弁手段と、エゼクタ内を通過する
流体の温度を制御する温度制御部とから成り、反応釜の
流体室に、冷却用の組み合わせポンプからの吐出水を供
給して、反応釜を気化冷却するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
エゼクタ内を通過する流体の温度を制御して気化冷却の
ための減圧度を調整することはできるが、気化冷却流体
温度を設定温度とほぼ等しい温度とすることができず
に、過冷却や冷却遅れあるいは冷却ムラを生じる問題が
あった。すなわち、減圧度を高めるために冷却流体の温
度を低くすると、被冷却物が部分的に冷却され過ぎた
り、あるいは、減圧度を低くするために冷却流体の温度
を高くすると部分的に冷却されない箇所が発生してしま
うのである。
【0004】従って本発明の課題は、気化冷却を行うた
めの流体温度を、冷却の設定温度とほぼ等しい温度に維
持することにより、過冷却や冷却遅れあるいは冷却ムラ
を生じることのない気化冷却装置を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段は、流体を吸引する吸引手段と、該吸引手段と
連通した気化冷却室と、該気化冷却室に冷却流体を注入
する冷却流体供給通路を設けて、気化冷却室で冷却流体
の蒸発潜熱により被冷却物を気化冷却するものにおい
て、冷却流体供給通路に冷却流体を冷却設定温度とほぼ
等しい温度まで熱交換する冷却流体熱交換手段を配置し
たものである。
【0006】
【発明の実施の形態】冷却流体供給通路に冷却流体熱交
換手段を配置して、冷却流体を設定温度とほぼ等しい温
度とすることにより、冷却流体温度が過度に高すぎたり
あるいは低すぎることがなく、過冷却や冷却遅れあるい
は冷却ムラを防止することができる。
【0007】冷却流体熱交換手段としては、冷却流体温
度を上げるための加熱器、あるいは温度を下げるための
冷却器を組み合わせたものが適し、間接型熱交換器で
も、また、直接型熱交換器でも用いることができる。
【0008】
【実施例】図示の実施例を詳細に説明する。本実施例に
おいては、気化冷却室として反応釜1のジャケット部2
を用いた例を示す。気化冷却室としてのジャケット部2
を備えた反応釜1と、吸引手段としての組み合わせポン
プ3と、冷却流体供給通路4と、冷却流体熱交換手段5
とで気化冷却装置を構成する。
【0009】反応釜1は、ほぼ全周にわたりジャケット
部2を形成し、そのジャケット部2内の圧力を検出する
圧力センサ―24を取り付けて、内部に図示しない被冷
却物を収容すると共に、被冷却物の温度を検出する温度
センサ―6を備える。ジャケット部2の下部には管路7
にバルブ8とスチ―ムトラップ9を取り付けて吸引手段
としての組み合わせポンプ3のエゼクタ10と接続す
る。
【0010】組み合わせポンプ3は、循環ポンプ11の
吸込み側をタンク12に接続し、吐出側をエゼクタ10
のノズル13に接続し、エゼクタ10のディフュ―ザ1
4を管路15を介して上方の冷却流体熱交換手段5の熱
交換タンク16の上部空間に接続したものである。熱交
換タンク16とタンク12は接続管17により接続す
る。
【0011】タンク12には、冷却水を補給する冷却水
補給管18とオ―バ―フロ―管19を取り付けると共
に、タンク12内の循環水の温度を調整するためのコイ
ル状の加熱冷却管20を設け、加熱用の加熱蒸気管21
と冷却用の冷却水管22を接続する。タンク12内の水
温を検出するための温度センサ―23を取り付けて、加
熱冷却管20によって循環水を所定温度に調整するもの
である。
【0012】冷却流体熱交換手段5の熱交換タンク16
にも、冷却流体補給管25とオ―バ―フロ―管26を取
り付けると共に、熱交換タンク16内の冷却流体の温度
を所望温度とするための熱交換コイル管27を取り付け
て、加熱用の加熱蒸気管28と冷却用の冷却流体管29
を接続する。熱交換タンク16内の冷却流体の温度を検
出するための温度センサ―30を取り付けて、熱交換コ
イル管27により冷却流体を、図示しない設定温度入力
手段から入力された設定温度にほぼ等しい所望温度に維
持するものである。
【0013】熱交換タンク16の下部に循環ポンプ31
と冷却流体供給通路4を介して反応釜1のジャケット部
2と接続することにより、熱交換タンク16内の所望温
度の冷却流体がジャケット部2へ供給される。
【0014】エゼクタ10と熱交換タンク16を接続す
る管路15の一部を分岐して余剰水排出管32とバルブ
33を取り付け、タンク12またはタンク16の図示し
ない液位センサ―からの信号により、タンク12,16
内の液位を所定範囲に保つようにする。各バルブやセン
サ―及びポンプ等は図示していないが調節計や制御部と
接続して集中制御できるようにすることもできる。
【0015】反応釜1内の被冷却物を冷却する場合、即
ちジャケット部2で気化冷却を行う場合、循環ポンプ3
1を駆動して冷却流体供給通路4から熱交換タンク16
内の所定温度の冷却流体をジャケット部2へ供給すると
共に、循環ポンプ11も駆動する。循環ポンプ11の駆
動によりタンク12内の流体はエゼクタ10に至り吸引
力を生じることにより、ジャケット部2内も減圧状態と
なる。ジャケット部2内が減圧状態となることにより、
熱交換タンク16から供給された所定温度の冷却流体は
反応釜1内の被冷却物の熱を奪って気化することによ
り、被冷却物を気化冷却する。
【0016】この場合、熱交換タンク16から供給され
る冷却流体の温度を、被冷却物を冷却すべく設定温度と
ほぼ等しくしておくことによって、被冷却物は冷却流体
の蒸発潜熱によって冷却され、過冷却や冷却遅れあるい
は冷却ムラを生じることがない。
【0017】また設定温度を、ジャケット部2内の圧力
を圧力センサ―24で検出して、この圧力に対する飽和
温度とほぼ等しい温度とすることもできる。この場合
も、ジャケット部2へ供給された冷却流体は直ちに気化
して被冷却物を冷却することができ、過冷却や冷却遅れ
あるいは冷却ムラを生じることがない。
【0018】またこの場合、冷却流体の温度が過度に冷
却されていないために、ジャケット部2へ供給された冷
却流体は直ちに気化することができる。従って、冷却の
設定温度を変更した場合にも、その変更した設定温度に
ほぼ等しい冷却流体を供給することにより、直ちに気化
冷却を行うことができ、冷却遅れを防止することができ
る。
【0019】ジャケット部2で被冷却物の熱を奪って気
化した気化蒸気と、気化せずに残った冷却流体は、ジャ
ケット部2下部の管路7とバルブ8を通ってエゼクタ1
0に吸引され、管路15から熱交換タンク16へ至る。
【0020】本実施例においては、バルブ50を介して
加熱用の蒸気供給通路51をジャケット部2と接続する
と共に、ジャケット部2の下部とエゼクタ10の間に、
バルブ8とスチ―ムトラップ9を設けたことにより、減
圧状態における気化冷却のみならず、減圧蒸気加熱ある
いは正圧蒸気加熱を行うこともできる。
【0021】
【発明の効果】冷却流体熱交換手段により、冷却流体を
設定温度とほぼ等しい温度に維持することができ、過冷
却や冷却遅れあるいは冷却ムラを生じることのない気化
冷却装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気化冷却装置の実施例を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 反応釜 2 ジャケット部 3 組み合わせポンプ 4 冷却流体供給通路 5 冷却流体熱交換手段 10 エゼクタ 11 循環ポンプ 15 管路 16 熱交換タンク 27 熱交換コイル管 28 加熱蒸気管 29 冷却流体管 31 循環ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を吸引する吸引手段と、該吸引手段
    に連通した気化冷却室と、該気化冷却室に冷却流体を注
    入する冷却流体供給通路を設けて、気化冷却室で冷却流
    体の蒸発潜熱により被冷却物を気化冷却するものにおい
    て、冷却流体供給通路に冷却流体を冷却設定温度とほぼ
    等しい温度まで熱交換する冷却流体熱交換手段を配置し
    たことを特徴とする気化冷却装置。
JP17588196A 1996-06-14 1996-06-14 気化冷却装置 Expired - Lifetime JP3443614B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009222283A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Tlv Co Ltd 加熱冷却装置
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