JP3210997B2 - 加熱冷却装置 - Google Patents

加熱冷却装置

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JP3210997B2 JP18672194A JP18672194A JP3210997B2 JP 3210997 B2 JP3210997 B2 JP 3210997B2 JP 18672194 A JP18672194 A JP 18672194A JP 18672194 A JP18672194 A JP 18672194A JP 3210997 B2 JP3210997 B2 JP 3210997B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被熱処理物を冷却した
りあるいは加熱するものに関し、特に熱交換室内を減圧
状態にして供給した冷媒でもって被冷却物を気化冷却す
ると共に、加熱処理もできるものに関する。具体的に
は、各種反応を行う反応釜や食品、医療品や合成繊維等
の加熱冷却装置に関する。これらの被熱処理物は少しの
温度変化によって熱損傷を起こす場合が多くあり、従っ
て、温度を精度良く維持する必要があった。
【0002】
【従来の技術】従来の冷媒による気化冷却装置として
は、例えば特開平5−106953号公報に示されたも
のがある。これは、エゼクタとタンクと循環ポンプを組
み合わせた組み合わせポンプと、エゼクタと連通した熱
交換室と、組み合わせポンプ内を循環する冷媒液を熱交
換室に供給する冷媒液供給通路とから成るもので、冷媒
を用いることにより急冷を行うことができ、被熱処理物
の熱損傷を防止することができるものである。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来のもので
は、時間の経過と共に冷媒の濃度が変化することによ
り、気化冷却の温度を精度良く維持することができない
問題があった。通常、冷媒は水等により希釈して所望の
濃度にして使用するのであるが、使用期間を経ると共に
水が蒸発して冷媒の濃度が濃くなったり、あるいは反対
に水が混入して冷媒の濃度が薄くなったりしてしまうた
めである。冷媒の濃度が変化すると、同じ圧力状態であ
っても冷媒の気化温度あるいは気化量が変化して気化冷
却の温度も変化してしまうのである。
【0004】また上記従来のものでは、気化冷却に変え
て加熱処理を行うことができない問題があった。反応釜
や食品等においては冷却と加熱を交互に行なわなければ
ならない場合が多々あるのである。
【0005】従って本発明の技術的課題は、気化冷却と
共に加熱処理ができ、且つ、冷媒の濃度の変化を防止し
て気化冷却の温度を精度良く維持することのできる加熱
冷却装置を得ることである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明の加熱冷却装置の構
成は次の通りである。エゼクタとタンクと循環ポンプを
組み合わせた組み合わせポンプと、該エゼクタと連通し
た熱交換室と、組み合わせポンプ内を循環する冷媒液を
上記熱交換室に供給する冷媒液供給通路とから成るもの
において、タンクとして冷媒を溜置く第1のタンクと冷
却水を溜置く第2のタンクを設け、該第1のタンクに補
給水供給通路または減圧吸引手段を設けると共に、上記
熱交換室に加熱流体供給通路を接続したものである。
【0007】
【作用】冷媒を溜置く第1のタンクに補給水供給通路ま
たは減圧吸引手段を設けたことにより、冷媒の濃度が濃
くなれば補給水供給通路から水を補給することによって
冷媒濃度を薄めて所望の濃度とすることができ、反対に
冷媒の濃度が薄くなると減圧吸引手段により冷媒中の水
分を減圧吸引することによって冷媒濃度を濃くすること
ができる。
【0008】熱交換室に加熱流体供給通路を接続したこ
とにより、気化冷却に変えて加熱流体を供給して被熱処
理物を加熱処理することもできる。
【0009】
【実施例】図示の実施例を詳細に説明する。本実施例に
おいては、加熱冷却装置として反応釜を用いた例を示
す。熱交換室としてのジャケット部5を備えた反応釜2
1と、組み合わせポンプ22と第1のタンク1と第2の
タンク2と、補給水供給通路8と減圧吸引手段としての
エゼクタ9、及び、加熱流体供給通路としての蒸気管1
6とで加熱冷却装置を構成する。蒸気管16には圧力制
御弁61と開閉弁62を取り付ける。
【0010】組み合わせポンプ22は循環ポンプ30と
エゼクタ9、及び、第1のタンク1と第2のタンク2と
で構成する。タンク1,2と循環ポンプ30の吸込側を
接続し、循環ポンプ30の吐出側をエゼクタ9のノズル
33に接続し、エゼクタ9のディフュ―ザ34をタンク
1,2の上部空間に弁3,4を介して接続した構成のも
のであり、エゼクタ9とジャケット部5とが弁10を介
して接続されている。この組み合わせポンプ22は、循
環ポンプ30の作動によりタンク1または2内の流体を
エゼクタ9に供給して吸引作用させ、タンク1または2
に戻すようになっている。また、循環ポンプ30から吐
出された流体の一部は、弁11からジャケット部5へ供
給されるようになっている。
【0011】第1のタンク1内には冷媒を溜置く。冷媒
は従来より用いられているものを冷却温度に応じて濃度
と共に適宜選定するものとする。第1のタンク1の上部
に補給水供給通路8を接続すると共に、弁6と管路7を
介してエゼクタ9のノズル33と接続する。第1のタン
ク1内の下部にタンク内の冷媒を冷却するための冷却手
段28を設ける。冷却手段28は、タンク1内に設けた
螺旋状の冷却パイプ18と、冷却流体を供給する弁12
とで構成する。冷却流体としては、被冷却物の温度にも
よるが、水や冷媒や更に低温冷媒等を用いることができ
る。第1のタンク1の下部と循環ポンプ30とを管路2
0と弁59により接続する。
【0012】第1のタンク1内の上部には、蒸気管16
を分岐して弁55と管路56を介して接続した蒸気加熱
管23を設ける。蒸気加熱管23の出口側は弁14と管
路15を介してエゼクタ9のノズル33と接続する。こ
の蒸気加熱管23はタンク1内の冷媒を加熱して水分を
蒸発させる場合に用いるものである。
【0013】第2のタンク2内には冷却水を溜置く。タ
ンク2の上部に弁57を介して冷却水供給通路58を接
続する。タンク2の下部は管路32と弁60を介して循
環ポンプ30と接続する。
【0014】第1のタンク1に冷媒そのものを補給する
ための冷媒補給管50を弁51を介して連通する。これ
は装置からの洩れ等により冷媒が減少した場合に補給を
行うためのものである。
【0015】次に作用を説明する。反応釜21を冷却す
る場合、即ちジャケット部5で気化冷却を行う場合、弁
59,3,11を開弁し弁60,4を閉弁し循環ポンプ
30を駆動して第1のタンク1内の冷媒をエゼクタ9に
供給する。エゼクタ9部で生じる吸引力により、ジャケ
ット部5内も減圧状態となり、供給された冷媒は反応釜
21の熱により気化し、反応釜21を気化冷却する。気
化した冷媒の蒸気及び気化しきれなかった冷媒は弁10
を通り、エゼクタ9に吸引され弁3を経て第1のタンク
1に至る。
【0016】タンク1に至った冷媒液は、弁12から供
給される冷却流体によって冷却され所望温度となって循
環ポンプ30に吸引される。冷媒液の温度は冷却流体供
給量または温度を調節することによりコントロ―ルする
ことができる。
【0017】第1のタンク1内の冷媒の濃度が濃くなっ
た場合は、補給水供給通路8から水を補給することによ
り冷媒濃度を薄くすることができ、あるいは、冷媒濃度
が所望値よりも薄くなると弁6を開弁してエゼクタ9の
吸引力により、タンク1内を減圧して水分が蒸発しやす
くすることによって水分を優先的に気化して吸引し、冷
媒濃度を濃くすることができる。この場合ディフュ―ザ
34を出た流体はタンク1へ戻すことなく、弁63から
系外へ排除する。通常、冷媒の蒸発温度は水よりも高い
ために、水分を優先的に蒸発させ吸引することができる
のである。
【0018】タンク1内に設けた蒸気加熱管23に蒸気
を通過させて、冷媒液を加熱することにより、冷媒中の
水の蒸発を助長してエゼクタ9で吸引することができ
る。
【0019】冷媒による気化冷却に変えて反応釜21を
加熱する場合は、弁59,3,11,14,6を閉弁し
弁4,62を開弁して蒸気管16から加熱蒸気をジャケ
ット部5へ供給すると共に、循環ポンプ30とエゼクタ
9と第2のタンク2とを連通させる。エゼクタ9には第
2のタンク2からの冷却水を供給することにより吸引力
を生じてジャケット部5内を減圧状態にし、100度C
前後の比較的低温度で反応釜21を加熱することができ
る。
【0020】反応釜21を加熱して凝縮した蒸気の復水
は弁10を経てエゼクタ9に吸引され第2のタンク2へ
至る。蒸気で加熱する場合の温度は、ジャケット部5へ
供給する蒸気の圧力すなわち温度を圧力制御弁61で調
節すると共に、エゼクタ9の吸引力を通過する冷却水の
温度を調整することにより適宜行うことができる。
【0021】本実施例においては、減圧吸引手段として
組み合わせポンプ22のエゼクタ9を用いた例を示した
が、その他、組み合わせポンプ22以外の別途の吸引手
段を用いることもできる。
【0022】
【発明の効果】冷媒を溜置く第1のタンクに補給水供給
通路または減圧吸引手段を設けて、冷媒の濃度が濃くな
れば水を補給して冷媒濃度を薄め、反対に冷媒濃度が薄
くなれば冷媒中の水分を減圧吸引手段で吸引して冷媒濃
度を濃くすることにより、冷媒の濃度の変化を防止する
ことができ、従って、気化冷却の温度を精度良く維持す
ることができる。
【0023】冷媒中の水分を減圧吸引手段で減圧して吸
引することにより、冷媒の温度を必要以上に高くするこ
とがなく、従って、高温になると変質しやすい冷媒であ
っても低温度の状態で水分を除去することができる。
【0024】熱交換室に加熱流体供給通路を接続したこ
とにより、冷媒による気化冷却に変えて被熱処理物を加
熱処理することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱冷却装置の実施例の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 第1のタンク 2 第2のタンク 5 ジャケット部 8 補給水供給通路 9 エゼクタ 16 蒸気管 18 冷却パイプ 21 反応釜 22 組み合わせポンプ 23 蒸気加熱管 30 循環ポンプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エゼクタとタンクと循環ポンプを組み合
    わせた組み合わせポンプと、該エゼクタと連通した熱交
    換室と、組み合わせポンプ内を循環する冷媒液を上記熱
    交換室に供給する冷媒液供給通路とから成るものにおい
    て、タンクとして冷媒を溜置く第1のタンクと冷却水を
    溜置く第2のタンクを設け、該第1のタンクに補給水供
    給通路または減圧吸引手段を設けると共に、上記熱交換
    室に加熱流体供給通路を接続したことを特徴とする加熱
    冷却装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6482141B1 (en) 2001-07-25 2002-11-19 Spencer Johnston Company Flexible end supporting arrangement for direct drive adjustable spreader rolls

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6482141B1 (en) 2001-07-25 2002-11-19 Spencer Johnston Company Flexible end supporting arrangement for direct drive adjustable spreader rolls

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