JP2002031450A - 加熱冷却装置 - Google Patents

加熱冷却装置

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JP2002031450A
JP2002031450A JP2000213850A JP2000213850A JP2002031450A JP 2002031450 A JP2002031450 A JP 2002031450A JP 2000213850 A JP2000213850 A JP 2000213850A JP 2000213850 A JP2000213850 A JP 2000213850A JP 2002031450 A JP2002031450 A JP 2002031450A
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JP
Japan
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heating
cooling
ejector
tank
temperature
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Application number
JP2000213850A
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English (en)
Inventor
Takayuki Morii
高之 森井
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TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱から冷却への又は冷却から加熱への切り
換えが、短時間に且つ温度ムラなく行うことのできる加
熱冷却装置を得ること。 【解決手段】 反応釜1のジャケット部2にそれぞれ加
熱用エゼクタ27と冷却用エゼクタ5を接続する。それ
ぞれのエゼクタ5,27の出口側は、共通のタンク7と
接続する。反応釜1を加熱から冷却へ又は反対に切り換
える場合、共通のタンク7から同一温度の流体をそれぞ
れのエゼクタ5,27に供給することができ、時間遅れ
なく且つ温度ムラなく加熱又は冷却を切り換えることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換室内で被熱
交換物を直接に又は間接に熱交換して、被熱交換物を加
熱又は冷却するものに関し、特に、加熱から冷却への又
は冷却から加熱への切り換えが、短時間に且つ温度ムラ
なく行うことのできる加熱冷却装置に関する。具体的に
は、重合や縮合等の各種反応を行う反応釜の加熱冷却装
置、食品や医薬品等の加熱冷却装置等に関する。これら
の装置の被熱交換物は、少しの温度変化によって変質し
てしまう場合があり、高精度の温度制御が必要とされ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の加熱冷却装置としては、例えば特
開平5−223426号公報に示されたものがある。こ
れは、エゼクタとタンクと循環ポンプを組み合わせた組
み合わせポンプを用い、エゼクタのノズルを複数の細孔
で形成し、この細孔の一部を開閉する細孔開閉手段を設
けたものであり、複数の細孔の開閉孔数を調節すること
により、エゼクタの吸引力を時間遅れなく変更すること
ができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
冷却度合を時間遅れなく変更することはできるが、加熱
から冷却又は冷却から加熱へと切り換える場合に、時間
遅れや温度ムラを生じてしまい、被熱交換物を熱損傷さ
せてしまったり、あるいは、装置の生産性を充分に向上
することができない問題があった。これは、組み合わせ
ポンプのタンク内流体温度を変更するのに時間を要する
と共に、加熱用又は冷却用のそれぞれのタンク内流体温
度にバラツキがあるために温度ムラを生じるためであ
る。
【0004】従って本発明の課題は、加熱から冷却への
又は冷却から加熱への切り換えが、短時間に且つ温度ム
ラを生じることなく行うことのできる加熱冷却装置を得
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段は、熱交換室で被熱交換物を加熱あるいは冷却
すると共に、熱交換室をエゼクタと連通し、エゼクタに
タンクを介して循環ポンプと接続したものにおいて、エ
ゼクタを加熱用と冷却用の複数配置して、当該複数のエ
ゼクタの内、少なくとも冷却用のエゼクタの絞り部を複
数の細孔で形成すると共に、複数の加熱用と冷却用のエ
ゼクタを共通のタンクと接続したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】加熱用と冷却用の複数のエゼクタ
を共通のタンクと接続したことにより、加熱冷却の切換
時に、それぞれのエゼクタには共通のタンクから同温度
の流体が時間遅れなく供給されることとなって、タンク
内流体温度を変更する必要がなく、切り換えを短時間で
行うことができると共に、タンク内流体温度が同じであ
るために温度ムラを生じることもない。
【0007】
【実施例】本実施例においては、加熱や冷却を行う反応
釜1を用いた例を示す。反応釜1の内部に入れた図示し
ない被熱交換物を、ジャケット部2に供給する加熱源と
してのスチームや冷却源としての冷却水によって加熱あ
るいは冷却するものである。
【0008】反応釜1のほぼ全周にわたりジャケット部
2を形成し、ジャケット部2の側方から管路3にバルブ
4を取り付けて冷却用のエゼクタ5と接続する。エゼク
タ5はそのディフューザ部6をタンク7内に配置して取
り付ける。タンク7内でディフューザ部6の下方には、
貫通孔8を設けた隔壁筒9を取り付ける。タンク7の下
方を管路10で循環ポンプ11と接続し、更に循管路1
2,13でエゼクタ5のノズル部14と連通する。
【0009】ノズル部14には図示しない複数の細孔を
設けて絞り部とする。ノズル部14の側方には管路3を
接続してジャケット部2と連通する。タンク7内の冷却
水等の液体が循環ポンプ11で循環され、管路12,1
3からエゼクタ5のノズル部14の複数の細孔を経て隔
壁筒9からタンク7内へと循環する。タンク7の左側部
には、冷却流体補充供給管15と不凝縮気体排出及びオ
ーバーフロー管16をそれぞれ接続する。
【0010】タンク7からの循環流体の一部は、分岐管
17からバルブ18を通ってジャケット部2へ供給され
ることにより、反応釜1内の被熱交換物を冷却するもの
である。また、別途の冷却流体供給管19をバルブ20
を介してジャケット部2と接続することにより、温度の
異なった冷却流体で反応釜1内の被熱交換物を冷却する
ことができるものである。
【0011】一方、ジャケット部2に加熱用蒸気供給管
21を、圧力調節弁22を介して接続する。ジャケット
部2の下端部に加熱用蒸気が凝縮したドレンを排出する
ドレン排出管23を接続する。ドレン排出管23は、開
閉弁24とスチームトラップ25を並行に配置して、加
熱用の吸引手段26と接続する。加熱用の吸引手段26
は、単孔ノズルを内蔵した加熱用のエゼクタ27と、共
通タンク7と循環ポンプ28で構成し、循環ポンプ28
の駆動によってタンク7内の流体をエゼクタ27に供給
して、エゼクタ27でジャケット部2内のドレン及び一
部の凝縮しきれなかった蒸気を吸引するものである。
【0012】反応釜1内の図示しない被熱交換物を加熱
する場合は、蒸気供給管21から加熱に適した温度の蒸
気をジャケット部2へ供給することによって、蒸気が反
応釜1内の被熱交換物に熱を与えて加熱する。加熱によ
り凝縮したドレン及び凝縮しなかった蒸気の一部は、ド
レン排出管23からスチームトラップ25あるいは開閉
弁24を通って吸引手段26のエゼクタ27に吸引され
タンク7に至る。
【0013】加熱する温度は、圧力調節弁22によって
ジャケット部2に供給する蒸気の圧力即ち圧力と1対1
の関係にある温度と、量を適宜調節すると共に、吸引手
段26の吸引力もエゼクタ27を流下する流体の温度を
適宜調節することにより、例えば40度C程度から10
0度Cを越える温度まで任意に設定することができるも
のである。
【0014】一方、反応釜1内の被熱交換物を冷却する
場合は、分岐管17からタンク7内の所定温度の冷却流
体をジャケット部2へ供給すると共に、循環ポンプ11
を駆動して冷却用エゼクタ5でジャケット部2内の流体
を吸引することによって、ジャケット部2内を所定の圧
力状態、例えば、大気圧以下の真空状態、とすることに
より、冷却流体が反応釜1内の被熱交換物の熱を奪って
蒸発することにより、その蒸発潜熱によって被熱交換物
を気化冷却することができるものである。
【0015】上記のように加熱から冷却に切り換える場
合、それぞれのエゼクタ5,27には共通タンク7から
同一温度の流体が時間遅れなく供給されることとなり、
タンク7内流体温度を変更する必要がなく、従って、切
り換えを短時間で行うことができると共に、タンク7内
流体温度が同じであるために温度ムラを生じることもな
い。
【0016】ジャケット部2で被冷却物の熱を奪って蒸
発気化した気化蒸気は、管路3からエゼクタ5に吸引さ
れタンク7に至る。また、気化せずに残った一部の冷却
流体は、ジャケット部2下部の管路23を通って吸引手
段26のエゼクタ27に吸引され同様にタンク7に至
る。
【0017】エゼクタ5に吸引されディフューザ6から
タンク7内に至る流体は、隔壁筒9で気液が分離され
て、液体はタンク7の下部に一方蒸気を含む気体は上部
に分離される。また、気化蒸気を吸引したエゼクタ5の
ディフューザ6では、気泡の崩壊に伴う著しい騒音を発
生するのであるが、本実施例ではディフューザ6をタン
ク7内に配置すると共に、ディフューザ6下部を隔壁筒
9で覆ったことにより、騒音の外部への伝達が阻止さ
れ、装置の周辺への著しい騒音を防止することができ
る。
【0018】
【発明の効果】加熱から冷却への又は冷却から加熱への
切り換えが、短時間に且つ温度ムラなく行うことのでき
る加熱冷却装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱冷却装置の実施例を示す構成図。
【符号の説明】
1 反応釜 2 ジャケット部 5 冷却用エゼクタ 6 ディフューザ 7 タンク 9 隔壁筒 11 循環ポンプ 12,13 循管路 14 ノズル部 21 加熱用蒸気供給管 26 吸引手段 27 加熱用エゼクタ 28 循環ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換室で被熱交換物を加熱あるいは冷
    却すると共に、熱交換室をエゼクタと連通し、エゼクタ
    にタンクを介して循環ポンプと接続したものにおいて、
    エゼクタを加熱用と冷却用の複数配置して、当該複数の
    エゼクタの内、少なくとも冷却用のエゼクタの絞り部を
    複数の細孔で形成すると共に、複数の加熱用と冷却用の
    エゼクタを共通のタンクと接続したことを特徴とする加
    熱冷却装置。
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