JP2001082845A - 気化冷却装置 - Google Patents
気化冷却装置Info
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Abstract
冷却装置を得ること。 【解決手段】 反応釜1のジャケット部2に制御弁28
を介して冷却流体供給通路7を接続する。制御弁28の
出口側に流量センサ15を取り付ける。冷却流体供給通
路7のジャケット部2側端部に図示しないスプレーノズ
ルを取り付ける。ジャケット部2へは、制御弁28から
一定量の冷却流体が供給されることにより、被冷却物に
冷却遅れや冷却ムラを生じることがない。
Description
段で吸引しながら被冷却物を冷却流体の蒸発潜熱によっ
て気化冷却するものに関し、具体的には、重合や縮合等
の各種反応を行う反応釜の冷却装置、食品や医療品等の
気化冷却装置に関する。これらの被冷却物は、少しの温
度変化によって変質してしまう場合があり、高精度の温
度制御が必要とされる。
開平11−230653号公報に示されたものがある。
これは、反応釜1のジャケット部2に冷却流体供給管4
から開閉弁32とノズル5を介して冷却流体を供給する
ことにより、反応釜を気化冷却するものである。
ノズルから噴射する冷却流体の量が変動して、冷却遅れ
や冷却ムラを生じる問題があった。ノズルから供給され
る冷却流体は、開閉弁の弁開度に応じて所定の量がジャ
ケット部に供給されるのであるが、例えばジャケット部
内の圧力状態が変化すると、ノズル前後の圧力差が変動
してしまい、その結果ノズルから供給される流体量も変
化してしまい、冷却遅れや冷却ムラを生じてしまうので
ある。
する冷却流体の量を、常に一定量に維持することによっ
て、冷却遅れや冷却ムラを生じることのない気化冷却装
置を得ることである。
めの手段は、流体を吸引する吸引手段と、該吸引手段に
連通した気化冷却室と、該気化冷却室に噴射手段を介し
て冷却流体を供給する冷却流体供給通路と、気化冷却室
から冷却流体を排出する冷却流体排出通路を設けて、気
化冷却室で冷却流体の蒸発潜熱により被冷却物を気化冷
却するものにおいて、冷却流体の供給量を検出する流量
検出手段を設けて、当該流量検出手段からの検出信号に
応じて弁開度を制御する制御弁を冷却流体供給通路に配
置したものである。
給量を検出して、この検出信号に応じて供給量が一定に
なるように制御弁の開度を制御することにより、冷却流
体の噴射量を気化冷却室の圧力変動に関わらず一定量に
維持することができ、冷却遅れや冷却ムラを防止するこ
とができる。
釜1のジャケット部2を用いた例を示す。気化冷却室と
してのジャケット部2を備えた反応釜1と、吸引手段と
しての真空ポンプ4と、ジャケット部2に冷却流体を供
給する冷却流体供給通路7と、冷却流体供給通路7に配
置した制御弁28、及び、ジャケット部2から冷却流体
を排出する冷却流体排出通路11で気化冷却装置を構成
する。
部2を形成し、内部に図示しない被冷却物を収容すると
共に、被冷却物の温度を検出する温度センサ10を備え
る。ジャケット部2にジャット部2内の圧力を検出する
圧力センサ12と、同様に温度を検出する温度センサ1
3を取り付ける。ジャケット部2の下部には、冷却流体
排出通路11に制御弁8を取り付けて後述する熱交換器
3と接続する。
1と連通した排出流体コイル6を設けたもので、下端部
に冷却流体管5をポンプ9を介して接続すると共に、上
端部に冷却流体供給通路7と連通した管路26を接続す
る。冷却流体管5から供給される冷却流体が、熱交換器
3内の排出流体コイル6で熱交換されて、管路26と冷
却流体供給通路7、及び、冷却流体供給通路7のジャケ
ット部2側端部に取り付けた図示しない噴射手段として
のスプレーノズルからジャケット部2に供給されて、反
応釜1内の被冷却物を気化冷却するものである。
側に流量検出手段としての流量センサ15を取り付け
て、制御弁28からジャケット部2に供給される冷却流
体の量を検出する。流量センサ15としては、超音波式
や電磁波式等従来公知のものを用いることができる。流
量センサ15は図示はしないがコントローラを介して制
御弁28と接続する。制御弁28は、流量センサ15か
らの検出信号によって弁開度を自動的に制御して、噴射
手段からジャケット部2に供給される冷却流体の量を一
定量に維持するものである。
は、吸引手段としての真空ポンプ4を接続する。また、
熱交換器3上部の管路26と冷却流体供給通路7の間
に、エゼクタ式のインラインヒータ21と温度センサ2
7を配置する。このインラインヒータ21にはコントロ
ールバルブ22と逆止弁23を介して熱交換流体供給管
24を接続する。このインラインヒータ21は、ジャケ
ット部2に冷却流体を供給する冷却流体供給通路7の流
体温度を、例えば加熱用の蒸気又は冷却用の冷却水をコ
ントロールバルブ22の弁開度をコントロールして供給
することにより任意に且つ補助的に温度制御できるもの
である。
却流体による気化冷却のみならず、加熱用の蒸気を供給
して蒸気加熱を行うこともできるものである。即ち、ジ
ャケット部2に、加熱用蒸気供給管30を、減圧弁31
とコントロールバルブ32と気液分離器45と圧力セン
サ33をそれぞれ介して接続する。ジャケット部2の下
端部に加熱用蒸気が凝縮したドレンを排出するドレン排
出管34を接続する。ドレン排出管34は、開閉弁35
とスチームトラップ36を並行に配置して、加熱用の吸
引手段37と接続する。加熱用の吸引手段37は、エゼ
クタ38とタンク39と循環ポンプ40で構成して、エ
ゼクタ38でジャケット部2内のドレン及び凝縮しきれ
なかった一部の蒸気を吸引するものである。
管路41により加熱用蒸気供給管30と接続する。管路
41には、ストレーナ42と開度調整弁43を取り付け
る。管路41から加熱用蒸気供給管30に、吸引手段3
7を循環する循環流体の一部を供給することによって、
加熱用蒸気供給管30内の蒸気の温度を適宜低下させる
ことができるものである。特に、加熱用蒸気が過熱蒸気
となった場合に、循環流体を供給することにより、飽和
温度蒸気とするのに適したものである。
ールバルブや制御弁やその他の弁、あるいは、ポンプ等
はコントローラや制御部と接続して集中制御できるよう
にする。
る場合は、制御弁28と冷却流体供給通路7とスプレー
ノズル等の噴射手段から所定温度の冷却流体をジャケッ
ト部2内の全体に且つ均一に供給することにより、冷却
流体が反応釜1内の被冷却物の熱を奪って気化して、そ
の蒸発潜熱によって被冷却物を気化冷却する。この場
合、制御弁28から供給される冷却流体は、流量センサ
15によって供給量が一定量に維持される。
度が61乃至62℃程度であり、この被冷却物の温度を
60℃に冷却する場合は、ジェケット部2内の冷却流体
温度が58乃至59℃程度となるように、熱交換器3で
熱交換し、あるいは、インラインヒータ21で温度制御
することにより、被冷却物の温度のバラツキ、オーバー
シュートを防止して精度良く所定値に維持することがで
きる。
度を調節してジャケット部2内の温度、あるいは、圧力
を更に精度良く制御することにより、被冷却物の温度精
度を向上することができる。
化した気化蒸気と、気化せずに残った冷却流体は、ジャ
ケット部2下部の冷却流体排出通路11と制御弁8を通
って熱交換器3に至り、供給される冷却流体と熱交換し
て、真空ポンプ4から系外へ排出される。
常に一定量に維持することによって、冷却遅れや冷却ム
ラを生じることのない気化冷却装置を得ることができ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 流体を吸引する吸引手段と、該吸引手段
に連通した気化冷却室と、該気化冷却室に噴射手段を介
して冷却流体を供給する冷却流体供給通路と、気化冷却
室から冷却流体を排出する冷却流体排出通路を設けて、
気化冷却室で冷却流体の蒸発潜熱により被冷却物を気化
冷却するものにおいて、冷却流体の供給量を検出する流
量検出手段を設けて、当該流量検出手段からの検出信号
に応じて弁開度を制御する制御弁を冷却流体供給通路に
配置したことを特徴とする気化冷却装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP26131899A JP4260996B2 (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 気化冷却装置 |
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Publications (2)
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JP4260996B2 JP4260996B2 (ja) | 2009-04-30 |
Family
ID=17360150
Family Applications (1)
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JP26131899A Expired - Fee Related JP4260996B2 (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 気化冷却装置 |
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Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR101047138B1 (ko) | 2011-02-17 | 2011-07-07 | 문경화 | 저품온 기류식 미분쇄기 |
JP2016023806A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 株式会社テイエルブイ | 冷却装置 |
-
1999
- 1999-09-16 JP JP26131899A patent/JP4260996B2/ja not_active Expired - Fee Related
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