JPH10262873A - 高層ビルの外壁清掃装置 - Google Patents
高層ビルの外壁清掃装置Info
- Publication number
- JPH10262873A JPH10262873A JP9094729A JP9472997A JPH10262873A JP H10262873 A JPH10262873 A JP H10262873A JP 9094729 A JP9094729 A JP 9094729A JP 9472997 A JP9472997 A JP 9472997A JP H10262873 A JPH10262873 A JP H10262873A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rise building
- wiper
- wall
- cleaning
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高層ビルの外壁、特にガラス窓を自動洗浄す
る。 【解決手段】 外壁を構成するカーテンウォール等の外
装版の外面側に往復動自在なワイパー７を装備すること
によって、外壁の洗浄作業を機械化し無人化する。
る。 【解決手段】 外壁を構成するカーテンウォール等の外
装版の外面側に往復動自在なワイパー７を装備すること
によって、外壁の洗浄作業を機械化し無人化する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高層ビルの外壁、
特にガラス窓を自動洗浄する高層ビルの外壁清掃装置に
関する。
特にガラス窓を自動洗浄する高層ビルの外壁清掃装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、高層ビルの外壁、特にガラス窓を
清掃する方法としては、昇降自在なゴンドラに乗った作
業員による手作業であった。具体的には、壁面に洗剤を
吹き付けて、壁面に付着したゴミを浮き上がらせた後、
先端部にゴム板を装着したＴ字状のワイパーにより、ゴ
ミを含有した洗剤を除去していた。
清掃する方法としては、昇降自在なゴンドラに乗った作
業員による手作業であった。具体的には、壁面に洗剤を
吹き付けて、壁面に付着したゴミを浮き上がらせた後、
先端部にゴム板を装着したＴ字状のワイパーにより、ゴ
ミを含有した洗剤を除去していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記作業は高
所で行わねばならないことから、強風下では作業出来
ず、而も落下事故等の危険性が高い等の解決せねばなら
ない課題があった。そこで本発明は、気象条件に左右さ
れずに清掃作業が出来ると共に、清掃作業員を不要にし
た高層ビルの外壁清掃装置を提供する。
所で行わねばならないことから、強風下では作業出来
ず、而も落下事故等の危険性が高い等の解決せねばなら
ない課題があった。そこで本発明は、気象条件に左右さ
れずに清掃作業が出来ると共に、清掃作業員を不要にし
た高層ビルの外壁清掃装置を提供する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、ゴンドラ上での作業では、強風時に作業出来
なかったり、落下事故の危険性を伴う課題に鑑み、外壁
を構成するカーテンウォール等の外装版の外面側に往復
動自在なワイパーを装備することによって、外壁の洗浄
作業を機械化し無人化する様にして、上記課題を解決す
る。
に基づく、ゴンドラ上での作業では、強風時に作業出来
なかったり、落下事故の危険性を伴う課題に鑑み、外壁
を構成するカーテンウォール等の外装版の外面側に往復
動自在なワイパーを装備することによって、外壁の洗浄
作業を機械化し無人化する様にして、上記課題を解決す
る。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて説明すると、１は高層ビルの外壁面を構成する１
単位である外装版であり、該外装版１の中空状の枠体２
の上下框３、3aに駆動装置５、６を内設すると共に、外
装版１の外面側にワイパー７を配設し、該ワイパー７の
上下端を駆動装置５、６に装着して、外装版１の幅方向
に往復動自在と成している。
づいて説明すると、１は高層ビルの外壁面を構成する１
単位である外装版であり、該外装版１の中空状の枠体２
の上下框３、3aに駆動装置５、６を内設すると共に、外
装版１の外面側にワイパー７を配設し、該ワイパー７の
上下端を駆動装置５、６に装着して、外装版１の幅方向
に往復動自在と成している。
【０００６】駆動装置５、６は、上下框３、3aの両端側
に配設したスプロケット８、8a、９、9a、該スプロケッ
ト８、8a、９、9aに巻回したチェーン11、12、及びスプ
ロケット８、９を正逆回転且つ同期駆動させるモーター
13、14により構成している。ワイパー７は、外装版１外
面と離間した縦長体15と、該縦長体15における外装版１
との対向面に取り替え自在に配設したゴム製のワイパー
本体16により構成し、縦長体15の上下両端部に、上框３
下面及び下框3a上面の長手方向に凹設した溝17、18への
嵌込突起19、20を設け、又ワイパー本体16の先端縁部を
外装版１外面に接触させている。又、スプロケット８、
8a、９、9aに巻回したチェーン11、12における外方部位
を溝17、18内に通すと共に、その中間部を縦長体15の嵌
込突起19、20に固定し、モーター13、14の駆動によりワ
イパー７が往復動する様にしている。
に配設したスプロケット８、8a、９、9a、該スプロケッ
ト８、8a、９、9aに巻回したチェーン11、12、及びスプ
ロケット８、９を正逆回転且つ同期駆動させるモーター
13、14により構成している。ワイパー７は、外装版１外
面と離間した縦長体15と、該縦長体15における外装版１
との対向面に取り替え自在に配設したゴム製のワイパー
本体16により構成し、縦長体15の上下両端部に、上框３
下面及び下框3a上面の長手方向に凹設した溝17、18への
嵌込突起19、20を設け、又ワイパー本体16の先端縁部を
外装版１外面に接触させている。又、スプロケット８、
8a、９、9aに巻回したチェーン11、12における外方部位
を溝17、18内に通すと共に、その中間部を縦長体15の嵌
込突起19、20に固定し、モーター13、14の駆動によりワ
イパー７が往復動する様にしている。
【０００７】又、外装版１における枠体２の縦桟４、4a
の、ワイパー７との対応部分に、該ワイパー７の収容凹
部21、21a を形成し、又上下框３、3aの溝17、18におけ
る開口側の両側部に一対の防塵材22、22a 、23、23a を
内方突設している。又、上下框３、3a内に、洗浄液を外
装版１外面側に噴射する洗浄液噴射部24、24a のタンク
25、25a を設け、他方洗浄液噴射部24、24a の夫々のノ
ズル26、26a …を上框３の上面及び下框3aの下面に配列
突設している。尚、図示しないが、ノズル26、26a …の
噴射角度を違えておくことで、外装版１の外面の略全体
に洗浄液を付着させる様にするのが望ましい。
の、ワイパー７との対応部分に、該ワイパー７の収容凹
部21、21a を形成し、又上下框３、3aの溝17、18におけ
る開口側の両側部に一対の防塵材22、22a 、23、23a を
内方突設している。又、上下框３、3a内に、洗浄液を外
装版１外面側に噴射する洗浄液噴射部24、24a のタンク
25、25a を設け、他方洗浄液噴射部24、24a の夫々のノ
ズル26、26a …を上框３の上面及び下框3aの下面に配列
突設している。尚、図示しないが、ノズル26、26a …の
噴射角度を違えておくことで、外装版１の外面の略全体
に洗浄液を付着させる様にするのが望ましい。
【０００８】尚、上記実施例において、清掃装置は外装
版１に組み込まれているが、図４に示す様に別体として
も良く、この場合、各階全体にわたる枠体２を壁面の上
下方向に配列設置すると共に、かかる枠体２に駆動装置
５、６、ワイパー７及び洗浄液噴射部24、24a を設けて
いる。又、上記洗浄装置は、高層ビルにおける全てをコ
ンピューター等（図示せず）により集中、一括制御し
て、上階より順次稼働させる様にしたり、或いは個々に
設けた始動スイッチ（図示せず）を設置して独立稼働さ
せる様にしている。
版１に組み込まれているが、図４に示す様に別体として
も良く、この場合、各階全体にわたる枠体２を壁面の上
下方向に配列設置すると共に、かかる枠体２に駆動装置
５、６、ワイパー７及び洗浄液噴射部24、24a を設けて
いる。又、上記洗浄装置は、高層ビルにおける全てをコ
ンピューター等（図示せず）により集中、一括制御し
て、上階より順次稼働させる様にしたり、或いは個々に
設けた始動スイッチ（図示せず）を設置して独立稼働さ
せる様にしている。
【０００９】次に本発明に高層ビルの外壁清掃装置の作
用について説明すると、 （１）洗浄液噴射部21、21a により洗浄液を噴射し外装
版１外面に付着させる。（２）モーター13、14を始動さ
せ、ワイパー７を数回往復動させて、外装版１外面に接
するワイパー本体16により外装版１外面に付着した洗浄
液を汚れと共に完全除去して、外装版１外面を洗浄す
る。 又、洗浄液噴射部21、21a により洗浄液を噴射させなが
らワイパー７を往復動させれば、洗浄液が外装版１の外
面全体に行き渡り易く、より効果的に洗浄作業を行え
る。
用について説明すると、 （１）洗浄液噴射部21、21a により洗浄液を噴射し外装
版１外面に付着させる。（２）モーター13、14を始動さ
せ、ワイパー７を数回往復動させて、外装版１外面に接
するワイパー本体16により外装版１外面に付着した洗浄
液を汚れと共に完全除去して、外装版１外面を洗浄す
る。 又、洗浄液噴射部21、21a により洗浄液を噴射させなが
らワイパー７を往復動させれば、洗浄液が外装版１の外
面全体に行き渡り易く、より効果的に洗浄作業を行え
る。
【００１０】又、枠体２の縦桟４、4aにワイパー７の収
容凹部21、21a を形成すれば、ワイパー７は不要時に収
容凹部21、21a 内に配置されているため、外部露出せ
ず、見栄えが良好になる。
容凹部21、21a を形成すれば、ワイパー７は不要時に収
容凹部21、21a 内に配置されているため、外部露出せ
ず、見栄えが良好になる。
【００１１】
【発明の効果】要するに本発明は、高層ビルの外壁面を
構成する各外装版１の外面側にワイパー７を外装版１の
幅方向に往復動自在に配設すると共に、外装版１におけ
る中空状の枠体２の上下框３、3a内に洗浄液噴射部24、
24a を設けたので、洗浄液噴射部24、24a により外装版
１外面に付着させた洗浄液を、ワイパー７により除去す
ることから、かかる清掃作業を自動化出来るため、清掃
作業員による高所作業を不要にすることが出来、よって
高層ビルの外壁面の清掃作業の安全性を向上させること
が出来ると共に、コスト削減を図ることが出来、且つ高
層ビルの屋上に常設されている清掃用の大きいゴンドラ
を不要にすることが出来る。
構成する各外装版１の外面側にワイパー７を外装版１の
幅方向に往復動自在に配設すると共に、外装版１におけ
る中空状の枠体２の上下框３、3a内に洗浄液噴射部24、
24a を設けたので、洗浄液噴射部24、24a により外装版
１外面に付着させた洗浄液を、ワイパー７により除去す
ることから、かかる清掃作業を自動化出来るため、清掃
作業員による高所作業を不要にすることが出来、よって
高層ビルの外壁面の清掃作業の安全性を向上させること
が出来ると共に、コスト削減を図ることが出来、且つ高
層ビルの屋上に常設されている清掃用の大きいゴンドラ
を不要にすることが出来る。
【００１２】又、高層ビルの外壁面における各階全体に
わたる中空状の枠体２にワイパー７を往復動自在に配設
すると共に、枠体２の上下框３、3a内に洗浄液噴射部2
4、24a を設けたので、既存の高層ビルに設置すること
が出来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
わたる中空状の枠体２にワイパー７を往復動自在に配設
すると共に、枠体２の上下框３、3a内に洗浄液噴射部2
4、24a を設けたので、既存の高層ビルに設置すること
が出来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図１】洗浄装置付外装版の正面図である。
【図２】図１のＡーＡ断面の拡大図である。
【図３】図１のＢーＢ断面の拡大図である。
【図４】外装版と別体とした洗浄装置の縦断面図であ
る。
る。
１ 外装版 ２ 枠体 ３、3a 上下框 ５、６ 駆動装置 ７ ワイパー ８、8a、９、9a スプロケット 11、12 チェーン 13、14 モーター 17、18 溝 22、22a 、23、23a 防塵材 24、24a 洗浄液噴射部
Claims (4)
- 【請求項１】 高層ビルの外壁面を構成する各外装版の
外面側にワイパーを往復動自在に配設すると共に、外装
版における中空状の枠体の上下框内に洗浄液噴射部を設
けたことを特徴とする高層ビルの外壁清掃装置。 - 【請求項２】 高層ビルの外壁面における各階全体にわ
たる中空状の枠体にワイパーを往復動自在に配設すると
共に、枠体の上下框内に洗浄液噴射部を設けたことを特
徴とする高層ビルの外壁清掃装置。 - 【請求項３】 ワイパーの駆動装置を、上下框の両端側
に配設したスプロケットにチェーンを巻回すると共に、
上下框の一端側のスプロケットを正逆回転且つ同期駆動
させるモーターに装着し、ワイパーの上下端部を、上框
下面及び下框上面の長手方向に凹設した溝内に移動自在
に嵌挿し、チェーンの一方部位を溝内に通して、その中
間部をワイパー上下端部に固定して形成したことを特徴
とする請求項１又は２の高層ビルの外壁清掃装置。 - 【請求項４】 上下框に凹設した溝の開口側の両側部に
防塵材を内方突設したことを特徴とする請求項３の高層
ビルの外壁清掃装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9094729A JPH10262873A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 高層ビルの外壁清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9094729A JPH10262873A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 高層ビルの外壁清掃装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10262873A true JPH10262873A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=14118212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9094729A Pending JPH10262873A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 高層ビルの外壁清掃装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10262873A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100447631B1 (ko) * | 2001-12-22 | 2004-09-08 | 삼성에버랜드 주식회사 | 빌딩의 외벽 및 창문용 클리닝장치 |
| JP2009028637A (ja) * | 2007-07-26 | 2009-02-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 外壁洗浄装置 |
| KR101351322B1 (ko) * | 2007-12-21 | 2014-01-15 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 청소기능을 갖는 커튼월 |
Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4994162A (ja) * | 1973-01-11 | 1974-09-06 | ||
| JPS5633487Y2 (ja) * | 1978-11-06 | 1981-08-08 | ||
| JPH02198531A (ja) * | 1989-01-26 | 1990-08-07 | Yoshiharu Konishi | 電動付窓ガラス清掃機 |
| JPH051440U (ja) * | 1991-06-20 | 1993-01-14 | 旭 大村 | 窓ふき装置 |
| JPH0530457B2 (ja) * | 1984-01-12 | 1993-05-10 | Oriental Kiden Kk | |
| JPH08117154A (ja) * | 1994-10-27 | 1996-05-14 | Katsuaki Tomita | ビルディング外壁の自動清掃方法とその装置 |
| JPH08218335A (ja) * | 1995-02-20 | 1996-08-27 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 板清掃システム |
-
1997
- 1997-03-27 JP JP9094729A patent/JPH10262873A/ja active Pending
Patent Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4994162A (ja) * | 1973-01-11 | 1974-09-06 | ||
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| JP2009028637A (ja) * | 2007-07-26 | 2009-02-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 外壁洗浄装置 |
| KR101351322B1 (ko) * | 2007-12-21 | 2014-01-15 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 청소기능을 갖는 커튼월 |
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