JPH10262175A - スチルビデオカメラ - Google Patents

スチルビデオカメラ

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Publication number
JPH10262175A
JPH10262175A JP9067020A JP6702097A JPH10262175A JP H10262175 A JPH10262175 A JP H10262175A JP 9067020 A JP9067020 A JP 9067020A JP 6702097 A JP6702097 A JP 6702097A JP H10262175 A JPH10262175 A JP H10262175A
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JP
Japan
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lens
photographing
ccd
video camera
still video
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Withdrawn
Application number
JP9067020A
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English (en)
Inventor
Hideki Osada
英喜 長田
Hiroshi Mukai
弘 向井
Tetsuo Kono
哲生 河野
Hiroyuki Matsumoto
博之 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP9067020A priority Critical patent/JPH10262175A/ja
Publication of JPH10262175A publication Critical patent/JPH10262175A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の撮影光学系を有するスチルビデオカメ
ラにおいて、高倍率のズームを達成しながらも、必要な
レンズ駆動機構が少なくて済むようにした。 【解決手段】 複数の撮影光学系8,9,10に属する
撮影レンズを1つの保持枠でなるレンズユニットに保持
させ、このレンズユニット(12,13,14)を光軸
方向に複数個並べ、切換選択された撮影光学系に応じて
レンズユニットのそれぞれをズーム駆動させて、CCD
上に光学像を結像するようにした。これにより、レンズ
ユニットと同数のレンズ駆動機構で済み、撮影レンズ毎
に駆動機構を備えたものと比べて、駆動機構の数が少な
くて済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに焦点距離の
異なる複数の撮影レンズを有したスチルビデオカメラに
係り、特に、レンズを保持するレンズユニットと、この
レンズユニットをズーム駆動するレンズ駆動機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影レンズ内蔵のカメラでは、通
常、撮影レンズを交換することができないので、撮影領
域を拡大するためには、高倍率のズームレンズを必要と
する。しかしながら、高倍率のズームレンズは、レンズ
全長が長くなりレンズ枚数も増加する。そこで、1本の
ズームレンズではなく、複数のズーム機能を持つ光学系
を備え、各光学系を構成する複数の撮影レンズをレンズ
毎に設けられた駆動機構で駆動することにより多焦点切
り換えを可能にしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように撮影光学系を構成する撮影レンズと同数の駆動
機構を備えているものでは、高倍率のズームを達成しよ
うとすると、駆動機構の数が増え、カメラの小型化や軽
量化を図ることが困難であるという問題点があった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、複数の撮影光学系を構成する撮
影レンズを保持するユニットを光軸方向に複数個並べ、
このユニットを光学系の光軸方向に駆動させることによ
り、撮影光学系を切り換えて高倍率のズームを達成しな
がらも、レンズ駆動機構数の増加を抑えることができる
スチルビデオカメラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明に係るスチルビデオカメラは、
互いに焦点距離の異なる撮影レンズをそれぞれ有し、か
つ、互いに光軸を異にする複数の撮影光学系と、これら
の撮影光学系を通して結像される光学像を電気信号に変
換する光電変換素子とを備えたスチルビデオカメラにお
いて、複数の撮影光学系は、各々の撮影光学系に属する
撮影レンズを1つの保持枠に一体に保持してなるユニッ
トを光軸方向に複数個並べることにより構成され、さら
に、切換選択された撮影光学系に応じてユニットをそれ
ぞれズーム駆動し、光電変換素子上に光学像を結像する
ようにしたものである。
【0006】この構成においては、1つのユニットに複
数の撮影光学系の撮影レンズを保持させ、さらにこのユ
ニットを光軸方向に複数個並べ、切換選択された撮影光
学系に応じてユニットのそれぞれをズーム駆動させるよ
うにしたので、必要な駆動機構数がユニット数と同数と
なり、撮影レンズ毎に駆動機構を備えたものと比べて、
駆動機構数が少なくて済む。
【0007】また、請求項2に記載の発明に係るスチル
ビデオカメラは、上記請求項1に記載のスチルビデオカ
メラにおいて、ユニットを圧電アクチュエータを用いて
リニア的にズーム駆動するようにしたものである。この
構成においては、上記作用に加えて、ユニットの駆動源
として圧電アクチュエータを用いているので、モータや
ギア等を用いたものよりも小型化と軽量化を図ることが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面を参照して説明する。図1乃至図5は第1の
実施形態によるスチルビデオカメラを示す。図1は同カ
メラの外観図、図2は撮像ブロック内に内蔵されるズー
ムレンズ機構の分解斜視図、図3は撮像ブロック内に内
蔵されるCCD移動機構の分解斜視図、図4は撮像ブロ
ックのボディを形成するカバーの分解斜視図、図5はC
CDによる撮影光学系の切り換え動作を説明するための
図である。これらの図において、スチルビデオカメラ1
は、偏平方形状のカメラボディ2と、撮影のための撮像
ブロック3と、撮影される像を表示するLCD4から成
る。カメラボディ2には、電源スイッチ5、レリーズス
イッチ6、制御回路やバッテリ電源等が設けられてい
る。
【0009】撮像ブロック3には、ズーム機能を持つ3
つの撮影光学系8,9,10に属する互いに焦点距離の
異なる撮影レンズ8−1,9−1,10−1を一体に保
持する1つの保持枠でなるレンズユニット12、同様に
撮影レンズ8−2,9−2,10−2を保持するレンズ
ユニット13、及び撮影レンズ8−3,9−3,10−
3を保持するレンズユニット14からなるズームレンズ
機構が設けられ、さらに、これらの撮影光学系8,9,
10を通して結像される光学像を電気信号に変換するC
CD25(光電変換素子)と、これら撮影光学系8,
9,10を切り換えて選択するためのスイッチ11a
と、各撮影光学系8,9,10の焦点距離を変化させる
ためのズームスイッチ11bが設けられている。
【0010】ズームレンズ機構を構成するレンズユニッ
ト12,13,14は、図2に示すように、光軸方向に
並べられる。3つの撮影光学系8,9,10は互いに異
なる光軸を持ち、各光軸が互いに平行となるように配置
されており、それぞれワイド(W)、ミドル(M)、テ
レ(T)用の焦点距離を持っている。これらレンズユニ
ット12,13,14は、撮影光学系8,9,10の像
面が同一平面上となるように、3つの圧電アクチュエー
タ15,16,17によりリニア的にそれぞれ光軸方向
にズーム駆動される。光軸を異にする撮影レンズ8−
1,9−1,10−1はレンズユニット12と一体成型
されており、同様に、撮影レンズ8−2,9−2,9−
3はレンズユニット13と、撮影レンズ8−3,9−3
はレンズユニット14と一体成型されている。なお、レ
ンズユニット14のテレのレンズ位置にはガラス板14
dが嵌め込まれている。
【0011】また、レンズユニット12の右側壁には水
平方向に突出した被駆動片12aが、左右両側壁には支
持孔12bが形成されている。同様に、レンズユニット
13には被駆動片13aと支持孔13bが、レンズユニ
ット14には被駆動片14aと支持孔14bがそれぞれ
形成されている。被駆動片12aには通電により緩急往
復動する圧電アクチュエータ15の駆動棒18が摩擦係
合状態で嵌合されている。同様に、被駆動片13aには
圧電アクチュエータ16の駆動棒19が、被駆動片14
aには圧電アクチュエータ17の駆動棒20がそれぞれ
摩擦係合状態で嵌合されている。支持孔12b,13
b、14bには、撮像ブロック3の横カバー36,37
(図4)に保持されるガイドバー21,22が挿入さ
れ、これにより、レンズユニット12,13,14は移
動自在に保持されている。
【0012】CCD25を移動する機構は、図3に示す
ごとくであり、CCD25は、撮影光学系8,9,10
の光軸に対してCCD25の受光面が垂直となるように
配置されている。CCD25を保持するユニット26に
は被駆動片26aと支持孔26bがそれぞれ形成されて
いる。被駆動片26aには、CCD25を撮影光学系
8,9,10の光軸に対して垂直な方向に駆動させるた
めの圧電アクチュエータ27の駆動棒30が摩擦係合状
態で嵌合されている。また、支持孔26bには圧電アク
チュエータ27を保持する支持部材31の支持孔31a
に保持されるガイドバー32が挿入され、これにより、
CCD25は移動自在に保持されている。
【0013】撮像ブロック3のボディは、図4に示すよ
うに、ケース35,横カバー36,37等から筐体が形
成され、ケース35内は撮影光学系の光軸方向と直交す
る方向に伸びた仕切り部材38によって前後の空間35
a,35bに仕切られており、前側の空間35aには上
述の図2に示したズームレンズ機構が、後側の空間35
bには上述の図3に示したCCD移動機構が配置され
る。また、ケース35の前面壁には3つの開口33−
1,33−2,33−3が設けられ、仕切り部材38に
は3つの開口38−1,38−2,38−3が設けられ
ている。
【0014】ここで、圧電アクチュエータ15,16,
17,18の駆動動作について説明する。例えば、レン
ズユニット12をCCD25が位置する方向(素子方向
という:図2中の白抜き矢印方向)に移動させる時に
は、圧電アクチュエータ15が素子方向にはゆっくり縮
み、逆方向には急激に伸びるような緩急往復動をさせ
る。アクチュエータ15が素子方向と逆方向に急激に伸
びると、駆動棒18もアクチュエータ15の動きと同じ
方向に移動する。このとき、レンズユニット12の慣性
やガイドバー21,22と支持孔12bとの摩擦力等の
総和が、駆動棒18にアクチュエータ15から与えられ
る駆動力よりも大きいのでレンズユニット12は動かな
い。アクチュエータ15がゆっくり縮むと、レンズユニ
ット12と駆動棒18との摩擦力によりレンズユニット
12は素子方向へ移動する。アクチュエータ15の縮み
が終了した時点で駆動棒18の矢印方向への動きは停止
するが、その後もユニット12は、その運動エネルギー
により素子方向に動き、ユニット12と駆動棒18との
摩擦力によって上記運動エネルギーが消耗された時に、
レンズユニット12は停止する。以上の動作がパルス毎
に繰り返されることによって、ユニット12は、素子方
向に駆動される。一方、レンズユニット12を素子方向
と逆方向に移動させる時には、アクチュエータ15が素
子方向には急激に縮み、素子と逆方向にはゆっくり伸び
るように制御すればよい。また、レンズユニット13,
14及びCCD25においても、それぞれのアクチュエ
ータ16,17及び27を上述と同様に駆動させること
により、光軸方向にユニット13,14を、光軸に垂直
な方向にCCD25を移動させることができる。
【0015】撮影光学系8,9,10において、図5に
示すように、ワイドの撮影光学系8が用いられる状態で
は、撮影光束は撮影レンズ8−1,8−2,8−3を通
ってCCD25上に結像される。同様に、ミドルの撮影
光学系9が用いられる状態では、撮影光束は撮影レンズ
9−1,9−2,9−3を通り、テレの撮影光学系10
が用いられる状態では、撮影光束は撮影レンズ10−
1,10−2を通り、いずれもCCD25上に結像され
る。そして、ワイド状態からミドル状態そしてテレ状態
への切り換えは、ズームレンズ切換スイッチ11aを切
り換え操作することにより、CCD25が撮影光学系
8,9,10の光軸方向と垂直な方向に移動されること
により行われる。
【0016】図6は、上記第1の実施形態の変形例によ
るレンズユニットの一つを示す斜視図である。上述の第
1実施形態に示すレンズユニット12,13,14の各
々は、撮影レンズが一体に成型されたものであったが、
このレンズユニット41は、3つの区画空間41a,4
1b,41cが枠体に形成されており、各区画空間41
a,41b,41c内に撮影レンズを保持する玉枠を嵌
め込んだものである。区画空間41a内には、2つのレ
ンズ枠42a,42bを連結部材42cにより連結した
玉枠42が嵌め込まれ、また、区画空間41b内には1
つのレンズから成る玉枠43が、区画空間ブロック41
c内には2つのレンズ枠44a,44bを結合させた玉
枠44が嵌め込まれ、このようなレンズユニット41が
複数個光軸方向に並べられて撮影光学系が構成される。
【0017】図7は、スチルビデオカメラ1の制御回路
のブロック図である。同制御回路は、カメラ全体を制御
するためのCPU46や電源47を有し、CPU46
は、電源スイッチ5、レリーズスイッチ6、ズームレン
ズ切換スイッチ11a及びズームスイッチ11bからの
操作信号を受けてズームレンズ機構及びCCD移動機構
(光学系駆動装置:48)の圧電アクチュエータ15,
16,17,27の動作を制御する。また、CPU46
は、撮像装置であるCCD25から撮像信号を受信し、
表示装置であるLCD4に撮像画像を表示し、また、同
画像データをメモリカード等でなる記憶装置49に格納
する。
【0018】上記第1の実施形態によるスチルビデオカ
メラ1においては、撮影光学系8,9,10の光軸に対
して垂直な方向でのCCD25の移動により、撮影光学
系8,9,10の切り換えを行うことができる。従っ
て、反射ミラーにより撮影光束を反射させるものに比べ
て像面精度の低下を小さくすることができる。また、C
CD25の回転により撮影光学系8,9,10を切り換
えるものではなく、撮影光束とCCD25面の光軸がず
れることがない。さらに、CCD25を一平面上で移動
させることにより撮影光学系8,9,10からの撮影光
束を捕らえるので、機構の簡素化が図れる。
【0019】また、図2、図6に示したように、1つの
レンズユニットに複数の撮影光学系の撮影レンズを保持
させているので、異なる撮影レンズ間の光軸の位置関係
を一定に保つことが容易となる。特に、図2に示すよう
に、レンズユニットと撮影レンズとを一体成型したもの
では、レンズユニットと撮影レンズの位置のばらつきが
小さくなり、しかも、製造、組立が容易となり、生産性
が向上するとともに部品点数を削減でき、コスト削減を
図ることができる。
【0020】また、撮影に供するために切換選択された
撮影光学系8,9,10に応じてレンズユニット12,
13,14をズーム駆動し、CCD25上に光学像を結
像するようにしたので、撮影レンズの駆動機構がレンズ
ユニット数(本実施形態では3つ)で済み、撮影レンズ
毎に駆動機構を備えたものと比べて、撮影レンズの駆動
機構の簡素化が図れる。また、レンズユニット12,1
3,14の駆動源として、圧電アクチュエータ15,1
6,17を用いているので、従来のモータやギア等を用
いた駆動装置に比べて小型化と軽量化を図ることができ
る。
【0021】図8は、第2の実施形態によるスチルビデ
オカメラに備えられるズームレンズの外観図である。こ
のズームレンズ50は、2つのレンズユニット51,5
2から成り、互いに光軸を異にする3つの撮影光学系5
0a,50b,50cを備えるものである。レンズユニ
ット51は、3つのレンズ51a,51b,51cを有
し、レンズ51a,51bは凸レンズを、レンズ51c
は凹レンズとされている。レンズユニット52は、6つ
のレンズ52a,52b,52c,52d,52e,5
2fを有し、レンズ52b,52c,52dは凸レンズ
を、レンズ52a,52e,52fは凹レンズとされて
いる。なお、53はガラス板を示している。これらレン
ズユニット51,52は、上述と同様に圧電アクチュエ
ータ(不図示)により光軸方向に駆動される。
【0022】撮影光学系50aは、撮影レンズ51a,
52a及びガラス板53とから成り、テレ用の焦点距離
(25〜50mm)を持っている。同様に、撮影光学系
50bは、撮影レンズ51b,52b,52eとから成
り、ミドル用の焦点距離(50〜150mm)を、撮影
光学系50cは、撮影レンズ52d,51c,52c,
52fとから成り、ワイド用の焦点距離(150〜45
0mm)を持っている。なお、これら撮影光学系50
a,50b,50cの後方に配置されるCCD駆動機構
についても、上述の第1の実施形態と同様の構成を適用
することができる。
【0023】一般に、ズームレンズは、変倍を行う成分
と像面保証を行う成分の2成分のレンズ群からなる。本
実施形態に係るズームレンズにおいては、各成分を構成
するレンズ群をレンズユニット51,52として一体化
したので、ズームレンズ機構を構成する圧電アクチュエ
ータの数をより少なくすることができ、より一層、ズー
ム駆動機構の小型化を図ると共に、この駆動機構を備え
たカメラの小型化を図ることができる。
【0024】図9は、第3の実施形態によるスチルビデ
オカメラ内に保持されるCCD移動機構の斜視図であ
る。上述の図3に示したCCD移動機構は、CCD25
を撮影光学系の光軸に対して垂直な方向にのみ移動させ
るものであったが、第3の実施形態によるCCD移動機
構は、CCD25を光軸に垂直な方向のみならず、光軸
方向にも移動させるものであり、フォーカシング機能を
実現するものである。CCD25を撮影光学系の光軸方
向に移動させるためのフォーカス用圧電アクチュエータ
55は、台座56の後端一側設けられ、このアクチュエ
ータ55の駆動棒57は光軸方向に伸びている。この駆
動棒57は、CCD25を保持する移動台58の一側端
に貫設された孔58aに摩擦係合状態で嵌合されてい
る。また、移動台58の他側端には孔58bが光軸方向
に貫設されており、この孔58bには、台座56に支持
されたガイドバー59が挿入されている。これにより、
移動台58は、光軸方向に移動自在に保持されている。
【0025】上記の移動台58上には、CCD25を光
軸に対して垂直な方向に移動させるためのCCD移動用
アクチュエータ60が設けられている。CCD25を保
持するユニット26は孔26aを備えており、この孔2
6aには、アクチュエータ60の駆動棒61が摩擦係合
状態で嵌合されている。これにより、CCD25は、光
軸に対して垂直な方向に移動自在に保持されている。な
お、このスチルビデオカメラに用いられるズームレンズ
機構は、上述の第1又は第2の実施形態と同等のものを
用いればよい。
【0026】このように、2つのアクチュエータ55,
60の駆動により、CCD25を撮影光学系の光軸に対
して垂直な方向だけでなく、光軸方向にも移動すること
ができるように構成したので、フォーカシング機能を実
現することができる。これにより、ズームレンズによる
結像点とCCD25の撮像面をより正確に合わせること
ができ、上述の第1の実施形態に示したスチルビデオカ
メラ1と比して、より焦点の合った鮮鋭な画像を得るこ
とができる。
【0027】図10は、上記第3の実施形態の変形例に
よるCCD移動機構の斜視図である。この変形例におい
て、上述と相違するのは、CCD25が上下方向に移動
することができるような構成とされていることであり、
上下方向に撮影レンズを並べたスチルビデオカメラに用
いられる。移動台65上には、CCD移動用アクチュエ
ータ66が設けられており、このアクチュエータ66の
駆動棒67が上下方向に伸びている。ユニット26に貫
設された孔26aには、駆動棒67が摩擦係合状態で嵌
合されている。これにより、CCD25は移動自在に保
持されている。このように、CCD25を圧電アクチュ
エータ66により上下方向で駆動することにより、上下
方向に撮影レンズを並べたスチルビデオカメラにおいて
も、上述と同様、像面精度の低下防止と、機構の簡素化
を図ることができる。
【0028】図11及び図12は、第4の実施形態によ
るスチルビデオカメラを示す。図11はスチルビデオカ
メラ1の外観図、図12は撮像ブロック3の分解斜視図
である。これらの図において、上述の第1の実施形態と
同等の部材には、同番号を付している。この第4の実施
形態では、撮影光学系の切り換え、すなわち、CCD移
動機構が第1の実施形態と相違する。撮像ブロック3
は、互いに焦点距離が異なり、レンズユニット70に一
体保持された3つの撮影レンズ71,72,73と、こ
れら焦点距離に合わせて撮影光学系の光軸に対して斜行
移動されるCCD25とを備えている。撮像ブロック3
の上カバー3aにスライド溝74が刻まれ、このスライ
ド溝74より突出し、溝74に沿って移動自在なCCD
移動用レバー75が設けられている。このレバー75が
溝74に沿って手動で移動されることにより、CCD2
5が光軸に対して斜めに移動して、撮影光学系の切り換
えが行われるようになっている。
【0029】詳細には、CCD25を保持するユニット
26には、光軸に対して斜行する方向に孔26aが貫設
されており、この孔26aには、撮像ブロック3のケー
ス76の左右両壁間に支持されたガイドバー78が挿入
されている。このガイドバー78の光軸に対する斜行角
度は、撮影レンズ71,72,73が持つ焦点距離によ
り決定される。例えば、撮影レンズ71,72,73が
それぞれ25mm,50mm,75mmの焦点距離を持
っていれば、ガイドバー78を光軸に対して45度の角
度で配置すればよく、これにより、撮影レンズ71,7
2,73のそれぞれの焦点位置とCCD25の撮像面と
を一致させることができる。また、この斜行角度は、撮
影レンズの焦点距離に応じて、孔26aのカットやガイ
ドバー78の角度設定により自在に変化させることがで
きる。
【0030】このように、上記第4の実施形態によるス
チルビデオカメラ1においては、撮影レンズ71,7
2,73のそれぞれの焦点位置とCCD25の撮像面と
が一致するようにCCD25を斜めに移動させるような
構成としたので、簡単な構成で焦点の合った画像を得る
ことができる。また、手動操作により撮影光学系の切り
換えを行うので、圧電アクチュエータ等の駆動源が不要
となり、カメラの小型化と軽量化を図ることができる。
【0031】なお、本発明は上記実施例構成に限られず
種々の変形が可能である。例えば、上記各実施形態で
は、3つの撮影光学系を有するものを示したが、より多
くの撮影光学系を有するものとしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明に係
るスチルビデオカメラによれば、1つのユニットに複数
の撮影光学系の撮影レンズを保持させ、さらにこのユニ
ットを光軸方向に複数個並べ、切換選択された撮影光学
系に応じてユニットをズーム駆動させるようにしたの
で、駆動機構はユニットと同数で済み、高倍率のズーム
を達成しながらも、駆動機構数を抑えることができる。
また、撮影レンズ毎に駆動機構を備えたものと比べて、
駆動機構の数が少なくて済み、カメラの小型化と軽量化
を図ることができる。
【0033】また、請求項2に記載の発明に係るスチル
ビデオカメラによれば、ユニットの駆動源として圧電ア
クチュエータを用いたので、モータやギア等を備えた駆
動機構と比べて小型化と軽量化をより一層図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるスチルビデオカ
メラの外観図である。
【図2】同カメラにおけるズームレンズ機構の分解斜視
図である。
【図3】CCD移動機構の分解斜視図である。
【図4】撮像ブロックのボディを形成するカバーの分解
斜視図である。
【図5】CCDの移動による撮影光学系の切り換え動作
を説明するための図である。
【図6】第1の実施形態の変形例によるレンズユニット
を示す斜視図である。
【図7】第1の実施形態によるスチルビデオカメラの制
御回路のブロック図である。
【図8】第2の実施形態によるスチルビデオカメラのズ
ームレンズの外観図である。
【図9】第3の実施形態によるスチルビデオカメラ内の
CCD移動機構の斜視図である。
【図10】第3の実施形態の変形例によるCCD移動機
構の斜視図である。
【図11】第4の実施形態によるスチルビデオカメラの
外観図である。
【図12】同上カメラの撮像ブロックの分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 スチルビデオカメラ 8,9,10 撮影光学系 8−1,8−2,8−3 撮影レンズ 9−1,9−2,9−3 撮影レンズ 10−1,10−2 撮影レンズ 12,13,14 レンズユニット(ユニット) 15,16,17 圧電アクチュエータ 25 CCD(光電変換素子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 哲生 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビルミノルタ株式会社内 (72)発明者 松本 博之 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビルミノルタ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに焦点距離の異なる撮影レンズをそ
    れぞれ有し、かつ、互いに光軸を異にする複数の撮影光
    学系と、これらの撮影光学系を通して結像される光学像
    を電気信号に変換する光電変換素子とを備えたスチルビ
    デオカメラにおいて、 前記複数の撮影光学系は、各々の撮影光学系に属する撮
    影レンズを1つの保持枠に一体に保持してなるユニット
    を光軸方向に複数個並べることにより構成され、さら
    に、切換選択された撮影光学系に応じて前記ユニットを
    それぞれズーム駆動し、前記光電変換素子上に光学像を
    結像するようにしたことを特徴とするスチルビデオカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記ユニットを圧電アクチュエータを用
    いてリニア的にズーム駆動するようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載のスチルビデオカメラ。
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