JPH10261164A - 事務経費管理システム - Google Patents

事務経費管理システム

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JPH10261164A
JPH10261164A JP9083426A JP8342697A JPH10261164A JP H10261164 A JPH10261164 A JP H10261164A JP 9083426 A JP9083426 A JP 9083426A JP 8342697 A JP8342697 A JP 8342697A JP H10261164 A JPH10261164 A JP H10261164A
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JP
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card
terminal
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Application number
JP9083426A
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English (en)
Inventor
Yuuri Iwakabe
有里 岩壁
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Daiwa Denki Seisakusho Kk
Original Assignee
Daiwa Denki Seisakusho Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各部門等、各事業部等または各フロア等の各
単位毎の事務経費を細かいレベルで管理できない。 【解決手段】 ある集団1に設置された複写機250
A,250B,250Cには、ICカードリーダ/ライ
タ200が取り付けられている。そして、ICカードリ
ーダ/ライタ200のICカード挿入口224にICカ
ードが挿入されることによって複写機250A,250
B,250Cが使用可能になる。集計装置70は、IC
カードのEEPROMに書き込まれている各複写作業の
複写料金に係る情報、日付および時刻を読み取る。そし
て、個人毎あるいは部門毎の複写料金に係る項目のリス
トを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、企業等の集団にお
ける事業部等の各単位毎に、事務経費を正確に管理でき
る事務経費管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】1つの企業や1つの工場等の集団内に複
数の各部門や各事業部等の単位が存在している場合があ
る。その集団内には、一般に複数の複写機等の設備が存
在している。その場合に、各単位毎に複写機使用料を集
計する方法として、種々の方法がある。例えば、図8に
示すように、各単位に所属する人は、その単位に支給さ
れたキーカウンタ301A,301B,301Cを用い
て複写機300を使用する。例えば、部門Aに属する人
は、キーカウンタ301Aを用いて複写機300を使用
する。複写機300は、キーカウンタ301Aが挿入さ
れると使用可能状態になり、1枚の複写が完了するたび
に、挿入されているキーカウンタ301Aに対してカウ
ントアップ信号を与える。キーカウンタ301Aは、カ
ウントアップ信号に応じて、計数値を「1」増やす。部
門B,Cに属する人は、キーカウンタ301B,301
Cを用いて複写機300を使用する。そして、任意に、
あるいは所定の期間ごとに、例えば1カ月に1回、集団
全体の管理部門は、各単位のキーカウンタ301A,3
01B,301Cの管理者に計数値を問い合わせ、各単
位の複写機使用料を集計する。また、図9に示すよう
に、複写機400が集計装置410に接続される方式も
ある。その場合には、各単位にその単位の部門番号が記
録された磁気カード401A,401B,401Cが支
給される。各単位に所属する人は、その単位に属する磁
気カード401A,401Bまたは401Cを用いて複
写機400を使用する。複写機400は、複写動作開始
時に、今挿入されている磁気カード401A,401B
または401Cに記録されている部門番号を読み取って
それを集計装置410に対して送信する。そして、1枚
の複写が完了するたびに、カウントアップ信号を集計装
置410に対して送信する。集計装置410は、各単位
毎に複写機使用料を集計する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の事務経費管理シ
ステムは以上のように構成されているので、各単位毎の
正確な使用料を把握できない場合がある。例えば、部門
Aの磁気カード401Aを部門Aに属する個人a1が使
用中であって、部門Aに属する個人a2が緊急に複写を
行いたい場合には、部門Bの磁気カード401Bを借用
して複写機400を使用することがある。そのような場
合には、集計装置410においてそのような事情を把握
することは困難であって、結局、そのときの複写機使用
料が本来部門Aの経費とされるべきところ、部門Bの経
費として計上されてしまう。また、集団内で単位の再構
成がなされると、新たな単位構成に対応した新たな磁気
カードを作り直さなければならない。それに応じて、集
計装置410の構成変更が要求される場合もある。
【0004】そこで、本発明は、各部門等、各事業部等
または各フロア等の各単位毎の事務経費をより容易かつ
正確に管理でき、さらには、より細かいレベルで事務経
費を管理できる事務経費管理システムを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による事務経費管
理システムは、少なくとも各人が属する部門を特定する
データが記録された記憶担体と、記憶担体が挿入される
と設備を使用可能にするとともに、設備使用後に使用料
計算の基礎となる情報を記憶担体に書き込む情報書込手
段と、各記憶担体に書き込まれた情報にもとづいて、各
部門毎の設備使用料金を計算する料金管理装置とを備え
る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による事務経費管
理システムの一構成例を示すブロック図である。ここで
は、記憶担体としてICカードが用いられる場合につい
て説明する。図に示すように、ある集団1に設置された
複写機250A,250B,250Cには、ICカード
リーダ/ライタ200が取り付けられている。そして、
ICカードリーダ/ライタ200のICカード挿入口2
24にICカードが挿入されることによって複写機25
0A,250B,250Cが使用可能になる。また、事
務経費管理システムには、料金集計を行う集計装置70
も含まれる。
【0007】図2は、このシステムで用いられるICカ
ード50を示すブロック図である。図に示すように、I
Cカード50は、プログラムを内蔵したCPU51、E
EPROM52によるメモリ、および端子53〜60を
有するICチップが内蔵されている。端子53は電圧供
給端子であり、端子57はグラウンド端子である。端子
54はリセット信号入力端子、端子55はクロック信号
入力端子、端子58は書き込み電圧供給端子、端子59
はデータ入出力端子である。端子56,60は、使用さ
れない予約端子である。
【0008】図3は、ICカードリーダ/ライタ200
を示すブロック図である。図において、プログラムを内
蔵したCPU231は、I/Oポート232を介して複
写機250A,250B,250Cと信号の授受を行
う。また、CPU231は、ICカード挿入口224に
挿入されたICカード50とI/Oポート232を介し
てデータをやりとりするとともに、I/Oポート232
および電圧変換回路233を介してICカード50に書
き込み信号を与える。電圧変換回路233は、ICカー
ド50に書き込み電圧を与えるものである。さらに、C
PU231には、時計IC234がバス接続されてい
る。なお、端子235はICカード50に動作電圧を与
える端子、端子238はICカード50にグラウンドレ
ベルを与える端子である。端子236はICカード50
にリセット信号を与えるための端子、端子237はIC
カード50にクロック信号を与えるための端子、端子2
39はICカード50に書き込み電圧を与えるための端
子、端子240はICカード50とデータをやりとりす
るためのデータ入出力端子である。
【0009】図4は、集計装置70の構成を示すブロッ
ク図である。図に示すように、集計装置70は、CPU
71、料金集計プログラムが格納されたROM72、デ
ータを格納するメモリ73、ICカード挿入口81に挿
入されたICカード50とデータをやりとりするI/O
ポート74、キーボード等の入力装置75、およびプリ
ンタ76を有する。なお、端子85はICカード50に
動作電圧を与える端子、端子88はICカード50にグ
ラウンドレベルを与える端子である。端子86はICカ
ード50にリセット信号を与えるための端子、端子87
はICカード50にクロック信号を与えるための端子、
端子89はICカード50に電圧変換回路78からの書
き込み電圧を与えるための端子、端子90はICカード
50とデータをやりとりするためのデータ入出力端子で
ある。
【0010】次に動作について説明する。各部門A,
B,Cに在籍する各在籍者には、記憶担体の一例として
ICカード50が支給される。各ICカード50のEE
PROM52には、あらかじめ各人のID番号とその人
が属する部門の部門番号とが記録されている。ICカー
ド50の保持者が複写機250A,250B,250C
を使用する場合には、ICカード50を複写機250
A,250B,250Cに付属しているカードリーダ/
ライタ200のICカード挿入口224に差し込む。す
ると、ICカード50における端子53,54,55,
57,58,59が、カードリーダ/ライタ200にお
ける端子235,236,237,238,239,2
40にそれぞれ合致する。カードリーダ/ライタ200
は、あらかじめ各人のID番号とその人が属する部門の
部門番号とを保持している。しかし、必ずしも個人ID
番号と部門番号との双方を保持する必要はなく、そのう
ちのいずれかを保持していればよい。また、増員または
部門の増設・変更への対処を容易にするために、その集
団1の全構成員の数よりも多い数の個人ID番号を保持
していてもよい。また、その集団1の全部門数よりも多
い数の部門番号を保持していてもよい。
【0011】カードリーダ/ライタ200のCPU23
1は、ICカード50の認証を行う。すなわち、ICカ
ード50の端子59、カードリーダ/ライタ200の端
子240およびI/Oポート232を介して、EEPR
OM52に書き込まれている部門番号およびID番号を
読み取る。ここでは、複写機250Aに接続されている
カードリーダ/ライタ200にICカード50が挿入さ
れたとする。そして、EEPROM52に書き込まれて
いる部門番号およびID番号が、あらかじめ登録されて
いる番号群のうちにあるものであれば、CPU231
は、I/Oポート232を介して複写機250Aに対し
て使用許可信号を送る。複写機250Aは、その信号に
応じて使用可能状態になる。EEPROM52に書き込
まれている部門番号およびID番号がカードリーダ/ラ
イタ200において登録されていないものであるなら
ば、CPU231は、使用可能信号を送らない。
【0012】1枚の複写が行われるたびに、カードリー
ダ/ライタ200のCPU231は、複写機250Aか
らカウントアップ信号を受信し、I/Oポート232、
端子240およびICカード50の端子59を介して、
ICカード50のCPU51にカウントアップ信号を送
る。ICカード50のCPU51は、EEPROM52
に記憶される今回の複写枚数をカウントアップする。複
写作業が完了したら、ICカード50の保持者は、IC
カード挿入口24からICカード50を抜き取る。この
とき、ICカード50のEEPROM52には、複写し
た枚数が今回の複写枚数として記憶されている。なお、
ICカード50の認証を行った後に、カードリーダ/ラ
イタ200のCPU231は、時計IC234から日付
および時刻を入手しそれらもICカード50に送る。従
って、ICカード50のEEPROM52には、今回の
複写枚数、日付および時刻が記憶される。また、複写枚
数のカウントアップ信号の他に、白黒コピーかカラーコ
ピーの別、用紙サイズ等の複写料金に係る情報を記憶さ
せてもよい。
【0013】管理者は、定期的に、例えば各月の最終日
に各人のICカード50を回収する。そして、集計装置
70のICカード挿入口81に順次ICカード50を挿
入する。集計装置70において、ICカード50が集計
装置70のICカード挿入口81に差し込まれると、I
Cカード50における端子53,54,55,57,5
8,59が、集計装置70における端子85,86,8
7,88,89,90にそれぞれ合致する。CPU71
は、ICカード50の端子59、集計装置70における
端子90およびI/Oポート74を介して、ICカード
50のEEPROM52に書き込まれている部門番号お
よびID番号を読み取る。続いて、ICカード50のE
EPROM52に書き込まれている各複写作業の複写料
金に係る情報、例えば、複写枚数、白黒コピーかカラー
コピーの別、用紙サイズ、日付および時刻を読み取る。
そして、個人毎あるいは部門毎の複写料金に係る項目の
リストを作成する。例えば、今扱っているICカード5
0が部門Aに属するaという個人であったならば、各行
に各複写作業の複写枚数、その他複写料金に係る項目、
日付および時刻が記入された個人aの複写状況リストを
作成する。そして、複写状況リストにおける各複写状況
の総和を計算して、計算値を累積複写状況として複写状
況リストに追記する。さらに、CPU71は、部門Aの
リストに、個人aのID番号と累積複写状況とを追記す
る。なお、これらのリストは、メモリ73内に存在す
る。リストに全ての複写状況の明細を入れると膨大なも
のとなる場合には、累積複写状況のみを作成してもよ
い。
【0014】全てのカード保持者のICカード50につ
いての集計処理が完了すると、メモリ73内に、各人の
複写状況一覧表および各部門A,B,Cの複写状況一覧
表が作成されたことになる。集計装置70のCPU71
は、各部門A,B,Cの複写状況一覧表における複写状
況の各総和を算出し、それを各部門A,B,Cの複写状
況一覧表に追記する。さらに、累積複写状況計算後に、
各人および各部門A,B,Cの累積複写状況に各項目の
単価を掛けて累積使用料金を算出し、それを各人および
各部門A,B,Cの複写状況一覧表に追記する。以上の
ようにして、各人および各部門A,B,Cの所定期間の
複写状況の総和および使用料金が算出される。
【0015】なお、CPU71は、必要ならば、I/O
ポート74、端子90およびICカード50の端子59
を介してICカード50に消去用データを与えるととも
に、電圧変換回路78、端子89およびICカード50
の端子58を介して書き込み電圧を与えることによっ
て、ICカード50のEEPROM52に消去用データ
を書き込む。すなわち、EEPROM52のデータを消
去する。そのようにした場合には、カード保持者が次に
初めて複写作業をするときには、EEPROM52内の
データは空になっている。従って、管理期間の当初にお
いてICカード50のメモリ内が空になるので、EEP
ROM52が十分な容量を有する場合には、EEPRO
M52へのデータ書き込み時にメモリ容量チェックを行
う必要はない。そのようにしない場合には、複写開始時
にすでにICカード50のメモリが満杯になっている場
合が生ずる。そこで、カードリーダ/ライタ200のC
PU231は、複写作業開始時時にICカード50のメ
モリ容量チェックを行い、満杯であれば最旧データを消
去するとともに、そのアドレス領域に複写枚数、日付お
よび時刻を書き込むようにする。
【0016】会計担当者は、集計装置70の入力装置7
5で所定の操作を行うことによってプリンタ70に各人
および各部門A,B,Cの複写状況一覧表を出力させる
ことができる。すなわち、会計担当者は、各部門毎の使
用料金を得ることができる。
【0017】なお、その集団内に全体的な管理を行う上
位の計算機が存在する場合には、図4では示されていな
い通信装置を介して、ICカード50から読み取った各
データを上位の計算機に送信するようにしてもよい。そ
の場合には、上位の計算機が複写状況一覧表を作成す
る。従って、集計装置70は、単にカード読み取り装置
として機能すればよい。なお、集計装置70が複写状況
一覧表を作成する場合でも、集計装置70はパーソナル
コンピュータ等で容易に実現することができる。
【0018】ICカード50のCPU51が、以下のよ
うに、累積複写状況の計算を行ってもよい。ICカード
50には、複写の料金に係る情報、例えば用紙サイズ別
に白黒コピー/カラーコピーの単価に関する情報が格納
されている。カードリーダ/ライタ200のCPU23
1からカウントアップ信号が送られてくると、今回の複
写枚数を、白黒コピーかカラーコピーの別および用紙の
サイズ別にカウントアップするとともに、累積複写状況
に係る項目もカウントアップする。そのようにした場合
には、集計装置70は、ICカード50がカード挿入口
81に挿入されると、ICカード50のEEPROM5
2に書き込まれている部門番号およびID番号を読み取
り、続いて、ICカード50のEEPROM52に書き
込まれている各複写作業の複写料金に係る情報、日付お
よび時刻とともに累積複写状況の各データも読み取る。
従って、集計装置70は、各人の累積複写状況の計算を
行わなくてよい。各人の各複写作業の複写状況までの管
理は要求されない場合には、ICカード50のCPU5
1は、各複写作業毎の複写状況のカウントアップを行わ
ず、累積複写状況のカウントアップのみを行う。その場
合には、各人毎の複写状況一覧表は作成されない。しか
し、部門単位の複写状況一覧表から、その管理期間にお
ける各人の複写状況を把握することができる。
【0019】以上のように、各人にICカード50を保
持させ、集計装置70で複写料金の集計を行う場合に
は、よりきめ細かい事務経費管理を行うことができる。
例えば、図8や図9に示されたシステムでは個人毎の管
理はできないし、部門別管理においても誤差が生ずる可
能性がある。また、図9に示されたシステムでは各複写
機400が伝送路で集計装置410に接続される必要が
あるが、このシステムではそのようなことは要求されず
低コスト化を図ることができる。また、集計装置70を
簡易なパーソナルコンピュータ等で実現できるので、本
システムにかかるコストはそれほど大きくない。後で例
示するようにICカード50を他の業務効率化処理にも
利用するようにすれば、本システムにかかるコストをよ
り低下させることができる。さらに、個人毎の複写状況
一覧表が作成される場合には、各個人において自己規制
が働いて、私用複写が低減する効果も期待できる。
【0020】なお、ここでは、ICカード50に個人の
ID番号と部門のID番号との双方が記録されている場
合について説明したが、いずれか一方が記録されている
ようにしてもよい。個人のID番号のみが記録されてい
る場合でも、個人のID番号−部門の対応表が用意され
ていれば、料金集計時に、個人のID番号からその人が
属する部門が特定される。また、個人管理までは要求さ
れない場合には、部門のID番号のみがICカード50
に記録される。また、この実施形態では、複写機250
A,250B,250Cの外部にICカードリーダ/ラ
イタ200が設けられる場合を例に説明したが、ICカ
ードリーダ/ライタ200は、複写機250A,250
B,250Cに内蔵されていてもよい。
【0021】上記の実施形態では複写機使用料の管理を
例に事務経費管理システムを説明したが、事務経費管理
システムは、複写機使用料の管理に限られない。例え
ば、以下のような電話料金管理にも適用できる。
【0022】図5は、各部門A,B,Cに設置される各
電話機の外観を示す平面図である。このシステムにおけ
る電話機は、送受話器21、ダイアル部22および表示
部23のほかに、ICカード挿入口24を有する。図6
は、各電話機におけるICカード制御部分を示すブロッ
ク図である。図において、プログラムを内蔵したCPU
31は、I/Oポート32を介して、ダイアル部22の
各キーの接点信号を入力するとともに通話回路側(図示
せず)と信号の授受を行う。また、CPU31は、IC
カード挿入口24に挿入されたICカード50とI/O
ポート32を介してデータをやりとりするとともに、I
/Oポート32および電圧変換回路33を介してICカ
ード50に書き込み信号を与える。電圧変換回路33
は、ICカード50に書き込み電圧を与えるものであ
る。さらに、CPU31には、時計IC34がバス接続
されている。なお、端子35はICカード50に動作電
圧を与える端子、端子38はICカード50にグラウン
ドレベルを与える端子である。端子36はICカード5
0にリセット信号を与えるための端子、端子37はIC
カード50にクロック信号を与えるための端子、端子3
9はICカード50に書き込み電圧を与えるための端
子、端子40はICカード50とデータをやりとりする
ためのデータ入出力端子である。
【0023】次に、動作について説明する。ICカード
50の保持者が電話をかける場合には、ICカード50
を電話機のICカード挿入口24に差し込む。すると、
ICカード50における端子53,54,55,57,
58,59が、電話機における端子35,36,37,
38,39,40にそれぞれ合致する。電話機のCPU
31は、ICカード50の認証を行う。すなわち、IC
カード50の端子59、電話機の端子40およびI/O
ポート32を介して、EEPROM52に書き込まれて
いる部門番号およびID番号を読み取る。そして、それ
らが、あらかじめ登録されている番号群のうちにあるも
のであれば、電話機による発信ができる状態にする。部
門番号およびID番号が登録されていないものであるな
らば、CPU31は、ダイアル部22に対する操作が行
われたとしても、入力された番号を通話回路側に渡さな
いようにする。なお、ICカード50の認証がパスしな
くても、また、ICカード50がICカード挿入口24
に差し込まれなくても、内線発信は可能である。
【0024】ICカード50の認証がパスしたら、電話
機のCPU31は、ダイアル部22に入力された番号に
もとづいて発呼制御を行う。また、その番号を相手先電
話番号として記憶する。構内交換装置2から、相手先に
接続されたことを示す信号を受信したら、CPU31
は、時計IC34からそのときの日付および時刻を入力
し記憶する。送受話器21が置かれたことが通話回路側
から知らされたら、すなわち通話が完了したら、CPU
31は、時計IC34からそのときの時刻を入力する。
そして、入力した時刻と記憶されている時刻との差をと
って通話時間を算出する。さらに、CPU31は、IC
カード50の端子59、電話機の端子40およびI/O
ポート32を介して、EEPROM52の空きエリアに
関する情報をICカード50から入力する。そして、I
/Oポート32、端子40およびICカード50の端子
59を介して、ICカード50に書き込みアドレスを通
知する。書き込みアドレスは、EEPROM52の空き
エリアのうちのいずれかである。さらに、CPU31
は、I/Oポート32、端子40およびICカード50
の端子59を介して、通話の相手先電話番号、日付およ
び通話時間をICカード50に送信する。同時に、I/
Oポート32、電圧変換回路33、端子39およびIC
カード50の端子58を介して、ICカード50に書き
込み電圧を与える。
【0025】ICカード50において、CPU51は、
書き込みアドレスが通知されると、EEPROM52を
データ書き込み可能状態に設定する。そして、続いて送
信されてくるデータをEEPROM52に与える。EE
PROM52には、端子58を介して書き込み電圧が与
えられるので、データ、すなわち通話の相手先電話番
号、日付および通話時間が書き込まれる。以上のような
処理が完了したら、ICカード50が抜き出し可能にさ
れるので、ICカード50の保持者は、ICカード挿入
口24からICカード50を抜き取る。以上のようにし
て、ICカード50の保持者が外線電話をかけた場合
に、ICカード50に通話の相手先電話番号、日付およ
び通話時間が書き込まれる。
【0026】集計装置70において、メモリ73には、
課金テーブルも格納される。課金テーブルには、その集
団が存在する地域の市外局番と他の各市外局番との間の
通話の単位料金が格納されている。
【0027】ICカード50が集計装置70のICカー
ド挿入口81に差し込まれると、集計装置70のCPU
71は、上述したようにEEPROM52に書き込まれ
ている各複写作業の複写に係る情報、日付および時刻を
読み取って複写状況一覧表を作成するとともに、EEP
ROM52に書き込まれている各通話の相手先電話番
号、日付および通話時間を順次読み取る。1つの通話の
相手先電話番号、日付および通話時間を読み取るたび
に、CPU71は、課金テーブルを参照してその通話の
通話料金を算出する。すなわち、相手先電話番号の市外
局番と自身が位置する地域の市外局番との間の単位料金
に通話時間を掛け合わせて通話料金を得る。そして、個
人毎および部門毎に、日付、相手先電話番号、通話時間
および通話料金を分類する。例えば、今扱っているIC
カード50が部門Aに属するaという個人であったなら
ば、個人aのリストにその通話の日付、相手先電話番
号、通話時間および通話料金を追記する。また、部門A
のリストにその通話の日付、相手先電話番号、通話時
間、通話料金および個人ID番号を追記する。なお、こ
れらのリストは、メモリ73内に存在する。
【0028】全てのカード保持者のICカード50につ
いての料金集計処理が完了すると、メモリ73内に、各
人の所定期間(例えば1カ月)の通話一覧表および各部
門A,B,Cの通話一覧表が作成されたことになる。集
計装置70のCPU71は、さらに、各人の通話一覧表
における通話料金の各総和を算出し、それを各人の一覧
表に追記する。また、各部門A,B,Cの通話一覧表に
おける通話料金の各総和を算出し、それを各部門A,
B,Cの通話一覧表に追記する。以上のようにして、各
人および各部門A,B,Cの所定期間の通話料金の総和
が算出される。
【0029】なお、CPU71は、必要ならば、I/O
ポート74、端子90およびICカード50の端子59
を介してICカード50に消去用データを与えるととも
に、電圧変換回路78、端子89およびICカード50
の端子58を介して書き込み電圧を与えることによっ
て、ICカード50のEEPROM52に消去用データ
を書き込む。すなわち、EEPROM52のデータを消
去する。そのようにした場合には、カード保持者が次に
初めて通話するときには、EEPROM52内のデータ
は空になっている。従って、管理期間の当初においてI
Cカード50のメモリ内が空になるので、EEPROM
52が十分な容量を有する場合には、EEPROM52
へのデータ書き込み時にメモリ容量チェックを行う必要
はない。そのようにしない場合には、通話終了時にすで
にICカード50のメモリが満杯になっている場合が生
ずる。そこで、電話機のCPU31は、通話終了時にI
Cカード50のメモリ容量チェックを行い、満杯であれ
ば最旧データを消去するとともに、そのアドレス領域に
通話の相手先電話番号、日付および通話時間を書き込
む。
【0030】会計担当者は、集計装置70の入力装置7
5で所定の操作を行うことによってプリンタ70に各人
および各部門A,B,Cの通話料金の総和を含む通話一
覧表も出力させることができる。すなわち、会計担当者
は、各部門毎の電話料金も得ることができる。
【0031】なお、その集団内に全体的な管理を行う上
位の計算機が存在する場合には、図5では示されていな
い通信装置を介して、ICカード50から読み取った各
データを上位の計算機に送信するようにしてもよい。そ
の場合には、上位の計算機が通話一覧表を作成する。従
って、集計装置70は、単にカード読み取り装置として
機能すればよい。
【0032】ICカード50のEEPROM52が大容
量のものであれば、EEPROM52に課金テーブルを
組み込んでもよい。その場合には、ICカード50のC
PU51が通話終了直後に通話料金の計算を行う。すな
わち、ICカード50のCPU51は、電話機から送信
されEEPROM52に書き込まれた相手先電話番号、
日付および通話時間を読み取り、課金テーブルを参照し
てその通話の通話料金を算出する。すなわち、相手先電
話番号の市外局番と自身が位置する地域の市外局番との
間の単位料金に通話時間を掛け合わせて通話料金を得
る。そして、通話料金を、相手先電話番号、日付および
通話時間に対応させてEEPROM52に書き込む。
【0033】そのようにした場合には、集計装置70
は、ICカード50がカード挿入口81に挿入される
と、ICカード50のEEPROM52に書き込まれて
いる部門番号およびID番号を読み取り、続いて、IC
カード50のEEPROM52に書き込まれている各通
話の相手先電話番号、日付、通話時間および通話料金を
順次読み取る。そして、既に説明したような処理によっ
て、メモリ73内に、各人の所定期間(例えば1カ月)
の通話一覧表および各部門A,B,Cの通話一覧表を作
成する。この場合、集計装置70は、通話料金計算を行
わないので、その構成が簡略化される。
【0034】以上のように、各人にICカード50を保
持させ、集計装置70で通話料金の集計を行う場合に
は、よりきめ細かい事務経費管理を行うことができる。
例えば、PBXの管理コンピュータによる事務経費管理
を利用した場合には、個人毎の管理はできないし、部門
別管理においても誤差が生ずる可能性がある。例えば、
一般に部門Aに属する個人aが部門Bに設置されている
電話機を利用することができるが、その場合には、本来
部門Aの経費として扱われるべきところ、部門Bの経費
として扱われてしまう。本発明のように、ICカード5
0に部門番号を記録しておくようにすれば、正確に部門
単位の事務経費管理を行うことができる。さらに、個人
毎の通話一覧表が作成される場合には、各個人において
自己規制が働いて、私用電話が低減する効果も期待でき
る。
【0035】上記の実施形態では、各電話機にあらかじ
め番号群が登録されていて、挿入されたICカード50
に記録されている各人のID番号と部門番号とが、登録
されている番号群のいずれかの番号と一致したら使用許
可されたが、各電話機にそのような番号群を登録してお
かなくてもよい。その場合には、カード保持者は、IC
カード50を電話機に挿入後、まず、ダイアル部22か
らID番号をキー入力する。電話機のCPU31は、入
力されたID番号とICカード50に記載されているI
D番号とを比較して一致したら電話機使用可能状態にす
る。
【0036】なお、ここでは端末として電話機を例にと
ったが、データ端末等についても本発明は同様に適用さ
れる。
【0037】各人にICカード50をもたせた場合に
は、ICカード50を用いた種々の業務効率化処理を行
うことができる。例えば、ICカード50に個人のID
番号が記録されているので、タイムカードとして利用す
ることもできる。図7は、ICカード50を読み取るタ
イムレコーダ101および業務管理コンピュータ110
を含む勤務管理システムの一例を示すブロック図であ
る。各人は、出勤時および退出時にICカード50をタ
イムレコーダ101のカード挿入口102に差し込む。
すると、時計を内蔵しているタイムレコーダ101は、
個人のID番号とそのときの時刻を業務管理コンピュー
タ110に送信する。業務管理コンピュータ110は、
それらのデータを受信して所定の勤務管理処理を行う。
【0038】そのようなシステムがある場合に、定期的
に、例えば各月の最終日にタイムレコーダ101がIC
カード50に記録されている各複写作業の複写状況、日
付および時刻を順次読み取り、それらのデータも業務管
理コンピュータ110に送信すれば、業務管理コンピュ
ータ110は、既に説明した個人毎および部門毎の集計
を行うことができる。タイムレコーダ101によるIC
カード50のデータ読み取り処理は、既に説明した集計
装置70におけるデータ読み取り処理と同じである。ま
た、業務管理コンピュータ110における集計処理は、
既に説明した集計装置70における集計処理と同じであ
る。
【0039】この場合には、所定期間(例えば1カ月)
の複写状況一覧表を作成するにあたって、各人のICカ
ード50を回収する必要はない。各人がタイムレコーダ
101にICカード50をかけるだけで、複写状況一覧
表の作成と通話料金集計処理が業務管理コンピュータ1
10で実行される。また、ICカード50を電話料金管
理等の他の用途にも用いられる場合には、同様に、業務
管理コンピュータ110が、通話一覧表の作成等を行う
ことができる。なお、ここでは、記憶担体としてICカ
ードを用いた場合について説明したが、メモリカード、
磁気カード、光カード等の他の記憶担体を用いることも
できる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、事務経
費管理システムが、少なくとも各人が属する部門を特定
するデータが記録された記憶担体と、記憶担体が挿入さ
れると設備を使用可能にするとともに、設備使用後に使
用料計算の基礎となる情報を記憶担体に書き込む情報書
込手段と、任意にあるいは所定期間ごとに各記憶担体に
書き込まれた情報にもとづいて、各部門毎の設備使用料
金を計算する料金管理装置とを備えた構成となっている
ので、1つの集団における各単位毎の事務経費をより容
易かつ正確に管理でき、さらには、より細かいレベルで
事務経費を管理できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による事務経費管理システムの一構成
例を示すブロック図である。
【図2】 ICカードを示すブロック図である。
【図3】 ICカードリーダ/ライタの構成を示すブロ
ック図である。
【図4】 集計装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 電話機の外観を示す平面図である。
【図6】 電話機におけるICカード制御部分を示すブ
ロック図である。
【図7】 ICカードを用いた勤務管理システムの一例
を示すブロック図である。
【図8】 従来の事務経費管理システムの一構成例を示
すブロック図である。
【図9】 従来の他の事務経費管理システムの一構成例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
50 ICカード 70 集計装置 200 ICカードリーダ/ライタ 250A,250B,250C 複写機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部門からなる1つの集団における
    各人が所持し、少なくとも各人が属する部門を特定する
    データが記録された記憶担体と、 前記記憶担体が挿入されると設備を使用可能にするとと
    もに、設備使用後に使用料計算の基礎となる情報を前記
    記憶担体に書き込む情報書込手段と、 前記各記憶担体に書き込まれた情報にもとづいて、各部
    門毎の設備使用料金を計算する料金管理装置とを備えた
    事務経費管理管理システム。
JP9083426A 1997-03-18 1997-03-18 事務経費管理システム Pending JPH10261164A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006056014A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成のための装置、方法およびプログラム、並びに印刷指示のための装置、方法およびプログラム、並びに画像処理システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006056014A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成のための装置、方法およびプログラム、並びに印刷指示のための装置、方法およびプログラム、並びに画像処理システム

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