JPH10262129A - 電話料金管理システム - Google Patents

電話料金管理システム

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Publication number
JPH10262129A
JPH10262129A JP8342597A JP8342597A JPH10262129A JP H10262129 A JPH10262129 A JP H10262129A JP 8342597 A JP8342597 A JP 8342597A JP 8342597 A JP8342597 A JP 8342597A JP H10262129 A JPH10262129 A JP H10262129A
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JP
Japan
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card
call
telephone
terminal
telephone number
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Application number
JP8342597A
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English (en)
Inventor
Yuuri Iwakabe
有里 岩壁
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Daiwa Denki Seisakusho Kk
Original Assignee
Daiwa Denki Seisakusho Kk
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Publication date
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Publication of JPH10262129A publication Critical patent/JPH10262129A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある集団において、誰が電話をかけたのか特
定できないので、私用電話があったことは推測できるも
のの、誰が私用電話をかけたのか特定できない。 【解決手段】 ある集団におけるA〜Cの各部門に設置
された電話機1A,1B,1Cは、構内交換装置2を介
して公衆電話網3に接続される。また、電話料金管理シ
ステムには、集計管理装置70が含まれる。集計管理装
置70において、公用相手先電話番号リストが登録され
ている。集計管理装置70は、相手先電話番号別の通話
一覧表を作成するときに、公用相手先電話番号リストに
記載されていない番号の通話一覧表にその旨を示す情報
を追加しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、企業等の集団にお
いて相手先別に使用電話料金を管理できる電話料金管理
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】1つの企業、1つの工場等の集団におい
て、相手先別に使用電話料金を管理する方法として、以
下のような方法がある。1つは、その集団に設置されて
いる構内交換機システム(PBX)における管理コンピ
ュータによる集計結果を利用する方法である。その集団
内に設置されている通信端末から公衆電話回線に発信さ
れた場合の相手先電話番号および通話料金等がPBX内
の管理コンピュータに記憶されている場合には、それら
をプリントアウトし、リストアップされている各通話の
料金を相手先電話番号毎に集計する。さらに、管理コン
ピュータのプログラムによって、相手先別に使用電話料
金を集計することも考えられるが、集計対象の相手先の
追加を行いたい場合にはプログラムの変更が要求され
る。しかし、ユーザは、一般に、管理コンピュータのプ
ログラムの変更を行うことはできない。PBXが設置さ
れていない場合、または設置されていても上記のような
機能を有していない場合には、各月毎に公衆電話回線提
供業者から供給される通話明細内訳書にリストアップさ
れている各通話の料金を、相手先電話番号毎に集計する
ことになる。公用電話に要した通話料金と私用電話の通
話料金とを区別したい場合に要求される。また、1つの
集団において相手先別に使用電話料金を管理すること
は、顧客別に営業費をきめ細かく管理したい場合等に要
求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
方法によると、相手先別に使用電話料金を管理するにあ
たって非常に手間がかかる。また、誰が電話をかけたの
か特定できないので、私用電話があったことは推測でき
るものの、誰が私用電話をかけたのか特定できない。公
用電話に要した通話料金と私用電話の通話料金とを区別
したいという要求は私用電話をなくしたいという要請に
もとづくものであるが、誰が私用電話をかけたのか特定
できないので、私用電話の通話料金を把握したとして
も、私用電話の撲滅にはつながらない。
【0004】そこで、本発明は、その集団に属する各人
による公用電話と私用電話とを容易に把握できる電話料
金管理システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による電話料金管
理システムは、各人を特定するデータが記録された記憶
担体と、記憶担体が挿入されると使用可能になるととも
に使用後に課金計算の基礎となる情報を記憶担体に書き
込む通信端末と、各記憶担体に書き込まれた情報にもと
づいて、あらかじめ登録された電話番号とそれ以外の電
話番号とを区別して料金管理する料金管理装置とを備え
る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による電話料金管
理システムの一構成例を示すブロック図である。図に示
すように、ある集団におけるA〜Cの各部門に設置され
た電話機1A,1B,1Cは、構内交換装置2を介して
公衆電話網3に接続される。また、電話料金管理システ
ムには、集計管理装置70が含まれる。なお、各電話機
1A,1B,1Cは、構内交換装置2を介さずに直接に
公衆電話網3に接続されていてもよい。
【0007】図2は、各電話機1A,1B,1Cの外観
を示す平面図である。ここでは、記憶担体としてICカ
ードが用いられる場合について説明する。このシステム
における電話機1A,1B,1Cは、送受話器21、ダ
イアル部22および表示部23のほかに、ICカード挿
入口24を有する。図3は、各電話機1A,1B,1C
におけるICカード制御部分を示すブロック図である。
図において、プログラムを内蔵したCPU31は、I/
Oポート32を介して、ダイアル部22の各キーの接点
信号を入力するとともに通話回路側(図示せず)と信号
の授受を行う。また、CPU31は、ICカード挿入口
24に挿入されたICカード50とI/Oポート32を
介してデータをやりとりするとともに、I/Oポート3
2および電圧変換回路33を介してICカード50に書
き込み信号を与える。電圧変換回路33は、ICカード
50に書き込み電圧を与えるものである。さらに、CP
U31には、時計IC34がバス接続されている。な
お、端子35はICカード50に動作電圧を与える端
子、端子38はICカード50にグラウンドレベルを与
える端子である。端子36はICカード50にリセット
信号を与えるための端子、端子37はICカード50に
クロック信号を与えるための端子、端子39はICカー
ド50に書き込み電圧を与えるための端子、端子40は
ICカード50とデータをやりとりするためのデータ入
出力端子である。
【0008】図4は、このシステムで用いられるICカ
ード50を示すブロック図である。図に示すように、I
Cカード50は、プログラムを内蔵したCPU51、E
EPROM52によるメモリ、および端子53〜60を
有するICチップが内蔵されている。端子53は電圧供
給端子であり、端子57はグラウンド端子である。端子
54はリセット信号入力端子、端子55はクロック信号
入力端子、端子58は書き込み電圧供給端子、端子59
はデータ入出力端子である。端子56,60は、使用さ
れない予約端子である。図5は、集計管理装置70の構
成を示すブロック図である。図に示すように、集計管理
装置70は、CPU71、料金集計プログラムが格納さ
れたROM72、データを格納するメモリ73、ICカ
ード挿入口81に挿入されたICカード50とデータを
やりとりするI/Oポート74、キーボード等の入力装
置75、およびプリンタ76を有する。なお、端子85
はICカード50に動作電圧を与える端子、端子88は
ICカード50にグラウンドレベルを与える端子であ
る。端子86はICカード50にリセット信号を与える
ための端子、端子87はICカード50にクロック信号
を与えるための端子、端子89はICカード50に電圧
変換回路78からの書き込み電圧を与えるための端子、
端子90はICカード50とデータをやりとりするため
のデータ入出力端子である。
【0009】次に、動作について説明する。各部門A,
B,Cに在籍する各在籍者には、ICカード50が支給
される。各ICカード50のEEPROM52には、あ
らかじめ各人のID番号とその人が属する部門の部門番
号とが記録されている。ICカード50の保持者が電話
をかける場合には、ICカード50を電話機1A,1
B,1CのICカード挿入口24に差し込む。すると、
ICカード50における端子53,54,55,57,
58,59が、電話機1A,1B,1Cにおける端子3
5,36,37,38,39,40にそれぞれ合致す
る。電話機1A,1B,1CのCPU31は、ICカー
ド50の認証を行う。すなわち、ICカード50の端子
59、電話機1A,1B,1Cの端子40およびI/O
ポート32を介して、EEPROM52に書き込まれて
いる部門番号およびID番号を読み取る。そして、それ
らが、あらかじめ登録されている番号群のうちにあるも
のであれば、電話機1A,1B,1Cによる発信ができ
る状態にする。部門番号およびID番号が登録されてい
ないものであるならば、CPU31は、ダイアル部22
に対する操作が行われたとしても、入力された番号を通
話回路側に渡さないようにする。なお、ICカード50
の認証がパスしなくても、また、ICカード50がIC
カード挿入口24に差し込まれなくても、内線発信は可
能である。
【0010】ICカード50の認証がパスしたら、電話
機1A,1B,1CのCPU31は、ダイアル部22に
入力された番号にもとづいて発呼制御を行う。また、そ
の番号を相手先電話番号として記憶する。構内交換装置
2から、相手先に接続されたことを示す信号を受信した
ら、CPU31は、時計IC34からそのときの日付お
よび時刻を入力し記憶する。送受話器21が置かれたこ
とが通話回路側から知らされたら、すなわち通話が完了
したら、CPU31は、時計IC34からそのときの時
刻を入力する。そして、入力した時刻と記憶されている
時刻との差をとって通話時間を算出する。さらに、CP
U31は、ICカード50の端子59、電話機1A,1
B,1Cの端子40およびI/Oポート32を介して、
EEPROM52の空きエリアに関する情報をICカー
ド50から入力する。そして、I/Oポート32、端子
40およびICカード50の端子59を介して、ICカ
ード50に書き込みアドレスを通知する。書き込みアド
レスは、EEPROM52の空きエリアのうちのいずれ
かである。さらに、CPU31は、I/Oポート32、
端子40およびICカード50の端子59を介して、通
話の相手先電話番号、日付および通話時間をICカード
50に送信する。同時に、I/Oポート32、電圧変換
回路33、端子39およびICカード50の端子58を
介して、ICカード50に書き込み電圧を与える。
【0011】ICカード50において、CPU51は、
書き込みアドレスが通知されると、EEPROM52を
データ書き込み可能状態に設定する。そして、続いて送
信されてくるデータをEEPROM52に与える。EE
PROM52には、端子58を介して書き込み電圧が与
えられるので、データ、すなわち通話の相手先電話番
号、日付および通話時間が書き込まれる。以上のような
処理が完了したら、ICカード50が抜き出し可能にさ
れるので、ICカード50の保持者は、ICカード挿入
口24からICカード50を抜き取る。以上のようにし
て、ICカード50の保持者が外線電話をかけた場合
に、ICカード50に通話の相手先電話番号、日付およ
び通話時間が書き込まれる。
【0012】管理者は、定期的に、例えば各月の最終日
に各人のICカード50を回収する。そして、集計管理
装置70のICカード挿入口81に順次ICカード50
を挿入する。集計管理装置70において、メモリ73に
は、課金テーブルが格納されている。課金テーブルに
は、その集団が存在する地域の市外局番と他の各市外局
番との間の通話の単位料金が格納されている。
【0013】ICカード50が集計管理装置70のIC
カード挿入口81に差し込まれると、ICカード50に
おける端子53,54,55,57,58,59が、集
計管理装置70における端子85,86,87,88,
89,90にそれぞれ合致する。CPU71は、ICカ
ード50の端子59、集計管理装置70における端子9
0およびI/Oポート74を介して、ICカード50の
EEPROM52に書き込まれている部門番号およびI
D番号を読み取る。続いて、ICカード50のEEPR
OM52に書き込まれている各通話の相手先電話番号、
日付および通話時間を順次読み取る。1つの通話の相手
先電話番号、日付および通話時間を読み取るたびに、C
PU71は、課金テーブルを参照してその通話の通話料
金を算出する。すなわち、相手先電話番号の市外局番と
自身が位置する地域の市外局番との間の単位料金に通話
時間を掛け合わせて通話料金を得る。そして、相手先電
話番号毎に、日付、通話時間、通話料金および個人ID
番号を分類する。例えば、今扱っているICカード50
が個人ID番号aを有する個人であり、P,Q,Rとい
う相手先電話番号に関する記録がEEPROM52にあ
ったとすると、相手先電話番号Pのリストに、[その日
付、その通話時間、その通話料金、a]を示す行が追記
される。また、相手先電話番号Qのリストに、[その日
付、その通話時間、その通話料金、a]を示す行が追記
される。さらに、相手先電話番号Rのリストに、[その
日付、その通話時間、その通話料金、a]を示す行が追
記される。なお、ICカード50には部門番号が記録さ
れているので、このとき、部門別リストを作成してもよ
い。すなわち、個人aの所属する部門が部門Aであった
とすると、部門Aのリストにその通話の日付、相手先電
話番号、通話時間、通話料金および個人ID番号を追記
する。なお、これらのリストは、メモリ73内に存在す
る。
【0014】全てのカード保持者のICカード50につ
いての料金集計処理が完了すると、メモリ73内に、相
手先電話番号別の所定期間(例えば1カ月)の通話一覧
表が作成されたことになる。集計管理装置70のCPU
71は、さらに、相手先電話番号別の各通話一覧表にお
ける通話料金の各総和を算出し、それを各一覧表に追記
する。以上のようにして、相手先電話番号別の所定期間
の通話料金の総和が算出される。
【0015】なお、CPU71は、必要ならば、I/O
ポート74、端子90およびICカード50の端子59
を介してICカード50に消去用データを与えるととも
に、電圧変換回路78、端子89およびICカード50
の端子58を介して書き込み電圧を与えることによっ
て、ICカード50のEEPROM52に消去用データ
を書き込む。すなわち、EEPROM52のデータを消
去する。そのようにした場合には、カード保持者が次に
初めて通話するときには、EEPROM52内のデータ
は空になっている。従って、管理期間の当初においてI
Cカード50のメモリ内が空になるので、EEPROM
52が十分な容量を有する場合には、EEPROM52
へのデータ書き込み時にメモリ容量チェックを行う必要
はない。そのようにしない場合には、通話終了時にすで
にICカード50のメモリが満杯になっている場合が生
ずる。そこで、電話機1A,1B,1CのCPU31
は、通話終了時にICカード50のメモリ容量チェック
を行い、満杯であれば最旧データを消去するとともに、
そのアドレス領域に通話の相手先電話番号、日付および
通話時間を書き込む。
【0016】会計担当者は、集計管理装置70の入力装
置75で所定の操作を行うことによってプリンタ70に
通話料金の総和を含む相手先電話番号別の通話一覧表を
出力させることができる。すなわち、相手先電話番号毎
の電話料金を得ることができる。
【0017】集計管理装置70において、メモリ72に
は、課金テーブルの他に、公用相手先電話番号リストが
登録されている。公用相手先電話番号とは、各人の私用
の電話番号ではなく、かつ、あらかじめ登録されている
電話番号である。CPU71は、相手先電話番号別の通
話一覧表を作成するときに、公用相手先電話番号リスト
に記載されていない番号の通話一覧表にその旨を示す情
報を追加しておく。そして、プリンタ70から出力され
る相手先電話番号別の通話一覧表にも、その情報が印刷
される。または、公用相手先電話番号リストに記載され
ていない番号の通話に関する情報を、別の領域群にまと
めて印刷するようにしてもよい。従って、管理者は、公
用相手先電話番号リストに記載されていない相手先電話
番号に対する通話を直ちに把握できる。公用相手先電話
番号リストに記載されていない相手先電話番号が新規顧
客等の電話番号であれば、集計管理装置70における公
用相手先電話番号リストにその番号を追加する等の処理
を行うことができる。公用相手先電話番号リストに記載
されていない相手先電話番号が新規顧客等の電話番号で
ない場合には、通話一覧表には個人ID番号が記載され
ているので、その個人に事情を聴取した上で、その通話
が私用通話であったときには、その個人から料金を徴収
するか、しかるべき指導を行うといった対応を行うこと
ができる。そのような処理を通じて、その集団内の私用
電話を低減することができる。
【0018】なお、その集団内に全体的な管理を行う上
位の計算機が存在する場合には、図5では示されていな
い通信装置を介して、ICカード50から読み取った各
データを上位の計算機に送信するようにしてもよい。そ
の場合には、上位の計算機が通話一覧表を作成する。従
って、集計管理装置70は、単にカード読み取り装置と
して機能すればよい。なお、集計管理装置70が通話一
覧表を作成する場合でも、集計管理装置70はパーソナ
ルコンピュータ等で容易に実現することができる。
【0019】ICカード50のEEPROM52が大容
量のものであれば、EEPROM52に課金テーブルを
組み込んでもよい。その場合には、ICカード50のC
PU51が通話終了直後に通話料金の計算を行う。すな
わち、ICカード50のCPU51は、電話機1A,1
B,1Cから送信されEEPROM52に書き込まれた
相手先電話番号、日付および通話時間を読み取り、課金
テーブルを参照してその通話の通話料金を算出する。す
なわち、相手先電話番号の市外局番と自身が位置する地
域の市外局番との間の単位料金に通話時間を掛け合わせ
て通話料金を得る。そして、通話料金を、相手先電話番
号、日付および通話時間に対応させてEEPROM52
に書き込む。
【0020】そのようにした場合には、集計管理装置7
0は、ICカード50がカード挿入口81に挿入される
と、ICカード50のEEPROM52に書き込まれて
いる部門番号およびID番号を読み取り、続いて、IC
カード50のEEPROM52に書き込まれている各通
話の相手先電話番号、日付、通話時間および通話料金を
順次読み取る。そして、既に説明したような処理によっ
て、メモリ73内に、相手先電話番号別の所定期間(例
えば1カ月)の通話一覧表を作成し、必要ならば、各部
門A,B,Cの通話一覧表を作成する。この場合、集計
管理装置70は、通話料金計算を行わないので、その構
成が簡略化される。
【0021】また、ICカード50のEEPROM52
が大容量のものであれば、ICカード50にそのカード
を所有する者個人単位に、あるいはその者が所属する部
門単位に公用とする公用相手先電話番号を設定し記憶さ
せておき、その公用相手先電話番号リストに記憶されて
いない相手先電話番号に対する通話に対しては、通話し
た者がその場で直ちにわかるように、電話機1A,1
B,1Cの表示部23に表示させるようにしてもよい。
さらに、それぞれの電話機1A,1B,1Cにプリンタ
を設け、公用相手先電話番号リストに登録されていない
通話に関してのみ、その通話に係るデータ(個人名、相
手先番号、日時、通話時間、通話料金等)をプリントア
ウトしてもよい。通話者は、その通話が登録されてはい
ないが公用の通話であった場合には、プリントアウトさ
れた用紙に通話先名や要件を簡単に記載し、さらに、以
後再通話の可能性があれば、所持しているICカードに
公用登録してほしい旨を記入して管理者に提出する。そ
の通話が私用電話であれば、その旨を記載して提出し、
料金を個人負担するようにすることができる。また、E
EPROM52に各公用相手先電話番号および対応短縮
ダイアル番号を組み込んでもよい。その場合には、IC
カード50が電話機1A,1B,1Cのカード挿入口2
4に挿入され、ダイアル部22に短縮ダイアルの入力が
行われると、電話機1A,1B,1CのCPU31は、
ICカード50のCPU51を介してEEPROM52
から該当電話番号を読み出す。そして、その電話番号を
通話回路側に転送して発信を行う。この場合、ICカー
ド50に組み込まれている公用相手先電話番号以外の電
話番号に対する発信を規制すれば、私用電話は完全に撲
滅される。なお、私用の番号ではないが公用相手先電話
番号にはない電話番号、例えば新規顧客等の電話番号に
ついては、集計管理装置70に電話番号書き込みプログ
ラムを用意しておいて、そのプログラムで対応するよう
にしておけばよい。すなわち、新規顧客等の電話番号を
新たに設定したい人は管理者に申告し、管理者がその人
のICカード50を集計管理装置70に掛けて、その番
号を新たな公用相手先電話番号としてICカード50の
EEPROM52に追記すればよい。同時に、集計管理
装置70のメモリ72内の公用相手先電話番号リストに
その電話番号が追記される。さらに、ICカード50の
CPU51が、通話終了時に、公用相手先電話番号毎
に、日付、通話時間および通話料金を分類し、分類結果
をEEPROM52に書き込むようにしてもよい。その
ようにした場合には、集計管理装置70は、ICカード
50がカード挿入口81に挿入されると、ICカード5
0のEEPROM52に書き込まれている部門番号およ
びID番号を読み取り、続いて、ICカード50のEE
PROM52に書き込まれている公用相手先電話番号毎
の日付、通話時間および通話料金を順次読み取る。そし
て、既に説明したような処理によって、メモリ73内
に、相手先電話番号別の所定期間(例えば1カ月)の通
話一覧表を作成し、必要ならば、各部門A,B,Cの通
話一覧表を作成する。集計管理装置70は、公用相手先
電話番号に関する日付、通話時間および通話料金の分類
を行わずに公用相手先電話番号についての通話一覧表を
作成でき、構成が簡略化される。
【0022】以上のように、各人にICカード50を保
持させ、集計管理装置70で通話料金の集計を行う場合
には、よりきめ細かい電話料金管理を行うことができ
る。例えば、PBXの管理コンピュータによる電話料金
管理を利用した場合には、相手先電話番号別の通話一覧
表を作成するのは容易ではない。また、部門別の通話一
覧表を作成するのも容易ではない。一般に部門Aに属す
る個人aが部門Bに設置されている電話機1Bを利用す
ることができるが、その場合には、本来部門Aの経費と
して扱われるべきところ、部門Bの経費として扱われて
しまう。本発明のように、ICカード50に部門番号を
記録しておくようにすれば、正確に部門単位の電話料金
管理を行うことができる。また、集計管理装置70を簡
易なパーソナルコンピュータ等で実現できるので、本シ
ステムにかかるコストはそれほど大きくない。後で例示
するようにICカード50を他の業務効率化処理にも利
用するようにすれば、本システムにかかるコストをより
低下させることができる。
【0023】上記の実施形態では、各電話機1A,1
B,1Cにあらかじめ番号群が登録されていて、挿入さ
れたICカード50に記録されている各人のID番号と
部門番号とが、登録されている番号群のいずれかの番号
と一致したら使用許可されたが、各電話機1A,1B,
1Cにそのような番号群を登録しておかなくてもよい。
その場合には、カード保持者は、ICカード50を電話
機1A,1B,1Cに挿入後、まず、ダイアル部22か
らID番号をキー入力する。電話機1A,1B,1Cの
CPU31は、入力されたID番号とICカード50に
記載されているID番号とを比較して一致したら電話機
使用可能状態にする。
【0024】なお、ここでは、ICカード50に個人の
ID番号と部門のID番号との双方が記録されている場
合について説明したが、個人のID番号のみが記録され
ていてもよい。個人のID番号のみが記録されている場
合でも、個人のID番号−部門の対応表が用意されてい
れば、料金集計時に、個人のID番号からその人が属す
る部門が特定される。
【0025】各人にICカード50をもたせた場合に
は、ICカード50を用いた種々の業務効率化処理を行
うことができる。例えば、ICカード50に個人のID
番号が記録されているので、タイムカードとして利用す
ることもできる。図6は、ICカード50を読み取るタ
イムレコーダ101および業務管理コンピュータ110
を含む勤務管理システムの一例を示すブロック図であ
る。各人は、出勤時および退出時にICカード50をタ
イムレコーダ101のカード挿入口102に差し込む。
すると、時計を内蔵しているタイムレコーダ101は、
個人のID番号とそのときの時刻を業務管理コンピュー
タ110に送信する。業務管理コンピュータ110は、
それらのデータを受信して所定の勤務管理処理を行う。
【0026】そのようなシステムがある場合に、定期的
に、例えば各月の最終日にタイムレコーダ101がIC
カード50に記録されている各通話の相手先電話番号、
日付および通話時間を順次読み取り、それらのデータも
業務管理コンピュータ110に送信すれば、業務管理コ
ンピュータ110は、既に説明した相手先電話番号毎毎
および部門毎の料金集計を行うことができる。タイムレ
コーダ101によるICカード50のデータ読み取り処
理は、既に説明した集計管理装置70におけるデータ読
み取り処理と同じである。また、業務管理コンピュータ
110における集計処理は、既に説明した集計管理装置
70における集計処理と同じである。
【0027】この場合には、所定期間(例えば1カ月)
の通話一覧表を作成するにあたって、各人のICカード
50を回収する必要はない。各人がタイムレコーダ10
1にICカード50をかけるだけで、通話一覧表の作成
と通話料金集計処理が業務管理コンピュータ110で実
行される。
【0028】なお、ここでは端末として電話機1A,1
B,1Cを例にとったが、データ端末等についても本発
明は同様に適用される。また、記憶担体としてICカー
ドを用いた場合について説明したが、メモリカード、磁
気カード、光カード等の他の記憶担体を用いることもで
きる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電話料
金管理システムが、各人を特定するデータが記録された
記憶担体と、記憶担体が挿入されると使用可能になると
ともに使用後に課金計算の基礎となる情報を記憶担体に
書き込む通信端末と、各記憶担体に書き込まれた情報に
もとづいて、あらかじめ登録された電話番号とそれ以外
の電話番号とを区別して料金管理する料金管理装置とを
備えた構成になっているので、その集団に属する各人に
よる公用電話と私用電話とを容易に把握でき、ひいては
集団の構成者による私用電話を低減することができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電話料金管理システムの一構成
例を示すブロック図である。
【図2】 電話機の外観を示す平面図である。
【図3】 電話機におけるICカード制御部分を示すブ
ロック図である。
【図4】 ICカードを示すブロック図である。
【図5】 集計管理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】 ICカードを用いた勤務管理システムの一例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C 電話機 50 ICカード 70 集計管理装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの集団における各人が所持し、各人
    を特定するデータが記録された記憶担体と、 前記記憶担体が挿入されると使用可能になるとともに、
    使用後に課金計算の基礎となる情報を前記記憶担体に書
    き込む通信端末と、 前記各記憶担体に書き込まれた情報にもとづいて、あら
    かじめ登録された電話番号とそれ以外の電話番号とを区
    別して料金管理する料金管理装置とを備えた電話料金管
    理システム。
  2. 【請求項2】 料金管理装置は、あらかじめ登録された
    電話番号以外の電話番号に関わる情報を表示する請求項
    1記載の電話料金管理システム。
JP8342597A 1997-03-18 1997-03-18 電話料金管理システム Pending JPH10262129A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7263724B2 (en) 2000-10-10 2007-08-28 Sharp Kabushiki Kaisha Unauthorized usage monitoring system for image forming apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7263724B2 (en) 2000-10-10 2007-08-28 Sharp Kabushiki Kaisha Unauthorized usage monitoring system for image forming apparatus

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